JP2007505926A - 嚢胞性線維症、粘液線毛機能不全、及び肺疾患の治療薬としてのポリエーテルブレベトキシン誘導体 - Google Patents
嚢胞性線維症、粘液線毛機能不全、及び肺疾患の治療薬としてのポリエーテルブレベトキシン誘導体 Download PDFInfo
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Abstract
Description
PbTx−2:Rは、CH2C(=CH2)CHOであり、
PbTx−3:Rは、CH2C(=CH2)CH2OHであり、
PbTx−5:Rは、CH2C(=CH2)CHOであり、C37は(OHの代わりに)OAcであり、
PbTx−6 Rは、CH2C(=CH2)CHOであり、C27、C28は(二重結合の代わりに)エポキシドであり、
PbTx−8 Rは、CH2COCH2Clであり、
PbTx−9 Rは、CH2CH(CH3)CH2OHである。
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C3〜C8シクロアルキルカルボニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、それぞれ、利用できる任意の炭素原子上において、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C1〜C10アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、アミノ(C1〜C6)アルキル、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、又はジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルで場合によっては置換されており、
R1は、H、又は−(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3が一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、C=O、CH2、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]を形成することができ、
Yは、CH=CH、C(O)、CH(CH3)、又はCH2であり、
nは、1又は0であり、
但し、OR2とOR3が一緒になって式(Ia)の環を形成する場合、Xは、C=Oであり、二重結合が存在し;Aが
である場合、且つnが1である場合、Rが
ではないことを条件とする]、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せを提供する。
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−COCH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]を形成することができ、
Yは、CH=CH、C=O、又はCH2であり、
nは、1又は0であり、
但し、OR2とOR3が一緒になって式(Ia)の環を形成する場合、Xは、C=Oであり、二重結合が存在し、Aが
である場合、及びnが1である場合、Rは、
ではないことを条件とする]、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せも提供する。
[式中、
Rは、H、OH、ハロゲン、C1〜C6低級アルキル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド;ホルミルなどのアルデヒド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
nは、1又は0であり、
Yは、C=O、CH=CH、CHCH3、又はCH2である]、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せを提供する。
[式中、
Rは、H、OH、ハロゲン、C1〜C6低級アルキル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アルデヒド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
nは、1又は0であり、
Yは、CH=CH、C=O、CH(CH3)、又はCH2である]、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せを提供する。
本明細書で使用する科学及び技術用語はすべて、別段の定義のない限り、本発明が属する当技術分野における技術者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
であり、OR2及びOR3が式(Ia)の環
[式中、XはC=Oであり、
YはCH=CHであり、Rは置換ベンゾイル、又は置換ナフトイルである]を表すものが含まれる。これら化合物は、以降、式A−1の化合物と呼ばれる。
[式中、Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミン、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリン、ピリミジン、ヘテロ環、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いは、OR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]を形成することができ、
Yは、CH=CH、C=O、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0であり、
但し、OR2とOR3が一緒になって式(Ia)の環を形成する場合、Xは、C=Oであり、二重結合が存在し、Aが
である場合、及びnが1である場合、Rは
ではないことを条件とする]、
或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せに関する。
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミン、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリン、ピリミジン、ヘテロ環、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−COCH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
或いは、OR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]を形成することができ、
Yは、CH=CH、C=O、又はCH2であり、
nは、1又は0であり、
但し、OR2とOR3が一緒になって式(Ia)の環を形成する場合、Xは、C=Oであり、二重結合が存在し、Aが
である場合、及びnが1である場合、Rは
ではないことを条件とする]、
或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せを提供する。
[式中、
Rは、H、OH、ハロゲン、C1〜C6低級アルキル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アルデヒド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Yは、C=O、CH=CH、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0である]、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、複合体、又はそれらの組合せにも関する。
[式中、
Rは、H、OH、ハロゲン、C1〜C6低級アルキル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アルデヒド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Yは、C=O、CH=CH、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0である]を有する。
本発明の化合物、前記化合物を含む製剤、及び薬剤として許容できるその塩は、対象、好ましくは哺乳類、より好ましくは粘液輸送低下を伴なう疾患又は病態のヒトを治療するのに有用であり、このような疾患又は病態の発症を予防又は遅延させる助けとなるのに有用である。本発明の化合物及び製剤は、特に慢性気道閉塞、喘息、肺疾患、肺感染、及び嚢胞性線維症の進行を治療し、予防し、又は減速させるのに有用である。粘液輸送低下を伴なう疾患及び病態、並びに関連した症状を治療又は予防する場合、本発明の化合物は、対象に最善であるように、個別に、又は組合せで使用することができる。
本発明の化合物を、経口、非経口(IV、IM、デポ−IM、SQ、及びデポSQ)、舌下、鼻腔内、吸入、くも膜下腔内、局所、膣内、又は直腸投与することができる。当業者に知られている剤形は、本発明の化合物の送達に適している。
様々な合成方法を使用して、本発明の化合物を作製することができる。いくつかのブレベトキシンが適切な出発材料である。適切な 方法は当技術分野で知られている。本発明の化合物をこのような出発材料から調製するための代表的な合成手順は、例えば、Mende,T.J.ら、Tetr.Lett.、1990年、31巻、37号、5307〜5310頁;Trainer,V.L.ら、Molec.Pharm.、1991年、40巻、6号、988〜994頁;Keck,G.E.ら、Tetrahedron Lett.、1987年、28巻、139〜142頁; Alvarez,E.ら、Chem.Rev.、1995年、95巻、1953〜1980頁;Reinら、1994年:(a)J.Org Chem.、59巻、2107〜2113頁;(b)J.Org.Chem.、59巻、2101〜2106頁に開示されている。これらの参考文献はそれぞれ、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。特定の手順に対して小さな修正を行って、本発明の化合物に到達できることを当業者は理解されよう。
(PbTx−3に対して)10倍過剰のカルボニルジイミダゾール、及び対応する酸(安息香酸、α−ナフトエ酸、又はβ−ナフトエ酸)を乾燥ベンゼン中で、窒素下、室温で組み合わせた。溶液を30分間攪拌し、次いで5mLの反応バイアル中のPbTx−3に添加した。反応バイアルをシールし、混合物を80℃で終夜攪拌した。反応混合物を等体積(3×)の飽和重炭酸ナトリウム、等体積(3×)の10%HCIで洗浄し、真空下に蒸発させた。残渣をHPLCを使用して精製した。
PbTx−2のC−42のエステルへの酸化(1)。Coreyによって記述された手順に従って、活性化MnO2を用いて、PbTx−2(4.8mg、5.37uM)を、シアノヒドリンを経由して対応するメチルエステル1に酸化した。反応混合物をセライトでろ過し、真空中で濃縮した。残渣を水(15mL)に取り込み、エーテル(3×15mL)で抽出した。エーテル相を真空中で蒸発させ、残渣をHPLCで精製すると、所望の生成物が3.624mg(73%)得られた。DCI MS(NH3):925(M+1)、942(M+NH4)、906(MH20)。
カルボン酸(2)を生成するためのメチルエステル1の加水分解。メチルエステル1(3.759mg、4.068uM)を2mLのTHF/H20(50:50)に溶解した。KOH水溶液(0.4mL、10mg/mL)を添加し、反応混合物を周囲温度で2日間攪拌した。水(1mL)を添加し、混合物をエーテル(3×2mL)で抽出した。水相を10%HC1で酸性にし、酢酸エチル(3×2mL)で抽出し、有機相を真空中で蒸発させた。この残渣は、2つの生成物の混合物からなっていた。NMRデータを基準として、これらの2つの生成物は、無変化(intact)のラクトン環Aを有するC−42カルボン酸、及び加水分解されたラクトン環Aを有するC−42カルボン酸と思われる。残渣をTHF(1mL)に取り込み、触媒量のp−トルエンスルホン酸を添加した。混合物を1時間攪拌し、次いで真空中で蒸発させた。残渣を水(1mL)に取り込み、酢酸エチル(3×2mL)で抽出した。溶媒を真空中で蒸発させると、粗生成物3.469mg(93%)が得られた。残渣をHPLCで精製すると、2が1.019mg(28%)得られた。1HNMR。DCI MS(NH3):911(M+1)、929(M+NH4)、892(M−H20)。
(3)を生成するためのPbTx−3のC−2、C−3二重結合の還元。Hudlickyの手順に従って、PbTx−3(4.00mg、4.46uM)、及びMg(約200mg、99.98%、カナダオンタリオ州ヘイリーのTimminco metals(Haley、Ontario、Canada)から)を真空中、P206で18時間乾燥した。メタノール(CaH2を用いて新たに蒸留された3mL)を添加し、混合物を窒素下、室温(氷浴での冷却が必要であった)で2時間攪拌した。HC1(10%、10mL)を添加して、マグネシウムメトキシド及び残部のマグネシウムを溶解した。反応混合物を約5mLにまで濃縮し、エーテル(3×15mL)で抽出した。エーテル相を真空中で蒸発させ、残渣をHPLCで精製した。この単離した材料は、質量スペクトル及びNMRデータによって立証して、C−2、C−3二重結合が還元された所望の生成物、並びに二重結合が還元され、且つラクトンが開環してメチルエステルになった第2の生成物からなるものであった。この混合物をTHFに取り込み、少量のp−TsOH酸を添加した。混合物を1時間攪拌し、次いで真空中で蒸発させた。残渣を水(1mL)に取り込み、酢酸エチル(3×2mL)で抽出した。真空中で蒸発させると、3が3.256mg(81%)得られた。DCI MS(NH3):899(M+1)、916(M+NH,,)、880(M−H20)。HRMS(DCI):Cr、oH74014(MH+)としての計算値899.5156、実測値899.5128。
(4)を生成するためのPbTx−9のC−2、C−3二重結合の還元。PbTx−9(7.49mg、8.34AM)を3の調製について記述した手順に従って還元して、4を1.645mg(22%)得た。1H NMRスペクトルを補助資料に示す。DCI MS(NH3):901(M+1)、918(M+NH4)、882(M−H,O.HRMS(DCI):C6pHqgO14(MH+)としての計算値901.5313、実測値901.5323。
(5)及び(6)を形成するためのPbTx−3の水素化ホウ素ナトリウム還元。PbTx−3(3.451mg、3.85uM)を2.5mLのEtOHに溶解した。大過剰のNaBH4(5mg)を1回で添加した。反応混合物を周囲温度で18時間攪拌した。過剰のNaBH4は、10%HCIを慎重に添加することによって、分解した。反応混合物を真空中で、1mLまで濃縮し、CH2C12(3×2mL)で抽出した。次いで、有機相を合わせ、蒸発乾固し、残渣/残基をHPLCで精製した。2本のピークをHPLCから収集した。第1のピークは、副生成物5,0.755mg(22%)であり、第2のピークは、主生成物6,1.042mg(30%)であった。化合物5。DCI MS(NH3):880,729。FAB MS(m−ニトロベンジルアルコールマトリックス):901(M+1)。
(7)を生成するためのPbTx−3の接触還元。PbTx−3(1.8mg、2.00wM)をi−PrOH(1mL)に溶解した。酢酸(50AL)、及び触媒量の10% Pd担持活性炭を添加した。反応混合物を、H2の雰囲気中、周囲温度で24時間攪拌した。懸濁剤をセライトでろ過し、真空中で濃縮して、7を0.986mg(54%)得、さらに精製しなかった。DCI MS(NH3):903(M+1)、920(M+NH4)、894(M−H20)。HRMS(DCI):CrOH。8014(MH+)としての計算値903.5470、実測値903.5444。
PbTx−6を生成するためのPbTx−2のC−27、C−28二重結合のエポキシ化。小規模調製向けにAdaml7によって記述された手順に従って、ドライアイス冷却器に接続させた蒸留装置で、ジメチルジオキシランを発生させた。受器フラスコに、5.0mLのアセトン中PbTx−2(2.33mg)を加え、氷/塩浴で冷却した。反応をHPLCで監視した。PbTx−2のすべてが消費されると、アセトンを真空中で蒸発させ、残渣を1.0mLのメタノールに取り込み、HPLCで精製して、PbTx−6を2.25mg(95%)を得た。DCI MS(NH3):911(M+1)、928(M+NH4)、893(M−H2O)。1H及び13C NMRは、Shimizuによって報告されたものと同一であった。
気道力学実験プロトコル
気道力学の測定−鎮静剤を投与していないヒツジを、カート中に腹臥位で、その頭部を固定して拘束した。鼻道を2%リドカイン溶液で局所麻酔した後、バルーンカテーテルを、一方の鼻孔に通して下部食道へ進める。フレキシブル気管支光ファイバースコープを使用して、動物に、カフ付き気管内チューブを他方の鼻孔に通して挿管する。胸腔内圧を、胃食道接合部から5〜10cmに配置された食道用バルーンカテーテル(1mLの空気を充填)を用いて推定する。この位置では、呼気終末時の胸腔内圧は、−2〜−5cmH2Oである。バルーンを配置すると、それは実験の期間、所定の位置にとどまるように確保される。気管側圧は、気管内チューブの先端を通り抜けて進め、それより遠位に配置させたサイドホール付きカテーテル(内側寸法、2.5m)を用いて測定する。気管内圧と胸腔内圧との圧差である肺内外圧差は、周波数9Hzまで電圧と電流の位相のずれを示さない差圧変換器付きカテーテルシステムを用いて測定する。肺抵抗(RL)の測定では、気管内チューブの近位端を呼吸気流計(Fleisch、Dyna Sciences、米国ペンシルベニア州ブルーベル(Blue Bell、PA))に接続する。電流及び肺内外圧差の信号を、等容の技法によって、肺内外圧差、呼吸量(デジタル積分で得られた)、及び電流から、RLをオンラインで計算するためのコンピュータに連結させたオシロスコープレコーダで記録する。RLを決定する(Abrahamら、1994年)ため、5〜10回の呼吸の分析を用いる。
Claims (42)
- 式(I)の化合物
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキルカルボニル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、CH2、C(O)、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]を形成することができ、
Yは、CH=CH、C(O)、CH(CH3)、又はCH2であり、
nは、1又は0であり、
但し、OR2とOR3は一緒になって式(Ia)の環を形成する場合、Xは、C=Oであり、二重結合が存在し;Aは
であり、YはCH=CHであり、且つR1はHであり、且つnは1である場合、Rは
ではないことを条件とする]、
或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、エステル、アミド、水和物、複合体、又はそれらの組合せ。 - R2とR3が一緒になって式(Ia)の環を形成する請求項1に記載の化合物。
- 請求項1に記載の化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、エステル、アミド、溶媒和物、水和物、複合体、又は組合せ;及び少なくとも1つの薬剤として許容できる担体、賦形剤、溶媒、アジュバント、又は希釈剤を含む医薬製剤。
- 単位剤形である請求項19に記載の医薬製剤。
- 請求項11に記載の化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、エステル、アミド、溶媒和物、水和物、複合体、又は組合せ、及び少なくとも1つの薬剤として許容できる担体、賦形剤、溶媒、アジュバント、又は希釈剤を含む医薬製剤。
- 単位剤形である請求項21に記載の医薬製剤。
- 対象における粘液輸送低下を伴なう疾患の治療方法であって、このような治療を必要としている対象に、治療有効量の式Xの化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、エステル、アミド、複合体、又はそれらの組合せを投与することを含み、式Xが
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、CH、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]
を形成することができ、
Yは、CH=CH、C=O、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0である]
である方法。 - 対象における粘液輸送低下を伴なう疾患の治療方法であって、このような治療を必要としている対象に、治療有効量の請求項11に記載の化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、エステル、アミド、複合体、又はそれらの組合せを投与することを含む方法。
- 治療有効量が、1日当たり約0.1pg〜約100mgの用量で投与される請求項23に記載の方法。
- 治療有効量が、1日当たり約0.1pg〜約10μgの用量を含む請求項25に記載の方法。
- 治療有効量が、1日当たり約0.1pg〜約100mgの用量を含む請求項24に記載の方法。
- 慢性気道閉塞、喘息、肺疾患、肺感染、又は嚢胞性線維症を有する、或いは発症するリスクが高まっている対象の治療方法であって、このような治療を必要としている対象に、治療有効量の式Xの化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、エステル、アミド、複合体、又はそれらの組合せを投与することを含み、式Xが
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、CH、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]
を形成することができ、
Yは、CH=CH、C=O、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0である]
である方法。 - 慢性気道閉塞、喘息、肺疾患、肺感染、又は嚢胞性線維症を有する、或いは発症するリスクが高まっている対象の治療方法であって、このような治療を必要としている対象に、治療有効量の請求項11に記載の化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、エステル、アミド、水和物、複合体、又はそれらの組合せを投与することを含む方法。
- 治療有効量が、1日当たり約0.1pg〜約100mgの用量で投与される請求項28に記載の方法。
- 治療有効量が、1日当たり約0.1pg〜約100mgの用量を含む請求項29に記載の方法。
- 細胞における粘液輸送の調節方法であって、細胞を、有効量の式Xの化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、エステル、アミド、複合体、又はそれらの組合せと接触させることを含み、式Xが
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、CH、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]
を形成することができ、
Yは、CH=CH、C=O、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0である]
である方法。 - 細胞における粘液輸送の調節方法であって、細胞を、有効量の請求項11に記載の化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、エステル、アミド、水和物、複合体、又はそれらの組合せと接触させることを含む方法。
- 対象における粘液線毛機能不全を伴なう疾患の治療方法であって、このような治療を必要としている対象に、治療有効量の式Xの化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、水和物、エステル、アミド、複合体、又はそれらの組合せを投与することを含み、式Xが、
[式中、
Aは、
であり、
Rは、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルケニルエステル、アミノ、アミド、アリールエステル、シクロアルキルエステル、シクロアルケニルエステル、プリニル、ピリミジニル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
R1は、H、又は−(CO)CH3であり、
R2及びR3はそれぞれ出現するたびに独立に、
であり、
或いはOR2とOR3は一緒になって式(Ia)の6員環
[式中、Xは、CH、C=O、又はCH(CH3)であり、
括弧付きの破線の結合は、骨格への結合を示す]
を形成することができ、
Yは、CH=CH、C(O)、CHCH3、又はCH2であり、
nは、1又は0である]
である方法。 - 対象における粘液線毛機能不全を伴なう疾患の治療方法であって、このような治療を必要としている対象に、治療有効量の請求項11に記載の化合物、或いは薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、エステル、アミド、水和物、複合体、又はそれらの組合せを投与することを含む方法。
- 次式の化合物
[式中、
Aは、
であり、
Rは、アリール、又はヘテロアリールであり、それぞれは、独立にC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C1〜C10アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、アミノ(C1〜C6)アルキル、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、又はジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルである最高5個の基で置換されており、
Yは、CH=CH、C(O)、CH(CH3)、又はCH2であり、
nは、1又は0である]、
或いは、薬剤として許容できるその塩、溶媒和物、アミド、エステル、水和物、複合体、又はそれらの組合せ。 - nが0であり、且つRがベンゾイル、又はナフトイルであり、それぞれが、1〜4個のRbで置換されており、
Rbがそれぞれ独立に、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C1〜C10アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、アミノ(C1〜C6)アルキル、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、又はジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルであり、
或いは任意の隣接する2つのRb基は、これらが結合している原子と一緒になって部分飽和した5〜8員環を形成し、5〜8員環は1〜3個のReで場合によっては置換されており、
Reはそれぞれ、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C1〜C10アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、アミノ(C1〜C6)アルキル、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、又はジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルである
請求項37に記載の化合物、エステル、又は塩。 - Rが、1〜3個のRbで置換されたベンゾイルであり、Rbがそれぞれ独立に、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C1〜C10アルコキシ、ハロゲン、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、又はジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルである請求項38に記載の化合物、エステル、又は塩。
- Rが、1〜2個のRbで置換されているベンゾイルであり、Rbがそれぞれ独立に、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C2〜C10アルケニル、又はC2〜C10アルキニルである請求項38に記載の化合物、エステル、又は塩。
- Rが、1〜3個のRbで置換されているナフトイルであり、Rbがそれぞれ独立に、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C1〜C10アルコキシ、ハロゲン、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、モノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、又はジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルである請求項38に記載の化合物、エステル、又は塩。
- Rが、1〜2個のRbで置換されているナフトイルであり、Rbがそれぞれ独立に、C1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、C3〜C8シクロアルキル(C1〜C6)アルコキシ、C2〜C10アルケニル、又はC2〜C10アルキニルである請求項38に記載の化合物、エステル、又は塩。
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