JP2007504584A - ディスク駆動装置、並びにcd及びdvdを認識する方法 - Google Patents

ディスク駆動装置、並びにcd及びdvdを認識する方法 Download PDF

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Abstract

光ディスクの形式(CD;DVD)を認識する方法において、光ビーム(32)を発生させて、光ディスク(2)からの反射を生じさせ;光学レンズ(34)は、光ディスク(2)に対して軸方向に動かされ;検出器出力信号(S)を分析して、いつ(P1;t)光ビーム(32)の焦点が光ディスクの表面と実質的に一致したかと、いつ(P2;t)焦点が情報層と実質的に一致したかとを検出し;厚さ時間Δtを式:Δt=t−tに従って算出し;測定された厚さ時間Δtを、CDディスクの厚さ時間Δtの経験に基づいた平均値(ΔtAV(CD))から、又はDVDディスクの厚さ時間Δtの経験に基づいた平均値(ΔtAV(DVD))から、又はこれら双方から算出される基準値(ΔtREF)と比較する。

Description

この発明は、一般に光記憶ディスクとの間で情報を書き込み/読み出しするためのディスク駆動装置に関するものである。以下、かかるディスク駆動装置を「光ディスクドライブ」とも言う。さらに、この発明は、ディスク駆動装置に挿入されたディスクの形式を同定する方法にも関する。
公知のように、種々のフォーマットに従って光ディスクが開発されてきた。ここでは、例としてCD及びDVDについて言及するが、この発明の要旨は他のディスク形式にも適用可能である。従来、ディスクドライブは、専用装置として、すなわち1つのディスク形式のみに適合可能なように開発されていた。したがって、例えば、一方ではCD形式の光ディスクドライブが開発されており、他方ではDVD形式の光ディスクドライブが開発されている。かかる専用ディスクドライブは、一形式の光ディスクのみに適合可能であり、かかるドライブに間違った形式のディスクが挿入されると、ディスクドライブはこのディスクを取り扱うことができず、エラーメッセージをもって応答する。換言すれば、かかる専用ディスクドライブは、期待されるディスク形式を知っており、「間違った形式」は期待されたディスク形式のフォーマットに従って取り扱われる。
より最近になって、2種(又はそれ以上)の異なる形式のディスクを取り扱うことのできるディスクドライブが開発されている。かかる様式のディスクドライブを、マルチドライブと呼ぶものとする。具体例として、CD及びDVDを取り扱うマルチドライブを以下に説明するが、かかる説明は、この発明の保護範囲をこの例に制限することを意図するものではないことに留意すべきである。なぜなら、この発明の要旨は、他の形式のディスクにも適用可能だからである。
マルチドライブは、ディスクが2種(又はそれ以上)の異なる形式のディスクのいずれかであることを期待しているので、新しいディスクが挿入された場合に、正しい形式でディスクを取り扱うことができるように、ディスクの形式を確認する必要がある。
したがって、マルチドライブにおいては、ディスク形式を判断する方法及び装置に対する必要性がある。
ディスク形式を判断する公知の方法のひとつは、「試行錯誤」と呼ぶことができる。ディスクドライブは、まずディスクを第1の形式、例えばCDと仮定し、CDは合格するが、他の形式のディスク、例えばDVDは不合格となるであろうCDフォーマットに従って多くの試験を実施する。ディスクがこれらの試験に合格した場合には、CD形式と判断する。ディスクが不合格となった場合には、ディスクドライブは、ディスクをDVD形式と仮定し、DVDフォーマットに従って多くの試験を実施する。ディスクが第2の試験に合格した場合には、DVD形式と判断する。この公知のディスク形式判断方法は、信頼性できる結果を導くものであるが、幾分時間を要するという欠点を有する。以下、この公知のディスク形式判断方法を従来型試験と呼ぶものとする。
したがって、この発明の主な目的は、信頼性を低下することなく、より時間のかからないディスク形式判断方法を提供することにある。
CD及びDVDがある種の測定可能なパラメータに対して相互に異なる値を有すれば、大幅な改善が達成できるであろう。その場合、ディスクの形式は、かかるパラメータを測定するより、直接的に確認することができる。
CD及びDVDをお互いに識別する重要な特徴は、ディスク表面と記憶層の間の距離であり、以下、これをディスク厚さと呼ぶ。CDは1.2mmの厚さを有し、一方、DVDは0.6mmの厚さを有する。したがって、CDとDVDを認識する方法、又は少なくともCDとDVDを識別する方法は、ディスク厚さの測定を基にして開発されている。厚さが約0.6mmである(又は、例えば0.9mmである基準値より小さい)場合に、ディスクはDVDであるとの判断を下し、一方、厚さが約1.2mmである(又は、例えば0.9mmである基準値よりも大きい)場合に、ディスクはCDであるとの判断を下す。
米国特許第6,061,318号明細書には、ディスク厚さに基づいてディスク形式を選別する方法が開示されている。ランプ電圧を用いて焦点アクチュエータを制御して、レーザー光の焦点がディスクに向かって軸方向に移動するように、対物レンズを軸方向に移動させ、焦点エラー信号を監視する。焦点エラー信号の特性は、焦点がディスク表面到達する第1の瞬間と、焦点が情報層に到達する第2の瞬間とに表れる。ディスク厚さは、アクチュエータ駆動電圧の勾配により決まる光学レンズの移動速度を考慮した上で、第1の瞬間と第2の瞬間との間の時間差から計算できる。
この方法の利点は、判定結果を迅速に提供することができる点である。ところが、この文献によれば、この方法は、厚さの絶対測定として用いられる。しかし、この方法はあまり信頼できない。まず、アクチュエータ感度、すなわち制御電圧(mm/V)の関数としての移動は正確に分かっている定数ではないため、光学レンズの移動速度は正確には分かっていない。典型的には、この感度は0.65mm/Vから1.3mm/Vの範囲内にある。ある特定のアクチュエータに対してさえも、この感度は、アクチュエータの年齢及びアクチュエータの状態(例えば温度)により変動し得る。したがって、第1の瞬間と第2の瞬間の時間差を非常に正確に測定しても、対応する空間的距離は不確実である。
第2に、CD及びDVDの厚さは、ある程度の変動を示すことがある。したがって、この発明の他の目的は、これらの問題点を克服することにある。より具体的には、この発明は、ディスク厚さの変動及びアクチュエータ感度の変動を考慮に入れた、改善されたディスク認識方法を提供することを目的とする。
この発明の重要な側面によれば、ディスクドライブは、最初に作動された後、学習ステージで運転され、ここでディスクドライブに挿入されたCD及びDVDの厚さに関するデータを収集する。収集されたデータから、平均CD厚さ及び平均DVD厚さを算出する。収集されたデータの量が十分に大きく、算出された平均CD厚さ及び算出された平均DVD厚さが十分に信頼できると考えられる場合には、ディスクドライブは、測定された厚さと、算出された平均CD厚さ及び算出された平均DVD厚さから得られる判定しきい厚さとの比較に基づいて、ディスクが判定される第2のステージでの運転に移行される。
図面を参照しつつ、この発明の前記した及び他の側面、特徴及び利点を以下でさらに説明する。図中、同一の参照番号は、同一又は類似の部分を表す。
図1は、光ディスク駆動装置1の概略図であり、この装置1は、典型的にはDVD又はCDである光記憶ディスク2に情報を記憶する又はこれから情報を読み出すのに適している。光ディスク2は、連続するらせんの形又は多数の同心円の形のいずれかで、情報をデータパターンの形で記憶することのできる記憶スペースの少なくとも1つのトラックを含む。製造の間に情報が記録される場合には、光ディスクを読み出し専用(リードオンリー)形式とすることもでき、ユーザはこの情報を読み出すことのみができる。また、ユーザによって情報が格納される場合には、光ディスクを書き込み可能形式とすることもできる。光ディスク技術、すなわち情報を光ディスクに格納する方法、及び光データを光ディスクから読み出す方法は、一般によく知られているので、この技術についてここでより詳細に説明する必要はない。
ディスク2を回転するために、ディスク駆動装置1は、フレーム(簡略化のために図示せず。)に固定され、回転軸線5を定めるモーター4を具える。ディスク2を受容しかつ保持するために、ディスク駆動装置1は回転ハブ又は締付けハブ6を具えることができ、これは、スピンドルモーター4の場合には、モーター4のスピンドル軸7に取り付けられる。
さらに、ディスク駆動装置1は、光ビームを用いてディスク2のトラックをスキャンするための光学系30を具える。より具体的には、図1に示す例示的な配置において、ディスク駆動装置1は、2形式のディスク、すなわち例えばCD及びDVDを取り扱うよう設計されたマルチドライブである。光学系30は、第1の光ビーム発生手段31及び第2の光ビーム発生手段41を具えており、それぞれの手段は、典型的にはレーザーダイオード等のレーザーであり、それぞれ第1の光ビーム32及び第2の光ビーム42を発生するよう配置されている。以下、光ビーム32、42の光路の異なる部分は、参照番号32、42への添字a、b、c等により表す。1形式のディスク、すなわち例えばCDのみを取り扱うよう設計されたディスク駆動装置では、典型的には1個のレーザーダイオードがあるのみであることに留意されたい。
第1の光ビーム32は第1のビームスプリッタ43、第2のビームスプリッタ33、コリメータレンズ37及び対物レンズ34を通過し、ディスク2に到達する(ビーム32b)。第1光ビーム32bはディスク2から反射し(反射第1光ビーム32c)、対物レンズ34、コリメータレンズ37及び第2ビームスプリッタ33を通過し(ビーム32d)、光検出器35に到達する。
第2光ビーム42はミラー44により反射され、第1ビームスプリッタ43を通過した後、参照番号42b、42c、42dで示す第1光ビーム32の光路と類似の光路を辿る。
対物レンズ34は、2つの光ビーム32b、42bの一方を、ディスク2の情報層(簡略化のため図示せず。)上の焦点Fに集めるよう設計されており、この焦点Fは通常円形である。この発明を説明するために、以下では第1レーザー31のみが作動しており、第2レーザー41はオフであると仮定する。
作動の間、光ビームは記録層上に焦点を合わせ続けるべきである。この目的のため、対物レンズ34は軸線方向に移動可能に配置されており、光ディスク駆動装置1は、ディスク2に対して対物レンズ34を軸線方向に移動するよう配置された焦点アクチュエータ52を具える。軸アクチュエータはそれ自体公知であり、かかる軸アクチュエータの設計及び操作はこの発明の対象ではないので、ここでかかる焦点アクチュエータの設計及び操作を詳細に説明する必要はない。
装置フレームに対して対物レンズを支持する手段、及び対物レンズを軸線方向に移動する手段は、それ自体よく知られている。かかる支持手段及び移動手段の設計及び操作はこの発明の対象ではないので、ここでそれらの設計及び操作を詳細に説明する必要はない。
ディスク駆動装置1は、焦点アクチュエータ52の制御入力部に接続された出力部94、及び光検出器35からの読み出し信号Sを受け取る読み出し信号入力部91を有する制御回路90を具える。制御回路90は、焦点アクチュエータ52を制御するための制御信号SCFを出力部94に発生するよう設計される。
図2は、光検出器35が、複数の検出器セグメント、この例では4つの検出器象限のそれぞれに入射した光の量を表す個別の検出器信号A、B、C、Dをそれぞれ提供することのできる4つの検出器セグメント35a、35b、35c、35dを具えることを示している。第1セグメント35a及び第4セグメント35dを第2セグメント35b及び第3セグメント35cから分離する中心線36は、トラック方向に対応する方向を有する。かかる4象限検出器はそれ自体広く知られているので、ここではその設計及び機能に関するより詳細な説明をする必要はない。
また、図2は、制御回路90の読み出し信号入力部91が、それぞれ前記の個別検出器信号A、B、C、Dを受けるための4つの入力部91a、91b、91c、91dを実際には具えることも示している。制御回路90は、当業者には明白なように、データを導き出し、それから得られる情報を制御するために、前記の個別検出器信号A、B、C、Dを処理するよう設計される。例えば、データ信号Sは、次式に従って個別検出器信号A、B、C、Dの全てを加算することによって得ることができる。
=A+B+C+D (1)
このデータ信号Sは、中央開口信号CAとしても表される。
図3A及び3Bは、供試CDディスク(図3A)及び供試DVD+Rディスク(図3B)に対して行った測定の結果を示すグラフである。具体的には、これらのグラフは、焦点アクチュエータ52が対物レンズ34を動かした際に得られる光学信号を示す。横軸は時間(32ms/div)を表しており、縦軸は焦点アクチュエータ制御信号SCF(上側の線)の電圧及び中央開口信号CA(下側の線)の強度を表している。線61は制御回路90により焦点アクチュエータ52に適用された制御電圧SCFを、線62は中央開口信号CAを、それぞれ時間の関数として示している。まず、アクチュエータ電圧を下げ(線分61a)、これによって対物レンズ34をディスクから引き離す。次いで、アクチュエータ制御電圧を実質的に一定の割合で増加させて(線分61b)、対物レンズ34をディスク2に向かって実質的に一定の速度で動かす。当初は、レーザービーム32bの焦点はディスクの下面よりもかなり下にあり、検出器35はわずかな反射光のみを受ける。焦点がディスクの下面に近づくと、中央開口信号CAは増加し、焦点がディスクの下面に一致する時間tで最大値に達する。したがって、中央開口信号CSは時間tで第1のピークP1を示す。
制御電圧SCFをさらに増加させると、レーザービーム32bの焦点は下側ディスク面と情報層の間となり、時間tにおいて焦点が情報層と一致するまでは、検出器35は再びわずかな反射光のみを受ける。したがって、中央開口信号CAは時間tで第2のピークを示す。
この実験において、焦点が情報層に到達すると直ちに対物レンズ34を後退させるために、焦点アクチュエータ制御信号SCFを低下させており(線分61c)、これがP2´で示された第2ピークの2度目の出現の原因となっている。さらに後になって、アクチュエータを再びディスクに向かって低い速度で動かす(線分61d)。使用時においては、通常、焦点サーボ系が、焦点アクチュエータを制御して、第2ピークP2に対応する位置に対物レンズを維持するよう適合されている。
また、図3A及び3Bは、第1ピークが第2ピークよりも小さい振幅を有することを示している。
いずれの場合も、対物レンズ34を前進させている間(線分61b)の制御信号増加率(dS/dt)、又は少なくともtとtの間の時間間隔Δtの間は同一であるので、光学レンズ34の移動速度vはいずれも場合も同一である。
光学レンズ34の速度vは、時間間隔Δt=t−tの持続時間から計算することができ、これは次式(2)により、さらに正確に求めることができる。
v=D/Δt (2)
無論、前記の時間間隔の間、光学レンズ34の速度vは一定であると仮定する。この式(2)において、Dは下側ディスク面と情報層の間の距離を表す。図3Aから測定して、D(CD)=1.2mmと仮定すると、速度vは約17mm/sである。図3Bから測定して、D(DVD)=0.6mmと仮定すると、速度vは約14mm/sである。
逆に言えば、光学レンズ34の速度vが時間間隔Δtの間に一定のままであり、この速度が分かっているか、又は少なくとも前記の時間間隔Δtの間の平均速度が十分正確に分かっていれば、距離Dは次式(3)に従って時間間隔Δtから算出することができる。
D=v*Δt (3)
次いで、算出された厚さDを適当な基準値DREF、例えばDREF=0.9mmと比較することにより、制御回路90は、D>DREFの場合にはディスク2がCDであると判定し、D<DREFの場合にはディスク2がDVDであると判定する。図3A及び3Bのグラフから、この判定を比較的迅速に、すなわち約200ms以内に行うことができることが分かる。
上述したように、この方法を実施する際の実用上の問題は、CDディスクの厚さが1.2mmの理論値から逸脱し得るという点、DVDディスクの厚さが0.6mmの理論値から逸脱し得るという点、及び異なるディスクドライブのアクチュエータアセンブリは異なる制御感度を有しているので、対物レンズの実際の速度vは十分正確には分からないという点である。
この発明は、ディスクの変動及びアクチュエータ速度の不確定性を考慮に入れた、履歴に基づく基準値を作ることにより、この問題を解決することを提案する。このことを、種々のディスクの厚さの頻度を基本的に示すグラフである図4を参照しつつ説明する。
1台のディスク装置を用い、アクチュエータ制御信号増加率(dS/dT)を全ての測定において一定に保ちつつ、多数のCDディスク及びDVDディスクに対して前記の実験を繰り返すと仮定する。各ディスクに対して前記の時間間隔Δtを測定する。以下、この時間間隔を「厚さ時間」と呼ぶものとし、ディスクの測定可能なパラメータと考える。結果を図4のようなグラフにプロットする。このグラフの横軸は厚さ時間Δtを表しており、縦軸は測定された厚さ時間Δtの頻度、すなわち厚さ時間Δtの特定の値を有するディスクの数N(Δt)を表す。図4は、測定結果が、実質的に釣鐘状輪郭すなわちガウス輪郭を有する2本の曲線71及び72により表される2つの集団にまとまるであろうことを示している。大きな厚さ時間に対応する第1の曲線71は、大きな暑さを有するディスクすなわちCDディスクと関連付けられる。小さな厚さ時間に対応する第2の曲線72は、DVDディスクと関連付けられる。
2本の曲線は同一のピーク高さを有する必要はないことに留意すべきである。この高さは、特に測定された各形式のディスクの数により決まるものだからである。図4の例において、測定されたCDの数は測定されたDVDの数よりも多い。
この発明によれば、平均CD厚さ時間ΔtAV(CD)を測定結果に基づいて求めることができる。この平均は、例えば曲線71のピークに対応する厚さ時間として求めることができる。しかし、より好適には、かかる平均は、CDに対して測定された全ての厚さ時間の合計を、測定したCDの数で割ることによって求める。同様に、平均DVD厚さ時間ΔtAV(DVD)は、DVDに対して測定された全ての厚さ時間の合計を、測定されたDVDの数で割ることによって求めることができる。
さらに、この発明によれば、基準厚さ時間ΔtREFを、測定された平均CD及びDVD厚さ時間を基にして、例えばΔtREF=(ΔtAV(CD)+ΔtAV(DVD))/2により求めることができる。
前記の測定において、測定の際にディスクの形式が分かっており、測定結果がΔtAV(CD)又はΔtAV(DVD)の何れかの計算に寄与することが好ましい。このデータを確立することで、厚さ時間Δtを測定し、この測定した厚さ時間Δtを前記して定義した基準厚さ時間ΔtREFと比較することにより、未知のディスクの形式を判定することができる。例えば、Δt>ΔtREFの場合にはディスクがCDであり、Δt<ΔtREFの場合にはディスクがDVDであると判定することができる。
この方法の重要な利点は、ディスクの絶対厚さDを実際に計算する必要がない点である。さらなる利点は、この方法は実際のアクチュエータ感度に依存しない点である。異なるディスクドライブが、同一のディスク群に対して同一の測定を行った場合に、平均CD及びDVD厚さ時間は、アクチュエータ感度の相互の相違に対応して、ディスクドライブ毎に相互に異なり得る。しかし、異なるディスクドライブが新しいディスクの厚さ時間を測定した場合にも、同一の相互の相違が見られるであろう。これらの相違は互いを補償する。
図5は、伝統的なディスク認識手順100を概略的に示すフローダイアグラムである。新しいディスクがディスクドライブに挿入された[ステップ101]後、コントローラはディスクがCDであるかDVDであるかの試験を行う。このため、ディスクは幾つかのCDテスト[ステップ103]及び/又は幾つかのDVDテスト[ステップ113]に供せられる。コントローラ90は、まず何れの試験を最初に行うかを決めなければならない[ステップ102]。この決定は、ユーザがある形式のディスク、例えばCDを主として使うというディスクドライブの経験に基づいて行われるものであり、この場合には、コントローラは、ディスクはCDである可能性が高いという仮定に進み、したがって、ステップ103に進むことを選択するであろう。ディスクがこれらの試験に合格すると[ステップ104]、コントローラはディスクがCDであると判定し、CDフォーマットに従ってディスクを取り扱う[ステップ109]。反対に、ディスクが試験に合格しなかった場合には、コントローラは、ディスクが既にDVD試験に供せられているかを確認する[ステップ105]。供せられていなければ、コントローラは、ディスクをDVD試験に供し[ステップ113]、ディスクがこれらの試験に合格するかを確認する[ステップ114]。ディスクがDVD試験に合格すると、コントローラは、ディスクがDVDであると確信し、DVDフォーマットに従ってディスクを取り扱う[ステップ119]。反対に、ディスクがDVD試験に合格しなかった場合で、既にCD試験に不合格している[ステップ115]場合には、認識手順は失敗である[ステップ120]。これは、おそらくディスクが破損している等のある種の問題があるからである。
この手順は時間を要するという欠点があるが、信頼できるディスク形式判定結果を与えるという利点がある。
図6は、ディスクの厚さDを測定することに基づく、従来技術のディスク認識手順200を概略的に示すフローダイアグラムである。ディスクドライブに新しいディスクが挿入された[ステップ201]後、コントローラは、異なる反射の時間を計る[ステップ210]ことにより、ディスクの厚さDを求める。これは、光学レンズをディスクから交代させるステップ[ステップ211]、レーザービームを作動させるステップ[ステップ212]、及び制御電圧Vを用いて焦点アクチュエータを制御するステップ[ステップ213]を伴い、この電圧Vは、光学レンズをディスクに向かって実質的に一定の速度vで動かすために、一定の率dV/dtで増やされる。第1の反射ピークP1をディスク表面から受けた場合に、対応する時間tを記録する[ステップ214]。第2の反射ピークP2を情報層から受けた場合に、対応する時間tを記録する[ステップ215]。厚さ時間Δt=t−tを計算し[ステップ216]、厚さDをD=γ・β・Δtとして計算する[ステップ217]。式中、γはアクチュエータの感度(mm/V)であり、βは制御電圧増加率(dV/dt)である。
代替的に、時間t1でタイマーを起動し、時間t2でこれを止めると、タイマー値がΔtを示す。
他の代替手段としては、時間t1で対応するアクチュエータ制御電圧V1を記録し、時間t2で対応するアクチュエータ制御電圧V2を記録し、厚さDをD=γ・(V2−V1)として計算する。
このディスクの測定された厚さDを、例えば0.9mmであり、固定値として目盛りに記憶されている基準厚さDREFと比較する[ステップ221]。測定された厚さDが基準厚さDREFよりも大きい場合には、コントローラは、ディスクがCDであると判定し、CDフォーマットに従ってディスクを取り扱い始める[ステップ222]。測定された厚さDが基準厚さDREFよりも小さい場合には、コントローラは、ディスクがDVDであると判定し、DVDフォーマットに従ってディスクを取り扱い始める[ステップ223]。
この手順は、早いという利点を有するが、アクチュエータ感度γの不確定性により、及び基準厚さDREFの固定値が適当な値でないかもしれないという事実により、あまり信頼性が高くないという欠点を有する。
図7は、この発明に従うディスク認識手順300を概略的に示すフローダイアグラムである。ディスクドライブに新しいディスクが挿入された[ステップ301]後、コントローラ90は、このディスクの厚さ時間Δtを測定する[ステップ302]。このステップは、図6を参照して説明した前記のステップ211〜216と同様とすることのできるサブステップを伴う。
次いで、コントローラは、以前に取り扱ったCDディスク及びDVDディスクの数が十分に高いかを調べる。このため、コントローラは、以前に取り扱ったCDディスクの数N(CD)を付属メモリ95から検索し[ステップ303]、以前に取り扱ったDVDディスクの数N(DVD)をメモリ95から検索する[ステップ304]。次いで、コントローラ90は、N(CD)≧NMINであるか否かとN(DVD)≧NMINであるか否かを調べる[ステップ305]。ここで、NMINは所定の最小値である。
これが成り立たなければ、コントローラは、CDについてのみN(CD)≧NMINであるか否かを調べる[ステップ306]か、又はDVDについてのみN(DVD)≧NMINであるか否かを調べる[ステップ307]。
数N(CD)及び数N(DVD)は前記のメモリに記憶されたカウンタ値であり、ディスクドライブに新しいディスクが挿入され、それぞれCD又はDVDであると判定される度に、1ずつ増える。当初、ディスクドライブが初めて使用に移される際に、これらのカウンタ値N(CD)及びN(DVD)は零である。さらに、ディスクドライブの寿命の第1段階の間、これらのカウンタ値は新しいCD又はDVDが挿入される毎に増えるが、これらの値は依然として所定の最小数NMIN未満である。したがって、第1の寿命段階の間、ステップ305、306、307の調査では否定されるであろう。その後、コントローラ90は、伝統的なディスク形式認識手順、例えば図5を参照して説明した前記の手順10を行うであろう。
その結果、ディスクはCDであるとして判定される(ステップ104で肯定的な結果の場合)。次いで、コントローラ90は、カウンタN(CD)を1だけ増加させることを含む、CD統計更新手順310を行い[ステップ311]、平均値ΔtAV(CD)を更新する[ステップ312]。
可能性のある実施態様において、全ての測定したCD厚さ時間Δt(CD)の総和Σ(CD)を前記のメモリに記憶してもよい。この場合には、更新ステップ312は、Σ(CD)NEW=Σ(CD)OLD+Δtに従い、メモリに記憶された総和値に現在の厚さ時間Δtを加えることを伴う。次いで、平均値ΔtAV(CD)をΔtAV(CD)=Σ(CD)/N(CD)として計算することができる。この場合には、全ての測定されたCD厚さ時間Δt(CD)は同じ重みを有する。
好ましい実施態様において、平均値ΔtAV(CD)は、新しい測定値が古い測定値よりも大きな重みを有する移動平均である。これは、最近の数個(例えば10個)の測定値のみを考慮に入れることにより達成することができる。しかし、好ましくは、次式に従って平均値ΔtAV(CD)を計算することにより、これを達成する。
ΔtAV(CD)NEW=(1−x)・ΔtAV(CD)OLD+x・Δt
式中、xは0と1の間の所定の係数である。xの適当な値は0.1である。
最後に、コントローラはCDフォーマットに従ってディスクを取り扱い始める[ステップ319]。
同様に、ディスクはDVDであるとして判定される場合もある(ステップ104で否定的な結果の場合)。次いで、コントローラ90は、カウンタN(DVD)を1だけ増加させることを含む、DVD統計更新手順320を行い[ステップ321]、平均値ΔtAV(DVD)を更新する[ステップ322]。DVD平均値ΔtAV(DVD)は、必要な変更を加えた上で、CD平均値ΔtAV(CD)と同様に定義され、更新されるので、DVD平均値ΔtAV(DVD)は、次式に従って更新されることが好ましい。
ΔtAV(DVD)NEW=(1−x)・ΔtAV(DVD)OLD+x・Δt
最後に、コントローラはDVDフォーマットに従ってディスクを取り扱い始める[ステップ329]。
最小数NMINがCD及びDVDに関して到達されていない限りは、新しいCD又はDVDディスクがディスクドライブに挿入されるたびに、前記の手順がとられることは明白である。ディスクドライブが「古く」なると、使用頻度により決まる度合いで、カウンタN(CD)及びN(DVD)が上昇する。CDカウンタN(CD)又はDVDカウンタN(DVD)のいずれかが前記の最小数NMINに到達すると、ディスクドライブの寿命の第1段階が終了する。これらのカウンタのどちらが先に前記の最小数NMINに到達するかは、ユーザ次第である。平均値ΔtAV(CD)又はΔtAV(DVD)を用いて判定を行うのに統計的に正しくなるように、所定の最小数NMINを選択する。NMINの適当な値は、例えば10であるが、所望によりこの値をもっと大きく選択することもできる。
寿命の第1段階以降、ディスクドライブは、基準厚さ時間ΔtREFと比較される[ステップ380]測定された厚さ時間Δt(ステップ302の結果)に基づいて、将来はディスク形式を判定するであろう。CDカウンタN(CD)が前記の最小数NMINに達したか、又はDVDカウンタN(DVD)が前記の最小数NMINに達したか、又はその両方かによって、基準厚さΔtREFは、CD平均厚さ時間ΔtAV(CD)及び/又はDVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)により決まる。
ユーザがDVDよりも多くCDを演奏し、CDカウンタN(CD)が最初に前記の最小数NMINに達したと仮定する。その後、DVDカウンタN(DVD)が前記の最小数NMINに未だ達していない限りは、ステップ305の照合は否定的な結果であるが、ステップ306の照合は肯定的な結果である。次いで、DVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)はCD平均厚さ時間ΔtAV(CD)のおよそ半分であることが期待されるという経験に基づいた推定に基づいて、コントローラ90はCD平均厚さ時間ΔtAV(CD)のみを基にして基準値計算手順360を行う。この知識に基づき、コントローラはメモリ95からCD平均厚さ時間ΔtAV(CD)を取り出し[ステップ361]、次式に従って基準厚さ時間ΔtREFを算出する[ステップ362]。
ΔtREF=0.75・ΔtAV(CD)
次いで、コントローラ90は比較ステップ380を行う。
ユーザがCDよりも多くDVDを演奏し、CDカウンタN(DVD)が最初に前記の最小数NMINに達したと仮定する。その後、CDカウンタN(CD)が前記の最小数NMINに未だ達していない限りは、ステップ305の照合は否定的な結果であるが、ステップ307の照合は肯定的な結果である。次いで、CD平均厚さ時間ΔtAV(CD)はDVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)のおよそ半分であることが期待されるという経験に基づいた推定に基づいて、コントローラ90は、DVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)のみを基にして基準値計算手順370を行う。この知識に基づき、コントローラはメモリ95からDVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)を取り出し[ステップ371]、次式に従って基準厚さ時間ΔtREFを算出する[ステップ372]。
ΔtREF=1.5・ΔtAV(DVD)
次いで、コントローラ90は比較ステップ380を行う。
寿命のさらに後の段階においては、ディスクドライブは十分に多数のDVDと十分に多数のCDを取り扱っているので、DVDカウンタN(DVD)及びCDカウンタN(CD)の双方が前記の最小数NMINに達している。その後、ステップ305の照合は肯定的な結果となる。次いで、コントローラ90は、CD平均厚さ時間ΔtAV(CD)及びDVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)の双方に基づいて基準値計算手順350を行うであろう。コントローラは、メモリ95からCD平均厚さ時間ΔtAV(CD)を取り出し[ステップ351]、メモリ95からDVD平均厚さ時間ΔtAV(DVD)を取り出し[ステップ352]、次式に従って基準厚さ時間ΔtREFを算出する[ステップ353]。
ΔtREF=0.5・{ΔtAV(CD)+ΔtAV(DVD)}
次いで、コントローラ90は比較ステップ380を行う。
比較ステップ380において、この現在のディスクの測定された厚さ時間Δtを基準厚さ時間ΔtREFと比較する。測定された厚さ時間Δtが基準厚さ時間ΔtREFよりも大きければ、コントローラはディスクがCDであると判定し、CD統計更新手順310の実施及びさらにCDフォーマットに従ったディスクの取り扱い[ステップ319]に進む。測定された厚さ時間Δtが基準厚さ時間ΔtREFよりも小さければ、コントローラはディスクがDVDであると判定し、DVD統計更新手順320の実施及びさらにDVDフォーマットに従ったディスクの取り扱い[ステップ329]に進む。
したがって、ディスクドライブが、信頼できるが時間を要する伝統的な方法を用いてディスク形式を判別する寿命の第1段階以降は、ディスクドライブは「CD及びDVDがどのように見えるか」を十分に学習しており、基本的に測定した厚さを基にした迅速な方法を用いて確実にディスク形式を判別することができる。
当業者には、この発明は前記した例示的実施態様に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲に定義される発明の保護範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは明白である。
例えば、厚さ時間Δtを測定するステップ(ステップ302)は、新しいディスクがディスクドライブに挿入された直後に行うと説明した。しかし、これは必須ではなく、厚さ時間Δtを後で、例えば厚さ時間Δtを算出する必要のあるとき、すなわちステップ312、322、380の直前に測定することもできる。
さらに、以前に取り扱ったディスクの数がCDのみ(ステップ306)又はDVDのみ(ステップ307)について十分に大きい場合には、伝統的な認識法100も省くことができる。代替的実施態様において、これらの可能性は実施されないので、ディスクドライブの寿命の第1段階が終わると、以前に取り扱ったディスクの数がCD及びDVDの双方について十分に大きい場合にのみ、伝統的な認識法100を省く。この場合には、ステップ305の質問に対する答えが否定的であった場合に、手順は直接ステップ308に飛ぶ。
さらに、この発明はマルチディスクに限定されるものでないことに留意すべきである。この発明は、1形式のディスクのみを対象とした専用ディスクドライブに適用して、間違った形式のディスクが挿入されていないかを判定することもできる。
さらに、この発明は、ブルーレイ(Blu−Ray)ディスクを例えばDVDディスク及びCDディスクから識別するためにも同様に用いることもできる。
さらに、この発明は、光学レンズをディスクから離れる方向に動かし、ディスクに近い開始点から開始することによっても同様に実施することができる。しかし、通常は、新しいディスクが挿入された際、又はディスク駆動装置が起動されるか若しくは初期化された際に、光学レンズは当初比較的ディスクからの距離の大きな駐留位置にあるであろう。それにもかかわらず、前記した方法を用いてディスクの厚さを測定した後は、レンズを反対方向に動かして、同様の測定を繰り返すことができる。
光ディスク駆動装置の関連する部品を概略図である。 光検出器の概略図である。 測定結果を示すグラフである。 測定結果を示すグラフである。 種々のディスクの厚さの頻度を示すグラフである。 伝統的なディスク認識手順を概略的に示すフローダイアグラムである。 従来技術のディスク認識手順を概略的に示すフローダイアグラムである。 この発明に従うディスク認識手順を概略的に示すフローダイアグラムである。

Claims (14)

  1. 光ディスクの形式(CD;DVD)を認識する方法において、
    光ビームを発生させ、これを光ディスクに向けて当てて、光ディスクからの反射を生じさせ、この際に光ビームが光学レンズを通過しており、
    前記光学レンズを、前記光ディスクに対して軸方向に動かし、
    反射した光ビームを光検出器によって受け、
    前記光検出器からの出力信号を分析して、前記光ビームの焦点が光ディスクの表面と実質的に一致した時点と、前記光ビームの前記焦点が光ディスクの情報層と実質的に一致した時点とを検出し、
    を前記ディスク表面に一致した時間とし、tを前記情報層に一致した時間として、厚さ時間Δtを式Δt=t−tに従って算出し、
    測定された厚さ時間Δtを基準値(ΔtREF)と比較し、測定された厚さ時間Δtが前記の基準値(ΔtREF)よりも大きい場合には、光ディスクは第1の形式(CD)であると判定し、測定された厚さ時間Δtが前記の基準値(ΔtREF)よりも小さい場合には、光ディスクは第2の形式(DVD)であると判定し、
    この際、前記基準値(ΔtREF)を、CDディスクの厚さ時間Δtの経験に基づいた平均値(ΔtAV(CD))から、又はDVDディスクの厚さ時間Δtの経験に基づいた平均値(ΔtAV(DVD))から、又はこれら双方から算出することを特徴とする方法。
  2. 期待されるディスク形式(CD;DVD)のそれぞれに対して、対応するディスク形式カウンタ(N(CD);N(DVD))を定義し、対応する平均形式厚さ時間(ΔtAV(CD);ΔtAV(DVD))を定義し、
    特定のディスク形式を認識した際に、対応するディスク形式カウンタの値を増やし、対応する平均形式厚さ時間の値を更新する、請求項1に記載の方法。
  3. 平均形式厚さ時間(ΔtAV)を、対応する形式の最近N枚のディスクにわたる数学的平均として計算する、請求項2に記載の方法。
  4. 平均形式厚さ時間(ΔtAV(形式))を次式に従って計算する、請求項2に記載の方法。
    ΔtAV(形式)NEW=(1−x)・ΔtAV(形式)OLD+x・Δt
    式中、xは0と1の間の所定の係数であり、「形式」はディスク形式(CD;DVD)を表す。
  5. x=0.1である、請求項4に記載の方法。
  6. 新しいディスクがディスクドライブに挿入された後、全てのディスク形式カウンタの値を所定の最小値(NMIN)と比較し、
    全てのディスク形式カウンタが所定の最小値(NMIN)より大きなカウンタ値を有する場合には、前記の基準値(ΔtREF)を、双方の平均形式厚さ時間(ΔtAV(CD);ΔtAV(DVD))の間に計算する、請求項2に記載の方法。
  7. 前記基準値(ΔtREF)を次式に従って計算する、請求項6に記載の方法。
    ΔtREF=0.5・{ΔtAV(形式1)+ΔtAV(形式2)}
    式中、ΔtAV(形式1)は第1のディスク形式(CD)の平均形式厚さ時間であり、ΔtAV(形式2)は第2のディスク形式(DVD)の平均形式厚さ時間である。
  8. 新しいディスクがディスクドライブに挿入された後、全てのディスク形式カウンタの値を所定の最小値(NMIN)と比較し、
    最小の平均形式厚さ時間(ΔtAV(DVD))に対応する一方のディスク形式カウンタ(N(DVD))のみが所定の最小値(NMIN)より大きなカウンタ値を有する場合に、前記の基準値(ΔtREF)を次式に従って計算する、請求項2に記載の方法。
    ΔtREF=0.5・(x+1)・ΔtAV(DVD)
    式中、xは期待される最大の平均形式厚さ時間と期待される最小の平均厚さ時間の間の所定の比である。
  9. 新しいディスクがディスクドライブに挿入された後、全てのディスク形式カウンタの値を所定の最小値(NMIN)と比較し、
    最大の平均形式厚さ時間(ΔtAV(CD))に対応する一方のディスク形式カウンタ(N(CD))のみが所定の最小値(NMIN)より大きなカウンタ値を有する場合に、前記の基準値(ΔtREF)を次式に従って計算する、請求項2に記載の方法。
    ΔtREF=(x+1)・ΔtAV(CD)/2x
    式中、xは期待される最大の平均形式厚さ時間と期待される最小の平均厚さ時間の間の所定の比である。
  10. 第1のディスク形式がDVDであり第2のディスク形式がCDである場合に、X=2である、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 光ディスクの形式(CD;DVD)を認識する方法において、
    光ビームを発生させ、これを光ディスクに向けて当てて、光ディスクからの反射を生じさせ、この際に光ビームが光学レンズを通過しており、
    反射した光ビームを光検出器によって受け、
    前記光検出器からの信号を受け、
    前記光学レンズを、前記光ディスクに対して軸方向に動かし、
    前記出力信号を分析して、前記光ビームの焦点が光ディスクの表面と実質的に一致した時点と、前記光ビームの前記焦点が光ディスクの情報層と実質的に一致した時点とを検出し、
    を前記ディスク表面に一致した時間とし、tを前記情報層に一致した時間として、厚さ時間Δtを次式に従って算出し、
    Δt=t−t
    期待されるディスク形式(CD;DVD)のそれぞれに対して、対応するディスク形式カウンタ(N(CD);N(DVD))を定義し、対応する平均形式厚さ時間(ΔtAV(CD);ΔtAV(DVD))を定義し、
    新しいディスクがディスクドライブに挿入された後、全てのディスク形式カウンタの値を所定の最小値(NMIN)と比較し、
    全てのディスク形式カウンタが所定の最小値(NMIN)より小さなカウンタを有する場合には、
    ディスクの形式を任意の適当な方法、例えば伝統的な方法により判定し、
    特定のディスク形式を認識した際に、対応するディスク形式カウンタの値を増やし、対応する平均形式厚さ時間の値を更新することを特徴とする方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のディスク形式認識方法を実行するよう作られたディスク駆動装置。
  13. ディスク駆動装置は1種類のディスク形式のみを取り扱うよう適合されており、挿入されたディスクが正しいディスクでないことをディスク形式認識手順が明らかにした場合に、ディスク駆動装置は挿入されたディスクを拒否する、請求項12に記載のディスク駆動装置。
  14. ディスク駆動装置は少なくとも2種類の異なるディスク形式(CD;DVD)を取り扱うよう適合されており、ディスク駆動装置はディスク形式認識手順により明らかになったディスク形式(CD;DVD)に従って、挿入されたディスクを取り扱い始める、請求項12に記載のディスク形式認識方法を実行するよう作られたディスク駆動装置。
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