JP2007503554A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、固定式ジョイントの形の等速ジョイントであって、
ジョイント外側部分が設けられており、ジョイント外側部分が、長手方向軸線と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側S1および第2の側S2と、外側のボールトラックとを有しており、
ジョイント内側部分が設けられており、ジョイント内側部分が、長手方向軸線と、ジョイント外側部分の開口に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラックとを有しており、
外側のボールトラックと内側のボールトラックとが互いにトラック対を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボールを収容しており、
リング状のボールケージがジョイント外側部分とジョイント内側部分との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓を有しており、ケージ窓がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボールの中心点がケージによりジョイント中心平面内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線間の角度を二等分する平面上に案内されている形式のものに関する。
ジョイント外側部分が設けられており、ジョイント外側部分が、長手方向軸線と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側S1および第2の側S2と、外側のボールトラックとを有しており、
ジョイント内側部分が設けられており、ジョイント内側部分が、長手方向軸線と、ジョイント外側部分の開口に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラックとを有しており、
外側のボールトラックと内側のボールトラックとが互いにトラック対を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボールを収容しており、
リング状のボールケージがジョイント外側部分とジョイント内側部分との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓を有しており、ケージ窓がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボールの中心点がケージによりジョイント中心平面内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線間の角度を二等分する平面上に案内されている形式のものに関する。
UF(undercut−free:アンダカットフリー)ジョイントの形の固定式ジョイントは、ジョイント外側部分およびジョイント内側部分に設けられたトラック対のボールトラック経過に基づいて、ジョイントが屈曲した状態で回転する間、ボールがジョイント内でボールトラックに沿って往復運動し、トラック対のボールトラックが周期的にその出発位置に関して両側にジョイント屈曲角の分だけ互いに屈曲する際に、大きな半径方向のボール運動を有している。半径方向のボール運動はボールケージの最小のケージ厚さを規定する。それというのも、ボールがジョイントの回転時その全半径方向運動中ケージ窓内で案内されるべきであり、つまりケージ窓の周方向で延びる案内面との接触を維持しなければならないからである。
大きなケージ厚さは必然的に、ジョイントを通る横断面で見たボールトラックによるボールの包囲、ひいてはボール包囲角もしくはボール接触角を減じる。それというのも、ケージはケージ厚さが増加する共に外側のボールトラックおよび内側のボールトラックのトラック深さの減少をもたらすからである。トラック深さの減少と、これにより減じられるボール包囲とにより、ジョイントのトルク容量は低下する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10060220号明細書から公知の固定式等速ジョイントでは、ジョイント中心平面におけるボールトラックとの接点でのボールの接線間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線が一致する伸展時、開口側から接続側に向かって開いている。上記明細書には種々異なるトラック形状が示されており、ジョイント外側部分およびジョイント内側部分に変向点を有するほぼS字形の経過を備えたトラック中心線も含まれる。トラック中心線として、ボールトラック内のボールの中心点の経路が定義されている。ジョイントの伸展時の上記開き角αをUFジョイントとは逆向きに方向付けることにより、ジョイント外側部分の強度が向上されるべきである。
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の固定式ジョイントを改良して、さらに高められたトルク容量を有する固定式ジョイントを提供することである。
第1の解決策は、固定式ジョイントの形の等速ジョイントにおいて:
ジョイント外側部分が設けられており、ジョイント外側部分が、長手方向軸線L12と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側S1および第2の側S2と、外側のボールトラックとを有しており、
ジョイント内側部分が設けられており、ジョイント内側部分が、長手方向軸線L13と、ジョイント外側部分の開口に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラックとを有しており、
外側のボールトラックと内側のボールトラックとが互いにトラック対を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボールを収容しており、
リング状のボールケージがジョイント外側部分とジョイント内側部分との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓を有しており、ケージ窓がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボールの中心点がケージによりジョイント中心平面内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線L12,L13間の角度を二等分する平面上に案内されており、
トラック対のボールトラックの中心線M22,M23が、ジョイントを通る半径方向平面ER内に位置しており、トラック対の中心線M22,M23がジョイント中心平面EMに関して実質的に互いに鏡面対称であり、
ジョイント中心平面EMにおけるボールトラックの中心線M22,M23の接線T22,T23に対して平行に延びる、トラック底線の接線T22′,T23′間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線が一致する伸展時に、開口側から閉鎖側に向かって開いており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、その都度1つの基準半径RBを半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RBの半径中心点MBが、ジョイント中心平面におけるボールトラックの中心線M22の接線T22に対する垂線と、長手方向軸線との交点に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、その都度1つの基準半径RB′を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RB′の半径中心点MB′が、ジョイント中心平面におけるボールトラックの中心線M23の接線T23に対する垂線と、長手方向軸線との交点に位置しており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、前記基準半径RBを越えて半径方向外側に変位し、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、前記基準半径RB′を越えて半径方向外側に変位する
ようにした点にある。
ジョイント外側部分が設けられており、ジョイント外側部分が、長手方向軸線L12と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側S1および第2の側S2と、外側のボールトラックとを有しており、
ジョイント内側部分が設けられており、ジョイント内側部分が、長手方向軸線L13と、ジョイント外側部分の開口に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラックとを有しており、
外側のボールトラックと内側のボールトラックとが互いにトラック対を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボールを収容しており、
リング状のボールケージがジョイント外側部分とジョイント内側部分との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓を有しており、ケージ窓がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボールの中心点がケージによりジョイント中心平面内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線L12,L13間の角度を二等分する平面上に案内されており、
トラック対のボールトラックの中心線M22,M23が、ジョイントを通る半径方向平面ER内に位置しており、トラック対の中心線M22,M23がジョイント中心平面EMに関して実質的に互いに鏡面対称であり、
ジョイント中心平面EMにおけるボールトラックの中心線M22,M23の接線T22,T23に対して平行に延びる、トラック底線の接線T22′,T23′間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線が一致する伸展時に、開口側から閉鎖側に向かって開いており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、その都度1つの基準半径RBを半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RBの半径中心点MBが、ジョイント中心平面におけるボールトラックの中心線M22の接線T22に対する垂線と、長手方向軸線との交点に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、その都度1つの基準半径RB′を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RB′の半径中心点MB′が、ジョイント中心平面におけるボールトラックの中心線M23の接線T23に対する垂線と、長手方向軸線との交点に位置しており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、前記基準半径RBを越えて半径方向外側に変位し、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、前記基準半径RB′を越えて半径方向外側に変位する
ようにした点にある。
これにより示されたトラック形状により、公知のトラック形状に比べて半径方向のボール運動の減少が可能である。このボール運動の減少は、ケージ窓の領域におけるケージ厚さの減少、ひいてはボールトラックによるボール包囲の拡大に転化される。その際、ボール包囲の拡大は直接ジョイントのトルク容量の向上につながる。中心線が基準半径を内側に向かって離れるという第1の特徴は直にジョイント中心平面で開始されるか、またはそれよりも後に開始されることができる。その際、特に漸進的に増加するようになっていることができる。中心線が基準半径を越えて外側に変位するという第2の特徴は、基準半径から外側に向かって直に変位することと、若干遅れて基準半径と交差し、引き続いて外側に変位することとを含んでいる。
別の有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M22の局所的な曲率半径R1が基準半径RBよりも小さく、
ジョイント内側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M23の局所的な曲率半径R1′が基準半径RB′よりも小さい。
ジョイント外側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M22の局所的な曲率半径R1が基準半径RBよりも小さく、
ジョイント内側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M23の局所的な曲率半径R1′が基準半径RB′よりも小さい。
さらに別の有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RZの半径方向外側を延びており、基準半径RZの半径中心点がジョイント中心点Mに位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RZ′の半径方向外側を延びており、基準半径RZ′の半径中心点がジョイント中心点Mに位置している。
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RZの半径方向外側を延びており、基準半径RZの半径中心点がジョイント中心点Mに位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RZ′の半径方向外側を延びており、基準半径RZ′の半径中心点がジョイント中心点Mに位置している。
さらに別の有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RBの半径方向外側を延びており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RB′の半径方向外側を延びている。
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RBの半径方向外側を延びており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RB′の半径方向外側を延びている。
さらに別の有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度、ジョイント中心点Mを中心とする基準半径RZの半径方向内側を延びており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度、ジョイント中心点Mを中心とする基準半径RZ′の半径方向内側を延びている。
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度、ジョイント中心点Mを中心とする基準半径RZの半径方向内側を延びており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度、ジョイント中心点Mを中心とする基準半径RZ′の半径方向内側を延びている。
さらに別の有利な構成では:
外側のボールトラックおよび内側のボールトラックの中心線M22,M23が、逆向きに湾曲させられたその都度少なくとも2つの円弧区分を有しており、円弧区分が変向点で互いに接続しており、
外側のボールトラックの変向点W22が中心平面EMから第2の側S2に向かって間隔を置いて位置しており、
内側のボールトラックの変向点W23が中心平面EMから第1の側S1に向かって間隔を置いて位置しており、
変向点がその都度、長手方向軸線L12,L13と中心線M22,M23との間の間隔の最大値の下側に位置している。
外側のボールトラックおよび内側のボールトラックの中心線M22,M23が、逆向きに湾曲させられたその都度少なくとも2つの円弧区分を有しており、円弧区分が変向点で互いに接続しており、
外側のボールトラックの変向点W22が中心平面EMから第2の側S2に向かって間隔を置いて位置しており、
内側のボールトラックの変向点W23が中心平面EMから第1の側S1に向かって間隔を置いて位置しており、
変向点がその都度、長手方向軸線L12,L13と中心線M22,M23との間の間隔の最大値の下側に位置している。
さらに別の具体的な構成では:
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、半径R1を有する第1の円弧を有しており、半径R1の中心点M1が、第1の軸方向のオフセットO1aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1rの分だけ、長手方向軸線L12からボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M22が、前記第1の円弧に接続して第2の側S2に向かって、半径R2を有する第2の円弧を有しており、半径R2の中心点M2が、第2の軸方向のオフセットO2aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径R1と第1の半径方向のオフセットO1rとの合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2rの分だけ、長手方向軸線L12から外側に向かってずらされて位置しており、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、半径R1′を有する第1の円弧を有しており、半径R1′の中心点M1′が、第1の軸方向のオフセットO1a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1r′の分だけ、長手方向軸線L13からボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M23が、前記第1の円弧に接続して第1の側S1に向かって、半径R2′を有する第2の円弧を有しており、半径R2′の中心点M2′が、第2の軸方向のオフセットO2a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、第1の半径R1′と第1の半径方向のオフセットO1r′との合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2r′の分だけ、長手方向軸線L13から外側に向かってずらされて位置している。
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、半径R1を有する第1の円弧を有しており、半径R1の中心点M1が、第1の軸方向のオフセットO1aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1rの分だけ、長手方向軸線L12からボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M22が、前記第1の円弧に接続して第2の側S2に向かって、半径R2を有する第2の円弧を有しており、半径R2の中心点M2が、第2の軸方向のオフセットO2aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径R1と第1の半径方向のオフセットO1rとの合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2rの分だけ、長手方向軸線L12から外側に向かってずらされて位置しており、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、半径R1′を有する第1の円弧を有しており、半径R1′の中心点M1′が、第1の軸方向のオフセットO1a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1r′の分だけ、長手方向軸線L13からボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M23が、前記第1の円弧に接続して第1の側S1に向かって、半径R2′を有する第2の円弧を有しており、半径R2′の中心点M2′が、第2の軸方向のオフセットO2a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、第1の半径R1′と第1の半径方向のオフセットO1r′との合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2r′の分だけ、長手方向軸線L13から外側に向かってずらされて位置している。
さらに別の構成では:
外側のボールトラックの中心線M22の局所的な曲率半径が中心平面EMから第1の側S1にかけて減少し、内側のボールトラックの中心線M23の局所的な曲率半径が中心平面EMから第2の側S2にかけて減少する。
外側のボールトラックの中心線M22の局所的な曲率半径が中心平面EMから第1の側S1にかけて減少し、内側のボールトラックの中心線M23の局所的な曲率半径が中心平面EMから第2の側S2にかけて減少する。
この場合特に:
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、曲率半径R3を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3が曲率半径R1よりも小さく、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、曲率半径R3′を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1′を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3′が曲率半径R1′よりも小さい。
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、曲率半径R3を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3が曲率半径R1よりも小さく、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、曲率半径R3′を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1′を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3′が曲率半径R1′よりも小さい。
さらに別の構成では:
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線G3が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線G3′が接続している。
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線G3が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線G3′が接続している。
これに対して択一的な構成では:
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、長手方向軸線に接近する直線が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、長手方向軸線に接近する直線が接続している。
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、長手方向軸線に接近する直線が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、長手方向軸線に接近する直線が接続している。
これらの特徴にしたがって提案される構成では:
ボールトラックの中心線M22,M23がジョイント中心平面内で4゜〜32゜の角度の下で交わっており、すべてのトラック対のボールトラックのトラック底線の接線T22′,T23′が、ジョイントの伸展時に、同じ大きさの開き角αを形成している。
ボールトラックの中心線M22,M23がジョイント中心平面内で4゜〜32゜の角度の下で交わっており、すべてのトラック対のボールトラックのトラック底線の接線T22′,T23′が、ジョイントの伸展時に、同じ大きさの開き角αを形成している。
さらに別の有利な構成では、トラック形状が:
ボールの、最大の作動角もしくは全角度範囲±βmax/2にわたってのボールトラックに沿った運動時の半径方向運動eが、e≦0.06・βmax・PCRの値に制限される(ただし、βmaxは弧度法での最大の屈曲角もしくは作動角であり、PCRはジョイントのピッチ円半径である。)
ように設計される。これにより、小さなケージ厚さおよび大きなトラック深さが遵守されることができる。大きなトラック深さは、大きなボール包囲角γ22,γ23、ひいてはジョイントの高いトルク容量につながる。
ボールの、最大の作動角もしくは全角度範囲±βmax/2にわたってのボールトラックに沿った運動時の半径方向運動eが、e≦0.06・βmax・PCRの値に制限される(ただし、βmaxは弧度法での最大の屈曲角もしくは作動角であり、PCRはジョイントのピッチ円半径である。)
ように設計される。これにより、小さなケージ厚さおよび大きなトラック深さが遵守されることができる。大きなトラック深さは、大きなボール包囲角γ22,γ23、ひいてはジョイントの高いトルク容量につながる。
第2の解決策は、固定式ジョイントの形の等速ジョイントにおいて:
ジョイント外側部分が設けられており、ジョイント外側部分が、長手方向軸線L12と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側S1および第2の側S2と、外側のボールトラックとを有しており、
ジョイント内側部分が設けられており、ジョイント内側部分が、長手方向軸線L13と、ジョイント外側部分の開口に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラックとを有しており、
外側のボールトラックと内側のボールトラックとが互いにトラック対を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボールを収容しており、
リング状のボールケージがジョイント外側部分とジョイント内側部分との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓を有しており、ケージ窓がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボールの中心点がケージによりジョイント中心平面内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線L12,L13間の角度を二等分する平面上に案内されており、
トラック対のボールトラックの中心線M22,M23が、ジョイントを通る半径方向平面ERに対して実質的に対称的かつ平行に延びるトラック平面BE,BE*の対内に位置しており、トラック対の中心線M22,M23がジョイント中心平面EMに関して実質的に互いに鏡面対称であり、
ジョイント中心平面EMにおけるボールトラックの中心線M22,M23の接線T22,T23に対して平行に延びる、トラック底線の接線T22′,T23′間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線L12,L13が一致する伸展時に、第2の側S2から第1の側S1に向かって開いており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、その都度1つの基準半径RBを半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RBの半径中心点MBEが、ジョイント中心平面EMにおけるボールトラックの中心線M22の接線T22に対する垂線と、トラック平面BE,BE*を通る、長手方向軸線L12に対する平行軸線PE,PE*との交点に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、その都度1つの基準半径RB′を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RB′の半径中心点MBE′が、ジョイント中心平面EMにおけるボールトラック23の中心線M23の接線T23に対する垂線と、トラック平面BE,BE*を通る、長手方向軸線L13に対する平行軸線PE,PE*との交点に位置しており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、前記基準半径RBを越えて半径方向外側に変位し、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、前記基準半径RB′を越えて半径方向外側に変位する
ようにした点にある。
ジョイント外側部分が設けられており、ジョイント外側部分が、長手方向軸線L12と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側S1および第2の側S2と、外側のボールトラックとを有しており、
ジョイント内側部分が設けられており、ジョイント内側部分が、長手方向軸線L13と、ジョイント外側部分の開口に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラックとを有しており、
外側のボールトラックと内側のボールトラックとが互いにトラック対を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボールを収容しており、
リング状のボールケージがジョイント外側部分とジョイント内側部分との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓を有しており、ケージ窓がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボールの中心点がケージによりジョイント中心平面内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線L12,L13間の角度を二等分する平面上に案内されており、
トラック対のボールトラックの中心線M22,M23が、ジョイントを通る半径方向平面ERに対して実質的に対称的かつ平行に延びるトラック平面BE,BE*の対内に位置しており、トラック対の中心線M22,M23がジョイント中心平面EMに関して実質的に互いに鏡面対称であり、
ジョイント中心平面EMにおけるボールトラックの中心線M22,M23の接線T22,T23に対して平行に延びる、トラック底線の接線T22′,T23′間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線L12,L13が一致する伸展時に、第2の側S2から第1の側S1に向かって開いており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、その都度1つの基準半径RBを半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RBの半径中心点MBEが、ジョイント中心平面EMにおけるボールトラックの中心線M22の接線T22に対する垂線と、トラック平面BE,BE*を通る、長手方向軸線L12に対する平行軸線PE,PE*との交点に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、その都度1つの基準半径RB′を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径RB′の半径中心点MBE′が、ジョイント中心平面EMにおけるボールトラック23の中心線M23の接線T23に対する垂線と、トラック平面BE,BE*を通る、長手方向軸線L13に対する平行軸線PE,PE*との交点に位置しており、
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22が、ジョイント中心平面EMから第2の側S2にかけての領域で、前記基準半径RBを越えて半径方向外側に変位し、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23が、ジョイント中心平面EMから第1の側S1にかけての領域で、前記基準半径RB′を越えて半径方向外側に変位する
ようにした点にある。
これにより提案される解決策は、トラック対のトラック中心線が、ジョイントの中心軸線L12,L13を通る半径方向平面ER内に位置している第1の解決策とは異なり、本事例では、隣接するその都度2つのボールのトラック対の中心線が、互いに実質的に平行にかつ半径方向平面ERに対して対称的かつ平行に配置された2つのトラック平面BE,BE*内を延びている。その際、半径方向平面ERは第1の解決策と同様に、ジョイントの伸展時の長手方向軸線L12,L13により定義されている。トラック形状は、第1の解決策の場合と原則的に同じであるが、第2の解決策の場合、長手方向軸線L12,L13を通り半径方向平面ERに対して垂直に位置する基準平面EX内に位置する、長手方向軸線に対する平行軸線PE,PE*と、上記平行軸線PE,PE*上に位置し、平行軸線とジョイント中心平面EMとの交点に位置する基準中心点MEとを基準にとる。これにより描写された形式のジョイントは、その都度唯一のトラック対が各トラック平面BE,BE*内に位置するとき、2で割り切れる数のトラック対を有している。ジョイントは、各トラック平面BE,BE*に、互いに対称的な形の、実質的に直径方向で対向して位置する2つのトラック対が位置するとき、4で割り切れる数のトラック対を有している。トラック平面BE,BE*は、その都度の半径方向平面ERと共に、互いに対称的な小さな角度を形成することもできる。
先述の通り、別の有利な構成は、相応の基準箇所の変更の下、実質的に第1の解決策に基づく構成に相当する。このことから以下の構成が得られる。
有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M22の局所的な曲率半径R1が基準半径RBよりも小さく、
ジョイント内側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M23の局所的な曲率半径R1′が基準半径RB′よりも小さい。
ジョイント外側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M22の局所的な曲率半径R1が基準半径RBよりも小さく、
ジョイント内側部分において、ジョイント中心平面EMにおける中心線M23の局所的な曲率半径R1′が基準半径RB′よりも小さい。
さらに別の有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RZの半径方向外側を延びており、基準半径RZの半径中心点がジョイント中心平面EM内で平行軸線PE,PE*のいずれか1つの上に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RZ′の半径方向外側を延びており、基準半径RZ′の半径中心点がジョイント中心平面EM内で平行軸線PE,PE*のいずれか1つの上に位置している。
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RZの半径方向外側を延びており、基準半径RZの半径中心点がジョイント中心平面EM内で平行軸線PE,PE*のいずれか1つの上に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RZ′の半径方向外側を延びており、基準半径RZ′の半径中心点がジョイント中心平面EM内で平行軸線PE,PE*のいずれか1つの上に位置している。
さらに別の有利な構成では:
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RBの半径方向外側を延びており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RB′の半径方向外側を延びている。
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RBの半径方向外側を延びており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RB′の半径方向外側を延びている。
さらに別の構成では:
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RZの半径方向内側を延びており、基準半径RZの半径中心点MEがジョイント中心平面EM内で平行軸線PE,PE*のいずれか1つの上に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RZ′の半径方向内側を延びており、基準半径RZ′の半径中心点ME′がジョイント中心平面EM内で平行軸線PE、PE*のいずれか1つの上に位置している。
ジョイント外側部分において、ボールトラックの中心線M22がジョイント中心平面EMから第2の側S2に向かってその都度基準半径RZの半径方向内側を延びており、基準半径RZの半径中心点MEがジョイント中心平面EM内で平行軸線PE,PE*のいずれか1つの上に位置しており、
ジョイント内側部分において、ボールトラックの中心線M23がジョイント中心平面EMから第1の側S1に向かってその都度基準半径RZ′の半径方向内側を延びており、基準半径RZ′の半径中心点ME′がジョイント中心平面EM内で平行軸線PE、PE*のいずれか1つの上に位置している。
さらに別の構成では:
外側のボールトラックおよび内側のボールトラックの中心線M22,M23が、逆向きに湾曲させられたその都度少なくとも2つの円弧区分を有しており、円弧区分が変向点で互いに接続しており、
外側のボールトラックの変向点W22がトラック平面BE,BE*内で中心平面EMから第2の側S2に向かって間隔を置いて位置しており、
内側のボールトラックの変向点W23がトラック平面BE,BE*内で中心平面EMから第1の側S1に向かって間隔を置いて位置しており、
変向点W22,W23がその都度、平行軸線PE,PE*と中心線M22,M23との間の間隔の最大値の下側に位置している。
外側のボールトラックおよび内側のボールトラックの中心線M22,M23が、逆向きに湾曲させられたその都度少なくとも2つの円弧区分を有しており、円弧区分が変向点で互いに接続しており、
外側のボールトラックの変向点W22がトラック平面BE,BE*内で中心平面EMから第2の側S2に向かって間隔を置いて位置しており、
内側のボールトラックの変向点W23がトラック平面BE,BE*内で中心平面EMから第1の側S1に向かって間隔を置いて位置しており、
変向点W22,W23がその都度、平行軸線PE,PE*と中心線M22,M23との間の間隔の最大値の下側に位置している。
さらに別の具体的な構成では:
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、半径R1を有する第1の円弧を有しており、半径R1の中心点M1がトラック平面BE,BE*内で、第1の軸方向のオフセットO1aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1rの分だけ、平行軸線PE,PE*から外側もしくはボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M22が、前記第1の円弧に接続して第2の側S2に向かって、半径R2を有する第2の円弧を有しており、半径R2の中心点M2がトラック平面BE,BE*内で、第2の軸方向のオフセットO2aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径R1と第1の半径方向のオフセットO1rとの合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2rの分だけ、平行軸線PE,PE*から外側に向かってずらされて位置しており、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、半径R1′を有する第1の円弧を有しており、半径R1′の中心点M1′がトラック平面BE,BE*内で、第1の軸方向のオフセットO1a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1r′の分だけ、平行軸線PE,PE*から外側もしくはボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M23が、前記第1の円弧に接続して第1の側S1に向かって、半径R2′を有する第2の円弧を有しており、半径R2′の中心点M2′がトラック平面BE,BE*内で、第2の軸方向のオフセットO2a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、第1の半径R1′と第1の半径方向のオフセットO1r′との合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2r′の分だけ、平行軸線PE,PE * から外側に向かってずらされて位置している。
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、半径R1を有する第1の円弧を有しており、半径R1の中心点M1がトラック平面BE,BE*内で、第1の軸方向のオフセットO1aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1rの分だけ、平行軸線PE,PE*から外側もしくはボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M22が、前記第1の円弧に接続して第2の側S2に向かって、半径R2を有する第2の円弧を有しており、半径R2の中心点M2がトラック平面BE,BE*内で、第2の軸方向のオフセットO2aの分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径R1と第1の半径方向のオフセットO1rとの合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2rの分だけ、平行軸線PE,PE*から外側に向かってずらされて位置しており、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、半径R1′を有する第1の円弧を有しており、半径R1′の中心点M1′がトラック平面BE,BE*内で、第1の軸方向のオフセットO1a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第2の側S2に向かってずらされて位置しており、かつ第1の半径方向のオフセットO1r′の分だけ、平行軸線PE,PE*から外側もしくはボールトラックに向かってずらされて位置しており、さらに、トラック中心線M23が、前記第1の円弧に接続して第1の側S1に向かって、半径R2′を有する第2の円弧を有しており、半径R2′の中心点M2′がトラック平面BE,BE*内で、第2の軸方向のオフセットO2a′の分だけ、ジョイントの中心平面EMから第1の側S1に向かってずらされて位置しており、第1の半径R1′と第1の半径方向のオフセットO1r′との合計よりも大きな第2の半径方向のオフセットO2r′の分だけ、平行軸線PE,PE * から外側に向かってずらされて位置している。
さらに別の構成では:
外側のボールトラックの中心線M22の曲率半径が中心平面EMから第1の側S1にかけて減少し、内側のボールトラックの中心線M23の曲率半径が中心平面EMから第2の側S2にかけて減少する。
外側のボールトラックの中心線M22の曲率半径が中心平面EMから第1の側S1にかけて減少し、内側のボールトラックの中心線M23の曲率半径が中心平面EMから第2の側S2にかけて減少する。
さらに別の構成では:
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、曲率半径R3を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3が曲率半径R1よりも小さく、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、曲率半径R3′を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1′を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3′が曲率半径R1′よりも小さい。
外側のボールトラックのトラック中心線M22が、曲率半径R3を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3が曲率半径R1よりも小さく、
内側のボールトラックのトラック中心線M23が、曲率半径R3′を有する第3の円弧を有しており、第3の円弧が接線方向で、同じ湾曲方向でもって、曲率半径R1′を有する第1の円弧に接続しており、第3の円弧の曲率半径R3′が曲率半径R1′よりも小さい。
さらに別の構成では:
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線G3′が接続している。
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、軸線平行の直線G3′が接続している。
これに対して択一的な構成では:
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、平行軸線PE,PE*に接近する直線が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、平行軸線PE,PE * に接近する直線が接続している。
外側のボールトラックの中心線M22の経過中、第2の側S2に向かって第2の円弧に、平行軸線PE,PE*に接近する直線が接続しており、内側のボールトラックの中心線M23の経過中、第1の側S1に向かって第2の円弧に、平行軸線PE,PE * に接近する直線が接続している。
ここでも、ボールトラックの中心線M22,M23がジョイント中心平面EM内で4゜〜32゜の角度の下で交わっており、すべてのトラック対のボールトラックのトラック底線の接線T22′,T23′が、ジョイントの伸展時に、同じ大きさの開き角αを形成している。
ここでも有利な構成では、トラック形状が:
ボールの、最大の作動角もしくは全角度範囲±βmax/2にわたってのボールトラックに沿った運動時の半径方向運動eが、e≦0.06・βmax・PCRの値に制限される(ただし、βmaxは弧度法での最大の屈曲角もしくは作動角であり、PCRはジョイントのピッチ円半径である。)
ように設計されることができる。これにより、小さなケージ厚さおよび大きなトラック深さが遵守されることができる。大きなトラック深さは、大きなボール包囲角γ22,γ23、ひいてはジョイントの高いトルク容量につながる。
ボールの、最大の作動角もしくは全角度範囲±βmax/2にわたってのボールトラックに沿った運動時の半径方向運動eが、e≦0.06・βmax・PCRの値に制限される(ただし、βmaxは弧度法での最大の屈曲角もしくは作動角であり、PCRはジョイントのピッチ円半径である。)
ように設計されることができる。これにより、小さなケージ厚さおよび大きなトラック深さが遵守されることができる。大きなトラック深さは、大きなボール包囲角γ22,γ23、ひいてはジョイントの高いトルク容量につながる。
これにより描写された形状のジョイントは有利には、4で割り切れる数のトラック対を有している。この場合特に、平行なトラック平面BE,BE*内に位置する隣接する2つのトラック対のボールがその都度、ボールケージの1つの共通のもしくは唯一のケージ窓内に収容されるようになっている。
上に説明した、独立請求項により定義した両解決策のために、ジョイント外側部分のジョイント底とジョイント開口との間のトラック経過の方向転換により、互いに区別される2つの異なる構造形式が可能である。
第1の択一的な構成では、トラック経過の第1の側がジョイント外側部分の接続側であり、トラック経過の第2の側がジョイント外側部分の開口側である。第2の択一的な構成では、トラック経過の第1の側がジョイント外側部分の開口側であり、トラック経過の第2の側がジョイント外側部分の接続側である。
原則的には、ディスクジョイント(Scheibengelenk)としてのジョイント構成も考え得る。この場合、第1の側および第2の側はそれぞれ、ジョイント外側部分の両開口のうちの一方を定義する。一方の開口は軸によりジョイント内側部分に向かって貫通され、他方の開口はジョイント外側部分のためのフランジ固定面または取付け面を形成する。
本発明について図面を参照しながら詳細に説明する。図面には、本発明によるジョイントの有利な実施例が、背景技術によるジョイントとの対比の下で示されている。
図1:本発明による第1の解決策の第1の構成のジョイントの
a)片側縦断面図
b)片側横断面図
である。
図2:図1に示した本発明によるジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図3:本発明による第2の解決策の第1の構成のジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図4:本発明による第1の解決策の第2の構成のジョイントの
a)片側縦断面図
b)片側横断面図
である。
図5:図4に示した本発明によるジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図6:本発明による第2の解決策の第2の構成のジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図7:背景技術によるジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図8:本発明による第1の構成のジョイントの長手方向軸線およびトラック中心線を示す図であり、それぞれ
a)ジョイント外側部分
b)ジョイント内側部分
に該当する図である。
図9:本発明による特別な構成のジョイントの長手方向軸線およびトラック中心線を示す図であり、それぞれ
a)ジョイント外側部分
b)ジョイント内側部分
に該当する図である。
図10:トラック対を通る、
a)本発明によるジョイントの部分横断面図
b)背景技術によるジョイントの部分横断面図
である。
図1:本発明による第1の解決策の第1の構成のジョイントの
a)片側縦断面図
b)片側横断面図
である。
図2:図1に示した本発明によるジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図3:本発明による第2の解決策の第1の構成のジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図4:本発明による第1の解決策の第2の構成のジョイントの
a)片側縦断面図
b)片側横断面図
である。
図5:図4に示した本発明によるジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図6:本発明による第2の解決策の第2の構成のジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図7:背景技術によるジョイントの
a)軸方向で見た図
b)縦断面図
である。
図8:本発明による第1の構成のジョイントの長手方向軸線およびトラック中心線を示す図であり、それぞれ
a)ジョイント外側部分
b)ジョイント内側部分
に該当する図である。
図9:本発明による特別な構成のジョイントの長手方向軸線およびトラック中心線を示す図であり、それぞれ
a)ジョイント外側部分
b)ジョイント内側部分
に該当する図である。
図10:トラック対を通る、
a)本発明によるジョイントの部分横断面図
b)背景技術によるジョイントの部分横断面図
である。
図1aおよび図1bについて以下にまとめて説明する。ジョイント11は、1つのジョイント外側部分12と、1つのジョイント内側部分13と、トルクを伝える6つのボール14(そのうちの3つが片側断面図から見て取れる。)と、1つのボールケージ15とを有している。ケージは、ジョイント外側部分に案内されている球面状の外面16と、ジョイント内側部分に案内されている球面状のケージ内面17とを有している。ただしこの第2の接触は強制されない。ボール14は、ボールケージ15に周方向で分配されたケージ窓18内で、1つのジョイント中心平面EM内に保持されている。ジョイント外側部分12には長手方向軸線L12が示されており、ジョイント内側部分13には長手方向軸線L13が示されている。長手方向軸線L12,L13とジョイント中心平面EMとの交点はジョイント中心点Mを形成する。ジョイント外側部分12は、例えば接続ジャーナルに移行することができる底19と、ジョイント内側部分に結合可能なジャーナルを差し込むことができる開口20とを有している。このためにジョイント内側部分13は差込開口21を有している。底19の位置は以下「第1の側S1」への軸方向を指し、開口20の位置は以下「第2の側S2」への軸方向を指す。この概念はジョイント内側部分にも適用される。
中心平面EMを起点として、ジョイント内側部分13の、ジョイント外側部分12に対する最大の屈曲角βmaxに関して、両方向でのボール接触範囲βmax/2が示されている。ボール14はジョイント外側部分に設けられた外側のボールトラック22およびジョイント内側部分に設けられた内側のボールトラック23内で案内されている。計6つのボールトラックは周囲にわたって均等に形成されている。ボール14はボールトラックのトラック底と接触するように図示されてはいるが、必ずしも接触が提供されていなくてもよい。図示の伸展された位置で、ボール14がトラック22,23に接触する接点におけるボール14の接線T22′,T23′は、接続側に向かって開いた開き角αを形成する。ボールトラック22,23を描写するために、さらにボールトラックの中心線M22,M23が基準にとられる。中心平面EMには中心線の接線T22,T23が示されている。接線T22,T23は前記接線T22′,T23′に対して平行に位置する。この接線T22,T23間の角度αは4゜〜32゜である。ジョイント内側部分13の、ジョイント外側部分12に対する右回りの屈曲時、縦断面図に示したボール14は右向きにジョイント開口20に向かって移動する。ジョイント内側部分13の、ジョイント外側部分12に対する左回りの屈曲時、縦断面図に示したボール14は左向きに底19に向かって移動する。
図2aおよび図2bについて以下にまとめて説明する。本発明による図1に示した構成のジョイント11が2つの完全な図面で示されている。図1aおよび図1bと同じ項目には同じ符号を付した。図2bに示した断面は、図2aに示した断面線A−Aに沿って、図面上半分では、ジョイントの、トラック対22,23の中心線を包含する半径方向平面ERを通って延びており、図面下半分では、2つのトラック対22,23の中間を通って延びている。ここでは詳細に、各トラック対がその中心線M22,M23でもって、ジョイントを通る半径方向平面ER内に位置しており、この半径方向平面ERが互いに同じ角度間隔を有しており、かつその都度1つのボール14がケージ窓18によりボールケージ15内に収容されることが見て取れる。特に強調すべきことは、ボール14がボールトラックに沿って角度範囲±βmax/2で運動する間の、ボール14の比較的小さな半径方向運動である(図8a、図8b)。ボールの半径方向運動はケージ厚さDK、ひいてはボールトラックのトラック深さを規定する。減じられたケージ厚さDKは、可能なトラック深さを増し、ひいては高められた包囲角(γ22,γ23)、ひいてはボールの高められた耐荷量をもたらす(図10a、図10b)。ケージ窓18の領域におけるケージ厚さDKは有利にはピッチ円半径PCR、すなわち、ジョイントが伸展しているときの、ジョイント中心点Mと、ボールの、中心線M22,M23の交点にある中心点と間の間隔の8%よりも小さい。
図3aおよび図3bについて以下にまとめて説明する。図3には、図1に示した構成に対して改変された構成のジョイント11が示されている。図1aおよび図1bと同じ項目にはそれにもかかわらず同じ符号を付した。本発明によるこの第2の構成のジョイント11は、ジョイントを通る半径方向平面ER1,ER2に対して対称的に対を成して配置されたトラック平面BE,BE*内に位置するボールトラック22,23を有している。図3bには、図3aに示した断面線F−Fに沿って延びるオフセットされた断面図が示されている。図3bに示した断面は、図面上半分では、半径方向平面ER1に対して平行にオフセットされたトラック平面BE1*のいずれか1つを通って延びており、図面下半分では、2つのトラック対の間の半径方向平面を通って延びている。トラック対のすべての中心線M22,M23は、図3bに示した形で延びている。この場合、その都度4つのトラック対のトラックは、第1の半径方向平面ER1に対して平行かつ対称的に位置するトラック平面BE1,BE1*内に位置しており、4つの別のトラック対のトラックは、第2の半径方向平面ER2に対して平行にかつ等間隔を置いて延びるトラック平面BE2,BE2*内に位置している。トラック平面はその際、長手方向軸線に対して最小の間隔を置いた平行軸線PE,PE*を包含している。平行軸線PE,PE*はそれにより、トラック平面と、相応の半径方向平面ER1,ER2に対して垂直に位置する基準平面EX1,EX2との間の交線を形成する。平行軸線PE,PE*上にはトラック中心点ME,ME*がジョイント中心点Mに対して最短の間隔を置いて位置している。その都度4つのトラック対が、3つまたは4つの半径方向平面ERに対して対称的に、互いに等しいピッチ角を置いて配置されると、12本または16本のトラック対22,23を備え、相応に12個または16個のボール14を備えたジョイントが得られる。ここでも上記構成と同様に、ボールケージ15の、比較的薄い構成が指摘される。ボールケージ15の、ケージ窓18の領域におけるケージ厚さDKは有利にはピッチ円半径PCR、すなわちジョイントが伸展しているときの、トラック中心点MEと、中心線M22,M23の交点にあるボール中心点と間の間隔の最高で8%に相当する。図3aに応じて、図3bに示した中心点ME1*はジョイント中心点ではなく、トラック平面BE1,BE1*のいずれか1つに位置するトラックカーブ中心点である。
図4aおよび図4bについて以下にまとめて図1aおよび図1bの説明を引用して説明する。図1aおよび図1bと同じ項目には同じ符号を付した。その点については図1aおよび図1bの説明を参照されたい。図1aおよび図1bに示したジョイントとは異なり、ボールトラックは逆の経過を有している。図示の伸展された位置で、ボール14がトラック22,23に接触する接点におけるボール14の接線T22′,T23′は、底に向かって開いた開き角αを形成する。それにより、ボールトラックの経過のために、開口20の位置は第1の側S1を指し、底19の位置は第2の側S2を指す。
図5aおよび図5bについて以下にまとめて図2aおよび図2bの説明を引用して説明する。図5には、本発明による図4に示した構成のジョイント11が2つの完全な断面図で示されている。図2aおよび図2bと同じ項目には同じ符号を付した。図5bに示した断面は、図5aに示した断面線A−Aに沿って、図面上半分では、ジョイントの、トラック対22,23の中心線を包含する半径方向平面ERを通って延びており、図面下半分では、2つのトラック対22,23の中間を通って延びている。ここでは詳細に、各トラック対がその中心線M22,M23でもって、ジョイントを通る半径方向平面ER内に位置しており、この半径方向平面ERが互いに同じ角度間隔を有しており、かつその都度1つのボール14がケージ窓18によりボールケージ15内に収容されることが見て取れる。特に強調すべきことは、ボール14がボールトラックに沿って角度範囲±β max /2で運動する間の、ボール14の比較的小さな半径方向運動である(図8a、図8b)。ボールの半径方向運動はケージ厚さDK、ひいてはボールトラックのトラック深さを規定する。減じられたケージ厚さDKは、可能なトラック深さを増し、ひいては高められた包囲角(γ22,γ23)、ひいてはボールの高められた耐荷量をもたらす(図10a、図10b)。ケージ窓18の領域におけるケージ厚さDKは有利にはピッチ円半径PCR、すなわち、ジョイントが伸展しているときの、ジョイント中心点Mと、ボールの、中心線M22,M23の交点にある中心点と間の間隔の8%よりも小さい。
図6aおよび図6bについて以下にまとめて図3aおよび図3bの説明を引用して説明する。図6には、図1に示した構成に対して改変された構成のジョイント11が示されている。図1aおよび図1bと同じ項目にはそれにもかかわらず同じ符号を付した。本発明によるこの第2の構成のジョイント11は、ジョイントを通る半径方向平面ER1,ER2に対して対称的に対を成して配置されたトラック平面BE,BE * 内に位置するボールトラック22,23を有している。図6bには、図6aに示した断面線F−Fに沿って延びるオフセットされた断面図が示されている。図6bに示した断面は、図面上半分では、半径方向平面ER1に対して平行にオフセットされたトラック平面BE1 * のいずれか1つを通って延びており、図面下半分では、2つのトラック対の間の半径方向平面を通って延びている。トラック対のすべての中心線M22,M23は、図6bに示した形で延びている。この場合、その都度4つのトラック対のトラックは、第1の半径方向平面ER1に対して平行かつ対称的に位置するトラック平面BE1,BE1 * 内に位置しており、4つの別のトラック対のトラックは、第2の半径方向平面ER2に対して平行にかつ等間隔を置いて延びるトラック平面BE2,BE2 * 内に位置している。トラック平面はその際、長手方向軸線に対して最小の間隔を置いた平行軸線PE,PE * を包含している。平行軸線PE,PE * はそれにより、トラック平面と、相応の半径方向平面ER1,ER2に対して垂直に位置する基準平面EX1,EX2との間の交線を形成する。平行軸線PE,PE * 上にはトラック中心点ME,ME * がジョイント中心点Mに対して最短の間隔を置いて位置している。その都度4つのトラック対が、3つまたは4つの半径方向平面ERに対して対称的に、互いに等しいピッチ角を置いて配置されると、12本または16本のトラック対22,23を備え、相応に12個または16個のボール14を備えたジョイントが得られる。ここでも上記構成と同様に、ボールケージ15の、比較的薄い構成が指摘される。ボールケージ15の、ケージ窓18の領域におけるケージ厚さDKは有利にはピッチ円半径PCR、すなわちジョイントが伸展しているときの、トラック中心点MEと、中心線M22,M23の交点にあるボール中心点と間の間隔の最高で8%に相当する。図6aに応じて、図6bに示した中心点ME1 * はジョイント中心点ではなく、トラック平面BE1,BE1 * のいずれか1つに位置するトラックカーブ中心点である。
図7aおよび図7bについて以下にまとめて説明する。図7には、公知の構造形式のUFジョイントが示されている。公知の構造形式のUFジョイントでは、ボールトラックの中心線が、ジョイントを通る半径方向平面内を延びている。図1aおよび図2aと同じ項目には同じ符号を付した。図7bには、図7aに示した断面線E−Eに沿って、図面上半分に、トラック対22,23の中心平面を通る半径方向断面図が示されており、図面下半分には、2つのトラック対22,23の間を通る半径方向断面図が示されている。トラック対の外側のボールトラック22および内側のボールトラック23はジョイント外側部分12の底19からジョイント外側部分12の開口20に向かって拡幅し、開口側から見てアンダカットフリーである。前に図2および図3に示した本発明によるジョイントに比べてボールケージ15が肉厚に構成されていることを指摘しておく。トラック中心線M22,M23はそれぞれ、1つの円弧と、これに接線方向で接続する1つの直線とから成っている。
図8aには、図1から図3までのいずれか1つに示した外側のボールトラック22の、トラック底線に対して平行に延びるトラック中心線M22が示されている。外側部分に設けられたトラックの中心線M22は、第1の軸方向のオフセットO1aおよび半径方向のオフセットO1rを有する中心点M1を中心とする第1の半径R1と、第2の軸方向のオフセットO2aおよび第2の半径方向のオフセットO2rを有する第2の半径R2とから成っている。移行は変向点W22により示されている。第2の半径R2には、軸線L12,PE,PE*に対して平行な直線G3が接線方向で接続している。中心平面EM内には中心線M22の接線T22が示されている。接線T22は長手方向軸線L12,PE,PE*に角度α/2の下で交わる。接線T22の垂線は長手方向軸線L12,PE,PE*に基準半径RBの基準中心点MB,MBEで交わる。別の基準半径RZはトラック中心点M,MEを中心として示されている。中心平面EMの左側で、第1の側S1に向かって、中心線M22は半径RBの内側および半径RZの外側を延びている、すなわち基準中心点MB,MBEを中心とする半径RBの円弧の内側およびトラック中心点M,MEを中心とする半径RZの円弧の外側を延びている。中心平面EMの右側で、第2の側S2に向かって、中心線M22は実質的に半径RBの外側を延びている、すなわち基準中心点MB,MBEを中心とする半径RBの円弧の外側を延びている。ボールがボール軌道に沿って運動する間の、トラック中心点M,MEに関する半径方向のボール運動はeで示されている。これはケージ窓の領域におけるボールケージの最小厚さに相当する。この場合、エッジ部での支持(Kantentraeger)、つまり片当たりを回避するための付加的な安全策が必要である。
図8bには、図1から図3までのいずれか1つに示した、所属の内側のボールトラック23の、トラック底線に対して平行に延びるトラック中心線M23が示されている。内側部分13に設けられたトラック23の中心線M23は、中心点M1′を中心とする第1の半径R1′と、中心点M2′を中心とする第2の半径R2′とから成っている。移行は変向点W23により示されている。第2の半径R2′には、軸線L13,PE,PE*に対して平行な直線G3′が接続している。ここでは、中心点M1′が軸方向のオフセットO1a′と半径方向のオフセットO1r′とを有しており、中心点M2′が軸方向のオフセットO2a′と半径方向のオフセットO2r′とを有している。中心平面EMには中心線M23の接線T23が示されている。接線T23は長手方向軸線L13,PE,PE*に角度α/2の下で交わる。接線T23の垂線は長手方向軸線L12,PE,PE*に基準半径RB′の基準中心点MB′,MBE′で交わる。別の基準半径RZ′はトラック中心点M,MEを中心として示されている。中心平面EMの右側で、第2の側S2に向かって、中心線M23は半径RB′の内側および半径RZ′の外側を延びている、すなわち基準中心点MB′,MBE′を中心とする半径RB′の円弧の内側およびトラック中心点M,MEを中心とする半径RZ′の円弧の外側を延びている。中心平面EMの左側で、第1の側S1に向かって、中心線M23は少なくとも主に半径RB′の外側を延びている、すなわち基準中心点MB′,MBE′を中心とする半径RB′の円弧の外側を延びている。ボールがボール軌道に沿って運動する間の、トラック中心点M,MEに関する半径方向のボール運動はeで示されている。図5aおよび図5bの両中心線M22,M23はジョイント中心平面EMで角度αの下で交わり、この中心平面に対して鏡面対称に延びている。
図9aには、改変された構成の外側のボールトラック22の、トラック底線に対して平行に延びるトラック中心線M22が示されている。外側部分に設けられたトラックの中心線M22は、第1の軸方向のオフセットO1aおよび半径方向のオフセットO1rを有する中心点M1を中心とする第1の半径R1と、第2の軸方向のオフセットO2aおよび第2の半径方向のオフセットO2rを有する第2の半径R2と、半径R2とは反対側で半径R1に接続し、半径R1よりも小さく、かつ同じ向きで湾曲されている第3の半径R3とから成っている。その際、その中心点M3の位置は詳細には寸法規定されていない。第1の半径と第2の半径との間の移行は変向点W22により示されている。第2の半径R2には、軸線L12,PE,PE*に対して平行な直線G3が接線方向で接続している。中心平面EMには中心線M22の接線T22が示されている。接線T22は長手方向軸線L12,PE,PE*に角度α/2の下で交わる。接線T22の垂線は長手方向軸線L12,PE,PE*に基準半径RBの基準中心点MB,MBEで交わる。別の基準半径はトラック中心点M,MEを中心として示されている。中心平面の左側で、第1の側S1に向かって、中心線22は半径RBの内側および半径RZの外側を延びている。中心平面EMの右側で、第2の側S2に向かって、中心線M22は主に半径RBの外側を延びている。ボールがボール軌道に沿って運動する間の、トラック中心点M,MEに関する半径方向のボール運動はeで示されている。これはケージ窓の領域におけるボールケージの最小厚さに相当する。この場合、エッジ部での支持、つまり片当たりを回避するための付加的な安全策が必要である。
図9bには、改変された構成の、所属の内側のボールトラック23の、トラック底線に対して平行に延びるトラック中心線M23が示されている。内側部分13に設けられたトラック23の中心線M23は、中心点M1′を中心とする第1の半径R1′と、中心点M2′を中心とする第2の半径R2′と、半径R2′とは反対側で半径R1′に接続しており、半径R1′よりも小さく、かつ同じ向きで湾曲されている第3の半径R3′とから成っている。第2の半径R2′には、軸線L13,PE,PE*に対して平行な直線G3′が接続している。ここでは、中心点M1′が軸方向のオフセットO1a′と半径方向のオフセットO1r′とを有しており、中心点M2′が軸方向のオフセットO2a′と半径方向のオフセットO2r′とを有している。中心点M3′の位置は詳細には寸法規定されていない。中心平面EMには中心線M23の接線T23が示されている。接線T23は長手方向軸線L13,PE,PE*に角度α/2の下で交わる。接線T23の垂線は長手方向軸線L13,PE,PE*に基準半径RB′の基準中心点MB′,MBE′で交わる。別の基準半径RZ′はトラック中心点M,MEを中心として示されている。中心平面EMの右側で、第2の側S2に向かって、中心線M23は半径RB′の内側および半径RZ′の外側を延びている。中心平面EMの左側で、第1の側S1に向かって、中心線M23は主に半径RB′の外側を延びている。ボールがボール軌道に沿って運動する間の、トラック中心点M,MEに関する半径方向のボール運動はeで示されている。図6aおよび図6bの両中心線M22,M23はジョイント中心平面EMで角度αの下で交わり、この中心平面EMに対して鏡面対称に延びている。
図10には、本発明によるジョイント(図10a)の、背景技術によるジョイント(図10b)に比べて薄いケージ15の影響が見て取れる。本発明による比較的薄いケージ15は外側のトラック22および内側のトラック23における比較的大きなトラック包囲角γ22,γ23を許可する。
11 ジョイント
12 ジョイント外側部分
13 ジョイント内側部分
14 ボール
15 ケージ
16 ケージ外面
17 ケージ内面
18 ケージ窓
19 底
20 開口
21 差込開口
22 外側のボールトラック
23 内側のボールトラック
24 トラック底(外側のボールトラック)
25 トラック底(内側のボールトラック)
26 トラック側面
27 トラック側面
ER 半径方向平面
EM ジョイント中心平面
L12 長手方向軸線(外側部分)
L13 長手方向軸線(内側部分)
M22 中心線(トラック22)
M23 中心線(トラック23)
S1 第1の側
S2 第2の側
12 ジョイント外側部分
13 ジョイント内側部分
14 ボール
15 ケージ
16 ケージ外面
17 ケージ内面
18 ケージ窓
19 底
20 開口
21 差込開口
22 外側のボールトラック
23 内側のボールトラック
24 トラック底(外側のボールトラック)
25 トラック底(内側のボールトラック)
26 トラック側面
27 トラック側面
ER 半径方向平面
EM ジョイント中心平面
L12 長手方向軸線(外側部分)
L13 長手方向軸線(内側部分)
M22 中心線(トラック22)
M23 中心線(トラック23)
S1 第1の側
S2 第2の側
Claims (2)
- 固定式ジョイントの形の等速ジョイントにおいて、
ジョイント外側部分(12)が設けられており、ジョイント外側部分(12)が、長手方向軸線(L12)と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側(S1)および第2の側(S2)と、外側のボールトラック(22)とを有しており、
ジョイント内側部分(13)が設けられており、ジョイント内側部分(13)が、長手方向軸線(L13)と、ジョイント外側部分(12)の開口(20)に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラック(23)とを有しており、
外側のボールトラック(22)と内側のボールトラック(23)とが互いにトラック対(22,23)を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボール(14)を収容しており、
リング状のボールケージ(15)がジョイント外側部分(12)とジョイント内側部分(13)との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓(18)を有しており、ケージ窓(18)がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボール(14)の中心点がケージ(15)によりジョイント中心平面(EM)内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線(L12,L13)間の角度を二等分する平面上に案内されており、
トラック対のボールトラック(22,23)の中心線(M22,M23)が、ジョイントを通る半径方向平面(ER)内に位置しており、
ジョイント中心平面(EM)におけるボールトラック(22,23)の中心線(M22,M23)の接線(T22,T23)に対して平行に延びる、トラック底線の接線(T22′,T23′)間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線(L12,L13)が一致する伸展時に、第2の側(S2)から第1の側(S1)に向かって開いており、
ジョイント外側部分(12)において、ボールトラック(22)の中心線(M22)が、ジョイント中心平面(EM)から第1の側(S1)にかけての領域で、その都度1つの基準半径(RB)を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径(RB)の半径中心点(MB)が、ジョイント中心平面(EM)におけるボールトラック(22)の中心線(M22)の接線(T22)に対する垂線と、長手方向軸線(L12)との交点に位置しており、
ジョイント内側部分(13)において、ボールトラック(23)の中心線(M23)が、ジョイント中心平面(EM)から第2の側(S2)にかけての領域で、その都度1つの基準半径(RB′)を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径(RB′)の半径中心点(MB′)が、ジョイント中心平面(EM)におけるボールトラック(23)の中心線(M23)の接線(T23)に対する垂線と、長手方向軸線(L13)との交点に位置しており、
ジョイント外側部分(12)において、ボールトラック(22)の中心線(M22)が、ジョイント中心平面(EM)から第2の側(S2)にかけての領域で、前記基準半径(RB)を越えて半径方向外側に変位し、
ジョイント内側部分(13)において、ボールトラック(23)の中心線(M23)が、ジョイント中心平面(EM)から第1の側(S1)にかけての領域で、前記基準半径(RB′)を越えて半径方向外側に変位する
ことを特徴とする、ボールの半径方向運動が少ない等速ジョイント。 - 固定式ジョイントの形の等速ジョイントにおいて、
ジョイント外側部分(12)が設けられており、ジョイント外側部分(12)が、長手方向軸線(L12)と、軸方向で互いに対向して位置する第1の側(S1)および第2の側(S2)と、外側のボールトラック(22)とを有しており、
ジョイント内側部分(13)が設けられており、ジョイント内側部分(13)が、長手方向軸線(L13)と、ジョイント外側部分(12)の開口(20)に向かって延びる軸のための接続手段と、内側のボールトラック(23)とを有しており、
外側のボールトラック(22)と内側のボールトラック(23)とが互いにトラック対(22,23)を形成しており、
トラック対がその都度、トルクを伝える1つのボール(14)を収容しており、
リング状のボールケージ(15)がジョイント外側部分(12)とジョイント内側部分(13)との間に装着されており、周方向で分配されたケージ窓(18)を有しており、ケージ窓(18)がその都度、トルクを伝える少なくとも1つのボールを収容しており、
ボール(14)の中心点がケージ(15)によりジョイント中心平面(EM)内に保持され、ジョイント屈曲時、長手方向軸線(L12,L13)間の角度を二等分する平面上に案内されており、
トラック対のボールトラック(22,23)の中心線(M22,M23)が、ジョイントを通る半径方向平面(ER)に対して実質的に対称的かつ平行に延びるトラック平面(BE,BE*)の対内に位置しており、
ジョイント中心平面(EM)におけるボールトラック(22,23)の中心線(M22,M23)の接線(T22,T23)に対して平行に延びる、トラック底線の接線(T22′,T23′)間の開き角αが、ジョイントの、長手方向軸線(L12,L13)が一致する伸展時に、第2の側(S2)から第1の側(S1)に向かって開いており、
ジョイント外側部分(12)において、ボールトラック(22)の中心線(M22)が、ジョイント中心平面(EM)から第1の側(S1)にかけての領域で、その都度1つの基準半径(RB)を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径(RB)の半径中心点(MBE)が、ジョイント中心平面(EM)におけるボールトラック(22)の中心線(M22)の接線(T22)に対する垂線と、トラック平面(BE,BE*)を通る、長手方向軸線(L12)に対する平行軸線(PE,PE*)との交点に位置しており、
ジョイント内側部分(13)において、ボールトラック(23)の中心線(M23)が、ジョイント中心平面(EM)から第2の側(S2)にかけての領域で、その都度1つの基準半径(RB′)を半径方向内側に向かって離れるようになっており、基準半径(RB′)の半径中心点(MBE′)が、ジョイント中心平面(EM)におけるボールトラック(23)の中心線(M23)の接線(T23)に対する垂線と、トラック平面(BE,BE*)を通る、長手方向軸線(L13)に対する平行軸線(PE,PE*)との交点に位置しており、
ジョイント外側部分(12)において、ボールトラック(22)の中心線(M22)が、ジョイント中心平面(EM)から第2の側(S2)にかけての領域で、前記基準半径(RB)を越えて半径方向外側に変位し、
ジョイント内側部分(13)において、ボールトラック(23)の中心線(M23)が、ジョイント中心平面(EM)から第1の側(S1)にかけての領域で、前記基準半径(RB′)を越えて半径方向外側に変位する
ことを特徴とする、ボールの半径方向運動が少ない等速ジョイント。
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