JP2007502633A - ガッタパーチャポイント及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、歯根管系充填用のガッタパーチャポイントに関与し、このガッタパーチャポイントは、少なくとも1つの部分が、外周が非円形である断面領域を有すること、及びガッタパーチャポイントの表面が異なる部分で異なる粗さを有することを特徴とする。
Description
本発明は、歯科用具の分野に関与し、歯根管系充填用のガッタパーチャポイントに関する。本発明はさらに、ガッタパーチャポイントを製造する方法に関する。
歯根管治療では、組織を刺激しない充填材を用いて可能な限り最善の密封を達成することが望ましい。理想的な歯根管充填材は、根尖周囲組織を刺激せず、歯根管を横方向及び縦方向にしっかりと塞ぐべきであり、その体積は安定したままであるべきであり、歯根管内で収縮してはならない。さらに、理想的な歯根管充填材は、細菌の増殖を促してはならず、可能な限り静菌性であると同時に、生体適合性で、かつ無毒であるべきである。
ガッタパーチャポイント及びシーラーを用いた歯根管充填は、生物学的に最善であるとともに長期的に最も安全な方法であることが示されている。ガッタパーチャポイントの際立った特徴は、材料の熱可塑性の変形能であり、これにより、ガッタパーチャポイントは微温下で、例えば体温、すなわち37℃でうまく機能することができ、その結果、歯根管の特に確実な充填が可能となる。通常、このようなガッタパーチャポイントは、約20重量%±10重量%のガッタパーチャ含有量を有する。これにより、ガッタパーチャチップ又はガッタパーチャポイントは、例えば金属又は合金等の固体材料からなり、義歯、例えばクラウン又はブリッジ等を固定するために、歯髄腔、例えば歯根管の上側2/3の所にしっかりと固定される固定ピン又はポストと区別される。ガッタパーチャを歯根管に導入するために広く用いられている方法は、側方加圧充填法、垂直加圧充填法、熱機械加圧充填法、及び注入法である。
一般的に用いられている側方加圧充填法で、歯根管充填は、歯根管に最初に導入されるガッタパーチャマスターポイントの選択から開始する。次に、第2のガッタパーチャポイントを歯根管に導入し、スプレッダとして知られている鉤形の道具によって変形させ、マスターポイントとともに圧縮する。均一な歯根管充填が達成されるまでこのプロセスを繰り返す。その後、歯冠側の余分なガッタパーチャポイントを除去する。ガッタパーチャの封止性は低いため、歯根管を密封するためには、例えばガッタパーチャポイントの表面に塗布する付加的なシーラーを用いることが不可欠である。
特に、上述の側方加圧充填法の場合、断面が丸いガッタパーチャポイントは、手動でガイドされるスプレッダによって変形させにくいため、スプレッダによるガッタパーチャポイントの変形を満足に行うことができないことが多くあり得ることが示されている。これは、歯根管の満足される側方加圧充填及び均一な充填が常に保証され得ないことを意味する。すなわち、歯根管充填の理想的な最終結果は、比較的長い時間をかけてのみ達成することができ、特に対応する施術者の器用さを前提とする。
ガッタパーチャポイントを用いて歯根管系を充填する従来の方法、特に側方加圧充填法では、充填材による根尖周囲組織の刺激を回避するために、アピカルストップと呼ばれるものを準備するよう、すなわち、画定された端部を普通円錐状である歯根管形状に形成するよう指示されることが多い。ガッタパーチャで歯根管を完全に充填することは多くの場合、利用可能な空間が小さいため、簡単に行うことができない。
さらに、ガッタパーチャを歯根管に導入する従来の方法では、閉じ込められた空気又は過剰なシーラーによって深刻な問題が生じる場合があり、これは、歯根管治療の結果として要望どおりの成功が得られないことを意味し得る。従来のガッタパーチャポイントを用いる場合、十分なシーラーを象牙質細管に導入して完全な閉鎖を確実として、その結果、流体及び病原菌の侵入が防止されるという保証もない。
これと比較して、本発明の目的は、上述の問題を解消又は緩和することができるガッタパーチャポイントを利用可能にすることである。
ガッタパーチャポイントは、それ自体が既知のものであり、種々の形態で市場で入手可能である。本発明において、「ガッタパーチャポイント」又は「ガッタパーチャチップ」という用語は、特に、歯根管系充填用の、ガッタパーチャを含むポイント又はチップを意味し、ガッタパーチャとは、樹脂から得られるポリイソプレン系の既知の天然物である。ガッタパーチャの他に、ガッタパーチャポイント又はガッタパーチャチップ(本明細書中、以下ではガッタパーチャポイントと呼ぶ)は、従来の添加剤、例えば無機物(例えば、酸化亜鉛等の無機充填剤等)、重金属塩等のX線造影剤、特に硫酸バリウム、又は例えばワックス等の有機物を含有することができる。通常、ガッタパーチャポイントは、約70重量%のZnO、約10重量%のBaSO4、及び約1〜4重量%のワックスを含有する。
本発明の第1の実施形態によれば、少なくとも1つの突出部がガッタパーチャポイントの表面に形成されることを特徴とする、歯根管系充填用のガッタパーチャポイントが提供される。このような突出部は、棘、瘤若しくはラグ、又は外周環の形状であることが有利である。これにより、ガッタパーチャポイントが、例えば歯根管系の充填中にある位置から転がりでるのが防止される。突出部は、歯根管壁と接触すると変形して、歯根管壁と2次元接触するため、このようにしてより大きな接触表面が与えられ、ガッタパーチャポイントの歯根管からの偶発的な動きや、あるいは離脱さえ防止される。従来のガッタパーチャポイントは、歯根管及びシーラーとの接触が十分でないという欠点を有している。したがって、従来のガッタパーチャポイントでは、歯根管に挿入されたガッタパーチャポイントの歯冠側端において、例えばポスト挿入用のポイント又は充填材を短縮するように操作することにより、歯根管内のガッタパーチャポイントを歯根管から移動するか、又は外すこともあり得る。突出部は、ガッタパーチャポイントとシーラーとの間、及びガッタパーチャポイントと象牙質との間の結合を有利に向上させる。その上、突出部の所与の厚さにより、シーラー層の所望の厚さを設定することができる。シーラーは、突出部によって歯根管内にさらに運ばれ、歯根管内で圧縮され、これは歯根管の有利な充填につながるだけでなく、象牙質細管内へのシーラーの移動にもつながり、その結果、象牙質細管が特に液体及び病原菌に対して有利なことに塞がれる。さらに、各個々のガッタパーチャポイントの表面に形成された少なくとも1つの突出部によって、歯根管内での複数のガッタパーチャポイントの詰め込み、補強又は挟み込みが容易になり、これも歯根管内でのポイントの固定を有利に改善する。
このような突出部が螺旋巻きの形状であることが、さらに有利である。特に、これにより、螺旋巻きが歪んで歯根管壁との大きな接触領域を形成するため、ガッタパーチャポイントが歯根管内に確実に固定される。
好ましくは、本発明によるガッタパーチャポイントの表面に、複数の同一又は異なる突出部が同時に設けられる。ガッタパーチャポイントの表面上のいくつかの突出部は、異なるサイズ又は強度を有することもできる。好ましくは、ガッタパーチャポイントの表面上の複数の突出部の相対的なサイズ又は強度は、ガッタパーチャポイントの長手方向軸に沿って、すなわち、ガッタパーチャポイントの根尖側端及び歯冠側端に向かって変化する。このようにして、ガッタパーチャポイントは、例えば、根尖領域に比較的薄い外周環、中間領域にそれよりも厚い環、及び歯冠領域にそれよりもさらに厚い環を有することができる。
本発明のガッタパーチャポイントの第2の有利な実施形態では、ガッタパーチャポイントは、外周が非丸形(非円形)である断面領域を有する少なくとも1つの部分を有する。換言すると、ガッタパーチャポイントは、ガッタパーチャポイントの転がり性をなくすか又は少なくとも低減させる非丸形の断面を有する少なくとも1つの部分を有する。「断面領域」という表現は、ここで用いる場合、ポイントの方向に対して直角に延びるガッタパーチャポイントの断面を表すことが好ましい。好ましい実施形態によれば、ガッタパーチャポイントは角張った形状を有する。
本発明のガッタパーチャポイントの第2の実施形態の特に有利な構成では、ガッタパーチャポイントは、ポイント方向に複数の部分を含むことができ、少なくとも1つの部分は、異なる部分の断面領域の外周形状とは異なる外周形状の断面領域を有する。したがって、ガッタパーチャポイントは、例えば、円形断面を有する複数の根尖側断面領域を有する。3次元で見ると、これは、この領域においてガッタパーチャポイントの円錐形状に対応し得る。さらに、ガッタパーチャポイントは、外周が非丸形、例えば角形である歯冠側断面領域を有することができる。このようにして、窩洞の容積が比較的大きい歯根管系の非根尖部分におけるガッタパーチャポイントの転がり性を、有利なことになくすか又は少なくとも低減できる。歯根管自体は、一般に断面が丸形ではないため、非丸形断面のガッタパーチャポイントを用いた充填により、歯根管が有利に充填されるという結果が得られる。
「根尖側」及び「歯冠側」という用語は、ここで用いる場合、歯根管系におけるガッタパーチャポイントの配置を指す。
さらなる模範的な実施形態では、外周が丸形(円形)である断面領域を有する部分と、外周が非丸形(非円形)である断面領域を有する部分とを、交互に配置することができる。
本発明によれば、断面領域の外周は、一部又は全部が閉じた、ニーポイントで互いに結合するポリライン(線分群)、すなわち、互いにつながった複数の直線の形状であれば好ましい。直線間のニーポイントは、3次元形状において、ポイント方向に延びるガッタパーチャポイントの表面のエッジに対応し、かつガッタパーチャポイントの断面領域の角張った外周の角に対応する。これらのエッジにより、ガッタパーチャポイントのこのような構成は、歯根管系の充填中にガッタパーチャポイントの位置ずれを防止するのに特に有利であり、ガッタパーチャポイントを歯根管内に適切に固定することを可能にする。同時に、ガッタパーチャポイントのこのような構成の平坦な面は、例えば側方加圧充填の場合に、いくつものポイントを互いに対して大きな接触面領域で特に良好に固定できるという利点を有する。さらに、平坦な面があると、2つのガッタパーチャポイントを、平らな共通の同一平面を介して、すなわち互いの間に間隙を有さずに互いにしっかりと接合することができるため、歯根管の空間をガッタパーチャポイントによって適切に充填することができる。このようなガッタパーチャポイントは、特に効果的に互いに詰め込み、補強し又は挟み込むこともできる。大きい平坦な表面のさらなる利点は、より大きい摩擦によって、小さな表面のように他の表面に対して滑りやすくないことである。したがって、ガッタパーチャポイントが互いに対してより滑りにくいことで、すでに位置決めされているポイントの望ましくない滑りが防止される。さらに、大きな表面は、圧縮しなくてさえ十分に密着するという利点を有し、これは歯根管の良好な閉鎖に関して有利である。
本発明の第1及び/又は第2の実施形態と特に組み合わせることができる本発明の第3の実施形態によれば、ガッタパーチャポイントの表面は、異なる部分で異なる粗さを有し、ガッタパーチャポイントの転がり性を低減させる。したがって、ガッタパーチャポイントは、例えば歯根管系の根尖領域で、歯根管系の非根尖領域におけるよりも粗くないことが有利であり得る。ガッタパーチャポイントの表面の粗さを増すために、ガッタパーチャポイントの表面に、少なくとも1つの、特にパターン形状の3次元構造を形成することができる。パターン形状の3次元構造は、例えば窪み又は隆起の形状で、存在する規則的に繰り返される構造要素によって規定されるが、不規則な3次元構造の場合、構造要素は無作為に配置される。ガッタパーチャポイントの表面の粗さを増すためのこのような3次元構造は、ハニカム構造の形状で存在することが好ましい。ガッタパーチャポイントは、このようにして位置ずれを効果的に防止することができるだけでなく、さらに、ガッタパーチャポイントの表面を拡大することもできるため、ガッタパーチャポイントの圧縮が促進される。さらに、表面の粗さを増すためのこのような3次元構造は、歯根管内でのガッタパーチャポイントの固定を改善し、それにより、特に、歯根管の根尖における有利な閉鎖を確実にするためにマスターポイントを根尖側に固定することができる。さらなる利点は、詰め込み、補強し、挟み込む及び/又は組む合わせることに関して明らかであり、ガッタパーチャポイントが歯根管だけでなく互いに対しても固定されるという効果が得られる。表面構造は、いくつかのガッタパーチャポイントを互いに対してより滑りにくくすること、又はガッタパーチャポイントを歯根管内でより移動しにくくすることも有利である。ガッタパーチャポイントとシーラーとの間の結合も同様に、3次元表面構造によって有利に改善される。
本発明の第1、第2及び/又は第3の実施形態と特に組み合わせることができる、本発明の第4の実施形態によれば、ガッタパーチャポイントには、少なくとも1つのスルーチャネルが、一方向に、例えばポイント方向と平行に設けられる。このようなスルーチャネルは、例えば、ガッタパーチャポイント内に完全に延びていてもよく、これに代わるものとして、スルーチャネルは、充填ポイントの表面にあるチャネル状凹部の形状であってもよい。このようなスルーチャネルを通して、空気及び/又は液体、特にシーラーが歯根管系から逃げることができる有利さがあるため、空気が歯根管系に残っていることにより、又は過剰なシーラーにより発生し得る合併症を回避することができる。これは、前向きな治療の結果に大きく寄与する。
さらに、その結果、象牙質細管が完全かつ永久に閉鎖されることを確実にする量のシーラーを用いることが可能となる。さらに、このようにしてシーラーの充填しすぎが回避されるため、特に根尖からシーラーが逃げるのを防止することができる。
本発明の第1、第2、第3、及び/又は第4の実施形態と特に組み合わせることができる、本発明の第5の実施形態では、ガッタパーチャポイントは、その表面に、ガッタパーチャポイントを強化するための補強リブ等、特にポイント方向と平行に延びる少なくとも1つの構造を有する。好ましくは、構造は、ポイント方向と平行に延びる補強リブの形態で設けられる。このような構造により、歯根管系へのガッタパーチャポイントの導入がかなり楽になり得る。さらに、このような構造は、ガッタパーチャポイントの塑性変形性を維持しながら、ガッタパーチャポイントの剛性及び強度の両方を向上させる有利さがある。あるいは、ガッタパーチャポイントの強度は、従来の補強材、例えば、強化ガラス繊維又は強化炭素繊維、及び強化ポリマーを組み込むことによって、高めることができる。
本発明によるガッタパーチャポイントは、金型内に液体のガッタパーチャを鋳込む、特に射出成形することによって、ガッタパーチャ鋳造物を作製することができ、そしてその後、ガッタパーチャ鋳造物を固化させてガッタパーチャポイントを作製することにより、有利に製造することができる。これに関連して、液体のガッタパーチャが、歯根管系の陽型の陰型である金型に注がれることが特に好ましい。換言すると、まず、例えばシリコーン塊を導入することによって、歯根管系の鋳造を行い、陽型を作製する。続いて、この陽型を用いて、歯根管形の窩洞に相当する陰型、すなわち中空金型を作る。次に、陰型に液体のガッタパーチャを詰めて固化させて、ガッタパーチャポイントを作製する。ガッタパーチャポイントは、歯根系の窩洞と相補的な形状を有する。
あるいは、ガッタパーチャポイントは、固体のガッタパーチャブランクの材料除去加工によって作製してもよい。例えば、この場合のガッタパーチャポイントは、ガッタパーチャブランクからフライス削りされる。これに関連して、特に有利には、歯根管系の窩洞は予め適切な方法で3次元測定され、ガッタパーチャポイントはこの測定データを用いてガッタパーチャブランクからフライス削りされることにより、陰型を用いたガッタパーチャポイントの鋳造と同様に、歯根管系の窩洞と相補的な形状を有するガッタパーチャポイントが作製される。
さらに、ガッタパーチャポイントは、固体のガッタパーチャブランクの非材料除去加工によって製造することができる。例えば、適切なプレス工具を用いて、ガッタパーチャブランクをプレスしてガッタパーチャポイントを成形する。この手法は、種々の出発原料を用いてガッタパーチャポイントを作製する機会を非常に有利に提供する。したがって、例えば、ガッタパーチャの表面と、ガッタパーチャ以外の材料、特に、アクリレート、シリコーン、ポリエチレン、ポリプロピレン、金属、ポリウレタン、熱可塑性エラストマー、ゴム状化合物等の柔軟な材料のコアとを有する、ガッタパーチャポイントを製造することができる。特に有利には、この場合の歯根管系の窩洞は、予め適切な方法で3次元測定され、この測定データを用いてガッタパーチャポイントがガッタパーチャブランクからプレスされることにより、陰型を用いたガッタパーチャポイントの鋳造と同様に、歯根管系の窩洞と相補的な形状を有するガッタパーチャポイントがプレスによって作製される。
驚くべきことに、正確に決められた3次元表面構造及び/又は正確に決められた突出部を有するガッタパーチャポイントの製造が、もしこのような構造及び/又は突出部を後で金型内に置くか、又は取り付ければ、可能であることが分かった。
Claims (24)
- 少なくとも1つの突出部がガッタパーチャポイントの表面に形成されることを特徴とする、歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 前記突出部は、棘、瘤若しくはラグ、又は外周環の形状で構成されることを特徴とする、請求項1に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 前記突出部は螺旋巻きの形状で構成されることを特徴とする、請求項1に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- ガッタパーチャポイントは少なくとも1つの部分が、外周が非丸形である断面領域を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- ガッタパーチャポイントは複数の部分を有し、少なくとも1つの部分が、異なる部分の断面領域の外周形状とは異なる外周形状を有する断面領域を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 外周が非丸形である断面領域は、閉じたポリラインの形状の外周を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 前記ガッタパーチャポイントの前記表面は、異なる部分で異なる粗さを有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 前記ガッタパーチャポイントの表面は、少なくとも1つの、特にパターン形状の、3次元構造を有することを特徴とする、請求項7に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 異なる部分で異なる3次元構造を有することを特徴とする、請求項8に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 前記3次元構造はハニカム構造であることを特徴とする、請求項8又は9に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 一方向に、特にポイント方向と平行に、少なくとも1つのチャネルが設けられることを特徴とする、特に請求項1〜10のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- チャネルは、ガッタパーチャポイント表面のチャネル状凹部の形状であることを特徴とする、請求項11に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 表面に、ガッタパーチャポイントは、特に前記ポイント方向と平行に延びる、前記ガッタパーチャポイントを補強するための少なくとも1つの構造を有することを特徴とする、特に請求項1〜12のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 断面領域は、ポイント方向に対して直角に切断されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイント。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイントを製造する方法であって、
金型内に液体のガッタパーチャを、特に射出成形で鋳込みガッタパーチャ鋳造物を作製するステップと、
前記ガッタパーチャ鋳造物を固化して、ガッタパーチャポイントを作製するステップと
を特徴とする、歯根管系充填用のガッタパーチャポイントを製造する方法。 - 液体のガッタパーチャを、歯根管系の陽型の陰型である金型に鋳込むことを特徴とする、請求項15に記載の方法。
- 固体のガッタパーチャブランクの材料除去加工により、ガッタパーチャポイントを作製することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイントを製造する方法。
- ガッタパーチャブランクはフライス削りされることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
- 歯根管系は3次元測定され、ガッタパーチャポイントは、歯根管系に対応するとともに該歯根管系と相補的な金型で成形されることを特徴とする、請求項17又は18に記載の方法。
- 固体のガッタパーチャブランクの非材料除去加工により、ガッタパーチャポイントを作製することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の歯根管系充填用のガッタパーチャポイントを製造する方法。
- ガッタパーチャブランクはプレスされることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- ガッタパーチャとガッタパーチャ以外の少なくとも1つの材料を含むガッタパーチャブランクを、非材料除去加工することを特徴とする、請求項20又は21に記載の方法。
- 歯根管系は3次元測定され、前記ガッタパーチャポイントは、歯根管系に対応するとともに該歯根管系と相補的な金型で成形されることを特徴とする、請求項20〜22のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項15〜23のいずれか1項に記載の方法により製造される、特に請求項1〜14のいずれか1項に記載のガッタパーチャポイント。
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