JP2007501333A - 付着装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

非対称交流電圧(好ましくは40kHz)が、同軸(好ましくは、せん頭円錐形)関係を有する一対のターゲットの間に与えられ、(1)基板表面に材料を均一な厚さで付着し、(2)ターゲット又は他の表面から誘電体材料を除去し、(3)ターゲットの単一の点弧をなし、その後に、ターゲットの点弧を消し、(4)プラズマ放電からの低エネルギー(「冷」)電子を使用することによって、基板温度を減じて、低エネルギー流を作り出す。非対称は、交互の半サイクルの電圧と、他の半サイクルの電圧との間の大きさの差に起因する。第2の交流電圧(好ましくは、無線周波数)が、非対称交流電圧を変調して、円滑なプラズマ点弧をもたらす。ターゲットの各々に印加された異なる電圧の振幅は、基板の表面に、異なる位置で、実質的に一定の付着厚さを作る手段でもある。
【選択図】図2

Description

この発明は、基板上に金属の付着物を形成するための装置及び方法に関する。より詳細には、本発明は、基板上に、均一な被膜をもたらす付着物を形成するための装置及び方法に関する。
(発明の背景)
いま、集積回路チップが、ビジネス、教育、化学、及び他の多くの分野で、異なる作動を制御するための、或いは、データ及び数学的計算をなすための、複雑な電子回路を提供するのにあらゆる種類の装置で使用されている。これまでの漸進的な進歩で、集積回路チップサイズは、次第に縮小した。さらに、チップのサイズが縮小したら、チップの回路は、次第に複雑になった。
集積回路上の各層の製作は、アノードを含む装置内に、一つ又は複数のターゲット及び基板を配置することによってなされる。ターゲット及びアノードは、キャビティを構成する。ターゲット及びアノードの電位により、キャビティ内で、第1の方向に、アノードとターゲットの間に電界を生じさせる。磁界も、キャビティ内に、第1の方向と交差し、好ましくは、実質的に垂直な第2の方向に生じさせる。
電界と磁界の組合せにより、キャビティ内の電子を、螺旋進路に移動させる。これらの電子は、キャビティの中を流れる不活性ガス(例えば、アルゴン)の分子をイオン化する。 イオンは、ターゲットに引き寄せられ、原子をターゲットから放出させる。原子は、基板上に付着して、基板上に層を形成する。層は、導電性材料であってもよいし、或いは、誘電体(即ち、電気的に絶縁性)材料でもよい。
層が導電性材料から形成される場合には、その材料を、エッチングして電気導線を形成する。集積回路チップは、複数の連続した層から形成され、そのうちの幾つかは、導電性であり、そのうちの他の層は電気的に絶縁性である。電気ペグ又はビアが、異なる導電性層の間に設けられ。電気ペグ又はビアは、チップの絶縁層に設けられたソケットに配置される。集積チップは、ウエハに形成され、ウエハの各々は、複数の、あるときは数百の、さらに数千の集積回路チップを保持する。
集積回路の異なる層の製作は、精密でなければならない。例えば、異なる層の回路導線の厚さ及び幅は、回路の異なる構成部品にとって適当なインピーダンス値を維持するために、精密でなければならない。適当なインピーダンス値が維持されなければ、集積回路チップ内の電気回路の作動が損なわれる。ときどき、二つのターゲットが、キャビティ内に配置されることがある。ターゲットは、好ましくは、同じ材料で作られるが、それらは、異なる材料で作られてもよい。ターゲットは、同軸の(好ましくは、さい頭円錐形(円錐台形)の)関係に配置される。ターゲットの各々からの物質が基板上に付着されて、層を形成する。ターゲットの各々が、他方のターゲットよりも、基板層に異なる寄与をもたらすから、層は基板上の異なる位置に異なる厚さを有する。
キャビティ内に存在するガスは、酸素(O2)、窒素(N2)及びメタン(CH4)である。これらのガスは、ターゲットを形成する材料の原子と結合して、化合物を生成し、化合物は、ターゲット上に、及び付着装置を形成する他の部材上に沈積する。例えば、アルミニウム(Al)は、酸素(O2)と結合して、酸化アルミニウム(Al23)を形成し、シリコン(Si)は、メタンと結合して、シリコンカーバイド(SiC)を形成し、タンタル(Ta)は、酸素(O2)及び窒素(N2)と結合して、(TaOxNy)を形成する。
できたこれらの物質の全ては、固体誘電体を構成する。電圧を受ける部材上に付着させたとき、それらは、部材が、受けた電圧の利益を受けないようにする。例えば、これらの誘電体化合物の一つがターゲット上に付着されたときには、その誘電体化合物は、電界がアノードとターゲットとの間に生じさせないようにし、それによって、ターゲット上の材料の原子がターゲットから放出されなくする。
二つのターゲットが、キャビティ内に配置される場合には、二つのターゲットは、交流電圧を受け、それにより、二つのターゲットの一方を、交互の半サイクルで活性化させ、二つのターゲットの他方を、他の半サイクルで活性化させる。このようにして、各ターゲットは、他方のターゲットが活性化される間、アノードの役割を演じる。活性化されるとき、各ターゲットは、ターゲット材料の原子を基板上に付着させ、かつ、前の半サイクル中に基板の表面に成長した薄い誘電体物質を除去する。かくして、セルフクリーニング工程が起こる。ターゲットの一つが活性化されるたびに、ターゲットは、電圧スパイクを生じさせる。この電圧スパイクは、ターゲット材料の円滑且つ均一な付着物を、基板上に作らせないようにする。円滑且つ均一な付着物が、基板に形成される電気回路の作動を向上させるから、円滑且つ均一な付着が望ましい。その上、スパイクは、基板上に付着した薄膜中に、粒子及び欠陥を生じさせる。
装置は、RF(例えば、13.56MHz)電力によって変調された非対称の交流電圧(好ましくは、40kHz)を、同軸関係を有する一対のターゲット間に印加し、そして、
1.付着工程中に、ターゲットの表面から誘電体物質を除去し、
ターゲット表面上のこの誘電体物質の付着より以前に生じたアークを除去するために、
2.非対称のレベルを調節することによって、均一な被膜を作るために、
(異なる電力レベルをターゲットの個々のものに印加して)
3.RF放電から生ずる、ターゲット付近の永久的なイオン化によりターゲットの円滑な点弧を行わせるために、
4.ターゲット点弧中、いかなる電圧スパイクをも除去することによって、付着被膜中の欠陥及び異物を除去するために、
5.プラズマ放電からの低エネルギー(「コールド」)電子が基板に達しないようにすることによって、基板の温度を減ずるために、
6.基板の表面上の異なる位置に、実質的に均一な付着速度を提供するために、
7.帯電粒子による基板のボンバートを減ずることによって、付着した薄膜の固有応力を減ずるために、
追加のダイオード回路を使用する。
(本発明の好ましい実施形態の詳細な説明)
図1は、基板22上に付着物を形成するための、全体的に20で指示した、先行技術の装置の実施形態の一部分を簡単化した概略基本原理で示す。装置10は、接地シールド26から間隔を隔てられた一対のターゲット32及び34を含む。ターゲット32及び34の各々は、中空のせん頭円錐形状のような、適当な形状を備えるのがよい。ターゲット32及び34は、共通軸線35に同軸であるのがよく、ターゲット32は、ターゲット34から軸線方向にずらされ、かつ、ターゲット34より大きな直径を有する。ターゲット32及び34は、基板22の表面36上に層に付着される材料から作られるのがよい。例えば、銅の層を基板38上に付着する場合、ターゲット32及び34は、銅から作られるのがよい。しかしながら、ターゲット32は、ターゲット34の材料と異なる材料から作られてもよい。
アノード40が、ターゲット32及び34と間隔を隔てた、好ましくは、同軸の関係に配置される。正のバイアスが、電源41によってアノード40に印加されて、アノード40とターゲット32及び34の間に電界を生成じさせる。正のバイアスをアノード40に印加することは、プラズマの性質を変え、また、基板22の表面36上に付着した薄膜の特性について追加の制御を行うのに使用される。アノード40は、ターゲット32によりもターゲット34に近い。アノード40とターゲット32及び34は、キャビティを構成する。アノード40とターゲット32及び34の間の電界により、キャビティ42内に電子を生じさせる。磁石45及び47が、ターゲットの表面と平行な磁界48を生じさせるために、アノード32及び34に対してそれぞれ配置される。磁界48は、電界の方向と交差する方向に、好ましくは、磁化の方向と実質的に垂直な方向に配置される。
アルゴンのような不活性ガスの分子が、50のところで、キャビティ42の中へ導入される。これらの分子は、キャビティ42内の電子によってイオン化され、陽イオンを生じさせる。磁界と電界の間の交差関係、好ましくは実質的に垂直な関係の結果として、電子がキャビティ42内を螺旋進路で移動するので、キャビティ内のアルゴン分子のイオン化が促進される。アルゴンの陽イオンは、ターゲット32及び34まで移動し、ターゲットの傾斜面から、原子を放出させる。これらの原子は、基板22の露出面36に移動し、その露出面に付着することになる。
AC電圧の二極の性質により、ターゲット32及び34の各々は、電圧の正の半サイクルがターゲットに印加されるとき、アノードとして作動し、一方、他方のターゲットは、カソードとして作動し、交流電圧の負の半サイクルでは、逆になる。二重マグネトロン装置が採用されるとき、重要な利点が達成される。二極モードでは、二つのターゲットは、放電のアノード及びカソードとして交互に働き、別のアノードを必要としない。しかしながら、二重カソードマグネトロン適用の領域は、薄膜付着中、基板が過熱されることになるため、及び、付着基板22上に配置された電子デバイスのあり得る照射損傷により、制限される。
中間周波数(例えば、40kHz)での放電の「パルス(pulsed)」特性により、プラズマは、電気信号の半周期ごとに点弧されなければならない。プラズマをターゲット付近に効果的に閉じ込めることができず、かくして、プラズマが、基板方向へも及ぶから、頻繁なプラズマ点弧(40kHz放電に対して、毎秒80000回)が、マグネトロンに、非平衡状態を作り出す。帯電粒子による過度の基板ボンバートは、成長薄膜の形成の構造的欠陥をもたらし、かつ、デバイスの損傷をもたらす。その上、ターゲットの一つが負の電位を有し、放電のカソードとして電子を放出するとき、もう一つのターゲットは、正の電位であり、電子を集める。しかし、強い磁界が、電子をターゲット表面から偏向させるから、正のターゲットは、電子の効果的なコレクターにはならない。その結果、付着工程中、著しい量の電子が、基板22の表面36に達し、それによって、基板に高温を発生させる。
図10は、ターゲット32及び34への交流電圧の印加に応答して、装置20の作動を示す。交互の半サイクルでは、ターゲット32及び34の一方が、62のところで、スパッタリング状態にされることになり、64のところで、非活性化されることになる。
上述した付着装置20には、未解決の問題がある。一つの問題は、ターゲット34から基板22の露出面に付着した材料の量が、ターゲット32から基板の表面に付着した材料の量より多いという事実から生じる。これは印加されるAC電力が対称であり、そのため、両方のターゲットが等しい量の電力を受けるが、ターゲットの幾何学的寸法及び位置が等しくないから起こる。この結果、基板の周囲におけるより、基板22の中央における付着速度がより高くなる。
別の未解決の問題は、ターゲット34の表面上の電界から生ずる。電力の半サイクルでは、ターゲット34が、アノードとして作動するとき、ターゲット34は、電子を集める。しかし、ターゲット34の表面上の磁界が、ターゲットへの電子の流れに抵抗する。かくして、ターゲット34がアノードとして働くとき、ターゲット34の効率は低い。その結果、「コールド(cold)」電子が、基板22の表面36に達し、熱を発生させ、基板の表面上の成分を破壊することすらある。同じ問題が、ターゲット32がアノードとして働くとき、ターゲットに印加される交流電圧の他の半サイクルに存在する。
この出願で開示され、請求され、且つ、図2及び図3に76で全体的に示された装置及び方法は、前の段落で説明した問題を解決する。本装置は、図1に示す、ターゲット32及び34と、アノード40と、を有する。しかしながら、交流電圧が、好ましくはほぼ20kHz乃至80kHzである中間範囲の周波数で、ターゲット32と34の間に印加される。
図9は、水平軸にそって連続的な周波数を示し、垂直軸に沿って、基板22上での、ターゲット32及び34からの材料の付着速度を示す、曲線74である。図9から分かるように、付着速度は、ゼロ周波数で1.0として指示された速度から徐々に減少し、周波数は、約20kHzから80kHzの中間範囲に徐々に増加する。
図9から分かるように、ターゲット32及びターゲット34に印加されるDC電圧について、付着速度は1.0である。交流電圧が、約40kHzの周波数でターゲット32とターゲット34の間に印加されるとき、付着速度は、約0.7の値まで減少する。交流電圧が、約80kHzの周波数でターゲット32とターゲット34の間に印加されるとき、付着速度は、約0.5の値まで減少する。
図2は、本発明の好ましい実施形態の一つを構成する、76で全体的に指示した、装置を概略的に示す。装置は、ターゲット32及びターゲット34、キャビティ42、及び基板22を有する。図1中の磁石45及び47に相当する磁石45及び47が、装置に含まれるのがよい。シールド78、80及び82が、装置内に設けられ、接地のような適当な基準電位に電気的に接続されるのがよい。基板22は、電圧源83からのメガヘルツ範囲(例えば、13.66MHz)の無線周波数で交流電圧を受けるウエハーランド(waferland)84に配置されるのがよい。この段落で説明したような装置は、先行技術において知られている。
約20kHzから約80kHzの中間周波数範囲の交流電圧が、電圧源86によって提供される。電圧源86からの交流電圧の交互の半サイクルは、インダクタンス88を介してターゲット32に印加され、電圧源86からの他の半サイクルが、インダクタンス89を介してターゲット34に印加される。インダクタンス88及び89は、ローパスフィルタを構成し、かつ、交流電圧源86を、無線周波数(13.66MHz)の交流電圧を提供する交流電圧源92から隔離する。電圧源83及び92は、約13.66MHzのような、適当な無線周波数で作動する単一の電圧源に組み合わされるのがよい。
キャパシタ96及び97は、交流電圧源92と内側のターゲット34の間に、電圧源と外側のターゲット32の間に、それぞれ、接続される。ブロック形態に98で指示した非対称の回路は、その両端に、端子98a及び98bを有する。端子98a及び98bは、ローパスフィルタを構成し、かつ、非対称の回路を交流電圧源92によって提供されるRF電力から保護する、インダクタンス100及び102とキャパシタ140にそれぞれ接続される。
中間周波数(例えば、40kHz)の交流電圧は、電圧源86から、ターゲット32及び34に印加される。インダクタンス88及び89のインピーダンスが中間周波数で比較的低いから、電圧をターゲット32及び34に印加することができる。同時に、インダクタンス88及び89は、無線周波数(例えば、13.66MHz)で高いインピーダンスを有する。これにより、交流電圧源92からの電圧が交流電圧源86の作動に影響を及ぼすのを防止する。それはまた、交流電圧源92からの交流電圧が、ターゲット32及び34に加えられることを保障する。
キャパシタ96及び97はまた、交流電圧源92からターゲット32及び34に印加された無線周波数電力を分割する。分割の割合は、キャパシタ96及び97の相対値に依存する。無線周波数(13.66MHz)では、キャパシタ96及び97は、低いインピーダンスを有する。これにより、交流電圧源92からの電圧を、ターゲット32及び34に加えることができる。中間周波数では、キャパシタ96及び97は、高いインピーダンスを有する。これは、電圧源86からの電圧が、交流電圧源92に加えられるのを防止し、かつ、交流電圧源92からの電圧が、電圧源86に加えられるのを防止する。
電圧源86は、図11に100で示す交流電圧を生じさせる。交流電圧源92からの交流電圧は、電圧源86によって作り出された電圧100を変調する。この変調を、図11に102で示する。分かるように、電圧源86からの電圧の振幅は、交流電圧源92からの電圧の振幅よりもかなり大きい。先行技術におけるように、電圧電圧源86だけが設けられたならば、正のトリガ電圧70を、図11に示したように、交流電圧の交互の半サイクルでターゲット32に生じさせる。同様に、正のトリガ電圧76を、図11に示したように、交流電圧の他の半サイクルでターゲット34に生じさせる。
中間周波数(40kHz)の交流電圧を無線周波数(例えば13.66MHz)の交流電圧で変調することによって、電圧源86からの交流電圧の最初の半サイクルでのみトリガ信号を生じさせる。これを、図12に108で示す。引き続く交互の半サイクルのいずれにおいても、トリガ信号108に対応する非トリガ信号を生じさせない。これは、円滑な付着が、ターゲット32から基板22に行われることを保証する。同様に、正の電圧がターゲット34に加えられるとき、トリガ信号108に対応する単一のトリガ信号だけを、半サイクルの最初の一つで、ターゲット34に生じさせる。その後、トリガ信号を、ターゲット34に生じさせない。これは、先行技術で(電圧源86に対応する)ソースからの交流電圧の各半サイクルでプラズマ放電に作られる異物の、基板22上でのいかなる付着をも除去する。
電圧源86からの交流電圧が、交流電圧源92からの交流電圧によって変調されるときも、基板の中央領域におけるターゲットからの材料の付着速度は、基板の周囲におけるターゲット32からの材料の付着速度より大きい。これは、何が先行技術において起きるかである。各事例において、劣悪な品質の基板が作り出される。
図2に示す本装置72は、基板の中央部分と周辺部分での基板22の厚さの違いを補償する。これは、非対称回路98を設けることによって達成される。非対称回路98は、その両端に、端子98a及び98bを有する。非対称回路98は、ターゲット34によりもターゲット32にもっと電力を与えて、ターゲットによって基板に生じさせる付着速度を等しくする。これは、交流電圧110がターゲット34に加えられ、かつ、交流電圧112がターゲット32に加えられる場合、図8から分かる。交流電圧110及び112は、軸線114に対して配置される。普通は、先行技術におけるように、交流電圧は、交流電圧110及び112のピーク間の中間の軸線115に対して配置される。
図8に示すように、ターゲット32に加えられた交流電圧112の大きさは、軸線が図8の114にあるとき、ターゲット34に加えられる電圧110の大きさより大きい。これは、基板22にターゲット32から与えられる付着の速度を増加させ、かつ、基板にターゲット34から与えられる付着の速度を減少させる。ターゲット32及び34に印加される電圧の相対振幅を、基板の全ての位置における付着速度が実質的に均一であるように調節することができる。その結果、基板22上の付着物の厚さは、基板の全ての位置で実質的に均一である。
図3は、非対称回路98の端子の個々の一つから、アノード40に、及び、プロセスチャンバー内の(シールド78及び80を含む)他のシールドに各々接続された二つの追加のダイオード202及び203を示す。上述したように、磁界は、「コールド(cold)」電子が、図13のプラズマ160及び162を出ることを妨げる。その結果、これらの電子は、先行技術では、基板22に移動し、基板に移動するイオンによって、基板の熱を作り、基板のボンバートを生じさせる。この熱及びボンバートは、先行技術の装置では基板上のデバイス(チップ)を損傷させる。
この発明の装置にダイオード202及び203を含めることによって、「コールド(cold)」電子は、先行技術より遙かに容易に、プラズマ160及び102を出て、シールド(例えば78及び80)に移動する。例えば、電圧の負の半サイクルが、ターゲット32に印加されると仮定する。この場合、ダイオード202は、高いインピーダンスを有する。非対称回路98の反対側の端子は、この時、正の電位を有する。これにより、ダイオード203は、低インピーダンスを有し、非対称回路98から正の電圧をターゲット34、アノード40及びシールド78及び80に印加させる。プラズマ162を出るために、「コールド(cold)」電子は、ターゲット34をパスし、かつ、シールド78及び80及びアノード40をパスしなければならない。最も好ましいパスは、シールド80及び78、及びアノード40を通ることである、というのは、プロセスチャンバーのこれらの構成要素は、電子に対して低抵抗を有し、ターゲット34がその表面に、電子がターゲット34に達するのを抑制する磁界を有するからである。その結果、「コールド(cold)」電子は、プラズマ放電162を出て、アノード40及びシールド(例えば、78及び80)に通り、電子のエネルギーを、基板22、又はプロセスチャンバーの他の部分の熱として放散しない。負の電圧がターゲット34に印加されるとき、回路は、先の段落で説明したのと同じように働くが、正の電圧は、今や、ダイオード202を介して印加される。同時に、ダイオード203は、高インピーダンスを有する。
「コールド(cold)」電子が基板22に通るのを防止することは、基板の温度を減じ、典型的には、数百MPaの高圧縮応力を有する酸化物フィルム及び窒化物フィルムの圧縮応力を減ずる。
図5は、図3に示す非対称発生器98の、全体的に120で示した、好ましい実施形態を、簡単化した基本原理で示す。実施形態120は、非対称回路98の両端に、端子98a及び98bを有する。実施形態120はまた、概略的な基本原理で、中間周波数(例えば、40kHz)の交流電圧を、非対称回路98に加えるための交流電源86を有する。 キャパシタ122及びダイオード124は、互いに並列であり、端子98aと端子98bとの間で、電圧源86と直列である。
ダイオード124の順方向では、ダイオードは、低インピーダンスを有する。交互の半サイクルで、電流が、電圧源86からダイオード124を通ってターゲット32に流れる。これは、図8に112で示す大きな信号を生じさせる。電圧源86からの交流電圧の他の半サイクルでは、ダイオード124は高インピーダンスを有し、電流の流れを阻止する。しかしながら、電流は、キャパシタ122を通って流れるが、その流れは、キャパシタの大きさに依存する量によって制限される。これにより、作り出されるべき図8中の交流電流信号110を生じさせる。
キャパシタ122は、ターゲット34に印加される電圧の振幅が、図8に110で示したようであるように選択される。図8の交流電圧110及び112のピーク振幅の間の差は、キャパシタ122の大きさとに依存し、かつ、電圧源86によって与えられる交流電圧の周波数に依存する。この差は、基板22上に、ターゲット32及び34によって与えられる付着物の厚さの差を保証するように選択される。
図6は、図2及び図3の非対称回路98の、全体的に130で示す、別の好ましい実施形態を、概略的な基本原理で示す。実施形態130は、図5にも示す、ダイオード124及びキャパシタ122を有する。実施形態130はまた、(a)電圧源86の両端に接続された一次巻線132と、(b)一次巻線132と磁気的に結合した二次巻線134と、を有する。二次巻線134の一方の端子は、端子98bに接続され、二次巻線の他方の端子は、キャパシタ122及びダイオード124に接続される。
電流が、電圧源86からの交流電圧の半サイクル毎にで、一次巻線132に流れる。交互の半サイクルでは、ターゲット32が、基板22上に付着物を形成するとき、電流が、ダイオード124によって与えられた低インピーダンスパスを通って流れる。これにより、巻線132と巻線134の間の磁気構造に蓄積されたエネルギーの全てをダイオード124を通して分配する。しかしながら、電圧源86からの交流電圧の別の半サイクルでは、ダイオード124は高インピーダンスを有し、一次巻線によってもたらされるエネルギーの一部分だけが、キャパシタ22を通る電流によって分配される。これにより、エネルギーのいくらかを、巻線の間の磁気構造にとどめさせる。このエネルギーは、交流電圧の次に半サイクルで、ダイオード124を通る電流の流れによって分配される。これにより、図8の電圧112のピーク振幅を、電圧110のピーク振幅に対して増加させる。
図7は、図2及び図3における非対称回路98の、全体的に136で示す、他の好ましい実施形態を概略的な基本原理で示す。この実施形態では、電圧源138からの直流電圧が、端子98aと端子98bの間に印加される。直流電圧は、図8の電圧112のピーク振幅を増加させ、かつ、電圧110のピーク振幅を減少させる方向に印加される。電圧112のピーク振幅の増加量、及び、電圧110のピーク振幅の減少量は、電圧源138によって与えられる流電圧の振幅に依存する。
図4は、図2及び図3にも示す回路の部分を示す。図4に示す回路部分は、非対称回路98、ターゲット32及び34、及びインダクタンス100及び102を含む。回路のこの部分は、インダクタンス100及び102が、交流電源92からの約13.66MHzの無線周波数エネルギーが非対称回路98を通るのを防止するフィルタとして作用する。
先に示したように、誘電体材料が、付着装置76内のターゲット32及び34、及び、その他の構成要素の表面に蓄積する。酸素、窒素及びメタンのようなガスの分子が、ターゲット32及び34の表面から放出された分子又は原子と反応するとき、誘電体層が蓄積する。放出された原子又は分子は、例示として、シリコン、アルミニウム又はタンタルであり、それらは、例示として、酸素、窒素及びメタン分子と反応して、例示として、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸素と窒素を含むタンタル化合物を形成する。これらの化合物は、ターゲット32及び34の表面に付着し、ターゲット32及び34を形成する材料の原子又は分子が、ターゲットから放出されないようにする。
前段落で説明した誘電体材料のうちの一つの層が、ターゲット32に付着されたと仮定する。また、ターゲット32が、電圧源86から負の電圧を受けていると仮定する。このとき、正のイオンから形成されたプラズマ160が、ターゲット32に隣接してキャビティ42内に蓄積されている。プラズマ160を、図13に雲として示す。プラズマ160は、負のターゲット32に隣接して形成される、というのは、プラズマは比較的ゆっくりと移動する正のイオンから作られ、プラズマがターゲットに隣接して蓄積するからである。
ターゲット32に隣接して正のイオンによって形成されたプラズマ160は、比較的強く、ターゲット32の表面に付着された誘電体材料の層は、比較的薄い。その結果、電界が、プラズマ160からのイオンを加速し、ターゲット32のボンバートを生じさせる。ボンバートにより、ターゲット34の表面の誘電体材料を、ターゲットから除去させる。このようにして、ターゲット32及び34の表面は、電圧源86からの交流電圧の次々の半サイクルで、誘電体材料が交互に掃除される。
誘電体材料がターゲット32の表面から除去される半サイクル中、上述したように、誘電体材料の層がターゲット34に形成される。電圧源86からの交流電圧の次の半サイクルでは、誘電体層は、上述した方法で、プラズマ162の作用によって、ターゲット34の表面から除去される。このように、ターゲット32及び34の表面は、電圧源86からの交流電圧の次々の半サイクルで、誘電体材料が交互に掃除される。
この発明は、特定の実施形態を参照して、説明し、図示したが、含まれる原理は、当業者にとって明らかな他の多数の実施形態に使用することができる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によって指示されるようにのみ限定されるべきである。
基板上に、ターゲットからの材料の付着物を形成するための先行技術の装置の概略図である。 本発明を構成する装置の好ましい実施形態を示す電気回路ダイヤグラムである。 本発明を構成する他の好ましい実施形態を示す電気回路ダイヤグラムである。 図2及び図3に示した本発明の実施形態に使用するための、非対称の交流電圧を発生させるための、非対称発電器を示す、部分的にブロック形態での、電気回路ダイヤグラムである。 図4にブロック形態で示した、非対称発電器の好ましい実施形態の電気回路ダイヤグラムである。 図4にブロック形態で示した、非対称発電器の別の好ましい実施形態の電気回路ダイヤグラムである。 図4にブロック形態で示した、非対称発電器の更に別の好ましい実施形態の電気回路ダイヤグラムである。 図4〜図7に示した非対称発電器の交流電圧の連続サイクルで発生した非対称パワーを概略的に示し、また、先行技術における発生した対称パワーも示す、曲線である。 図2乃至図7に示した回路に、中間範囲で印加された異なる周波数についての、基板上の付着速度を示す曲線である。 ガスの分子がイオンになり始めるとき、及び、ガスの分子のイオン化が、半サイクルで停止されるとき、交流電圧の連続する半サイクルの時間を概略的に示す曲線である。 先行技術における交流電圧の各半サイクルで、ターゲットの個々のものに印加される電圧が、どのように誘発されて電圧スパイクを生じさせるのかを概略的に示す。 交流電圧の各半サイクルでの電圧スパイクの生成が、図2乃至図7に示した回路を使用することによって、どのように除去されるのかを概略的に示す。 プラズマの生成が、図2乃至図7に示した実施形態で、ターゲットを異物の望ましくない層をきれいにするのに、どのように利用されるのかを示す。

Claims (70)

  1. 基板と使用するための組合せであって、
    第1ターゲットと、
    第1ターゲットからずらされ、かつ、第1ターゲットと同軸関係に配置された第2ターゲットと、
    基板上に、第1及び第2ターゲットからの材料の付着物を得るために、第1ターゲット及び第2ターゲットに作動的に接続された第1電気回路と、
    基板上にターゲットから材料付着中、誘電体材料がターゲットの表面に付着されないようにするための、第1電気回路と作動的に関連した第2電気回路と、
    の組合せ。
  2. 第1電気回路は、交流電圧を第1周波数でターゲットに与え、
    第2電気回路は、第1及び第2ターゲットに印加される交流電圧について調節して、基板上に第1及び第2ターゲットから付着される材料の相対量を調節し、かつ、基板の表面に実質的に均一な付着物を形成する、
    請求項1記載の組合せ。
  3. 第1電気回路は、第1及び第2ターゲットに印加するための対称交流電圧を提供し、
    第2電気回路は、第1電気回路と作動的に関連して、第1及び第2ターゲットに印加される交流電圧に非対称を与え、この非対称は、基板の表面に実質的に均一な付着物を形成する方向にある、
    請求項1記載の組合せ。
  4. 第1電気回路は、第1及び第2ターゲットに印加するための対称の交流電圧を提供し、
    第2電気回路は、基板上の、第1及び第2ターゲットからの付着の速度の差を補償するために、ターゲットの一方に、ターゲットの他方におけるよりも交流電圧の大きい振幅を与える、請求項2記載の組合せ。
  5. 第1電気回路は、第1及び第2ターゲットに印加するための対称の交流電圧を提供し、
    第2電気回路は、第1電気回路と作動的に関連して、第1及び第2ターゲットに印加される交流電圧に非対称を与え、この非対称は、基板の表面に実質的に均一な付着物を形成する方向にある、
    請求項4記載の組合せ。
  6. 基板に材料を付着させるための装置であって、
    第1ターゲットと、
    第1ターゲットと同軸関係に配置された第2ターゲットと、
    第1及び第2ターゲットに第1交流電圧を印加するための第1回路と、
    第1及び第2ターゲットの個々のものについて、作動の最初のサイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるように、第1交流電圧を無線周波数の第2交流電圧で変調するための第2回路と、を有し、
    第2回路は、実質的に一定速度で、基板上の異なる位置に、ターゲットから材料の累積的な付着物を形成するために、基板上に第1及び第2ターゲットの各々から材料を付着させる速度を制御するための、個々の値を有する無効分を有する、
    装置。
  7. 無効分は、キャパシタを構成する、
    請求項6記載の装置。
  8. 無効分は、一対のキャパシタを構成し、その一方は、交互の半サイクルで無線周波数の交流電圧を第1ターゲットに通すため、第1ターゲットに接続され、他方は、無線周波数の交流電圧を第2ターゲットに通すため、第2ターゲットに接続され、一対のキャパシタの各々は、他方のキャパシタと異なる値を有する、
    請求項7記載の装置。
  9. 一対のキャパシタは、一対のキャパシタが同じ値を有していたならばターゲットからの材料を基板に付着させる速度差を補償するために、個々の値を有する、
    請求項8記載の装置。
  10. 第1回路は、一対のターゲットに印加される直流電圧源を有する、
    請求項6記載の装置。
  11. 第1回路は、一対のターゲットに印加される直流電圧源を有する、
    請求項9記載の装置。
  12. 無効分は、一対のキャパシタを構成し、その一方は、交互の半サイクルで無線周波数の交流電圧を第1ターゲットに通すために、第1ターゲットに接続され、他方は、無線周波数の交流電圧を第2ターゲットに通すために、第2ターゲットに接続され、キャパシタの各々は、他方のキャパシタと異なる値を有し、
    一対のキャパシタは、一対のキャパシタが同じ値を有するとした場合に第1及び第2ターゲットから材料が付着される速度差を補償するために、個々の値を有し、
    第1回路は、第1及び第2ターゲットに印加される直流電圧源を有する、
    請求項7記載の装置。
  13. 基板上に材料を付着させるための組合せであって、
    第1ターゲットと、
    第1ターゲットと間隔を隔てたせん頭円錐形の関係に配置された第2ターゲットと、
    第1ターゲットと第2ターゲットとの間に、中間の周波数範囲内の特定周波数の交流電圧を印加するための第1回路と、
    無線周波数の交流電圧信号で、特定周波数の信号を変調するための第2回路と、
    基板の表面上にターゲットから材料の付着物を基板の表面の全体にわたって実質的に均一な厚さに形成するために、第1及び第2ターゲットへの特定周波数の信号の印加を調節するための電気回路と、
    の組合せ。
  14. 第1及び第2ターゲットは、第1ターゲットからの基板上の材料の、第2ターゲットからよりも、大きい付着速度をもたらすように、基板に対して配置され、
    特定周波数の交流電圧が、第1及び第2ターゲットからの基板上の材料の付着速度の差を補償するために、第1ターゲットに印加されるよりも大きい強さで第2ターゲットに印加される、
    請求項13記載の組合せ。
  15. 特定周波数は、約20kHz乃至約80kHzの範囲内にある、
    請求項13記載の組合せ。
  16. 第1回路は、交流電圧の正の半サイクルで、特定周波数の交流電圧を第2ターゲットに通し、かつ、交流電圧の負の半サイクルで、第1ターゲットへの特定周波数の交流電圧の通過を阻止するように接続されたダイオードを含み、
    第1回路は、交流電圧の負の半サイクルで、特定周波数の交流電圧を第2ターゲットに通すために、ダイオードの両端に接続されたキャパシタを更に含む、
    請求項13記載の組合せ。
  17. 直流電圧が、特定周波数の交流電圧の正の半サイクルで、基板上の、第1ターゲットからの材料の付着速度を高め、かつ、特定周波数の交流電圧の負の半サイクルで、基板上の、第2ターゲットからの材料の付着速度を減ずる方向で、第1回路の両端に接続される、
    請求項14記載の組合せ。
  18. 第1回路は、特定周波数の交流電圧の負の半サイクルで、エネルギーを蓄積し、かつ、特定周波数の交流電圧の正の半サイクルで、この蓄積したエネルギーを第1ターゲットに放出するように、回路中に接続された変圧器を含む、
    請求項13記載の組合せ。
  19. 基板と使用するための組合せであって、
    各々互いに同軸関係に配置され、かつ、基板上に材料を付着させるために基板に対して配置された第1及び第2ターゲットと、
    反対極の交流電圧を第1及び第2ターゲットにそれぞれ加えるための、第1及び第2ターゲットに接続された交流電圧源と、
    ターゲットの一方からの基板上の材料の高い付着速度を、他方のターゲットからの基板上の材料の付着速度に対して、補償するために、交流電圧の交互の半サイクルで、ターゲットの一方に、他の半サイクルで、ターゲットの他方に加えられた交流電圧の振幅に対して、限定された振幅の電圧を加えるための、交流電圧源、及び第1及び第2ターゲットに接続された電気回路と、
    の組合せ。
  20. 交流電圧の交互の半サイクルで、一方のターゲットに加えられる電圧の振幅を、電気回路は、他方の半サイクルで、他方のターゲットに加えられる交流電圧の振幅に対して、制限するために、ダイオードと、ダイオードの両端に接続されたキャパシタと、を有し、
    変圧器が、一次巻線と、二次巻線と、を備え、一次巻線は、交流電圧源に接続され、二次巻線は、電気回路に含まれ、交流電圧の交互の半サイクルでターゲットの一方に加えられる交流電圧の振幅を、他方の半サイクルでターゲットの他方に加えられる交流電圧の振幅に対して、制限する際に、ダイオード及びキャパシタと協同する、
    請求項19記載の組合せ。
  21. 電気回路は、交流電圧源の両端に接続され、かつ、交流電圧の交互の半サイクルで、ターゲットの一方に加えられる電圧の振幅を、他方の半サイクルで、ターゲットの他方に加えられる交流電圧の振幅に対して、制限するために、第1及び第2ターゲットに接続された直流電源を含む、
    請求項19記載の組合せ。
  22. 電気回路は、
    (a)交流電圧の交互の半サイクルで一方のターゲットに加えられる交流電圧を、交流電圧の他方の半サイクルで、ターゲットの他方に加えられる交流電圧の振幅に対して、制限する、ダイオード及び、ダイオードの両端に接続されたキャパシタ、
    (b)一次巻線及び二次巻線を備え、一次巻線は、交流電圧源に接続され、二次巻線は、電気回路に含まれ、交流電圧の交互の半サイクルで、ターゲットの一方に加えられる電圧の振幅を、他方の半サイクルで、ターゲットの他方に加えられる交流電圧の振幅に対して、制限する際に、ダイオード及びキャパシタと協同する変圧器、及び
    (c)交流電圧源に接続され、かつ、第1及び第2ターゲットに接続され、交流電圧の交互の半サイクルで、ターゲットの一方に加えられる電圧の振幅を、交流電圧の他方の半サイクルで、ターゲットの他方に加えられる交流電圧の振幅に対して、制限する直流電圧源、
    の一つを含む、請求項19記載の組合せ。
  23. 基板と使用するための組合せであって、
    特定の材料で作られた第1ターゲットと、
    特定の材料で作られ、かつ、第1ターゲットと同軸関係に配置された第2ターゲットと、
    基板上に第1及び第2ターゲットから材料の付着物を得るために、第1及び第2ターゲットに反対極の各瞬間電圧を与えるために、第1及び第2ターゲットに接続された交流電圧源と、
    基板表面にターゲットからの材料の実質的に均一な厚さの付着物を形成するために、交流電源からの両極の電圧の相対特性を調節するための、第1及び第2ターゲット及び交流電圧源に関連した電気回路と、
    の組合せ。
  24. 第1及び第2ターゲットは、通常は、基板上に異なる厚さの付着物を形成し、第1ターゲットに印加される電圧特性が、第2ターゲットに印加される電圧特性に対して、基板上に第1及び第2ターゲットからの材料の付着物によって基板上に生じさせる厚さのいかなる差をも除去するように調節される、
    請求項23記載の組合せ。
  25. 電気回路は、第1の方向に低インピーダンスで電流を通し、かつ、第1の方向と反対の第2の方向に特定の振幅の電流の通過を阻止する特性を有する第1要素を有し、かつ、第1及び第2の反対方向に実質的に等しい振幅の電流を流すとき、第1及び第2ターゲットから基板上にもたらされる付着間の差を補償するために、第2の方向に特定の大きさより小さい制御した振幅の電流を通過させる第2要素を含む、
    請求項24記載の組合せ。
  26. 第1要素はダイオードであり、第2要素はキャパシタである、
    請求項25記載の組合せ。
  27. 電気回路は、磁気的に結合した第1及び第2巻線を有する変圧器を含む、第1巻線は、交流電圧源に接続され、第2巻線は、第1及び第2要素に結合される、
    請求項25記載の組合せ。
  28. 直流電圧源は、第1及び第2の反対方向における相対する電流を調節するため、交流電圧源の両端に接続される、
    請求項28記載の組合せ。
  29. 基板上に材料を付着させるための組合せであって、
    第1ターゲットと、
    第1ターゲットからずらされ、かつ、第1ターゲットとせん頭円錐形関係配置された第2ターゲットと、
    第1及び第2ターゲットからの材料の基板上での均一な付着速度をもたらすために、交流電圧を、非対称関係で第1及び第2ターゲットの間に印加するための、第1及び第2ターゲットと関連した電気回路と、
    の組合せ。
  30. 電気回路は、交流電圧の連続した半サイクルで、交流電圧に非対称の特性を与える、
    請求項29記載の組合せ。
  31. 第1及び第2ターゲットに加えられる交流電圧が対称であるとき、基板上の材料の異なる付着速度が第1及び第2ターゲットからもたらされ、交流電圧の非対称特性により、第1及び第2ターゲットからの材料の同等の付着速度を基板にもたらす、
    請求項30記載の組合せ。
  32. 第2電気回路は、基板上での材料の付着の始めに一度だけターゲットを、トリガリング(triggering)させるために、第1電気回路14と協同して設けられ、第1電気回路と協同した第2電気回路は、いかなる追加のトリガリング(triggering)も無しで、連続する半サイクルで、基板上の材料の付着を維持する、
    請求項29記載の組合せ。
  33. 異なる付着速度を、第1及び第2ターゲットからの基板上の材料の異なる付着速度によって生じさせ、交流電圧の非対称の特性により、材料の同等の付着速度を基板上に、第1及び第2ターゲットからもたらし、
    第2電気回路は、第1及び第2ターゲットからの、基板上の、材料の付着の始めに一度だけ、ターゲットをトリガリング(triggering)させるために設けられ、第1電気回路と協同した第2電気回路は、いかなる追加のトリガリング(triggering)も無しで、連続する半サイクルで、基板上の材料の付着を維持する、
    請求項29記載の組合せ。
  34. 基板上に付着物を形成する方法であって、
    基板上に一対のターゲットの表面からの材料を付着するために、一対のターゲットを軸線方向に整合的な関係に配置するステップと、
    一対のターゲットの間に電圧を印加して、交流の半サイクルで、ターゲットの一方のものに正の電圧を、ターゲットの他方のものに負の電圧を与え、他の半サイクルで、ターゲットの一方のものに負の電圧を、ターゲットの他方のものに正の電圧を与え、交流電圧の半サイクル毎に、負の方のターゲットに隣接して、プラズマを発生させるステップと、
    交流電圧の半サイクル毎に発生したプラズマを使用して、交流電圧の半サイクルで負の電圧を受ける隣接した方のターゲットから誘電体材料を除去するステップと、
    を含む方法。
  35. ターゲットは、せん頭円錐形の関係に配置され、かつ、実質的に同じ材料で作られ、
    アノードが、ターゲットに対して配置されて、ターゲットと共にキャビティを構成し、
    電界を、キャビティ内で、アノードとターゲットの間に、第1の方向に生じさせ、
    磁界を、キャビティ内で、第1の方向と実質的に垂直な第2の方向に生じさせる、
    請求項34記載の方法。
  36. 交流電圧は、中間周波数を備え、無線周波数電圧で変調される、
    請求項34記載の方法。
  37. 交流電圧は、約20キロヘルツ(20kHz)乃至約80キロヘルツ(80kHz)の範囲内の中間周波数を備え、13.66メガヘルツの程度の無線周波素電圧で変調される、
    請求項35記載の方法。
  38. 基板の表面領域全体にわたって実質的に均一な厚さで基板の表面上にターゲットから材料を付着させる回路が設けられる、
    請求項34記載の方法。
  39. 基板上に付着物を形成する方法であって、
    基板上に、一対のターゲットの表面からの材料を付着させるために、一対のターゲットを軸線方向に整合的な関係に配置するステップと、
    非対称の特性を有する交流電圧を与えて、基板上の異なる位置でのターゲットからの材料の付着速度の差を補償するステップと、
    基板上の、ターゲットからの材料の付着速度において、非対称交流電圧をターゲットに加えて、基板表面上の異なる位置での第1及び第2ターゲットからの材料の付着速度の差を補償するステップと、
    の方法。
  40. 交流電圧の非対称により、交流電圧の交互の半サイクルでターゲットの一方に印加される交流電圧を、交流電圧の他の半サイクルでターゲットの他方に印加された交流電圧と異ならせて、基板上の異なる位置での、ターゲットの各々からの材料の付着速度の差を補償する、
    請求項39記載の方法。
  41. 交流電圧は第1周波数を有し、第1周波数より高い第2周波数を有する交流電圧が、第1周波数の交流電圧を変調して、第1周波数の交流電圧の最初の一サイクルでのみ、一対のターゲットの各々のトリガリング(triggering)を行わせる、
    請求項40記載の方法。
  42. 第1周波数を有する交流電圧は、約20キロヘルツ(20kHz)乃至約80キロヘルツ(80kHz)の範囲内の中間周波数を有し、第2周波数を有する交流電圧は、無線周波数範囲内の周波数を有している、
    請求項39記載の方法。
  43. 非対称の交流電圧は、交互の半サイクルで、他の半サイクルにおけるよりも高い振幅を有し、
    一対のターゲットは、せん頭円錐形の関係に配置され、
    一方のターゲットから基板上に付着させる材料は、等しい振幅を有する交流電圧が連続した半サイクルでターゲットに印加されるとき、他方のターゲットから基板上に付着させる材料より、高い密度を有し、
    低い振幅を有する非対称の交流電圧が、ターゲットに印加されて、高速度で基板上に材料を付着させる、
    請求項39記載の方法。
  44. アノードを、ターゲットに対して配置して、一対のターゲットと共にキャビティを構成し、
    電界を、キャビティ内で、第1の方向に、アノードとターゲットの間に生じさせ、
    磁界を、キャビティ内で、第1方向と実質的に垂直な第2方向に生じさせる、
    請求項39記載の方法。
  45. 交流電圧の非対称により、交流電圧の交互の半サイクルでターゲットの一方に印加される交流電圧を、交流電圧の他の半サイクルでターゲットの他方に印加される交流電圧と異ならせて、基板上の異なる位置でのターゲットの各々からの材料の付着速度の差を補償し、
    交流電圧は第1周波数を有し、第1周波数より高い第2周波数を有する交流電圧が、第1周波数の交流電圧を変調して、第1周波数でターゲットの印加される交流電圧の最初の一サイクルでのみ、一対のターゲットの各々のトリガリング(triggering)を行わせる、
    請求項39記載の方法。
  46. 基板上に付着物を形成する方法であって、
    基板上に一対のターゲットの表面から材料を付着させるために、一対のターゲットを軸線方向に整合的な関係に配置するステップと、
    ターゲットの間に、第1周波数を有する第1交流電圧を印加して、交流電圧の交互の半サイクルで基板上に一方のターゲットからの材料の付着物を得、交流電圧の他の半サイクルで基板上に他方のターゲットからの材料の付着物を得るステップと、
    第1周波数でターゲットに印加される交流電圧の最初の一つのサイクルでのみ、一対のターゲットの各々のトリガリング(triggering)を行わせるように、第1周波数より高い第2周波数を有する第2交流電圧で、第1交流電圧を変調するステップと、
    の方法。
  47. 第1周波数は、約20キロヘルツ乃至約80キロヘルツであり、
    第2周波数は、メガヘルツの範囲内の無線周波数である、
    請求項46記載の方法。
  48. アノードを、ターゲットに対して配置し、一対のターゲットと共にキャビティを構成し、
    電界を、キャビティ内で、第1方向に、アノードとターゲットの間に生じさせ、
    磁界を、キャビティ内で、第1方向と実質的に垂直な第2方向に生じさせ、
    不活性ガス分子を、キャビティ内に導入する、
    請求項46記載の方法。
  49. 交互の半サイクルでおける第1交流電圧の振幅は、他の半サイクルでおける第1交流電圧の振幅より大きく、基板上の、一方のターゲットからの材料の付着速度の、基板上の、他方のターゲットからの材料の付着速度に対する、差を補償する、
    請求項46記載の方法。
  50. 交互の半サイクルでおける第2交流電圧の振幅と、他の半サイクルでおける第2交流電圧の振幅との差は、
    交互の半サイクルで第2交流電圧を、第1の値のキャパシタに通すことによって、及び、他の半サイクルで第2交流電圧を、第1の値と異なる第2の値のキャパシタに通すことによって、もたらされる、
    請求項49記載の方法。
  51. 交互の半サイクルでおける第1交流電圧の振幅は、他の半サイクルでおける第1交流電圧の振幅より大きく、基板上の、一方のターゲットからの材料の付着速度の、基板上の、他方のターゲットからの材料の付着速度に対する、差を補償し、
    交互の半サイクルでおける第1交流電圧の振幅と、他の半サイクルでおける第1交流電圧の振幅との差は、交互の半サイクルで第2交流電圧を、第1の値のキャパシタに通すことによって、及び、他の半サイクルで第2交流電圧を、第1の値と異なる第2の値のキャパシタに通すことによって、もたらされる、
    請求項48記載の方法。
  52. 第1周波数は、約20キロヘルツ(20kHz)乃至約80キロヘルツ(80kHz)であり、第2周波数は、メガヘルツの範囲内である、
    請求項51記載の方法。
  53. 基板と使用するための組合せであって、
    第1ターゲットと、
    第1ターゲットからずらされ、かつ、第1ターゲットと同軸関係に配置された第2ターゲットと、
    基板上に第1及び第2ターゲットからの材料の付着物を得るために、第1及び第2ターゲットに作動的に結合された交流電圧源を含む第1電気回路とを有し、
    第1ターゲットは、交流電圧の第1の半サイクルで第二ターゲットに隣接してプラズマをもたらし、第2ターゲットは、交流電圧の他の半サイクルで第1ターゲットに隣接してプラズマをもたらし、プラズマは、負の電位を有し、
    プラズマを受けるようにバイアスされた基板以外の構成要素と、
    交流電圧の連続した半サイクルで、基板以外の構成要素にプラズマを差し向けるための、ターゲットと作動的に関連した第2電気回路と、
    の組合せ。
  54. プラズマは、電子を含み、
    第2電気回路は、プラズマ中の電子を構成要素に加えるために、第1電気回路及び構成要素に接続されたダイオードを含む、
    請求項53記載の組合せ。
  55. プラズマは、帯電粒子を含む、
    構成要素は、プラズマ中の帯電粒子を引き寄せ、かつ、これを受けるための基準電位である、
    請求項53記載の組合せ。
  56. 構成要素は、プラズマ中の電子を引き寄せ、かつ、受けるための基準電位である、
    請求項54記載の組合せ。
  57. 基板上の、ターゲットからの付着速度の差を補償するために、ターゲットの一方に対する交流電圧の振幅を、ターゲットの他方に対するよりも大きくするための第3回路を含む、
    請求項53記載の組合せ。
  58. 基板上に第1及び第2ターゲットからの材料の付着中に、誘電体材料を、第1及び第2ターゲットの表面に付着させないようにするための、第1及び第2ターゲットに作動的に結合された第3回路を含む、
    請求項53記載の組合せ。
  59. 交流電圧は、第1交流電圧を構成し、
    第1及び第2ターゲットの各個々のものについての最初の作動サイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるために、第1交流電圧を、無線周波数の第2交流電圧で変調するための第3回路とを含む、
    請求項53記載の組合せ。
  60. 実質的に一定の速度で、基板上の異なる位置にターゲットからの材料の累積的な付着物を形成するために、材料を基板上にターゲットの各々から付着させる速度を制御するための、個々の値を有する無効分を有する第3電気回路を含む、
    請求項53記載の組合せ。
  61. 基板上の、第1及び第2ターゲットからの材料の付着中に、誘電体材料を第1及び第2ターゲットの表面に付着させないようにするために、第1及び第2ターゲットに作動的に結合された第3回路を含む、
    請求項57記載の組合せ。
  62. 交流電圧は、第1交流電圧を構成し、
    第1及び第2ターゲットの個々のものについての作動の最初のサイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるために、第1交流電圧を、無線周波数の第2交流電圧で変調するための第3回路を含む、
    の請求項57記載の組合せ。
  63. 交流電圧は、第1交流電圧を構成し、
    第1及び第2ターゲットの個々のものについての作動の最初のサイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるために、第1交流電圧を、無線周波数の第2交流電圧で変調するための第3回路を含む、
    の請求項58記載の組合せ。
  64. 基板と使用するための組合せであって、
    第1ターゲットと、
    第1ターゲットと同軸関係に配置された第2ターゲットと、
    交流電圧を第1及び第2ターゲットに印加して、交流電圧の第1の交互の半サイクルで、第1ターゲットに正の電圧を与え、かつ、他の交互の半サイクルで、第2ターゲットに正の電圧を与えるための第3回路と、
    交流電圧の次々の半サイクルで、基板上に、第1及び第2ターゲットの個々のものから、材料の付着物を交互に形成するために、かつ、交流電圧の次々の半サイクルで、第1及び第2ターゲットの個々のものに隣接して、帯電粒子のプラズマを交互にもたらすために、第1回路と関連した第2回路と、
    第1及び第2ターゲットの各々に隣接したプラズマ中の帯電粒子が基板に到しないようにするための第3回路と、
    の組合せ。
  65. 第1及び第2ターゲットに隣接してプラズマに対して配置され、かつ、第1及び第2ターゲットに隣接して帯電粒子を受けるようにバイアスされた構成要素を含む、
    請求項64記載の組合せ。
  66. 第1及び第2ターゲットの個々のものについて、最初の作動サイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるように、交流電圧を変調するための第3回路を含む、
    請求項64記載の組合せ。
  67. 第3回路は、実質的に一定の速度で、基板上の異なる位置に、第1及び第2ターゲットからの材料の累積的な付着物を形成するために、材料を基板上に第1及び第2ターゲットの各々から付着させる速度を制御するための、個々の値を有する無効分を有する、
    請求項64記載の組合せ。
  68. 第3回路は、第1及び第2ターゲットの個々のものについて、最初の作動サイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるように、交流電圧を変調し、
    第3回路は、実質的に一定の速度で、基板上の異なる位置に、第1及び第2ターゲットからの材料の累積的な付着物を形成するために、材料を基板上に第1及び第2ターゲットの各々から付着させる速度を制御するために、個々の値を有する無効分を有する、
    請求項65記載の組合せ。
  69. 基板上に実質的に均一な厚さで付着物を形成するために、材料を基板上に第1及び第2ターゲットから付着させる速度を調節するための、第1及び第2ターゲットと関連した非対称回路を含む、
    請求項64記載の組合せ。
  70. 第3回路は、第1及び第2ターゲットの個々のものについて、最初の作動サイクルでのみ、第1及び第2ターゲットのトリガリング(triggering)を行わせるように、交流電圧を変調し、
    基板上に実質的に均一な厚さで付着物を形成するために、材料を基板上に第1及び第2ターゲットから付着させる速度を調節するための、第1及び第2ターゲットと関連した非対称回路を含む、
    請求項65記載の組合せ。
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