JP2007336736A - 電磁振動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ばね状端子の落下衝撃時における塑性変形を防止できる電磁振動体の提供。
【解決手段】電磁振動体1は、モータ端子2aを備えてモータケース10の後端開口を塞ぐ端蓋30、並びにモータ端子2aに電気的に接続してモータ軸10aの径方向へ延在する径方向部分41を夫々持つ一対の板ばね状端子40,40を有する振動モータ2と、振動モータ2の胴部を覆う被覆筒60、並びに基板面に接触するべき肉厚状の据え置き部70を一体的に有する弾性外囲体3とを備える。各板ばね状端子40は、径方向部分41から端蓋30の角部30aで折り曲がって前方へ延在する向き変え部分42と、これから更に前方へ延在し基板面に圧接するべき圧接部分43aを自由端側に持つ弾性可撓部分43とを有する。据え置き部70は、被覆筒60の前方位置の横長状据え置き部71と、一対の板ばね状端子40,40の中間を通り後方へ延在する縦長状据え置き部72とを有する。
【選択図】 図3
【解決手段】電磁振動体1は、モータ端子2aを備えてモータケース10の後端開口を塞ぐ端蓋30、並びにモータ端子2aに電気的に接続してモータ軸10aの径方向へ延在する径方向部分41を夫々持つ一対の板ばね状端子40,40を有する振動モータ2と、振動モータ2の胴部を覆う被覆筒60、並びに基板面に接触するべき肉厚状の据え置き部70を一体的に有する弾性外囲体3とを備える。各板ばね状端子40は、径方向部分41から端蓋30の角部30aで折り曲がって前方へ延在する向き変え部分42と、これから更に前方へ延在し基板面に圧接するべき圧接部分43aを自由端側に持つ弾性可撓部分43とを有する。据え置き部70は、被覆筒60の前方位置の横長状据え置き部71と、一対の板ばね状端子40,40の中間を通り後方へ延在する縦長状据え置き部72とを有する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、振動モータ等の電磁振動体に関し、特にその弾性外囲体とばね状端子との相関構造に関する。
特開2004−88918に開示の電磁振動体は、振動モータとこの胴部を覆う弾性外囲体とから成り、ケース等で弾性外囲体を基板上に押し付けてばね状端子が給電パターンに圧接した状態で実装される。この弾性外囲体は、ばね状端子よりも前方側において基板面に接する厚肉の横長状据え置き部を有しており、基板面との間で不必要な振動音が発生しないようにしている。
特開2004−88918(図2)
しかしながら、上記の電磁振動体を内蔵する携帯電話機等に落下衝撃が発生した際、振動モータが弾性外囲体内で前方位置の横長状据え置き部を枕として過度に傾き、ばね状端子の自由端側が急激に弾性変形するため、ばね状端子の基端側までも基板面に激突し、ばね状端子の基端側に塑性変形が生じ易い。この後は、ばね状端子の自由端側が基板上の給電パターンに接触し難くなり、接点不良が生じる。
そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題は、ばね状端子の落下衝撃時における塑性変形を防止できる電磁振動体を提供することにある。
本発明に係る電磁振動体は、後方へ突出するモータ端子を備えてモータケースの後端開口を塞ぐ端蓋、並びにモータ端子に電気的に接続してモータ軸の径方向へ延在する径方向部分を夫々持つ一対のばね状端子を有する振動モータと、この振動モータの胴部を覆う被覆筒、並びに基板面に接触するべき据え置き部を一体的に有する弾性外囲体とを備えた電磁振動体において、各ばね状端子は、径方向部分から端蓋の角部を巡り折り曲がって前方へ延在する向き変え部分と、この向き変え部分から更に前方へ延在し基板面に圧接するべき圧接部分を自由端側に持つ弾性可撓部分とを有し、据え置き部は、被覆筒の前方位置で幅方向に配置した第1の据え置き部と、この第1の据え置き部から連絡して一対のばね状端子の中間を通り後方へ延在する第2の据え置き部とを有することを特徴とする。
斯かる構成においては、電磁振動体に落下衝撃が生じた際、前方側の第1の据え置き部ばかりではなく、第2の据え置き部が振動モータの胴部の後端側まで基板面上に弾性的に支持することになるため、振動モータが弾性外囲体内で傾き難くなり、ばね状端子の自由端側の急激で過大な弾性変形を抑制でき、基端側である向き変え部分の塑性変形を防止することができる。それ故、落下衝撃による接点不良の発生を無くすことができる。また、第2の据え置き部が一対のばね状端子の間に挟まり絶縁しているため、一対のばね状端子の間隔を狭くできる。
振動モータに加わる落下衝撃(慣性力)の方向によっては、ばね状端子が急激に弾性変形を起こすときもあるので、向き変え部分としてはモータ軸と実質的に平行な軸方向部分に形成し、この軸方向部分と端蓋との隙間に被覆筒の後端部分が挟まれるよう構成することが望ましい。被覆筒の後端部分は軸方向部分と端蓋との間の弾力的なスペーサとして機能するので、軸方向部分に対する落下衝撃時での塑性変形を尚更防止できる。
各ばね状端子ばねの圧接部分としては先割れ状とするのが好ましい。先割れ状の圧接部分では、基板面に対して柔軟に圧接し、しかもエッジ部分の踏ん張り力が増すため、落下衝撃時に接触位置がズレ難くなり、接点信頼性を高めることができる。
本発明によれば、前方側の第1の据え置き部に加え、第2の据え置き部が振動モータの胴部の後端側まで基板面上に弾性的に支持することになるため、ばね状端子の落下衝撃時における塑性変形を防止できる。また、第2の据え置き部が一対のばね状端子の間に挟まり絶縁しているため、一対のばね状端子の間隔を狭くできる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係る電磁振動体を示す斜視図、図2は同電磁振動体を示す側面図、図3は同電磁振動体の組み立て斜視図、図4は同電磁振動体を基板上に実装した状態を示す側面図、図5は同電磁振動体における振動モータを示す斜視図、図6は同振動モータを示す側面図である。
本例の電磁振動体1は振動モータ2の胴部に弾性外囲体3を被せて成る。振動モータ2は、ロータ(図示せず)を内蔵したモータケース10と、このモータケース10の前方へ突出したモータ軸10aに取着した偏心錘20と、モータケース10の後端開口を塞ぐ樹脂製の端蓋(エンドブラケット)30と、この端蓋30の後方へ突出する一対のモータ端子2a,2aに半田等で接続した一対の板ばね状端子40,40とを有する。
モータ端子2a,2aはモータケース10内のブラシ対(図示せず)に電気的に接続している。各板ばね状端子40は、端蓋30の端面に重なりモータ端子2aに電気的に接続してモータ軸10aに対する径方向の下方へ延在する径方向部分41と、この径方向部分から端蓋30の角部30aを巡り直角に折り曲がって前方へ延在する向き変え部分42と、この向き変え部分42から更に前方へ延在し基板50上の給電パターン(図示せず)に圧接するべき湾曲状の圧接部分43aを自由端側に持つ弾性可撓部分43とを有する。圧接部分43aは同幅で2分割した先割れ状となっている。向き変え部分42はモータ軸10aと略平行な軸方向部分となっており、この向き変え部分42と端蓋30の基板対向面Sとの間に隙間Gが形成されている。
一方、弾性外囲体3は、振動モータ2のモータケース10及び端蓋30の外側面を覆う薄肉状の被覆筒60と、この被覆筒60の平坦面Q側において基板50の面に接触するべき厚肉状の据え置き部70とを一体的に有する。被覆筒60の後端部分60aは隙間Gに差し込まれている。据え置き部70はT字形であり、被覆筒60の前方位置で幅方向に配置した横長状据え置き部71と、この横長状据え置き部71の中央から連絡して一対の板ばね状端子40,40の中間を通り後方へ延在する縦長状据え置き部72とから成り、一対の板ばね状端子40,40が縦長状据え置き部72を仕切り壁としてそれぞれ絶縁分離されている。
このような電磁振動体1は、図4に示す如く、被覆筒60を矢印Z方向に押し付けて据え置き部71,72を基板50の面に接触させた状態で実装される。電磁振動体1に落下衝撃が生じた際、前方側の横長状据え置き部71ばかりではなく、縦長状据え置き部72が振動モータ2の胴部の後端側まで基板面上に弾性的に支持することになるため、振動モータ2が弾性外囲体3内で傾き難くなり、ばね状端子40の自由端側の急激で過大な弾性変形を抑制でき、基端側である向き変え部分42の塑性変形を防止することができる。それ故、落下衝撃による接点不良の発生を無くすことができる。また、縦長状据え置き部72が一対のばね状端子40,40の間に挟まり絶縁しているため、一対のばね状端子40,40の間隔を狭くできる。
更に、軸方向部分である向き変え部分42と端蓋30との隙間Gに被覆筒60の後端部分60aが挟まれているため、後端部分60aが弾力的なスペーサとして機能し、基端側である向き変え部分42に対する落下衝撃時での塑性変形を尚更防止できる。
加えて、先割れ状の圧接部分43a,43aでは、基板面に対して柔軟に圧接し、しかもエッジ部分の踏ん張り力が増すため、落下衝撃時に接触位置がズレ難くなり、接点信頼性を高めることができる。
1…電磁振動体
2…振動モータ
2a…モータ端子
3…弾性外囲体
10…モータケース
10a…モータ軸
20…偏心錘
30…端蓋(エンドブラケット)
30a…角部
40…板ばね状端子
41…径方向部分
42…向き変え部分
43…弾性可撓部分
43a…圧接部分
50…基板
60…被覆筒
60a…後端部分
70…据え置き部
71…横長状据え置き部
72…縦長状据え置き部
G…隙間
Q…平坦面
S…基板対向面
2…振動モータ
2a…モータ端子
3…弾性外囲体
10…モータケース
10a…モータ軸
20…偏心錘
30…端蓋(エンドブラケット)
30a…角部
40…板ばね状端子
41…径方向部分
42…向き変え部分
43…弾性可撓部分
43a…圧接部分
50…基板
60…被覆筒
60a…後端部分
70…据え置き部
71…横長状据え置き部
72…縦長状据え置き部
G…隙間
Q…平坦面
S…基板対向面
Claims (3)
- 後方へ突出するモータ端子を備えてモータケースの後端開口を塞ぐ端蓋、並びに前記モータ端子に電気的に接続してモータ軸の径方向へ延在する径方向部分を夫々持つ一対のばね状端子を有する振動モータと、この振動モータの胴部を覆う被覆筒、並びに基板面に接触するべき据え置き部を一体的に有する弾性外囲体とを備えた電磁振動体において、
前記各ばね状端子は、前記径方向部分から前記端蓋の角部を巡り折り曲がって前方へ延在する向き変え部分と、この向き変え部分から更に前方へ延在し基板面に圧接するべき圧接部分を自由端側に持つ弾性可撓部分とを有し、前記据え置き部は、前記被覆筒の前方位置で幅方向に配置した第1の据え置き部と、この第1の据え置き部から連絡して前記一対のばね状端子の中間を通り後方へ延在する第2の据え置き部とを有することを特徴とする電磁振動体。 - 請求項1に記載の電磁振動体において、前記向き変え部分は前記モータ軸と実質的に平行な軸方向部分であり、この軸方向部分と前記端蓋との隙間に前記被覆筒の後端部分が挟まれて成ることを特徴とする電磁振動体。
- 請求項1又は請求項2に記載の電磁振動体において、前記圧接部分は先割れ状であることを特徴とする電磁振動体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006167339A JP2007336736A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 電磁振動体 |
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JP2006167339A JP2007336736A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 電磁振動体 |
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JP2006167339A Pending JP2007336736A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 電磁振動体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009171818A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 振動モータ |
JP2011015498A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Nidec Copal Corp | モータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002305855A (ja) * | 2002-02-15 | 2002-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モータ |
JP2002330567A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | Shicoh Eng Co Ltd | 電磁振動体 |
JP2005080421A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Mabuchi Motor Co Ltd | バネ端子を有する小型モータ |
-
2006
- 2006-06-16 JP JP2006167339A patent/JP2007336736A/ja active Pending
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