JP2007334551A - コントローラ - Google Patents

コントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2007334551A
JP2007334551A JP2006164465A JP2006164465A JP2007334551A JP 2007334551 A JP2007334551 A JP 2007334551A JP 2006164465 A JP2006164465 A JP 2006164465A JP 2006164465 A JP2006164465 A JP 2006164465A JP 2007334551 A JP2007334551 A JP 2007334551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
image
button
axis
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006164465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4714086B2 (ja
Inventor
Satoshi Oe
聡 尾江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Original Assignee
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yushin Precision Equipment Co Ltd, Yushin Seiki KK filed Critical Yushin Precision Equipment Co Ltd
Priority to JP2006164465A priority Critical patent/JP4714086B2/ja
Publication of JP2007334551A publication Critical patent/JP2007334551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4714086B2 publication Critical patent/JP4714086B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】コントローラとして、取出ロボットの手動操作に際して操作ミスを起こさせないよう表示画像を工夫して使い勝手をよくする。
【解決手段】コントローラ1は、表示画面10にロボット擬似画像7と共に十字キーを模した矢印画像8を表示する。画像処理部により、軸選択ボタン6で選択されたアーム軸に対応するロボット擬似画像7のアーム軸画像72〜74部分、及び選択されたアーム軸72〜74の移動可能な方向に対応する矢印画像8のボタン画像81〜84部分をアクティブ表示させる。手動操作制御部により、アクティブ表示されたボタン画像81〜84に対応する軸移動ボタン5をオン操作すると、アクティブ表示されたアーム軸画像72〜74部分に対してアクティブ表示のボタン画像81〜84で示す方向と一致して実機の取出ロボットのアーム軸を移動させるよう取出ロボットに指令する。
【選択図】図6

Description

本発明は、成形機から成形品を取出す取出ロボットを手動操作可能とするコントローラに関するものである。
従来より、成形機2から成形品を取出す取出ロボット3は、成形機2の固定プラテン24上に固定された横行アーム軸32と、この横行アーム軸32に沿って横行方向(X軸方向)に移動する引抜アーム軸33と、この引抜アーム軸33に沿って引抜方向(Y軸方向)に移動すると共に上下方向(Z軸方向)に移動する昇降アーム軸34とを備え、昇降アーム軸34の下端に成形品を保持する取出ヘッド35を取付けたものがある(図1参照)。
また、この取出ロボット3には、ティーチング作業等のために各アーム軸33,34を手動操作するためのコントローラが通信接続されている。図10に示すように、このコントローラ100としては、例えば、取出ロボット3の各アーム軸33,34を手動操作するための十字キーからなる軸移動ボタン105と、手動操作するアーム軸33,34を選択する軸選択ボタン106と、液晶パネル等の表示画面110とを備え、この表示画面110には、設置された取出ロボット3を模したロボット擬似画像107を表示すると共に、このロボット擬似画像107上にアーム軸33,34の移動方向を示す4つの矢印画像181〜184を表示する。
そして、このコントローラ100で取出ロボット3を手動操作するには、例えば、軸選択ボタン106で「横行」を選択すると、軸移動ボタン105の右ボタン152、左ボタン154のオン操作により引抜アーム軸33及び昇降アーム34を横行方向(X軸方向)に移動させることができる。この「横行」の軸選択時は、引抜アーム軸33を横行方向(X軸方向)に移動可能とするだけなので、軸移動ボタン105の上ボタン151、下ボタン153をオン操作しても引抜アーム軸33が動くことはなく、また、軸移動ボタン105の右ボタン152、左ボタン154をオン操作しても昇降アーム軸34が動くこともない。
また、軸選択ボタン106で「引抜・上下」を選択すると、軸移動ボタン105の右ボタン152、左ボタン154で、昇降アーム軸34を引抜方向(Y軸方向)に移動させることができると同時に、軸移動ボタン105の上ボタン151、下ボタン153で、昇降アーム軸34を上下方向(Z軸方向)に移動させることができる。この「引抜・上下」の軸選択時は、昇降アーム軸34を引抜方向(Y軸方向)及び上下方向(Z軸方向)に移動可能とするだけなので、軸移動ボタン105の右ボタン152、左ボタン154をオン操作しても引抜アーム軸33が動くことはない。
この手動操作の際、表示画面110のロボット擬似画像107及び矢印画像181〜184を参照することで、取出ロボット3の各アーム軸33,34の移動方向が認識できる。
特許第3060305号公報 特許第3584352号公報 特開2005−4523号公報(図1)
しかしながら、上記コントローラ100において、そのロボット擬似画像107を見ても、今現在どのアーム軸33,34が手動操作可能であるかは知ることができない。そして、上述のとおり、「横行」あるいは「引抜・上下」の軸選択に応じて、十字キーからなる軸移動ボタン105の上下左右の各ボタン151〜154が機能する。そのため、作業者が軸移動ボタン105の所定のボタン151〜154を操作したとき、作業者にとって予想外のアーム軸33,34が移動したり、ボタン操作しているにもかかわらず所望のアーム軸33,34が移動しないといった事態が起こり得る。
例えば、引抜アーム軸33を横行方向(X軸方向)に移動させようと、軸移動ボタン105の右ボタン152又は左ボタン154を操作したところ、実際は昇降アーム軸34が手動操作可能となる「引抜・上下」の軸選択がなされているため、作業者の予想に反して昇降アーム軸34が引抜方向(Y軸方向)に移動されるとか、また、昇降アーム軸34を上下方向(Z軸方向)に移動させようと、軸移動ボタン105の上ボタン151又は下ボタン153を操作したところ、実際は引抜アーム軸33が手動操作可能となる「横行」の軸選択がなされているため、昇降アーム軸34が全く動かないというような事態である。
また、作業者は、取出ロボット3を手動操作しているとき、取出ヘッド35位置の確認のため、コントローラ100を持って取出ロボット3周辺の各所に適宜移動することがあり、この場合に、コントローラ100における軸移動ボタン105の十字キーで示す方向が、作業者の立ち位置から眺めた実機の取出ロボット3の状態と不一致となることがあり、この場合は、上記操作ミスをより起こし易くなる。
例えば、作業者が、表示画面110に表示されるロボット擬似画像107の状態と反対側となる場所に移動すると(例えば、取出ロボット3に対する作業者の視点が、図4の操作側位置の状態から図8の反操作側位置の状態へ移動)、軸移動ボタン105の右ボタン152と左ボタン154による軸移動方向は、作業者のその立ち位置から眺めた実機の取出ロボット3のアーム軸(例えば、引抜アーム軸33)の左右の移動方向(例えば、横行方向:X軸方向)との関係が逆転してしまう。この場合、例えば、実機の取出ロボット3を眺めて、所望のアーム軸を右方向に移動させようとして、軸移動ボタン105の右ボタン152をオン操作すると、実機の取出ロボット3のアーム軸(例えば、引抜アーム軸33)が作業者の予想に反して反対の左方向に動くといった具合である。
以上のことから、実機の取出ロボット3を見ながらのコントローラ100による手動操作に際して、作業者の予想外にアーム軸が移動して金型20等の周辺部に衝突させてしまったり、取出ヘッド35を所定位置に移動させるのに手間どるといったことにもなり兼ねない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、取出ロボットの手動操作に際して操作ミスを起こさせないようにすべく、表示画像を工夫して使い勝手のよいコントローラを提供することを課題とする。
(1)本発明に係るコントローラは、
成形機から成形品を取出す取出ロボットを手動操作可能とするコントローラであって、
上記取出ロボットの各アーム軸を手動操作するための十字キーからなる軸移動ボタンと、
手動操作する上記取出ロボットのアーム軸を選択する軸選択ボタンと、
設置された取出ロボットを模したアーム軸画像を有するロボット擬似画像を表示すると共に、このロボット擬似画像上に十字キーを模してアーム軸の移動方向を示すボタン画像を有する矢印画像を表示可能とする表示画面とを備え、
上記軸選択ボタンで選択されたアーム軸に対応する上記ロボット擬似画像のアーム軸画像部分、及び選択されたアーム軸の移動可能な方向に対応する上記矢印画像のボタン画像部分をともにアクティブ表示させる画像処理部と、
アクティブ表示された矢印画像のボタン画像に対応する軸移動ボタンをオン操作すると、アクティブ表示されたロボット擬似画像のアーム軸画像部分に対してアクティブ表示された矢印画像のボタン画像で示す方向と一致して、実機の取出ロボットのアーム軸を移動させるように取出ロボットに指令する手動操作制御部とを備えることを特徴とするものである(請求項1)。
上記画像処理部によって、上記軸選択ボタンで選択された取出ロボットのアーム軸に対応するロボット擬似画像のアーム軸部分、及び選択された取出ロボットのアーム軸の移動可能な方向に対応する矢印画像の部分をともにアクティブ表示させるので、作業者は、このロボット擬似画像におけるアクティブ表示によって手動操作可能となっているアーム軸と、矢印画像のアクティブ表示によって十字キーからなる軸移動ボタンのうちの使用可能なボタンとが一目瞭然に認識できる。
また、上記手動操作制御部によって、アクティブ表示された矢印画像のボタン画像に対応する軸移動ボタンをオン操作すると、アクティブ表示されたロボット擬似画像のアーム軸画像部分に対してアクティブ表示された矢印画像のボタン画像で示す方向と一致して、実機の取出ロボットのアーム軸を移動させるので、上記軸移動ボタンによる取出ロボットのアーム軸の移動方向の誤認を起こし難いものとなる。
従って、実機の取出ロボットを見ながらのコントローラによる手動操作に際して、この表示画面を参照することで、作業者の予想外にアーム軸が移動するといった操作ミスを起こさせないように予防できる。
(2)上記コントローラにおいて、
オン操作によって、上記表示画面に表示するロボット擬似画像を、本コントローラから実機の取出ロボットを眺めた視点に応じたロボット擬似画像に切替え可能な視点ボタンと、
上記視点ボタンによって切替えられたロボット擬似画像に対応して上記軸移動ボタンを構成する十字キーの移動指示方向機能を再調整する方向調整手段とを備えるようにしてもよい(請求項2)。
これにより、作業者の立ち位置から眺めた実機の取出ロボットの状態と、表示画面に表示するロボット擬似画像を一致させ、且つ作業者の立ち位置から眺めた軸移動ボタンによる実機の取出ロボットのアーム軸の移動方向と、表示画面に表示する矢印画像によるロボット擬似画像に対する移動方向とを一致させることができる。従って、実機の取出ロボットを見ながらのコントローラによる手動操作に際して、作業者がコントローラを持って取出ロボット周辺の各所に適宜移動するような場合でも、この表示画面を参照することで、作業者の予想外にアーム軸が移動するといった操作ミスを起こさせないように予防できる。
(3)また、上記コントローラにおいて、
実機の取出ロボットとの位置関係を自動的に判断する判断手段と、
上記判断手段の結果に応じて、上記表示画面に表示するロボット擬似画像を、コントローラ位置からの視点と一致するロボット擬似画像に自動的に切替える表示切替手段と、
上記表示切替手段によって切替えられたロボット擬似画像に対応して上記軸移動ボタンを構成する十字キーの移動指示方向機能を再設定する方向設定手段とを備えるようにしてもよい(請求項3)。
これにより、作業者がコントローラを持って取出ロボット周辺の各所に適宜移動するような場合でも、自動的に、作業者の立ち位置から眺めた実機の取出ロボットの状態と、表示画面に表示するロボット擬似画像を一致させ、且つ作業者の立ち位置から眺めた軸移動ボタンによる実機の取出ロボットのアーム軸の移動方向と、表示画面に表示する矢印画像によるロボット擬似画像に対する移動方向とを一致させることができる。従って、実機の取出ロボットを見ながらのコントローラによる手動操作に際して、作業者がコントローラを持って取出ロボット周辺の各所に適宜移動するような場合でも、この表示画面を参照することで、作業者の予想外にアーム軸が移動するといった操作ミスを起こさせないように一層確実に予防できる。
以上のように、本発明によれば、実機の取出ロボットを見ながらのコントローラによる手動操作に際して、表示画面のアクティブ表示されたロボット擬似画像及び矢印画像を参照することで、作業者の予想外にアーム軸が移動するといった操作ミスを起こさせないように予防できる。従って、手動操作時に取出ヘッドあるいはアーム軸を金型等の周辺部に衝突させてしまうとか、取出ヘッドを所定位置に移動させるのに手間どるといったこと等を回避でき、手動操作を円滑且つ効率よく行え、その結果、ティーチング作業を効率よく且つ短時間で行うことも可能となる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態によるコントローラ1は、成形機2から成形品を取出す取出ロボット3に通信ケーブルKによって通信接続されている。なお、コントローラ1は、無線通信によって取出ロボット3との間で通信接続されていてもよい。
図1に示した取出ロボット3は、トラバース型と称されるものであり、XYZの各軸方向に延びるアーム機構30と、成形機2の金型20から成形品を取出す取出ヘッド35とを備える。上記アーム機構30は、成形機2の幅方向(X軸方向)に延設される横行アーム軸32と、成形機2の長手方向(Y軸方向)に延設される引抜アーム軸33と、成形機2の上下方向(Z軸方向)に延設される昇降アーム軸34とを備える。
横行アーム軸32は、成形機2の固定プラテン24上に基台31を介して搭載され、固定されている。引抜アーム軸33は、この横行アーム軸32に搭載され、サーボモータ等の第1駆動源M1(図2参照)により成形機2の幅方向(横行方向:X軸方向)に進退移動される。昇降アーム軸34は、この引抜アーム軸33に垂設され、サーボモータ等の第2駆動源M2(図2参照)により成形機2の長手方向(引抜方向:Y軸方向)に進退移動されると共にサーボモータ等の第3駆動源M3(図2参照)により成形機2の上下方向(Z軸方向)に昇降移動される。
上記取出ヘッド35は、上記昇降アーム軸34の下端に取付けられており、金型20から製品となる成形品を保持して取出し、成形機2外の所定の回収位置で保持を解除して成形品を回収させる。
また、この取出ロボット3には、上記各アーム軸33,34の動作制御を行う制御部40(図2参照)が設けられ、この制御部40にコントローラ1が通信接続されている。
図2に示すように、制御部40は、例えば、第1駆動源M1に接続されて第1駆動源M1に設けられたエンコーダ等の位置検出部材(図示せず)からの位置検出信号が入力されて第1駆動源M1を数値駆動制御するX軸駆動制御回路41と、第2駆動源M2に接続されて第2駆動源M2に設けられたエンコーダ等の位置検出部材(図示せず)からの位置検出信号が入力されて第2駆動源M2を数値駆動制御するY軸駆動制御回路42と、第3駆動源M3に接続されて第3駆動源M3に設けられたエンコーダ等の位置検出部材(図示せず)からの位置検出信号が入力されて第3駆動源M3を数値駆動制御するZ軸駆動制御回路43と、取出ヘッド35の吸着部材(図示せず)の負圧をON/OFF制御するバルブ駆動制御回路44と、取出ロボット3の取出動作の基本動作を規定する取出動作プログラムを格納したROM等の第1メモリ45と、取出ロボット3の取出動作を教示するティーチングデータ等を格納したRAM等の第2メモリ46と、コントローラ1と通信接続するためのインターフェイス47と、上記各部41〜47が接続されて取出動作プログラムやティーチングデータに基づいてX軸駆動制御回路41、Y軸駆動制御回路42、Z軸駆動制御回路43及びバルブ駆動制御回路44等に適宜に制御信号を出力して取出ロボット3の動作制御を行うCPU48とを備える。
この取出ロボット3は、自動運転による取出動作時にアーム機構30を次のように動作させる。
図3には、この取出動作時における取出ヘッド35の移動軌跡を示し、図1と共にこの図3をも参照して、まず、昇降アーム軸34を下降(−Z方向)させて、金型20上方の待機位置(P1)の取出ヘッド35を型開きされた金型20内の進入位置(P2)に進入させ、次に、昇降アーム軸34を引抜方向(+Y方向)に移動させて取出ヘッド35を金型20面に接近させた取出位置(P3)に移動させる。この取出位置(P3)で、取出ヘッド35により金型20内の成形品を保持させる。
そして、昇降アーム軸34を引抜戻り方向(−Y方向)に移動させて取出ヘッド35を後退位置(P4)に移動させ、次に、昇降アーム軸34を上昇(+Z方向)させて取出ヘッド35を金型20上方の上昇位置(P5)に移動させ、次に、引抜アーム軸33を横行方向(+X方向)に移動させて取出ヘッド35を解放位置(P6)に移動させ、次に、昇降アーム軸34を下降(−Z方向)させて取出ヘッド35を回収位置(P7)に移動させる。この回収位置(P7)で、取出ヘッド35から成形品を保持解除して成形品を回収させる。
その後、昇降アーム軸34を上昇(+Z方向)させて取出ヘッド35を解放上昇位置(P8)に移動させ、次に、引抜アーム軸33を横行戻り方向(−X方向)に移動させて取出ヘッド35を元の待機位置(P1)に移動させる。
以上の過程で1回の取出動作が完了し、自動運転時は、この取出動作が繰り返し行われる。
ところで、取出ロボット3に通信接続するコントローラ1は、成形機2の金型20の段取り替え時等において、作業者による操作によって取出ロボット3の取出ヘッド35が各位置に正しく移動するように位置設定等を行うティーチング作業等のときにも使用される。
図4に示すように、コントローラ1は、取出ロボット3の各アーム軸33,34を手動操作するための十字キーからなる軸移動ボタン5と、手動操作するアーム軸33,34を選択する軸選択ボタン6と、取出ロボット3を模して横行アーム軸画像72、引抜アーム軸画像73及び昇降アーム軸画像74を有するロボット擬似画像7を表示すると共にこのロボット擬似画像7上に軸移動ボタン5の十字キーを模した4つのボタン画像81〜84を有する矢印画像8を表示可能とする表示画面10とを備える。また、表示画面10の上方には、取出ロボット3の動作を緊急停止させる非常停止ボタン11が設けられている。
軸移動ボタン5は、十字キーを構成する上下左右の4方向を示す4つのボタン51〜54によって構成され、図示しないデッドマンスイッチのオン操作によってその操作が有効となり、これら4つの各ボタン51〜54を各別にオン操作することで、そのオン操作した方向にアーム軸33,34を移動させる。
軸選択ボタン6は、軸移動ボタン5を構成する十字キーの中心に配置したエンターマーク入の丸ボタンによって構成され、この軸選択ボタン6をオン操作する度に、引抜アーム軸33を昇降アーム軸34とともに横行方向(図1中のX軸方向)に移動可能とする「横行」の軸選択と、昇降アーム軸34を引抜方向(図1中のY軸方向)及び上下方向(図1中のZ軸方向)に移動可能とする「引抜・上下」の軸選択とが行われる。
表示画面10は、例えば、液晶パネル等で構成されると共にGUI機能を有してこの表示画面10上にてタッチ操作可能な画像を表示できるようにしている。そして、表示画面10には、ロボット擬似画像7及び矢印画像8の他に、軸選択ボタン6で選択可能なアーム軸33,34の移動方向を表示する軸表示部12a,12bと、この軸表示部12a,12bに並べて取出ヘッド35の座標位置を数値表示する座標表示部13とが表示される。また、この表示画面10には、軸表示部12a,12bの横に軸移動ボタン5の十字キーと共に軸選択ボタン6の丸ボタンとを模したボタンマーク14が表示され、且つこのボタンマーク14に対して各部の機能解説文を併記させている。これにより、軸移動ボタン5や軸選択ボタン6の使い方を容易に知ることができる。
さらに、この表示画面10には、ロボット擬似画像7をコントローラ1から取出ロボット3を眺めた視点に応じたロボット擬似画像7に切替え可能な視点ボタン15が設けられている。この視点ボタン15は、表示画面10のGUI機能により表示画面10上にタッチ操作可能な画像として設けられているが、表示画面10外の適宜箇所に設けるようにしてもよい。
また、このコントローラ1には、図5の機能ブロック図に示すように、取出ロボット3の制御部40と通信接続するためのインターフェイス17や、このコントローラ1の各機能を制御する制御ユニット16が内蔵されている。
制御ユニット16は、表示画面10に出力する画像を生成等するためのプログラム等からなる画像処理部16Cと、軸移動ボタン5や軸選択ボタン6からの操作によるアーム軸33,34の動作を制御指令するためのプログラム等からなる手動操作制御部16Bと、上記各部5,6,10,15〜17の動作を制御するCPU16Aとを備える。
画像処理部16Cは、表示画面10において、手動操作時の手動操作画面として、設置された取出ロボット3を模したアーム軸画像72〜74を有するロボット擬似画像7を表示すると共に、このロボット擬似画像7上に軸移動ボタン5の十字キーを模してアーム軸33,34の移動方向を示す4つのボタン画像81〜84を有する矢印画像8を表示可能とする。また、画像処理部16Cによって、表示画面10には、軸表示部12a,12c、座標表示部13、ボタンマーク14、視点ボタン15等も表示可能とする。
そして、この画像処理部16Cは、表示画面10のロボット擬似画像7や矢印画像8に対して、上記軸選択ボタン6で選択された取出ロボット3のアーム軸33,34に対応する上記ロボット擬似画像7のアーム軸画像73,74部分、及び選択されたアーム軸33,34の移動可能な方向に対応する上記矢印画像8のボタン画像81〜84部分をともにアクティブ表示させる。
ここで、アクティブ表示とは、アクティブ表示する画像部分を他の画像部分と区別可能となるように強調表示することであり、例えば、アクティブ表示する画像部分を明表示(明るい色に変えたり、明るさ・彩度・コントラスト等を上げる等)する場合や、アクティブ表示しない他の画像部分を暗表示(暗い色に変えたり、明るさ・彩度・コントラストを下げる等)又は非表示とする場合等である。
手動操作制御部16Bは、アクティブ表示された矢印画像8のボタン画像81〜84に対応する軸移動ボタン5をオン操作すると、アクティブ表示されたロボット擬似画像7のアーム軸画像73,74に対してアクティブ表示された矢印画像8のボタン画像81〜84で示す方向と一致して、実機の取出ロボット3のアーム軸33,34を移動させるように取出ロボット3の制御部40に指令する。また、この手動操作制御部16Bには、上記視点ボタン15によって切替えられたロボット擬似画像7に対応して上記軸移動ボタン5を構成する十字キーの移動指示方向機能を再調整する方向調整手段18を備える。
次に、手動操作時における上記表示画面10(手動操作画面)の画面構成を説明する。
なお、図4、図6、図7に示すロボット擬似画像7は、操作側パターンで表示されたものであり、すなわち、実機の取出ロボット3が成形機2における固定プラテン24の後側に設置されている射出機21を右側に見る位置から、横行アーム軸32が成形機2の操作盤23がある手前側に延出されている操作側パターンで設置され(引抜アーム軸33は成形機2の射出機21と反対の型締機22側に延出される)、且つコントローラ1が成形機2の操作盤23を設けた手前側である操作側位置に配置されている状態である(図1参照)。
この場合、この場合、表示画面10としては、図4に示すように、横行アーム軸32が手前側(操作側)に延出した操作側取出ロボット3のロボット擬似画像7が表示されると共に、このロボット擬似画像7上に軸移動ボタン5の十字キーを模した4つのボタン画像81〜84からなる矢印画像8が表示可能とされる。なお、この画面では、上記矢印画像8を暗表示としてもよい。
そして、軸選択ボタン6をオン操作して「引抜・上下」の軸選択を行うと、図6に示すように、ロボット擬似画像7における昇降アーム軸画像74の部分が、例えば黄色に変わるアクティブ表示となり、且つ矢印画像8の4つのすべてのボタン画像81〜84が、例えばそれらの表示が維持されるアクティブ表示となる。
なお、手動操作制御部16Bは、軸選択ボタン6で「引抜・上下」を選択すると、軸移動ボタン5の右ボタン52、左ボタン54で、昇降アーム軸34を引抜方向(図1中のY軸方向)に移動させると同時に、軸移動ボタン5の上ボタン51、下ボタン53で、昇降アーム軸34を上下方向(図1中のZ軸方向)に移動させるように取出ロボット3の制御部40に指令するので、軸移動ボタン5の右ボタン52、左ボタン54をオン操作しても引抜アーム軸33が横行方向(図1中のX軸方向)に動くことはない。
これにより、作業者は、このロボット擬似画像7における昇降アーム軸画像74のアクティブ表示によって「引抜・上下」の軸選択が行われていること、併せて、矢印画像8における上下左右の4つすべてのボタン画像81〜84を表示するアクティブ表示によって、軸移動ボタン5の右ボタン52、左ボタン54で、昇降アーム軸34を引抜方向(図1中のY軸方向)に移動させることができると同時に、軸移動ボタン5の上ボタン51、下ボタン53で、昇降アーム軸34を上下方向(図1中のZ軸方向)に移動させることができることが一目瞭然に認識できる。従って、作業者は、実機の取出ロボット3を見ながらのコントローラ1による手動操作に際して、この表示画面10を参照することで、作業者の認識と合致させて、十字キーからなる軸移動ボタン5をオン操作して昇降アーム軸34を引抜方向又は上下方向に移動させることが可能となる。
また、軸選択ボタン6をオン操作して「横行」の軸選択を行うと、図7に示すように、ロボット擬似画像7における引抜アーム軸画像73と昇降アーム軸画像74の部分が、例えば黄色に変わるアクティブ表示となり、且つ、例えば矢印画像8のうちの左右のボタン画像82,84だけを表示するアクティブ表示となる。つまり、上下のボタン画像81,83を非表示とする。
なお、手動操作制御部16Bは、軸選択ボタン6で「横行」を選択すると、軸移動ボタン5の右ボタン52、左ボタン54のオン操作により引抜アーム軸33を昇降アーム軸34とともに横行方向(図1中のX軸方向)に移動させるように取出ロボット3の制御部40に指令するので、軸移動ボタン5の右ボタン52、左ボタン54をオン操作しても昇降アーム軸34が引抜方向(図1中のY軸方向)に動くことはなく、また、軸移動ボタン5の上ボタン51、下ボタン53をオン操作しても引抜アーム軸33が上下方向(図1中のZ軸方向)に動くこともない。
これにより、作業者は、このロボット擬似画像7における引抜アーム軸画像73と昇降アーム軸画像74のアクティブ表示によって「横行」の軸選択が行われていること、併せて、矢印画像8における左右のボタン画像82,84だけを表示するアクティブ表示によって、軸移動ボタン5の右ボタン52、左ボタン54のオン操作により引抜アーム軸33を横行方向(図1中のX軸方向)に移動させることができることが一目瞭然に認識できる。従って、作業者は、実機の取出ロボット3を見ながらのコントローラ1による手動操作に際して、この表示画面10を参照することで、作業者の認識と合致させて、十字キーからなる軸移動ボタン5をオン操作して引抜アーム軸33を横行方向に移動させることが可能となる。
また、表示画面10に表示する軸表示部12a,12b及び座標表示部13も、軸選択ボタン6のオン操作に伴って選択軸の対応箇所がアクティブ表示され、これによっても、手動操作可能となっているアーム軸33,34を認識することができる。
なお、この軸表示部12a,12bは、表示画面10にGUI機能を持たせてタッチ操作することで、軸選択ボタン6と同様に手動操作するアーム軸33,34を選択する機能を有するようにしてもよい。
以上のことから、本コントローラ1によれば、上記軸選択ボタン6で選択された取出ロボット3のアーム軸33,34に対応する上記ロボット擬似画像7のアーム軸画像73,74部分、及び選択されたアーム軸33,34の移動可能な方向に対応する上記矢印画像8のボタン画像81〜84部分をともにアクティブ表示させるので、作業者は、このロボット擬似画像7におけるアクティブ表示によって手動操作可能となっているアーム軸33,34と、矢印画像8のアクティブ表示によって十字キーからなる軸移動ボタン5のうちの使用可能なボタン51〜54とが一目瞭然に認識できる。
また、上記手動操作制御部16Bによって、アクティブ表示された矢印画像8に対応する軸移動ボタン5をオン操作すると、アクティブ表示されたロボット擬似画像7のアーム軸画像73,74部分に対してアクティブ表示された矢印画像8のボタン画像81〜84で示す方向と一致して、実機の取出ロボット3のアーム軸33,34を移動させるので、上記軸移動ボタン5による取出ロボット3のアーム軸33,34の移動方向の誤認を起こし難いものとなる。
従って、実機の取出ロボット3を見ながらのコントローラ1による手動操作に際して、この表示画面10を参照することで、作業者の予想外にアーム軸33,34が移動するといった操作ミスを起こさせないように予防できる。よって、手動操作時に取出ヘッド35あるいはアーム軸33,34を金型20等の周辺部に衝突させてしまうとか、取出ヘッド35を所定位置に移動させるのに手間どるといったこと等を回避でき、手動操作を円滑且つ効率よく行え、その結果、ティーチング作業を効率よく且つ短時間で行うことも可能となる。
また、視点ボタン15のオン操作によって、画像処理部16Cは、表示画面10におけるロボット擬似画像7を、図4に示すような操作側位置から見た操作側パターンと、図8に示すような反操作側位置(成形機2の操作盤23に対して向こう側の位置)から見た操作側パターンとに切替え表示可能とする。この場合、方向調整手段18は、視点ボタン15によって切替えられたロボット擬似画像7に対応して軸移動ボタン5を構成する十字キーの移動指示方向機能を次のように再調整する。
すなわち、操作側位置から見た操作側パターンのロボット擬似画像7のときは(図4)、昇降アーム軸34を引抜方向(図1のY軸方向)に移動させる際は(図6の表示画面)、右ボタン52をオン操作すると昇降アーム軸34が横行アーム軸32に接近する方向(図1中、−Y方向)に移動し、左ボタン54をオン操作すると昇降アーム軸34が横行アーム軸32から遠ざかる方向(図1中、+Y方向)に移動する。
従って、ロボット擬似画像7を反操作側位置から見た操作側パターンにしたときは(図8)、以上の移動指示方向を逆転させ、昇降アーム軸34を引抜方向(図1のY軸方向)に移動させる際は、右ボタン52をオン操作すると昇降アーム軸34が横行アーム軸32から遠ざかる方向(図1中、+Y方向)に移動し、左ボタン54をオン操作すると昇降アーム軸34が横行アーム軸32に接近する方向(図1中、−Y方向)に移動するよう、軸移動ボタン5を構成する十字キーの移動指示方向機能を変更する。
なお、この場合、昇降アーム軸34を上下方向(図1中のZ軸方向)に移動させる際の軸移動ボタン5の上ボタン51及び下ボタン53の移動指示方向は変更されず、また、引抜アーム軸33を昇降アーム軸34と共に横行方向(図1中のX軸方向)に移動させる際の軸移動ボタン5の右ボタン52及び左ボタン54の移動指示方向も変更されない。
これにより、作業者の立ち位置から眺めた実機の取出ロボット3の状態と、表示画面10に表示するロボット擬似画像7を一致させ、且つ作業者の立ち位置から眺めた軸移動ボタン5による実機の取出ロボット3のアーム軸33,34の移動方向と、表示画面10に表示する矢印画像8によるロボット擬似画像7に対する移動方向とを一致させることができる。従って、実機の取出ロボット3を見ながらのコントローラ1による手動操作に際して、作業者がコントローラ1を持って取出ロボット3周辺の各所に適宜移動するような場合でも、この表示画面10を参照することで、作業者の予想外にアーム軸33,34が移動するといった操作ミスを起こさせないように予防でき、手動操作を円滑且つ効率よく行え、その結果として、ティーチング作業を効率よく且つ短時間で行うことも可能となる。
なお、上記視点ボタン15のオン操作によって、画像処理部16Cは、表示画面10におけるロボット擬似画像を、図4に示す操作側パターンのロボット擬似画像7と、図9に示す反操作側パターンのロボット擬似画像7Aとに切替え表示可能とするように構成してもよい。この場合も、視点ボタン15のオン操作によって切替えられたロボット擬似画像7Aに対応して、方向調整手段18は、上述の内容に習って、軸移動ボタン5を構成する十字キーの移動指示方向機能を再調整する。
ここで、ロボット擬似画像7Aの反操作側パターンとは、実機の取出ロボット3が成形機2における固定プラテン24の後側に設置されている射出機21を左側に見る位置から、横行アーム軸32が成形機2の操作盤23がない側に延出されている反操作側パターンで設置され(引抜アーム軸33は成形機2の射出機21と反対の型締機22側に延出される)、コントローラ1が成形機2の操作盤23がない向こう側である反操作側位置に配置され、この反操作側位置のコントローラ1位置から反操作側パターンの取出ロボット3を見たときの状態である。
さらに、上記視点ボタン15のオン操作によって、画像処理部16Cは、表示画面10におけるロボット擬似画像7を、反操作側位置から見た反操作側パターンの取出ロボット3を現した状態(図9)と、操作側位置から見た反操作側パターンの取出ロボット3を現した状態(図示せず)とに切替え表示可能としてもよい。
すなわち、上記視点ボタン15は、操作側パターンあるいは反操作側パターンで設置された実機の取出ロボット3を、操作側位置あるいは反操作側位置から見た状態のロボット擬似画像に適宜切替えできる等、そのオン操作によって表示画面10に表示するロボット擬似画像7を、本コントローラ1から実機の取出ロボット3を眺めた視点に応じたロボット擬似画像7に切替えることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2によるコントローラ1は、図示しないが、上記実施の形態1のコントローラ1において、更に、取出ロボット3との位置関係を自動的に判断する判断手段と、判断手段の結果に応じてコントローラ位置からの視点と一致するロボット擬似画像7に自動的に切替える表示切替手段と、表示切替手段によって切替えられたロボット擬似画像7に対応して軸移動ボタン5を構成する十字キーの移動指示方向機能を再設定する方向設定手段とを備える。
上記判断手段としては、例えば、方向センサを用いることができ、具体的には、取出ロボット3に発信器を取り付けると共に、コントローラ1にこの発信器からの発信信号を受信する受信器を取り付け、この受信器での受信状況によって取出ロボット3との位置関係を自動的に判断する。この場合、取出ロボット3の発信器は、操作側位置あるいは反操作側位置の一側に対して略180度範囲に発信信号を発信するようにし、コントローラ1の受信器で発信器からの発信信号の受信の有無で、コントローラ1が取出ロボット3の操作側位置か、反操作側位置のいずれに配置されているかを認識できるようにすればよい。
そして、上記表示切替手段は、判断手段の結果に応じて、操作側位置から見た取出ロボット3のロボット擬似画像7(図4)と、反操作側位置から見た取出ロボット3のロボット擬似画像7(図8)とに切替え表示するように画像処理部16Cに指令する。
また、上記方向設定手段は、表示切替手段によって切替えられたロボット擬似画像7に対応して軸移動ボタン5を構成する十字キーの移動指示方向機能を再設定するように手動操作制御部16Bに指令する。なお、この方向設定手段は、上述した方向調整手段18と同様に作用するものである。
以上の実施の形態2によるコントローラ1によれば、作業者がコントローラ1を持って取出ロボット3周辺の各所に適宜移動するような場合でも、自動的に、作業者の立ち位置から眺めた実機の取出ロボット3の状態と、表示画面10に表示するロボット擬似画像7を一致させ、且つ作業者の立ち位置から眺めた軸移動ボタン5による実機の取出ロボット3のアーム軸33,34の移動方向と、表示画面10に表示する矢印画像8によるロボット擬似画像7に対する移動方向とを一致させることができる。
従って、実機の取出ロボット3を見ながらのコントローラ1による手動操作に際して、作業者がコントローラ1を持って取出ロボット3周辺の各所に適宜移動するような場合でも、この表示画面10を参照することで、作業者の予想外にアーム軸33,34が移動するといった操作ミスを起こさせないように一層確実に予防でき、手動操作を円滑且つ効率よく行え、その結果として、ティーチング作業を効率よく且つ短時間で行うことも可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されず、適宜変更可能である。例えば、以下の変更が可能である。
(1)表示画面10の矢印画像8の各ボタン画像81〜84は、GUI機能を有し、これらのボタン画像81〜84をタッチ操作することで、軸移動ボタン5と同様にアーム軸33,34を移動させる機能を有していてもよい。
(2)取出ロボット3としては、引抜アーム軸33において昇降アーム軸34と並設して成形品のスプルーを把持させるためのランナーアーム軸を垂設したものでもよく、また、上記トラバース型のみならず、金型20の側方から成形品の取出しを行うサイドエントリー型や、アームを旋回移動させて金型20の成形品を取出す旋回型等に適用してもよい。この場合、コントローラ1は、取出ロボットのそれぞれの型式に対応して手動操作可能に構成される。
(3)取出ロボット3を設けた成形機22としては、型締め・型開き動作が行われるものであれば、竪型式、横型式のいずれでもよく、また、その成形品としては、樹脂製のみならず、アルミニウム等の金属製等でもよい。
取出ロボットの全体構成を示す斜視図である。 取出ロボットの制御部の構成を示すブロック構成図である。 取出ロボットの基本動作の際における取出ヘッドの移動軌跡を示す模式図である。 コントローラが手動操作時の表示画面となっている状態を示す平面図である。 コントローラの機能を示すブロック構成図である。 コントローラの表示画面がアクティブ表示されているときの状態を示す平面図である。 コントローラの表示画面がアクティブ表示されているときの別の状態を示す平面図である。 ロボット擬似画像の視点を変更したときの画面構成を示す平面図である。 ロボット擬似画像の視点を変更したときの別の画面構成を示す平面図である。 従来のコントローラにおける手動操作時の表示画面の状態を示す平面図である。
符号の説明
1 コントローラ
2 成形機
3 取出ロボット
5 軸移動ボタン
6 軸選択ボタン
7 ロボット擬似画像
8 矢印画像
10 表示画面
15 視点ボタン
16B 手動操作制御部
16C 画像処理部
18 方向調整手段
30 アーム機構
32 横行アーム軸
33 引抜アーム軸
34 昇降アーム軸
51 上ボタン
52 右ボタン
53 下ボタン
54 左ボタン
72 横行アーム軸画像
73 引抜アーム軸画像
74 昇降アーム軸画像
81 上ボタン画像
82 右ボタン画像
83 下ボタン画像
84 左ボタン画像

Claims (3)

  1. 成形機から成形品を取出す取出ロボットを手動操作可能とするコントローラであって、
    上記取出ロボットの各アーム軸を手動操作するための十字キーからなる軸移動ボタンと、
    手動操作する上記取出ロボットのアーム軸を選択する軸選択ボタンと、
    設置された取出ロボットを模したアーム軸画像を有するロボット擬似画像を表示すると共に、このロボット擬似画像上に十字キーを模してアーム軸の移動方向を示すボタン画像を有する矢印画像を表示可能とする表示画面とを備え、
    上記軸選択ボタンで選択されたアーム軸に対応する上記ロボット擬似画像のアーム軸画像部分、及び選択されたアーム軸の移動可能な方向に対応する上記矢印画像のボタン画像部分をともにアクティブ表示させる画像処理部と、
    アクティブ表示された矢印画像のボタン画像に対応する軸移動ボタンをオン操作すると、アクティブ表示されたロボット擬似画像のアーム軸画像部分に対してアクティブ表示された矢印画像のボタン画像で示す方向と一致して、実機の取出ロボットのアーム軸を移動させるように取出ロボットに指令する手動操作制御部とを備えることを特徴とするコントローラ。
  2. 請求項1に記載のコントローラにおいて、
    オン操作によって、上記表示画面に表示するロボット擬似画像を、本コントローラから実機の取出ロボットを眺めた視点に応じたロボット擬似画像に切替え可能な視点ボタンと、
    上記視点ボタンによって切替えられたロボット擬似画像に対応して上記軸移動ボタンを構成する十字キーの移動指示方向機能を再調整する方向調整手段とを備えるコントローラ。
  3. 請求項1又は2に記載のコントローラにおいて、
    実機の取出ロボットとの位置関係を自動的に判断する判断手段と、
    上記判断手段の結果に応じて、上記表示画面に表示するロボット擬似画像を、コントローラ位置からの視点と一致するロボット擬似画像に自動的に切替える表示切替手段と、
    上記表示切替手段によって切替えられたロボット擬似画像に対応して上記軸移動ボタンを構成する十字キーの移動指示方向機能を再設定する方向設定手段とを備えるコントローラ。
JP2006164465A 2006-06-14 2006-06-14 コントローラ Expired - Fee Related JP4714086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006164465A JP4714086B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006164465A JP4714086B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 コントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007334551A true JP2007334551A (ja) 2007-12-27
JP4714086B2 JP4714086B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=38933988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006164465A Expired - Fee Related JP4714086B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4714086B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110646A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Denso Wave Inc ペンダント
JP2011131335A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tadano Ltd 作業機械の操作支援装置
JP2013111662A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Daihen Corp 操作装置および可動機械制御システム
WO2014013605A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 株式会社安川電機 ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
WO2014126221A1 (ja) * 2013-02-15 2014-08-21 株式会社神戸製鋼所 ロボットペンダント
JP2014211713A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社スター精機 成形品取出機の教示ペンダント
JP2015041184A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 株式会社スター精機 成形品取出機の教示ペンダント
KR20150026881A (ko) * 2013-08-28 2015-03-11 디엠지 모리 세이키 가부시키가이샤 표시 장치
JP2015203968A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 中村留精密工業株式会社 複数の主軸を備えた複合旋盤の機械状態表示装置
WO2015194043A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の制御装置
JP2018176367A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 セイコーエプソン株式会社 シミュレーション装置、ロボット制御装置およびロボット
CN109834709A (zh) * 2017-11-24 2019-06-04 发那科株式会社 设定微动坐标系的机器人控制装置
WO2020090809A1 (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 キヤノン株式会社 外部入力装置、ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、制御プログラム、及び記録媒体
JP7395990B2 (ja) 2019-11-25 2023-12-12 セイコーエプソン株式会社 教示装置、制御方法および教示プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1024372A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Kobe Steel Ltd 溶接ロボット教示装置
JPH10146782A (ja) * 1996-11-13 1998-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロボットの教示操作方法
JP2003114706A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Matsuura Tekkosho:Kk 多関節汎用ロボットモデルの表示システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1024372A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Kobe Steel Ltd 溶接ロボット教示装置
JPH10146782A (ja) * 1996-11-13 1998-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロボットの教示操作方法
JP2003114706A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Matsuura Tekkosho:Kk 多関節汎用ロボットモデルの表示システム

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110646A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Denso Wave Inc ペンダント
JP2011131335A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tadano Ltd 作業機械の操作支援装置
JP2013111662A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Daihen Corp 操作装置および可動機械制御システム
WO2014013605A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 株式会社安川電機 ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
JPWO2014013605A1 (ja) * 2012-07-20 2016-06-30 株式会社安川電機 ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
WO2014126221A1 (ja) * 2013-02-15 2014-08-21 株式会社神戸製鋼所 ロボットペンダント
JP2014176955A (ja) * 2013-02-15 2014-09-25 Kobe Steel Ltd ロボットペンダント
JP2014211713A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社スター精機 成形品取出機の教示ペンダント
JP2015041184A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 株式会社スター精機 成形品取出機の教示ペンダント
KR20150026881A (ko) * 2013-08-28 2015-03-11 디엠지 모리 세이키 가부시키가이샤 표시 장치
JP2015045990A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 Dmg森精機株式会社 表示装置
CN104423315A (zh) * 2013-08-28 2015-03-18 Dmg森精机株式会社 显示装置
US9760261B2 (en) 2013-08-28 2017-09-12 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Display apparatus for displaying at least an image of a movable structure of the numerical controller machine tool
KR102205034B1 (ko) * 2013-08-28 2021-01-19 디엠지 모리 가부시키가이샤 표시 장치
JP2015203968A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 中村留精密工業株式会社 複数の主軸を備えた複合旋盤の機械状態表示装置
WO2015194043A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の制御装置
US10324451B2 (en) 2014-06-20 2019-06-18 Makino Milling Machine Co., Ltd. Control device for machine tool
JPWO2015194043A1 (ja) * 2014-06-20 2017-04-20 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の制御装置
JP2018176367A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 セイコーエプソン株式会社 シミュレーション装置、ロボット制御装置およびロボット
JP7091609B2 (ja) 2017-04-14 2022-06-28 セイコーエプソン株式会社 シミュレーション装置、ロボット制御装置およびロボット
CN109834709A (zh) * 2017-11-24 2019-06-04 发那科株式会社 设定微动坐标系的机器人控制装置
JP2019093494A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 ファナック株式会社 ジョグ座標系を設定するロボットの制御装置
US10807240B2 (en) 2017-11-24 2020-10-20 Fanuc Corporation Robot control device for setting jog coordinate system
CN109834709B (zh) * 2017-11-24 2021-04-16 发那科株式会社 设定微动坐标系的机器人控制装置
WO2020090809A1 (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 キヤノン株式会社 外部入力装置、ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、制御プログラム、及び記録媒体
JP7395990B2 (ja) 2019-11-25 2023-12-12 セイコーエプソン株式会社 教示装置、制御方法および教示プログラム
US11969900B2 (en) 2019-11-25 2024-04-30 Seiko Epson Corporation Teaching apparatus, control method, and teaching program

Also Published As

Publication number Publication date
JP4714086B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4714086B2 (ja) コントローラ
US11597097B2 (en) Mobile security basic control device comprising a coding device for a mobile terminal with multi-touchscreen and method for setting up a uniquely assigned control link
JP5099602B2 (ja) 数値制御装置
US9869994B2 (en) Simulation apparatus for manual operation of machine tool
JP2006350602A (ja) 操作端末装置
EP2910332B1 (en) Machine tool
WO2020090809A1 (ja) 外部入力装置、ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、制御プログラム、及び記録媒体
US10456880B2 (en) Processing machine and processing machine line
JP2001154717A (ja) ロボットと機械の結合システム
JPH11262883A (ja) ロボットのマニュアル操作装置
JP5404450B2 (ja) 加工状況監視装置
JP5968573B2 (ja) 移動体用ジェスチャ誘導装置、移動体用ジェスチャ誘導システムおよび移動体用ジェスチャ誘導方法
US20160236308A1 (en) Processing machine line
US9760261B2 (en) Display apparatus for displaying at least an image of a movable structure of the numerical controller machine tool
JP4700389B2 (ja) 操作端末装置の画面表示方法
TWI823355B (zh) 機器人教導系統、機器人教導程序及程序編輯裝置
JP2011131335A (ja) 作業機械の操作支援装置
JP2001088068A (ja) ロボットの教示装置
JP2009241541A5 (ja)
JP4523392B2 (ja) 取出機の手動操作装置
JP3803428B2 (ja) 板材加工機における可動部材の位置設定装置
US20050257973A1 (en) Multifunction lever and control unit for an industrial truck
CN111123847B (zh) 可动装置
KR101492638B1 (ko) 테이블 자동 이송장치를 구비한 머시닝 센터
JP4794251B2 (ja) 操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4714086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees