JP2007333775A - 画像形成装置および読取画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置と原稿読取装置を合体して読取画像形成装置とする際に必要となる画像形成手段の性能を、画像形成手段を変更することなく簡易的かつ低コストで実現する。
【解決手段】画像形成装置(SFP101D)の後面側B1の空間を利用して、画像形成部119Dの機能を増強する増設駆動装置155D、増設排熱装置158D、増設電源装置156D、オプション電源装置157D、増設トナー回収ボックス140D、増設トナー補給装置160Dなどの増設装置を設ける。
【選択図】図12

Description

本発明は、読取機能の無い画像形成装置及びこの画像形成装置に原稿読取装置を合体させた読取画像形成装置に関する。
近年、読取機能の無い画像形成装置(以下「SFP(Single Function Printer)」)を
基本として、これに原稿読取装置を追加して読取画像形成装置(以下、「MFP(Multi Function Printer)」)を製品化することが行われている(特許文献1,2参照)。SFPの画像形成手段を流用することによって、MFPの製品化にかかる、時間やマンパワーなどの開発投資の削減と、画像形成手段の共通化によるコストダウンを図っていた。
MFPに展開する際には、さらに機能向上を図るために、たとえば、図13(A)に示すように、SFP101Eに、シート材の両面搬送を行う両面搬送装置161E等についても追加することが考えられる(特許文献3参照)。
しかし、SFPからMFPへ製品展開する際、MFPに求められる市場要求はSFPよりも高く、両面搬送装置161Eのような紙搬送に関する追加増設だけでは、市場の要求を満たすことができず大きな問題となっている。市場では、次に示すように、SFPの画像形成機能そのものの向上が求められている。
・SFPの本体寿命30万枚に対しMFPの本体寿命は200万枚
・補給トナー容量を多くする(特にブラック)
・廃トナー容量UP
・スピードUP乃至本体寿命UPのためのモータ追加
・電源容量を大きくする
一方、特許文献4には、図13(B)に示すように、MFP108Fの製品仕様に応じて、SFP101Fに内蔵する画像形成部119F,定着装置104F,搬送装置163F,リーダ107Fを各MFPの製品仕様に応じて変更できるようにしたMFPが記載されている。この従来例では、画像形成部119Fを適宜変更することにより、市場要求に応じた性能のMFPを実現することができる。
特開平8−297388号公報 特開平10−239935号公報 特開平5−16438号公報 特開平6−35248号公報
しかしながら、この場合、画像形成部119Fを共通化が行えずコストUPとなってしまう。また、SFPは多くの種類の画像形成部に対応する必要があるため、SFP本体の大きさが非常に大きくなる。そのため、市場では設置できなくなる場合があり、製品コストも非常に高くなってしまう。
したがって、この発明の目的は、画像形成装置の画像形成手段の性能はそのままで簡易的かつ低コストで機能向上を図り得る画像形成装置及び読取画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
シート材に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置において、
前記画像形成手段は、画像を担持する像担持体と、前記画像形成装置の機能向上のための増設装置と、を有し、
前記像担持体の母線に対して直交方向を画像形成装置の前後方向としたときに、前記増設装置が前記画像形成装置本体の後面側に配置される特徴とする。
本発明によれば、読取画像形成装置等に多機能化する際に必要となる画像形成手段の性能を、画像形成手段を変更することなく簡易的かつ低コストで実現することができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
まず、本発明の一実施形態による画像形成装置であるSFP101Dの基本構成について、図1を用いて詳細に説明する。
この一実施形態においては、SFP101Dは、電子写真方式の複数色またはフルカラーの画像形成装置である。各色の画像を形成する複数の像担持体が1列に配列され、各像担持体上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルトに順次重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆるインライン型の画像形成装置となっている。
図示例では、SFP101Dは、一定の間隔をおいて略水平な一直線上に配置された画像形成手段を構成するプロセスカートリッジ119Dを4つ備えており、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色のトナー画像を形成する。
各プロセスカートリッジ119Dには、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)120Dが設置されている。感光ドラム120DAの周囲には、一次帯電手段としての一次帯電器121DA、現像器122D、一次転写手段としての転写ローラ123D、ドラムクリーナ装置124Dがそれぞれ配置されている。さらに、一次帯電器121Dと現像器122Dとの間の下方には、露光装置124Dが設置されている。
4つの現像器122Dの上方に、現像器へトナーを供給するためにトナーカートリッジ125Dが、イエロートナー,シアントナー,マゼンタトナー,ブラックトナーに分かれて装着されている。
感光ドラム120Dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(いずれも図示せず)によって所定のプロセススピードで回
転駆動される。
一次帯電器121DAは、帯電バイアス電源(図示せず)から印加される帯電バイアスによって感光ドラム120Dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
現像器122Dは、トナーを内蔵し、それぞれ各感光ドラム103A上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。
一次転写手段としての転写ローラ123Dは、中間転写ベルトユニット126D内に配
設され、感光ドラム120Dに対向付勢されるよう配置されている。
ドラムクリーナ装置124Dは、感光ドラム120D上で一次転写時の残留した転写残トナーを感光ドラム120Dから除去するためのクリーニングブレード等を有している。
中間転写ベルトユニット126Dは、二次転写対向ローラを兼ねる駆動ローラ127Dと、図示しない駆動ローラ軸上のギアを備え、同じく図示しない本体上の駆動ギアにより回転駆動される。駆動ローラ127Dは、二次転写ローラ128Dと対向するよう配置されている。
また、二次転写ローラ128Dの、転写材Pの搬送方向下流側には、定着ローラ129Dと加圧ローラ130Dを有する定着装置が縦パス構成で設置されている。
露光装置124Dは、与えられる画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応した発光を行うレーザー発光手段で構成される。この露光装置124Dは、それぞれの感光ドラム103Aに露光を行うことによって、それぞれの一次帯電器121Dで帯電された各感光ドラム120Dの表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。
次に、上述したSFP101Dによる画像形成動作について説明する。すなわち、画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各プロセスカートリッジ119Dの各感光ドラム120Dは、それぞれ一次帯電器121Dによって一様に負極性に帯電される。そして、露光装置124Dは、外部から入力されるカラー色分解された画像信号をレーザー発光素子から照射し各感光ドラム120D上に各色の静電潜像を形成する。
まず感光ドラム120D上に形成された静電潜像に、感光ドラム120Dの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像器122Dにより、各色のトナーを付着させてトナー像として可視像化する。このトナー像は、感光ドラム120Dと一次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ローラ106Aにより、駆動されている中間転写ベルト126Dに一次転写される。
以下、同様にして、中間転写ベルトユニット126D上でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像を順次重ね合わせ、フルカラーのトナー像を中間転写ベルトユニット126D上に形成する。
なお、各感光体ドラム120D上に残留した転写残トナーは、ドラムクリーナ装置124Dに設けられたクリーナブレード等により掻き落とされ、回収される。
そして、中間転写ベルトユニット126D上のフルカラートナー像先端が、転写駆動ローラ(二次転写対向ローラ)127Dと二次転写ローラ128D間の二次転写部に移動されるタイミングに合わせて、給紙カセット131Dまたは手差しトレイ132Dから給紙されるシート材(用紙)Pが、略垂直に形成された搬送パスを通り、レジストローラ133Dにより二次転写部に搬送される。二次転写部に搬送されたシート材Pに、二次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された二次転写ローラ128Dにより、フルカラーのトナー像が一括して二次転写される。
フルカラーのトナー像が形成されたシート材Pは、下流に位置する定着装置に搬送され、定着ローラ129Dと加圧ローラ130Dとの間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像が加熱、加圧されてシート材Pの表面に熱定着された後に、排紙ローラ133Dによって本体上面の排紙トレイ134D上に排出されて、一連の画像形成動作を終了する。
上記構成の画像形成装置において、シート材Pが搬送中にJAM(紙詰まり)を生じた際に、JAM処理を行えるようにSFP101Dの前面F1に配置し、開閉(S4方向)する前扉105Dがある。また、SFP101Dを制御する第1のコントローラであるSFPコントローラ112Dは前扉105Dと対向する本体後方(B1)に配置されており、本体への電力を供給するための電源装置137が配置されている。ここで、前後左右は、図3に示すように、感光ドラム120Dの母線に対して直交方向をSFP101Dの前後方向とし、前方をF1、後方をB1、感光ドラム120Dの母線方向が左右方向で左側をL1,右側をR1とする。
なお、SFPコントローラ112Dは、図2の符号112Eに示すように、前扉105Dに直交し、プロセスカートリッジ119Dの上方に配置してもよいし、符号112Fで示すように、プロセスカートリッジ119Dの下方に配置してもよい。
次に、SFP101D内の各ユニット配置を図3及び図4を参照して説明する。図3に示すように、画像形成手段としてのプロセスカートリッジ119DはSFP本体枠体137Dで支持されている。このプロセスカートリッジ119Dに対し、右側R1に駆動装置138Dが設けられている。プロセスカートリッジ119Dの左側L1には、トナー補給装置125D、プロセスカートリッジ119Dに高圧電力を供給する高圧電源装置139Dが設けられている。また、プロセスカートリッジ119Dから排出された転写残の廃トナーを回収する廃トナーボックス140Dが設けられている。
図4に、図3の後方B1から見たSFP101Dの内部構成を示す。トナーカートリッジ125Dから補給されたトナーは、画像に応じて定量的にプロセスカートリッジ119dに補給するためのトナー定量補給装置141Dを通って、プロセスカートリッジ119Dに供給される。そして、転写残のトナーは廃トナー搬送装置142Dに搬送された後、廃トナー回収ボックス140Dに入る。なお、高圧電源装置139dからプロセスカートリッジへの帯電入力は高圧供給部143D、現像高圧入力は高圧供給部144Dで行われており、一般的には導電性バネを用いている。
さらに、右側R1に位置する駆動装置138Dからは、感光体ドラムへの駆動伝達するカップリング145Dと現像駆動入力146Dが配置されている。
このように、プロセスカートリッジ119Dにおけるドラム120Dの母線方向の左右側R1,L1に、駆動装置138Dおよびトナーカートリッジ125Dが配置されている。また、このドラム120Dの母線方向の左右側R1,L1には、さらに、トナー定量補給装置141D、高圧供給(143D、144D)、廃トナー搬送部142Dおよび、廃トナー回収ボックス140Dが配置されている。
また、プロセスカートリッジ119Dの前方に前扉105Dが配置されており、それ以外の箇所に(図1〜3)SFPコントローラ112Dが配置され、本体後方R1、上方、下方の何れかに設けられている。
また、駆動装置138D、トナーカートリッジ125D、トナー定量補給装置141D、高圧供給部143D,144D、廃トナー搬送部142D、廃トナー回収ボックス140Dは右側R1、左側L1の何れかに配置されていれば良い。
以上、SFPについて、カラーの画像形成を行う場合について説明したが、単色の1カートリッジの画像形成装置についても適用可能である。
続いて、読取画像形成装置としてのMFP108Dの構成を説明する。図5に、SFPを搭載する前のMFP108Dの基本構成を示す。
このMFP108Dは、画像形成装置としてのSFP101Dに、原稿読取装置としてのリーダ107Dを合体させたもので、MFP108Dの本体枠体106Dの上方にリーダ107Dが搭載されている。本体枠体106Dの下面にはオプション装置としての大容量給紙装置であるカセットペディスタル109Dがオプション増設されている。
また、SFP101Dに実装され画像形成動作を制御するためのSFPコントローラ112Dは外され、SFP101Dとリーダ107Dの動作を制御するための第2のコントローラとしてのMFPコントローラ147Dが実装されている。このMFPコントローラ147Dは、SFP101Dとリーダ107Dが組み付けられる本体枠体106Dに支持され、SFP101Dの感光ドラム120Dの母線方向のどちらか一方の側面側に位置するように配置される。本体枠体106Dには、MFPコントローラ147DとSFP101Dを接続する際の開口部148Dが設けられている。
このMFP108Dの本体枠体106Dのリーダ107Dとカセットペディスタル109Dの間に、SFP101Dを搭載する構成となっている。
MFP108Dの本体枠体106は前方F2と左側L2が開いており、後方B2と右側R2に支持壁がL字状に設けられている。MFPコントローラ147は本体枠体106の後方B2の支持壁に支持されている。この本体枠体106Dに対して、SFP101は、シート材のジャム処理を行うための前扉105Dが、MFP108Dの前面F2に対しては右側R2に位置している。もちろん、左側L2に位置するように配置してもよい。
図6は、MFP108Dに、上記カセットペディスタル109Dの他に、記録紙の給紙乃至フィニッシング時に増設されるオプション装置を示したものである。
図6に示すように、ペーパーデッキ110Dは大量に記録紙を収納/給紙可能である。第1のフィニッシング装置111Dは排出された記録紙をステイプル乃至ソートを行う。第2のフィニッシング装置149Dは、第1のフィニッシング装置111Dよりも積載量が多い。ペーパーデッキ110DはMFP108Dの右側R2に、第1フィニッシング装置111DはSFP101Dとリーダ107Dの間の空間に配置されている。また、第2フィニッシング装置149Dは、MFP108Dの左側L2に配置されている。
次に、以上のような基本構成を有するMFP108Dに対し、本実施系の特徴であるコントローラ接続方法と、SFPの機能追加構成を詳細に説明する。
図7はSFP101Dを本体枠体106Dに搭載した状態を一部破断して示したものである。
MFP108Dにするに際し、リーダ107Dの制御、オプションのペーパーデッキ110D、第1のフィニッシング装置111D,第2のフィニッシング装置149D、操作パネルの大画面化などの機能を行う必要がある。そのため、SFPコントローラ113Dを外し、MFPコントローラ147Dにより、MFP108Dと、リーダ107D、オプションのペーパーデッキ110D、第1のフィニッシング装置111D,第2のフィニッシング装置149D等の制御を行っている。
MFP108Dの本体横幅の大きさは、図7(B)に示すように、リーダ107Dおよび記録紙を収納するカセットペディスタル109Dの横幅WMに対してSFP101Dの
横幅WSが小さくなっている。たとえば、リーダ107D及びカセットペディスタル109の横幅WMが565mm程度に対し、SFP101Dの横幅WSが450〜500mmと幅が小さくなっている。このSFP101Dの横幅WMは、MFP108Dの前方F2を基準にして左右の幅を見たもので、SFP101D自体で見れば前方F1と後方B1の前後長である。
SFP101Dは、その前方F1の前扉105DをMFP108Dの本体枠体106Dの右側R2に片寄せて配置している。このため、SFP101DのSFPコントローラ113Dを収納していた後方B1(前扉と対向する側面側)には、図中点線で示すような大きな空間150Dが空いている。この空間150Dを用いてMFP108Dへ簡易的に構成変更する。
まず、図8を参照して、SFP101DとMFPコントローラ147Dの接続構造について説明する。
本発明では、図7で説明したSFP101DのSFPコントローラ113Dを取り外し
たスペース150Dに、SFP101DとMFPコントローラ147Dを中継する中継基板152Dが配置されている。この中継基盤152Dに、SFP101Dからの制御ケーブル151Dが接続され、MFPコントローラ147DとSFP101D間の通信をする。中継基板152Dを設けることで、従来例2で説明したMFPコントローラ147Dへの長いケーブル接続によるノイズ発生がなくなる。
また、この中継基板152は、元々SFPコントローラ113Dを配置していた箇所に支持されている。そのため、SFP101D内の通信ケーブル151Dを変える必要がなく、SFPコントローラ113Dを中継基板152Dに変えるのみでMFP108Dへの展開が容易に可能となる。
図9に、中継基板152DとMFPコントローラ147Dの詳細構成を示している。図9は、図8(A)のT1方向から見た詳細図である。
この図9において、図9(A)のように中継基板152Dに設けた第一のコネクタ153Dと、MFPコントローラ147D内に実装された基板164Dに設けた第二のコネクタ165DとがT2方向に差し込まれている。これにより、ボード同士がケーブルを介することなく直接接続されている。
なお、図9(B)のように、中継基板152DとMFPコントローラ基板164D間は非常に短い距離なので、通信ケーブル166Dを介しても放射ノイズ発生はなく、同様の効果が得られる。
このように、MFPコントローラ147Dは色んな種類のSFP101Dが接続されても共通の物を用い、この中継基板152Dを各SFPのコネクタ接続に合わせて変更する。これにより、SFP101DとMFPコントローラ147Dを変更することなくMFP108Dを製作でき、大きなコストダウンを行うことができる。
図8(B)に示したSFP101Dの後方B1(MFP108の右側L2に対応)の空間150Dは、中継基板152Dを搭載しても大きな残余空間154Dとなって残っている。そこで、このSFP101の後方B1の残余空間154Dを用いて各種増設装置を収納することで、SFP101DからMFP108Dに製品展開した際のSFP101Dの機能向上を図っている。
図10、図11は、SFP101Dの画像形成機能向上用の増設装置を搭載した斜視図である。各種増設装置の配置構成が分かりやすいように、中継基板152Dを外した状態で示している。
図10は左後方斜視図で、この図で見えているのは、増設装置として、新たに追加された増設駆動装置155D、装置内部の温度上昇を抑制するための昇温防止装置としての増設排熱装置158D、電源容量を大きくするための増設電源装置156D、ペーパーデッキ110D及び排出されたシート材を処理する第1,第2フィニッシング装置111D,149Dのオプションに電力を供給するオプション電源装置157Dである。
増設駆動装置155Dは、SFP本体のスピードアップや追加機能搭載時の駆動伝達や負荷の大きな箇所の負荷分散に用いるもので、MFP本体の耐久向上と性能向上が行える。また、増設電源装置156Dは、SFP101Dの電源137に増設して電源容量を大きくしたものである。
オプション電源装置157Dは、ペーパーデッキ110D、第一のフィニッシング装置111D、第二のフィニッシング装置149D搭載時の電力を追加するものである。
昇温防止装置としての増設排熱装置158Dは、SFP101D内の機内温度上昇を下げるためのものである。SFPからMFPにすることで、SFP101Dの右側R1(MFP108Dの後方B2)がMFP108Dの本体枠体106Dによって塞がっているが、増設排熱装置158Dを設けることで温度上昇を抑制してSFP101Dのスピードアップの効果が得られる。
図11に、左前方斜視図を示す。図11においては、増設装置として、転写残の廃トナーを収納する収納ボックスの容積を大きくする増設トナー回収ボックス140Dおよび、画像形成部へトナーを補給するためのトナー補給装置としての増設トナー補給装置160Dが採用される。空間である追加スペース159Dを用いることによって、トナー回収ボックス140Dの容量を大きくすることができる。
また、トナー容量を多くするために追加トナー補給装置160Dを設けて、特にブラックトナーの容量を補うことで、ブラックトナーの容量増加が実現可能となる。
このように、空間154Dに多くの増設装置を搭載し、更に図12のように中継基板152Dを搭載することで、SFP101D、MFP108Dの共通化を行うと共に放射ノイズの発生しないコントローラ接続を実現できる。
特に、MFP108Dの本体の大型化を招くことなく、SFP101DからMFP108Dに展開した時の画像形成機能向上を行うための増設装置の配置が実現する。これにより、SFP101DからMFP108Dへの製品展開が低コストで容易となり、かつ、MFP108Dに必要な機能向上も実現できる。
本発明の読取画像形成装置(MFP)に用いられる画像形成装置(SFP)の側断面図。 図1の画像形成装置の側断面図。 図1の画像形成装置の各装置類の配置説明図。 図1の画像形成装置の各装置類の配置説明断面図。 図1の画像形成装置に原稿読取装置を合体させた読取画像形成装置の共通構成の説明図。 図5の読取画像形成装置へのオプション増設説明図。 図5の読取画像形成装置の説明図。 図5の読取画像形成装置の中継基板構成の説明図。 図8の中継基板構成の説明図。 図5の読取画像形成装置の追加機能装置の実装説明図。 図10の追加機能装置の実装説明図。 図10の追加機能装置の実装説明図。 従来例に係る画像形成装置の構成説明図。
符号の説明
101D 画像形成装置(SFP)
105D 前扉
106D 本体枠体(MFP)
107D リーダ(原稿読取装置)
108D MFP(読取画像形成装置)
109D カセットペディスタル装置(大容量給紙装置)
110D ペーパーデッキ(オプション装置)
111D 第1のフィニッシング装置(オプション装置)
113D SFPコントローラ
119D プロセスカートリッジ(画像形成手段)
120D 感光ドラム(像担持体)
125D トナー補給手段(トナーカートリッジ)
138D 駆動装置
139D 高圧電源装置
140D 廃トナー回収ボックス
141D トナー定量補給装置
142D 廃トナー搬送装置
143D 帯電入力
144D 現像高圧入力
147D MFPコントローラ
149D 第2のフィニッシング装置
150D 空間(画像形成装置の後面側)
151D 制御ケーブル
152D 中継基板
153D 第一のコネクタ
154D 残余空間
155D 増設駆動装置
156D 増設電源装置
157D オプション電源装置
158D 増設排熱装置(ファン)
159D 追加スペース
160D 増設トナー補給装置
164D MFPコントローラ基板
165D 第2のコネクタ
F1,B1,L1,R1 前方,後方,左側,右側(SFP)
F2,B2,L2,R2 前方,後方,左側,右側(MFP)

Claims (18)

  1. シート材に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置において、
    前記画像形成手段は、画像を担持する像担持体と、前記画像形成装置の機能向上のための増設装置と、を有し、
    前記像担持体の母線に対して直交方向を画像形成装置の前後方向としたときに、前記増設装置が前記画像形成装置本体の後面側に配置される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段に設けられた像担持体の母線方向に沿った両側の面側に、駆動装置、電源装置および、トナー補給装置が配置されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記増設装置が、画像形成時の廃トナーを収納する収納ボックスの容積を増加させる装置であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記増設装置は、前記画像形成手段にトナーを補給する増設トナー補給装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記増設装置は、新たに追加された増設駆動装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記増設装置は、前記画像形成装置内部の温度上昇を抑制するための増設昇温防止装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記増設装置は、前記画像形成手段に電力を供給する電源容量を大きくするための増設電源装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置本体がシート材の搬送関係のオプション装置を追加可能に構成され、前記オプション装置に電力を供給するオプション電源装置が画像形成手段の機能を向上させる増設装置と並べて追加配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかの1項記載の画像形成装置。
  9. 前記オプション装置が大容量給紙装置であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記オプション装置が排出されたシート材を処理するフィニッシング装置であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 原稿を読み取り可能に構成された原稿読取装置と、
    請求項1乃至10のいずれかの1項記載の画像形成装置とを備えている
    ことを特徴とする読取画像形成装置。
  12. 原稿を読み取り可能に構成された原稿読取装置を備えた本体枠体に、シート材に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置を装着して構成した読取画像形成装置において、
    前記画像形成手段は、画像を担持する像担持体を備え、
    前記像担持体の母線に対して直交方向を前記画像形成装置の前後方向としたとき、前記画像形成装置の後面側に、前記画像形成装置の機能向上のための増設装置が配置されることを特徴とする読取画像形成装置。
  13. 前記本体枠体内に実装され、前記画像形成装置および前記原稿読取装置の動作を制御するためのコントローラが実装されていることを特徴とする請求項11または12記載の読取画像形成装置。
  14. 前記コントローラは、前記画像形成装置の像担持体の母線方向のどちらか一方の側面側に配置され、前記画像形成装置と前記原稿読取装置とが組み付けられる本体枠体に支持されていることを特徴とする請求項13記載の読取画像形成装置。
  15. 前記コントローラ及び本体枠体は、異なる種類の画像形成装置に対応する構成とし、異なる種類の画像形成装置の制御及び支持ができる構成となっていることを特徴とする請求項14記載の読取画像形成装置。
  16. 前記画像形成装置がシート材のジャム処理を行うための前扉を有し、該前扉が前記読取画像形成装置の前面に対して、右側面または左側面に位置することを特徴とする請求項11乃至15のいずれかの1項記載の読取画像形成装置。
  17. オプション装置の制御が前記コントローラにより行われることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項記載の読取画像形成装置。
  18. 前記画像形成装置の上方に前記原稿読取装置が設けられ、
    前記画像形成装置の下方にオプション装置の大容量給紙装置が配置され、
    前記原稿読取装置及び前記大容量給紙装置の少なくともいずれか一方の横幅に対して画像形成装置の横幅が小さく、
    前記原稿読取装置及び前記大容量給紙装置の少なくともいずれか一方の横幅に対する前記画像形成装置の横幅の小さい分の空いた空間に前記画像形成装置の増設装置が配置されていることを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項記載の読取画像形成装置。
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