JP2007332558A - 排水ソケット及び便器設置構造 - Google Patents

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清隆 田中
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Abstract

【課題】サイホン起動が十分に早いものとなる排水ソケットと、この排水ソケットを用いた便器設置構造とを提供する。
【解決手段】排水ソケット20は、排水口4が上方から差し込まれるように上方に向って開口する流入口21と、該流入口21に連なるエルボ状部22と、該エルボ状部22の末端に連なり、側方に向って開口する流出口23とを有する。エルボ状部22の外周側22aの内面に流路抵抗部として複数の凹穴24が設けられている。トラップを介して排水口4から排水ソケット20内に流れ落ちてきた水の一部がオリフィス板30の張出部33に当たる。また、オリフィス板30を通り抜けてエルボ状部22内に流入した水が、凹穴24から抵抗を受ける。このために、エルボ状部22及びそれよりも上方側の流入口21や便器排水口4内が水で早期に満水状態となり、この水が流出口23から流出することによってサイホンが早期に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、便器の排水口と横引排水管とを接続する排水ソケットに関する。また、本発明は、この排水ソケットを用いた便器設置構造に関する。
便器の排水口の排水芯とトイレルーム床面の躯体側排水管の排水芯とがずれている場合、該床面に沿って横引された排水管(横引排水管)を介して排水ソケットと躯体側排水管とを接続するようにしている。このように便器の排水口を排水ソケット及び横引排水管によって躯体側排水管に接続した従来例(特許第2830476号)について第3図を参照して説明する。
便器(洋風便器)1の便鉢2は、トラップ3を介して排水口4に連通している。この排水口4は円筒形であり、筒軸心方向を略鉛直方向として下方に向って開放している。排水ソケット10は、該排水口4が上方から差し込まれる流入口11と、該流入口11に対しエルボ状部12を介して連なる流出口13等を備えている。流入口11の上部内周面と排水口4の外周面との間はパッキンによって封じられている。
流出口13に対し、床面Fに沿う横引排水管14が側方から差し込まれている。この横引排水管14の末端は躯体側排水管15に接続されている。
フラッシュ時の便鉢洗浄排水がこの排水ソケット10に流入してきた場合、排水ソケット10及び排水口4付近が満水状態となり、その後この満水状態の水が流出することによりトラップ3にサイホン排出流が形成される。
特許第2830476号
上記従来の排水ソケット10にあっては、流入口11から流れ込んできた水がエルボ状部12の内周面に沿って速やかに流出口13へ流出するため、排水ソケット10内が満水になるまでに時間がかかり、サイホン起動が遅くなったり、サイホン動作が不安定になるおそれがあった。
本発明は、かかる問題点を解決し、横引タイプの排水ソケットにおいてサイホン起動を早期化したり、サイホン動作を安定化させることを目的とする。
本発明の排水ソケットは、便器の下方に向って開放する排水口に装着される排水ソケットであって、該排水口が上方から挿入されるように上方に向って開口する流入口と、横引排水管が側方から挿入されるように側方に向って開口する流出口と、該流入口と流出口とを連通する湾曲したエルボ状部とを有する排水ソケットにおいて、該エルボ状部の内面のうち該流入口の下方部分に流路抵抗部を設けたことを特徴とするものである。
この流路抵抗部としては、具体的には、該エルボ状部の内面から凹陥する凹部又は該エルボ状部の内面から突出する凸部が好適である。
この流路抵抗部としては、少なくとも前記流入口の軸心線とエルボ状部の内周面との交点の近傍領域に設けられていることが望ましい。
本発明の便器設置構造は、かかる本発明の排水ソケットを用いて便器の排水口を横引排水管を介して躯体側排水管に接続したものである。
本発明にあっては、エルボ状部の内面のうち流入口の下方部分に流路抵抗部を設けているので、流入口から排水ソケット内に流入(落下)してきた水の流速が減速され、排水ソケット内が早期に満水状態となり、サイホン起動が早期化され、また、サイホン動作が安定化する。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図(a)は実施の形態に係る排水ソケットを示す縦断図面であり、第1図(b)は同(a)のB−Bに沿う断面図、第1図(c)はオリフィス板の縦断図面である。第2図は、この排水ソケットの使用例を示す断面図である。
この排水ソケット20は、排水口4(第1図では(b)図に2点鎖線にて図示)が上方から差し込まれるように上方に向って開口する流入口21と、該流入口21に連なるエルボ状部22と、該エルボ状部22の末端に連なり、側方に向って開口する流出口23とを有する。流入口21の上部外周には外周筒状部21aが設けられ、パッキンが装着可能とされている。
このエルボ状部22は、その軸心線方向が四分円弧状に湾曲しており、外周側22aは円筒形パイプを滑らかに90°湾曲させた形状となっている。このエルボ状部22の外周側22aの内面に流路抵抗部として複数の凹穴24が設けられている。
この凹穴24は、直径が2〜10mm程度であり、深さが1〜5mm程度の略半球状のくぼみである。凹穴24の配置密度は1〜5ヶ/cm程度が好適である。凹穴24はエルボ状部22の外周側22aの全領域に設けられてもよいが、この実施の形態では、流入口21の軸心線θと外周側22aとの交点kの近傍領域に凹穴24が設けられている。凹穴24は、少なくともこの交点kから半径35mmの範囲内に設けられることが好ましい。
この外周側22aを囲むようにして台座カバー部26が設けられ、この台座カバー部26の下端にベース部27が連なっている。このベース部27がトイレルームの床面上に設置される。
この実施の形態では、流入口21の上端から所定距離下位に段部29が設けられ、この段部29にオリフィス板30が係止されている。このオリフィス板30は、外周側の円環部31と、該円環部31の内周端から垂下する短い筒状の環壁部32と、該環壁部32の下端に連なる円環状の張出部33とを有している。該円環部31は前記段部23の上面に重なっている。(a),(b)図に示される通り、流出口23側を除いたエルボ状部22上端内周の大部分において、その内周縁よりも内方へ張出部33が張り出している。
この実施の形態では、円環部31よりも環壁部32の高さΔH分だけ下位に前記張出部33が位置している。このΔHは3〜10mm、特に5〜7mm程度が好適である。張出部33の内周縁から環壁部32までの幅すなわち張出部33の内径(半径)と外径(半径)との差Wは5〜15mm、特に8〜12mm程度が好適である。
この排水ソケット20は、第2図のように、便器の排水口4の位置と躯体側排水管15の位置とがずれている場合に用いられるものであり、流出口23と躯体側排水管15とは、床面に沿って横引きされた横引排水管14を介して接続される。
この排水ソケット20を用いて便器排水口4を横引排水管14から躯体側排水管15に接続した便器設置構造においては、排水口4の下端は、オリフィス板30よりも若干上位となるように流入口21内に差し込まれる。
便器の便鉢をフラッシュ洗浄した場合、トラップを介して排水口4から排水ソケット20内に流れ落ちてきた水の一部がオリフィス板30の張出部33に当たる。また、オリフィス板30を通り抜けてエルボ状部22内に流入した水が、凹穴24から抵抗を受ける。このために、エルボ状部22及びそれよりも上方側の流入口21や便器排水口4内が水で早期に満水状態となり、この水が流出口23から流出することによってサイホンが早期に形成される。
この実施の形態では、排水ソケット20上部の張出部33の外周に環壁部32が存在し、且つ段部たる円環部31よりも張出部33がΔH分だけ低位となっているので、張出部33に当った水が排水口4の外周側に入り込むことが防止ないし抑制され、排水ソケット20の流入口21付近及び排水口4付近が早期に満水になり、サイホンが早期に形成される。
第1図の実施の形態ではオリフィス板30を用いて張出部33を形成しているが、張出部を排水ソケットと一体に設けてもよい。
上記実施の形態では、流路抵抗部として凹穴24を設けているが、凹穴24の代りに凹条を設けてもよい。この凹条は水の流れる方向と直交する方向すなわち第1図(a)の紙面と垂直方向に延在することが好ましい。凹条は深さ1〜5mm、幅1〜10mm、長さ20〜60mm程度であり、1〜5mm程度の間隔をおいて5〜50本程度設けられることが好ましい。
本発明では、凹穴や凹条などの凹部の代わりに、凸部を設けてもよい。この凸部はイボ状の突起であってもよく、上記凹条と同様方向に延在する凸条であってもよい。凸部の形状は略半球状であることが好ましいが、これに限定されない。凸部の好ましい大きさは凹穴24と同様である。凸条の好ましい大きさ及び配置数は凹条と同様である。なお、流路抵抗部としては、固形物が引掛かりにくいことから、図示の凹穴が好適である。
本発明は、第1図の通り、流入口21直下付近から流出口23の直近に至るまで、エルボ状部外周側22aが滑らかに連続した湾曲面、特に四分円弧状の湾曲面となっている場合に適用するのにきわめて好適である。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。
実施の形態に係る排水ソケットを示す断面図である。 図1の排水ソケットを用いた便器設置構造の断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
4 排水口
10,20 排水ソケット
11,21 流入口
12,22 エルボ状部
13,23 流出口
14 横引排水管
15 躯体側排水管
24 凹穴
30 オリフィス板
31 円環部
32 環壁部
33 張出部

Claims (4)

  1. 便器の下方に向って開放する排水口に装着される排水ソケットであって、
    該排水口が上方から挿入されるように上方に向って開口する流入口と、
    横引排水管が側方から挿入されるように側方に向って開口する流出口と、
    該流入口と流出口とを連通する湾曲したエルボ状部と
    を有する排水ソケットにおいて、該エルボ状部の内面のうち該流入口の下方部分に流路抵抗部を設けたことを特徴とする排水ソケット。
  2. 請求項1において、該流路抵抗部は、該エルボ状部の内面から凹陥する凹部又は該エルボ状部の内面から突出する凸部であることを特徴とする排水ソケット。
  3. 請求項1又は2において、該流路抵抗部は、少なくとも前記流入口の軸心線とエルボ状部の内周面との交点の近傍領域に設けられていることを特徴とする排水ソケット。
  4. 便器の排水口と横引排水管とが排水ソケットを介して接続された便器設置構造において、該排水ソケットが請求項1ないし3のいずれか1項に記載の排水ソケットであることを特徴とする便器設置構造。
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