JP2007332522A - 新「絵画織」 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャカード織物製造の紋織において、緻密で繊細優美な文様表現ができる方法を提供する。
【解決手段】面描織物組織でなく、点描織物組織を用いることにより、任意の色緯糸の経糸との交錯における単位長(面積)あたりの表面露出密度の比率を自由に変更でき、織物文様の濃淡・明暗に関するより緻密なグラデーション表現を可能とする。また、経糸と同数の針数を持つジャカード開口装置を用いるため、複数の異なる織組織体系を同時に混在させて製織することができる。
【選択図】図11
【解決手段】面描織物組織でなく、点描織物組織を用いることにより、任意の色緯糸の経糸との交錯における単位長(面積)あたりの表面露出密度の比率を自由に変更でき、織物文様の濃淡・明暗に関するより緻密なグラデーション表現を可能とする。また、経糸と同数の針数を持つジャカード開口装置を用いるため、複数の異なる織組織体系を同時に混在させて製織することができる。
【選択図】図11
Description
この発明はジャカード織物製造の紋組織を点構造表現で製織する技術技法である。
従来のジャカード織物製造の紋織は「面描表現」で製織する技術技法であり。また製織には2本以上の把吊りの機仕掛のために棒刀装置、伏機装置等を使用する必要がある。
本発明は1本把吊りによる「点描表現」である。
本発明は1本把吊りによる「点描表現」である。
従来の面描表現を点描表現にするための技術技法の開発である。今までの総ての織物は、織物の「三原組織論」に基づいておりは面描構造の織物論である。本発明は新井實が開発、提案した「点構造織物組織論」(注1)による点描表現の紋織物製造である。
※(注1) 新井實が開発、提案した「点構造織物組織論」とは、任意の緯糸に対し経糸がその上側で交錯する点を「1亅とし、下側で交錯する点を「0」とすれば、総ての織物の組織は「1」と「0」の点で表現できる。従って織物の構造は点構造で構成される。
このデジタル的な思想は、コンピュータの基本概念と共通し、ジャカード織物の革命的な発展となった、
※(注1) 新井實が開発、提案した「点構造織物組織論」とは、任意の緯糸に対し経糸がその上側で交錯する点を「1亅とし、下側で交錯する点を「0」とすれば、総ての織物の組織は「1」と「0」の点で表現できる。従って織物の構造は点構造で構成される。
このデジタル的な思想は、コンピュータの基本概念と共通し、ジャカード織物の革命的な発展となった、
本発明はジャカード織物製造の紋織を点描表現で表現する技術技法であり。点描表現は経糸と同本数の紋針数を持つジャカード開口装置と機仕掛けを開発したものであり、棒刀装置、伏機装置等を必要としない。
また革新的な点構造織組織を開発し、大胆な大型文様までも微細な色調の変化および質感変化等を製織する技術技法である。
請求項1の発明は経糸と緯糸の交錯点が表面の単位面積あたりの緯糸の露出量の多少による濃淡又は明暗のグラデーション紋織法である。
請求項2の発明は織物は従来の織物の基本組織は平織系又は斜文織系或いは朱子織系のいずれかの1つの独立織物体系で織られている。本発明派その織物において平織体系又は斜文織体系或いは朱子織体系を混在させて織ることであり、革新的な基本組織混在織物製造法である。
また革新的な点構造織組織を開発し、大胆な大型文様までも微細な色調の変化および質感変化等を製織する技術技法である。
請求項1の発明は経糸と緯糸の交錯点が表面の単位面積あたりの緯糸の露出量の多少による濃淡又は明暗のグラデーション紋織法である。
請求項2の発明は織物は従来の織物の基本組織は平織系又は斜文織系或いは朱子織系のいずれかの1つの独立織物体系で織られている。本発明派その織物において平織体系又は斜文織体系或いは朱子織体系を混在させて織ることであり、革新的な基本組織混在織物製造法である。
点描紋織物表現により、緻密で繊細優美な文様表現ができる。また1本の色緯糸が複数の経糸と交錯する露出比率により濃淡・明暗のグラデーションが可能になった。
また、織組織体系を混在させることで立体感、遠近感の表現が可能となり、硬軟の質感にも微妙な変化を制御できる技術技法となった。
また、織組織体系を混在させることで立体感、遠近感の表現が可能となり、硬軟の質感にも微妙な変化を制御できる技術技法となった。
請求項1の発明では点描紋織物の色緯糸ごとに濃淡・明暗グラデーション組織図とそのパレット織物を作る。任意のデザインに適した組織をパレット織物から選び目的の文様織物を製織する。
請求項2の発明では織物の基本組織の平織体系又は斜文織体系或いは朱子織体系を2系列又は3系列を複合させて、立体感、遠近感、質感等の表現を持たせる。
請求項1発明、請求項2発明の単独又は併用は革新的で未曾有な紋織物となる。
請求項2の発明では織物の基本組織の平織体系又は斜文織体系或いは朱子織体系を2系列又は3系列を複合させて、立体感、遠近感、質感等の表現を持たせる。
請求項1発明、請求項2発明の単独又は併用は革新的で未曾有な紋織物となる。
この新「絵画織」の世界は、和装織物では帯地、きもの地等に新鮮な「用」と「美」の世界を創出する。
ファッション素材、インテリヤ素材として文様効果を発揮する。
美術工芸分野では掛け軸、額絵、屏風、衝立、タペストリー等に名画の絵画模写織が可能である。
ファッション素材、インテリヤ素材として文様効果を発揮する。
美術工芸分野では掛け軸、額絵、屏風、衝立、タペストリー等に名画の絵画模写織が可能である。
世界で始めての技術技法であり多くの商品化が期待されている。
面描構造では細密な組織変化が不可能なために、美術工芸分野では肌理の粗い作品になっている。現在でもこの古典的な技法により、和装分野では伝統的な作品続けられているいる。
A 平織体系の織物構造部分
B 斜文織体系の織物構造部分
C 朱子織体系の織物構造部分
D 風通織織体系の織物構造部分
E 異体系混在の織物構造部分
B 斜文織体系の織物構造部分
C 朱子織体系の織物構造部分
D 風通織織体系の織物構造部分
E 異体系混在の織物構造部分
Claims (2)
- ジャカード織物の織組織変化を点描単位に行い、明暗又は濃淡或いは両者併用の文様をグラデーション表現で行う製造法。
- ジャカード織物の織組織変化を点描単位で行う、異なる織組織系列を混在させて、文様の表現に凹凸感又は遠近感或いは差別化感を持たせた製造法。
請求項1発明と請求項2発明を、単独又は併用による織物表現の技術技法を特許請求の範囲とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006193376A JP2007332522A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 新「絵画織」 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006193376A JP2007332522A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 新「絵画織」 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007332522A true JP2007332522A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38932263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006193376A Pending JP2007332522A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 新「絵画織」 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007332522A (ja) |
-
2006
- 2006-06-16 JP JP2006193376A patent/JP2007332522A/ja active Pending
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