JP2007332471A - 筆記具の紛失防止機能を備えた洋服 - Google Patents

筆記具の紛失防止機能を備えた洋服 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で使用時に煩わしさのない筆記具の紛失防止機能を備えたポケットを持った洋服を作ることをその課題とした。
【解決手段】筆記具を納めるポケットの上縁部の下に、補助ポケット、かがり穴、カバー等を設けることによって、万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具の止め具の先端部を隠蔽し、止め具の先端がポケットやボタン穴等に引っかからないようにすることによって筆記具の紛失防止機能を備えた洋服を実現した。
【選択図】図1

Description

本発明は洋服等のポケットに筆記具を差して携帯する場合に、携帯している筆記具が知らない間に紛失しているという事態が発生するのを防止する機能を備えた洋服に関するものである。
一般に、万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具はスーツの内ポケットに差して格納するのが普通である。しかしながら多くの人が経験していると思うが、内ポケットに万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具を格納するといつの間にか落としてしまうことがある。1本100円程度のボールペンやサインペンであれば無くしてもそれ程残念にもおもわないが、それでも持っている筈の筆記具がなくなっていると非常に困ることがある。もしそれが数万円も出して購入したオーダーメードやブランド物の万年筆であれば非常に残念な思いをするものである。
最近のスーツでは普通の内ポケットの脇に筆記具専用の細長いポケットが付いているものもある。しかし筆記具専用ポケットに差しているから紛失することはないというものではなく、筆記具を紛失する危険性は通常の内ポケットに差していても筆記具専用ポケットに差していても同じである。
この問題を解決する方法の一つが特開平9−195115号公報に開示されている。しかしこの方法は「ポケットの袋部に差し込んだ2枚重ねの板に筆記具を固定する機能を設けることにより、衣服のポケットに差した筆記具の紛失を防止する」ものであるため、使用するにあたってポケットに2枚重ねの板を差し込んでいるという違和感があると共に、筆記具を格納するにあたっても筆記具をそれを固定するためのゴム帯や紐で挟まなければならないという煩わしさがあるものである。
特開平9−195115号公報
複雑な工程を必要としてコストアップを招いたり、違和感のあるものを取り付け使いづらくなったりするということがなく、コストが殆んど変わらず通常の使用時と同じ感覚で使用することが出来るものであって、それでいて差した筈の万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具がいつの間にか無くなってしまっているということを防止することができる洋服をつくることをその課題とした。
本発明者はポケットに万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具を格納した場合それらが何故無くなってしまうのかという原因を調査し、その結果に基づいて対策を講ずることで上記の課題を達成した。
万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具はそれに付属する止め具でポケットの上縁部を挟んでポケットに差し込まれて格納されるのが普通である。
今内ポケットに筆記具を格納したスーツを着ようとしている場合について考える。筆記具は右手で使用する関係上スーツの左側の内ポケットに格納するのが一般的である。筆記具専用ポケットもやはりスーツの左側についている。スーツの下にはワイシャツやTシャツを着用するがこれらのポケットも左側に付けられている。
図11は従来の筆記具の格納方法を示した模式図で、ボールペン(1)がそれに付属する止め具(2)で裏地(100)に切られた内ポケット(101)の上縁を挟んで内袋(105)に格納されている様子が示されている。
この模式図に示したような形で内ポケットに筆記具を格納したスーツを着用する場合、その内ポケット近辺の状態について考察することとする。
手を上げてスーツに手を通して手を下ろすとスーツの裏地が下に着ているシャツをこするようにして下がってくることとなる。このとき内ポケットに格納された筆記具も同時に下がってくる。筆記具が下がってくるとき内ポケットの上縁を挟んでいる止め具の先端が下に着ているシャツのポケットの上縁に引っかかることがあるがそのようなことには関係なしにスーツは下がってくる。このため止め具の先端が引っ掛かった筆記具はスーツの内ポケットから抜け落ちてしまい紛失することとなる。止め具の先端は少し出っ張っているためこれ以外にもシャツの端やボタン穴等に引っ掛かって抜け落ちることもある。筆記具の止め具は万年筆のようにキャップについている場合とノック式ボールペンのように筆記具本体に付いている場合とがあるが、何れの形式であっても抜け落ちやすさは同じである。
万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具をワイシャツやTシャツのポケットに差した場合は逆にスーツを脱ぐときに筆記具の止め具の先端がスーツの内ポケットの上縁に引っかかって抜け落ちることになる。
スーツを着用せずワイシャツのみで活動するときにはスーツの内ポケットに止め具の先端が引っ掛かることはないが、常時筆記具の止め具の先端がむき出しとなっているため紛失する危険性はスーツを着用したときより高くなるといえる。
このように紛失する原因が明確になれば対策は簡単である。紛失を防ぐためには、万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具の止め具の先端が下のシャツのポケットやボタン穴等に引っかからないようにすれば良いわけである。下のシャツについているポケットをなくしてしまえばよいがそれはそれで不便である。下のシャツにポケットが付いていても万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具の止め具の先端がポケットに引っかからないようにするためには、止め具の全体または先端部をカバーや補助ポケットによって隠蔽すれば良いわけである。こうすることでボタン穴等に引っ掛かることもなくなり筆記具の紛失を防止できるわけである。万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具はポケットの全幅にわたって差すわけではないので、カバーや補助ポケットはポケットの全幅にわたって設けなければならないというものではなく必要な部分にのみ設ければよい。筆記具の止め具の全体または先端部を隠蔽する具体的な方法については後程実施例によって詳細に説明する。
この対策によって洋服のポケットに格納した万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具の止め具の先端が引っかかるということがなくなり、万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具を紛失することがなくなることとなる。その効果は筆記具の止め具がキャップについている場合でも筆記具本体に付いている場合でも同じである。但し上記の説明より明らかなように、本発明は止め具の先端が引っ掛かるのを防止することによって筆記具の抜け落ちを防止するものであり、鉛筆やマーカーペンのように止め具がないものをポケットに差し込んでいる場合については本発明でそれらの紛失を防止することができるものではない。
筆記具の止め具の全体または先端部を隠蔽する方法としては
ポケットの上縁より少し下に更に補助ポケットを設けここに筆記具の止め具の先端部を納めて隠蔽する。この場合ポケットは切りポケット或いは外付けポケットの何れでも良い。
筆記具をポケットに差し込んだときにその止め具の先端が位置する点より少し上の位置に止め具の先端を差し込むためのかがり穴を設けここに止め具の先端を差し込む。
筆記具の止め具の全体または先端部をカバーを使って隠蔽する。
等があげられる。
以下これらの方法について実施例に基づき図を用いて具体的に説明する。但し通常布地を切断した縁の部分はほつれを防ぐため折り返しや玉縁の形成、当て布の縫いつけ等の処置を施しているが、本発明は縫製方法に直接関係した発明ではなくこれらの構造をあまり詳しく図示すると図が複雑になりすぎ本発明の特徴とするところがわかり難くなるので、先に説明した従来例も含めこれらの処置についての図示は省略した。
又以下に示す実施例は何れも筆記具としてボールペンを図示して説明しているが、万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具を洋服に保持する機構は何れも止め具を使ってポケットの縁を挟んで固定するものであり本質的に変わるものではない。従って本発明は実施例中に例示しているボールペンを万年筆、シャープペンシル、サインペン等、止め具を使ってポケットの縁を挟んで固定する方式の他の筆記具に置き換えても全く変わりなく機能するものである。
この実施例は段落〔0012〕の(イ)に示した方法をスーツの切りポケットに適用したもので図1はこのポケットにボールペン(1)を差した状態を示した模式図、図2は図1のA−A線の断面図である。但しボールペンの内部構造については本発明に直接関係するものではないので省略した。
この実施例では通常の内ポケットである主ポケット(11)より約1.5センチメートル下に補助ポケット(12)が設けてある。1.5センチメートルという値は、筆記具の止め具の挟持部の長さが短いものでは2センチメートル程度しかないものがありその場合でも止め具の先端部を補助ポケットに納めることが出来るようにするためである。
この実施例では主ポケット(11)、補助ポケット(12)は共に裏地(10)に切れ目を入れてつくる切りポケットであるが、切りポケットであっても外付けポケットであってもそれはデザイン的なものでありその効果に差があるものではない。
ボールペン(1)は主ポケット(11)に差し込まれ、その止め具(2)は主ポケットの上縁を挟んでボールペン(1)が抜け落ちないよう保持している。更に止め具(2)の先端部は補助ポケット(12)に差し込んで隠蔽されており先端は外から見えなくなっている。ボールペン(1)がこのような状態で格納されているためこのスーツを着たり脱いだりしてもボールペン(1)の止め具(2)の先端が下のワイシャツのポケットに引っ掛かることはなくボールペン(1)を紛失することはない。
この実施例のように主ポケット(11)、補助ポケット(12)とも切りポケットである場合には、内袋(15)は主ポケット(11)の切り込み上部から補助ポケット(12)の切り込み下部にかけて、主ポケット(11)と補助ポケット(12)に共通の内袋(22)を設ければよく別個に作る必要はない。
この実施例では補助ポケット(12)の幅を主ポケット(11)の幅に比べて狭くしてあるが、これはポケットの全幅にわたって筆記具を差すことはないということもあるが、主ポケットの上縁のすぐ下に切りポケット式の補助ポケット(12)を設けると主ポケットの上縁と下に設けた補助ポケット(12)との間の部分が幅の狭い帯状部(13)となり破れやすくなるのでそれを防止するという意味もある。
この帯状部(13)がボールペン(1)の止め具(2)とボールペン(1)の軸体又はキャップ本体との間に形成される細長い間隙にはまり込み、ボールペン(1)の止め具(2)の先端部の突起がボールペン(1)の軸体又はキャップ本体と直接接触しボールペン(1)を取り出そうとする際に取り出しにくくなり使いづらく感じることがある。この方がボールペン(1)を落としにくくなるのでその点からは望ましいことではあるが、それも程度によりけりで使いづらくなるようでは少し問題である。次の実施例はこの点が改良されている。
図3は実施例2によるポケットにボールペン(1)を差した状態を示した模式図、図4は図3のB−B線の断面図である。但し図4の断面図においてボールペン(1)の内部構造については図2と同様本発明に直接関係するものではないので省略した。
この実施例は実施例1と同じく裏地(20)に切れ目を入れてつくる切りポケット方式の主ポケット(21)の上縁の下に切りポケット式の補助ポケット(22)を設けたものであるが、主ポケット(21)の上縁と下に設けた補助ポケット(22)との間の帯状部(23)の裏側(表地に近い方)に、幅は補助ポケット(22)の幅と同程度、長さは筆記具の止め具(2)の長さより少し長くした程度のやや厚めの裏当て(24)が縫い付けてある。図3はこの主ポケット(21)にボールペン(1)を差し込みその止め具(2)の先端部を補助ポケット(22)に入れて隠蔽したものである。
正面から見る限り実施例1と実施例2は殆んど差がなく図3と図1も殆んど同じであるが断面図である図4では帯状部(23)の裏側に裏当て(24)が付いているのが分かる。ここで用いる裏当て(24)としてはやや厚めの布地や不織布或いは合成樹脂フィルムを用いることが出来る。主ポケット(21)に手帳や財布を入れてそれを取り出そうとするときこの裏当て(24)が邪魔になって取り出し難くなるようであれば裏当て(24)の下端を内袋(25)に縫い付けて止めておけばよい。
この実施例は筆記具専用ポケットを主ポケットとして実施例2の方法を適用したものである。筆記具専用であるため補助ポケットの幅は主ポケットとほぼ同じであるが基本構造は実施例2と変わらないため図は省略する。一般に筆記具専用ポケットは幅が狭いため補助ポケットの幅も狭くてよい。
図5に示すこの実施例は、スーツの裏地(40)に作られた切りポケット方式の主ポケット(41)の上縁より約1.5センチメートル下に浅い外付け方式の補助ポケット(42)をつけたものである。図5はそこにボールペン(1)を差し込んだときの模式図である。ボールペン(1)の止め具(2)の先端部は補助ポケット(42)の中に入れているため引っ掛かることがなく、差し込んだボールペン(1)が抜け落ちることもない。この補助ポケット(42)の下辺は必ずしも縫い付ける必要はなく両脇を止めるだけでも良い。この補助ポケット(42)をブレザーの胸ポケット適用する場合はロゴマークのようなものを付けると洒落たものになる。内袋(45)の働きは通常のポケットと同じものである。
この例のように補助ポケット(42)を外付けとする場合や実施例2のように帯状部に裏当てを付けた場合には上辺を“上縁より約1.5センチメートル下”ではなくもう少し上にあげて止め具(2)は先端部だけでなくその大半を隠蔽することも出来る。また図に示したように分割線(46)で補助ポケットを小さく分割してボールペン(1)がずれないようにすることも出来る。分割する幅は狭いほうがボールペンが抜け難くなって良いが、止め具の大きさはメーカによってまちまちであり狭すぎると入らないものが出てくる恐れがある。幅の広いものと狭いものの双方を備えたものを作るのも一つの方法である。
図6に示すこの実施例は、段落〔0012〕の(ロ)に示した方法をスーツの裏地(50)に作られた切りポケット方式の内ポケットに適用したもので内ポケットを主ポケット(51)としその上縁より約1.5センチメートル下にボタン穴に類似したかがり穴(56)をつけることによって目的を達成したものである。図6は主ポケット(51)の上縁をボールペン(1)の止め具(2)で挟みその止め具(2)の先端部をこのかがり穴(56)に差し込んだときの模式図である。ボールペン(1)の止め具(2)の先端は図6の点線で示したようにかがり穴(56)の中に入っているため引っ掛かることがなく、内袋(55)に納められたボールペン(1)が抜け落ちることもない。図では穴は横穴であるが短い縦穴や丸穴でも良い。
図7に示すこの実施例は、段落〔0012〕の(ハ)に示した方法をスーツの裏地(60)に作られた切りポケット方式の内ポケットを主ポケット(61)としてこれに適用したものであり図7はこの模式図である。これに示すように主ポケット(61)に差し込んだボールペン(1)の止め具(2)の先端の位置する点より少し下の位置にカバー(67)の一端がカバー縫い付け線(69)によって縫いつけられており、このカバー(67)でボールペン(1)の止め具(2)の先端を隠蔽したものである。カバー(67)のもう一方の端はマジックテープ(登録商標)(登録商標)(68)で止められている。
この方法でもボールペン(1)の止め具(2)の先端部を隠蔽することが出来、止め具(2)の先端が引っ掛かることはなく内袋(65)に納められたボールペン(1)が抜け落ちることもない。
図8に示すこの実施例は、段落〔0012〕の(ハ)に示した別の方法をスーツの裏地(70)に作られた切りポケット方式の内ポケットを主ポケット(71)としてこれに適用したもので、主ポケット(71)の上縁より少し上の位置で一端をカバー縫い付け線(79)によって縫いつけたカバー(77)で止め具(2)の先端部を隠蔽したものである。図8はこの状態を示した模式図でありカバー(77)はボールペン(1)の止め具(2)全体を覆いマジックテープ(登録商標)(78)で止められている。内ポケットにカバーをつけることは良くあるがそれはポケットに入れたものが飛び出すのを押さえるためのもので短いものである。それに対しこのカバー(77)はボールペン(1)の止め具(2)の先端部を隠蔽するためのものであり、ボールペン(1)の止め具(2)を覆い隠すことが出来るだけの長さをもったものである。
このようにすることによっても主ポケット(71)の内袋(75)に納められたボールペン(1)の止め具(2)の先端部を隠蔽することが出来目的を達成することが出来る。
図9に示すこの実施例は、主ポケット(81)をワイシャツの胸ポケットとして実施例2に示した方法を適用したものである。図9はワイシャツの下地(80)に縫い付けられた主ポケット(81)にボールペン(1)を差し、止め具(2)の先端部を補助ポケット(82)に差した状態を示した模式図である。主ポケット(81)の上縁と補助ポケット(82)の間の帯状部(83)には裏当て(84)が縫い付けられている。ワイシャツの胸ポケットは一般に下地(80)に縫い付ける外付け方式のポケットである。
既に述べたようにワイシャツの胸ポケットに筆記具を差すとスーツを脱ぐ際にスーツの内ポケットに止め具(2)の先端が引っ掛かり紛失する危険性が高いが、本実施例のようにすると止め具(2)の先端が引っ掛かる心配が無くなり、ボールペン(1)が紛失する危険性を大きく低下させることが出来る。スーツを着用せずワイシャツのみで活動すると、スーツの内ポケットに止め具(2)の先端が引っ掛かることはないがボールペン(1)の止め具(2)の先端がむき出しとなり紛失する危険性はスーツを着用したときより高くなる。このため本発明の必要性はスーツの内ポケットの場合より大きいといえる。この方式はワイシャツのほかブレザーやゴルフウェアの胸ポケットにも利用できる。
図10に示すこの実施例は、外付け方式の主ポケット(91)のうえに止め具を挟むための幅1.5センチメートル、長さは主ポケット(91)の幅とほぼ同じ大きさの帯状布(92)を置きその両端を縫い付け線(93)で縫い付けたものである。図10はそこにボールペン(1)を差したときの状態を示したものである。ボールペン(1)をその帯状布(92)と下地(90)との間に通して主ポケット(91)に差し込みボールペン(1)の止め具(2)で帯状布(92)を挟みその先端部を主ポケット(91)に入れて露出しないようにしてボールペン(1)の紛失を防ぐことが出来る。
この例は機能的には実施例1と同じであるが帯状布(92)を縫い付けるだけで良いため製造工程は極めて簡単になる。図にはないが帯状布(92)に裏当てを縫いつけその下端を主ポケット(91)内に収めておくことも出来る。これは実施例2と機能的に同じである。
フォーマルなスーツの胸ポケットにこのような加工を施すのは適切ではないかもしれないがカジュアルなブレザーやゴルフウェアには有効である。
このように本発明は礼服やフォーマルなスーツの内ポケットや筆記具専用ポケットだけでなく、ブレザー、ワイシャツ、カジュアルシャツ、ジャケット、作業服等の胸ポケットに対しても同様に適用できるものである。ズボンやスカートのポケットは動きが激しいため筆記具を格納する場所としては適当ではないがやむをえない場合も発生する。このようなときでもズボンやスカートのポケットに本発明を用いると紛失の危険性をかなり緩和することが出来る。
以上述べた如く本発明は簡単な方法でありながら、万年筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン等の筆記具の紛失防止に極めて有効なものでありアパレル業界で広く利用できるものである。
切りポケットの下に第二の切りポケットを設けた実施例の模式図である。 図1のA−A線断面図である。 帯状部に裏当てを縫いつけた実施例の模式図である。 図3のB−B線断面図である。 切りポケットの下に外付けポケットを設けた実施例の模式図である。 かがり穴を用いた実施例の模式図である。 下部を縫い付けたカバーを用いた実施例の模式図である。 上部を縫い付けたカバーを用いた実施例の模式図である。 ワイシャツのポケットに本発明を実施した模式図である。 主ポケットの上に帯状布を縫い付けた実施例の模式図である。 従来の内ポケットに筆記具を格納したときの状態を示した模式図である。
符号の説明
1 ボールペン 2 止め具 101 内ポケット
10,20,40,50,60,70,100 裏地 80,90 下地
11,21,41,51,61,71,81,91 主ポケット
12,22,42,82 補助ポケット 92 帯状布
13,23,83 帯状部 93 縫い付け線 24,84 裏当て
15,25,45,55,65,75,105 内袋
46 分割線 56 かがり穴
67,77 カバー 69,79 カバー縫い付け線
68,78 マジックテープ(登録商標)

Claims (4)

  1. 洋服に設けられたポケットの上縁部の下に、該上縁部を筆記具に付属する止め具で挟んで該筆記具をポケットに差し込んで格納する場合において、格納した筆記具の止め具の先端部を隠蔽することができる機構を設けたことを特徴とする洋服。
  2. 筆記具の止め具の先端部を隠蔽することができる機構が補助ポケットである請求項1記載の洋服。
  3. 筆記具の止め具の先端部を隠蔽することができる機構がかがり穴である請求項1記載の洋服。
  4. 筆記具の止め具の先端部を隠蔽することができる機構がポケットを覆うカバーである請求項1記載の洋服。
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