JP2007331644A - 空気のう付タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気のう5に損傷が生じ難くして、空気のう付タイヤ1の機能を十分に発揮させること。
【解決手段】
パッチ連結部37に、センサユニット33における取付ピン43を挿入可能な挿入穴47が貫通して形成され、パッチ連結部37の表面に、取付ピン43の先端に固定されかつ取付ピン43よりも大径の取付ボタン45を収容可能な収容窪み49が挿入穴47に連通して形成され、取付ボタン45が収容窪み49の底面に係止可能になっていること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パンク等が生じても一定の走行を維持できる空気のう付タイヤに関する。
近年、空気のう付タイヤについて種々の開発がなされており(特許文献1及び特許文献2参照)、この空気のう付タイヤは、空気入りタイヤと、この空気入りタイヤ内に配設され空気のうとを具備している。ここで、空気のうは、空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に、拡張変形によって空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持するものである。
また、例えば空気入りタイヤの内圧等を高精度に監視するために、空気入りタイヤの内表面側にはトランスポンダ等のセンサユニットを取付けられることがあり、センサユニットを空気入りタイヤの内表面側に取付ける際には、通常、取付パッチが用いられる。
特開2002−120526号公報 特開2005−289267号公報
ところで、空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合には、空気のうが拡張変形して、空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する一方、空気のうが空気入りタイヤの内表面側に取付けられたセンサユニットの鋭角な部位に接触して、空気のうに局所的に高い圧力が働くことになる。そのため、空気のうにより車両荷重を支持した状態の下で、空気のう付タイヤが走行すると、センサユニットの鋭角な部位との擦れによって空気のうに損傷が生じ易く、空気のう付タイヤの機能を十分に発揮できないという問題がある。
そこで、本発明は、空気のうにより車両荷重を支持した状態の下で、空気のう付タイヤが走行する際に、センサユニットの鋭角な部位と空気のうとの擦れを抑制できる、新規な構成の空気のう付タイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、空気入りタイヤと、前記空気入りタイヤ内に配設され、前記空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に拡張変形によって前記空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうと、前記空気入りタイヤの内表面に設けられ、センサユニットを前記空気入りタイヤの内表面側に取付ける際に用いられ、前記空気入りタイヤの内表面に接着されたパッチ接着部、及び前記パッチ接着部に一体的に形成(一体形成を含む)されたパッチ連結部を備えた取付パッチと、を具備し、前記パッチ連結部に、前記センサユニットにおける取付ピンを挿入可能な挿入穴が貫通して形成され、前記パッチ連結部の表面に、前記取付ピンの先端に固定されかつ前記取付ピンよりも太い取付ボタンを収容可能な収容窪みが前記挿入穴に連通して形成され、前記取付ボタンが前記収容窪みの底面に係止可能になっていることである。
第1の特徴によると、前記パッチ連結部の表面に前記取付ボタンを収容可能な前記収容窪みが前記挿入穴に連通して形成されているため、前記空気のうが拡張変形しても、前記取付ボタンによって前記空気のうに局所的に大きな圧力が働くことはない。これにより、前記空気のうにより車両荷重を支持した状態の下で、前記空気のう付タイヤが走行する際に、前記センサユニットの鋭角な部位と前記空気のうとの擦れを抑制することができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、空気入りタイヤと、前記空気入りタイヤ内に配設され、前記空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に拡張変形によって前記空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうと、前記空気入りタイヤの内表面に設けられ、前記空気入りタイヤの内表面に接着されたパッチ接着部、及び前記パッチ接着部に一体的に形成(一体形成を含む)されたパッチ連結部を備えた取付パッチと、 前記取付パッチに取付けられ、センサユニット本体、前記センサユニット本体に設けられた取付ピン、及び前記取付ピンの先端に固定されかつ前記取付ピンよりも太い取付ボタンを備えたセンサユニットと、を具備し、前記パッチ連結部に、前記取付ピンを挿入可能な挿入穴が貫通して形成され、前記取付ボタンの表面が曲面形状に構成され、前記取付ボタンが前記パッチ連結部の表面における前記挿入穴の周縁部に係止可能になっていることである。
第2の特徴によると、前記取付ボタンの表面が曲面形状に構成されているため、前記空気のうが拡張変形しても、前記取付ボタンによって前記空気のうに局所的に大きな圧力が働くことはない。これにより、前記空気のうにより車両荷重を支持した状態の下で、前記空気のう付タイヤが走行する際に、前記センサユニットの鋭角な部位と前記空気のうとの擦れを抑制することができる。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、空気入りタイヤと、前記空気入りタイヤ内に配設され、前記空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に拡張変形によって前記空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうと、前記空気入りタイヤの内表面に設けられ、センサユニットを前記空気入りタイヤの内表面側に取付ける際に用いられる取付パッチと、前記空気入りタイヤの内表面に取付けられ、前記取付パッチ及び前記センサユニットを収容する収容窪みが形成されたスペーサと、を具備したことである。
第3の特徴によると、前記空気入りタイヤの内表面に前記スペーサが取付けられ、前記スペーサに前記取付パッチ及び前記センサユニットを収容する前記収容窪みが形成されているため、前記空気のうが拡張変形しても、前記空気のうが前記スペーサに接触することによって、前記空気のうに局所的に働く圧力が軽減される。これにより、前記空気のうにより車両荷重を支持した状態の下で、前記空気のう付タイヤが走行する際に、前記センサユニットの鋭角な部位と前記空気のうとの擦れを抑制することができる。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第3の特徴に加えて、前記空気入りタイヤの内表面の一部に前記スペーサが取付けられていることである。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第3の特徴に加えて、前記空気入りタイヤの内表面に前記スペーサが全周に亘って取付けられていることである。
本発明の第5の特徴によると、前記空気入りタイヤの内表面に前記スペーサが全周に亘って取付けられているため、前記空気のうが前記スペーサに接触することによって、前記空気のうに局所的に働く圧力がより一層軽減される。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第3の特徴から第5の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記スペーサの端部がテーパ形状に構成されたことを特徴とする。
請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記空気のうにより車両荷重を支持した状態の下で、前記空気のう付タイヤが走行する際に、前記センサユニットの鋭角な部位と前記空気のうとの擦れを抑制できるため、前記空気のうに損傷が生じ難くなって、前記空気のう付タイヤの機能を十分に発揮させることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1から図4を参照して説明する。
ここで、図1(a)は、図1(b)におけるIA−IA線に沿った図、図1(b)は、本発明の第1実施形態に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図、図2は、本発明の第1実施形態に係る空気のう付タイヤの部分断面図、図3(a)は、図3(b)におけるIIIB−IIIB線に沿った図、図3(b)は、本発明の第1実施形態の別態様に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図、図4は、本発明の第1実施形態の別態様に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図、図5は、本発明の第1実施形態の別態様に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図である。
図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る空気のう付タイヤ1は、空気入りタイヤ3と、この空気入りタイヤ3内に配設された空気のう5とを具備している。ここで、空気のう5は、パンク等によって空気入りタイヤ3の内圧が急激に低下した場合に、拡張変形によって空気入りタイヤ3に代わって車両荷重を支持するものである。そして、空気のう付タイヤ1の一部を構成する空気入りタイヤ3及び空気のう5の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、空気入りタイヤ3は、リム7に嵌合可能な一対のビード部9を備えており、一対のビード部9は、ビードコア11と、このビードコア11のタイヤ径方向Rの外側に配設されたビードヒィラー13とをそれぞれ有している。また、一方のビード部9におけるビードコア11には、トロイド状のカーカス15の一端部がタイヤ幅方向Wの内側から外側へ折り返すように連結されており、他方のビード部9におけるビードコア11には、カーカス15の他端部がタイヤ幅方向Wの内側からへ折り返すように連結されている。ここで、カーカス15は、ラジアル方向に延びた複数本のスチールコード(図示省略)を有している。
カーカス15のクラウン領域には、例えば2層のベルト17が設けられており、ベルト17は、所謂たが効果を発揮するものであって、タイヤ周方向Cへ傾斜する方向へ延びた多数のスチールコード(図示省略)をゴムによって被覆してなるものである。また、ベルト17の外周面には、トレッド部19が設けられており、このトレッド部19には、タイヤ周方向Cへ延びた複数の周方向主溝21が形成されている。また、カーカス15の一側面におけるトレッド部19と一方のビード部9の間、及びカーカス15の他側面におけるトレッド部19と他方のビード部9の間には、サイドウォール部23がそれぞれ設けられている。更に、カーカス15の内側面には、空気の漏れを防ぐインナーライナー25が設けられている。
前述の空気のう5は、空気を充填可能な中空円環状の空気のチューブ27を備えており、このチューブ27は、天然ゴム,プチルゴム等のゴムからなるものである。なお、チューブ27に充填された空気の圧力は、空気入りタイヤ3の内部に充填された空気の圧力以上になっている。また、チューブ27の内周側には、補強層29が環状に設けられており、この補強層29は、例えばアラミド不織布,ポリエステル不織布,カーボン不織布,レーヨン不織布,ガラス不織布等の不織布と例えば天然ゴム,イソプレンゴム等のゴムの複合材料からなるものである。
本発明の実施形態に係る空気のう付タイヤ1は、空気入りタイヤ3及び空気のう5の他に、空気入りタイヤ3におけるインナーライナー25の内表面に設けられた取付パッチ31と、この取付パッチ31に取付けられたトランスポンダ33とを具備している。そして、空気のう付タイヤ1の一部を構成する取付パッチ31及びトランスポンダ33の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、取付パッチ31は、トランスポンダ33の取付の際に用いられるものであって、ゴム材料からなるものである。また、取付パッチ31は、パッチ接着部35を備えており、このパッチ接着部35は、接着剤(例えばシアノアクリレート系接着剤,クロロプレン系接着剤)によって又は生タイヤ(空気入りタイヤ3として完成する前の未加硫タイヤ)の加硫工程中における架橋反応によって、インナーライナー25の内表面に接着されている。更に、パッチ接着部35には、舌状のパッチ連結部37が一体形成されており、このパッチ連結部37は、補強繊維によって補強されることが望ましい。
前述のトランスポンダ33は、タイヤ内圧等を測定するために用いられるセンサユニットであって、IC、コンデンサ、抵抗等の複数の電子部品(図示省略)を内蔵したセンサユニット本体として箱型のトランスポンダ本体39を備えている。また、トランスポンダ本体39の一側部には、パッチ連結部37を挿通可能な挿通穴41が貫通して形成されており、トランスポンダ本体39の他側部には、取付ピン43が設けられてあって、この取付ピン43の先端には、取付ピン43よりも太い(具体的には、取付ピン43の径よりも大径の)取付ボタン45が設けられている。
そして、パッチ連結部37には、取付ピン43を挿入可能な挿入穴47が貫通して形成されており、パッチ連結部37の表面には、取付ボタン45を収容可能な収容窪み49が挿入穴47に連通して形成されている。また、取付ボタン45は、収容窪み49の底面に係止可能になっている。
パッチ連結部37の表面に収容窪み49が形成される代わりに、図4に示すように、取付ボタン45の表面が曲面形状に構成されるようにしてもよい。また、この場合には、取付ボタン45は、パッチ連結部37の表面における挿入穴47の周縁部に係止可能になっている。
更に、取付パッチ31及びトランスポンダ33の代わりに、図3(a)(b)に示すような取付パッチ51及びトランスポンダ53を用いても構わない。そして、空気のう付タイヤ1の一部を構成する取付パッチ51及びトランスポンダ53の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、図3(a)(b)に示すように、取付パッチ51は、トランスポンダ53の取付の際に用いられるものであって、ゴム材料からなるものである。また、取付パッチ51は、一対のパッチ接着部55を備えており、一対のパッチ接着部55は、接着剤によって又は生タイヤの加硫工程中における架橋反応によって、インナーライナー25の内表面に接着されている。そして、一対のパッチ接着部55には、トランスポンダ53のタイヤ周方向Cの移動を規制するパッチ壁部57がそれぞれ一体形成されている。更に、一対のパッチ壁部57には、トランスポンダ53を保持するパッチ連結部59が掛け渡すように一体形成されている。
前述のトランスポンダ53は、トランスポンダ33と同様に、複数の電子部品(図示省略)を内蔵したセンサユニット本体として箱型のトランスポンダ本体61を備えている。また、トランスポンダ本体61には、取付ピン63が設けられてあって、この取付ピン63の先端には、取付ピン63よりも太い(具体的には、取付ピン63の径より大径の)取付ボタン65が設けられている。
そして、パッチ連結部59には、取付ピン63を挿入可能な挿入穴67が貫通して形成されており、パッチ連結部59の表面には、取付ボタン65を収容可能な収容窪み69が挿入穴67に連通して形成されている。また、取付ボタン65は、収容窪み69の底面に係止可能になっている。
更に、パッチ連結部59の表面に収容窪み69が形成される代わりに、図5に示すように、取付ボタン65の表面が曲面形状に構成されるようにしてもよい。また、この場合には、取付ボタン65は、パッチ連結部59の表面における挿入穴67の周縁部に係止可能になっている。
続いて、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
パッチ連結部37(又は57)の表面に取付ボタン45(又は65)を収容可能な収容窪み49(又は69)が挿入穴47(又は67)に連通して形成されていたり、取付ボタン45(又は65)の表面が曲面形状に構成されていたりするため、空気のう5が拡張変形しても、取付ボタン45によって空気のう5に局所的に大きな圧力が働くことはない。これにより、空気のう5により車両荷重を支持した状態の下で、空気のう付タイヤ1が走行する際に、トランスポンダ33(又は53)の鋭角な部位と空気のう5との擦れを抑制することができる。
従って、本発明の第1実施形態によれば、空気のう5により車両荷重を支持した状態の下で、空気のう付タイヤ1が走行する際に、空気のう5に損傷が生じ難くなって、空気のう付タイヤ1の機能を十分に発揮させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図6から図8を参照して説明する。
ここで、図6は、本発明の第2実施形態に係る空気のう付タイヤの部分断面図、図7は、本発明の第2実施形態に係るスペーサの拡大図、図8(a)は、シート状のスペーサがインナーライナーの内表面に取付けられた状態の空気のう付タイヤの側面図、図8(b)は、帯状のスペーサがインナーライナーの内表面に全周に亘って取付けられた状態の空気のう付タイヤの側面図である。
図6及び図8(a)に示すように、本発明の第2実施形態に係る空気のう付タイヤ71は、第1実施形態に係る空気のう付タイヤ1と同様に、空気入りタイヤ3及び空気のう5とを具備する他に、空気入りタイヤ3におけるインナーライナー25の内表面に設けられた取付パッチ73と、この取付パッチ73の表面に接着剤(例えばシアノアクリレート系接着剤,クロロプレン系接着剤)によって取付けられたトランスポンダ75と、空気入りタイヤ3におけるインナーライナー25の内表面の一部に接着剤(例えばシアノアクリレート系接着剤,クロロプレン系接着剤)によって取付けられたシート状のスペーサ77とを具備している。そして、取付パッチ73、トランスポンダ75、及びスペーサ77の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、取付パッチ73は、トランスポンダ75の取付の際に用いられるものであって、ゴム材料からなるものである。また、取付パッチ73は、断面が台形形状なるように構成されており、取付パッチ73の裏面は、接着剤(例えばシアノアクリレート系接着剤,クロロプレン系接着剤)によって又は生タイヤの加硫工程中における架橋反応によって、インナーライナー25の内表面に接着されている。
前述のトランスポンダ75は、トランスポンダ33、53と同様に、複数の電子部品(図示省略)を内蔵したセンサユニット本体として箱型のトランスポンダ本体79を備えている。
前述のスペーサ77は、ゴム材料からなり、スペーサ77には、取付パッチ73及びトランスポンダ75を収容する収容窪み79が形成されている。また、図7に示すように、スペーサ77の端部は、テーパ形状に構成されている。なお、図8(a)に示すように、シート状のスペーサ77がインナーライナー25の内表面の一部に取付けられる代わりに、図8(b)に示すように、帯状のスペーサ77をインナーライナー25の内表面に環状に取付けられるようにしても構わない。
第2実施形態の作用及び効果について説明する。
インナーライナー25の内表面にスペーサ77が取付けられ、スペーサ77に取付パッチ73及びトランスポンダ75を収容する収容窪み79が形成されているため、空気のう5が拡張変形しても、空気のう5がスペーサ77に接触することによって、空気のう5に局所的に働く圧力が軽減される。特に、インナーライナー25の内表面に帯状のスペーサ77が全周に亘って取付けられている場合にあっては、空気のう5がスペーサ77に接触することによって、空気のう5に局所的に働く圧力がより一層軽減される。これにより、空気のう5により車両荷重を支持した状態の下で、空気のう付タイヤ71が走行する際に、トランスポンダ75の鋭角な部位と空気のう5との擦れを抑制することができる。
従って、本発明の第2実施形態によれば、空気のう5により車両荷重を支持した状態の下で、空気のう付タイヤ71が走行する際に、空気のう5に損傷が生じ難くなって、空気のう付タイヤ71の機能を十分に発揮させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、第2実施形態において、取付パッチ73及びトランスポンダ75の代わりに、第1実施形態に係る取付パッチ31(又は51)及びトランスポンダ33(又は53)を用いる等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
図1(a)は、図1(b)におけるIA−IA線に沿った図、図1(b)は、本発明の第1実施形態に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る空気のう付タイヤの部分断面図である。 図3(a)は、図3(b)におけるIIIB−IIIB線に沿った図、図3(b)は、本発明の第1実施形態の別態様に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図である。 本発明の第1実施形態の別態様に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図である。 本発明の第1実施形態の別態様に係る取付パッチ及びトランスポンダを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る空気のう付タイヤの部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスペーサの拡大図である。 図8(a)は、シート状のスペーサがインナーライナーの内表面に取付けられた状態の空気のう付タイヤの側面図、図8(b)は、帯状のスペーサがインナーライナーの内表面に全周に亘って取付けられた状態の空気のう付タイヤの側面図である。
符号の説明
1 空気のう付タイヤ
3 空気入りタイヤ
25 インナーライナー
31 取付パッチ
33 トランスポンダ
35 パッチ接着部
37 パッチ連結部
39 トランスポンダ本体
41 挿通穴
43 取付ピン
45 取付ボタン
47 挿入穴
49 収容窪み
51 取付パッチ
53 トランスポンダ
55 パッチ接着部
57 パッチ壁部
59 パッチ連結部
61 トランスポンダ本体
63 取付ピン
65 取付ボタン
67 挿入穴
71 空気のう付タイヤ
73 取付パッチ
75 トランスポンダ
77 スペーサ
79 トランスポンダ本体
81 収容窪み

Claims (6)

  1. 空気入りタイヤと、
    前記空気入りタイヤ内に配設され、前記空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に拡張変形によって前記空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうと、
    前記空気入りタイヤの内表面に設けられ、センサユニットを前記空気入りタイヤの内表面側に取付ける際に用いられ、前記空気入りタイヤの内表面に接着されたパッチ接着部、及び前記パッチ接着部に一体的に形成されたパッチ連結部を備えた取付パッチと、を具備し、
    前記パッチ連結部に、前記センサユニットにおける取付ピンを挿入可能な挿入穴が貫通して形成され、前記パッチ連結部の表面に、前記取付ピンの先端に固定されかつ前記取付ピンよりも太い取付ボタンを収容可能な収容窪みが前記挿入穴に連通して形成され、前記取付ボタンが前記収容窪みの底面に係止可能になっていることを特徴とする空気のう付タイヤ。
  2. 空気入りタイヤと、
    前記空気入りタイヤ内に配設され、前記空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に拡張変形によって前記空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうと、
    前記空気入りタイヤの内表面に設けられ、前記空気入りタイヤの内表面に接着されたパッチ接着部、及び前記パッチ接着部に一体的に形成されたパッチ連結部を備えた取付パッチと、
    前記取付パッチに取付けられ、センサユニット本体、前記センサユニット本体に設けられた取付ピン、及び前記取付ピンの先端に固定されかつ前記取付ピンよりも太い取付ボタンを備えたセンサユニットと、を具備し、
    前記パッチ連結部に、前記取付ピンを挿入可能な挿入穴が貫通して形成され、前記取付ボタンの表面が曲面形状に構成され、前記取付ボタンが前記パッチ連結部の表面における前記挿入穴の周縁部に係止可能になっていることを特徴とする空気のう付タイヤ。
  3. 空気入りタイヤと、
    前記空気入りタイヤ内に配設され、前記空気入りタイヤの内圧が急激に低下した場合に拡張変形によって前記空気入りタイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうと、
    前記空気入りタイヤの内表面に設けられ、センサユニットを前記空気入りタイヤの内表面側に取付ける際に用いられる取付パッチと、
    前記空気入りタイヤの内表面に取付けられ、前記取付パッチ及び前記センサユニットを収容する収容窪みが形成されたスペーサと、
    を具備したことを特徴とする空気のう付タイヤ。
  4. 前記空気入りタイヤの内表面の一部に前記スペーサが取付けられていることを特徴とする請求項3に記載の空気のう付タイヤ。
  5. 前記空気入りタイヤの内表面に前記スペーサが全周に亘って取付けられていることを特徴とする請求項3に記載の空気のう付タイヤ。
  6. 前記スペーサの端部がテーパ形状に構成されたことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の空気のう付タイヤ。
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CN115210088A (zh) * 2020-03-03 2022-10-18 阿尔卑斯阿尔派株式会社 轮胎安装传感器以及台座
CN115210088B (zh) * 2020-03-03 2024-05-03 阿尔卑斯阿尔派株式会社 轮胎安装传感器以及台座

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