JP2007329846A - コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 再生するコンテンツをより簡単に選択することの可能なコンテンツ再生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 ユーザは再生するコンテンツを選択する際、タイトル・日付等のメタデータだけでなくコンテンツの一部を実際に視聴することができる。そのため、コンテンツの内容を確認して所望のコンテンツを容易に選択することができる。また、コンテンツの一部をあらかじめ保存してあるため、コンテンツサーバの電源が入っておらず端末装置が一時的にネットワーク上に存在しない場合でも、ユーザはコンテンツを制限なく選択できる。
【選択図】 図8
【解決手段】 ユーザは再生するコンテンツを選択する際、タイトル・日付等のメタデータだけでなくコンテンツの一部を実際に視聴することができる。そのため、コンテンツの内容を確認して所望のコンテンツを容易に選択することができる。また、コンテンツの一部をあらかじめ保存してあるため、コンテンツサーバの電源が入っておらず端末装置が一時的にネットワーク上に存在しない場合でも、ユーザはコンテンツを制限なく選択できる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、コンテンツ再生装置に関し、特にホームネットワークシステムに関する。
従来、ホームネットワークシステムにおいては、互いに離れた場所にあるコンテンツサーバに格納されている音楽や映像などのコンテンツをクライアントで取得して再生できるものがある。従来のホームネットワークシステムでは、休止状態のコンテンツサーバをクライアントがネットワークを通じて起動して、使うことができるものも提案されている。しかし、休止状態のコンテンツサーバが複数存在する場合、どのコンテンツサーバに所望のコンテンツが保存されているか分からず、一つ一つコンテンツサーバの電源をオンして確かめる必要がある。この問題を解決するシステムとして例えば特許文献1に記載されているものがある。
コンテンツサーバが公開しているコンテンツリスト情報をクライアントに保存し、また常に最新状態となるよう更新する。ユーザはコンテンツサーバが休止状態にもかかわらず、目的のコンテンツがどのコンテンツサーバに保管されているか知ることができる。ユーザは、タイトル等のコンテンツリスト情報を表示され、選択に応じて該当するコンテンツサーバに接続し、所望のコンテンツを再生することができる。
特開2005−157800号公報
しかし、上記の方式の場合、ユーザは再生するコンテンツを選択する時点では、コンテンツのタイトル等のメタデータしか得ることができないため、コンテンツの具体的な内容が分からず、所望のコンテンツの選択が困難な場合がある。
そこで本発明の目的は、再生するコンテンツをより簡単に選択することの可能なコンテンツ再生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るコンテンツ再生装置は、ネットワーク上に存在するとともにコンテンツを保存する端末装置と通信可能なコンテンツ再生装置において、前記端末装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段を介して前記端末装置に保存されたコンテンツのメタデータおよび一部再生データを取得するデータ取得手段と、前記取得されたメタデータおよび一部再生データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたコンテンツの一部再生データを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明に係るコンテンツ再生方法は、ネットワーク上に存在するとともにコンテンツを保存する端末装置と通信可能なコンテンツ再生装置によりコンテンツを再生する方法であって、前記端末装置と通信を行い、前記端末装置に保存されたコンテンツのメタデータおよび一部再生データを取得し、前記取得されたメタデータおよび一部再生データを記憶し、前記記憶されたコンテンツの一部再生データを再生することを特徴とする。
本発明によれば、再生するコンテンツをより簡単に選択することの可能なコンテンツ再生装置を提供することができる。
以下本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るネットワークの構成を示す図である。ネットワーク1は例えばホームネットワークシステムを構成するLAN等のネットワークである。ネットワーク1は有線でも無線でも良い。ネットワーク1にはクライアントとしてのコンテンツ再生装置2およびコンテンツが保存された端末装置3、4、5が接続されている。ネットワーク1に接続される端末装置は三つに限らずいくつであっても良い。コンテンツ再生装置2には、各端末装置の物理アドレス、IPアドレスや各端末装置が保有するコンテンツの情報をあらかじめ保存しておく。コンテンツ再生装置2はネットワーク1上のコンテンツを再生する装置であり、例として音楽ファイルや映像ファイルを再生する機能を持った携帯電話端末やノート型コンピュータ等が挙げられる。端末装置3、4、5は保存したコンテンツをネットワーク上に公開している。端末装置3、4、5の例として音楽ファイルが保存された音楽プレイヤー、映像ファイルが保存されたDVDレコーダ、音楽ファイルおよび映像ファイルが保存されたコンピュータ等が挙げられる。コンテンツ再生装置2と端末装置3、4、5とはネットワーク1上においてUPNP(Universal Plug and Play)に基づき機器情報の通信およびコンテンツ情報の通信を行う。これによってネットワーク1内においてコンテンツの共有ができるため、ユーザはコンテンツ再生装置2を通じて各端末装置のコンテンツを視聴することが出来る。
また、コンテンツ再生装置2は、各端末装置の保有するコンテンツの情報をあらかじめ取得しておくことで、端末装置3、4、5が休止状態であってもネットワーク1内に存在するコンテンツの一覧を見ることができる。以後、端末装置3、4、5を区別する必要のない時は、代表して端末装置3を例に説明する。
図2は本発明の実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。本発明に係るコンテンツ再生装置2は主に、制御部10、ネットワーク通信部11、コンテンツ管理部12、記憶部13、入力部14、デコード部15、再生部16、表示部17等から構成される。制御部10は主にCPUから構成される。ネットワーク通信部11、コンテンツ管理部12、記憶部13、入力部14、デコード部15、再生部16、表示部17は制御部10に接続され制御される。ネットワーク通信部11はネットワーク1上の各端末装置と通信を行う処理を担う。コンテンツ管理部12はネットワーク通信部11を通じてネットワーク1内にある全ての端末装置に保存された全てのコンテンツ情報を管理する。それぞれのコンテンツ情報は記憶部13に保持される。コンテンツ再生装置2はUPNPに基づき、CDS(Contents Delivery Service)を用いて、ネットワーク上1の全てのコンテンツ情報を取得する。ここでコンテンツ情報とは、コンテンツのタイトルや日付等のメタデータに加え、コンテンツ長や、コンテンツの取得可能なコンテンツサーバ等とともに、再生されるコンテンツ内容の一部を含む。入力部14はキーやボタン等の入力装置から構成され、コンテンツの選択、再生、停止等の入力処理を担う。デコード部15は再生部16でコンテンツを再生するために、エンコードされているコンテンツデータをデコードする。再生部16はデコード部15でデコードされた音楽ファイルや映像ファイルを再生する。表示部17は再生部16により再生される映像ファイルの他に、操作画面やコンテンツ選択画面等を表示する。
図3はコンテンツ再生装置が端末装置の機器情報を取得する際の動作を示すフローチャートである。コンテンツ再生装置2はネットワーク1上に存在する端末装置3を検索する(ステップ1−1)。端末装置3が検出されない時は(ステップ1−2のNo)、検索を続ける。端末装置3が検出されると(ステップ1−2のYes)、検出された端末装置3の情報を取得する(ステップ1−3)。これらの動作をネットワーク1上に存在する全ての端末装置3、4、5について行う。取得する情報としては、各端末装置の物理アドレス、IPアドレスや各端末装置が保有するコンテンツの情報等が挙げられる。
コンテンツ再生装置2は、各端末装置の電源が入っている時に、あらかじめこれらの情報を取得しておく。Wake up on LAN機能を持つ端末装置であれば、端末装置の電源が入っていない時でも、コンテンツ情報を取得することができるが、起動に時間がかかることや消費電力が大きいこと等の問題点がある。コンテンツ情報をあらかじめ取得しておくことで、ユーザはどの端末装置にどのコンテンツが保存されているか参照することができる。
図4はコンテンツ再生装置が各サーバからコンテンツの一部再生データを取得する際の動作を示すフローチャートである。コンテンツ再生装置2は、各コンテンツのメタデータに加えて実際のコンテンツの一部である一部再生データを取得することができる。まず、コンテンツ再生装置2はネットワーク1への接続要求を行う(ステップ2−1)。コンテンツの一部再生データを取得しようとする端末装置3がネットワーク1に接続されていない時は(ステップ2−2のNo)、端末装置3に対してWake up on LANコマンドを発行し(ステップ2−3)、端末装置3を起動する(ステップ2−4)。端末装置3を起動したら、ネットワーク1と端末装置3との接続を確立する(ステップ2−5)。端末装置3がネットワーク1に接続されている時は(ステップ2−2のYes)、特別な処理は行わずそのままネットワーク1との接続を確立する。ネットワーク1との接続が確立されたら、端末装置3に対して、コンテンツ情報の閲覧要求を行い(ステップ2−6)、コンテンツリストを取得する(ステップ2−7)。コンテンツリストを取得したら、コンテンツリストに含まれる各コンテンツの一部再生データを取得する(ステップ2−8)。後述するように、コンテンツの一部再生データとは音楽データや映像データの一部を指す。
図5および図6はコンテンツ再生装置が取得するコンテンツの一部再生データを模式的に示す図である。コンテンツ20の一部再生データ21とは、例えば図5に示すように1タイトルのコンテンツ全体の最初のある部分を指す。このコンテンツ20の一部再生データ21は、例えばある一定のバイト数や、最初からある基準時間までの長さ等により定められる。所定のバイト数あるいは時間までのコンテンツ長をHTTPにより取得し、タイトル等のコンテンツ情報とともに記憶部13に保存する。コンテンツ20の一部再生データ21は、例えば図6に示すように1タイトルのコンテンツ全体の中から、離散部分を合わせたものであっても良い。映像ファイルの場合、10分毎に10秒ずつ映像を取得し、これらをつなぎあわせて30秒となるように編集することもできる。すなわち、コンテンツ開始から10秒まで、10分から10分10秒まで、20分から20分10秒まで、30分から30分10秒までの映像を30秒のコンテンツとして編集し保持する。コンテンツ20の一部再生データ21は、上記2つの方法以外により作成してもよい。また、これらの方法のどちらを使用するかはユーザが選択することができる。コンテンツ再生装置2の記憶部13の空き領域に応じて、コンテンツ20の一部再生データ21の大きさを可変させるようにしても良い。
なお、コンテンツの一部再生データを取得する際に、コンテンツ再生装置2のバッテリ残量を確認し、バッテリ残量があらかじめ設定された閾値よりも少ない場合は、コンテンツの一部再生データの取得をしないという判定処理を加えても良い。
図7はコンテンツ再生装置の表示部に表示されるコンテンツ選択画面の模式図である。コンテンツ選択画面30のタイトルリスト31には、上述した方法によって取得したネットワーク1内に存在する全てのコンテンツのリストが表示される。また、コンテンツの一部再生データを取得したことにより、選択候補となっているコンテンツが実際に保存されている端末装置3に接続することなくプレビュー画面32に表示することができる。ユーザがタイトルリスト31から別のコンテンツを選択候補として選んだ場合も、端末装置3、4、5のいずれかに接続することなく、コンテンツの一部をプレビュー画面32に表示することが出来る。ユーザはプレビュー画面32に表示されたコンテンツの一部を実際に視聴して、再生するコンテンツを選択することができる。
図8はコンテンツ再生装置によりコンテンツを再生する際の動作を示すフローチャートである。コンテンツ再生装置2はあらかじめ作成したコンテンツリストを参照し(ステップ3−1)、視聴するコンテンツを選択する(ステップ3−2)。視聴するコンテンツを選択したら、コンテンツ再生装置2に保存されているコンテンツの一部再生データをプレビュー再生する(ステップ3−3)。選択したコンテンツを再生しない場合は(ステップ3−4のNo)、再びコンテンツを選択する。選択したコンテンツを再生する場合は(ステップ3−4のYes)、再生するコンテンツが保存されている端末装置3の状態を検出する(ステップ3−5)。再生するコンテンツが保存されている端末装置3の電源が入っていない場合は(ステップ3−5のNo)、該当する端末装置3に対してWake up on LANコマンドを発行し(ステップ3−6)、端末装置3を起動する(ステップ3−7)。端末装置3を起動したら、再生するコンテンツのフルデータを取得しコンテンツ再生装置2へ転送する(ステップ3−8)。再生するコンテンツが保存されている端末装置3の電源が入っている場合は(ステップ3−5のYes)、そのまま再生するコンテンツのフルデータをコンテンツ再生装置2へ転送する(ステップ3−8)。コンテンツ再生装置2に転送されたコンテンツのフルデータは、コンテンツ再生装置2のデコード部15によりデコードされる(ステップ3−9)。デコードされたコンテンツのフルデータは再生部により再生され(ステップ3−10)、ユーザはコンテンツを視聴することができる。
本実施形態によれば、ユーザは再生するコンテンツを選択する際、コンテンツのメタデータだけでなくコンテンツの一部再生データを実際に視聴することができるため、所望のコンテンツを容易に選択することができる。また、コンテンツの一部再生データをあらかじめ保存してあるため、端末装置の電源が入っておらず端末装置が一時的にネットワーク上に存在しない場合でも、ユーザはコンテンツを制限なく選択できる。
本発明を実施した場合、より再生するコンテンツの選択が容易なコンテンツ再生装置を提供することができる。
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。
1…ネットワーク、2…コンテンツ再生装置、3…端末装置、4…コンテンツサーバ、5…コンテンツサーバ、10…制御部、11…ネットワーク通信部、12…コンテンツ管理部、13…記憶部、14…入力部、15…デコード部、16…再生部、17…表示部、20…コンテンツ、21…一部再生データ、30…コンテンツ選択画面、31…タイトルリスト、32…プレビュー画面
Claims (8)
- ネットワーク上に存在するとともにコンテンツを保存する端末装置と通信可能なコンテンツ再生装置において、
前記端末装置と通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介して前記端末装置に保存されたコンテンツのメタデータおよび一部再生データを取得するデータ取得手段と、
前記取得されたメタデータおよび一部再生データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶されたコンテンツの一部再生データを再生する再生手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記通信手段を介して、前記端末装置に保存されたコンテンツのリストを作成するリスト作成手段と、
前記リスト作成手段により作成されたコンテンツのリストから、再生するコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツのフルデータを、前記通信手段を介して前記端末装置から取得するフルデータ取得手段と、を有し、
前記再生手段は、前記フルデータ取得手段により取得されたコンテンツのフルデータを再生することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。 - 前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツが保存されている前記端末装置の電源がオンであるか否かを判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ再生装置。
- 前記選択手段により選択されたコンテンツが保存されている前記端末装置の電源がオフであると判定されたとき、前記端末装置の電源をオンする起動手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のコンテンツ再生装置。
- ネットワーク上に存在するとともにコンテンツを保存する端末装置と通信可能なコンテンツ再生装置によりコンテンツを再生する方法であって、
前記端末装置と通信を行い、
前記端末装置に保存されたコンテンツのメタデータおよび一部再生データを取得し、
前記取得されたメタデータおよび一部再生データを記憶し、
前記記憶されたコンテンツの一部再生データを再生することを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 前記端末装置と通信を行い、前記端末装置に保存されたコンテンツのリストを作成し、
前記作成されたコンテンツのリストから、再生するコンテンツを選択し、
前記選択されたコンテンツのフルデータを、前記端末装置から取得し、
前記取得されたコンテンツのフルデータを再生することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ再生方法。 - 前記選択されたコンテンツが保存されている前記端末装置の電源がオンであるか否かを判定することを特徴とする請求項6記載のコンテンツ再生装置。
- 前記選択されたコンテンツが保存されている前記端末装置の電源がオフであると判定されたとき、前記端末装置の電源をオンすることを特徴とする請求項7記載のコンテンツ再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006161225A JP2007329846A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法 |
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JP2009290315A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Sharp Corp | 映像再生方法及び映像再生装置 |
JP2011070329A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Buffalo Inc | ローカルサーバ |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006161225A patent/JP2007329846A/ja not_active Withdrawn
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