JP2007329556A - クレードル、撮像装置、撮像システム、および欠陥検出方法 - Google Patents

クレードル、撮像装置、撮像システム、および欠陥検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メカニカルシャッターの無いカメラ機構を搭載した撮像装置であっても、簡単な操作により撮像素子を遮光して撮像素子の画素欠陥を容易に検出でき、補正を行うことができる。
【解決手段】被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子を備え、撮像素子が遮光された状態で複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて受光素子の欠陥を検出し、その検出結果を記憶し、この記憶された検出結果に基づいて撮像素子から出力された信号を補正する撮像装置10を、撮像装置10を装着可能な装着部材72と、撮像装置10が装着部材72に装着された状態で撮像装置10の撮像素子を遮光する遮光部76を備えたクレードル70に装着して、撮像装置10に受光素子の欠陥を検出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子に備えられた複数の受光素子の欠陥を検出する撮像装置、該撮像装置に対応するクレードル、撮像システム、および欠陥検出方法に関する。
被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えたCCD(電荷結合素子)等の撮像素子により被写体を撮像する撮像装置が普及している。個々の受光素子は1画素に相当するため、以下では受光素子を画素と称する。
従来から、撮像素子には画素欠陥が存在するが、これを製造上ゼロにすることは困難である。このため、欠陥画素の周辺の画素が出力した信号から、該欠陥画素の信号を補完することで撮影画像に補正を行っている。
このような補正を行う装置としては、例えば、製造時に予め登録した欠陥画素のアドレスデータを用いて、画像処理で補正を行う撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ただし、このように工場出荷時に欠陥画素のアドレスデータを登録しておいても、使用している間に宇宙線により新しく欠陥が発生する場合がある。この場合には欠陥に相当するアドレスデータが無いため、補正することはできない。
そこで、出荷後に時計表示を設定する毎にシャッターを閉じた状態でCCDを遮光してデータを取り込み、白傷(画素欠陥)を検出する電子カメラが知られている(例えば、特許文献2参照。)。このような方法を用いると、使用中に発生した後発欠陥についても、再検出が可能となる。
特開2000−224487号公報 特開2002−125154号公報
一方、近年、カメラ機能を搭載した携帯端末が増えてきており、非常に小スペース且つ安価なカメラ機構が数多く開発されている。そのような機構を有する携帯端末には、CCDの読み出しの電子シャッターのみによりシャッターを切り、メカニカルなシャッターを搭載しないものもある。このような携帯端末では、CCDを遮光して画素欠陥を検出することはできない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、メカニカルシャッターの無いカメラ機構を搭載した撮像装置であっても、簡単な操作により撮像素子を遮光して撮像素子の画素欠陥を容易に検出でき、補正を行うことが可能な撮像装置、該撮像装置用のクレードル、撮像システム、および欠陥検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のクレードルは、被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子を有する撮像装置を装着可能な装着部材と、前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で前記撮像装置の前記撮像素子を遮光する遮光手段と、を含んで構成されている。
このクレードルに、例えば、撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて前記受光素子の欠陥を検出し、該検出結果に基づいて撮像素子から出力された信号を補正することができる撮像装置を装着すれば、メカニカルシャッターを有さない撮像装置であっても、容易に撮像素子を遮光して受光素子の欠陥を検出する処理を行うことができる。
なお、前記遮光手段を、前記装着部材の、前記撮像装置が前記装着部材に装着されたときに前記撮像素子に相対する位置に配置することができる。
これにより、撮像装置をクレードルの装着部材に装着しただけで、容易に撮像素子を遮光することができる。
また、前記撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段、前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段、および前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に備えた撮像装置が装着されたときに、前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設けることができる。
これにより、このクレードルの装着部材に撮像装置を装着するだけで自動的に撮像装置に欠陥の検出を実行させることができる。
また、本発明のクレードルに、開閉可能なカバー部材を更に設け、前記遮光手段を、前記カバー部材の、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに前記撮像素子に相対する位置に配置することができる。
これにより、撮像装置をクレードルの装着部材に装着してカバー部材を閉じただけで、容易に撮像素子を遮光することができる。
また、前記撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段、前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段、および前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に備えた撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに、前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設けることができる。
これにより、このクレードルの装着部材に撮像装置を装着してカバー部材を閉じるだけで自動的に撮像装置に欠陥の検出を実行させることができる。
また、前記撮像装置に備えられた電源を充電するための電力を前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で供給する電力供給手段を更に設けることができる。
このような構成により、クレードルを充電器として使用できるため、充電と共に受光素子の欠陥を検出する処理を実行することも可能になる。
本発明の撮像装置は、遮光手段を備えたクレードルに装着可能な撮像装置であって、被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子と、前記クレードルに装着され前記撮像素子が前記遮光手段に遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて、前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段と、前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段と、を含んで構成されている。
遮光手段を備えたクレードルに撮像装置を装着すれば、メカニカルシャッターを有さない撮像装置であっても、容易に撮像素子を遮光して受光素子の欠陥を検出する処理を行うことができる。
前記クレードルに装着されたことを検出する装着検出手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着されたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、クレードルに撮像装置を装着するだけで自動的に欠陥の検出を開始することができる。
前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着されたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、不必要に何度も欠陥検出を行わずにすみ、適度な間隔で欠陥検出を行うことができる。
前記遮光手段が設けられた開閉可能なカバー部材を備えたクレードルに装着された状態で、該カバー部材が閉じられたことを検出するカバー部材検出手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、クレードルに撮像装置を装着してカバー部材を閉じるだけで自動的に欠陥の検出を開始することができる。
前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、不必要に何度も欠陥検出を行わずにすみ、適度な間隔で欠陥検出を行うことができる。
なお、本発明の撮像装置に、前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記指示が入力されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、外部から指示が入力されたときに欠陥の検出を開始することができる。
前記欠陥検出手段は、前記指示が入力され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、不必要に何度も欠陥検出を行わずにすみ、適度な間隔で欠陥検出を行うことができる。
なお、本発明の撮像装置に、前記遮光手段および外部装置に電力を供給する電力供給手段を備えたクレードルに装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われていないときには、駆動用の電力を供給する電源への充電を該電力供給手段から供給された電力によって行い、前記クレードルに装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われているときには、前記電源への充電を停止する充電制御手段を更に設けてもよい。
このような構成により、クレードルを充電器として使用できるため、充電と共に受光素子の欠陥を検出する処理を実行することも可能になる。
本発明の撮像システムは、被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子、前記撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて、前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段、前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段、および前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段、を備えた撮像装置と、前記撮像装置を装着可能な装着部材、および前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で前記撮像装置の前記撮像素子を遮光する遮光手段、を備えたクレードルと、を含んで構成されている。
このような構成により、クレードルに撮像装置を装着すれば、メカニカルシャッターを有さない撮像装置であっても、容易に撮像素子を遮光して受光素子の欠陥を検出する処理を行うことができる。
前記遮光手段を、前記装着部材の、前記撮像装置が前記装着部材に装着されたときに前記撮像素子に相対する位置に配置することができる。
これにより、撮像装置をクレードルの装着部材に装着しただけで、容易に撮像素子を遮光することができる。
前記クレードルに、開閉可能なカバー部材を更に設け、前記遮光手段を、前記カバー部材の、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに前記撮像素子に相対する位置に配置することができる。
これにより、撮像装置をクレードルの装着部材に装着してカバー部材を閉じただけで、容易に撮像素子を遮光することができる。
前記撮像装置に、前記装着部材に装着されたことを検出する装着検出手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着されたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、クレードルに撮像装置を装着するだけで自動的に欠陥の検出を開始することができる。
前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着されたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、不必要に何度も欠陥検出を行わずにすみ、適度な間隔で欠陥検出を行うことができる。
前記撮像装置に、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことを検出するカバー部材検出手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、クレードルに撮像装置を装着してカバー部材を閉じるだけで自動的に欠陥の検出を開始することができる。
前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、不必要に何度も欠陥検出を行わずにすみ、適度な間隔で欠陥検出を行うことができる。
前記撮像装置に、前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に設け、前記クレードルに、前記撮像装置が装着されたときに前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記指示が入力されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
また、前記撮像装置に、前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に設け、前記クレードルに、前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設け、前記欠陥検出手段は、前記指示が入力されたときに前記欠陥の検出を行うことができる。
このような構成により、クレードルから指示入力手段を操作して欠陥検出を行わせる指示を入力することができる。
前記欠陥検出手段は、前記指示が入力され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行うことができる。
これにより、不必要に何度も欠陥検出を行わずにすみ、適度な間隔で欠陥検出を行うことができる。
前記クレードルに、前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で前記撮像装置の電源を充電するための電力を供給する電力供給手段を更に設け、前記撮像装置に、前記装着部材に装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われていないときには、前記電源への充電を前記電力供給手段から供給された電力によって行い、前記装着部材に装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われているときには、前記電源への充電を停止する充電制御手段を更に設けることができる。
このような構成により、クレードルを充電器として使用できるため、充電と共に受光素子の欠陥を検出する処理を実行することも可能になる。
本発明の欠陥検出方法は、被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子を備えた撮像装置を、前記撮像装置の撮像素子を遮光する遮光手段を備えたクレードルに装着する装着ステップと、前記撮像装置が前記クレードルに装着されて前記撮像素子が前記遮光手段により遮光されたときに、前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて、前記受光素子の欠陥を検出する検出ステップと、を含んで構成されている。
このような方法によれば、クレードルに撮像装置を装着すれば、メカニカルシャッターを有さない撮像装置であっても、容易に撮像素子を遮光して受光素子の欠陥を検出する処理を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、メカニカルシャッターの無いカメラ機構を搭載した撮像装置であっても、簡単な操作により撮像素子を遮光して撮像素子の画素欠陥を容易に検出でき、補正を行うことができる、という効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る撮像システムの概略構成を説明する。この撮像システムは、撮像機能を有する携帯端末装置10と、携帯端末装置10を装着可能なクレードル70を備えている。
携帯端末装置10の表面には、レンズ部12と欠陥検出スイッチ60とが設けられている。レンズ部12は被写体からの光をCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)14(図2参照)に結像させるための光学部材である。欠陥検出スイッチ60は、CCD14を構成する複数の受光素子(画素)の欠陥を検出する処理を開始するためのスイッチであって、これが外部からオンされることにより、携帯端末装置10で該検出処理が開始される。該検出処理では、欠陥画素の位置が特定され、該位置を特定するアドレスデータが後述するマイコン20の記憶部20aに記憶される。欠陥画素は、受光量に応じた電荷を正常に出力することができない画素や暗電流の不均一によるノイズが規定値以上に発生してしまう画素などをいい、この欠陥画素については、補正を施さない限り画質が劣化する。従って、この携帯端末装置10では、後述するように欠陥画素の周囲の画素から出力された画像信号に基づいて、画像信号を補正する。
クレードル70は、携帯端末装置10を装着可能な装着部材72を備えている。携帯端末装置10は、装着部材72に対して携帯端末装置10のレンズ部12および欠陥検出スイッチ60が上面となるような方向で装着される。装着部材72には、装着部材72から突起した形状を有し、携帯端末装置10が装着部材72に装着されたときに携帯端末装置10に備えられた欠陥検出スイッチ60をオンする欠陥検出スイッチ押下部74が備えられている。すなわち、欠陥検出スイッチ押下部74は、携帯端末装置10が装着部材72に装着されたときに、ちょうど携帯端末装置10の欠陥検出スイッチ60が該欠陥検出スイッチ押下部74によってオンされるように、装着部材72上の、該欠陥検出スイッチ60に相対する位置に配置されている。
クレードル70の装着部材72は、携帯端末装置10が装着部材72に装着された状態で、携帯端末装置10のレンズ部12を覆って携帯端末装置10のCCD14を遮光する遮光部76と、携帯端末装置10が装着部材72に装着された状態で、携帯端末装置10の電池42(図2参照)を充電するための電力を電源ライン80から取得して供給する電力供給端子78を備えている。すなわち、このクレードル70は充電器として機能するクレードルである。
携帯端末装置10が図1の矢印で示される向きでクレードル70に装着されることで、携帯端末装置10のレンズ部12がクレードル70の遮光部76に覆われ、携帯端末装置10の欠陥検出スイッチ60が欠陥検出スイッチ押下部74により押下される。
クレードル70の遮光部76は、レンズ部12のサイズと等しいか或いはレンズ部12のサイズより大きなサイズの遮光面76aを備え、遮光面76aの縁にはゴム製あるいはスポンジ製等の密閉部材76bが形成されている。これにより、携帯端末装置10がクレードル70の装着部材72に装着されるだけで、携帯端末装置10のレンズ部12は、遮光部76により隙間無く完全に覆われて遮光される。従って、外部からの光が透過してレンズ部12を通過することはなく、CCD14に対して外部からの光を完全に遮断することができる。すなわち、遮光部76は、携帯端末装置10が装着部材72に装着されたときに、ちょうど携帯端末装置10のレンズ部12が遮光部76によって遮光されるように、装着部材72の該レンズ部12に相対する位置に配置されている。
図2は、携帯端末装置10の撮像部の構成を示した図である。
同図に示すように、携帯端末装置10は、レンズ部12と、レンズ部12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ画像信号を画像データに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、携帯端末装置10全体の動作を司るマイクロ・コンピュータ(以下、「マイコン」という。)20と、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力された画像信号に対して所定のデジタル信号処理を施す一方、撮影によって得られた画像信号により示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)46に対する表示動作を司るDSP(Digital Signal Processor)で構成された信号処理回路22と、主として撮影により得られた画像信号を記憶するSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成されたメモリ26と、CCD14を駆動させるための駆動信号を生成するCCD駆動部28と、CDS16、信号処理回路22、CCD駆動部28等の各部に対し必要とされるタイミング信号を供給するタイミング信号発生部30と、を含んで構成されている。
なお、この携帯端末装置10には、CCD14から出力された信号を読み込むための電子シャッターは設けられているが、メカニカルシャッターが設けられていない。このため、この携帯端末装置10単独ではCCD14を完全に遮光することはできない構成となっている。
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素信号を得る処理である。
CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、ADC18の出力端子は信号処理回路22の入力端子に、各々接続されている。また、信号処理回路22はマイコン20及びデータバスBUSの各々と接続されており、メモリ26もデータバスBUSと接続されている。更に、マイコン20はタイミング信号発生部30の入力端子に、タイミング信号発生部30の出力端子はCDS16、信号処理回路22、CCD駆動部28等の入力端子に、CCD駆動部28の出力端子はCCD14の入力端子に、各々接続されている。
そして、信号処理回路22によるデジタル信号処理の一部はマイコン20による制御に応じて実行され、タイミング信号発生部30による各種タイミング信号の発生も、マイコン20による制御に応じて実行される。
また、携帯端末装置10には、データバスBUSに接続された外部インタフェース(以下、「外部I/F」という。)24が内蔵されており、外部I/F24は、携帯端末装置10にスマート・メディア、ICカード、CD−R、CD−RW等の可搬型の記録メディア52が装着された状態において、当該記録メディア52に対するアクセスを司ると共に、その他のデジタル情報の外部との間の入出力を司る。
また、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)32と、各種メニュー画面をLCD46に表示させるときに押圧操作されるメニューボタンや、電源オンオフする電源スイッチ、LCD46の表示内容から所望のものを指定するために押圧操作されるセレクトボタン、セレクトボタンによる指定結果を確定するときに押圧操作される決定ボタンなどの操作部34と、前述の欠陥検出スイッチ60とが、マイコン20に接続されており、マイコン20は、これらのボタン類に対する操作状態を常時把握することができる。
信号処理回路22は、マイコン20から入力されたアドレスデータに基づいて、欠陥画素の位置を特定し、欠陥画素の周辺画素を用いて補間処理を行うことにより、良好に補正された画像信号を生成する。また、信号処理回路22は、LCD駆動回路44を介して前述のLCD46と接続されている。マイコン20は、LCD駆動回路44に制御信号を出力すると共に、信号処理回路22を介してLCD駆動回路44に例えば輝度信号及び色差信号からなるYUV信号(あるいはYCrCb信号)を出力することによって、LCD46に画像を表示させる。
LCD駆動回路44は、マイコン20から入力した制御信号に応じ、信号処理回路22から入力した画像信号に基づいて、被写体像やメニュー画面等の画像をLCD46に表示させるための信号を生成してLCD46に供給する。
LCD46は、視認性やコントラストなどに優れた透過タイプであり、それ自体では発光しない受光型の素子により構成されている。そのため、LCD46は、その裏面に、光源としてバックライト50が配置されている。LCD46に表示された画像は、バックライト50がLCD46を照明することにより可視化される。このバックライト50には、バックライト駆動回路48が接続されている。バックライト駆動回路48は、マイコン20に接続され、マイコン20の制御によりバックライト50に電力を供給する。
さらに、携帯端末装置10の内部には、各部に駆動用の電力を供給する電池42が内蔵されている。なお、図2では、電池42から各部への電力供給ラインは図示が省略されている。また、本実施の形態に係る携帯端末装置10では、電池42として、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等に代表される充電可能な二次電池を適用しているが、マンガン電池、アルカリ電池等の充電できない一次電池を適用することもできる。
携帯端末装置10には、充電制御部40が備えられている。充電制御部40は、電池42、マイコン20、およびクレードルインタフェース(IF)50に接続されている。クレードルIF50は、携帯端末装置10がクレードル70に装着された状態で、クレードル70の電力供給端子78に接続される。充電制御部40は、クレードルIF50を介して電力供給端子78から供給される電力で電池42を充電する。また、充電制御部40は、電力供給端子78に接続されていても、マイコン20から充電停止指令を受けたときには、マイコン20から充電開始指令を受けるまで電池42に対する充電を停止する。
このような携帯端末装置10を構成する各部は、マイコン20により制御される。マイコン20は、マイコン20に備えられたROM等の記憶部20aに記憶されたプログラムを実行することにより、後述する画素欠陥検出処理等を含む各種処理や制御を行う。
なお、記憶部20aには、プログラムだけでなく、前述したように、工場出荷時に行われた画素欠陥検出処理により検出された欠陥画素の位置を特定するアドレスデータが予め記録されている。アドレスデータは、工場出荷後に行われる画素欠陥検出処理により適宜追加される。
ここで、携帯端末装置10の撮影時における全体的な処理の流れについて簡単に説明する。
CCD14から出力された被写体像を示す信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号に変換して信号処理回路22に出力する。
信号処理回路22は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力される画像信号を蓄積して一旦メモリ26に格納する。
メモリ26に格納された画像信号は、マイコン20による制御下で信号処理回路22によって読み出され、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像信号を生成し、更に信号処理を施してYUV信号(あるいはYCrCb信号)を生成し、再びメモリ26に格納する。
なお、このとき、信号処理回路22は、欠陥画素についての補正処理も行う。具体的には、記憶部20aに記憶されたアドレスデータをマイコン20から受け取り、このアドレスデータに基づいて欠陥画素の位置を特定する。そして、欠陥画素の信号値を、欠陥画素と同一色成分の周辺画素値に基づいた値で置き換える画素補間処理を行う。例えば、欠陥画素に隣接する上下左右方向の同一色成分画素の画素値の平均値を算出し、この平均値を家間画素に相当する信号値として欠陥画素の画素値を格納するアドレスに書込み補正することができる。
なお、補間処理はこのような処理に限定されないのはもちろんである。例えば、欠陥画素に対して、所定の方向に存在する同一色成分画素の画素値をそのまま該欠陥画素値として用いてもよい。また、欠陥画素のアドレスデータだけでなく、欠陥の度合いを示す欠陥レベルも予め記憶部20aに記憶しておき、環境温度や環境湿度、圧縮率などの様々な条件と、欠陥レベルとに応じて、補間処理を施す欠陥画素を抽出して、該抽出した欠陥画素についてのみ補間処理を行うようにしてもよい。例えば、環境温度が高ければ、欠陥レベルの低い画素でも欠陥画素として現れてくるため、欠陥レベルの低い画素も抽出して補間処理を施すようにし、逆に環境温度が低ければ、欠陥レベルの高い画素のみを抽出して補間処理を施すようにしてもよい。
LCD46は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されている。LCD46をファインダとして使用するときには、信号処理回路22は、生成したYUV信号をLCD駆動回路44を介して順次LCD46に出力する。これによりLCD46にスルー画像が表示される。
ここで、レリーズボタン32がユーザによって全押し状態とされたときに、この時点でメモリ26に格納されているYUV信号(あるいはYCrCb信号)を、不図示の圧縮・伸張部によって所定の圧縮形式で圧縮した後に外部I/F24を介して記録メディア52に記録する。
なお、画像信号を記録する媒体としてはこのような記録メディアに限定されない。例えば、携帯端末装置10本体に固定的に備えられたメモリ等の記憶部であってもよい。
次に、この撮像システムで行われる画素欠陥検出処理について図3を参照しながら説明する。図3は、本実施の形態のマイコン20で行われる画素欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ100では、欠陥検出スイッチ60がオンしたか否かを判断する。欠陥検出スイッチ60は、携帯端末装置10がクレードル70に装着されたときに、クレードル70の欠陥検出スイッチ押下部74によってオンされる。従って、携帯端末装置10がクレードル70に装着されたときに、ステップ100は肯定判断される。
ステップ100で、欠陥検出スイッチ60がオンしたと判断したときには、欠陥画素を検出するための欠陥検出モードを起動する。なおこのとき、欠陥検出モード中は充電制御部40が電池42への充電を行なわないように充電停止指令を出力する。
ステップ104では、現在の日時情報と、前回の検出日時情報を記憶部20aから読み出して、その差分を演算する。なお、後述するように、欠陥検出処理を行うと、記憶部20aに、該欠陥検出処理を実行した日時情報が記憶される。従って、常に記憶部20aには、工場出荷以降に欠陥検出処理を実行した最新の日時情報が記憶されている。
ステップ106では、差分が予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する。差分が予め定められた閾値以下であれば、前回の欠陥検出処理からあまり時間が経過していないため、画素欠陥検出処理は行わず、ステップ112に以降して、欠陥検出モードを終了し、ステップ114で電池42の充電を開始する。
なお、充電は頻繁に行われる可能性が高いが、欠陥検出は充電ほど頻繁に実行する必要はないため、充電毎ではなく前回の欠陥検出処理実行日時からある定められた一定期間以上の期間が経過したときに欠陥検出処理を実行するようにしている。
ステップ106で、差分が閾値よりも大きいと判断した場合には、前回の欠陥検出処理実行日時からある定められた一定期間以上の期間が経過したため、ステップ108で、欠陥検出処理を実行する。
以下、欠陥検出処理について詳細に説明する。
携帯端末装置10のレンズ部12はクレードル70の遮光部76に遮光され、CCD14が遮光された状態となっている。この状態で、撮影を行い、CCD14を構成する各画素から出力された信号の輝度成分のレベルを正常値と比較する。
各画素が正常であれば、その信号レベルは黒を示すレベルとなるが、画素が欠陥画素であれば黒を示すレベルとは異なるレベルとなる。ここでは、遮光時に出力された信号の輝度成分レベルが、ある閾値以上高い画素を白点傷の画素欠陥と判別する。
そして、該欠陥画素として判別された画素のうち、記憶部20aに欠陥画素として記憶されていない画素について、その画素の位置を特定するアドレスデータを記憶部20aに追加して、記憶部20aのアドレスデータを更新する。
なお、閾値を複数個設定しておき、該複数個の閾値と各画素の出力信号を比較して各画素の欠陥レベルも判別し、記憶部20aに記憶してもよい。
ステップ110では、今回の欠陥検出実行日時を記憶部20aに書き込み、ステップ112では、欠陥検出モードを終了する。
欠陥検出処理が終了した後は、ステップ114で充電制御部40に充電開始指令を出力して、電池42の充電を開始する。
以上説明したように、メカニカルシャッターの無いカメラ機構を搭載した撮像装置(本実施の携帯では携帯端末装置10)であっても、クレードルを用いて簡単な操作により撮像素子(上記ではCCD14)を遮光することができ、撮像素子の画素欠陥が工場出荷後に発生しても、それを容易に検出でき、補正できる。
なお、本実施の形態では、欠陥検出スイッチ60が押下され且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに欠陥検出処理を行う例について説明したが、欠陥検出スイッチ60が押下される毎に、すなわち、クレードル70に装着される毎に毎回行うようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
ここでは、クレードルにカバー部材を設け、このカバー部材に携帯端末装置10のレンズ部12を覆ってCCD14を遮光する遮光部を設けた実施の形態について説明する。
図4は、本実施の形態に係る撮像システムの概略構成図である。
本実施の携帯の撮像システムも、撮像機能を有する携帯端末装置10と、携帯端末装置10を装着可能なクレードル90を備えている。
携帯端末装置10の外観および撮像部の構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施の形態のクレードル90は、携帯端末装置10を装着可能な装着部材92と、開閉可能なカバー部材94を備えている。カバー部材94は装着部材92に回動ピン96で回動可能に保持され、携帯端末装置10が装着部材92に装着された状態で閉じられると、該装着された携帯端末装置10表面を覆うことができる。
携帯端末装置10を装着部材92に装着するときの装着方向は第1の実施の形態と逆方向であって、装着部材92に装着したときに携帯端末装置10のレンズ部12および欠陥検出スイッチ60が装着部材92とは逆方向に面するように装着する。
カバー部材94には、カバー部材94から突起した形状を有する欠陥検出スイッチ押下部74が備えられている。この欠陥検出スイッチ押下部74は、カバー部材94が閉じて携帯端末装置10がカバー部材94で覆われたときに、ちょうど携帯端末装置10の欠陥検出スイッチ60が該欠陥検出スイッチ押下部74によってオンされるように、カバー部材94の、該欠陥検出スイッチ60に相対する位置に配置されている。従って、この欠陥検出スイッチ押下部74は、第1の実施の形態の装着部材72に設けられていたものと同様に作用する。
カバー部材94は、更に、携帯端末装置10が装着部材72に装着され、且つカバー部材94が閉じた状態で、携帯端末装置10のレンズ部12を覆って携帯端末装置10のCCD14を遮光する遮光部76を備えている。遮光部76の構成は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。なお、このクレードル90には、携帯端末装置10が装着部材92に装着された状態で、携帯端末装置10の電池42を充電するための電力を電源ライン80から取得して供給する電力供給端子も備えられている(図4では不図示)。
携帯端末装置10は、図4で示される向きでクレードル70に装着され、矢印で示されるようにカバー部材94が回動して閉じられることで、携帯端末装置10のレンズ部12がクレードル90の遮光部76で覆われると共に、携帯端末装置10の欠陥検出スイッチ60が欠陥検出スイッチ押下部74により押下される。
次に、この撮像システムで行われる画素欠陥検出処理について図5を参照しながら説明する。図5は、本実施の形態のマイコン20で行われる画素欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、ユーザによってクレードル90に携帯端末装置10が装着されて電池42の充電が開始されたときに開始される。
ステップ200では、充電中にカバー部材94が閉じられ、欠陥検出スイッチ60が押下されると、ステップ202に移行し、充電中か否かを判断する。充電中であれば、ステップ204で、充電制御部40に充電停止指令を出力して充電を停止し、充電が既に完了していればステップ204の処理はスキップしてステップ206に移行する。
ステップ206では、欠陥検出モードを起動し、ステップ208では、第1の実施の形態と同様に欠陥検出処理を実行し、実行後はステップ210で欠陥検出モードを終了する。
ステップ212では、電池42の充電が途中か否かを判断し、途中であれば、ステップ214で充電を再開し、電池42の充電が完了していればステップ214の処理は行わずに本フローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、メカニカルシャッターの無いカメラ機構を搭載した撮像装置(本実施の携帯では携帯端末装置10)であっても、クレードルを用いて簡単な操作により撮像素子(上記ではCCD14)を遮光することができ、撮像素子の画素欠陥が工場出荷後に発生しても、それを容易に検出でき、補正できる。
なお、上記第1および第2の実施の形態では、欠陥検出スイッチ60が押下されたときに欠陥検出処理を行う例について説明したが、これに限定されず、例えば、携帯端末装置10のレンズ部12(CCD14)が遮光されたことを検出したときに欠陥検出処理を行うようにしてもよい。
例えば、第1の実施の形態で例示した構成では、装着部材72に携帯端末装置10が装着されたことを検出したときに、レンズ部12(CCD14)が遮光された判断することができる。なお、携帯端末装置10の装着検出方法は様々な方法を採用できるが、例えば、電気的な検出方法を採用してもよい。携帯端末装置10のクレードルIF50とクレードル70の電力供給端子が接触して、クレードルIF50が導通したときに、装着部材72に携帯端末装置10が装着された(CCD14が遮光された)と判断することができる。同様に、第2の実施の形態で例示した構成でも、携帯端末装置10が装着部材92に装着されカバー部材94が閉じられたことを検出したときに、欠陥検出処理を行うようにしてもよい。これにより欠陥検出スイッチ60や欠陥検出スイッチ押下部74等のメカ的な機構を設けずに、撮影システムを構成することができる。
また、欠陥検出スイッチ押下部74に代えて、ユーザが任意のタイミングで欠陥検出処理を実行できるように、クレードルに検出開始ボタンを設けてもよい。
例えば、第1の実施の形態の構成では、携帯端末装置10がクレードル70の装着部材72に装着された状態で、ユーザがクレードル70に設けられた検出開始ボタンを押下することで携帯端末装置10の欠陥検出スイッチ60がオンされるように構成する。また、第2の実施の形態の構成では、携帯端末装置10がクレードル90の装着部材92に装着され、カバー部材94が閉じられた状態で、ユーザがクレードル90に設けられた検出開始ボタンを押下することで携帯端末装置10の欠陥検出スイッチ60がオンされるように構成する。これにより、任意のタイミングで欠陥検出処理を開始することができる。
なお、クレードルは、第1の実施の形態、第2の実施の形態で示したクレードルに限定されない。例えば、第1の実施の形態のクレードル70の変形例として、図6に示すように、携帯端末装置10を装着する方向が第1の実施の形態と逆方向、すなわち、上記電力供給端子78とは別に、更に、レンズ部12及び欠陥検出スイッチ60が上面になるようにしてクレードル70の装着部材72に装着する場合であっても電池42の充電が可能なように、もう一対の電力供給端子82を設ける。レンズ部12及び欠陥検出スイッチ60が上面になるようにしてクレードル70の装着部材72に装着すると、欠陥検出スイッチ60はオンされないため、欠陥検出処理は行われないが、充電のみは可能であるため、充電しながら撮影動作を行ったりすることが可能となる。
また、第1の実施の形態、第2の実施の形態では、充電器として機能するクレードルを例に挙げて説明したが、例えば、パソコンなどに接続して画像データを送受信するために用いられるクレードルであってもよく、特に限定されない。
第1の実施の形態に係る撮像システムの概略構成図である。 携帯端末装置の撮像部の構成を示した図である。 第1の実施の形態のマイコンで行われる画素欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る撮像システムの概略構成図である。 第2の実施の形態のマイコンで行われる画素欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態のクレードルの変形例である。
符号の説明
10 携帯端末装置
12 レンズ部
20 マイコン
20a 記憶部
22 信号処理回路
40 充電制御部
42 電池
60 欠陥検出スイッチ
70 クレードル
72 装着部材
74 欠陥検出スイッチ押下部
76 遮光部
76a 遮光面
76b 密閉部材
78 電力供給端子
90 クレードル
92 装着部材
94 カバー部材
96 回動ピン

Claims (26)

  1. 被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子を有する撮像装置を装着可能な装着部材と、
    前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で前記撮像装置の前記撮像素子を遮光する遮光手段と、
    を含むクレードル。
  2. 前記遮光手段を、前記装着部材の、前記撮像装置が前記装着部材に装着されたときに前記撮像素子に相対する位置に配置した請求項1記載のクレードル。
  3. 前記撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段、前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段、および前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に備えた撮像装置が装着されたときに、前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設けた請求項2記載のクレードル。
  4. 開閉可能なカバー部材を更に設け、
    前記遮光手段を、前記カバー部材の、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに前記撮像素子に相対する位置に配置した請求項1記載のクレードル。
  5. 前記撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段、前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段、および前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に備えた撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに、前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設けた請求項4記載のクレードル。
  6. 前記撮像装置に備えられた電源を充電するための電力を前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で供給する電力供給手段を更に設けた請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のクレードル。
  7. 遮光手段を備えたクレードルに装着可能な撮像装置であって、
    被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子と、
    前記クレードルに装着され前記撮像素子が前記遮光手段に遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて、前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段と、
    前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段と、
    を含む撮像装置。
  8. 前記クレードルに装着されたことを検出する装着検出手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着されたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行う請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着されたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行う請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記遮光手段が設けられた開閉可能なカバー部材を備えたクレードルに装着された状態で、該カバー部材が閉じられたことを検出するカバー部材検出手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行う請求項7記載の撮像装置。
  11. 前記欠陥検出手段は、前記クレードルに前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行う請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記指示が入力されたときに前記欠陥の検出を行う請求項7記載の撮像装置。
  13. 前記欠陥検出手段は、前記指示が入力され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行う請求項12記載の撮像装置。
  14. 前記遮光手段および外部装置に電力を供給する電力供給手段を備えたクレードルに装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われていないときには、駆動用の電力を供給する電源への充電を該電力供給手段から供給された電力によって行い、前記クレードルに装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われているときには、前記電源への充電を停止する充電制御手段を更に設けた請求項7乃至請求項13のいずれか1項記載の撮像装置。
  15. 被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子、
    前記撮像素子が遮光された状態で前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて、前記受光素子の欠陥を検出する欠陥検出手段、
    前記欠陥検出手段の検出結果を記憶する記憶手段、
    および前記記憶手段に記憶された検出結果に基づいて前記撮像素子から出力された信号を補正する補正手段、
    を備えた撮像装置と、
    前記撮像装置を装着可能な装着部材、
    および前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で前記撮像装置の前記撮像素子を遮光する遮光手段、
    を備えたクレードルと、
    を含む撮像システム。
  16. 前記遮光手段を、前記装着部材の、前記撮像装置が前記装着部材に装着されたときに前記撮像素子に相対する位置に配置した請求項15記載の撮像システム。
  17. 前記クレードルに、開閉可能なカバー部材を更に設け、
    前記遮光手段を、前記カバー部材の、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに前記撮像素子に相対する位置に配置した請求項15記載の撮像システム。
  18. 前記撮像装置に、前記装着部材に装着されたことを検出する装着検出手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着されたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行う請求項16のいずれか1項記載の撮像システム。
  19. 前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着されたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行う請求項18記載の撮像システム。
  20. 前記撮像装置に、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことを検出するカバー部材検出手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出されたときに前記欠陥の検出を行う請求項17記載の撮像システム。
  21. 前記欠陥検出手段は、前記装着部材に前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたことが検出され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行う請求項20記載の撮像システム。
  22. 前記撮像装置に、前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に設け、
    前記クレードルに、前記撮像装置が装着されたときに前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記指示が入力されたときに前記欠陥の検出を行う請求項16記載の撮像システム。
  23. 前記撮像装置に、前記欠陥検出手段に前記欠陥の検出を行わせる指示を入力するための指示入力手段を更に設け、
    前記クレードルに、前記撮像装置が装着された状態で前記カバー部材が閉じられたときに前記指示入力手段を操作して前記指示を入力する操作手段を更に設け、
    前記欠陥検出手段は、前記指示が入力されたときに前記欠陥の検出を行う請求項18記載の撮像システム。
  24. 前記欠陥検出手段は、前記指示が入力され、且つ前回の欠陥検出日時から所定期間以上の期間が経過したときに前記欠陥の検出を行う請求項22または23記載の撮像システム。
  25. 前記クレードルに、前記撮像装置が前記装着部材に装着された状態で前記撮像装置の電源を充電するための電力を供給する電力供給手段を更に設け、
    前記撮像装置に、前記装着部材に装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われていないときには、前記電源への充電を前記電力供給手段から供給された電力によって行い、前記装着部材に装着され且つ前記欠陥検出手段により前記欠陥の検出が行われているときには、前記電源への充電を停止する充電制御手段を更に設け設けた
    請求項15乃至請求項24のいずれか1項記載の撮像システム。
  26. 被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号を出力する複数の受光素子を備えた撮像素子を備えた撮像装置を、前記撮像装置の撮像素子を遮光する遮光手段を備えたクレードルに装着する装着ステップと、
    前記撮像装置が前記クレードルに装着されて前記撮像素子が前記遮光手段により遮光されたときに、前記複数の受光素子の各々から出力された信号に基づいて、前記受光素子の欠陥を検出する検出ステップと、
    を含む欠陥検出方法。
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