JP2007328300A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の感光体を一体的に保持するタンデム型感光体ユニットが装置本体に対して着脱可能に装着される構成において、良好な画像形成を達成することができる、画像形成装置を提供すること。
【解決手段】圧接機構80において、各押圧部材83(K、C、MおよびY)を、現像カートリッジ22の現像ローラ24を感光体ドラム20に圧接させる圧接位置と、この圧接を解除する圧接位置とに直線移動可能に設ける。各押圧部材83は、圧接解除位置から圧接位置に移動する過程で、タンデム型感光体ユニット71の係合部38が本体ケーシング2の基準軸37と係合する方向に、現像カートリッジ22を付勢する。これにより、タンデム型感光体ユニット71を、係合部38と基準軸37とが係合する正規の装着位置へ確実に導くことができるので、良好な画像形成を達成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラーレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
従来より、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色に対応した感光体が並列に配置される、いわゆるタンデム型の画像形成装置が知られている。このタンデム型の画像形成装置では、各感光体に各色トナー像がほぼ同時に形成される。そして、ダイレクト転写タイプのものでは、各感光体の各色トナー像が用紙に色重ねして転写されることにより、その用紙にカラー画像が形成される。また、中間転写タイプのものでは、各感光体の各色トナー像が色重ねして中間転写ベルトに転写されて、中間転写ベルト上にカラートナー像が形成され、このカラートナー像が用紙に転写されることにより、その用紙にカラー画像が形成される。
このようなタンデム型の画像形成装置として、たとえば、各色の感光体ドラムを感光体ドラムユニットに一体的に保持し、その感光体ドラムユニットを筐体に対して着脱可能に装着した構成のものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−13030号公報
ところが、前記の提案に係る構成のものでは、感光体ドラムユニットが正規の装着位置からずれて装着される場合がある。感光体ドラムユニットの装着位置が正規の装着位置からずれていると、用紙上におけるカラー画像の形成位置のずれやカラー画像の歪みを生じ、良好な画像形成を達成することができない。
そこで、本発明の目的は、複数の感光体を一体的に保持するタンデム型感光体ユニットが装置本体に対して着脱可能に装着される構成において、良好な画像形成を達成することができる、画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に設けられた基準軸と、前記画像形成装置本体に対して略水平となる着脱方向に沿って着脱可能であり、複数の感光体を前記着脱方向に並列に配置した状態で一体的に保持し、前記画像形成装置に装着されたときに前記基準軸と係合する係合部を有するタンデム型感光体ユニットと、前記タンデム型感光体ユニットに対して着脱可能であり、各前記感光体に現像剤を供給する現像剤担持体を有する複数の現像ユニットと、前記着脱方向に沿って、各前記現像ユニットを押圧して、各前記感光体に対して各前記現像剤担持体を圧接させる圧接位置と、その圧接を解除する圧接解除位置とに直線的に移動可能に設けられ、前記圧接解除位置から前記圧接位置に移動する過程で、前記係合部が前記基準軸に係合する方向に各前記現像ユニットを付勢する押圧部材とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、押圧部材を圧接解除位置から圧接位置に移動させることにより、各現像ユニットに備えられる現像剤担持体を各感光体に圧接させることができる。この過程で、押圧部材は、各現像ユニットを、タンデム型感光体ユニットの係合部が画像形成装置本体に設けられた基準軸と係合する方向に付勢する。この付勢により、タンデム型感光体ユニットを、係合部と基準軸とが係合する正規の装着位置へ確実に導くことができる。そのため、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれた状態で画像形成が行われるのを防止することができる。その結果、良好な画像形成を達成することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記現像ユニットは、前記押圧部材に押圧される被押圧部を有し、前記押圧部材は、前記圧接解除位置から前記圧接位置に移動する過程で、前記被押圧部に当接して、前記係合部が前記基準軸に係合する方向に前記被押圧部を押圧するように、前記着脱方向に対して傾斜する押圧面を有していることを特徴としている。
このような構成によると、押圧部材に備えられる押圧面で各現像ユニットに備えられる被押圧部を押圧するという簡素な構成で、タンデム型感光体ユニットを正規の装着位置へと導くことができる。そのため、タンデム型感光体ユニットを正規の装着位置へ導くための構成を備えることによるコストアップを回避することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記現像ユニットは、前記現像ユニットを移動させる際に操作される取っ手を備え、前記被押圧部は、前記取っ手に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、取っ手が備えられているので、その取っ手を把持して、現像ユニットを移動させることができる。そのため、現像ユニットの操作性を優れたものとすることができる。また、その取っ手に被押圧部が設けられているので、被押圧部を取っ手と別部材に形成する場合よりも部品点数を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記現像ユニットは、筐体が前記着脱方向に対して傾斜する状態で前記タンデム型感光体ユニットに装着され、その傾斜方向に沿った筐体下面に、前記タンデム型感光体ユニットに当接して支持される支持部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、現像ユニットは、筐体が略水平に対して傾斜する状態でタンデム型感光体ユニットに装着される。そして、筐体下面に支持部が備えられているので、現像ユニットがタンデム型感光体ユニットに装着された状態では、現像ユニットの自重により、筐体下面の支持部がタンデム型感光体ユニットに当接し、現像ユニットは、支持部を介してタンデム型感光体ユニットに安定して支持される。そのため、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記現像ユニットの前記支持部に対して前記現像剤担持体側に偏った位置を付勢する第1の付勢部材を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、第1の付勢部材によって、現像ユニットの支持部に対して現像剤担持体側に偏った位置が付勢される。この付勢により、現像ユニットの支持部に対して現像剤担持体側の部分を、支持部を支点として、タンデム型感光体ユニットに向けて押し付けることができる。そのため、現像ユニットの一層安定した支持を達成することができ、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第1の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、第1の付勢部材は、タンデム型感光体ユニットに設けられている。そのため、第1の付勢部材の付勢力およびその反力がタンデム型感光体ユニットに外力として作用しないので、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載の発明において、前記現像ユニットの前記支持部に対して前記現像剤担持体側と反対側に偏った位置を付勢する第2の付勢部材を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、第2の付勢部材によって、現像ユニットの支持部に対して現像剤担持体側と反対側に偏った位置が付勢される。この付勢により、現像ユニットの支持部に対して現像剤担持体側と反対側の部分を、支持部を支点として、タンデム型感光体ユニットに向けて押し付けることができる。そのため、現像ユニットの一層安定した支持を達成することができ、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
前記第2の付勢部材は、前記現像剤ユニットの前記支持部に対して前記現像剤担持体と反対側の部分を、前記第1の付勢部材の付勢により当該反対側の部分が動く方向に付勢してもよい。この場合、第1の付勢部材の付勢により現像ユニットに生じるモーメントの方向と第2の付勢部材の付勢により現像ユニットに生じるモーメントの方向とが一致するので、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを一層確実に抑えることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記第2の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、第2の付勢部材は、タンデム型感光体ユニットに設けられている。そのため、第2の付勢部材の付勢力およびその反力がタンデム型感光体ユニットに外力として作用しないので、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記感光体および前記現像剤担持体の駆動時に、前記支持部を支点として前記現像ユニットに生じるモーメントの方向に前記現像ユニットを付勢する付勢部材を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、現像ユニットは、感光体および現像剤担持体の駆動時に支持部を支点として生じるモーメントの方向に、付勢部材によって付勢される。そのため、現像ユニットを、このモーメントおよび付勢部材の付勢力によって、支持部を支点として、タンデム型感光体ユニットに向けて押し付けることができる。これにより、現像ユニットの一層安定した支持を達成することができ、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記付勢部材は、前記筐体下面の前記支持部に対して前記現像剤担持体側に偏った位置を付勢する第1の付勢部材を含むことを特徴としている。
このような構成によると、第1の付勢部材によって、筐体下面の支持部に対して現像剤担持体側に偏った位置が付勢される。この付勢により、現像ユニットの支持部に対して現像剤担持体側の部分を、支持部を支点として、タンデム型感光体ユニットに向けて押し付けることができる。そのため、現像ユニットのより安定した支持を達成することができ、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記第1の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、第1の付勢部材は、タンデム型感光体ユニットに設けられている。そのため、第1の付勢部材の付勢力およびその反力がタンデム型感光体ユニットに外力として作用しないので、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項9ないし11のいずれかに記載の発明において、前記付勢部材は、前記筐体下面と対向する筐体上面の前記支持部に対して前記現像剤担持体側と反対側に偏った位置を付勢する第2の付勢部材を含むことを特徴としている。
このような構成によると、第2の付勢部材によって、筐体上面の支持部に対して現像剤担持体側と反対側に偏った位置が付勢される。この付勢により、現像ユニットの支持部に対して現像剤担持体側と反対側の部分を、支持部を支点として、タンデム型感光体ユニットに向けて押し付けることができる。そのため、現像ユニットのより安定した支持を達成することができ、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
前記第2の付勢部材は、前記現像剤ユニットの前記支持部に対して前記現像剤担持体と反対側の部分を、前記第1の付勢部材の付勢により当該反対側の部分が動く方向に付勢してもよい。この場合、第1の付勢部材の付勢により現像ユニットに生じるモーメントの方向と第2の付勢部材の付勢により現像ユニットに生じるモーメントの方向とが一致するので、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを一層確実に抑えることができる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記第2の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、第2の付勢部材は、タンデム型感光体ユニットに設けられている。そのため、第2の付勢部材の付勢力およびその反力がタンデム型感光体ユニットに外力として作用しないので、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項14に記載の発明は、請求項4ないし13のいずれかに記載の発明において、前記支持部は、前記筐体下面における前記傾斜方向の中央よりも前記現像剤担持体側に偏った位置に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、感光体および現像剤担持体の駆動時には、現像剤担持体が感光体から受ける力により、現像ユニットに支持部を支点とするモーメントが生じるが、力の入力点である現像剤担持体と支持部との間の距離が短いので、その現像ユニットに生じるモーメントを小さくすることができる。そのため、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを一層確実に抑えることができる。
請求項1に記載の発明によれば、良好な画像形成を達成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットを正規の装着位置へ導くための構成を備えることによるコストアップを回避することができる。
請求項3に記載の発明によれば、現像ユニットの操作性を優れたものとすることができる。また、部品点数の低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、現像ユニットは、タンデム型感光体ユニットに安定して支持され、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを抑えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、現像ユニットの一層安定した支持を達成することができ、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、現像ユニットの一層安定した支持を達成することができ、タンデム型感光体ユニットに装着された状態での現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項8に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、現現像ユニットの一層安定した支持を達成することができ、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項10に記載の発明によれば、現像ユニットのより安定した支持を達成することができ、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項11に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項12に記載の発明によれば、現像ユニットのより安定した支持を達成することができ、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを確実に抑えることができる。
請求項13に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
請求項14に記載の発明によれば、感光体および現像剤担持体の駆動時における現像ユニットのがたつきを一層確実に抑えることができる。
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このカラーレーザプリンタ1は、図1に示すように、複数のプロセス部15が水平方向において並列的に配置される、タンデム型のカラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体としてのボックス形状の本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2の上面には、画像が形成された用紙3を受けるための排紙トレイ7が形成されている。また、本体ケーシング2の上面において、排紙トレイ7の一方側には、操作キーやLED表示部を備える操作パネル(図示せず)が埋設されている。そして、本体ケーシング2において、その操作パネル側の側壁には、その上下方向中央部から上方にかけての部分に、本体ケーシング2の内外を連通する前面開口8が形成されている。前面開口8には、その前面開口8を開閉するためのフロントカバー9が設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー9が設けられる側をこのカラーレーザプリンタ1の「前側」とし、その反対側を「後側」とする。また、図1の紙厚方向手前側を「左側」とし、奥側を「右側」とする。なお、左右方向を幅方向ということがある。
フロントカバー9は、その下端部に挿通されたカバー軸(図示せず)に回動自在に支持されている。フロントカバー9を、カバー軸を中心として閉じると、フロントカバー9によって前面開口8が閉鎖され、フロントカバー9を、カバー軸を支点として開くと(前側に傾倒させると)、前面開口8が開放される。前面開口8が開放されると、この前面開口8を介して、本体ケーシング2の内部(「プロセス収容部36」とする。)が外部に露出する。プロセス収容部36は、本体ケーシング2の幅方向両側壁の内側面と、後述するスキャナユニット14、転写部16、および定着部17とによって略矩形状に区画された空間である。プロセス収容部36の後端部の下端部には、本体ケーシング2の幅方向両側壁の内側面に架設される基準軸37が設けられている。また、プロセス収容部36の上部には、後述する圧接機構80が配置されている。
(2)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられる用紙カセット10と、その用紙カセット10の前側上方に設けられる給紙ローラ11と、給紙ローラ11の前側上方に設けられる給紙パス12と、給紙パス12の下流側端部に設けられる1対のレジストローラ13とを備えている。
用紙カセット10内には、用紙3がスタックされている。その最上位にある用紙3は、給紙ローラ11の回転によって給紙パス12に送り出される。給紙パス12に送り出された用紙3は、給紙パス12において搬送される過程で、その搬送方向が前後反転される。そして、その用紙3は、レジストローラ13によるレジスト後に、後述する感光体としての感光体ドラム20と搬送ベルト29との間の転写位置に搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット14、プロセス部15、転写部16、および定着部17を備えている。
<スキャナユニット>
スキャナユニット14は、本体ケーシング2内の上部において、後述する複数のプロセス部15の上方にわたって配置されている。このスキャナユニット14は、本体ケーシング2に固定されたスキャナフレーム18と、スキャナフレーム18に固定されるスキャナケーシング19とを備えている。スキャナケーシング19内には、4つの光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射鏡、面倒れ補正レンズなどの光学部材が配置されており、各光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向および走査されて、fθレンズおよび面倒れ補正レンズを通過し、また、反射鏡で反射された後、図示矢印に示すように、プロセス部15の後述する各色の感光体ドラム20の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセス部>
プロセス部15は、複数色のトナーに対応して複数設けられている。すなわち、プロセス部15は、前から順に、ブラックプロセス部15K、シアンプロセス部15C、マゼンタプロセス部15Mおよびイエロープロセス部15Yの4つからなる。そして、これら4つのプロセス部15は、上面が開口されたボックス状のプロセスフレーム35内に収容されており、本体ケーシング2の前面開口8を開放してプロセスフレーム35を略水平方向、詳しくは前後方向に移動させることで、本体ケーシング2に対して一体的にスライド自在に着脱され、装着時にはプロセス収容部36内に収容される。
プロセスフレーム35には、その前壁65と後壁66との間に3枚の仕切壁67が前後方向に等間隔で配置されている。プロセスフレーム35の内部は、これらの仕切壁67、前壁65および後壁66によって、前方から後方に向かって、ブラックプロセス収容部68K、シアンプロセス収容部68C、マゼンタプロセス収容部68Mおよびイエロープロセス収容部68Yに区画されている。また、前壁65の後側面、後壁66の前側面および3枚の仕切壁67は、それぞれが平行となるように、かつ斜め後側下方から斜め前側上方へ傾斜して延びるように形成されている。これにより、各プロセス収容部68は、側面視において前側へ傾く略平行四辺形状に形成されている。ブラックプロセス収容部68Kにはブラックプロセス部15Kが収容され、シアンプロセス収容部68Cにはシアンプロセス部15Cが収容され、マゼンタプロセス収容部68Mにはマゼンタプロセス部15Mが収容され、イエロープロセス収容部68Yにはイエロープロセス部15Yが収容されている。
前壁65の後側面および3枚の仕切壁67の後側面の下端部には、第1の付勢部材として、たとえばコイルバネからなる第1バネ69が、上下方向における同じ位置において各後側面から斜め後側上方へ突出するようにそれぞれ設けられている。また、後壁66の前側面および3枚の仕切壁67の前側面の上端部には、第2の付勢部材として、たとえばコイルバネからなる第2バネ70が、上下方向における同じ位置において各前側面から斜め前側下方へ突出するようにそれぞれ設けられている。
また、プロセスフレーム35の後壁66の下端部には、後端縁から前方へ凹むように切欠かれた係合部38が形成されている。
各プロセス部15は、感光体ドラム20、スコロトロン型帯電器21および現像ユニットとしての現像カートリッジ22を備えている。
図2は、図1から1つのプロセス部(マゼンタプロセス部)を抜き出して示したものである。
図2に示すように、感光体ドラム20は、中空円筒状に形成され、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体40と、このドラム本体40の軸中心において、ドラム本体40の軸方向に沿って延びるドラム軸41とを備えている。ドラム軸41は、プロセスフレーム35の幅方向における両側壁42に回転不能に支持されており、ドラム本体40は、ドラム軸41に対して回転可能に設けられている。そして、本体ケーシング2に配置される駆動モータ(図示せず)の駆動力が伝達されることにより、ドラム本体40は、時計回りの方向に回転駆動される。
スコロトロン型帯電器21は、ワイヤ43およびグリッド44を備え、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させる正帯電型のスコロトロン型帯電器である。このスコロトロン型帯電器21は、感光体ドラム20の後方において、感光体ドラム20と接触しないように間隔を隔てて対向するようにプロセスフレーム35に支持されている。
図1に示すように、プロセスフレーム35と、前後方向に並列(タンデム)配置された状態でプロセスフレーム35に一体的に保持された4つの感光体ドラム20およびスコロトロン型帯電器21とをまとめて、タンデム型感光体ユニット71という。このタンデム型感光体ユニット71は、プロセスフレーム35の係合部38がプロセス収容部36内の基準軸37と係合することで、本体ケーシング2のプロセス収容部36内の正規の装着位置に装着される。
現像カートリッジ22は、タンデム型感光体ユニット71に対して上方から着脱可能に装着されている。各現像カートリッジ22は、対応するプロセス収容部68内において、感光体ドラム20の斜め前側上方に位置するように、かつ、仕切壁67に沿って傾斜配置されている。そして、各現像カートリッジ22は、その傾斜方向、つまり仕切壁67に沿う方向に着脱される。
現像カートリッジ22は、図2に示すように、筐体23と、その筐体23内に配置される現像剤担持体としての現像ローラ24、供給ローラ25および層厚規制部材51とを備えている。なお、図2ではマゼンタプロセス部15Mを示しているので、現像カートリッジ22の前後には、仕切壁67(前側の仕切壁67を「67F」とし、後側の仕切壁67「67R」とする。)が位置している。
筐体23は、後側下端部が開放されたボックス状に形成されており、幅方向に間隔を隔てて対向する1対の側壁55と、両側壁55の上端縁間に架設される上壁57と、両側壁55の前端縁間に架設される前壁58と、両側壁55の後端縁間に架設されて前壁58と対向する後壁59とを一体的に備えている。なお、前壁58は、現像カートリッジ22の傾斜方向に沿って見ると筐体23の下面となり、後壁59は筐体23の上面となる。また、両側壁55の上端部における後端部には、離間突起56が設けられている。各離間突起56は、両側壁55から幅方向外側へ突出する中空円筒体に形成されている。
また、前壁58の幅方向両端部には、支持部64が設けられている。各支持部64は、側面視略台形状をなし、前壁58の上下方向中央位置よりも下方、かつ、上下方向における第1バネ69と第2バネ70との間において、前壁58の外側面から前方に向かって突出するように形成されている。
現像カートリッジ22がタンデム型感光体ユニット71に装着された状態では、現像カートリッジ22は、上述したように傾斜配置されているので、その自重により、前側の仕切壁67Fにもたれ掛かり、各支持部64が仕切壁67Fに当接する。なお、前側に仕切壁67でなく、前壁65が位置しているブラック現像カートリッジ22K(図1参照)では、各支持部64が前壁65の後側面に当接する。そして、各現像カートリッジ22の各支持部64が仕切壁67または前壁65に当接した状態において、各現像カートリッジ22は、第1バネ69および第2バネ70によって押圧されている。詳しくは、第1バネ69および第2バネ70は、各現像カートリッジ22がタンデム型感光体ユニット71に装着されることにより、各現像カートリッジ22がタンデム型感光体ユニット71に装着される前よりも圧縮される。そのため、各現像カートリッジ22がタンデム型感光体ユニット71に装着された状態において、圧縮された第1バネ69および第2バネ70の復元力が各現像カートリッジ22に作用する。具体的には、第1バネ69は、各現像カートリッジ22において、筐体23の前壁58における各支持部64よりも下側の位置を、第1バネ69の突出方向である斜め後側上方へ付勢し、第2バネ70は、筐体23の後壁59における各支持部64よりも上側の位置を、第2バネ70の突出方向である斜め前側下方へ付勢する。
筐体23の上壁57には、幅方向に長手の薄板状に形成された取っ手60が設けられている。取っ手60は、その後端部に図示しない揺動軸が幅方向に沿って挿通されており、この揺動軸(図示せず)を介して、筐体23の上壁57の後端部で揺動自在に支持されている。また、取っ手60の前端部の幅方向両端部と、これらに対向する上壁57の前端部の幅方向両端部とは、たとえば、コイルばね、板ばねまたはスポンジなどの弾性部材61で連結されている。これにより、取っ手60の前端部は、常には、上壁57の前端部から離間する方向に付勢されている。
また、取っ手60の前端部の幅方向両端部には、幅方向外側へそれぞれ突出する中空円筒状の被押圧部としての押圧突起62が形成されている。
筐体23内の上部は、トナー収容室26とされている。このトナー収容室26には、各色のトナーが収容されている。すなわち、図1に示すように、ブラックプロセス部15Kの現像カートリッジ22(以下、「ブラック現像カートリッジ22K」という。他色の現像カートリッジ22についても対応する色に応じて区別する。)のトナー収容室26内には、ブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。同様に、シアンプロセス部15Cのシアン現像カートリッジ22Cのトナー収容室26内には、シアンの色のトナーが収容されており、マゼンタプロセス部15Mのマゼンタ現像カートリッジ22Mのトナー収容室26内には、マゼンタの色を有するトナーが収容されており、イエロープロセス部15Yのイエロー現像カートリッジ22Yのトナー収容室26内には、イエローの色を有するトナーが収容されている。
図2に示すように、トナー収容室26内には、このトナー収容室26内のトナーを撹拌するためのアジテータ49が設けられている。アジテータ49は、トナー収容室26の中心部において幅方向に延びるアジテータ軸50によって回転自在に支持されており、このアジテータ軸50をアジテータ49が回転されることによって、トナー収容室26内のトナーは、撹拌されて下方へ放出される。
現像ローラ24は、各支持部64よりも下方において、感光体ドラム20に対して斜め前側上方から対向し、感光体ドラム20と圧接されている。この現像ローラ24は、金属製のローラ軸45に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分46が被覆されている。ローラ軸45は、筐体23の幅方向両側壁に回転可能に支持されている。画像形成時には、現像ローラ24に現像バイアスが印加される。また、本体ケーシング2に配置される駆動モータ(図示せず)の駆動力が伝達されることによって、現像ローラ24は、反時計回りの方向に回転駆動される。
供給ローラ25は、現像ローラ24に対して斜め前側上方から対向し、現像ローラ24と圧接されている。この供給ローラ25は、金属製のローラ軸47に、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分48が被覆されている。ローラ軸47は、筐体23の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。本体ケーシング2に配置される駆動モータ(図示せず)の駆動力が伝達されることによって、供給ローラ25は、反時計回りの方向に回転駆動される。
層厚規制部材51は、基端部が筐体23に支持され、金属製の板ばね材からなるブレード本体52と、ブレード本体52の遊端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部53とを備えている。層厚規制部材51では、供給ローラ25の後側において押圧部53が、ブレード本体52の弾性力によって、現像ローラ24の表面に圧接されている。
画像形成時において、各プロセス部15のトナー収容室26に収容されているトナーは、上述したように、アジテータ49に攪拌されて下方へ放出され、供給ローラ25に供給される。そして、このトナーは、供給ローラ25の回転により現像ローラ24に供給される。このとき、このトナーは、供給ローラ25と、現像バイアスが印加されている現像ローラ24との間で正に摩擦帯電され、現像ローラ24の回転に伴って層厚規制部材51の押圧部53と現像ローラ24のローラ部分46との間に進入し、一定厚さの薄層となって現像ローラ24のローラ部分46上に担持される。
一方、スコロトロン型帯電器21は、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させて、感光体ドラム20のドラム本体40の表面を一様に正帯電させている。ドラム本体40の表面は、その回転に伴って、スコロトロン型帯電器21により一様に正帯電された後、スキャナユニット14(図1参照)の出射窓(図示せず)から出射されたレーザ光の高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した各色の静電潜像が形成される。
さらにドラム本体40が回転すると、次いで、現像ローラ24の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ24の回転により、感光体ドラム20に対向して接触するときに、ドラム本体40の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されているドラム本体40の表面のうち、レーザ光によって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、ドラム本体40の静電潜像は、可視像化され、ドラム本体40の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
このような画像形成時において、現像ローラ24の回転速度は、感光ドラム20のドラム本体40に対してトナーを円滑に供給するために、ドラム本体40の回転速度よりも高く設定されている。
<転写部>
図1に示すように、転写部16は、本体ケーシング2内において、用紙カセット10の上方であって、プロセス部15の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部16は、駆動ローラ27、従動ローラ28、搬送ベルト29および転写ローラ30を備えている。
駆動ローラ27は、イエロープロセス部15Kの感光体ドラム20よりも斜め後側下方に配置されている。この駆動ローラ27は、画像形成時において、感光体ドラム20の回転方向と逆方向(図中反時計回り)に回転駆動される。
従動ローラ28は、ブラックプロセス部15Kの感光体ドラム20よりも斜め前側下方であって、駆動ローラ27と前後方向において対向するように配置されている。この従動ローラ28は、駆動ローラ27の回転駆動時に、駆動ローラ27の回転方向と同方向(図中反時計回り)に従動回転する。
搬送ベルト29は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。この搬送ベルト29は、駆動ローラ27と従動ローラ28との間に巻回されており、その巻回されている外側の接触面が、各プロセス部15の感光体ドラム20のすべてと対向接触するように、配置されている。
そして、駆動ローラ27の駆動によって従動ローラ28が従動され、搬送ベルト29は、これら駆動ローラ27と従動ローラ28との間を図中反時計回りに周回走行する。
転写ローラ30は、駆動ローラ27と従動ローラ28との間に巻回されている搬送ベルト29内において、各プロセス部15の感光体ドラム20に対して、その感光体ドラム20との間で搬送ベルト29を挟むように対向配置されている。各転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。そして、転写ローラ30のローラ軸は、幅方向に沿って延び、回転自在に支持されている。各転写ローラ30は、搬送ベルト29と対向接触する接触面において、搬送ベルト29の周回移動方向と同方向(図中反時計回り)に回転する。転写時には、転写ローラ30に転写バイアスが印加される。
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ27の駆動および従動ローラ28の従動により周回走行する搬送ベルト29によって、前方から後方に向かって、搬送ベルト29と各プロセス部15の感光体ドラム20との接触位置(転写位置)を、順次通過するように搬送される。そして、その搬送中に、各プロセス部15の感光体ドラム20のドラム本体40(図2参照)に担持されている各色に対応したトナー像が順次転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
すなわち、たとえば、ブラックプロセス部15Kの感光体ドラム20の表面に担持されたブラックのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、シアンプロセス部15Cの感光体ドラム20の表面に担持されたシアンのトナー像が、既にブラックのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写される。同様の動作によって、引き続き、マゼンタプロセス部15Mの感光体ドラム20の表面に担持されたマゼンタのトナー像と、イエロープロセス部15Kの感光体ドラム20の表面に担持されたイエローのトナー像とが用紙3に重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
<定着部>
定着部17は、転写部16の後方に配置され、加熱ローラ31および、その加熱ローラ31を加圧する加圧ローラ32を備えている。定着部17において、用紙3に転写されたカラー画像は、用紙3が加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙3に熱定着される。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス33、排紙ローラ34および上述した排紙トレイ7を備えている。カラー画像が定着された用紙3は、排紙パス33に搬送され、排紙ローラ34によって排紙トレイ7上に排紙される。
2.感光体ドラムに対する現像ローラの圧接
(1)圧接機構
図3は、前後移動する直動カムの押圧部材と各現像カートリッジの押圧突起との位置関係を示した要部左側断面図であって、図3(a)は、全ての現像カートリッジにおいて各押圧突起に外力が作用されていない状態を示し、図3(b)は、ブラック現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の押圧面に押圧されている一方で、ブラック現像カートリッジ以外の現像カートリッジにおいて各押圧突起に外力が作用されていない状態を示し、図3(c)は、ブラック現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の下方に潜り込んでいる一方で、ブラック現像カートリッジ以外の現像カートリッジにおいて各押圧突起に外力が作用されていない状態を示し、図3(d)は、ブラック現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の下方に潜り込んでいる一方で、ブラック現像カートリッジ以外の現像カートリッジにおいて各押圧突起が押圧部材の押圧面に押圧されている状態を示し、図3(e)は、全ての現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の下方に潜り込んでいる状態を示したものである。
図1に示すように、プロセス収容部36の上部には、圧接機構80が備えられている。圧接機構80は、プロセス収容部36に収容されたタンデム型感光体ユニット71の各現像カートリッジ22の押圧突起62を受入可能に形成されており、図3に示すように、幅方向両端側に配置される1対の直動カム部材81と、各直動カム部材81を連結し、同期して前後方向に直線移動させるための同期移動機構(図示せず)とを備えている。
各直動カム部材81は、本体ケーシング2(図1参照)の幅方向両側壁の内側面に沿って前後方向に延びる薄板状のカム本体板82と、カム本体板82の幅方向の内側面において幅方向内側に突出する4つの押圧部材83とを備えている。
一方の直動カム部材81において、カム本体板82の後端部の上端部には、本体ケーシング2に備えられたモータ(図示せず)の駆動力が入力される入力ラックギヤ84が形成されている。
各押圧部材83は、前後方向に等しい間隔を隔てて並列配置されている。すなわち、各押圧部材83の後方には、隙間90が形成されている。最前方の押圧部材83(以下、「ブラック押圧部材83K」という。)は、後述するように、ブラック現像カートリッジ22Kの押圧突起62を押圧するものである。そして、前から2番目の押圧部材83(以下、「シアン押圧部材83C」という。)は、シアン現像カートリッジ22Cの押圧突起62を押圧するものである。前から3番目の押圧部材83(以下、「マゼンタ押圧部材83M」という。)は、マゼンタ現像カートリッジ22Mの押圧突起62を押圧するものである。前から4番目、つまり最後方の押圧部材83(以下、「イエロー押圧部材83Y」という。)は、イエロー現像カートリッジ22Yの押圧突起62を押圧するものである。
各押圧部材83は、前後方向に延びる板状に形成されている。各押圧部材83の下面は、前後方向に平坦とな面とされている。ブラック押圧部材83K、マゼンタ押圧部材83Mおよびイエロー押圧部材83Yの下面は、互いに前後方向の長さがほぼ等しく設定されている。一方、シアン押圧部材83Cの下面の長さは、他の押圧部材83の下面の長さに比べて短く設定されている。
各押圧部材83の後端面は、斜め前側下方に向けて傾斜しており、直動カム部材81の後方への移動時に、各現像カートリッジ22の押圧突起62を斜め後側下方へ押圧する押圧面86となっている。
同期移動機構(図示せず)は、入力ラックギヤ84が形成されてモータ(図示せず)からの駆動力が入力された一方の直動カム部材81の直線移動に伴って、その駆動力を、入力ラックギヤ84が形成されていない他方の直動カム部材81に直線移動のために伝達する構成になっている。そのため、入力ラックギヤ84が形成されている一方の直動カム部材81に入力ラックギヤ84を介してモータ(図示せず)から駆動力が入力されると、同期移動機構(図示せず)によって、モータ(図示せず)からの駆動力が入力ラックギヤ84が形成されていない直動カム部材81にも伝達されるので、1対の直動カム部材81が揃って前後移動を行う。
(2)圧接動作
図3(a)に示すように、直動カム部材81が最前方位置にあるときに、各現像カートリッジ22が装着されたタンデム型感光体ユニット71(図1参照)が本体ケーシング2のプロセス収容部36に収容される。そして、各現像カートリッジ22の押圧突起62は、それぞれの現像カートリッジ22に対応する押圧部材83の後方の隙間90に、その押圧部材83の押圧面86と前後方向に距離を隔てて対向配置される。このとき、シアン押圧部材83Cの押圧面86とシアン現像カートリッジ22の押圧突起62との対向距離、マゼンタ押圧部材83Mの押圧面86とマゼンタ現像カートリッジ22Mの押圧突起62との対向距離、および、イエロー押圧部材83Yの押圧面86とイエロー現像カートリッジ22Yの押圧突起62との対向距離は等しい。一方、ブラック押圧部材83Kの押圧面86とブラック現像カートリッジ22Kの押圧突起62との対向距離は、上述した他の押圧部材83の押圧面86と対応する現像カートリッジ22の押圧突起62との対向距離よりも短い。
この状態では、各現像カートリッジ22の押圧突起62には、外力が作用されていない。このとき、各現像カートリッジ22において、現像ローラ24(図2参照)は、感光体ドラム20(図2参照)に対して圧接されていない圧接解除状態となっている。
各現像ローラ24が圧接解除状態にあるときにおいて、各離間突起56に、離間機構(図示せず)によって上方への押圧力を作用させることにより、現像カートリッジ22を所定距離上昇させて各現像ローラ24(図2参照)を感光体ドラム20(図2参照)から離間させることができる。この場合、すべての現像カートリッジ22において、現像ローラ24から感光体ドラム20に対してトナーが確実に供給されず、また、現像ローラ24と感光体ドラム20との接触による無用な摩耗を防止することができる。
なお、現像ローラ24が圧接解除状態にあるときの各押圧部材83の前後方向における位置を圧接解除位置という。
各現像ローラ24が圧接解除状態にあるときにおいて、モータ(図示せず)の駆動力が入力ラックギヤ84に入力されると、各直動カム部材81が後方に移動する。
直動カム部材81の後方への移動が進むと、図3(b)に示すように、ブラック現像カートリッジ22Kにおいて、押圧突起62は、ブラック押圧部材83Kの押圧面86に当接される。そして、直動カム部材81がさらに後方へ移動すると、ブラック現像カートリッジ22の押圧突起62は、押圧面86によって後方へ押圧される。押圧面86は、斜め前側下方へ傾斜しているので、ブラック現像カートリッジ22の押圧突起62には、押圧面86の傾斜方向と直交する斜め後側下方(図示太線矢印参照)への付勢力が付与される。
そして、直動カム部材81の後方への移動がさらに進むと、ブラック現像カートリッジ22Kにおいて、押圧突起62は、ブラック押圧部材83Kの押圧面86に沿って下降し、図3(c)に示すように、ブラック押圧部材83Kの下方に潜り込む。これにより、ブラック押圧部材83Kは、ブラック現像カートリッジ22Kの押圧突起62に上方から当接して、この押圧突起62を下方に向けて押圧する。すると、図2に示すように、取っ手60が筐体23の上壁57に接近する方向(図2に破線で示す矢印の方向)へ傾動し、弾性部材61が圧縮される。そして、その圧縮による弾性部材61の付勢力が上壁57に入力され、筐体23が斜め後側下方(現像カートリッジ22の装着方向)に向けて付勢されることにより、現像ローラ24が感光体ドラム20に対して圧接された圧接状態になる。なお、この状態では、ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22において、押圧突起62と対応する押圧部材83とは接触しておらず、押圧突起62と対応する押圧面86とは前後方向に間確を隔てて対向している。
ブラック現像カートリッジ22Kの現像ローラ24が圧接状態にあるとき、ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22の各現像ローラ24を、上述したように、感光体ドラム20に対して離間させておくと、ブラックプロセス部15Kの感光体ドラム20に対してのみ、ブラック現像カートリッジ22Kの現像ローラ24からのトナーが供給され、モノクロ画像の形成が可能となる。
また、現像ローラ24が圧接状態にあるときの押圧部材83の前後方向における位置を圧接位置という。
そして、直動カム部材81の後方への移動がさらに進むと、図3(d)に示すように、ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22において、各押圧突起62は、対応する押圧部材83(シアン押圧部材83C、マゼンタ押圧部材83Mおよびイエロー押圧部材83Y)の各押圧面86に一斉に当接される。そして、直動カム部材81がさらに後方へ移動すると、ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22の各押圧突起62は、対応する押圧部材83の押圧面86によって後方へ押圧される。押圧面86は、斜め前側下方へ傾斜しているので、ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22の各押圧突起62には、押圧面86の傾斜方向と直交する斜め後側下方(図示太線矢印参照)への付勢力が付与される。一方、ブラック押圧部材83Kは、圧接位置にあり、ブラック現像カートリッジ22Kの現像ローラ24は、圧接状態にある。
そして、直動カム部材81の後方への移動がさらに進むと、ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22において、各押圧突起62は、対応する押圧部材83(シアン押圧部材83C、マゼンタ押圧部材83Mおよびイエロー押圧部材83Y)の各押圧面86に沿って下降し、図3(e)に示すように、これら3つの押圧部材83の下方に潜り込み、各現像ローラ24は圧接状態となる。この状態において、シアン押圧部材83C、マゼンタ押圧部材83Mおよびイエロー押圧部材83Yは圧接位置にある。また、ブラック押圧部材83Kは、圧接位置にあり、ブラック現像カートリッジ22Kの現像ローラ24は、圧接状態にあるので、すべての現像カートリッジ22において、各現像ローラ24からのトナーは各感光体ドラム20へ供給され、カラー画像の形成が可能となる。
なお、図3(e)に示す状態から、直動カム部材81を前方に移動させることにより、図3(a)〜(d)に示す各状態に戻すことができる。
このように、このカラーレーザプリンタ1では、カラー画像とモノクロ画像とをユーザの目的に合わせて選択的に形成することができる。詳しくは、上述した操作パネル(図示せず)を操作し、画像形成をカラーで行うかモノクロで行うかを選択すると、その選択に応じて本体ケーシング2に設けられたCPU(図示せず)が、モータ(図示せず)を駆動し、直動カム部材81を図3(a)〜(e)に示した状態に前後移動させる。
3.作用効果
このようなカラーレーザプリンタ1において、図3に示すように、各押圧部材83を圧接解除位置から圧接位置に移動させることにより、各現像カートリッジ22に備えられる現像ローラ24(図2参照)を感光体ドラム20(図2参照)に圧接させることができる。圧接解除位置から圧接位置への移動の過程で、各押圧部材83は、対応する現像カートリッジ22を、タンデム型感光体ユニット71の係合部38(図1参照)が本体ケーシング2に設けられた基準軸37(図1参照)と係合する方向に付勢する。詳しくは、ブラック現像カートリッジ22Kにおいては、図3(b)に示すように、押圧突起62が、ブラック押圧部材83Kの押圧面86に押圧され、この押圧突起62に、斜め後側下方(図示太線矢印参照)への付勢力が付与される。この付勢力のうち、主に下方向への分力が、取っ手60を揺動させて現像ローラ24を感光体ドラム20に圧接させるために作用し、主に後方向への分力が、タンデム型感光体ユニット71の係合部38が基準軸37と係合するために作用する。ブラック現像カートリッジ22K以外の現像カートリッジ22C、22Mおよび22Yにおいては、図3(d)に示すように、各押圧突起62が、対応する押圧部材83C、83Mおよび83Yの各押圧面86に押圧され、これらの押圧突起62に、斜め後側下方(図示太線矢印参照)への付勢力が付与される。各付勢力のうち、主に下方向への分力が、現像カートリッジ22C、22Mおよび22Yの各取っ手60を揺動させて各現像ローラ24を対応する感光体ドラム20に圧接させるために作用し、主に後方向への分力が、タンデム型感光体ユニット71の係合部38が基準軸37と係合するために作用する。
上述したように、係合部38が基準軸37と係合することで、タンデム型感光体ユニット71は、本体ケーシング2のプロセス収容部36内の正規の装着位置に装着されるので、上述した押圧部材83による押圧突起62の付勢により、タンデム型感光体ユニット71を、正規の装着位置へ確実に導くことができる。そのため、タンデム型感光体ユニット71の装着位置が正規の装着位置からずれた状態で画像形成が行われるのを防止することができる。その結果、良好な画像形成を達成することができる。
また、各押圧部材83に備えられる押圧面86で各現像カートリッジ22に備えられる押圧突起62を押圧するという簡素な構成で、タンデム型感光体ユニット71を正規の装着位置へと導くことができる。そのため、タンデム型感光体ユニット71を正規の装着位置へ導くための構成を別に備えることによるコストアップを回避することができる。
また、図2に示すように、押圧突起62は、取っ手60に備えられている。取っ手60を把持することで、現像カートリッジ22を移動させることができるので、現像カートリッジ22の操作性を優れたものとすることができる。そして、押圧突起62を取っ手60と別部材に形成する場合よりも部品点数を低減することができる。
そして、図1に示すように、各現像カートッジ22は、筐体23が略水平に対して傾斜する状態、詳しくは、斜め後側下方から斜め前側上方へ傾斜して延びるように形成された仕切壁67に沿って傾斜する状態でタンデム型感光体ユニット71に装着される。そして、各現像カートリッジ22の筐体23の下面となる前壁58(図2参照)には、支持部64が備えられているので、各現像カートリッジ22がタンデム型感光体ユニット71に装着された状態では、現像カートリッジ22の自重により、支持部64がタンデム型感光体ユニット71の前壁65の後側面または仕切壁67に当接し、各現像カートリッジ22は、支持部64を介してタンデム型感光体ユニット71に安定して支持される。そのため、タンデム型感光体ユニット71に装着された状態での現像カートリッジ22のがたつきを抑えることができる。
画像形成時において、現像ローラ24の回転速度は、感光ドラム20のドラム本体40に対してトナーを円滑に供給するために、ドラム本体40の回転速度よりも高く設定されているので、駆動時における現像ローラ24には、感光体ドラム20から、ドラム本体40との速度差に応じた反力が作用される。この反力は、図2に示すように、現像カートリッジ22に対して、支持部64を支点とする図示実線矢印方向へのモーメントとして作用する。一方、第1バネ69によって、現像カートリッジ22の筐体23の支持部64に対して現像ローラ24側に偏った位置、つまり前壁58における支持部64よりも下側の位置が、第1バネ69の突出方向である斜め後側上方へ付勢される。この付勢により、現像カートリッジ22の支持部64に対して現像ローラ24側の部分を、支持部64を支点として、上述したモーメントと同じ方向(図示実線矢印参照)へタンデム型感光体ユニット71に向けて押し付けることができる。また、第2バネ70によって、筐体23の上面の支持部64に対して現像ローラ24側と反対側に偏った位置、つまり後壁59における支持部64よりも上側の位置が、第2バネ70の突出方向である斜め前側下方へ付勢される。そのため、現像カートリッジ22の支持部64に対して現像ローラ24側と反対側の部分を、支持部64を支点として、上述したモーメントと同じ方向へタンデム型感光体ユニット71に向けて押し付けることができる。そのため、各現像カートリッジ22の一層安定した支持を達成することができ、感光体ドラム20および現像ローラ24の駆動時における各現像カートリッジ22のがたつきを確実に抑えることができる。
特に、第2バネ70は、現像カートリッジ22の支持部64に対して現像ローラ24と反対側の部分を、第1バネ69の付勢により当該反対側の部分が動く方向に付勢しているので、第1バネ69の付勢により現像カートリッジ22に生じるモーメントの方向と第2バネ70の付勢により現像カートリッジ22に生じるモーメントの方向とが一致し、感光体ドラム20および現像ローラ24の駆動時における各現像カートリッジ22のがたつきを確実に抑えることができる。
そして、第1バネ69および第2バネ70は、タンデム型感光体ユニット71に設けられている。詳しくは、図1に示すように、第1バネ69は、前壁65の後側面および3枚の仕切壁67の後側面にそれぞれ設けられ、第2バネ70は、後壁66の前側面および3枚の仕切壁67の前側面にそれぞれ設けられている。そのため、第1バネ69および第2バネ70の現像カートリッジ22に対する付勢力およびその反力がタンデム型感光体ユニット71に外力として作用しないので、タンデム型感光体ユニット71の装着位置が正規の装着位置からずれることを確実に防止することができる。
また、図2に示すように、支持部64は、筐体23の下面における傾斜方向の中央よりも現像ローラ24側に偏った位置、つまり前壁58の上下方向中央位置よりも下方の位置に配置されている。感光体ドラム20および現像ローラ24の駆動時には、現像ローラ24が感光体ドラム20から受ける力により、支持部64を支点とする上述したモーメントが生じるが、力の入力点である現像ローラ24と支持部64との間の距離が短いので、その現像カートリジ22に生じるモーメントを小さくすることができる。そのため、感光体ドラム20および現像ローラ24の駆動時における現像カートリッジ24のがたつきを一層確実に抑えることができる。
4.変形例
上記各実施形態においては、各感光体ドラム20から、直接、用紙3に転写するダイレクト転写タイプのタンデム型のカラーレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、各色毎のトナー像を、各感光体から一旦中間転写体に転写し、その後、用紙3に一括転写する中間転写タイプのカラーレーザプリンタとして構成してもよい。
本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1から1つのプロセス部(マゼンタプロセス部)を抜き出して示したものである。 前後移動する直動カムの押圧部材と各現像カートリッジの押圧突起との位置関係を示した要部左側断面図であって、(a)は、全ての現像カートリッジにおいて各押圧突起に外力が作用されていない状態を示し、(b)は、ブラック現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の押圧面に押圧されている一方で、ブラック現像カートリッジ以外の現像カートリッジにおいて各押圧突起に外力が作用されていない状態を示し、(c)は、ブラック現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の下方に潜り込んでいる一方で、ブラック現像カートリッジ以外の現像カートリッジにおいて各押圧突起に外力が作用されていない状態を示し、(d)は、ブラック現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の下方に潜り込んでいる一方で、ブラック現像カートリッジ以外の現像カートリッジにおいて各押圧突起が押圧部材の押圧面に押圧されている状態を示し、(e)は、全ての現像カートリッジにおいて押圧突起が押圧部材の下方に潜り込んでいる状態を示したものである。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
20 感光体ドラム
22 現像カートリッジ
23 筐体
24 現像ローラ
37 基準軸
38 係合部
58 前壁
59 後壁
60 取っ手
62 押圧突起
64 支持部
69 第1バネ
70 第2バネ
71 タンデム型感光体ユニット
83 押圧部材
86 押圧面

Claims (14)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に設けられた基準軸と、
    前記画像形成装置本体に対して略水平となる着脱方向に沿って着脱可能であり、複数の感光体を前記着脱方向に並列に配置した状態で一体的に保持し、前記画像形成装置に装着されたときに前記基準軸と係合する係合部を有するタンデム型感光体ユニットと、
    前記タンデム型感光体ユニットに対して着脱可能であり、各前記感光体に現像剤を供給する現像剤担持体を有する複数の現像ユニットと、
    前記着脱方向に沿って、各前記現像ユニットを押圧して、各前記感光体に対して各前記現像剤担持体を圧接させる圧接位置と、その圧接を解除する圧接解除位置とに直線的に移動可能に設けられ、前記圧接解除位置から前記圧接位置に移動する過程で、前記係合部が前記基準軸に係合する方向に各前記現像ユニットを付勢する押圧部材とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記現像ユニットは、前記押圧部材に押圧される被押圧部を有し、
    前記押圧部材は、前記圧接解除位置から前記圧接位置に移動する過程で、前記被押圧部に当接して、前記係合部が前記基準軸に係合する方向に前記被押圧部を押圧するように、前記着脱方向に対して傾斜する押圧面を有していることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像ユニットは、前記現像ユニットを移動させる際に操作される取っ手を備え、
    前記被押圧部は、前記取っ手に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像ユニットは、筐体が前記着脱方向に対して傾斜する状態で前記タンデム型感光体ユニットに装着され、その傾斜方向に沿った筐体下面に、前記タンデム型感光体ユニットに当接して支持される支持部を備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記現像ユニットの前記支持部に対して前記現像剤担持体側に偏った位置を付勢する第1の付勢部材を備えていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像ユニットの前記支持部に対して前記現像剤担持体側と反対側に偏った位置を付勢する第2の付勢部材を備えていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記感光体および前記現像剤担持体の駆動時に、前記支持部を支点として前記現像ユニットに生じるモーメントの方向に前記現像ユニットを付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  10. 前記付勢部材は、前記筐体下面の前記支持部に対して前記現像剤担持体側に偏った位置を付勢する第1の付勢部材を含むことを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記付勢部材は、前記筐体下面と対向する筐体上面の前記支持部に対して前記現像剤担持体側と反対側に偏った位置を付勢する第2の付勢部材を含むことを特徴とする、請求項9ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の付勢部材は、前記タンデム型感光体ユニットに設けられていることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記支持部は、前記筐体下面における前記傾斜方向の中央よりも前記現像剤担持体側に偏った位置に配置されていることを特徴とする、請求項4ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。

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