JP2007328143A - 表示パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】表示パネル上に光センサのサイズに対応できるコンデンサ容量を確保して、外光検出の信頼性を高め、かつパネル上にコンデンサが簡単に形成できる表示パネルを提供すること。
【解決手段】TFT基板2上に薄膜トランジスタからなるTFT光センサLS〜LSを有する光検知部LSを設けた表示パネル1において、光検知部LSの薄膜トランジスタから引き出したソース配線Lとドレイン配線L'との間で容量を形成した容量部CXを設けるとともに、ソース配線Lとドレイン配線L'の少なくとも一方を外部回路へ接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は外光を検出する光センサを組み込んだ表示パネルに係り、特に光センサのサイズに対応できるコンデンサを表示パネル上に配設できるようにした表示パネルに関するものである。
近年、情報通信機器のみならず一般の電気機器においてもフラット型の表示パネルとして、特に液晶パネルが多く使用されている。この液晶パネルは、液晶が非発光であるため暗所において表示画像が見え難くなることから、バックライトないしはサイドライト(以下、両者を纏めて「バックライト等」という)を設け、このバックライト等を外光が暗いときに点灯させて表示画像を照射するようにしている。ところが、手動による操作は、外光の明暗に応じてその都度バックライト等のオン/オフをしなければならないので、その操作が面倒になり、また、明るい時にも不必要にバックライト等を点灯してしまうことがあり、このような場合は、無駄な消費電力が増大するため、携帯電話機等の電池の消耗を速くしてしまうことになる。
そこで、このような課題を解消するために、液晶パネルに光センサを組み込み、この光センサによって外光の明暗を検出し、この検出結果に基づいてバックライト等のオン/オフを制御する技術が開発されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
例えば、下記特許文献1に記載された液晶表示装置は、液晶パネルの基板に光センサを有する光検知部を配置したもので、光センサとして薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を用い、このTFT光センサを液晶パネルのスイッチング素子として使用されるTFTと同時に作成し、このTFT光センサの光リーク電流を検出することにより、周囲の明るさに応じてバックライト等を自動的にオン/オフさせるようにしたものである。
また、下記特許文献2に記載された液晶表示装置は、液晶パネルの基板に外光照度検出センサ及びバックライト照度検出センサを配設し、両センサの検出結果に基づいてバックライト等を制御するものである。これらの光センサには、薄膜トランジスタ(TFT)が使用されている。
さらに、下記特許文献3の液晶表示装置は、光検知部の配設場所を特定するもので、同一基板上に、光電変換素子からなる光検知部と、薄膜トランジスタ(TFT)からなる液晶表示部及び液晶表示部を駆動させる周辺駆動回路部とを備え、液晶表示部の一辺と平行に周辺駆動回路部を配置し、液晶表示部の他の一辺と平行に光検知部を配置して、周辺駆動回路部等から発する発熱や高周波ノイズによって光検知部が影響を受けないようにしたものである。
特開2002−131719号公報(特許請求の範囲、段落[0010]〜[0013]、図1) 特開2000−122575号公報(段落[0013]〜[0016]、図4) 特開平11−84426号公報(段落[0019]〜[0022]、図1)
ところで、上記特許文献1〜3の液晶パネルに設けられるTFT光センサは、光が当たらないときはゲートオフ領域において僅かな漏れ電流(暗電流)が流れ、一方、光が当たるとその光の強さ(明るさ)に応じて大きな漏れ電流が流れる、いわゆる光リーク特性を有している(図7参照)。このような特性をもつTFT光センサは、例えば、図8に示すような光検出回路に組み込まれて使用される。なお、図7はTFT光センサの電圧−電流曲線の一例を示す図であり、図8はTFT光センサを使用した公知の光検出回路図であり、また、図9は明るさが異なる場合の図8に示した回路図におけるコンデンサ両端の電圧−時間曲線を示す図である。
図8に示すような光検出回路は、TFT光センサのドレイン電極Dとソース電極S間にコンデンサCが並列接続され、ソース電極SとコンデンサCの一方の端子がスイッチ素子SWを介して基準電圧源Vsに接続され、更に、TFT光センサのドレイン電極D及びコンデンサCの他方の端子が接地された構成を有している。
この光検出回路の動作は、先ず、TFT光センサのゲート電極Gに一定の逆バイアス電圧(例えば−10V)を印加しておき、スイッチ素子SWをオンして一定の基準電圧Vs(例えば+2V)をコンデンサCの両端に印加し、所定時間後にこのスイッチ素子SWをオフにする。これにより、コンデンサCの両端には、TFT光センサの周囲の明るさに応じて、図9に示すように、時間とともに低下するソース電圧、すなわち充電電圧が得られる。したがって、スイッチ素子SWをオフにしてから所定時間t後にコンデンサCの両端の充電電圧を測定すれば、その電圧とTFT光センサの周囲の明るさとの間に反比例の関係が成立しているので、TFT光センサの周囲の明るさを検出することができる。
しかしながら、このような光検出回路におけるTFT光センサのドレイン電極Dとソース電極S間に接続されるコンデンサCは、通常、TFTの寄生容量が使用されることから、その容量が小さいものとなる。そのためTFT光センサのサイズに対応したコンデンサ容量が確保できずコンデンサの放電特性における時定数が短くなり、この短い時定数では、リーク電流が大きくなる明所での光検出ができなくなる。そのため、TFTセンサに対応したコンデンサ容量を確保する必要があるが、表示パネル上では、上記特許文献3のセンサエリアにみられるように、そのエリアが制限されてしまうため、必要なコンデンサを設けることができないという課題がある。
そこで、本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、表示パネル上に光センサのサイズに対応できるコンデンサ容量を確保して、外光検出の信頼性を高めた表示パネルを提供することにある。
本発明の他の目的は、表示パネル上に上記のコンデンサが簡単に形成できるようにした表示パネルを提供することにある。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち、請求項1に記載の表示パネルの発明は、アクティブマトリクス基板上に薄膜トランジスタからなる光センサを有する光検知部を設けた表示パネルにおいて、
前記光検知部の前記薄膜トランジスタから引き出したソース配線とドレイン配線との間で容量を形成した容量部を設けるとともに、前記ソース配線と前記ドレイン配線の少なくとも一方を外部回路へ接続したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の表示パネルにおいて、前記光検知部及び前記容量部は、前記表示パネルの表示領域の周縁部の一辺に隣接して配設したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の表示パネルにおいて、前記光検知部は前記表示パネルの表示領域の周縁部の一辺に配設し、前記容量部は前記光検知部が配設された辺に隣接した少なくとも一方の隣接辺に配設したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の表示パネルにおいて、前記ソース配線と前記ドレイン配線において、一方はソース電極と同じ材料で形成され、もう一方はゲート電極と同じ材料で形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載の表示パネルにおいて、前記容量部は、切離自在な複数個の分割コンデンサで形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の表示パネルにおいて、前記複数個の分割コンデンサは、前記ドレイン配線又はソース配線から分岐された複数個の島状電極と、前記島状電極に対向する位置に絶縁層を介して積層された前記ソース配線又はドレイン配線との間に形成され、前記島状電極と前記ドレイン配線又はソース配線は接離自在な接続片で形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の表示パネルにおいて、前記表示パネルは液晶パネルであることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の表示パネルにおいて、前記光センサは、前記液晶パネルの製造工程においてスイッチング素子としての薄膜トランジスタと同時に形成されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、光センサを構成する薄膜トランジスタから引き出したソース配線とドレイン配線との間に容量部を設けることにより、光センサのサイズに対応したコンデンサ容量を確保できるので、外光検出の信頼性を高めることができる。特に、明所における光検出が確実になる。
請求項2の発明によれば、アクティブマトリクス基板の一辺に光検知部及び容量部を設置スペースのバランスをとって設けることにより、例えば、光検知部のスペースを縮小してその縮小した位置に容量部を配設することが可能になる。しかも、特別な配設場所を設けることなく容量部を形成できるのでアクティブマトリクス基板の小型化が可能となる。
請求項3の発明によれば、アクティブマトリクス基板の一辺に光検知部を配設することにより、光センサのサイズを大きく、すなわち複数個の薄膜トランジスタをアクティブマトリクス基板の一辺に沿って一列に配設できるので、安定した光検出が可能になる。例えば使用者の不本意な動作により光センサの一部が指で遮光されたような場合や周囲環境の影響により瞬間的に光センサへの遮光が遮られたりした場合も複数個の光センサが一列に配設されているので検出が可能になる。また、基板の一辺に隣接する少なくとも一方の隣接辺にソース配線及びドレイン配線を配設して容量部を設けることにより、光センサのサイズに対応した充分なコンデンサ容量を確保できる。
請求項4の発明によれば、ソース配線とドレイン配線とは、光センサのソース電極とドレイン電極とにそれぞれ接続され、さらに容量部としてのコンデンサを形成するために互いの配線が絶縁膜を介して重なるように形成する必要があるが、一方の配線、例えばソース配線はソース電極と同一材料を用いて同一工程で形成し、他方の配線、例えばドレイン配線はゲート電極と同一材料を用いて同一工程で形成するようになせば、ドレイン配線とドレイン電極とを接続する必要はあるものの製造工程においてこのソース配線とドレイン配線を設ける工程を別途設ける必要がなくなり、工程数の増加を最小限に抑えることができ、またゲート電極上には通常ゲート絶縁膜が被覆されているので、このような構成とすることにより、容易にコンデンサを形成することができる。
請求項5の発明によれば、ソース配線及びドレイン配線から形成されるコンデンサからなる容量部を分割コンデンサとして複数個に分割形成することにより、必要数の分割コンデンサを残して残りの分割コンデンサは例えば一方の電極を電気的に切離することにより簡単になくすることができるので、コンデンサ容量の調整が簡単にできる。
請求項6の発明によれば、複数個の分割コンデンサをドレイン配線又はソース配線から分岐された島状電極とソース配線又はドレイン配線とで形成することにより、請求項5に示す効果と同様の効果を奏することができるとともに、この島状電極はドレイン配線又はソース配線に接離自在な接続片を介して接続されているので、この接続片を電気的に切離することによりコンデンサ容量の調整をより簡単に行うことができる。
請求項7の発明によれば、請求項1〜6の効果と同様の効果を奏する液晶パネルを形成できる。
請求項8の発明によれば、TFT光センサは、液晶パネルのスイッチング素子としての薄膜トランジスタ製造時に同時に製造することができるので、光センサを設けるために特に製造工数を増加させる必要がなくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明するが、以下に述べる実施例は、本発明の技術思想を具体化するための表示パネルとしての液晶パネルを例示するものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。
図1は本発明の実施例1に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したTFT基板を模式的に示した平面図である。
本発明の液晶パネル1は、図1に示すように、互いに対向配置される矩形状の透明材料、例えばガラス板からなる一対のアクティブマトリクス基板(以下、TFT基板という)2及びカラーフィルタ基板CFを有し、TFT基板2は、カラーフィルタ基板CFと対向配置させたときに張出し部2aが形成されるようにカラーフィルタ基板CFよりサイズが大きいものが使用され、これらTFT基板2及びカラーフィルタ基板CFの外周囲がシール材で貼付されて、内部に液晶及びスペーサが封入された構成となっている。
TFT基板2及びカラーフィルタ基板CF上の対向面側には、種々の配線等が形成されている。このうち、カラーフィルタ基板CFには、TFT基板2の画素領域に合わせてマトリクス状に設けられたブラックマトリクスと、このブラックマトリクスで囲まれた領域に設けた例えば赤(R)、緑(G)、青(B)等のカラーフィルタ(図示省略)と、TFT基板2側の電極に電気的に接続されカラーフィルタを覆うように設けたコモン電極とが設けられている。
TFT基板2は、対向する短辺のうち、一方の短辺が張出し部2aとなっており、この張り出し部2aにソースドライバ及びゲートドライバ用の半導体チップDrが搭載され、他方の短辺に光検知部LS及び容量部CXが隣接して配設されている。これらの光検知部LS及び容量部CXは、この短辺の一部に短辺に沿って設けられた光検知部LSを形成し、光検知部LSが設けられた一部を除く短辺に容量部CXが形成される。また、長辺の一方に光検知部LS及び容量部CXに接続されたソース配線Lが配設されて、このソース配線Lは端子Tを介して外部回路(図示省略)に接続されるようになっている。
また、このTFT基板2は、その表面、すなわち液晶と接触する面に、図1の行方向(横方向)に所定間隔をあけて配列された複数本のゲート線GW〜GW(n=2、3、4、…)と、これらのゲート線と絶縁されて列方向(縦方向)に配列された複数本のソース線SW〜SWとを有し、これらのソース線SW〜SWとゲート線GW〜GWとがマトリクス状に配線され、互いに交差するゲート線GW〜GWとソース線SW〜SWとで囲まれる各領域には、ゲート線GW〜GWからの走査信号によってオン/オフ制御がなされるスイッチング素子〈図示省略〉及びソース線SW〜SWからの映像信号がスイッチング素子を介して供給される画素電極が形成されている。
これらのゲート線GW〜GWとソース線SW〜SWとで囲まれる各領域は、いわゆる画素を構成し、これらの画素が形成されたエリアが表示領域DA、すなわち画像表示部となっている。スイッチング素子には例えば薄膜トランジスタ(TFT)が使用される。各ゲート線GW〜GW及び各ソース線SW〜SWは、表示領域DAの外へ延出されて表示領域DA外の外周辺の領域に引回されてソースドライバ及びゲートドライバ用の半導体チップDrに接続されている。
次に、図2及び図3を参照して、光検知部LS及び容量部CXを説明する。なお、図2は光検知部LS及び容量部CXの等価回路図であり、図3(a)は光検知部LSの断面構造図、図3(b)は容量部CXの断面構造図である。
光検知部LS及び容量部CXの回路構成は、図2に示すように、複数個のTFT光センサLS〜LSと、容量部CXを構成するコンデンサCX〜CXとを有し、各TFT光センサの各ソース電極SL1〜SLnは互いにソース配線Lにより接続されてスイッチ素子SWを介して一定の電圧Vs(例えば+2V)が印加され、各ゲート電極GL1〜GLnは、互いに接続されて一定の逆バイアス電圧(例えば−10V)が印加され、さらに各ドレイン電極DL1〜DLnは、互いにドレイン配線L'により接続されてカラーフィルタ基板CFのコモン電極と同じVCOMが印加される構成を有している。なお、各TFT光センサLS〜LSのソース−ドレイン電極間のコンデンサC〜Cは各TFT光センサLS〜LSの寄生容量である。また、TFT光センサLS〜LSのソース電極SL1〜SLnとドレイン電極DL1〜DLnとの間には、1個ないし複数個コンデンサCX〜CXが接続されている。なお、上記ドレイン配線L'はカラーフィルタ基板CFのコモン電極に接続されているものとしたが、このドレイン配線L'も端子Tを介して外部回路に接続するようにしてもよい。
本実施例1に係る上述の光検知部LS及び容量部CXは、TFT基板2の一短辺に纏めて形成される。このうちTFT光センサLS〜LSの形成は、図3に示すように、先ず、TFT基板2の表面にゲート電極GL1〜GLnが形成され、これらの表面を覆うようにして窒化シリコンや酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜3が積層され、また、各ゲート電極GL1〜GLnの上にはそれぞれゲート絶縁膜3を介して非晶質シリコンや多結晶シリコンなどからなる半導体層4L〜4Lが形成される。また、ゲート絶縁膜3上にはアルミニウムやモリブデン等の金属からなるソース電極SL1〜SLn及びドレイン電極DL1〜DLnがそれぞれの半導体層4L〜4Lと接触するように設けられる。そして、これらの積層体の表面を覆うようにして例えば無機絶縁材料からなる保護絶縁膜5が積層されてTFT光センサLS〜LSが形成される。これらのTFT光センサLS〜LSは、液晶パネルの製造工程においてスイッチング素子としてのTFTと同時に形成されると好ましい。これにより、TFT光センサLS〜LSを設けるために特に製造工数を増加させる必要がなくなる。
また、容量部CXの形成は、図3に示すように、TFT基板2上にコンデンサCXの一方の端子が形成され、これらの表面を覆うようにして窒化シリコンや酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜3が積層され、このゲート絶縁膜3上にアルミニウムやモリブデン等の金属からなるコンデンサCXの他方の端子が形成される。そして、この他方の端子は例えば無機絶縁材料からなる保護絶縁膜5で覆われる。なお、上記一方の端子は各TFT光センサLS〜LSのソース電極SL1〜SLnと一体に形成されたソース配線Lからなり、他方の端子は各TFT光センサLS〜LSのゲート電極GL1〜GLnと同一工程で形成され、ドレイン電極DL1〜DLnに接続されたドレイン配線L'からなる。
さらに、これらのTFT光センサLS〜LS及び容量部CXからソース配線Lが導出され、これらの配線はTFT基板2の一長辺に配設されて端子Tを介して外部回路に接続される。
このように形成された光検知部LS及び容量部CXにより光検知を行う際には、各TFT光センサLS〜LSのゲート電極GL1〜GLnに一定の逆バイアス電圧(例えば−10V)を印加しておき、スイッチ素子SWをオンして一定の基準電圧Vs(例えば+2V)を容量部CXのコンデンサCX〜CXの両端に印加し、所定時間後にこのスイッチ素子SWをオフにする。これにより、各TFT光センサLS〜LSの周囲の明るさに応じて漏れ電流が発生することから、コンデンサCX〜CXに充電された電圧が低下する。このコンデンサCX〜CXの電圧を読み取ることで、周囲の明るさを検出する。
この構成によれば、TFT基板2の短辺に光検知部LS及び容量部CXを纏めることにより、基板を大きくすることなく、例えば光検知部LSのスペースを小さくすれば残りのスペースを容量部CXとして利用できる。また、複数個のTFT光センサLS〜LSが一列に配設できるので、使用者が不注意に指等で一部のTFT光センサを遮るようなことがあっても、全てのTFT光センサが同時に遮られることは少ないことから、遮光されていないTFT光センサで光検出が可能になる。
図4は本発明の実施例2に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したTFT基板を模式的に示した平面図である。この液晶パネル1Aは、実施例1の液晶パネル1とはTFT基板2の短辺全長に亘って光検知部LSを設け、ソース配線Lが配設された側の長辺に容量部CXを設けた構成のみが異なっている。そこで、実施例1と共通する構成には、同じ符号を付して重複説明を省略し、以下には異なる構成についてのみ説明する。
液晶パネル1Aは、TFT基板2の短辺に光検知部LSを設け、一方の長辺に容量部CXを配設した構成を有する。この構成によると、TFT基板2の短辺全てを光検知部LSとすることができるので、TFT光センサを多く配列でき、光検知部LSのサイズを大きくできる。また、長辺に容量部CXのコンデンサを形成するので、光検知部LSのサイズに対応した容量を簡単に設けることができる。なお、容量部CXを構成するコンデンサは、短辺に設けられた光検知部LSから長辺側にソース配線Lとドレイン配線L'を引き出し、長辺部分で両配線を重ねることで形成すると好ましい。このように、両配線を長辺部分まで引き出して容量部CXを形成することによりスペースの有効利用を図ることができる。
図5は本発明の実施例3に係る液晶パネルをTFT基板に積層されたカラーフィルタ基板から下方のTFT基板の配線等が透視して見えるように図示した平面図、図6は図5の要部を示すものであり、図6(a)は図5のX部分を拡大した拡大平面図、図6(b)は図6(a)のA−A断面図である。この液晶パネル1Bは、実施例2の液晶パネル1Aとは容量部CXが複数の分割コンデンサCX〜CXで構成されている点が異なっている。そこで、実施例2と共通する構成には同じ符号を付して重複説明を省略し、以下には異なる構成についてのみ説明する。
液晶パネル1Bは、TFT基板2の短辺に光検知部LSを設け、長辺に複数個の分割コンデンサCX〜CXnからなる容量部CXを配設した構成を有する。複数個の分割コンデンサCX〜CXは、長辺に沿って配設されたソース配線Lと、このソース配線Lにほぼ並行に延びたドレイン配線L'とにより形成されている。詳しくは、TFT基板2上にドレイン配線L'をソース配線Lに沿って形成するとともに、このドレイン配線L'の一側辺から所定の面積を有する島状電極7を複数個延設し、これらの島状電極7とコモン配線6とは接続片8で接続されており、各島状電極7及びコモン配線6の上をゲート絶縁膜3で覆い、このゲート絶縁膜3の上にソース配線Lが島状電極7に重なるように形成されることで設けられている。この分割コンデンサCX〜CXの作成過程において、容量部CXのコンデンサ容量を少なくしたい場合には、不要な分割コンデンサCX〜CXの接続片8をレーザーカッターなどで切断すればよい。なお、本実施例3においてはドレイン配線L'に島状電極7及び接続片8を設けたが、ソース配線Lに島状電極7及び接続片8を設けるようにしても良い。
図1は本発明の実施例1に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したTFT基板を模式的に示した平面図である。 図2は光検知部及び容量部の等価回路図である。 図3は光検知部を構成するTFT光センサ及び容量部の断面構造図である。 図4は本発明の実施例2に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したTFT基板を模式的に示した平面図である。 図5は本発明の実施例3に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したTFT基板を模式的に示した平面図である。 図6(a)は図5のX部分を拡大した平面図、図6(b)は図6(a)のA−A断面図である。 図7はTFT光センサの電圧−電流曲線の一例を示す図である。 図8はTFT光センサを使用した公知の光検出回路図である。 図9は明るさが異なる場合の図8に示した回路図におけるコンデンサの両端の電圧−時間曲線を示す図である。
符号の説明
1、1A、1B 液晶パネル
2 アクティブマトリクス基板
2a 張り出し部
3 ゲート絶縁膜
5 保護絶縁膜
6 コモン配線
7 島状電極
8 接続片
L ソース配線
L' ドレイン配線
LS 光検知部
LS〜LS TFT光センサ
L1〜SLn ソース電極
L1〜GLn ゲート電極
L1〜DLn ドレイン電極
CX 容量部
CX〜CX (分割)コンデンサ

Claims (8)

  1. アクティブマトリクス基板上に薄膜トランジスタからなる光センサを有する光検知部を設けた表示パネルにおいて、
    前記光検知部の前記薄膜トランジスタから引き出したソース配線とドレイン配線との間で容量を形成した容量部を設けるとともに、前記ソース配線と前記ドレイン配線の少なくとも一方を外部回路へ接続したことを特徴とする表示パネル。
  2. 前記光検知部及び前記容量部は、前記表示パネルの表示領域の周縁部の一辺に隣接して配設したことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記光検知部は前記表示パネルの表示領域の周縁部の一辺に配設し、前記容量部は前記光検知部が配設された辺に隣接した少なくとも一方の隣接辺に配設したことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
  4. 前記ソース配線と前記ドレイン配線において、一方はソース電極と同じ材料で形成され、もう一方はゲート電極と同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
  5. 前記容量部は、切離自在な複数個の分割コンデンサで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
  6. 前記複数個の分割コンデンサは、前記ドレイン配線又はソース配線から分岐された複数個の島状電極と、前記島状電極に対向する位置に絶縁層を介して積層された前記ソース配線又はドレイン配線との間に形成され、前記島状電極と前記ドレイン配線又はソース配線は接離自在な接続片で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の表示パネル。
  7. 前記表示パネルは液晶パネルであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の表示パネル。
  8. 前記光センサは、前記液晶パネルの製造工程においてスイッチング素子としての薄膜トランジスタと同時に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の表示パネル。
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