JP2007327793A - 指針計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】加飾部における表示意匠の表示を行わない状態において、本来の加飾部としての加飾機能が発揮されるようにした指針計器を提供する。
【解決手段】指針計器1は、第1表示意匠21、22とこれの背景部24とが形成された文字盤2と、文字盤2の目視側前面に沿って回動する指針4と、第1表示意匠21、22の外枠を形成すると共に背景部24と異なる表示色と透光性とを有する加飾部3と、加飾部3の背後に配設されると共に第2表示意匠52が形成され且つ透光性を有する表示部5と、表示部5の背後に配設されると共に表示部5を透過照明する光源63とを備え、加飾部3の透光性が、表示部5と加飾部3とを透過した光源63からの光が第2表示意匠52として目視されるように調整され、且つ、加飾部3が光源63の消燈時に表示色の状態で目視されるように調整されている。
【選択図】図3
【解決手段】指針計器1は、第1表示意匠21、22とこれの背景部24とが形成された文字盤2と、文字盤2の目視側前面に沿って回動する指針4と、第1表示意匠21、22の外枠を形成すると共に背景部24と異なる表示色と透光性とを有する加飾部3と、加飾部3の背後に配設されると共に第2表示意匠52が形成され且つ透光性を有する表示部5と、表示部5の背後に配設されると共に表示部5を透過照明する光源63とを備え、加飾部3の透光性が、表示部5と加飾部3とを透過した光源63からの光が第2表示意匠52として目視されるように調整され、且つ、加飾部3が光源63の消燈時に表示色の状態で目視されるように調整されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、加飾部を有する指針計器に関するものである。
近年、車両用の指針計器では、見映えのある斬新な表示をするため、様々な方法が提案され、その一つとして、加飾部を有する指針計器が知られている。
本発明者は、速度計や回転計の外枠として、その外周にリング状の加飾部を形成し、光源の点燈・消燈により昼間と夜間とで加飾部の色調を変化させる指針計器を開示している(特許文献1を参照)。
特開2001−41779号公報
本発明者は、上記従来技術に対して一歩進んで、上記加飾部に、車両の機器の作動状態を報知するインジケータや車両の異常を警告するウォーニング等を追加することを検討した。
しかし、昼間時にウォーニング等の光源を消燈してもこれらのウォーニング等が乗員に直接目視されるため、見映えが悪いという問題があり、加飾部による見映えのある斬新な表示が達成できないという難点を有している。
この問題は、インジケータやウォーニングの表示に限るものではなく、他の記号や文字や目盛等を包含する表示意匠を上記加飾部に表示しようとする場合に共通する問題である。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、加飾部における表示意匠の表示を行わない状態において、本来の加飾部としての加飾機能が発揮されるようにした指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の指針計器は、第1表示意匠と第1表示意匠の背景部とが形成された文字盤と、文字盤の目視側前面に沿って回動する指針と、第1表示意匠の外枠を形成すると共に背景部と異なる表示色と透光性とを有する加飾部と、加飾部の背後に配設されると共に第2表示意匠が形成され且つ透光性を有する表示部と、表示部の背後に配設されると共に表示部を透過照明する光源とを備え、加飾部の透光性が、表示部と加飾部とを透過した光源からの光が第2表示意匠として目視されるように調整され、且つ、加飾部が光源の消燈時に表示色の状態で目視されるように調整されていることを特徴とする。
この構成では、加飾部の透光性が、表示部と加飾部とを透過した光源からの光が第2表示意匠として目視されるように調整されている。このため、加飾部は、光源を点燈した際に第2表示意匠を表示できる。
また、この構成では、加飾部の透光性が、加飾部が光源の消燈時に加飾部の表示色の状態で目視されるように形成されているため、第2表示意匠が目視されない。これにより、加飾部における第2表示意匠の表示を行わない状態において、加飾部としての加飾機能が損なわれない。
即ち、加飾部における第2表示意匠の表示を行わない状態において、本来の加飾部としての加飾機能が発揮されるようにした指針計器を提供できる。
請求項2に記載の指針計器は、加飾部が、加飾部の目視側前面が目視側と背後側とを結ぶ方向へ文字盤に対して屈曲または湾曲した形状で形成され、表示部が、文字盤に対して略平行に配置された板状で形成されていることを特徴とする。
この構成では、加飾部の目視側前面が目視側と背後側とを結ぶ方向へ文字盤に対して屈曲または湾曲した形状で形成されているため、加飾部の加飾機能に立体感が付加される。これにより、加飾部の加飾機能を向上させることができる。
一方、この構成では、第2表示意匠が形成された表示部が、文字盤に対して略平行に配置された板状で形成され、第2表示意匠がこの板状の表示部に形成されている。これにより、第2表示意匠をその形状が歪まないように形成できるため、光源を点燈した際に第2表示意匠をその形状が歪まないように表示できる。
即ち、加飾部の加飾機能を向上させつつ第2表示意匠をその形状が歪まないように表示できる。
請求項3に記載の指針計器は、加飾部が、第1透光性部と第1透光性部の目視側前面または背面に形成された加飾表示層とを備え、加飾表示層が、加飾部の表示色と透光性とを有し、表示部が、第2透光性部と第2透光性部の目視側前面または背面に形成された不透光層とを備え、第2表示意匠が、不透光層の開口として形成されていることを特徴とする。
この構成では、加飾部が第1透光性部と第1透光性部の目視側前面または背面に形成された加飾表示層とを備え、表示部が第2透光性部と第2透光性部の目視側前面または背面に形成された不透光層とを備え、第2表示意匠が、不透光層の開口として形成されている。これにより、簡易な構成で上述の効果を得ることができる。
請求項4に記載の指針計器は、加飾部と文字盤が、透光性樹脂基板から一体的に形成され、第1透光性部が透光性樹脂基板の一部を構成することを特徴とする。
この構成では、加飾部と文字盤が、透光性樹脂基板から一体的に形成されるため、上述の効果を、より低コストで得ることができる。
請求項5に記載の指針計器は、第1表示意匠が目盛を備え、第2表示意匠が目盛から延長した延長目盛を備えることを特徴とする。
この構成では、第2表示意匠が目盛から延長した延長目盛を備えるため、加飾部のスペースを利用して、指針計器をより大きく見せること等ができる。これにより、加飾部の加飾機能をより向上させることができる。
請求項6に記載の指針計器は、延長目盛の発光表示を指針の回動に連動させるように光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備えることを特徴とする。
この構成では、延長目盛の発光表示を指針の回動に連動させるため、指針の回動をより見易くさせることができる。
請求項7に記載の指針計器は、第2表示意匠が、自車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータを表す記号と自車両の異常を警告するウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えることを特徴とする。
この構成では、第2表示意匠がインジケータを表す記号とウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えるため、加飾部のスペースを利用して、自車両に関する多くの情報を表示することが可能となる。
以下、本発明による指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図1は、本発明の一実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図2は、図1中のII−II断面図である。
図3は、図2中のIII部の拡大断面図である。
図4は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
本発明の一実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1は、当該自動車の運転席の前方で運転者が目視可能な位置に配設され、当該自動車に関する各種情報を表示する。
本実施形態によるコンビネーションメータ1は、当該自動車の走行速度を指示する速度計と、当該自動車に備わる機器の作動状態を報知するインジケータと、当該自動車の異常を警告するウォーニングとを備える。以下、インジケータとウォーニングを合わせてインジケータ/ウォーニングと称する。
速度計は、図1において、第1表示意匠である文字21と目盛22が形成された文字盤2と、その目視側前面(図2において上側の面)に沿って回動する指針4とを備え、指針4の回動角度により速度を指示するように構成される。
リング形状の加飾部3が、文字21と目盛22の外枠を形成し、各インジケータ/ウォーニングを表す第2表示意匠である記号52は、加飾部3に表示されるように構成される。
以下、速度計について説明する。
文字21と目盛22は、図3に示すように、文字21と目盛22の背景部24の開口として形成される。具体的に、透明なポリカーボネート樹脂等の透光性樹脂基板20の目視側前面(図3において上側の面)に、透光性で白色の印刷層23を形成し、印刷層23の上面に不透光性で黒色の背景部24を形成する。即ち、文字21と目盛22は、背景部24の開口を通して目視される印刷層23として形成される。
また、文字盤2において加飾部3より外周側(図3において左側)には、不透光性で黒色の印刷層25が形成される。
加飾部3においては、透光性樹脂基板20の一部を構成する第1透光性部30の目視側前面(図3において上側の面)に、黒色の背景部24と異なる表示色である金属調(銀色)の表示色と透光性とを有する加飾表示層31を形成する。
印刷層23、25と、背景部24と、加飾表示層31は、スクリーン印刷やホットスタンプ印刷等によって形成される。板状の透光性樹脂基板20の目視側前面に、印刷層23、25と加飾表示層31を形成し、印刷層23の上面に背景部24を形成する。この後、板状の透光性樹脂基板20を圧空成型(絞り成型の一種)等することによって、加飾部3を、図1に示すリング状であって文字盤2に対して目視側へ屈曲させる形状に形成する。
即ち、文字盤2と加飾部3は、透明なポリカーボネート樹脂等の透光性樹脂基板20から一体成型により一体的に形成される。
文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント41のシャフト42を挿通させるための貫通孔26が設けられ、文字盤2の背後(図2において下側)には、ケース7、ムーブメント41、発光ダイオード61、62、およびプリント基板8が配置される。また、加飾部3の背後(図2において下側)には、表示部5が配置され、表示部5の背後(図2において下側)には、表示部5を透過照明する光源である発光ダイオード63が配置される。
プリント基板8は、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント41と発光ダイオード61−63は、プリント基板8に実装される。
ムーブメント41は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト42を回動させるものである。シャフト42は、文字盤2の貫通孔26を通して目視側(図2において上側)へ延出し、その先端には指針4が固定される。
ケース7は、発光ダイオード61からの例えば白色光を指針4へ導いて、指針4を発光表示させる。尚、指針4は、白色光によって例えば赤色に発行表示するように形成される。また、ケース7は、発光ダイオード62からの例えば白色光を文字盤2へ導いて、文字盤2を透過照明させ、発光ダイオード63からの例えば赤色光を表示部5へ導いて、表示部5を透過照明させる。
表示部5は、加飾部3の背後側で加飾部3に沿ってリング形状であって、文字盤2に対して略平行に配置された板状に形成され、ケース7に対して引っ掛けや接着等によって固定される。表示部5は、図3に示すように、透明なアクリル樹脂等の第2透光性部50と第2透光性部50の背面(図3において下側の面)に形成された黒色の不透光層51とを備え、各インジケータ/ウォーニングを表す記号52が、不透光層51の開口52として形成される。不透光層51は、スクリーン印刷あるいはホットスタンプ印刷等により形成される。
加飾部3の透光性は、表示部5と加飾部3とを透過した発光ダイオード63からの光が記号52として目視されるように調整され、且つ、加飾部3が発光ダイオード63の消燈時に加飾部3の表示色の状態で目視されるように調整される。
第1透光性部30(透光性樹脂基板20)が無色透明の樹脂から形成されているため、加飾表示層31の透光性が、表示部5と加飾部3とを透過した発光ダイオード63からの光が記号52として目視されるように調整され、且つ、加飾部3が発光ダイオード63の消燈時に加飾表示層31の表示色の状態で目視されるように調整される。
これにより、各インジケータ/ウォーニングを表す記号52は、発光ダイオード63を点燈することによって加飾部3に表示される。発光ダイオード63は、表示部5の背後に図1に示した記号52毎に配置され、各発光ダイオード63がその隣接した記号52を透過照明しないようにケース7によって遮光されている。
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御手段である制御装置9には、バッテリ12から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ11がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する車速センサ10や図示しないセンサやスイッチ等がそれらの信号を入力可能に接続される。
また、車速センサ10からの検出信号に応じて制御装置9によって駆動されるムーブメント41や発光ダイオード61−63も、制御装置9に接続される。
制御装置9は、イグニッションスイッチ11がオンされると発光ダイオード61、62を点燈する自発光メータとして構成される。辺りが暗くなった時に発光ダイオード61、62を点燈させる構成とすることも可能であるが、以下、自発光メータとして説明する。
尚、制御装置9は、報知しようとするインジケータや警告しようとするウォーニングを表す記号52の背後に配置された発光ダイオード63を点燈する様に構成される。即ち、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合に、これに対応する発光ダイオード63を点燈させる。
(作動)
上述したように構成された、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
上述したように構成された、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
イグニッションスイッチ11がオンされると、図4において、制御装置9は、それを検出して作動を開始する。即ち、速度センサ10からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト42を回動させるように、ムーブメント41を駆動する。また、制御装置9は、発光ダイオード61、62を点燈するが、発光ダイオード63を消燈している。
点燈した発光ダイオード61の白色光は、図2において、指針4内に導かれて指針4を、赤色に発光表示させる。
点燈した発光ダイオード61の白色光は、図3において、光路P1に従って文字盤2を透過照明し、文字21と目盛22を黒色の背景部24を背景として白色に発光表示させる。
加飾部3では、外来光は、矢印P2の光路に従って、加飾表示層31で反射する。これにより、加飾部3は、図1において、背景部24の黒色と異なる金属調(銀色)の表示色の状態で目視される。
ここで、加飾表示層31が透光性を有するため、図3において上側からの外来光の光の一部は、加飾表示層31を透過するが、この透過光が不透光層51で反射して再び加飾表示層31を透過するためには、この加飾表示層31を2回透過する必要がある。このため、矢印P3の光路による反射光の強度に比較して、不透光層51による反射光の強度は無視できる。これにより、記号52を加飾部3中に目視することができない。
一方、制御装置9は、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合、これに対応する発光ダイオード63を点燈する。点燈した発光ダイオード63の赤色光は、矢印P3の光路に従って、第2透光性部50と第1透光性部30(透光性樹脂基板20)と加飾表示層31とを透過して、これに対応する記号52を、金属調で表示された加飾部3中に赤色で発光表示させる。
即ち、加飾表示層31の透光性は、図3において、不透光層51による外来光の反射光の強度が、外来光の矢印P2の光路に従った反射光の強度に比較して無視できるように調整され、且つ、矢印P3の光路に従って第2透光性部50と第1透光性部30(透光性樹脂基板20)と加飾表示層31とを透過した発光ダイオード63からの赤色光が記号52として目視されるように調整される。
これにより、加飾部3においてインジケータ/ウォーニングを表す記号52を表示することができると共に、記号52の表示を行わない状態において、加飾部3としての加飾機能が損なわないようにすることができる。
また、加飾部3が目視側と背後側とを結ぶ方向(図2と図3において上下方向)へ文字盤2に対して屈曲した形状で形成されているため、立体感が加飾部3の加飾機能に付加される。これにより、加飾部3の加飾機能を向上させることができる。
一方、表示部5が、文字盤2に対して略平行に配置された板状で形成されているため、発光ダイオード63を点燈した際に記号52をその形状が歪まないように表示できる。記号52を、屈曲した形状で形成されている加飾部3に形成しないで、板状で形成されている表示部5に形成するため、その形状が歪まない。
これにより、加飾部3の加飾機能を向上させつつ、記号52をその形状が歪まないように表示できる。
(変形例)
図5は、図3の変形例を示す拡大断面図である。
図5は、図3の変形例を示す拡大断面図である。
本変形例では、図5に示すように、加飾部3が目視側と背後側とを結ぶ方向(図5において上下方向)へ文字盤2に対して屈曲した形状の代わりに湾曲した形状で形成する。本変形例でも、上述の効果を得ることができる。
図6は、図1の変形例を示す正面図である。
本変形例では、図6に示すように、インジケータ/ウォーニングを表す記号52に加えて目盛22から延長した延長目盛53を、第2表示意匠として加飾部3に表示するように構成する。具体的には、記号52と延長目盛53を、図3において、不透光層51の開口52、53として形成する。
延長目盛53は、速度計を大きく見せるという加飾を行うものである。延長目盛53においても、上述した記号52の場合と同様に、発光ダイオード63が、表示部5の背後に延長目盛53毎に配置され、各発光ダイオード63がその隣接した延長目盛53を透過照明しないようにケース7によって遮光されている。
又、制御装置9は、延長目盛53の発光表示を指針4の回動に連動させるように発光ダイオード63の点燈・消燈制御を行う。
例えば、指針4は、図6において、55km/h(時速55キロメートル)を指示するが、この時、制御装置9は、これ以下の延長目盛53を発光表示させ、これ以上の延長目盛53を発光表示させないように制御する。これにより、上述の効果を得つつ、指針4の回動をより見易くさせることができる。
図7は、図1の他の変形例を示す正面図である。
本変形例では、図7に示すように、加飾部3を全周に設けていない。この場合においても、上述の効果を得ることができる。
尚、図1と図6と図7においては、発光ダイオード63を全て点燈している状態を示す。
以上説明した本発明による指針計器であるコンビネーションメータ1は、第1表示意匠である文字21と目盛22と文字21と目盛22の背景部24とが形成された文字盤2と、文字盤2の目視側前面に沿って回動する指針4と、文字21と目盛22の外枠を形成すると共に背景部24と異なる表示色と透光性とを有する加飾部3と、加飾部3の背後に配設されると共に第2表示意匠である記号52が形成され且つ透光性を有する表示部5と、表示部5の背後に配設されると共に表示部5を透過照明する光源である発光ダイオード63とを備え、加飾部3の透光性が、表示部5と加飾部3とを透過した発光ダイオード63からの光が記号52として目視されるように調整され、且つ、加飾部3が発光ダイオード63の消燈時に表示色の状態で目視されるように調整されている。
これにより、加飾部における第2表示意匠の表示を行わない状態において、本来の加飾部としての加飾機能が発揮されるようにした指針計器を提供できる。
尚、本発明は、上述の例に限らず、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
1 コンビネーションメータ(指針計器、車両用指針計器)
2 文字盤、20 透光性樹脂基板、21 文字(第1表示意匠)
22 目盛(第1表示意匠)、23、25 印刷層、24 背景部、26 貫通孔
3 加飾部、30 第1透光性部、31加飾表示層
4 指針、41 ムーブメント、42 シャフト
5 表示部、50 第2透光性部、51 不透光層、52 記号(第2表示意匠、開口)
53 延長目盛(第2表示意匠、開口)、61、62 発光ダイオード
63 発光ダイオード(光源)、7 ケース、8 プリント基板
9 制御装置(制御手段)、10 車速センサ、11 イグニッションスイッチ
12 バッテリ
2 文字盤、20 透光性樹脂基板、21 文字(第1表示意匠)
22 目盛(第1表示意匠)、23、25 印刷層、24 背景部、26 貫通孔
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4 指針、41 ムーブメント、42 シャフト
5 表示部、50 第2透光性部、51 不透光層、52 記号(第2表示意匠、開口)
53 延長目盛(第2表示意匠、開口)、61、62 発光ダイオード
63 発光ダイオード(光源)、7 ケース、8 プリント基板
9 制御装置(制御手段)、10 車速センサ、11 イグニッションスイッチ
12 バッテリ
Claims (7)
- 第1表示意匠と該第1表示意匠の背景部とが形成された文字盤と、
前記文字盤の目視側前面に沿って回動する指針と、
前記第1表示意匠の外枠を形成すると共に、前記背景部と異なる表示色と透光性とを有する加飾部と、
前記加飾部の背後に配設されると共に、第2表示意匠が形成され且つ透光性を有する表示部と、
前記表示部の背後に配設されると共に、該表示部を透過照明する光源とを備え、
前記加飾部の前記透光性は、前記表示部と該加飾部とを透過した前記光源からの光が前記第2表示意匠として目視されるように調整され、且つ、該加飾部が該光源の消燈時に前記表示色の状態で目視されるように調整されていることを特徴とする指針計器。 - 前記加飾部は、該加飾部の目視側前面が前記目視側と背後側とを結ぶ方向へ前記文字盤に対して屈曲または湾曲した形状で形成され、
前記表示部は、前記文字盤に対して略平行に配置された板状で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の指針計器。 - 前記加飾部は、第1透光性部と該第1透光性部の目視側前面または背面に形成された加飾表示層とを備え、
前記加飾表示層は、前記表示色と透光性とを有し、
前記表示部は、第2透光性部と該第2透光性部の目視側前面または背面に形成された不透光層とを備え、
前記第2表示意匠は、前記不透光層の開口として形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針計器。 - 前記加飾部と前記文字盤は、透光性樹脂基板から一体的に形成され、前記第1透光性部が該透光性樹脂基板の一部を構成することを特徴とする請求項3に記載の指針計器。
- 前記第1表示意匠は、目盛を備え、
前記第2表示意匠は、前記目盛から延長した延長目盛を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の指針計器。 - 前記延長目盛の発光表示を前記指針の回動に連動させるように前記光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の指針計器。
- 前記第2表示意匠は、自車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータを表す記号と該自車両の異常を警告するウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の指針計器。
Priority Applications (1)
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JP2006157829A JP2007327793A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 指針計器 |
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JP2006157829A JP2007327793A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 指針計器 |
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JP (1) | JP2007327793A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010127679A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Calsonic Kansei Corp | 計器表示装置 |
-
2006
- 2006-06-06 JP JP2006157829A patent/JP2007327793A/ja active Pending
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