JP2007327623A - ゲート弁およびゲート弁におけるシール材の交換方法 - Google Patents

ゲート弁およびゲート弁におけるシール材の交換方法 Download PDF

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成則 戸田
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健博 西場
Seiji Shirai
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Abstract

【課題】大型の真空用ゲート弁において、シール材を交換するための大きな作業空間を予め確保しておく必要がなく、さらにはシール材の交換作業を容易に行うことができる真空用ゲート弁およびこの真空用ゲート弁におけるシール材の交換方法を提供すること。
【解決手段】弁箱4およびバルブケース21間を往復移動することにより弁箱4内のゲート開口部12を閉または開とする弁板10と、を備えたゲート弁であって、バルブケース21の下方に、X、Y両方向に往復移動可能に構成された移動装置30を着脱自在に取付けし、弁箱4とバルブケース21との係合を解除した後、移動装置30を操作することにより、バルブケース21をX方向およびY方向に移動させ、シール材24を交換するようにしたことを特徴としている。
【選択図】図5

Description

本発明は、シール材の交換を容易にしたゲート弁およびゲート弁におけるシール材の交換方法に関するものである。
シリコンウェハなどの半導体製造、薄膜製造、液晶製造などにおいては、クリーンな環境下、高い真空中でイオンプレーティング、プラズマエッチングなどのワークの加工、処理などが行われている。近年、これらの被処理体は次第に大型化される傾向にある。このように大型の被処理体を扱う製造ラインのゲート弁では、例えば、図7に示したように、水平移動方式と呼ばれる移動方式が採用されている(特許文献1)。
図7に示した真空用ゲート弁20では、略箱形状に形成された弁箱4の一方の側端部にバルブケース21が具備されている。また、弁板10の上下端部には、略L字状の金具14,14が取付けられ、これらの金具14,14を介して上下のガイドレール16,18に移動自在に取付けられている。さらに、シリンダ装置6,8のシャフト6a,8aの先端部がこれらの金具14,14の先端部に連結されることにより、シリンダ装置6,8の駆動に応じて弁板10が水平方向に往復移動されるように構成されている。
特開2006−97849号公報
ところで、このような真空用ゲート弁20では、弁板10に装着されたシール材を交換したり、シール材の周囲を点検したりすることが周期的に行なわれている。
大型の真空用ゲート弁20において、例えば、弁板10の外周面に設けられたシール材を交換するには、先ず図7の状態から弁箱4と、弁箱4の側方に設けられたバルブケース21との係合を解除するとともに、係合が解除されたバルブケース21を、仮想線で示した位置まで水平に引き出す。その後、シリンダ装置6,8と弁板10との連結を解除し、さらに外部に露出されたガイドレール16,18上に弁板10を移動させ、この状態からシール材の交換が行われている。
このようにしてシール材の交換を行う場合には、弁箱4とバルブケース21との側方に、予めバルブケース21を移動させるための作業スペースを確保しておく必要がある。よって、弁箱4の側方にこの作業スペースが無い場所には、このような真空用ゲート弁を設置することができないという問題があった。また、作業スペースは、ゲート弁が大型になる程大きくなるため、設置場所を有効利用する上で問題となっていた。
本発明は、このような従来の問題に鑑み、特に、大型のゲート弁において、シール材を交換するために大きな作業空間を予め確保しておく必要がなく、さらにはシール材の交換作業を容易に行うことができるゲート弁およびこのゲート弁におけるシール材の交換方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係るゲート弁は、
弁箱と、該弁箱の側面に着脱自在に取付けられたバルブケースと、前記弁箱および前記バルブケース間を往復移動することにより前記弁箱内のゲート開口部を閉または開とする弁板と、を備えたゲート弁であって、
前記弁箱と前記バルブケースとが並ぶ延出方向をX方向、このX方向に対し直角な方向
をY方向とした場合に、
前記バルブケースの下方に、前記X、Y両方向に往復移動可能に構成された移動装置を着脱自在に取付けし、
前記弁箱と前記バルブケースとが一体的に組付けられた状態から、前記弁箱と前記バルブケースとの係合を解除した後、前記移動装置を操作することにより、前記バルブケースを前記弁箱から遠ざけるX方向への第1の移動を行ない、この第1の移動を行った後に、前記移動装置をY方向に移動させる第2の移動を行ない、この第2の移動により前記バルブケースをY方向に移動させ、前記バルブケースが前記弁箱に対しXY両方向にずれた位置から前記弁箱内の前記弁板をX方向に引き出して、前記弁板に予め装着されているシール材を交換するとともに、
シール材装着後の前記弁板を前記弁箱内に移動させ、その後、前記バルブケースを元の位置に復帰するようにY方向に移動させ、さらに、前記バルブケースを元の位置に復帰するようにX方向に移動させ、その後、前記弁板と前記バルブケースとを一体的に組付けするようにしたことを特徴としている。
このような構成のゲート弁によれば、バルブケースの側方に予め大きな作業スペースを確保しておく必要がない。よって、比較的狭い場所でも設置することができる。
しかも、バルブケースの下面に着脱自在に設けた移動装置を用いてバルブケースおよび弁板を、主には弁箱の背面方向に移動させるので、基本的に必要なスペースを作業用として有効利用できるとともに、これらの移動操作に大きな力が不要であり、作業が容易である。
ここで、前記バルブケースを移動させる移動装置には、メンテナンス用のガイドレールが予め設置されており、前記弁板を前記弁箱内から引き出す場合に、この弁箱内の固定ガイドレールから前記メンテナンス用のガイドレールに前記弁板を移動させて、前記弁板を引き出すことが好ましい。
このような構成であれば、弁板を引き出す作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、本発明に係るゲート弁におけるシール材の交換方法は、
弁箱と、該弁箱の側面に着脱自在に取付けられたバルブケースと、前記弁箱と前記バルブケースとの間を往復移動することにより、前記弁箱内のゲート開口部を閉または開とする弁板と、を備え、
前記弁板が水平方向に往復移動するに際して、前記弁箱内の固定ガイドレールから前記バルブケース内の切り離しガイドレール、または前記バルブケース内の切り離しガイドレールから前記弁箱内の固定ガイドレールに沿って案内されるゲート弁におけるシール材の交換方法であって、
前記バルブケース内の前記切り離しガイドレールを単独で保持するために、当該切り離しガイドレールにサポート部材を装着するサポート部材装着工程と、
前記弁箱内の固定ガイドレールと前記バルブケース内の切り離しガイドレールとの連結状態を解除するガイドレール解除工程と、
前記ガイドレール解除工程で連結が解除された前記バルブケースを、前記弁箱から遠ざかるようにX方向に移動させるバルブケースのX移動工程と、
前記水平移動工程の後に、この水平移動工程による移動方向と直角な方向のY方向に前記バルブケースを移動させるとともに、このY方向への前記バルブケースの移動に伴って別途具備されたメンテナンス用のガイドレールを、前記弁箱内の固定ガイドレールの延長上に合致させるバルブケースのY移動工程と、
前記Y移動工程の後、前記弁箱内に収容されている前記弁板を、前記弁箱内の固定ガイドレールに沿って水平方向に引き出すとともに、この引き出された前記弁板を、前記メンテナンス用のガイドレールに合致させて、このメンテナンス用のガイドレールに引き出す弁板の引き出し工程と、を有することを特徴としている。
このようなシール材の交換方法によれば、シール材の交換作業が容易であるとともに、ゲート弁の設置スペースを有効利用することができる。
また、本発明に係るシール材の交換方法では、
前記バルブケースのX移動工程とY移動工程の間に、前記弁箱から引き出される前記弁板の傾動を防止する金具を前記弁板の側方に取付ける転倒防止金具取付け工程を具備していることが好ましい。
このような方法によれば、弁板を側方に引き出した場合に弁板が不用意に転倒してしまうことを防止できる。
さらに、本発明に係るシール材の交換方法では、
前記弁板のX、Y方向への移動は、LMレールとLMブロックとからなるLMガイドにより案内されることが好ましい。
このようにすれば、弁板のXY両方向への移動を確実かつ正確に行うことができる。
本発明に係るゲート弁およびこのゲート弁におけるシール材の交換方法によれば、バルブケースの側方にメンテナンス用の大きな作業空間を予め確保しておく必要がなく、基本的に必要な弁箱の背面側のスペースをシール材の交換作業を行うための作業空間として有効利用することができる。したがって、大型のゲート弁であっても比較的狭い場所に設置することができるとともに、シール材の交換作業を確実かつ容易に行うことができる。また、その作業性は良好である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例によるシール材の交換方法が実施されるゲート弁20を示したもので、特に、ワンアクションタイプと称される大型の真空用のゲート弁を示したものである。なお、本明細書において、「左」、「右」、「上」、「下」という方向を示す用語は、図1の状態から示したものであるが、「左」、「右」はそれぞれ水平方向を示している。
さらに、本明細書では、図1において、左右の方向をX方向の直線とし、紙面に対して直角な方向をY方向の直線としている。また、図1において、図7と同一要素については同一符号を付して説明する。
この真空用ゲート弁20は、ゲート開口部12が形成された弁箱4と、弁箱4の側方に一体的に組み込まれたバルブケース21と、これら弁箱4およびバルブケース21間を往復移動する弁板10と、バルブケース21の下面に配置された移動装置30と、を有している。
上記弁箱4に形成されたゲート開口部12は、開口径が1メートル程度の大きさである。本実施例では、大口径・大重量の弁板10が水平方向の直線的な単一の移動により、弁箱4内に形成されたゲート開口部12を開閉する構造になっている。
弁箱4内において、その下部内壁面には固定ガイドレール18が配置されている。また、弁箱4の側端面には、中央に略矩形の開口を備えた弁箱フランジ7が設置され、この弁箱フランジ7の上下部に、それぞれシリンダ装置6とシリンダ装置8とが水平方向に設置されている。
バルブケース21は、弁板10が弁箱4から案内されてきたときに、弁板10の収容体を構成するもので、その外表面には、補強のために複数のリブが差し渡されている。また、バルブケース21内には、切り離しレール56が配置され、この切り離しレール56は、弁箱4内の上記固定ガイドレール18と同じ高さに配置されている。
また、バルブケース21内には、切り離しレール56が不安定な状態で取付けられるのを防止するために用意された2つ組みのサポート部材50、50のうち、一方のサポート部材50が、予め切り離しレール56の右側端部に設置されている。なお、本実施例では、左側のサポート部材50も図示されているが、この左側のサポート部材50は、後の工程で必要に応じて設置されたものである。
サポート部材50は、一対の板部材が上部に開口したコ字状部50aと、このコ字状部50aと一体の棒状部50bと、棒状部50bの下方側に配置されるフランジ50cとから構成されている。これらのサポート部材50、50が取付けられる開口42aは、最終的には盲フランジ42により覆われる。また図1において、左側のサポート部材50の設置箇所では、盲フランジ42を取り外した状態で、右側の設置箇所では、盲フランジ42を取付けた状態で示されている。
サポート部材50の取付けに際しては、一体的に連結されたコ字状部50a並びに棒状部50bを、先ず盲フランジ42が外された後の開口42a内に挿入し、2枚の板材からなるコ字状部50aで切り離しレール56の両側を挟持し、さらに、棒状部50bの下端部を下方の孔に挿入し、次いで、下方に露出した棒状部50bの下端部に、フランジ50cを取付ければ良い。このようにして、サポート部材50を設置すれば、バルブケース21内の切り離しレール56が不用意に垂れ下がったりしてしまうことはない。
本実施例の弁板10は、図2に示したように、正面から見ると略舟型形状である。そして、弁板10の基端10aおよび先端10b側には、両者に渡って連続したシール材装着溝10cが形成され、これらの装着溝10c内に無端状のシール材24が装着されている。
このように無端状のシール材24が装着された弁板10が、図1に示した弁箱4内に配置されているとき、略矩形状で大口径のゲート開口部12が閉とされる。また、弁板10が図1において右方のバルブケース21内に配置されているとき、ゲート開口部12が開とされる。
さらに、上記弁板10には、上下部に取付け金具15、15が設置され、下方側の取付け金具15には、複数のローラ52が設置されている。また、取付け金具15の側端面には、シリンダ装置6、8のエアーシリンダシャフト6a、8aがそれぞれ固定されている。このような弁板10は、シリンダ装置6,8によるエアーシリンダシャフト6a、8aの水平方向の移動に伴って安定した状態で水平方向に移動することができ、ローラ52の回転動作によりバルブケース21内へと案内される。
バルブケース21の下面に配置された移動装置30は、バルブケース21の移動を案内するためのものである。この移動装置30によりバルブケース21が、互いに直交するX,Y方向への移動が可能にされている。この移動装置30は、LMレールとLMブロックとからなるいわゆるLMガイドを主たる構成要素とするもので、2つのLMガイドの他に下面に複数の走行ローラ31を有している。このような移動装置30では、互いに直交する方向の2つのLMガイドを上下に配置することにより、X、Y方向に移動させる構造となっている。また、上位のLMガイドには、図3に示したようにメンテナンス用のガイドレール62を有している。
このメンテナンス用のガイドレール62は切り離しレール56と平行に配置されたもので、バルブケース21がY方向に移動された場合に、弁箱4内の固定ガイドレール18の延長上に配置される。そして、シール部材の交換時には、このガイドレール62が弁板10の走行路として使用されるものである。
さらに、この移動装置30では、三角形状の架台ブラケット36が両側に取付けられることによりバルブケース21と一体化されている。
このような構成の移動装置30では、ストッパ用脚部38を下方に下げた状態で下位のハンドル32を操作することによりX方向への移動が行われる。また、上位のハンドル34を操作することによりY方向への移動が行われる。
なお、本実施例では、移動装置30が予めバルブケース21に設置されているが、シール材を交換する場合にのみ取付けることもできる。
以上,本実施例による真空用ゲート弁20の構成について説明したが、以下にその作用について説明する。
今、弁板10は弁箱4内にある。ここで、弁箱4側の盲フランジ42を取り外してから、図4に示したように、弁箱フランジ7と切り離しレール56とを連結していたボルト59を取り外す。そして、切り離しレール56を支えるサポート部材50を取付ける。これにより、切り離しレール56の両端部がサポート部材50,50により、保持されたことになる。さらに、バルブケース21と弁箱4とを連結していた、図示しないボルトを取り外す。
これにより、弁箱4に対するバルブケース21の移動が可能となり、互いの係合が解除される。
次に、移動装置30における第1のハンドル32を操作し、下位のLMガイドにより、バルブケース21を図1において右方に移動させる。すなわち、バルブケース21のX方向への移動を行う。このバルブケース21の第1の移動は、弁板4からバルブケース21が若干離れたことを確認する程度の少しの移動であれば良い。
こうして、バルブケース21が弁板4からX方向に若干移動されたら、次いで第2のハンドル34を操作し、図5に示したように、バルブケース21をY方向に移動させる。この移動装置30によるY方向への移動は、固定ガイドレール18の側方に、メンテナンス用のガイドレール62を合致させるまで行う。
このようにして、メンテナンス用のガイドレール62と、弁箱4内の固定ガイドレール18とを直線状に配置したら、図6に示したように、転倒防止用の金具64、66を弁箱4から水平方向に、および移動装置30に向かって上下方向に差し渡すと良い。このような金具64,66を弁箱4の側方位置に設置した後、図4に示したように、弁板10に締結されている取付け金具15とシリンダシャフト6a,8aとを締結しているボルトDを取り外し、弁箱4内から水平方向(X方向)に弁板10を引き出せば、弁板10をメンテナンス用のガイドレール62上に引き出すことができる。このように、メンテナンス用のガイドレール62に引き出す場合に、弁板10は金具64,66でぐらつきが規制されるので転倒してしまうことはない。よって、安全のうちに作業を行うことができる。
本実施例では、弁板10を図6に示したように、完全に弁箱4から引き出すとともに、バルブケース21が元あった位置でシール材の交換作業を行えば良い。こうして、シール材の交換作業を多大の労を要することなく行うことができる。
以下に、シール材交換後の弁板の組付けについて説明する。
シール材交換後の弁板の組付けは、上記と逆の順序で行えば良い。すなわち、図6の状態から弁板10を左方に移動させる。これにより、弁板10は、メンテナンス用のガイドレール62から弁箱4内の固定ガイドレール18上に移送される。その後、転倒防止用の金具64,66を取り外す。そして、図4に示したように、弁板10に締結されている取付け金具15とシリンダシャフト6a,8aとをボルトDにて締結する。
さらに、バルブケースと弁箱の組付けについて説明する。バルブケース21を元に戻すように逆向きのY方向に移動させ、これにより、バルブケース21内の切り離しレール56を、弁箱4内の固定ガイドレール18の延長上に配置する。その後、バルブケースと弁箱を締結可能なように逆向きのX方向に移動させ、図4に示したように、バルブケース21と弁箱4を図示しないボルトで締結後、弁箱4側のサポートフランジ50を取外し、ボルト59で切り離しレール56を弁箱フランジ7に固定し、2つのレール56,18の位置合わせを完了させる。そして、盲フランジ42を取り付けて、バルブケースと弁箱の組付けが完了する。
このように本実施例によるシール材の交換方法が採用された真空用ゲート弁によれば、バルブケーシング21を従来のようにX方向に大きく移動させる必要がない。また、バルブケース21をX方向に少し移動させた後、今度はX方向と直交するY方向にバルブケース21を移動させるので、弁箱4の側方に大きな作業空間が不要となる。また、これにより、シール材の交換作業を容易に行うことができる。
図1は本発明の一実施例による真空用ゲート弁において、ゲート開口部が閉であるときの正面図である。 図2は図1のゲート弁に採用された弁板とシール材とを関係を示した概略斜視図である。 図3は図1におけるバルブケーシングがY方向に移動した状態での側面図である。 図4は図1に示した弁箱とバルブケースとの連結部の要部拡大断面図である。 図5は図1に示したバルブケースがY方向の移動を行った後の上面図である。 図6は図5の位置での正面図である。 図7は特開2006−97849号に開示されている従来の真空用ゲート弁の正面図である。
符号の説明
4 弁箱
6,8 シリンダ装置
6a,8a エアーシリンダシャフト
7 弁箱フランジ
10 弁板
12 ゲート開口部
15 取付け金具
18 固定ガイドレール
21 バルブケース
24 シール材
30 移動装置
42 盲フランジ
50 サポート部材
56 切り離しレール
62 メンテナンス用のガイドレール
64、66 転倒防止用の金具

Claims (5)

  1. 弁箱と、該弁箱の側面に着脱自在に取付けられたバルブケースと、前記弁箱および前記バルブケース間を往復移動することにより前記弁箱内のゲート開口部を閉または開とする弁板と、を備えたゲート弁であって、
    前記弁箱と前記バルブケースとが並ぶ延出方向をX方向、このX方向に対し直角な方向をY方向とした場合に、
    前記バルブケースの下方に、前記X、Y両方向に往復移動可能に構成された移動装置を着脱自在に取付けし、
    前記弁箱と前記バルブケースとが一体的に組付けられた状態から、前記弁箱と前記バルブケースとの係合を解除した後、前記移動装置を操作することにより、前記バルブケースを前記弁箱から遠ざけるX方向への第1の移動を行ない、この第1の移動を行った後に、前記移動装置をY方向に移動させる第2の移 動を行ない、この第2の移動により前記バルブケースをY方向に移動させ、前記バルブケースが前記弁箱に対しXY両方向にずれた位置から前記弁箱内の前記弁板をX方向に引き出して、前記弁板に予め装着されているシール材を交換するとともに、
    シール材装着後の前記弁板を前記弁箱内に移動させ、その後、前記バルブケースを元の位置に復帰するようにY方向に移動させ、さらに、前記バルブケースを元の位置に復帰するようにX方向に移動させ、その後、前記弁板と前記バルブケースとを一体的に組付けするようにしたことを特徴とするゲート弁。
  2. 前記バルブケースを移動させる移動装置には、メンテナンス用のガイドレールが予め設置されており、前記弁板を前記弁箱内から引き出す場合に、この弁箱内の固定ガイドレールから前記メンテナンス用のガイドレールに前記弁板を移動させて、前記弁板を引き出すようにしたことを特徴とする請求項1に記載のゲート弁。
  3. 弁箱と、該弁箱の側面に着脱自在に取付けられたバルブケースと、前記弁箱と前記バルブケースとの間を往復移動することにより、前記弁箱内のゲート開口部を閉または開とする弁板と、を備え、
    前記弁板が水平方向に往復移動するに際して、前記弁箱内の固定ガイドレールから前記バルブケース内の切り離しガイドレール、または前記バルブケース内の切り離しガイドレールから前記弁箱内の固定ガイドレールに沿って案内されるゲート弁におけるシール材の交換方法であって、
    前記バルブケース内の前記切り離しガイドレールを単独で保持するために、当該切り離しガイドレールにサポート部材を装着するサポート部材装着工程と、
    前記弁箱内の固定ガイドレールと前記バルブケース内の切り離しガイドレールとの連結状態を解除するガイドレール解除工程と、
    前記ガイドレール解除工程で連結が解除された前記バルブケースを、前記弁箱から遠ざかるようにX方向に移動させるバルブケースのX移動工程と、
    前記水平移動工程の後に、この水平移動工程による移動方向と直角な方向のY方向に前記バルブケースを移動させるとともに、このY方向への前記バルブケースの移動に伴って別途具備されたメンテナンス用のガイドレールを、前記弁箱内の固定ガイドレールの延長上に合致させるバルブケースのY移動工程と、
    前記Y移動工程の後、前記弁箱内に収容されている前記弁板を、前記弁箱内の固定ガイドレールに沿って水平方向に引き出すとともに、この引き出された前記弁板を、前記メンテナンス用のガイドレールに合致させて、このメンテナンス用のガイドレールに引き出す弁板の引き出し工程と、を有することを特徴とするゲート弁におけるシール材の交換方法。
  4. 前記バルブケースのX移動工程とY移動工程の間に、前記弁箱から引き出される前記弁
    板の傾動を防止する金具を前記弁板の側方に取付ける転倒防止金具取付け工程を具備していることを特徴とする請求項3に記載のシール材の交換方法。
  5. 前記弁板のX、Y方向への移動は、LMレールとLMブロックとからなるLMガイドにより案内されることを特徴とする請求項4に記載のシール材の交換方法。

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