JP2007327424A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の始動性の向上が図られる内燃機関の燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置10は、エンジンの筒140内に燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ143と、燃料供給配管41と、高圧燃料ポンプ21と、チェックバルブ31とを備える。燃料供給配管41は、燃料タンク135から筒内噴射用インジェクタ143に向けて延びる。高圧燃料ポンプ21は、加圧した燃料を筒内噴射用インジェクタ143に向けて圧送する。高圧燃料ポンプ21は、燃料供給配管41の経路上に設けられている。チェックバルブ31は、燃料供給配管41の経路上であって、高圧燃料ポンプ21よりも燃料タンク135から筒内噴射用インジェクタ143に向けて供給される燃料流れの上流側に設置されている。チェックバルブ31は、エンジンの運転時に開弁し、エンジンの停止時に閉弁する。
【選択図】図1

Description

この発明は、一般的には、内燃機関の燃料供給装置に関し、より特定的には、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを備える内燃機関の燃料供給装置に関する。
従来の内燃機関の燃料供給装置に関して、たとえば、特開2001−289099号公報には、燃料ポンプが本来持つ最大燃料吐出量を確実に得ることを目的としたエンジンの燃料供給装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された燃料供給装置は、燃料タンク内から燃料を送り出すフィードポンプと、フィードポンプによって送り出された燃料を加圧して、燃料噴射弁に向けて吐出する高圧燃料ポンプとを備える。高圧燃料ポンプは、シリンダ内で往復移動するプランジャと、シリンダおよびプランジャによって区画される加圧室とを有する。加圧室は、低圧燃料通路を介してフィードポンプに接続されている。
特開2001−289099号公報
上述の特許文献1に開示されるような燃料供給装置では、高圧燃料ポンプのプランジャとシリンダとの間から漏出する燃料を燃料タンクに回収するため、リターン配管が設けられる。しかしながら、エンジン停止後に高圧燃料ポンプからリターン配管に燃料が漏出した場合、低圧燃料通路内に大量のベーパが発生する。これにより、次のエンジン始動時、フィードポンプを起動させた直後に燃料の供給系の燃圧が瞬時に上がり切らず、エンジンが始動不良を起こすおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、内燃機関の始動性の向上が図られる内燃機関の燃料供給装置を提供することである。
この発明に1つの局面に従った内燃機関の燃料供給装置は、内燃機関の筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射部と、第1の配管と、燃料ポンプと、バルブとを備える。第1の配管は、燃料タンクから第1の燃料噴射部に向けて延びる。燃料ポンプは、燃料を加圧する加圧室を含む。燃料ポンプは、加圧した燃料を第1の燃料噴射部に向けて圧送する。燃料ポンプは、第1の配管の経路上に設けられている。バルブは、第1の配管の経路上であって、燃料ポンプよりも燃料タンクから第1の燃料噴射部に向けて供給される燃料流れの上流側に設置されている。バルブは、内燃機関の運転時に開弁し、内燃機関の停止時に閉弁する。
このように構成された内燃機関の燃料供給装置によれば、バルブを設置することによって、内燃機関の停止時に、バルブよりも燃料流れの上流側で第1の配管を満たす燃料が、燃料ポンプを通じて外部に漏出することを抑制できる。これにより、内燃機関の停止後、第1の配管の内圧が急激に低下することを防止し、ベーパの発生を抑えることができる。この結果、内燃機関の始動性を向上させることができる。
また好ましくは、第1の配管の経路上には、内燃機関の運転時、燃圧を所定の値に保持する調圧部が設置されている。バルブは、燃料ポンプから燃料タンクに向かう燃料流れを規制するとともに、所定の値よりも小さい圧力で開弁し、燃料タンクから燃料ポンプに向かう燃料流れを許容するチェックバルブである。このように構成された内燃機関の燃料供給装置によれば、内燃機関の運転時、調圧部により燃圧を所定の値に保持された燃料が、チェックバルブを開弁する。これにより、燃料タンクから第1の燃料噴射部に向かう燃料流れが許容され、第1の燃料噴射部に燃料が供給される。一方、内燃機関の停止時には、チェックバルブが閉弁し、バルブよりも燃料流れの上流側で、第1の配管の内圧が所定の値に保持される。
この発明の別の局面に従った内燃機関の燃料供給装置は、内燃機関の筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射部と、第1の配管と、燃料ポンプと、リターン配管と、バルブとを備える。第1の配管は、燃料タンクから第1の燃料噴射部に向けて延びる。燃料ポンプは、燃料を加圧する加圧室を含む。燃料ポンプは、加圧した燃料を第1の燃料噴射部に向けて圧送する。燃料ポンプは、第1の配管の経路上に設けられている。リターン配管は、燃料ポンプに接続され、加圧室から漏出した燃料を回収する。バルブは、リターン配管の経路上に設置されている。バルブは、内燃機関の運転時に開弁し、内燃機関の停止時に閉弁する。
このように構成された内燃機関の燃料供給装置によれば、バルブを設置することによって、内燃機関の停止時に、第1の配管を満たす燃料が、燃料ポンプからリターン配管を通じて漏出することを抑制できる。これにより、内燃機関の停止後、第1の配管の内圧が急激に低下することを防止し、ベーパの発生を抑えることができる。この結果、内燃機関の始動性を向上させることができる。
また好ましくは、内燃機関の燃料供給装置は、内燃機関の吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射部と、第2の配管とをさらに備える。第2の配管は、バルブよりも燃料タンクから第1の燃料噴射部に向けて供給される燃料流れの上流側で第1の配管から分岐し、第2の燃料噴射部に向けて延びる。このように構成された内燃機関の燃料供給装置によれば、内燃機関の停止後、第1の配管に加えて第2の配管でもベーパが発生した場合、内燃機関の始動性が著しく低下する。このため、第1および第2の配管でベーパの発生が抑制される本発明を、より有効に適用することができる。
また好ましくは、バルブは、電磁バルブである。このように構成された内燃機関の燃料供給装置によれば、内燃機関の運転時、バルブに起因して配管の経路上の圧損が増大することを抑制できる。
以上説明したように、この発明に従えば、内燃機関の始動性の向上が図られる内燃機関の燃料供給装置を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるエンジンの燃料供給装置を示す構成図である。図1を参照して、燃料供給装置10は、車両に搭載されたエンジンに燃料を供給する。このエンジンは、たとえば、多気筒を備えるガソリンエンジンであり、各気筒の筒(シリンダ)140内に燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタ143と、各気筒の吸気通路150内に燃料を噴射する吸気通路噴射用インジェクタ153とを有する。エンジンは、ガソリンエンジンに限定されず、コモンレール式のディーゼルエンジンであっても良い。
燃料供給装置10は、燃料を蓄える燃料タンク135と、燃料タンク135から筒内噴射用インジェクタ143に向けて延びる燃料供給配管41と、燃料供給配管41から分岐し、吸気通路噴射用インジェクタ153に向けて延びる燃料供給配管42と、燃料供給配管41の経路上に設置された高圧燃料ポンプ21とを備える。燃料タンク135に蓄えられた燃料は、燃料供給配管42を通って筒内噴射用インジェクタ143に供給される。燃料供給配管41は、高圧燃料ポンプ21よりも燃料流れの上流側に配設された低圧配管部41mと、下流側に配設された高圧配管部41nとを含む。
筒内噴射用インジェクタ143および吸気通路噴射用インジェクタ153は、それぞれ、高圧デリバリパイプ142および低圧デリバリパイプ152に設けられている。これらのデリバリパイプは、圧力を保持して燃料を蓄えるとともに、その燃料をエンジンの各気筒に設けられたインジェクタに分配する。高圧配管部41nは、高圧デリバリパイプ142に接続されている。燃料供給配管42は、低圧デリバリパイプ152に接続されている。燃料供給配管42は、低圧配管部41mの経路上で燃料供給配管41から分岐している。
高圧配管部41nの経路上には、チェックバルブ147が設置されている。チェックバルブ147は、高圧燃料ポンプ21から高圧デリバリパイプ142に向かう燃料流れを許容し、高圧デリバリパイプ142から高圧燃料ポンプ21に向かう燃料流れを規制する。高圧デリバリパイプ142には、リリーフバルブ145を介してリターン配管43が接続されている。高圧デリバリパイプ142内の燃圧が所定値を超えた場合に、燃料がリターン配管43を通じて燃料タンク135に回収される。
燃料タンク135内には、低圧燃料ポンプ134、調圧部としてのプレッシャレギュレータ133および燃料フィルタ132が設置されている。低圧燃料ポンプ134は、燃料タンク135に蓄えられた燃料を低圧配管部41mおよび燃料供給配管42に移送する。プレッシャレギュレータ133は、低圧配管部41mの経路上に設置されている。プレッシャレギュレータ133は、低圧配管部41mおよび燃料供給配管42に移送される燃料の燃圧を予め定めた一定値に保持する。つまり、燃圧がこの一定値を越える場合には、プレッシャレギュレータ133を通じて低圧配管部41mから燃料タンク135に燃料が戻される。プレッシャレギュレータ133の設定圧は、たとえば、400kPaである。燃料フィルタ132は、燃料に混入する不純物を除去する。
高圧燃料ポンプ21は、燃料タンク135から低圧配管部41mに移送されてきた燃料を高圧に加圧して、高圧配管部41nおよび高圧デリバリパイプ142に圧送する役割を果たす。高圧燃料ポンプ21は、電磁スピル弁114、加圧室110、ポンプシリンダ117およびプランジャ115を有する。
ポンプシリンダ117内には、プランジャ115が摺動可能に封入されている。加圧室110は、ポンプシリンダ117のシリンダ壁と、プランジャ115の端面とに囲まれた空間に形成されている。プランジャ115は、カムシャフト121に形成されたカム122の回転運動を受けて、ポンプシリンダ117内で往復運動する。プランジャ115の往復運動に伴って、加圧室110の容積が変化する。
カム122の回転に伴いプランジャ115が下動する高圧燃料ポンプ21の吸入行程時には、低圧配管部41m内の燃料が、加圧室110内に吸入される。一方、カム122の回転に伴いプランジャ115が上昇する高圧燃料ポンプ21の圧送行程時には、加圧室110内の燃料が、高圧配管部41nおよび高圧デリバリパイプ142に圧送される。ただし、高圧配管部41nおよび高圧デリバリパイプ142に燃料が圧送されるのは、圧送行程時において、電磁スピル弁114が閉弁している期間のみであって、圧送行程時であっても電磁スピル弁114が開弁している期間は、加圧室110内の燃料は低圧配管部41mに戻される。このため、圧送行程時における電磁スピル弁114の閉弁期間を制御することにより、高圧配管部41nおよび高圧デリバリパイプ142に圧送する燃料を調量することができる。
電磁スピル弁114は、ソレノイドコイル112を有する電磁弁であり、ソレノイドコイル112への通電の有無に基づいて閉弁状態および開弁状態に制御される。電磁スピル弁114の開閉制御は、エンジンの運転を統括制御する図示しないECU(Electrical Control Unit)によって行なわれる。
高圧燃料ポンプ21には、リターン配管43が接続されている。リターン配管43を通じて、ポンプシリンダ117とプランジャ115との間から漏出した燃料が燃料タンク135に回収される。なお、リリーフバルブ145を介して高圧デリバリパイプ142から吐出された燃料を回収するリターン配管と、高圧燃料ポンプ21から漏出した燃料を回収するリターン配管とは、互いに独立して設けられても良い。
低圧配管部41mの経路上には、チェックバルブ31が設置されている。チェックバルブ31は、エンジン運転時に開弁し、エンジン停止時に閉弁する。
チェックバルブ31は、高圧燃料ポンプ21から燃料タンク135に向かう燃料流れを規制する。チェックバルブ31は、プレッシャレギュレータ133の設定圧よりも小さい圧力で開弁し、燃料タンク135から高圧燃料ポンプ21に向かう燃料流れを許容する。プレッシャレギュレータ133の設定圧が400kPaである場合、チェックバルブ31の開弁圧は、たとえば、360kPaである。チェックバルブ31の開弁圧Pxは、プレッシャレギュレータ133の設定圧Pyを用いて、0.9Py≦Px<Pyの関係を満たしても良い。チェックバルブ31の開弁圧Pxは、0.8Py≦Px<Pyの関係を満たしても良い。
このような構成により、エンジン停止時に、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152を満たす燃料が、高圧燃料ポンプ21からリターン配管43に漏出することを抑制できる。一方、エンジン運転時には、低圧配管部41m内の燃圧がチェックバルブ31の開弁圧よりも大きくなる。このため、チェックバルブ31が開弁し、燃料が高圧デリバリパイプ142に向けて供給される。なお、エンジン停止時、筒内噴射用インジェクタ143およびチェックバルブ147の油密保持性により、高圧デリバリパイプ142内の燃圧は保持される。
図2は、従来の燃料供給装置において、燃料供給配管内の圧力および温度の時間変化を示すグラフである。図2を参照して、図中には、低圧配管部41mにチェックバルブ31が設置されていない場合の圧力および温度の時間変化が示されている。ポイントAはエンジン作動時、ポイントBはエンジン停止時、ポイントCは温度最大時、ポイントDは温度降下開始時を指し示す。従来の燃料供給装置では、エンジン停止後に高圧燃料ポンプ21からリターン配管43に燃料が漏出する。このため、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内の温度が高いうちに、圧力が急激に低下する。
図3は、燃料供給配管内の圧力および温度の変化を燃料の蒸気圧線図上に表わしたグラフである。図3を参照して、低圧配管部41mにチェックバルブ31が設置されていない従来例では、エンジン停止の直後に低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内の圧力が急激に低下する結果、圧力が燃料の飽和蒸気圧よりも低い値となる領域50が生じる。この領域50では、燃料が蒸発し、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内に大量のベーパが発生する。このため、再びエンジンを始動させるために低圧燃料ポンプ134を駆動させた時、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内の圧力が瞬時に上がり切らず、エンジンの始動性が損なわれるおそれが生じる。
これに対して、低圧配管部41mにチェックバルブ31が設置された実施例では、高圧燃料ポンプ21からリターン配管43への燃料の漏出が抑制されるため、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内の圧力が徐々に低下する。このため、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内でベーパが発生することを防止できる。好ましくは、チェックバルブ31の開弁圧は、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内の考え得る最高温度で、燃料の飽和蒸気圧を下まわらないように決定される。
この発明の実施の形態1における内燃機関としてのエンジンの燃料供給装置10は、エンジンの筒140内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射部としての筒内噴射用インジェクタ143と、第1の配管としての燃料供給配管41と、燃料ポンプとしての高圧燃料ポンプ21と、バルブとしてのチェックバルブ31とを備える。燃料供給配管41は、燃料タンク135から筒内噴射用インジェクタ143に向けて延びる。高圧燃料ポンプ21は、燃料を加圧する加圧室110を含む。高圧燃料ポンプ21は、加圧した燃料を筒内噴射用インジェクタ143に向けて圧送する。高圧燃料ポンプ21は、燃料供給配管41の経路上に設けられている。チェックバルブ31は、燃料供給配管41の経路上であって、高圧燃料ポンプ21よりも燃料タンク135から筒内噴射用インジェクタ143に向けて供給される燃料流れの上流側に設置されている。チェックバルブ31は、エンジンの運転時に開弁し、エンジンの停止時に閉弁する。
燃料供給装置10は、エンジンの吸気通路150内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射部としての吸気通路噴射用インジェクタ153と、第2の配管としての燃料供給配管42とをさらに備える。燃料供給配管42は、チェックバルブ31よりも燃料タンク135から筒内噴射用インジェクタ143に向けて供給される燃料流れの上流側で燃料供給配管41から分岐し、吸気通路噴射用インジェクタ153に向けて延びる。
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるエンジンの燃料供給装置10によれば、エンジン停止時に、低圧配管部41m、燃料供給配管42および低圧デリバリパイプ152内でベーパが発生することを抑制できる。これにより、高圧燃料ポンプ21に瞬時に燃料が供給されるため、低圧燃料ポンプ134の駆動直後に高圧デリバリパイプ142内の燃圧を昇圧させることができる。また、低圧燃料ポンプ134の駆動直後に低圧デリバリパイプ152内に燃料を行き渡らせることができる。したがって、筒内噴射用インジェクタ143および吸気通路噴射用インジェクタ153のいずれでエンジンを始動させる場合であっても、エンジンの始動性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、筒内噴射用インジェクタ143および吸気通路噴射用インジェクタ153を備えるエンジンに本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されず、筒内噴射用インジェクタ143のみ備えるエンジンに本発明を適用することもできる。しかしながら、筒内噴射用インジェクタ143および吸気通路噴射用インジェクタ153を備えるエンジンでは、燃料が高圧燃料ポンプ21からリターン配管43に漏出した場合に燃料供給配管42でベーパが発生し易い。このため、ベーパの発生が抑制される本発明をより有効に適用することができる。
図4は、図1中の燃料供給装置の変形例を示す構成図である。図4を参照して、本変形例では、図1中に示すチェックバルブ31に替えて、低圧配管部41mの経路上に電磁バルブ36が設置されている。電磁バルブ36は、ECU37からの指令を受けて、エンジン運転時に開弁し、エンジン停止時に閉弁する。
このような構成により、チェックバルブ31を用いた場合と比較して、エンジン運転時に低圧配管部41mの経路上の圧損が増大することを抑制できる。これにより、低圧燃料ポンプ134の負荷を低減し、燃費を向上させることができる。
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2におけるエンジンの燃料供給装置を示す構成図である。本実施の形態における燃料供給装置は、実施の形態1における燃料供給装置10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図5を参照して、本実施の形態では、図1中に示すチェックバルブ31に替えて、リターン配管43の経路上にチェックバルブ33が設置されている。チェックバルブ33は、エンジンの運転時に開弁し、エンジン停止時に閉弁する。チェックバルブ33は、燃料タンク135から高圧燃料ポンプ21に向かう燃料流れを規制する。チェックバルブ33は、高圧燃料ポンプ21から漏出した燃料の圧力よりも小さい圧力で開弁し、高圧燃料ポンプ21から燃料タンク135に向かう燃料流れを許容する。
この発明の実施の形態2におけるエンジンの燃料供給装置は、筒内噴射用インジェクタ143と、燃料供給配管41と、高圧燃料ポンプ21と、リターン配管43と、バルブとしてのチェックバルブ33とを備える。チェックバルブ33は、リターン配管43の経路上に設置されている。チェックバルブ33は、エンジンの運転時に開弁し、エンジンの停止時に閉弁する。燃料供給装置は、吸気通路噴射用インジェクタ153と、燃料供給配管42とをさらに備える。
図6は、図5中の燃料供給装置の変形例を示す構成図である。図6を参照して、本実施の形態では、図5中のチェックバルブ33に替えて、リターン配管43の経路上に電磁バルブ38が設置されている。電磁バルブ38は、図4中の電磁バルブ36と同様に動作する。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるエンジンの燃料供給装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。加えて、本実施の形態では、チェックバルブ33や電磁バルブ38が低圧配管部41mの経路上の圧損を増大させるということがない。これにより、低圧燃料ポンプ134の負荷を低減し、燃費を向上させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1におけるエンジンの燃料供給装置を示す構成図である。 従来の燃料供給装置において、燃料供給配管内の圧力および温度の時間変化を示すグラフである。 燃料供給配管内の圧力および温度の変化を燃料の蒸気圧線図上に表わしたグラフである。 図1中の燃料供給装置の変形例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2におけるエンジンの燃料供給装置を示す構成図である。 図5中の燃料供給装置の変形例を示す構成図である。
符号の説明
10 燃料供給装置、21 高圧燃料ポンプ、31,33 チェックバルブ、36,38 電磁バルブ、41,42 燃料供給配管、43 リターン配管、110 加圧室、133 プレッシャレギュレータ、135 燃料タンク、140 筒、143 筒内噴射用インジェクタ、150 吸気通路、153 吸気通路噴射用インジェクタ。

Claims (5)

  1. 内燃機関の筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射部と、
    燃料タンクから前記第1の燃料噴射部に向けて延びる第1の配管と、
    燃料を加圧する加圧室を含み、加圧した燃料を前記第1の燃料噴射部に向けて圧送し、前記第1の配管の経路上に設けられた燃料ポンプと、
    前記第1の配管の経路上であって、前記燃料ポンプよりも前記燃料タンクから前記第1の燃料噴射部に向けて供給される燃料流れの上流側に設置され、内燃機関の運転時に開弁し、内燃機関の停止時に閉弁するバルブとを備える、内燃機関の燃料供給装置。
  2. 前記第1の配管の経路上には、内燃機関の運転時、燃圧を所定の値に保持する調圧部が設置され、
    前記バルブは、前記燃料ポンプから前記燃料タンクに向かう燃料流れを規制するとともに、前記所定の値よりも小さい圧力で開弁し、前記燃料タンクから前記燃料ポンプに向かう燃料流れを許容するチェックバルブである、請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  3. 内燃機関の筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射部と、
    燃料タンクから前記第1の燃料噴射部に向けて延びる第1の配管と、
    燃料を加圧する加圧室を含み、加圧した燃料を前記第1の燃料噴射部に向けて圧送し、前記第1の配管の経路上に設けられた燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプに接続され、前記加圧室から漏出した燃料を回収するリターン配管と、
    前記リターン配管の経路上に設置され、内燃機関の運転時に開弁し、内燃機関の停止時に閉弁するバルブとを備える、内燃機関の燃料供給装置。
  4. 内燃機関の吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射部と、
    前記バルブよりも前記燃料タンクから前記第1の燃料噴射部に向けて供給される燃料流れの上流側で前記第1の配管から分岐し、前記第2の燃料噴射部に向けて延びる第2の配管とをさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  5. 前記バルブは、電磁バルブである、請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料供給装置。
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JP2017066914A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社クボタ ディーゼルエンジン

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