JP2007326525A - 組付け部品の取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】組付け部品をクリップ片のより挟着することによって被取付け体に取り付けるという装着の容易性をそのまま堅持しつつ、その製作誤差や永年使用による変形或いは組付け部品自体の形状や製作精度によるチューニングの必要のない組付け部品の取付け構造を提供する。
【解決手段】ドアグリップ本体3の部品取付け部3aに、一対のクリップ片3e、3fを立設し、両クリップ片3e、3fの間に組付け部品である照明ユニット5を挿入して挟着すると共に、照明ユニット5を加飾フィニッシャ4の裏面側に形成した押え片4aにより部品取付け部3a側に押圧するように構成した。
【選択図】図3
【解決手段】ドアグリップ本体3の部品取付け部3aに、一対のクリップ片3e、3fを立設し、両クリップ片3e、3fの間に組付け部品である照明ユニット5を挿入して挟着すると共に、照明ユニット5を加飾フィニッシャ4の裏面側に形成した押え片4aにより部品取付け部3a側に押圧するように構成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、自動車のドアトリムに装着するドアグリップのような被取付け体の部品取付け部に、例えばアームレストのパワーウインドスイッチを照明する照明ユニット等の組付け部品を取付け、該組付け部品と共に前記部品取付け部をカバー体によりカバーするように構成した組付け部品の取付け構造に関する。
従来この種の組付け部品の取付け構造としては、図7乃至図10に示すようなものが知られている(類似する技術として、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平 5−221275号公報。
特開平11− 11233号公報。
図7乃至図10によれば、ドアトリムxに設けた被取付け体であるドアグリップ本体aを断面略コ字状に形成して、棚状の部品取付け部bを形成し、部品取付け部bに互いに離間対向するように、一対の部品受け部c、dを立設すると共に、両部品受け部c、dの間に、部品受け部c、dに対して交差する方向に対向する一対のクリップ片e、fを立設して、クリップ片e、f間に、組付け部品である照明ユニットgを挿入した状態で、照明ユニットgを両部品受け部c、dとクリップ片e、fの先端に突出形成した爪部h、iとの間で、照明ユニットgを抱え込み挟着することによって、照明ユニットgをドアグリップ本体aに取付け、更に、照明ユニットgと共に、部品取付け部bをカバー体である加飾フィニッシャjによりカバーしている。
そして、上記のように構成する従来の技術においては、照明ユニットgをクリップ片f、e間に挿入するだけで、ドアグリップ本体aに装着できることから、装着作業が簡単であるという利点を有する反面、照明ユニットgを、両部品受け部c、dとクリップ片e、fの先端に突出形成した爪部h、iとの間で挟着することによって、ドアグリップ本体aに取り付けるように構成していることから、クリップ片e、fの製作誤差や永年使用による変形等により、グリップe、fにおける照明ユニットgの抱え込み量或いは抱え込み力が小さくなって、ドアグリップ本体aに対し照明ユニットgがガタついてしまうことがあり、このために、クリップ片e、fの形成に当たって、照明ユニットgその他の取付け部品の形状や製作精度を考慮したクリップ片e、fのチューニングを必要としていた。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、組付け部品をクリップ片により挟着することによって被取付け体に取付けるという装着の容易性をそのまま維持しつつ、その製作誤差や永年使用による変形或いは組付け部品自体の形状や製作精度によるクリップ片のチューニングが必要のない組付け部品の取付け構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る組付け部品の取付け構造は、組付け部品を取付けるための部品取付け部を有する被取付け体と、該被取付け体の前記取付け部をカバーするカバー体とを有して構成された組付け部品の取付け構造であって、前記被取付け体の部品取付け部に、一対のクリップ片を立設し、該両クリップ片の間に前記組付け部品を挿入して挟着すると共に、前記組付け部品を前記カバー体の裏面側に形成した押え片により前記部品取付け部側に押圧するように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成において、本発明は、組付け部品をクリップ片により挟着することによって被取付け体に装着することにより、組付け部品の装着の容易性を保持しつつ、クリップ片による挟着状態にある組付け部品をカバー体に形成した押え片により部品取付け部側に押圧することにより押え込んでいることから、クリップ片の製作誤差や永年使用による変形或いは組付け部品自体の形状や製作精度によるクリップ片のチューニングを必要としないものである。
以下、図を用いて、本発明を実施するための最良の実施の形態について説明する。
図1は自動車のドアトリムを描画した斜視図、図2は本発明にかかる実施の形態における図1の被取付け体であるドアグリップ体とカバー体である加飾フィニッシャを分解して描画した要部の斜視図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。
図1に示すように、ドアトリム本体1とこれに膨出形成したアームレスト部2との間を若干傾斜した状態で上下方向に橋渡すように、被取付け体であるドアグリップ本体3とこれをカバーするカバー体である加飾フィニッシャ4から構成するドアグリップGが装着されている。
ドアグリップ本体3は、図2乃至図4に示すように、断面略コ字状を呈するように樹脂成形等により形成されて、その底壁が部品取付け部3aになしており、その表面側は塩化ビニールあるいは皮革等からなる表皮3bを張着することによって美装されている。
部品取付け部3aには、その短手方向を斜めに横切り互いに離間対向するように、一対の部品受け部3c、3dが立設されている共に、両部品受け片3c、3dの間に、部品受け片3c、3dに対して交差する方向に対向する一対のクリップ片3e、3fが立設されている。
部品受け片3c、3dには、それぞれ、凹状を呈する部品受け部3c−1、3d−1が形成されている。
組付け部品である照明ユニット5は、照明構成部品(不図示)を収容する筐体5aの一端側に、前記照明器具構成部品の一を構成するLED等の灯具5bが突出装着されると共に、他端側には、灯具5bに電気を供給するハーネス5cの一端側を装着することによって構成している。
ハーネス5cの他端側は、部品取付け部3aに穿設した挿通孔3gを貫通して、不図示の電源に接続されている。
クリップ片3e、3fには、それぞれ先端部に互いに向かい合うように、爪部3e−1、3f−1が突出形成されている。
そして、照明ユニット5は、クリップ片3d、3e間に挿入した状態で、部品受け片3cの受け部3c−1および部品受け片3dの部品受け部3d−1と、クリップ片3e、3fにおける爪部3e−1、3f−1よりも基端側との間に挿入し、受け部3c−1、3d−1と爪部3a−1、3f−1とによって抱え込み挟着されることによって、ドアグリップ本体3に取付けられている。
この状態で、灯具5bは、部品取付け部3aに形成した照明孔3hを介して、アームレスト2に設けたパワーウインドスイッチ2a全体を照明するように構成されている。
さらに、ドアグリップ本体3の表面に被覆された表皮3bは、その端末部3b−1がドアグリップ本体3の端末部に巻き込むことによって端末処理されていると共に、その一部を延長させることによって形成された表皮延長片部3b−1を有して構成している。
表皮延長片部3b−1は、部品受け片3cの部品受け部3c−1に巻き込まれることによって、受け部3c−1と照明ユニット5の筐体5aとの間に介在することになる。
また、ドアグリップ本体3の部品取付け部3aは、カバー体を構成する加飾フィニッシャ4をドアグリップ本体3に装着することによって、照明ユニット5と共にカバーされている。
加飾フィニッシャ4の裏面には、下方に突出延在する板状の押え片4aが形成されており、押え片4aは、加飾フィニッシャ4をドアグリップ本体3に装着して部品取付け部3aをカバーした状態で、照明ユニット5の筐体5aに当接し、照明ユニット5を部品受け片3c、3d側に押圧している。
この時、照明ユニット5の筐体5aと部品受け部3c−1、3d−1との間に表皮3bの表皮延長片部3b−1が介在している結果、押え片4aが照明ユニット5の筐体5aを押圧することになって、表皮延長片部3b−1が弾性変形し、照明ユニット5の筐体5aをクリップ片3e、3fの爪部3e−1、3f−1側に付勢することになる。
以上のように構成する場合、照明ユニット5は、クリップ片3e、3fにより挟着することによってドアグリップ本体3の部品取付け部3aに装着することになり、装着の容易性を保持することができる。
また、クリップ片3e、3fによる挟着状態にある照明ユニット5は、加飾フィニッシャ4に形成した押え片4aにより部品取付け部3a側に押圧されて押え込まれることになって、クリップ片3e、3fの製作誤差や永年使用による変形或いは照明ユニット5自体の形状や製作精度によりクリップ片3e、3fのチューニングを必要としないことになる。
さらに、照明ユニット5の筐体5aと部品受け部3c−1、3d−1との間に表皮3bの表皮延長片部3b−1が介在していることにより、押え片4aに押圧されている照明ユニット5は、表皮延長片部3b−1の弾性力によって、クリップ片3e、3fの爪部3e−1、3f−1側に付勢されることになって、クリップ片3e、3fに製作誤差や永年使用による変形があったとしても、益々がたつきなく部品取付け部3aに装着されていることになる。
図5及び図6は本発明にかかる他の実施の形態を示すものである。
図5及び図6によれば、加飾フィニッシャ4の裏面に設けた押え片4aは、互いに離間した状態で立設する一対の押え片部4a−1、4a−2で構成し、加飾フィニッシャ4をドアグリップ本体3に装着した時点で、押え片部4a−1、4a−2によりクリップ片3e、3fを外側より抱え込んで、間接的に照明ユニット5を押さえ込むようにしたものであり、その他の構成は上記実施の形態の場合と同じである。
以上説明したように、本発明は、組付け部品をクリップ片により挟着することによって被取付け体に装着することにより、組付け部品の装着の容易性を保持しつつ、クリップ片による挟着状態にある組付け部品をカバー体に形成した押え片により部品取付け部側に押圧することにより押え込んでいることから、クリップ片の製作誤差や永年使用による変形或いは組付け部品自体の形状や製作精度によるクリップ片のチューニングを必要としないものであることから、自動車のドアトリムに装着するドアグリップのような被取付け体の部品取付け部に、例えばアームレストのパワーウインドスイッチを照明する照明ユニット等の組付け部品を取付け、該組付け部品と共に前記部品取付け部をカバー体によりカバーするように構成した組付け部品の取付け構造等に好適である。
3 ドアグリップ本体(被取付け体)
3a 部品取付け部
3e、3f クリップ片
4 加飾フィニッシャ(カバー体)
4a 押え片
5 照明ユニット(組付け部品)
3a 部品取付け部
3e、3f クリップ片
4 加飾フィニッシャ(カバー体)
4a 押え片
5 照明ユニット(組付け部品)
Claims (1)
- 組付け部品を取付けるための部品取付け部を有する被取付け体と、該被取付け体の前記取付け部をカバーするカバー体とを有して構成された組付け部品の取付け構造であって、
前記被取付け体の部品取付け部に、一対のクリップ片を立設し、該両クリップ片の間に前記組付け部品を挿入して挟着すると共に、前記組付け部品を前記カバー体の裏面側に形成した押え片により前記部品取付け部側に押圧するように構成したことを特徴とする取付け部品の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006161003A JP2007326525A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 組付け部品の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006161003A JP2007326525A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 組付け部品の取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007326525A true JP2007326525A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38927300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006161003A Pending JP2007326525A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 組付け部品の取付け構造 |
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JP (1) | JP2007326525A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137681A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Mazda Motor Corp | 車両用ドア構造 |
CN102729890A (zh) * | 2011-04-13 | 2012-10-17 | 丰田纺织株式会社 | 车辆用照明装置及光源单元 |
JP2015034003A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-02-19 | テイ・エス テック株式会社 | 車両装備操作装置 |
CN113496630A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-10-12 | 广东白云学院 | 一种英语听力训练装置 |
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2006
- 2006-06-09 JP JP2006161003A patent/JP2007326525A/ja active Pending
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