JP4222056B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、取付手段により導光体および光源アセンブリが車両のバンパーに取り付けられる車両用灯具にかかるものである。特に、この発明は、後付タイプの車両用灯具であって、車両のバンパーの任意の取付箇所に取付孔を設けることにより、灯具を車両のバンパーに後から取り付けることができる取付構造を有する車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の取付体に取り付けられる車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。この車両用灯具は、導光体(レンズ11)と、光源アセンブリ(灯具ボディ10、フレキシブルプリント基板12、発光ダイオード13など)と、取付手段(接着剤、止めねじなど)とを備え、前記取付手段により前記導光体および前記光源アセンブリが車両の取付体(バンパー5、ドアミラー6)に取り付けられるものである。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第2547656号公報(段落番号「0007」〜「0016」、図2、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前記の車両用灯具の改良にかかり、この発明の目的とするところは、車両のバンパーの任意の取付箇所に取付孔を設けることにより灯具を車両のバンパーに後から取り付けることができる車両用灯具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、導光体が、バンパーの任意の取付箇所に設けられた取付孔より大きく、バンパーの表側に突出した状態で位置する発光部と、取付孔より小さく、取付孔中にバンパーの表側から裏側に挿入されてバンパーの裏側に突出した状態で位置する軸形状の取付部および受光部と、からなり、光源アセンブリが、光源と、光源を保持するホルダ部と、導光体のうち少なくとも受光部を覆うカバー部と、からなり、取付手段が、バンパーの裏側で導光体の取付部に嵌合させることにより、導光体の発光部と共に、バンパーの表裏両面から挟み込んで導光体をバンパーに取り付けるクリップもしくはプッシュナットである第1取付手段と、バンパーの裏側で第1取付手段に嵌合させることにより、光源アセンブリの光源と導光体の受光部の端面の受光面とを対向させた状態で光源アセンブリをバンパーに取り付ける少なくとも光源アセンブリのカバー部である第2取付手段と、からなる、ことを特徴とする。
【0006】
この結果、請求項1にかかる発明は、車両の断面板形状をなす樹脂製のバンパーの任意の取付箇所に取付孔を設け、この取付孔に導光体の取付部および受光部をバンパーの表側から裏側に挿入して発光部をバンパーの表側に位置させかつ取付部および受光部をバンパーの裏側に位置させ、第1取付手段によりバンパーの裏側で導光体を取り付け、第2取付手段によりバンパーの裏側で光源と受光部とを対向させた状態で光源アセンブリをバンパーに取り付ける。このように、請求項1にかかる発明は、車両のバンパーの任意の取付箇所に取付孔を設けることにより灯具を車両に後から取り付けることができる。また、請求項1にかかる発明は、導光体と光源アセンブリとが取付手段によりバンパーの裏側で取り付けられているので、バンパーの表側から裏側の取付手段が見えず、見栄えが向上される。
【0007】
また、請求項1にかかる発明は、導光体の発光部がバンパーの表面から突出するので、この発光部がバンパーをガードすることができる。特に、バンパーに複数個の導光体を取り付けた場合には、バンパーのガード効果がさらに顕著に現れる。
【0008】
さらに、請求項1にかかる発明は、発光部側から受光部側を見ると、受光部の受光面のレンズ作用により、導光体の発光部から受光部までの奥行きが実際の距離よりも深く(厚く)見える。これにより、請求項1にかかる発明は、バンパーの厚さが実際の厚さよりも厚く見え、車両のバンパーの重厚感が得られることとなる。
【0009】
さらにまた、請求項1にかかる発明は、クリップもしくはプッシュナットである第1取付手段により、導光体をバンパーに簡単にかつ確実に取り付けることができる。また、請求項1にかかる発明は、第1取付手段と少なくとも光源アセンブリのカバー部である第2取付手段との嵌合を着脱可能とすることにより、バンパーに取り付けられている導光体と第1取付手段とに光源アセンブリを着脱可能に取り付けることができる。このために、請求項1にかかる発明は、光源アセンブリをまたは光源アセンブリの光源を交換することができ、しかも、光源アセンブリを使用しないときには、光源アセンブリをバンパーから取り外しておくことができる。さらに、請求項1にかかる発明は、取付部と第1取付手段との嵌合を着脱可能とすることにより、バンパーに導光体を着脱可能に取り付けることができるので、導光体を交換することができる。しかも、灯具を使用しないときには、灯具をバンパーから取り外しておくことができる。その上、バンパーに残った取付孔に導光体とほぼ同じ構造をなす装飾部材などを第1取付手段で取り付けることにより、バンパーの取付孔を塞ぐことができ、見栄え上何ら問題がない。
【0010】
さらにまた、請求項1にかかる発明は、取付部と第1取付手段との嵌合状態が外れなくなるストッパを設けることにより、導光体がバンパーに確実に取り付けられることとなる。また、請求項1にかかる発明は、同様に、導光体と第1取付手段とから光源アセンブリを取り外す際に、取付部と第1取付手段との嵌合状態が外れことはないので、光源アセンブリの取り外しには何ら問題がない。
【0011】
また、請求項2にかかる発明は、光源アセンブリが、1個のLEDと、1個のLEDを保持するホルダ部と、1個のLEDと対応する1個の導光体のうち少なくとも受光部を覆うカバー部と、1個のLEDに接続されたハーネスコードとからなる、ことを特徴とする。
【0012】
この結果、請求項2にかかる発明は、1個のLEDを有する1個の光源アセンブリと1個の導光体とが1個の取付孔に対応してバンパーに取り付けられるので、車両のバンパーの形状が二次元的にまた三次元的に曲がった形状の場合でも、複数個の光源アセンブリと導光体とをバンパーの曲がった形状に沿って取り付けることができる。また、請求項2にかかる発明は、同様に、複数個の取付孔のピッチに孔加工時のばらつきによるばらつきがある場合でも、複数個の光源アセンブリと導光体とをピッチにばらつきがあるバンパーの複数個の取付孔に取り付けることができる。このように、請求項2にかかる発明は、バンパーの形状が曲がった形状の場合や複数個の取付孔のピッチにばらつきがある場合でも、光源アセンブリと導光体とをバンパーに取り付けることについてはなんら問題がない。しかも、請求項2にかかる発明は、任意の形状のバンパーやピッチが異なる複数個の取付孔にも光源アセンブリと導光体とを取り付けることができるので、光源アセンブリと導光体のバンパーへの取付に対して汎用性が高くなる。
【0013】
また、請求項3にかかる発明は、光源アセンブリが、フレキシブル基板と、フレキシブル基板に実装された複数個のLEDと、フレキシブル基板および複数個のLEDを保持する弾性部材のホルダ部と、複数個のLEDと対応する複数個の導光体のうち少なくとも受光部を覆う複数個のカバー部と、フレキシブル基板に接続されたハーネスコードとからなる、ことを特徴とする。
【0014】
この結果、請求項3にかかる発明は、1個の光源アセンブリに複数個のLEDを有するので、1個の光源アセンブリをバンパーに取り付けることにより、複数個のLEDをバンパーに取り付けることができ、取付作業の効率が向上される。また、請求項3にかかる発明は、複数個のLEDを1個の光源アセンブリにまとめたので、1個の光源アセンブリで複数個のLEDを取り扱うことができるので、部品特にLEDの取り扱いが便利となる。
【0015】
また、請求項4にかかる発明は、導光体のうち少なくとも受光部とカバー部との間、および、光源側に配線されたハーネスコードとホルダ部との間に、防水構造が設けられている、ことを特徴とする。
【0016】
この結果、請求項4にかかる発明は、車両の室外のバンパーに取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態の5例を添付図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0018】
「実施の形態1の構成の説明」
図1〜図6は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1を示す。
【0019】
図1において、Cは車両としての自動車である。この自動車Cの前後のバンパーBの前後面から側面にかけての湾曲部には、この実施の形態1にかかる車両用灯具1が一直線に複数個取り付けられている。
【0020】
取付体としての前記バンパーBは、断面板形状をなす樹脂製部材から構成されている。このバンパーBのうち、車両用灯具1を取り付ける任意の取付箇所には、円形形状の取付孔2が設けられている。この例においては、自動車Cの前後のバンパーBの前後面から側面にかけての湾曲部に複数個の取付孔2が一直線に設けられている。
【0021】
この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3と、光源アセンブリ4と、取付手段としてのクリップ5とを備え、前記クリップ5により前記導光体3および前記光源アセンブリ4が自動車CのバンパーBに取り付けられるものである。
【0022】
前記導光体3は、図2および図4に示すように、光透過率が高い樹脂部材(たとえば、PMMA)から構成されており、1軸Z−Z上に配置された発光部6と、取付部7と、受光部8とからなる。前記発光部6は、円形の頭部形状をなし、外径が前記取付孔2の内径よりも大きい。前記取付部7および前記受光部8は、円柱形の軸形状をなし、外径が前記取付孔2の内径よりも若干小さい。前記受光部8の端面には、球凹面の受光面9が設けられている。また、前記取付部7と前記受光部8とのほぼ境界の外周面には、ストッパ段部10と傾斜面11とが設けられている。
【0023】
前記光源アセンブリ4は、図2に示すように、1個のLED12と、前記1個のLED12を保持するホルダ部13と、前記1個のLED12と対応する1個の前記導光体3の前記受光部8および前記取付部7の一部を覆うカバー部14と、前記1個のLED12に接続されたハーネスコード15とからなる。
【0024】
前記LED12は、いわゆる砲弾型高輝度のLEDであって、基板にLEDチップを実装してこの基板およびLEDチップに砲弾型のレンズをカバーして固定してなるものである。このLED12のリード線に前記ハーネスコード15が電気的に接続されている。
【0025】
前記ホルダ部13および前記カバー部14は、図5に示すように、樹脂製部材(たとえば、ABS)から一体に構成されている。このホルダ部13およびカバー部14は、円筒形状をなし、ホルダ部13の径は、カバー部14の径よりも小さい。前記ホルダ部13の内部のほぼ中間部には、仕切壁16が一体に設けられている。この仕切壁16には、LED12のリード線もしくはハーネスコード15の芯線が通る小円形透孔17が設けられている。また、前記ホルダ部13の開口部の縁には、ハーネスコード15を保持するコードホルダ18が設けられている。一方、前記カバー部14の内周面のほぼ中間部には、円弧形状の係合凹部19が環状に設けられている。
【0026】
前記ホルダ部13の前記カバー14と連通する内部には、1個の前記LED12が収納保持されている。また、小円形透孔17中には、LED12のリード線もしくはハーネスコード15の芯線が挿通されている。さらに、コードホルダ18には、ハーネスコード15が保持されている。さらにまた、前記ホルダ部13の開口部側の内部には、ハーネスコード15が配線され、かつ、シール材(たとえば、エポキシ系接着剤などのシール材)20が充填されている。この結果、LED12側に配線されたハーネスコード15とホルダ部13との間には、防水構造が設けられていることとなる。
【0027】
前記クリップ5は、図2および図6に示すように、弾性部材(たとえば、POM)からなり、一端部側の弾性当接部21と、他端部側の円筒部22とが一体に構成されている。前記弾性当接部21は、皿形状もしくはスカート形状もしくは吸盤形状をなす。この弾性当接部21には、複数本、この例では、3本のスリット23が等間隔に径方向に設けられている。
【0028】
一方、前記円筒部22には、複数本、この例では、6本のスリット24が等間隔に設けられている。これにより、前記円筒部22は、6個の部分に等分されている。この円筒部22の1個おきの3個の部分の外周面には、前記係合凹部19と係合する円弧形状の係合凸部25が周方向に設けられている。また、この円筒部22の残りの3個の部分は、内側に傾斜していて、その先端部において前記ストッパ段部10に弾性当接するストッパ凸部26を構成する。
【0029】
図2において、符号27は、たとえば、NBRから構成されているOリングである。このOリング27は、前記導光体3の前記受光部8と前記カバー部14との間に設けられる防水構造をなすものである。また、図3において、符号28は、複数個、この例では、6個の車両用灯具1からのハーネスコート15を束ねて電気的に接続したコネクタである。このコネクタ28は、電源側のコネクタ(図示せず)と電気的に着脱可能に接続する。
【0030】
「実施の形態1の作用の説明」
この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、上記のごとき構成からなり、以下、その作用、すなわち、車両用灯具1のバンパーBへの取り付け方について説明する。
【0031】
まず、取付体としてのバンパーBのうち、車両用灯具1を取り付ける任意の取付箇所、この例では、自動車Cの前後のバンパーBの前後面から側面にかけての湾曲部に複数個の取付孔2を一直線に設ける。
【0032】
つぎに、バンパーBの取付孔2の中に導光体3の受光部8および取付部7をバンパーBの表側から裏側に挿入して、バンパーBの表側に導光体3の発光部6を突出させた状態で位置させ、かつ、バンパーBの裏側に導光体3の受光部8および取付部7を突出させた状態で位置させる。
【0033】
それから、バンパーBの裏側において、導光体3の受光部8および取付部7にクリップ5を弾性当接部21から嵌合する。すなわち、導光体3の受光部8および取付部7をクリップ5の円筒部22中に圧入する。すると、クリップ5の弾性当接部21が撓みながらバンパーBの裏側に弾性当接し、かつ、クリップ5のストッパ凸部26が導光体3のストッパ段部10に弾性当接する。これにより、導光体3の発光部6とクリップ5の弾性当接部21とがバンパーBの表裏両面から挟み込むので、導光体3はバンパーBに取り付けられることとなる。この導光体3の発光部6とクリップ5の弾性当接部21とは、導光体3をバンパーBに取り付ける第1取付手段を構成する。
【0034】
つづいて、光源アセンブリ4のカバー部14内にOリング27をセットし、バンパーBの裏側において、この光源アセンブリ4のカバー部14を先に組み付けた導光体3の受光部8および取付部7とクリップ5の円筒部22に嵌合する。すると、導光体3の受光部8と光源アセンブリ4のカバー部14との間にOリング27が圧着され、かつ、光源アセンブリ4の係合凹部19とクリップ5の係合凸部25とが相互に係合する。これにより、光源アセンブリ4は、バンパーBに取り付けられることとなる。このとき、光源アセンブリ4のLED12は、所定の位置に位置して、導光体3の受光面9と対向する。光源アセンブリ4の係合凹部19とクリップ5の係合凸部25とは、LED12と受光部8の受光面9とを対向させた状態で光源アセンブリ4をバンパーBに取り付ける第2取付手段を構成する。
【0035】
このようにして、バンパーBの任意の取付箇所に設けた取付孔2にこの実施の形態1にかかる車両用灯具1を取り付けることができる。以下、同様にして、バンパーBに複数個の車両用灯具1を一直線に取り付ける。この例では、自動車Cの前後のバンパーBの左右の湾曲部にそれぞれ6個ずつの車両用灯具1を取り付ける。この複数個の車両用灯具1のハーネスコード15をコネクタ28を介して電源側と電気的に接続する。
【0036】
そして、ドライバーの操作のスイッチ、ターンシグナルスイッチ、ハンドル操舵スイッチが作動すると、光源アセンブリ4のLED12に電流が供給され、LED12が点灯する。このLED12からの光は、導光体3の受光面9で受光され、導光体3中に入射する。導光体3中に入射した光は、導光体3中を直進したり反射したりしながら進み、導光体3の発光部6から外部に出射して、発光部6が発光する。
【0037】
ここで、LED12の点灯回路を制御することにより、複数個の車両用灯具1の光り方を制御することができる。たとえば、図3(B)中の実線矢印に示すように、シーケンシャル的に制御すると、6個の車両用灯具1が自動車Cの中央側から側方側にかけて順次等間隔の時間で点灯する。あるいは、逆に、6個の車両用灯具1が自動車Cの側方側から中央側にかけて順次等間隔の時間で点灯する。また、ハザード的に制御すると、6個の車両用灯具1が同時に点滅する。このように、電気的装飾効果が得られる。
【0038】
「実施の形態1の効果の説明」
この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、上記のごとき構成からなり、以下、その効果について説明する。
【0039】
この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、バンパーBの任意の取付箇所に取付孔2を設けることにより、後付、すなわち、後から灯具をバンパーBに取り付けることができる。特に、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3の受光部8および取付部7は、円柱形をなすので、バンパーBには円形の取付孔2を設けるだけ良い。しかも、バンパーBは、断面板形状の樹脂製からなるので、バンパーBに取付孔2をハンドドリルなどの簡便な工具により簡単に設けることができる。このように、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、バンパーBに灯具を簡単にかつ安価にかつ短時間で取り付けることができる。これにより、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、後付部品(アフターパーツ)としての有用である。
【0040】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3と光源アセンブリと4がクリップ5によりバンパーBの裏側で取り付けられているので、バンパーBの表側から裏側のクリップ5の取付手段が見えず、見栄えが向上される。
【0041】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、1個のLED12を有する1個の光源アセンブリ4と1個の導光体3とが1個の取付孔2に対応してバンパーBに取り付けられるものである。このために、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、バンパーBの形状が二次元的にまた三次元的に曲がった形状の場合でも、複数個の光源アセンブリ4と導光体3とをバンパーBの曲がった形状に沿って取り付けることができる。また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、同様に、複数個の取付孔2のピッチに孔加工時のばらつきによるばらつきがある場合でも、複数個の光源アセンブリ4と導光体3とをピッチにばらつきがあるバンパーBの複数個の取付孔2に取り付けることができる。このように、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、バンパーBの形状が曲がった形状の場合や複数個の取付孔2のピッチにばらつきがある場合でも、光源アセンブリ4と導光体3とをバンパーBに取り付けることについてはなんら問題がない。しかも、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、バンパーB以外に、図1に示すドアミラーDのミラーハウジングやガーニッシュやスポイラなど、任意の形状の取付体やピッチが異なる複数個の取付孔2にも光源アセンブリ4と導光体3とを取り付けることができるので、光源アセンブリ4と導光体3の取付体への取付に対して汎用性が高くなる。
【0042】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3の受光部8と光源アセンブリ4のカバー部14との間に防水構造としてのOリング27が、また、LED12に配線されたハーネスコード15と光源アセンブリ4のホルダ部13との間に防水構造としてのシール材20が、それぞれ設けられている。この結果、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、自動車Cの室外の取付体、たとえば、バンパーBやドアミラーDに取り付けることができる。
【0043】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、樹脂部材から構成されている導光体3の発光部6がバンパーBの表面から突出しているので、この発光部6がバンパーBをガードすることができる。特に、この例のように、バンパーBに複数個の導光体3を取り付けている場合には、バンパーBのガード効果がさらに顕著に現れる。
【0044】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3が光透過率の高い部材から構成されており、発光部6および取付部7および受光部8が1軸Z−Z上に配置されており、受光部8のLED12と対向する対向面に球凹面の受光面9が設けられている。このために、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、発光部6側から受光部8側を見ると、受光部8の球凹面の受光面9のレンズ作用により、導光体3の発光部6から受光部8までの奥行きが実際の距離も深く(厚く)見える。これにより、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、バンパーBの板厚が実際の板厚よりも厚く見えるので、重厚感のあるバンパーBが得られることとなる。
【0045】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、弾性部材のクリップ5により、導光体3と光源アセンブリ4とをバンパーBに簡単にかつ確実に取り付けることができる。また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、光源アセンブリ4の係合凹部19とクリップ5の係合凸部25との係合を着脱可能とすることにより、バンパーBに取り付けられている導光体3とクリップ5とに光源アセンブリ4を着脱可能に取り付けることができる。このために、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、光源アセンブリ4をまたは光源アセンブリ4のLED12を交換することができ、しかも、光源アセンブリ4を使用しないときには、光源アセンブリ4をバンパーBから取り外しておくことができる。さらに、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3の取付部7とクリップ5との嵌合を着脱可能とすることにより、バンパーBに導光体3を着脱可能に取り付けることができるので、導光体3を交換することができる。しかも、灯具を使用しないときには、灯具をバンパーBから取り外しておくことができ、その上、バンパーBに残った取付孔2に導光体3とほぼ同じ構造をなす装飾部材などをクリップ5(もしくは、クリップ5とほぼ同じ構造の止め具)で取り付けるとにより、バンパーBの取付孔2を塞ぐことができ、見栄え上何ら問題がない。
【0046】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、導光体3の取付部7にクリップ5を嵌合すると、クリップ5のストッパ凸部26が導光体3のストッパ段部10に弾性当接する。このために、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、ストッパの作用により、導光体3の取付部7とクリップ5との嵌合状態が外れなくなるので、導光体3がバンパーBに確実に取り付けられることとなる。また、この実施の形態1にかかる車両用灯具1は、同様に、導光体3とクリップ5とから光源アセンブリ4を取り外す際に、導光体3の取付部7とクリップ5との嵌合状態が外れことはないので、光源アセンブリ4の取外には何ら問題がない。
【0047】
「実施の形態1の変形例の説明」
図7および図8は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1の変形例を示す。図中、図1〜図6と同符号は、同一のものを示す。
【0048】
図7に示す変形例は、断面板形状の取付体(バンパー)29に複数個、この例では、12個の車両用灯具1を一直線に取り付け、3個の車両用灯具1を1組とするものである。この変形例は、シーケンシャル的に制御すると、3個の車両用灯具1が同時にかつ1組ずつ実線矢印方向にまたは逆方向に順次等間隔の時間で点灯する。なお、この変形例においては、12個の車両用灯具1が同時に点滅するようにハザード的に制御するようにしても良い。
【0049】
図8に示す変形例は、取付体(バンパー)30に複数個、この例では、21個の車両用灯具1を多重円形状に取り付けたものである。この変形例は、シーケンシャル的に制御すると、車両用灯具1が中央から外側にまたは逆に外側から中央に順次等間隔の時間で点灯する。なお、この変形例においては、21個の車両用灯具1が同時に点滅するようにハザード的に制御するようにしても良い。
【0050】
「実施の形態2の構成の説明」
図9および図10は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2を示す。図中、図1〜図8と同符号は、同一のものを示す。
【0051】
この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、前記の実施の形態1にかかる車両用灯具1とほぼ同様に、導光体32と、光源アセンブリ33と、取付手段(第1取付手段)としてのプッシュナット34とを備える。
【0052】
前記導光体32は、実施の形態1の導光体3とほぼ同様に、光透過率が高い樹脂部材から構成されており、1軸Z−Z上に配置された発光部35と、取付部36と、受光部37とからなる。前記発光部35は、円形の頭部形状をなし、外径が前記取付孔2の内径よりも大きい。前記取付部36および前記受光部37は、円柱形の軸形状をなし、外径が前記取付孔2の内径よりも若干小さい。前記取付部36と前記受光部37とのほぼ境界の外周面には、段部38が設けられている。
【0053】
前記光源アセンブリ33は、フレキシブル基板39と、フレキシブル基板39に実装された複数個、この例では、3個のLED40と、フレキシブル基板39および3個のLED40を保持する弾性部材のホルダ部41と、3個のLED40と対応する3個の導光体32の受光部37を覆う3個のカバー部42と、フレキシブル基板39に接続されたハーネスコード43とからなる。
【0054】
前記フレキシブル基板39は、短冊形状の薄板からなる。このフレキシブル基板39の一面に3個のLED40がほぼ等間隔に表面実装されている。このフレキシブル基板39とLED40との高さ方向(フレキシブル基板39の板厚方向)の寸法を小さくすることができる。このフレキシブル基板39にハーネスコード43が接続されている。
【0055】
前記ホルダ部41および前記3個のカバー部42は、ゴム等の弾性部材から一体に構成されている。このホルダ部41は、中空状の短冊形状をなす。このホルダ部41の一側壁(カバー部42が設けられている壁と反対側の壁)の内面には、3個のリブ44がほぼ等間隔に一体に設けられている。このホルダ部41の3個のリブ44と他側壁との間には、前記フレキシブル基板39と3個のLED40が挟み込まれて保持されている。また、前記ハーネスコード43が前記ホルダ部41の内部から外部に引き出されており、かつ、このハーネスコード43とホルダ部41との間には、シール材45が充填されている。一方、前記3個のカバー部42は、中空状の円筒形状をなす。この3個のカバー部42は、前記3個のLED40にそれぞれ対応している。この3個のカバー部42の内側面には、複数条のビード46が環状に設けられている。なお、このビードは、カバー42の内側面以外に、受光部37の外側面に設けても良いし、また、カバー42の内側面と受光部37の外側面との双方に設けても良い。
【0056】
「実施の形態2の作用の説明」
この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、上記のごとき構成からなり、以下、その作用、すなわち、車両用灯具31のバンパーBへの取り付け方について説明する。
【0057】
まず、取付体としてのバンパーBのうち、車両用灯具31を取り付ける任意の取付箇所に3個の取付孔2を、3個のLED40と対応してほぼ等間隔に設ける。
【0058】
つぎに、バンパーBの3個の取付孔2の中に3個の導光体32の受光部37および取付部36をバンパーBの表側から裏側に挿入して、バンパーBの表側に導光体32の発光部35を突出させた状態で位置させ、かつ、バンパーBの裏側に導光体32の受光部37および取付部36を突出させた状態で位置させる。
【0059】
それから、バンパーBの裏側において、3個の導光体32の取付部36に3個のプッシュナット34を嵌合固定させ、また、このプッシュナット34をバンパーBの裏面に弾性当接させる。すると、導光体32の発光部35とプッシュナット34とがバンパーBの表裏両面から挟み込むので、導光体32はバンパーBに取り付けられることとなる。このプッシュナット34は、導光体32をバンパーBに取り付ける第1取付手段を構成する。
【0060】
つづいて、バンパーBの裏側において、光源アセンブリ33の3個のカバー部42を先に組み付けた3個の導光体32の受光部37に弾性嵌合させることにより、光源アセンブリ33は、バンパーBに取り付けられることとなる。このとき、光源アセンブリ33の3個のLED40は、所定の位置に位置して、導光体32の受光部37の受光面と対向する。この導光体32の受光部37と弾性部材のカバー部42とは、LED40と受光部37の受光面とを対向させた状態で光源アセンブリ33をバンパーBに取り付ける第2取付手段を構成する。
【0061】
このようにして、バンパーBの任意の取付箇所に設けた3個の取付孔2にこの実施の形態2にかかる車両用灯具31を取り付けることができる。この車両用灯具31のハーネスコード43をコネクタ(図示せず)を介して電源側と電気的に接続する。
【0062】
そして、ドライバーの操作のスイッチ、ターンシグナルスイッチ、ハンドル操舵スイッチが作動すると、光源アセンブリ33の3個のLED40に電流が供給され、3個のLED40が点灯する。この3個のLED40からの光は、3個の導光体32の受光部37の受光面で受光され、3個の導光体32中に入射する。3個の導光体32中に入射した光は、3個の導光体32中を直進したり反射したりしながら進み、3個の導光体32の発光部35から外部に出射して、発光部35が発光する。
【0063】
ここで、3個のLED40の点灯回路を制御することにより、3個のLED40の光り方を制御することができる。たとえば、図10中の実線矢印方向にまたは逆方向にシーケンシャル的に制御すると、3個のLED40が順次等間隔の時間で点灯する。また、ハザード的に制御すると、3個のLED40が同時に点滅する。このように、電気的装飾効果が得られる。
【0064】
「実施の形態2の効果の説明」
この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、上記のごとき構成からなるので、前記実施の形態1にかかる車両用灯具1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
【0065】
特に、この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、1個の光源アセンブリ33に3個のLED40を有するので、1個の光源アセンブリ33をバンパーBに取り付けることにより、3個のLED40をバンパーBに取り付けることができ、取付作業の効率が向上される。また、この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、3個のLED40を1個の光源アセンブリ33にまとめたので、1個の光源アセンブリ33で3個のLED40を取り扱うことができるので、部品特にLEDの取り扱いが便利となる。
【0066】
また、この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、プッシュナット34と受光部37および弾性部材のカバー部42とにより、バンパーBに導光体32と光源アセンブリ33とを簡単に取り付けることができる。
【0067】
さらに、この実施の形態2にかかる車両用灯具31は、弾性部材のカバー部42の内側面に複数条のビード46を環状に設けたので、受光部37と弾性部材のカバー部42との弾性嵌合が確実となり、しかも、受光部37と弾性部材のカバー部42との間の防水効果が向上される。
【0068】
「実施の形態3の説明」
図11は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態3を示す。図中、図1〜図10と同符号は、同一のものを示す。
【0069】
この実施の形態3にかかる車両用灯具47は、前記の実施の形態2にかかる車両用灯具31のプッシュナット34の代わりに接着剤48を使用したものである。なお、この実施の形態3にかかる車両用灯具47において、導光体32の取付部36と受光部37とのほぼ境界の外周面には、段部38が設けられていない。
【0070】
この実施の形態3にかかる車両用灯具47は、上記のごとき構成からなり、以下、バンパーBへの取り付け方について説明する。まず、バンパーBにセットした導光体32の取付部36とバンパーBの裏側とを接着剤48を塗布することにより導光体32がバンパーBに取り付けられる。つぎに、バンパーBに取り付けられた導光体32の受光部37に光源アセンブリ33のカバー部42を弾性嵌合させることにより光源アセンブリ33がバンパーBに取り付けられる。この接着剤48は、導光体32をバンパーBに取り付ける第1取付手段を構成する。また、この導光体32の受光部37と弾性部材のカバー部42とは、LED40と受光部37の受光面とを対向させた状態で光源アセンブリ33をバンパーBに取り付ける第2取付手段を構成する。
【0071】
この実施の形態3にかかる車両用灯具47は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施の形態2にかかる車両用灯具31とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施の形態3にかかる車両用灯具47は、プッシュナット34の代わりに接着剤48を使用することにより、部品点数を軽減することができ、製造コストを安価にすることができる。
【0072】
「実施の形態4の説明」
図12および図13は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態4を示す。図中、図1〜図11と同符号は、同一のものを示す。
【0073】
この実施の形態4にかかる車両用灯具49は、前記の実施の形態2にかかる車両用灯具31に対して、ブラケット50を使用して光源アセンブリ33をバンパーBに取り付けるものである。すなわち、前記ブラケット50は、薄鋼板などの弾性板からなり、ほぼ中央に小円形の透孔51が設けられている中央板部52と、この中央板部52の両端部をほぼ直角に折り曲げてなる端板部53と、この端板部53の端部に設けた係止フック54とから構成されている。なお、前記灯国51の内径は、取付部36の外径よりも若干大きい。
【0074】
この実施の形態4にかかる車両用灯具49は、上記のごとき構成からなり、以下、バンパーBへの取り付け方について説明する。まず、プッシュナット34によりブラケット50をバンパーBの裏側に固定する。すなわち、バンパーBにセットした導光体32の取付部36にブラケット50を透孔51を介して嵌合する。つぎに、プッシュナット34を取付部36に嵌合固定し、また、プッシュナット34をブラケット50の中央板部52に弾性当接させる。これにより、導光体32とブラケット50とがバンパーBに取り付けられる。なお、ブラケット50は、図13に示すように、3個の導光体32のうち、両端の導光体32に対応して2個固定する。このプッシュナット34は、導光体32をバンパーBに取り付ける第1取付手段を構成する。
【0075】
それから、バンパーBに取り付けられた3個の導光体32の受光部37に光源アセンブリ33の3個のカバー部42を弾性嵌合する。それと同時に、ブラケット50の係止フック54を光源アセンブリ33のホルダ部41に弾性当接させる。これにより、光源アセンブリ33がバンパーBに取り付けられることとなる。このブラケット50の係止フック54は、LED40と受光部37の受光面とを対向させた状態で光源アセンブリ33をバンパーBに取り付ける第2取付手段を構成する。
【0076】
この実施の形態4にかかる車両用灯具49は、上記のごとき構成からなるので、前記実施の形態1、2、3にかかる車両用灯具1、31、47とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施の形態4にかかる車両用灯具49は、プッシュナット34とブラケット50の係止フック54とにより、バンパーBに導光体32と光源アセンブリ33とを確実に取り付けることができる。
【0077】
「実施の形態5の説明」
図14は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態5を示す。図中、図1〜図13と同符号は、同一のものを示す。
【0078】
この実施の形態5にかかる車両用灯具55は、前記の実施の形態4にかかる車両用灯具49の係止フック54の代わりにスクリュー56を使用したものである。すなわち、ブラケット50の端板部53の端部をほぼ直角に折り曲げて取付板部57を設けたものである。
【0079】
この実施の形態5にかかる車両用灯具55は、上記のごとき構成からなり、以下、バンパーBへの取り付け方について説明する。まず、バンパーBに導光体32とブラケット50とをプッシュナット34により固定する。つぎに、導光体32の受光部37に光源アセンブリ33のカバー部42を弾性嵌合させ、この光源アセンブリ33のホルダ部41をブラケット50の取付板部57にスクリュー56により固定する。これにより、導光体32と光源アセンブリ33がバンパーBに取り付けられることとなる。このプッシュナット34は、導光体32をバンパーBに取り付ける第1取付手段を構成する。また、このブラケット50とスクリュー56とは、LED40と受光部37の受光面とを対向させた状態で光源アセンブリ33をバンパーBに取り付ける第2取付手段を構成する。
【0080】
この実施の形態5にかかる車両用灯具55は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施の形態4にかかる車両用灯具49とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施の形態5にかかる車両用灯具55は、係止フック54の代わりにスクリュー56を使用することにより、導光体32と光源アセンブリ33をバンパーBにさらに確実に取り付けることができる。
【0081】
「実施の形態以外の例の説明」
なお、前記の実施の形態1〜5においては、光源としてLED12、40を使用したものであるが、この発明においては、光源としてLED12、40以外に、たとえば、白熱電球などでも良い。
【0082】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、車両のバンパーの任意の取付箇所に取付孔を設けることにより灯具を車両のバンパーに後から取り付けることができる。すなわち、灯具の後付けが可能である。しかも、導光体と光源アセンブリとが取付手段によりバンパーの裏側で取り付けられているので、バンパーの表側から裏側の取付手段が見えず、見栄えが向上される。
【0083】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、導光体の発光部がバンパーの表面から突出しているので、この発光部によりバンパーをガードすることができる。特に、バンパーに複数個の導光体を取り付けた場合には、バンパーのガード効果がさらに顕著に現れる。
【0084】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、導光体の発光部側から受光部側を見ると、受光部の受光面のレンズ作用により、導光体の発光部から受光部までの奥行きが実際の距離よりも深く(厚く)見える。これにより、バンパーの厚さが実際の厚さよりも厚く見え、車両のバンパーの重厚感が得られることとなる。
【0085】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、クリップもしくはプッシュナットである第1取付手段により、導光体と光源アセンブリとをバンパーに簡単にかつ確実に取り付けることができる。しかも、第1取付手段と少なくとも光源アセンブリのカバー部である第2取付手段との嵌合を着脱可能とすることにより、バンパーに取り付けられている導光体と第1取付手段とに光源アセンブリを着脱可能に取り付けることができるので、光源アセンブリをまたは光源アセンブリの光源を交換することができ、また、光源アセンブリを使用しないときには、光源アセンブリをバンパーから取り外しておくことができる。さらに、取付部と第1取付手段との嵌合を着脱可能とすることにより、バンパーに導光体を着脱可能に取り付けることができるので、導光体を交換することができ、また、灯具を使用しないときには、灯具をバンパーから取り外しておくことができる。その上、バンパーに残った取付孔に導光体とほぼ同じ構造をなす装飾部材などを第1取付手段で取り付けることにより、バンパーの取付孔を塞ぐことができ、見栄え上何ら問題がない。
【0086】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、取付部と第1取付手段との嵌合状態が外れなくなるストッパを設けることにより、導光体がバンパーに確実に取り付けられることとなる。しかも、同様に、導光体と第1取付手段とから光源アセンブリを取り外す際に、取付部と第1取付手段との嵌合状態が外れことはないので、光源アセンブリの取り外しには何ら問題がない。
【0087】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、バンパーの形状が曲がった形状の場合や複数個の取付孔のピッチにばらつきがある場合でも、光源アセンブリと導光体とをバンパーに取り付けることができる。しかも、任意の形状のバンパーやピッチが異なる複数個の取付孔にも光源アセンブリと導光体とを取り付けることができるので、光源アセンブリと導光体のバンパーへの取付に対して汎用性が高くなる。
【0088】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)によれば、1個の光源アセンブリに複数個のLEDを有するので、1個の光源アセンブリをバンパーに取り付けることにより、複数個のLEDをバンパーに取り付けることができ、取付作業の効率が向上される。しかも、複数個のLEDを1個の光源アセンブリにまとめたので、1個の光源アセンブリで複数個のLEDを取り扱うことができるので、部品特にLEDの取り扱いが便利となる。
【0089】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)によれば、防水構造が設けられているので、車両の室外のバンパーに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の車両用灯具の実施の形態1を示す使用状態の自動車の斜視図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】 導光体を示す側面図である。
【図5】 (A)は、ホルダ部およびカバーを示す側面図、(B)は、(A)におけるB矢視図、(C)は、(A)におけるC−C線断面図である。
【図6】 (A)は、クリップを示す側面図、(B)は、(A)におけるB矢視図、(C)は、(A)におけるC矢視図、(D)は、(A)におけるD−D線断面図である。
【図7】 (A)は、この発明の車両用灯具の実施の形態1の変形例を示す一部横断面図、(B)は、(A)におけるB−B線矢視図である。
【図8】 この発明の車両用灯具の実施の形態1の変形例を示す正面図である。
【図9】 この発明の車両用灯具の実施の形態2を示す一部縦断面図である。
【図10】 図9におけるX−X線断面図である。
【図11】 この発明の車両用灯具の実施の形態3を示す一部縦断面図である。
【図12】 この発明の車両用灯具の実施の形態4を示す一部縦断面図である。
【図13】 図12におけるXIII−XIII線断面図である。
【図14】 この発明の車両用灯具の実施の形態5を示す一部縦断面図である。
【符号の説明】
B バンパー(取付体)
C 自動車
D ドアミラー
Z−Z 導光体の軸
1、31、47、49、55 車両用灯具
2 取付孔
3、32 導光体
4、33 光源アセンブリ
5 クリップ
6、35 発光部
7、36 取付部
8、37 受光部
9 受光面
10 ストッパ段部
11 傾斜面
12、40 LED
13、41 ホルダ部
14、42 カバー部
15、43 ハーネスコード
16 仕切壁
17 小円形透孔
18 コードホルダ
19 係合凹部
20 シール材
21 弾性当接部
22 円筒部
23、24 スリット
25 係合凸部
26 ストッパ凸部
27 Oリング
28 コネクタ
29、30 取付体(バンパー)
34 プッシュナット
38 段部
39 フレキシブル基板
44 リブ
45 シール材
46 ビード
48 接着剤
50 ブラケット
51 透孔
52 中央板部
53 端板部
54 係止フック
56 スクリュー
57 取付板部

Claims (4)

  1. 導光体と、光源アセンブリと、取付手段と、を備え、前記取付手段により前記導光体および前記光源アセンブリが車両の断面板形状をなす樹脂製のバンパーに取り付けられる車両用灯具において、
    前記導光体は、前記バンパーの任意の取付箇所に設けられた取付孔より大きく、前記バンパーの表側に突出した状態で位置する発光部と、前記取付孔より小さく、前記取付孔中に前記バンパーの表側から裏側に挿入されて前記バンパーの裏側に突出した状態で位置する軸形状の取付部および受光部と、からなり、
    前記光源アセンブリは、光源と、前記光源を保持するホルダ部と、前記導光体のうち少なくとも前記受光部を覆うカバー部と、からなり、
    前記取付手段は、前記バンパーの裏側で、前記導光体の前記取付部に嵌合させることにより、前記導光体の前記発光部と共に、前記バンパーの表裏両面から挟み込んで前記導光体を前記バンパーに取り付けるクリップもしくはプッシュナットである第1取付手段と、前記バンパーの裏側で、前記第1取付手段に嵌合させることにより、前記光源アセンブリの前記光源と前記導光体の前記受光部の端面の受光面とを対向させた状態で前記光源アセンブリを前記バンパーに取り付ける少なくとも前記光源アセンブリの前記カバー部である第2取付手段と、からなる、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記光源アセンブリは、前記光源としての1個のLEDと、前記1個のLEDを保持する前記ホルダ部と、前記1個のLEDと対応する1個の前記導光体のうち少なくとも前記受光部を覆う前記カバー部と、前記1個のLEDに接続されたハーネスコードとからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記光源アセンブリは、フレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に実装された前記光源としての複数個のLEDと、前記フレキシブル基板および前記複数個のLEDを保持する弾性部材の前記ホルダ部と、前記複数個のLEDと対応する複数個の前記導光体のうち少なくとも前記受光部を覆う複数個の前記カバー部と、前記フレキシブル基板に接続されたハーネスコードとからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  4. 前記導光体のうち少なくとも前記受光部と前記カバー部との間、および、前記光源側に配線されたハーネスコードと前記ホルダ部との間には、防水構造が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
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