JP2007325843A - 競技支援システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マラソンやゴルフ等のフィールドで実行される競技の競技に大きな影響を与える気象情報を競技者や報道機関に提供して競技者やその実況報道のアナウンサーや解説者、視聴者を支援する競技支援システムおよび方法を提供する。
【解決手段】競技コースを複数の区間A〜Nに区分し、各競技区間A〜Nに気象センサ10A〜10Nを設置し、これら気象センサ10A〜10Nで取得した気象データを競技区間A〜Nに沿って設けられた表示装置に視覚的に表示又は送信機50を介して各競技者が携帯する小型軽量の受信機60A、60Bに音声又は文字により提供する情報提供手段20A〜20Nを備えている。気象センサ10A〜10Nで取得された気象データは、競技を実況中継する報道機関40にも提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は競技支援システムおよび方法に関し、特にマラソン、駅伝、トライアスロン、ロードレース、ゴルフその他比較的広範囲のフィールド(野外)で行われる競技(スポーツ)の競技者、報道機関(関係者)、視聴者等に、競技に影響を与え得る気象条件等の競技関連データ又は情報をタイムリーに提供する競技支援システムおよび方法に関する。
マラソン、駅伝、トライアスロン、自転車、車椅子競技、スキー種目(ジャンプ、ノルディック、バイアストロン等)、アーチェリー、弓道、馬術、ロードレース、ゴルフ等の多くの競技が屋外で日常的に開催され、これらの競技の多くはテレビジョン(TV)やラジオ等の報道機関(マスメディア)により電波又はインターネット等のネットワークを介して多くの視聴者に、例えば実況中継等により報道されている。これらの競技では、競技者が名誉をかけて又は目標記録の達成を目指して努力すると共に、これらの競技の視聴者は時々刻々変化する競技の進行や競技者間の駆け引き等を見ることにより感動を得ることが可能である。
しかし、フィールドで行われる上述の如き競技の記録又は結果は、少なからずフィールドの高度や傾斜(上り又は下り)等の地理的条件のみならず気象条件、例えば、気温、湿度、風速、風向、日照状態等に大きく影響されることが知られている。競技者は、これらの地理的条件および気象条件を十分に考慮して戦術を練り、勝利や記録達成を狙うこととなる。
ここで、地理的条件は、開催場所が決定すると、各競技者に周知され、必要に応じて事前に下見して作戦や戦術を立てることが可能である。しかし、気象条件は、競技中にも時々刻々変化すると共に詳細に見れば競技フィールドの区間毎に微妙に変化するので、各競技者が予測することは極めて困難である。また、一般にこれらの競技の報道者(リポータ)も競技結果に影響を与える気象データを的確に取得して視聴者にタイムリーに提供することは困難である。このような情報は視聴者にとっても興味深いものであるが、同様に、タイムリーに提供することは困難である。
フィールドにおける各種競技の競技者や報道関係者や視聴者に、斯かる気象データをタイムリーに且つ事前に(予報として)提供できれば競技は、競技者のみならずその競技の視聴者に有益で、競技を擬似体感してその醍醐味が味わえることとなる。しかし、例えばマラソンや駅伝では、経過時間や競技者が走行中の位置情報、即ち、出発点からの距離や当該位置における気温が電光掲示板等に表示されているに過ぎない。
また、競技の一層リアルな報道を行うために、競技者が室内外の競技場でマラソン等の競技をしている際の周囲の映像、音、温度、湿度、心拍、呼吸等の体調情報を、競技者に装着された体調センサで取得して、中継装置を介して無線にて家庭の視聴者に送信する体感競技中継装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−342713号公報(第3−4頁、第1図)
しかし、従来のフィールド競技の競技フィールドにおける気象情報等を競技者や報道機関(アナウンサー、解説者)に提供するシステムは、競技者のみならず報道機関および視聴者のニーズ又は欲求を十分に満足させるレベルではない。また、上述した特許文献1に開示する従来技術は、娯楽として利用可能であっても、競技者自身がセンサや中継装置を装着する必要があり、これらが競技に悪影響を与えるので、秒単位以下の記録を争う競技において、競技者が十分に実力を発揮できないという課題を有する。即ち、競技者の勝敗や記録更新に寄与するという目的に反する虞があり、競技者に必ずしも有益ではない。
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、斯かる競技の報道機関やリポータ更には視聴者に対して競技に関する情報をリアルタイムに提供して、その視聴者が競技を一層楽しめるようにする競技支援システムおよび方法を提供することである。
本発明の他の目的は、競技者に実質的に余分な負担や負荷をかけることなく且つフィールド競技の競技者に有益な情報をタイムリーに提供可能にする競技支援システムおよび方法を提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明による競技支援システムおよび方法は、以下のような特徴的な構成を採用している。
(1)予め設定された広範囲の競技フィールドで行われる競技に大きな影響を及ぼし得る情報を提供して競技を支援する競技支援システムにおいて、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、該区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するフィールドデータ検出手段と、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示する表示手段と、
前記競技フィールドの前記区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを処理して所定の希望者に提供するデータ処理手段と、
を備える競技支援システム。
(2)予め設定された広範囲の競技フィールドで行われる競技に大きな影響を及ぼし得る情報を提供して競技を支援する競技支援システムにおいて、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、該区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するフィールドデータ検出手段と、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示する表示手段と、
前記競技フィールドの前記区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを処理して競技者に提供するデータ処理手段と、
を備える競技支援システム。
(3)予め設定された広範囲の競技フィールドで行われる競技に大きな影響を及ぼし得る情報を提供して競技を支援する競技支援システムにおいて、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、該区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するフィールドデータ検出手段と、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示する表示手段と、
前記フィールドデータ検出手段により複数区分毎に検出されたデータを統合して処理し、所定の希望者に提供するデータ処理手段と、
を備える競技支援システム。
(4)前記データ処理手段は、無線送信手段を含み、無線回線を介して前記データを前記希望者に提供する上記(1)乃至(3)のいずれかの競技支援システム。
(5)前記データ処理手段は、サーバーを含み、インターネット回線を介して前記データを前記希望者に提供することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の競技支援システム。
(6)前記データ処理手段は、無線送信手段を含み、前記各競技者が携帯する受信機に競技中の前記競技区間を含むデータを提供する上記(2)の競技支援システム。
(7)前記データ処理手段は、前記希望者に競技中の競技区間と共に該競技区間より先の少なくとも1競技区間のデータを提供する上記(1)乃至(6)のいずれかの競技支援システム。
(8)前記データ処理手段は、前記フィールドデータ検出手段で取得したデータを音声合成して前記各競技区間内の競技者に送信し、前記受信機により各競技者に音声により提供する上記(2)の競技支援システム。
(9)前記データ処理手段は、無線送信手段を含み、前記無線送信手段は、前記フィールドデータ検出手段で取得したデータをデジタル信号で前記各競技区間内の競技者に送信して、前記各競技者が携帯するリストバンド型受信機の表示部に表示する上記(2)の競技支援システム。
(10)予め決められた広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を与え得る気象データを提供して競技を支援する競技支援方法において、
前記競技フィールドの複数に区分された区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するステップと、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示するステップと、
前記競技フィールドの前記区間毎に検出されたデータを処理して所定の希望者に提供するステップと、
を備える競技支援方法。
(11)予め決められた広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を与え得る気象データを提供して競技を支援する競技支援方法において、
前記競技フィールドの複数に区分された区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するステップと、
前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示するステップと、
前記競技フィールドの前記区間毎に検出されたデータを処理して競技者に提供するステップと、
を備える競技支援方法。
(12)無線送信手段により前記フィールドデータ検出手段で取得したデータと共に前記競技の経過時間を送信する上記(11)の競技支援方法。
(13)前記気象データの前記各競技者への提供は、前記各競技区間に設けられた表示装置により視覚的に行われる上記(11)の競技支援方法。
(14)前記気象データの前記各競技者への提供は、前記競技区間毎に設けられた送信機および前記各競技者が携帯する受信機による無線通信により行われる上記(12)の競技支援方法。
(15)前記各競技者へ提供される前記気象データは、前記各競技者が競技中の競技区間およびその先の競技区間のデータを含む上記(10)乃至(14)いずれかの競技支援方法。
(16)前記競技はマラソン競技である上記(1)乃至(15)のいずれかの競技支援システム又は方法。
本発明の競技支援システムおよび方法によると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。即ち、データ受信希望者である報道機関(アナウンサー、解説者)や各競技者は、自分が競技中の区間およびその先の区間における現在の気象データを競技中に取得可能であるので、臨機応変に作戦を立て又必要に応じて作戦を変更して競技して記録の達成又は勝利の獲得を目指すことが可能である。また、気象データは、競技フィールドの区間毎に設けられた表示装置、各競技者が携帯する小型軽量の受信機等により、競技者に実質的に負担をかけることなく容易に取得可能である。更に、各競技区間の気象データは、競技を中継する報道機関にも提供可能であるので、視聴者も競技を擬似体感することにより競技を一層リアルに楽しむことが可能である。
以下、本発明による競技支援システムおよび方法の幾つかの実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1は、本発明による競技支援システムの全体構成を示すシステム構成図である。この競技支援システムは、フィールド(野外)で行われるマラソン競技の支援システムを例示するが、本発明はマラソン競技に限定されるものではないこと勿論である。
図1に示すマラソン競技支援システムは、フィールドに予め設定された全長が42,195kmのマラソンコースを、コースの予想される気象条件の異同により予め複数の区間A〜Nに区分する。そして、各区間A〜Nには、マラソン競技の競技者に影響を与え得る気温、湿度、風速および風向等の気象データ(又は情報)を検出するフィールドデータ検出手段(以下、単にセンサという)10A〜10Nを設ける。各センサ10A〜10Nにより検出された気象データは、区分A〜N毎に設けられた少なくとも1個の情報提供手段20A〜20Nに出力され、それらのデータは報道関係者(アナウンサー、解説者)や各競技者に競技支援情報としてタイムリーに提供される。尚、図1において、マラソンコースは一直線上に図示しているが、曲線、折り返し又は周回コースの何れを含んでも良いことは勿論である。なお、以下の説明は、主に各競技者に競技支援情報として提供する場合について行っているが、報道関係者(アナウンサー、解説者、情報取得希望者としての視聴者)等の取得を希望する希望者に対しての情報提供は勿論可能である。
各センサ10A〜10Nは、好ましくは上述した気象データをリアルタイム又は予め設定された一定周期(例えば、10分毎)で検出する。
一方、情報提供手段20A〜20Nは、好ましくは太陽光下でも明瞭に表示可能なLED表示パネル等を使用する表示装置を含み、また検出情報を処理するデータ処理手段を含むこともできる。情報提供手段20A〜20Nのデータ処理手段は、無線送信手段やサーバーを備えることができる。無線送信手段により無線回線を介して検出データを希望者に送信することができ、サーバーによりインターネット回線を介して希望者に送信することができる。上記大型の表示装置を、マラソンコースに沿って、区間A〜N毎に少なくとも1個配置することにより、競技者(マラソンランナー)に必要な気象情報をタイムリーに提供可能である。データ処理手段は、情報提供手段20A〜20Nのそれぞれに対応して設けても良いし、複数又はすべての情報提供手段に対して共通に設けても良い(データ処理センターにその機能をもたせてもよい)。
また、これらセンサ10A〜10Nおよび情報提供手段(例えば、表示装置)20A〜20Nの動作電源は、商用電源、電池又は太陽電池の何れであっても良い。しかし、競技時間が比較的短く且つ野外であるマラソン競技の場合には、電池、特に太陽電池を使用すると、設置場所の自由度が高く且つ競技の前後に設置および撤去が迅速且つ容易であるので好適である。他方、ゴルフ等の、予め半永久的に決められたフィールドでプレイする競技の場合には、商用電源を利用することも可能である。
次に、図2は、図1中の情報提供手段である表示装置20A〜20Nの具体的な表示例である。図2(A)は、各競技区間A〜Nの気象データを表示する場合である。即ち、表示装置20には、その表示装置が設置されている競技区間、例えば区間Bのセンサ10Bで検出された気象条件である、例えば気温、湿度、風速のみをデジタル表示している。ここで、風速の表示の前に「+」又は「−」記号を使用して、それぞれ風向きが競技者に対して「追い風」又は「向かい風」であることを表示することが可能である。風向きは、例えば東西南北で表示することも可能であるが、斯かる記号により東西南北表示ではマラソンコースと競技者の競技進行方向との関連を競技者に一目瞭然に表示することが可能である。尚、「+」又は「−」記号に代えて、それぞれ矢印「→」又は「←」等を使用しても良い。
一方、図2(B)は、表示装置20に各競技区間およびその先(即ち、競技進行方向)の競技区間の気象条件を表示する具体例を示す。即ち、競技者には既に通過した競技区間の気象条件等の情報は余り意味がなく、関心のある情報は、現に競技中の区間およびその先の区間の気象データ等の情報である。従って、表示装置20には、それが設置されている競技区間および少なくともその1つ先の競技区間(勿論、更に先の競技区間でも良い)の情報を表示する。尚、各表示装置20には、それが設置されている競技区間およびその先の全競技区間の気象データを情報として列記して表示することも可能である。しかし、競技者が競技中にこれらの全ての表示情報を読み取ることは容易ではないので、競技開始地点(即ち、図1の競技区間A)の表示装置20Aは別として、それ以外の表示装置20B〜20Nについては、それらの表示装置の設置区間およびその1つ又は2つ先までの競技区間のデータの表示が好ましい。
次に、本発明による競技支援システムの他の実施形態について説明する。図1および図2を参照して上述した競技支援システムの好適(又は第1)実施形態では、各競技区間A〜Nに、それぞれセンサ10および情報提供手段(表示装置)20を対として設け、各センサ10の検出結果である気象データを、例えばケーブルで接続された対応する表示装置20に表示している。しかし、図3に示す第2実施形態では、競技区間A〜N毎に設けられた気象センサ10A〜10Nの検出結果をデータ処理センター30へ、例えば無線送信し、各競技区間A〜Nに設けられた複数の表示装置20A〜20Nへ、例えば携帯電話等の無線又はインターネット等のネットワークを介して送信するように構成されている。
更に、第2実施形態の競技支援システムにおいて、データ処理センター30において複数のセンサ10A〜10Nから収集された気象データ等は、当該競技の報道機関40に対して、例えば無線又はネットワークを介して各競技区間A〜Nの最新の気象データをリアルタイムで提供する。この気象データの提供を受けた報道機関40は、競技の放送中に気象データを適宜放送又は表示することにより視聴者に対して情報提供して、競技を疑似体感して各競技者の作戦や競技者間の駆け引き等を理解して競技を一層楽しむことが可能である。
次に、図4を参照して、本発明による競技支援システムの第3実施形態を説明する。図4は、本発明による競技支援システムの第3実施形態のシステム構成図である。この競技支援システムでは、競技フィールドを予め複数の競技区間A〜Nに区分する。各競技区間A〜Nには、気象センサ10A〜10Nを設置し、それぞれの競技区間A〜Nの時々刻々変化する気象データを検出する。各気象センサ10A〜10Nの検出結果である気象データは、各競技区間A〜Nの、例えば中間位置に設けられた、例えば微小電力FM送信機50A〜50Nに入力され、微小FM電波により比較的狭いサービスエリアに送信される。
各競技者は、FM送信機50A〜50Nからの電波を受信するFM受信機60を携帯する。このFM受信機60は、各競技者の負担を最少にする小型軽量に構成され、例えば耳栓(ヘッドホン又はイヤホン)型FM受信機60A又はリストバンド(又は腕時計)型受信機60Bである。各競技者は、競技中の区間内の送信機50からの送信電波をFM受信機60A又は60Bで受信して、当該競技区間内の気象データを取得することが可能である。即ち、第3実施形態の競技支援システムでは、気象情報提供手段として、FM無線送信機50およびFM受信機60を使用している。尚、各気象センサ10と対応する送信機50間の情報のやり取りは、上述した有線又は無線の何れでも良いこと勿論である。
ここで、受信機60として補聴器型受信機60Aを使用する場合には、気象センサ10が検出又は計測した気象データを、周知の音声合成装置(ボイスシンセサイザ)を使用して音声信号に変換して、対応する送信機50により音声信号で送信する。競技者は受信機60Aから、例えば「只今区間Bです。気温は12℃です。湿度は32%です。風速は向かい風2mです。」の如く音声信号にて必要な気象データを取得する。
一方、受信機60としてリストバンド型受信機60Bを使用する場合には、気象データをデジタルデータで送信して、好ましくは高輝度の表示が得られるLED表示パネル(又は液晶表示パネル)を使用する表示部に図2(A)に示す如く必要な気象データを表示する。尚、表示面積が狭くて全てのデータを同時に表示するのが困難な場合には、区間、気温、湿度および風速を循環的に表示するようにしても良い。斯かる送信機50および各競技者が携帯する受信機60を使用することにより、各競技者は競技中の実質的に全ての区間A〜Nで、何時でも競技中の区間の気象データを取得可能である。
また、各競技者が携帯する受信機60には、送信機50から気象データと共に競技時間、即ち競技開始時点からの経過時間をも合わせて送信することも可能である。送信機50からの送信データに競技時間を含めると、各競技者が個別に腕時計等を携帯する必要がなく且つ競技開始時にストップウオッチを操作(又はセット)する必要もないので、正確な競技時間を知ることが可能である。
更に、上述した図1乃至4に示す第1乃至第3実施形態を適宜に組み合わせても良い。即ち、競技区間A〜Nの適当な位置、例えば10km毎に表示装置を設置すると共に各競技者が携帯する受信機に競技区間毎の気象データを提供する。斯かる構成により、表示装置には全体の競技区間A〜Nの気象データを表示すると共に各競技者の受信機に競技中の区間の気象データを提供する。
次に、図5のフローチャートを参照して、本発明による競技支援方法について説明する。先ず、競技フィールドを条件が異なる複数の区間A〜Nに区分する、即ち競技区間を設定する(ステップS1)。この各競技区間A〜Nは、必ずしも一定である必要はなく、気象条件に応じて適宜設定することが可能である。区分は、競技がマラソンや駅伝の場合には、競技所要時間を考慮して1区間の距離を約5kmに設定するのが好ましい。一方、競技がゴルフの場合には、各ホール毎のティーアップ位置やグリーン回り位置等に区分するのが好ましい。
次に、設定された複数の競技区間A〜Nに気象センサ10A〜10Nを設置する(ステップS2)。これら複数の気象センサ10A〜10Nは、各競技区間A〜Nに設置された独立したスタンドアロン型のセンサでもよいが、検知部のみを各競技区間の適当な場所に配置し、処理センターにおいてデータ収集および処理してもよい。そして、設置された気象センサ10A〜10Nにより、例えば気温、湿度、風速および風向等の気象データを取得する(ステップS3)。
次に、気象センサ10A〜10Nにより取得された気象データを、競技者への情報提供手段の形態に応じて適宜処理する(ステップS4)。競技情報提供手段が、例えば図1中に示す表示装置20A〜20Nである場合には、気象情報をデジタル信号に変換して表示装置の所定表示領域、即ち気温、湿度および風速表示領域へ入力する。一方、図4に示す如く各競技者が携帯する受信機60に対して送信機50を使用して送信する場合には、受信機60の形態に対応したデータ変換する。即ち、受信機が補聴器型受信機60Aの場合には、気象センサ10で検出した気象データを音声合成装置(図示せず)を使用して音声信号に変換する。また、リストバンド型受信機60Bの場合には、そのデジタル表示方式に対応する信号に変換する。そして、各競技者に競技フィールドに固定的に設置された表示装置で視覚的に又は各競技者が携帯する小型受信機60により音声又は文字、数字、記号、図形で気象データを提供する(ステップS5)。
一方、図3に示す如く報道機関40が競技を実況中継して報道する場合には、各気象センサ10A〜10Nが検出した気象データを処理した後、一括して報道機関40へリアルタイムで情報提供する(ステップS6)。報道機関では、提供された気象データ等を視聴者に対して音声又は文字により適宜放送することにより情報提供する。
以上、本発明による競技支援システムおよび方法の好適実施形態を詳述した。しかし、斯かる実施形態は本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨や精神を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
本発明による競技支援システムの第1実施形態のシステム構成図である。 図1の表示装置の表示例を示し、(A)は競技中の区間のみの気象データ表示例であり、(B)は競技中およびその後の競技区間気象データの表示例である。 本発明による競技支援システムの第2実施形態のシステム構成図である。 本発明による競技支援システムの第3実施形態のシステム構成図である。 本発明による競技支援システムのフローチャートであり、本発明による競技支援方法の説明図である。
符号の説明
A〜N 競技区間
10A〜10N フィールドデータ検出手段(センサ)
20A〜20N 情報提供手段(表示装置)
30 データ処理センター
40 報道機関
50 送信機(小電力FM送信機)
60A 受信機(耳栓型)
60B 受信機(リストバンド型)

Claims (16)

  1. 予め設定された広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を及ぼし得る情報を提供して競技を支援する競技支援システムにおいて、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、該区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するフィールドデータ検出手段と、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示する表示手段と、
    前記競技フィールドの前記区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを処理して所定の希望者に提供するデータ処理手段と、
    を備えることを特徴とする競技支援システム。
  2. 予め設定された広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を及ぼし得る情報を提供して競技を支援する競技支援システムにおいて、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、該区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するフィールドデータ検出手段と、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示する表示手段と、
    前記競技フィールドの前記区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを処理して競技者に提供するデータ処理手段と、
    を備えることを特徴とする競技支援システム。
  3. 予め設定された広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を及ぼし得る情報を提供して競技を支援する競技支援システムにおいて、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、該区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するフィールドデータ検出手段と、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に設けられ、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示する表示手段と、
    前記フィールドデータ検出手段により複数区分毎に検出されたデータを統合して処理し、所定の希望者に提供するデータ処理手段と、
    を備えることを特徴とする競技支援システム。
  4. 前記データ処理手段は、無線送信手段を含み、無線回線を介して前記データを前記希望者に提供することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の競技支援システム。
  5. 前記データ処理手段は、サーバーを含み、インターネット回線を介して前記データを前記希望者に提供することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の競技支援システム。
  6. 前記データ処理手段は、無線送信手段を含み、前記各競技者が携帯する受信機に競技中の前記競技区間を含むデータを提供することを特徴とする請求項2に記載の競技支援システム。
  7. 前記データ処理手段は、前記希望者に競技中の競技区間と共に該競技区間より先の少なくとも1競技区間のデータを提供することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の競技支援システム。
  8. 前記データ処理手段は、前記フィールドデータ検出手段で取得したデータを音声合成して前記各競技区間内の競技者に送信し、前記受信機により各競技者に音声により提供することを特徴とする請求項2に記載の競技支援システム。
  9. 前記データ処理手段は、無線送信手段を含み、前記無線送信手段は、前記フィールドデータ検出手段で取得したデータをデジタル信号で前記各競技区間内の競技者に送信して、前記各競技者が携帯するリストバンド型受信機の表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載の競技支援システム。
  10. 予め決められた広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を与え得る気象データを提供して競技を支援する競技支援方法において、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するステップと、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示するステップと、
    前記競技フィールドの前記区間毎に検出されたデータを処理して所定の希望者に提供するステップと、
    を備えることを特徴とする競技支援方法。
  11. 予め決められた広範囲の競技フィールドで行われる競技に影響を与え得る気象データを提供して競技を支援する競技支援方法において、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間の時々刻々変化する気象条件を含むデータを検出するステップと、
    前記競技フィールドの複数に区分された区間毎に、前記フィールドデータ検出手段により検出されたデータを表示するステップと、
    前記競技フィールドの前記区間毎に検出されたデータを処理して競技者に提供するステップと、
    を備えることを特徴とする競技支援方法。
  12. 無線送信手段により前記フィールドデータ検出手段で取得したデータと共に前記競技の経過時間を送信することを特徴とする請求項11に記載の競技支援方法。
  13. 前記気象データの前記各競技者への提供は、前記各競技区間に設けられた表示装置により視覚的に行われることを特徴とする請求項11に記載の競技支援方法。
  14. 前記気象データの前記各競技者への提供は、前記競技区間毎に設けられた送信機および前記各競技者が携帯する受信機による無線通信により行われることを特徴とする請求項12に記載の競技支援方法。
  15. 前記各競技者へ提供される前記気象データは、前記各競技者が競技中の競技区間およびその先の競技区間のデータを含むことを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の競技支援方法。
  16. 前記競技はマラソン競技であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の競技支援システム又は方法。
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