JP6246498B2 - 視聴者参加型テレビ番組放送方法及びシステム - Google Patents

視聴者参加型テレビ番組放送方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は,視聴者が番組内の企画に参加可能なテレビ番組の放送方法及びこの放送方法を実現するためのシステムに関する。また,本発明は,例えばテレビ番組が音楽イベントを生放送するような内容である場合に,そのテレビ番組の視聴者とイベントの参加者が連動して取り組むことのできる企画を提供する方法や,それを実現するためのシステムに関するものである。
近年,テレビ番組の放送は,アナログ放送からデジタル放送への移行が完了し,デジタル放送の特徴を利用した取り組みが普及しつつある。デジタル放送は,アナログ放送と同じようにテレビ番組の放送が可能であることに加え,双方向のデータ放送を提供することができる点に特徴がある。例えば,デジタル放送を利用したシステムとしては,種々のデータ放送用コンテンツを,放送局から固定型のテレビジョン受信機や,ワンセグ携帯電話機等の携帯型のテレビジョン受信機に提供するものが知られている。
この種のシステムでは,放送局が,テレビ番組情報にデータ放送用のリンク情報を多重化した放送信号を送信し,テレビジョン受信機が,放送信号から抽出したリンク情報を画面のデータ放送領域に表示する。テレビ番組の視聴者は,リンクを選択して好みのコンテンツを要求し,サービスサーバが要求されたコンテンツをデータベースから読み出してテレビジョン受信機に表示することができる。例えば,コンテンツとしては,ニュースや交通情報の他,視聴者が参加できるクイズやアンケートが知られている。また,例えば,特許文献1には,データ放送を利用して,デジタル放送番組の視聴率を測定する技術が提案されている。
特開2007−311917号公報
ところで,全国各テレビ局の放送事業者は,多くの視聴者を取り込むために日夜より良い番組作りに取り組んでいる。例えば,テレビ局は,視聴者に番組の視聴習慣をつけてもらうために,番組改編時等に特別番組や,視聴率の高いレギュラー番組の拡大スペシャル等の放送を行い,視聴者を取り込むための努力を行なっている。
しかしながら,近年,低年齢層から高年齢層に至るまで,テレビの視聴習慣を持たなくなるテレビ離れが進んでおり,各テレビ番組の視聴率低下を招いている。テレビ離れは,テレビジョン受信機ではない他媒体の優位性が向上し,人々の選択肢が多様化したことで,相対的にテレビ視聴の地位が低下する現象である。テレビ離れの原因の一つとして,人々にとって,インターネットが身近なものとなったことや,インターネットの利用時間の増加したことが考えられている。その反面,インターネットの利用者及び利用時間は,増加の一途を辿っており,テレビの視聴時間がますます減少していくと懸念されている。
このため,今後,各テレビ局は,単に番組を制作して放送していくだけでなく,メディアとしての利用価値がますます向上すると期待されるインターネットを上手く利用し,テレビ番組とインターネットの共存を目指していく必要があると考えられる。インターネットの利用者人口が爆発的に増加している現在,インターネットを介して,テレビ番組に対する人々の興味を高めることができれば,テレビ番組の視聴率をも高めることができ,さらにはスポンサーの期待を満たすことができるといえる。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,テレビ番組の視聴者が持つ携帯情報端末と,テレビジョン受信機に表示させる演出コンテンツを連動させて,携帯情報端末によって検知された入力情報に応じて,テレビ番組の演出コンテンツがリアルタイムに変化するようにすることで,テレビ番組に新たな付加価値を加えることができ,テレビ番組の魅力を高めることができるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は,視聴者参加型テレビ番組放送方法に関する。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法は,視聴者参加型テレビ番組放送システムによって実行される方法である。このシステムは,テレビ番組を放送する放送局100と,テレビ番組を受信して表示するテレビジョン受信機200と,テレビ番組の視聴者が保有する視聴者端末300と,放送局100及び視聴者端末300に情報通信回線を通じて相互に接続されたサービスサーバ400と,を備えている。
そして,本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法は,準備工程と,入力検知工程と,解析工程と,編集工程と,コンテンツ変化工程と,を含む。
準備工程は,サービスサーバ400が,当該サービスサーバ400の備える演出情報記憶部からテレビ番組の演出コンテンツを読み出して放送局100に送信し,放送局100が,サービスサーバ400から受信した演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送する工程である。
入力検知工程は,視聴者端末300が,入力部に所定の入力情報が入力されたことを検知し,当該入力情報をサービスサーバ400へ送信する工程である。
解析工程は,サービスサーバ400が,入力情報を受信し,当該入力情報を解析する工程である。
編集工程は,サービスサーバ400が,解析工程で解析した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報を生成し,当該コンテンツ編集情報を放送局100に送信する工程である。
コンテンツ変化工程は,放送局100が,コンテンツ編集情報を受信し,当該コンテンツ編集情報に基づいて,演出コンテンツを変化させ,変化後の演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送する工程である。
上記工程のように,サービスサーバ400が,視聴者端末300に入力された入力情報に基づいて,テレビ番組と共に包装されているコンテンツ情報を変化させることにより,そのテレビ番組の視聴者に対して,番組の企画に参加することの楽しさと,自らの行為によって番組のコンテンツが変化したときの達成感を与えることができる。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法において,演出コンテンツは,レベルゲージを含むことが好ましい。
この場合に,入力検知工程において,視聴者端末300は,入力情報として,当該視聴者端末300が備える物理的ボタンが押下された情報,当該視聴者端末300が備えるタッチパネルディスプレイの所定領域がタッチされた情報,及び当該視聴者端末300が揺さぶられた情報のいずれか一つ以上を検知するものであることが好ましい。
また,解析工程において,サービスサーバ400は,入力情報が検知された回数を集計するものであることが好ましい。
そして,編集工程において,サービスサーバ400は,入力情報が検知された回数に基づいて,レベルゲージを増減させるためのコンテンツ編集情報を生成することが好ましい。
上記のように,テレビ番組に表示させる演出コンテンツとして,レベルゲージを採用し,かつ,サービスサーバ400が,例えばある瞬間(例:0.1〜1秒間)に視聴者端末300に対して入力された入力情報を集計し,その集計した回数によってレベルゲージを増減させることにより,テレビ番組の視聴者は,一見してテレビ番組が盛り上がっているかどうかを把握することができる。これにより,テレビ番組を視聴している多数の視聴者同士が,テレビ番組のレベルゲージを介して,一体感を持つことができるようになる。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法において,サービスサーバ400は,演出情報記憶部に,複数の種類の演出コンテンツを,入力情報が検知された回数に関する所定の閾値に関連付けて記憶していることが好ましい。
この場合に,サービスサーバ400は,解析工程において集計している入力情報が検知された回数が所定の閾値を超えたときに,当該閾値に対応した演出コンテンツを読み出し,放送局100に送信することが好ましい。
上記構成のように,視聴者端末300が入力情報を検知した回数が一定の閾値を超えたときに,新たな演出コンテンツをテレビ番組に反映させるか,テレビ番組に反映されている演出コンテンツを切り替えることで,視聴者に対して,番組内の企画に参加することの楽しみを与えることができる。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法において,演出コンテンツは,所定のタイミングで視聴者端末300に入力情報を検知させることを視聴者に促すタイミング情報を含むこととしてもよい。
この場合に,解析工程において,サービスサーバ400又は視聴者端末300は,視聴者端末300によって入力情報が検知されたタイミングが,タイミング情報によって促されたタイミングと一致又は一定誤差内で一致するか否かを解析する処理を含む処理を行う。
そして,視聴者参加型テレビ番組放送方法は,さらに,サービスサーバ400又は視聴者端末300が,解析工程において解析された入力情報が検知されたタイミングとタイミング情報によって促されたタイミングとの一致率に基づいて,スコア計算を行い,求めたスコアを視聴者端末300の画面に表示するスコアリング工程を含むことが好ましい。
上記のようにすれば,テレビ番組の視聴者全員が,テレビ番組を介して,いわゆるリズムゲームを楽しむことができるになる。また,視聴者は,リズムゲームに参加した後,その成功率に基づくスコアを確認することができる。例えば,テレビ番組が音楽番組である場合など,視聴者は,テレビ番組として放送されている音源に基づいてリズムゲームを行うことができる。特に,視聴者端末300においてタイミングの一致率を算出しスコア計算を行う実施形態においては,端末において演算処理を完結させることができるため,サーバにおける処理を軽減することができ,ユーザ数が増加した場合であってもサーバを増設する必要がなく,またサーバの維持管理費用を抑えることが可能になる。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法の好ましい形態は,テレビ番組の視聴者と,音楽コンサート等のイベントの参加者が,連動して取り組むことのできる企画を提供するものである。この方法を実現するシステムは,放送局100と,テレビジョン受信機200と,視聴者端末300と,サービスサーバ400の他に,さらに,イベント制御端末500と,出力機器600と,参加者端末700を備えている。
イベント制御端末500は,サービスサーバ400と情報通信回線を通じて相互に接続された端末装置である。出力機器600は,イベント制御端末500によって制御されるスピーカ,ディスプレイ,照明などの機器である。参加者端末700は,サービスサーバ400と情報通信回線を通じて相互に接続され,イベント会場内の参加者が保有する携帯情報端末である。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送方法は,準備工程と,入力検知工程と,解析工程と,編集工程と,コンテンツ変化工程と,を含む。
準備工程は,サービスサーバ400が,当該サービスサーバ400の備える演出情報記憶部から演出コンテンツを読み出して,放送局100及びイベント制御端末500に送信し,放送局100が,サービスサーバ400から受信した演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送するとともに,イベント制御端末500が,演出コンテンツを反映した映像などのコンテンツを出力機器600に出力させる工程である。
入力検知工程は,視聴者端末300及び参加者端末700が,入力部に所定の入力情報が入力されたことを検知し,入力情報を前記サービスサーバ400へ送信する工程である。
解析工程は,サービスサーバ400が,入力情報を受信し,当該入力情報を解析する工程である。
編集工程は,サービスサーバ400が,解析工程で解析した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報を生成し,当該コンテンツ編集情報を放送局100及びイベント制御端末500に送信する工程である。
コンテンツ変化工程は,放送局100及びイベント制御端末500が,コンテンツ編集情報を受信し,当該コンテンツ編集情報に基づいて,演出コンテンツを変化させ,放送局100が変化後の演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送すると共に,イベント制御端末500が変化後の演出コンテンツを反映したコンテンツを出力機器600に出力させる工程である。
上記工程では,サービスサーバ400が,テレビ番組の視聴者が視聴者端末300に入力した入力情報と,イベント会場の参加者が参加者端末700に入力した入力情報とを集積して解析したのち,これらの入力情報に基づいて,テレビ番組の演出コンテンツと,イベント会場に備えられた出力機器600の演出コンテンツを変化させることとしている。これにより,例えば,テレビ番組がイベント会場で行われているコンサートを生放送する内容であるような場合に,テレビ番組の視聴者とイベントの参加者とが一体になって,コンサートを盛り上げることができる。なお,テレビ番組を生放送は,公知の方法に基づいて行えばよい。例えば,コンサートの生放送を行うためには,カメラ装置と,このカメラ装置が撮影した動画データを放送局に発信する中継装置とをイベント会場に設置して,放送局によってコンサートの内容をテレビ番組として放送するようにすればよい。
視聴者参加型テレビ番組放送方法の好ましい形態において,視聴者端末300及び参加者端末700は,自己の位置情報を取得するための位置情報取得部を有していることが好ましい。また,視聴者端末300及び参加者端末700は,それぞれ,入力検知工程において,入力情報と共に,位置情報取得部によって取得した位置情報を,サービスサーバ400に送信することが好ましい。この場合,サービスサーバ400は,解析工程において,入力情報を送信した視聴者端末300と参加者端末700の位置情報に基づいて,当該入力情報を,イベント会場内に存在する参加者端末700から受信したものと,それ以外の場所に存在する視聴者端末300から受信したものとに分類することが好ましい。これにより,サービスサーバ400は,携帯情報端末の位置情報に基づいて,携帯情報端末が,イベント会場に所在する参加者端末700であるのか,それ以外の場所に所在する視聴者端末300であるのかを把握できる。
そして,サービスサーバ400は,編集工程において,視聴者端末300から受信した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集する第1のコンテンツ編集情報を生成すると共に,参加者端末700から受信した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集する第2のコンテンツ編集情報であって当該第1のコンテンツ編集情報とは異なるものを生成することが好ましい。
上記構成のように,サービスサーバ400は,携帯情報端末の位置情報に基づいて,その携帯情報端末から受信した入力情報が,イベント会場から送信されたものであるか,それ以外の場所から送信されたものであるかを把握し,イベント会場から送信された入力情報とそれ以外の場所から送信された入力情報とで異なるコンテンツ編集情報を生成することにより,テレビ番組やイベント会場の出力機器600から出力されるコンテンツの変化を多様なものとすることができる。例えば,サービスサーバ400は,イベント会場から送信された入力情報とそれ以外の場所から送信された入力情報とで,レベルゲージの増減に影響を与える重み付けを変化させることとしてもよい。例えば,イベント会場から送信された入力情報の方が,それ以外の場所から送信された入力情報よりも,レベルゲージの増減に与える影響が大きくなるように,コンテンツ編集情報を生成することもできる。このように,サービスサーバ400は,イベント会場から送信された入力情報とそれ以外の場所から送信された入力情報を異なる情報として扱うことが好ましい。
本発明の第2の側面は,上記した第1の側面に係る方法を実行するための視聴者参加型テレビ番組放送システムに関する。
本発明の視聴者参加型テレビ番組放送システムは,テレビ番組を放送する放送局100と,テレビ番組を受信して表示するテレビジョン受信機200と,テレビ番組の視聴者が保有する視聴者端末300と,放送局100及び視聴者端末300に情報通信回線を通じて相互に接続されたサービスサーバ400と,を含む。
そして,本発明のシステムでは,
サービスサーバ400が,当該サービスサーバ400の備える演出情報記憶部からテレビ番組の演出コンテンツを読み出して放送局100に送信し,
放送局100が,サービスサーバ400から受信した演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送し,
視聴者端末300が,入力部に所定の入力情報が入力されたことを検知して,入力情報をサービスサーバ400へ送信し,
サービスサーバ400が,入力情報を受信して,入力情報を解析し,
サービスサーバ400が,解析した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報を生成して,当該コンテンツ編集情報を放送局100に送信し,
放送局100が,コンテンツ編集情報を受信して,当該コンテンツ編集情報に基づいて,演出コンテンツを変化させ,変化後の演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送する。
本発明によれば,新しい視聴者参加型のテレビ番組の放送が実現可能になるため,テレビ番組に新たな付加価値を加えることができ,テレビ番組の魅力を高めることができる。
図1は,一実施形態に係る視聴者参加型テレビ番組放送システムの全体図である。 図2は,一実施形態に係る視聴者参加型テレビ番組放送方法のフロー図である。 図3は,視聴者参加型テレビ番組放送システムにおける情報の流れを示したブロック図である。 図4は,レベルゲージの表示例を示している。 図5は,エフェクト画像の表示例を示している。 図6は,テレビジョン受信機の表示画面と,イベント会場に設置されたディスプレイの表示画面の例を示している。 図7は,リズムゲームの表示例を示している。 図8は,視聴者参加型テレビ番組放送システムにおいて発生する遅延を説明するための概念図である。 図9は,リズムゲームにおける採点アルゴリズムの例を示している。 図10は,リズムゲームにおける採点アルゴリズムの例を示している。 図11は,リズムゲームにおける採点アルゴリズムの例を示している。 図12は,一実施形態に係る視聴者参加型テレビ番組放送システムのブロック図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
(視聴者参加型テレビ番組放送方法及びシステム)
まず,図面を参照して,本発明に係る視聴者参加型テレビ番組放送方法及びそれを実行するためのシステムの概要について説明する。
図1は,視聴者参加型テレビ番組放送システム10の全体図を示している。図1に示されるように,本実施形態に係るシステム10は,放送局100と,テレビジョン受信機200と,視聴者端末300と,サービスサーバ400と,イベント制御端末500と,出力機器600と,参加者端末700を含む。放送局100,視聴者端末300,サービスサーバ400,及びイベント制御端末500は,情報通信回線(インターネット)を介して相互に情報の授受を行うことができるように接続されている。また,放送局100とテレビジョン受信機200は,デジタル放送網によって双方向の通信が可能である。また,イベント制御端末500と出力機器600は,有線又は無線によって接続されている。
また,図1に示されるように,テレビジョン受信機200は,基本的に,視聴者の自宅等に設置されている。また,視聴者がこのテレビジョン受信機200によって出力されるテレビ番組を視聴する際には,その視聴者が保有する視聴者端末300も,視聴者の自宅に所在すると想定される。他方,コンサート等のイベント会場には,イベント制御端末500と,これに接続された各種の出力機器600(スピーカ,大型ディスプレイ等)が設置されている。また,コンサート等の開催中は,イベントの参加者が保有する参加者端末も,イベント会場に所在すると想定される。
放送局100は,音声データ及び画像(動画)データを含む映像データに,サービスサーバ400から提供される演出コンテンツを加えて,テレビ番組のデータとして放送を行う。テレビジョン受信機200は,放送局100によって放送されているテレビ番組のデータを受信し,映像及び音声として出力する。視聴者端末300は,テレビジョン受信機200によって出力されるテレビ番組の視聴者によって保有されている携帯型情報端末である。視聴者は,テレビ番組の内容に応じて,視聴者端末300の物理ボタンを押下したり,タッチパネルディスプレイをタッチしたり,視聴者端末300を揺さぶったりして,視聴者端末300に所定の情報を入力する。なお,視聴者端末300は,ジャイロセンサ及び加速度センサを備えており,視聴者によって揺さぶられた際の方向や速度を検知することができる。視聴者端末300に入力された各種の入力情報は,情報通信回線を通じて,サービスサーバ400へと送信される。他方,イベント会場においては,サービスサーバ400に接続されたイベント制御端末500が,サービスサーバ400により提供された演出コンテンツを出力機器600に出力させる制御を行う。出力機器600は,イベント制御端末500により制御され,演出コンテンツの出力を行うスピーカや大型ディスプレイ等である。参加者端末700は,音楽コンサート等のイベントの参加者によって保有されている携帯型情報端末である。イベントの参加者は,インベントの内容に応じて,参加者端末700の物理ボタンを押下したり,タッチパネルディスプレイをタッチしたり,参加者端末700を揺さぶったりして,参加者端末700に所定の情報を入力する。なお,参加者端末700は,ジャイロセンサ及び加速度センサを備えており,参加者によって揺さぶられた際の方向や速度を検知することができる。参加者端末700に入力された各種の入力情報は,情報通信回線を通じて,サービスサーバ400へと送信される。サービスサーバ400は,視聴者端末300及び参加者端末700から送信された入力情報を受信し,その入力情報の集計及び解析を含む演算処理を行い,放送局100に提供している演出コンテンツや,イベント制御端末500に提供している演出コンテンツを編集するためのコンテンツ編集情報を生成し,放送局100及びイベント制御端末500に送信する。
図2は,視聴者参加型テレビ番組放送方法のフロー図を示している。また,図3は,視聴者参加型テレビ番組放送システムにおける情報の流れを概念的に示したものである。
図2に示されるように,視聴者参加型テレビ番組放送システムは,最初に準備工程を行う。準備工程では,図3に示されるように,サービスサーバ400が,当該サービスサーバ400の備える演出情報記憶部から演出コンテンツを読み出して,読み出した演出コンテンツを,放送局100及びイベント制御端末500に送信する。サービスサーバ400は,インターネット等の情報通信回線を通じて,放送局100とイベント制御端末500のそれぞれに演出コンテンツを送信すればよい。
演出コンテンツは,テレビジョン受信機200や各種の出力機器600によって出力可能な静止画データ,動画データ,文字データ,音楽データ,及び音声データ等のテレビ番組やイベントを盛り上げるための各種のコンテンツが含まれる。演出コンテンツは,放送局100に送信するためのものと,イベント制御端末500に送信するためのものが異なるものであり,それぞれに分類されてサービスサーバ400の演出情報記憶部に記憶されているものであってもよい。また,演出コンテンツは,放送局100に送信するためのものと,イベント制御端末500に送信するためのものが同じものであってもよい。
特に,演出コンテンツには,サービスサーバ400からの制御に応じて変化する映像データが含まれることが好ましい。このような映像データの代表例は,レベルゲージである。レベルゲージは,例えば図4,図5,及び図6に示されるように,サービスサーバ400による制御信号に応じて,ゲージが増減するように変化する映像データである。レベルゲージは,サービスサーバ400から放送局100に送信されるものと,サービスサーバ400からイベント制御端末500に送信されるものとが互いに連動するものであることが特に好ましい。また,演出コンテンツが上記レベルゲージのようなものである場合,サービスサーバ400の演出情報記憶部には,演出コンテンツとして,このレベルゲージを増減させるための条件が記憶されている。例えば,演出情報記憶部に記憶しておくレベルゲージを増減させる条件としては,所定時間(例:0.1〜10秒間,1〜5秒間)内に,一定数以上の入力情報が視聴者端末300及び参加者端末700からサービスサーバ400に送信されたときには,当該一定数と入力情報の数の差に応じてレベルゲージを増加させる旨の条件が考えられる。他方,演出情報記憶部には,レベルゲージを増減させる条件として,所定時間内に,一定数未満の入力情報が視聴者端末300及び参加者端末700からサービスサーバ400に送信されたときには,当該一定数と入力情報の数の差に応じてレベルゲージを減少させる旨の条件を記憶していてもよい。その他,演出情報記憶部には,レベルゲージを増減させる条件として,ある所定時間内に視聴者端末300及び参加者端末700からサービスサーバ400に送信された入力情報の数の累計と,次の所定時間内に視聴者端末300及び参加者端末700からサービスサーバ400に送信された入力情報の累計を比較し,当該次の所定時間内の入力情報の累計が多いときには,レベルゲージを増加させ,当該次の所定時間内の入力情報の累計が少ないときには,レベルゲージを減少させる旨の条件を記憶しておいてもよい。その他,レベルゲージを増減させる条件は,公知のものを適宜採用できる。これらのレベルゲージを増減させる条件は,後述するように,サービスサーバ400がコンテンツ編集情報を生成する際に参照される。なお,本段落における「所定時間」とは,0.1〜20秒間,0.1〜10秒間,又は1〜5秒間とすればよい。
また,演出コンテンツには,テレビ番組を装飾するエフェクト画像や,エフェクト音が含まれることが好ましい。また,これらのエフェクト画像やエフェクト音は,入力情報が検知された回数に関する所定の閾値に関連付けて演出情報記憶部に記憶されていることが好ましい。また,これらのエフェクト画像やエフェクト音は,レベルゲージの閾値と関連付けて,演出情報記憶部に記憶しておくこととしてもよい。これにより,各種のエフェクト画像等は,レベルゲージが所定の閾値に達したとき又は所定の閾値を超えたときに,演出情報記憶部から読み出されるようになる。例えば,図4には,レベルゲージが一定値を超えたときに,そのレベルゲージを装飾するエフェクト画像が,テレビジョン受信機200に表示される一例が示されている。また,装飾用のエフェクト画像とともに,エフェクト音がテレビジョン受信機200から放音されるものであってもよい。
さらに,演出情報記憶部には,演出コンテンツとして,音楽ゲームが記憶されていることとしてもよい。音楽ゲームの代表例は,例えば図7に示されるように,所定のタイミングで視聴者端末300に入力情報を検知させることを視聴者に促すタイミング情報を,テレビジョン受信機200に表示させるリズムゲームである。図7に示されるように,タイミング情報は,例えば,複数のタイミングマークが,一定の速度でテレビジョン受信機200の表示画面の右から左へと進行し,各タイミングマークが表示画面の左端に位置する枠内と同じ位置にきたときに,視聴者に対して,視聴者端末300に入力情報を検知させることを促すものであるようにすればよい。なお,演出コンテンツがリズムゲームである場合,このリズムゲームに関する情報には,リズムゲームの正解となるタイミングに関する情報が含まれる。
準備工程においては,上記各種演出コンテンツが,サービスサーバ400から放送局100及びイベント制御端末500へと送信される。放送局100は,演出コンテンツを受信すると,この演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送する。すなわち,放送局100は,音声データ及び画像(動画)データを含む映像データに,サービスサーバ400から提供される演出コンテンツを加えて,テレビ番組のデータとして放送を行う。また,イベント制御端末500は,演出コンテンツを受信すると,この演出コンテンツを反映したコンテンツをスピーカや大型ディスプレイ等の出力機器600に出力させる制御を行う。
図2に示されるように,準備工程を経て各種演出コンテンツの準備が完了すると,視聴者参加型テレビ番組放送システムは,次に,入力検知工程を行う。入力検知工程は,視聴者端末300及び参加者端末700が,入力部に所定の入力情報が入力されたことを検知し,この入力情報をサービスサーバ400へ送信する工程である。入力情報には,例えば,端末が備える物理的ボタンが押下された情報,端末が備えるタッチパネルディスプレイの所定領域がタッチされた情報,及び端末が揺さぶられた情報が含まれる。視聴者端末300及び参加者端末700は,携帯電話や,スマートフォン,タブレット型端末,ノート型端末等の携帯型情報端末である。視聴者端末300及び参加者端末700の入力部は,ユーザによって入力された情報を検知可能な装置であればよく,例えば,物理ボタンや,タッチパネルディスプレイ,加速度センサ,ジャイロセンサ等が挙げられる。物理ボタンは,視聴者又は参加者によって押下されたこと(ON/OFF)や,その押圧力を検知できる。タッチパネルディスプレイは,表示画面上の所定領域が,視聴者又は参加者によってタッチされたことを検出できる。また,加速度センサとジャイロセンサは,端末の移動速度の変化や傾きの変化を検知できるため,結果として,視聴者又は参加者によって端末が揺さぶられたことを検知できる。また,視聴者端末300及び参加者端末700の入力部は,マイクロフォンや,CCDカメラであってもよい。マイクロフォンは,視聴者又は参加者の音声を入力情報として検知できる。また,カメラによって,端末の移動速度の変化や傾きの変化を入力情報として検知することも可能である。
視聴者端末300及び参加者端末700は,上記入力部によって検知された入力情報を,サービスサーバ400へと送信する。視聴者端末300及び参加者端末700は,入力情報が検知される度に,その都度サービスサーバ400へと入力情報を送信することとしてもよいし,一定時間内に入力された入力情報を一時的にメモリに記憶しておき,一定時間経過後に,入力情報をまとめてサービスサーバ400へと送信することとしてもよい。ここにいう,一定時間とは,1〜20秒,又は2〜10秒程度の短いものであってもよいし,1〜10分,又は2〜5分のように長いものであってもよい。例えば,テレビジョン受信機200によって出力される楽曲が,始まってから終わるまでの間,視聴者端末300及び参加者端末700は,視聴者と参加者によって入力された入力情報を一時的にメモリに記憶しておき,その楽曲が終わった後に,入力情報をサービスサーバ400へと送信することもできる。視聴者及び参加者による入力情報を,リアルタイムに,テレビ番組やイベント内容に反映させたい場合には,入力情報が検知される度に,その都度サービスサーバ400へと入力情報を送信することが好ましい。例えば,演出コンテンツがレベルゲージである場合には,そのレベルゲージをリアルタイムに増減させる処理を行ったほうが,視聴者及び参加者に対して臨場感を与えることができる。他方,演出コンテンツがリズムゲーム(タイミング情報)である場合には,特にリアルタイムにサービスサーバ400で演算処理をおこなう必要はない。そこで,演出コンテンツがリズムゲーム(タイミング情報)である場合には,サービスサーバ400による処理の負荷を軽減させるために,ある楽曲中に入力された入力情報を,楽曲終了後にまとめてサービスサーバ400に送信することが好ましい。また,演出コンテンツがリズムゲームである場合に,視聴者端末300は入力情報をサービスサーバ400へと送信せず,リズムゲームの採点処理を視聴者端末300内で完結させることとしてもよい。
図2に示されるように,上記入力検知工程の後,サービスサーバ400は,視聴者端末300と参加者端末700から受信した入力情報を解析する解析工程を行う。解析工程において,サービスサーバ400は,基本的に,放送局100やイベント制御端末500に提供されている演出コンテンツに応じて,入力情報の解析処理を行う。例えば,サービスサーバ400は,放送局100に提供している演出コンテンツが,レベルゲージである場合とリズムゲームである場合とで,入力情報の解析処理を異ならせることができる。
例えば,演出コンテンツがレベルゲージである場合,サービスサーバ400は,視聴者端末300と参加者端末700から受けとった入力情報が検知された回数を集計するものであることが好ましい。また,例えば,サービスサーバ400は,入力情報の入力回数の瞬間累計を求めるために,所定時間(例:0.1〜10秒間,1〜5秒間)内,視聴者端末300と参加者端末700の両方から受けとった入力情報の回数を算出することとしてもよい。本発明において,視聴者端末300と参加者端末700のそれぞれは複数存在している。このため,サービスサーバ400は,複数の視聴者端末300と複数の参加者端末700のそれぞれから受け取った多数の入力情報の検知数を,所定時間毎に累計することで,ある瞬間における入力情報の検知数の総数を求めることができる。なお,このような入力情報の瞬間累計を求める解析処理は,演出コンテンツがリズムゲームである場合に,行うこともできる。
例えば,演出コンテンツがレベルゲージである場合に,サービスサーバ400は,解析工程において,イベント会場内に存在する参加者端末700から受信した入力情報の検知数と,それ以外の場所に存在する視聴者端末300から受信した入力情報の検知数とに分類して,それぞれ分類における瞬間累計を求めることとしてもよい。すなわち,視聴者端末300と参加者端末700のそれぞれは,自己の位置情報を取得するための位置情報取得部(GPS情報取得部)を備えている。これにより,視聴者端末300と参加者端末700は,自己の現在の位置を座標値として取得することができる。そして,視聴者端末300及び参加者端末700は,上記した入力検知工程において,各種の入力情報と共に,位置情報取得部によって取得した位置情報を,サービスサーバ400に送信している。ここで,サービスサーバ400は,イベント会場の位置情報(座標値)をメモリ等に記憶することで把握している。このため,サービスサーバ400は,解析工程において,入力情報を送信した視聴者端末300と参加者端末700の位置情報と,イベント会場の位置情報とを参照することで,これらの位置情報に基づいて,当該入力情報を,イベント会場内に存在する参加者端末700から受信したものと,それ以外の場所に存在する視聴者端末300から受信したものとに分類することができる。このようにすることで,サービスサーバ400は,携帯情報端末から受け取った入力情報を,イベント会場内に存在する参加者端末700から受け取ったものと,それ以外の場所に存在する視聴者端末300から受け取ったものとに分類して集計し,それぞれの情報を異なるものとして扱うことが可能になる。
他方,演出コンテンツがリズムゲームである場合に,サービスサーバ400は,解析工程において,視聴者端末300によって入力情報が検知されたタイミングが,正解となるタイミング(タイミング情報によって促されたタイミング)と一致又は一定誤差内で一致するか否かを解析する処理を行うことができる。すなわち,サービスサーバ400は,ユーザにより入力されたタイミング情報と,正解となるタイミング情報の一致率を計算する。サービスサーバ400は,リアルタイムで,視聴者端末300から送信されてくる入力情報のタイミングと,正解となるタイミングとが一致するかどうかを解析することとしてもよい。また,サービスサーバ400は,一つの楽曲が始まってから終了するまでの間に視聴者端末300によって取得された入力情報のタイミングに関する情報をまとめて受け取り,このまとめられたタイミングに関する情報と,正解となるタイミングの情報を照合して,ユーザによって入力されたタイミングと正解となるタイミングが一致するか否かを解析することもできる。ただし,本発明のシステムでは,放送局100からリズムゲームを含むテレビ番組をテレビジョン受信機200に表示させる際に遅延が生じたり,視聴者端末300から入力情報をサービスサーバ400に送信する際に遅延が生じたりする。このため,本発明のシステムでは,サービスサーバ400は,一つの楽曲が始まってから終了するまでの間に視聴者端末300によって取得された入力情報のタイミングに関する情報をまとめて受け取り,正解となるタイミング情報と照合する解析処理を行うことが好ましい。なお,このリズムゲームに関する解析処理を行う際には,ユーザにより入力されたタイミング情報と正解となるタイミング情報の遅延整理を行うことが好ましい。このタイミング情報の遅延整理については,後の段落において詳細に説明する。
また,演出コンテンツがリズムゲームである場合に,サービスサーバ400は,上記解析工程の後にスコアリング工程を行う。スコアリング工程において,サービスサーバ400は,解析工程で求められたユーザによる入力のタイミングと正解となる入力のタイミングとの一致率に基づいて,スコア計算を行う。スコアは,点数として表示されるものであってもよいし,上級者・中級者・初心者などのようにランクとして表示可能なものであってもよい。また,スコアリング工程では,サービスサーバ400が,求めたスコアを視聴者端末300へと送信する視聴者端末300は,受信したスコアを,表示画面に表示することができる。これにより,視聴者は,視聴者端末300の表示画面を介して,リズムゲームの採点結果を知ることができる。なお,このスコアリング工程は,演出コンテンツがリズムゲームである場合に行われる任意の工程である。
ただし,演出コンテンツがリズムゲームである場合に,視聴者端末300において,自己が入力情報を検知したタイミングが,正解となるタイミング(タイミング情報によって促されたタイミング)と一致又は一定誤差内で一致するか否かを解析する処理を行うこととしてもよい。すなわち,視聴者端末300が,ユーザにより入力されたタイミング情報と,正解となるタイミング情報の一致率を計算することとしてもよい。また,視聴者端末300は,一つの楽曲が始まってから終了するまでの間に自己に入力された入力情報のタイミングに関する情報をまとめて記憶し,楽曲終了後に,このまとめられたタイミングに関する情報と,正解となるタイミングの情報を照合して,ユーザによって入力されたタイミングと正解となるタイミングが一致するか否かを解析することもできる。そして,スコアリング工程において,視聴者端末300は,解析工程で求められたユーザによる入力のタイミングと正解となる入力のタイミングとの一致率に基づいて,スコア計算を行い,ディスプレイ等の表示手段に,求めたスコアを表示することとしてもよい。このように,視聴者端末300においてタイミングの一致率を算出しスコア計算を行う実施形態においては,端末において演算処理を完結させることができるため,サーバにおける処理を軽減することができ,ユーザ数が増加した場合であってもサーバを増設する必要がなく,またサーバの維持管理費用を抑えることが可能になる。
図2に示されるように,上記解析工程の後,サービスサーバ400は,編集工程を行う。編集工程において,サービスサーバ400は,解析工程で解析した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報を生成し,当該コンテンツ編集情報を放送局100とイベント制御端末500に送信する。例えば,演出コンテンツがレベルゲージである場合に,サービスサーバ400は,編集工程において,このレベルゲージを増減させるためのコンテンツ編集情報を生成する。上述したように,サービスサーバ400の演出情報記憶部には,演出コンテンツとして,レベルゲージを増減させるための条件が記憶されている。このため,サービスサーバ400は,演出情報記憶部を参照して,解析工程で得られた入力情報の検知回数の瞬間累計が,レベルゲージを増加させる条件を満たしているか,それともレベルゲージを減少させる条件を満たしているかを判断し,その結果に応じてレベルゲージを増加させる情報又はレベルゲージを低下させる情報を,コンテンツ編集情報として生成する。なお,解析工程で得られた入力情報の検知回数の瞬間累計が,レベルゲージを増加させる条件及び減少させる条件のいずれも満たしていない場合には,サービスサーバ400は,コンテンツ編集情報を生成する必要はない。
また,サービスサーバ400は,解析工程において集計している入力情報が検知された回数が所定の閾値を超えたときに,当該閾値に対応した演出コンテンツ(エフェクト画像,エフェクト音)を演出情報記憶部から読み出し,放送局100とイベント制御端末500に送信することとしてもよい。また,サービスサーバ400は,レベルゲージが所定の閾値に達したとき又は所定閾値を超えたときに,当該閾値に対応した演出コンテンツ(エフェクト画像,エフェクト音)を演出情報記憶部から読み出し,放送局100とイベント制御端末500に送信することとしてもよい。
さらに,サービスサーバ400は,上述したように,解析工程において,入力情報を送信した視聴者端末300と参加者端末700の位置情報に基づいて,当該入力情報を,イベント会場内に存在する参加者端末700から受信したものと,それ以外の場所に存在する視聴者端末300から受信したものとに分類することができる。このような場合に,サービスサーバ400は,編集工程において,視聴者端末300から受信した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集する第1のコンテンツ編集情報を生成すると共に,参加者端末700から受信した入力情報に基づいて,演出コンテンツを編集する第2のコンテンツ編集情報であって当該第1のコンテンツ編集情報とは異なるものを生成することができる。例えば,サービスサーバ400は,イベント会場から送信された入力情報とそれ以外の場所から送信された入力情報とで,レベルゲージの増減に影響を与える重み付けを変化させることとしてもよい。すなわち,サービスサーバ400は,参加者端末700から受信した入力情報に基づいて生成した第2のコンテンツ編集情報と,視聴者端末300から受信した入力情報に基づいて生成した第1のコンテンツ編集情報とについて,レベルゲージの増減の変化に与える影響の重み付けを異ならせて,第2のコンテンツ編集情報の方が,第1のコンテンツ編集情報よりも,レベルゲージの増減に与える影響を大きくすることができる。このように,サービスサーバ400は,イベント会場から送信された入力情報とそれ以外の場所から送信された入力情報を異なる情報として扱うことが好ましい。
また,サービスサーバ400は,視聴者端末300から受信した入力情報に基づいて生成した第1のコンテンツ編集情報と,参加者端末700から受信した入力情報に基づいて生成した第2のコンテンツ編集情報の送信先を同じものとしてもよいし,異なるものとしてもよい。例えば,サービスサーバ400は,第1のコンテンツ編集情報と第2のコンテンツ編集情報を,それぞれ,放送局100とイベント制御端末500の両方に送信してもよい。また,サービスサーバ400は,第1のコンテンツ編集情報を放送局100のみに送信し,第2のコンテンツ編集情報をイベント制御端末500のみに送信することとしてもよい。また,反対に,サービスサーバ400は,第1のコンテンツ編集情報をイベント制御端末500のみに送信し,第2のコンテンツ編集情報を放送局100のみに送信することともできる。
図2に示されるように,上記解析工程の後,コンテンツ変化工程が行われる。まず,放送局100は,サービスサーバ400により送信されたコンテンツ編集情報を受信し,コンテンツ編集情報に基づいて,演出コンテンツを変化させ,変化後の演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送する。例えば,図4に示されるように,演出コンテンツが変化することで,テレビジョン受信機200の表示画面に表示されるレベルゲージが増減するようになる。すなわち,本発明によれば,多くの視聴者やイベントの参加者が,携帯情報端末のボタンを押したり,携帯情報端末を振ったりすることで,その入力情報に応じて,テレビジョン受信機200に表示されるレベルゲージが増えるような新しいテレビ番組の仕組みを提供することができる。また,図5に示されるように,ユーザにより携帯情報端末に入力される入力情報の回数が増えたときに,テレビジョン受信機200の表示画面に,テレビ番組を装飾するためのエフェクト画像を表示させるようにすることも可能である。他方,イベント会場に設置されているイベント制御端末500は,サービスサーバ400により送信されたコンテンツ編集情報を受信し,コンテンツ編集情報に基づいて,演出コンテンツを変化させ,変化後の演出コンテンツを反映したコンテンツをスピーカや大型ディスプレイ等の出力機器600に出力させる。例えば,図6に示されるように,イベント会場に設置された大型ディスプレイに表示されるレベルゲージと,テレビジョン受信機200の表示画面に表示されるレベルゲージとを連動させることも可能である。これにより,例えばテレビ番組の内容がイベント会場で行われているコンサートを生放送する内容である場合に,テレビ番組の視聴者とイベントの参加者とが,一体となってコンサートを楽しむことができる。
また,本発明においては,図7に示されるように,リズムゲームをテレビ番組に加えて放送することにより,視聴者は,テレビジョン受信機200に表示されるリズムゲームのタイミング情報に併せて,自己の視聴者端末300を振ったりボタンを押したりして,楽しむことができる。また,サービスサーバ400又は視聴者端末300は,正解であるタイミング情報と,ユーザにより入力されたタイミング情報とを照合することで,ユーザのタイミング情報の正解率をスコア化して,そのスコアを視聴者端末300の表示画面に表示することができる。これにより,視聴者は,自分のリズムゲームのプレイ結果を,視聴者端末300の表示画面を介して簡単に閲覧することができる。特に,テレビ番組がイベント会場で行われているコンサートを生放送する内容である場合に,視聴者は,その生放送のテレビ番組を視聴しながら,実際に行われているコンサートの音楽に合わせて,リズムゲームを行うことができる。このため,視聴者は,テレビ番組を通じて,音楽コンサートをより楽しむことができる。
(タイミング情報の遅延整理について)
ただし,生放送されるコンサートの音楽に合わせてリズムゲームを提供する場合,実際に演奏されている楽曲と,視聴者が視聴者端末300に入力情報を入力するタイミングを,完全に同期させることは困難である。つまり,図8に示されるように,現在のテレビ放送技術及び通信技術では,データの送受信を行う際に,データの送信から受信までの間に遅延が生じる。例えば,コンサートを生放送する場合には,カメラやマイク等の撮影機器と,この撮影機器により取得された映像・音データを放送局100へと送信するための中継装置を,イベント会場に設置する必要があるが,まず,この中継装置と放送局100の間でのデータの送受信に遅延が生じる。また,デジタル放送網を通じて,放送局100から家庭のテレビジョン受信機200にテレビ番組を放送すると,テレビ番組が放送されてからテレビジョン受信機200の画面に表示されるまでに,少なくとも2〜3秒の遅延が生じる。さらに,視聴者端末300とサービスサーバ400の間で入力情報を送受信する処理,及びサービスサーバ400と放送局100の間でコンテンツ編集情報を送受信する処理にも僅かながら遅延が生じることとなる。このため,本発明のシステムでは,視聴者端末400とテレビジョン受信機200の時間同期を正確に行うことができないという問題がある。なお,数秒のずれを許容する大まかな同期は可能であっても,リズムゲームに要求される精度(10〜100ミリ秒単位)での同期は極めて困難である。
さらに,視聴者が使用する視聴者端末300(スマートフォンや,携帯電話)の中には,CPUの処理速度が低いものも多い。特に,視聴者端末300のウェブブラウザで閲覧するウェブページ上でリズムゲームサービスを提供する実装形態とした場合,この実装形態では,Javascript(登録商標)によって処理する必要があり,視聴者端末300自体に格納されているアプリケーションを介してリズムゲームを提供する実装形態よりも処理速度が劣ることとなる。さらに,楽曲終了時に視聴者端末300に入力されたタイミング情報まとめてサービスサーバ400へ送信する形態ではなく,視聴者端末300とサービスサーバ400との間でリアルタイムに通信を行い,視聴者が,視聴者端末300に入力情報を入力している最中に動的に採点結果を表示することを目指すことを考えると,少ない計算量でリアルタイムに処理できる採点アルゴリズムが必要となる。
そこで,以下では,これらの問題点を解決するための遅延整理アルゴリズムについて説明する。なお,以下の遅延整理アルゴリズムは,サービスサーバ400においてゲームの採点を行う実施形態においてはサービスサーバ400により実行され,視聴者端末300自身においてゲームの採点を行う実施形態においては視聴者端末300により実行される。
まず,リズムゲームにおける基本的なアルゴリズムについて説明する。すなわち,ユーザによって入力されたリズムパターンと,正解のリズムパターンの時間同期がとれている状態は,図9(a)のように表すことができる。図9(a)に示されるように,ユーザがリズムを入力すべき正解の時刻をa,a,a,…,aとし,ユーザがリズムを入力した時刻をu,u,u,…,uとする。このとき,図9(b)に示されるように,各ユーザの入力リズムuが,各正解リズムパターンaの一定範囲の時間内に入ったときに,そのユーザの入力リズムを「正しい入力」とする。図9(b)に示した例では,u,u,uが「正しい入力」になる。正しい入力の個数をRとすると,Rは以下の数式で表すことができる。
Figure 0006246498
ただし,上記数式において,c(x,y)は,|x−y|<Thの場合に1となり,それ以外の場合に0となる関数である。また,Thは,ユーザのリズムと正解のリズムの許容誤差(時間)を意味する。そして,ユーザのリズムの点数(スコア)は,上記数式により求められたRをもとに計算される。具体的には,正解のリズムの個数N,ユーザのリズムの個数Mとして,点数(スコア)=R/max(N,M)という計算式によって,ユーザのリズムの点数(スコア)を求めることができる。ただし,ここに説明する技術は,点数(スコア)を上記計算式で計算した場合のみに使えるものではなく,計算式がRに依存するような,別の点数計算式の場合でも適用しうるものである。
他方,本発明におけるシステムのように,ユーザによって入力されたリズムパターンと,正解のリズムパターンの時間同期を取ることができない状態は,図10(a)のように表すことができる。リズムパターンの同期が取れない場合,図10(a)に示されるように,正解のリズムの時刻とユーザのリズムの時刻にずれが生じる。従って,上記[数1]に示された計算方法を用いると,正しい入力の個数を示すRの値が非常に小さくなり,ユーザのリズムパターンを正確に採点することができない。
そこで,上記問題の解決法として,正解のリズムパターンの時刻を少しずつずらしながら,ユーザのリズムパターンの点数を計算し,点数が最も高くなる場合の点数を,最終的な点数とする。このように,図11には,正解のリズムパターンの時刻をずらしながらユーザのリズムパターンを採点する方法が,概念的に示されている。
図11に示されるように,一定時間間隔(例えば10〜1000ミリ秒,又は10〜100ミリ秒単位)で正解をずらしながら採点を繰り返すと,図11(g)に示されたケースの点数が最も高くなることがわかる。このため,ユーザの正しい入力の数を,4個とし,これをもとにユーザのリズムパターンの点数を計算することができる。数式で表すと以下のようになる,
Figure 0006246498
ここで,Δt,Δt,Δt,…,Δt,は,想定されるテレビジョン受信機200と視聴者端末300の時刻ズレの範囲を,小さな時間間隔(100ミリ秒など)で区切ったものである。例えば,最大±60秒ほどの時刻ズレを見込む場合,−60.0s,−59.9s,−59.8s,−59.7s,…,−0.1s,0.0s,+0.1s,…,+59.9s,+60.0sのようにして計算することができる。上記計算方法が,時間が同期しない場合の採点方法であり,この方法によりテレビジョン受信機200に表示される映像と,視聴者端末300に入力されるリズムに時間のずれが生じる問題をクリアできる。
ただし上記[数2]に示した計算式による採点方法を,そのままシステムに実装する,と計算時間が大きくなり,その結果リアルタイムに計算処理に向かないと考えられる。すなわち,上記計算式による採点方法は,視聴者が視聴者端末300に漸次的にリズムを入力するのに合わせて,サービスサーバ400又は視聴者端末300によって点数を逐次計算する処理には不向きである。そこで,サービスサーバ400又は視聴者端末300によって演算を行う場合には,以下のアルゴリズムを用いることが好ましい。
つまり,上記[数2]に示した数式において,時刻ズレがΔtである場合のRを,R(Δt)とすると,以下の数式で表すことができる。
Figure 0006246498
ここで、ユーザによるリズム入力が漸次的に与えられ,楽曲の途中で,ユーザのリズムパターンのスコアを計算することを考える。ユーザによるリズム入力が途中まで与えられた場合,すなわちユーザによるリズム入力がm個まで,u,u,u,…uが与えられた場合に,その時点でのユーザの正しい入力の数Rは,以下のように表される。
Figure 0006246498
また,R=Rである。ここで,Rm+(Δt)は,以下のように表される。
Figure 0006246498
以上の通り,Rm+1(Δt)はR(Δt)を用いて差分計算により求めることができ,スコア計算はm(楽曲の途中でのユーザによるリズム入力数)について漸次的に行うことができる。これにより,ユーザの入力に合わせてリアルタイム(漸次的)にスコアが差分計算できるため,視聴者端末300の低い計算能力においても十分な速度で計算を行うことができると期待される。また,ユーザが視聴者端末300に入力情報を入力している最中であっても,リアルタイムに得点を表示することができる。
なお,上記数式Aの具体的な実装の一実施形態は,以下の通りである。
まず,予め用意しておく変数としては,「ズレの許容誤差Th」,「時刻ズレの想定値Δt,Δt,Δt3,…,Δt」,及び正解リズムパターンの時刻a,a,a,…,a」が挙げられる。
また,逐次的にユーザにより入力される変数は,「ユーザにより入力されるリズムパターンの時刻u,u,u,…,u」と表す。
また,ハッシュマップ(辞書型変数)Sを用意する。
そして,ユーザがu(i=1,2,...,M,iは1以上の整数)を入力したときに,以下の処理を行う。
{(a+Δt)−u}<Thとなる全ての時刻ズレΔtについて,S[Δt]を1だけインクリメントする。S[Δt]が存在しなければ1にする。
{(a+Δt)−u}<Thとなる全ての時刻ズレΔtについて,S[Δt]を1だけインクリメントする。S[Δt]が存在しなければ1にする。
{(a+Δt)−u}<Thとなる全ての時刻ズレΔtについて,S[Δt]を1だけインクリメントする。S[Δt]が存在しなければ1にする。
{(a+Δt)−u}<Thとなる全ての時刻ズレΔtについて,S[Δt]を1だけインクリメントする。S[Δt]が存在しなければ1にする。
上記の処理は,上記数式Aの実装となっており,S[Δt]=R(Δt)となる。このとき,ハッシュマップSの最大値が,ユーザ入力uまでにおける、正しい入力の個数Rとなっている。同様に,ユーザが最後まで入力を完了した時,ハッシュマップSの最大値は,ユーザの最終的な正しい入力の個数Rとなる。
(視聴者参加型テレビ番組放送の具体的構成)
続いて,図12を参照して,一実施形態に係る視聴者参加型テレビ番組放送システム10の具体的構成を説明する。図12は,視聴者参加型テレビ番組放送システム10を示すブロ図である。図12に示された実施形態において,視聴者参加型テレビ番組放送システム10は,基本的に,テレビ番組を放送する放送局100,多数の視聴者が所有するテレビジョン受信機200,視聴者が保有しウェブサイトにアクセス可能な視聴者端末300,及びウェブサイトを提供するサービスサーバ400を含む。これらはデジタル通信網やインターネットのような情報通信回線により有線又は無線通信にて情報の授受をすることができるように接続されている。このような情報の授受は,光信号や電気信号を含む信号により達成できる。
放送局100の主な機能ブロックを述べると以下のようになる。すなわち,放送局100では,制作されたテレビ番組が,記録装置に記憶・蓄積されている。また,テレビカメラにより取得した映像が,放送局100によりリアルタイムに放送(生放送)される場合であっても,少なくとも映像を処理するためにその映像は一時的に記録装置に記憶される。また,放送局100は,記録装置やテレビカメラから取得した主番組信号を処理するための主番組処理部101,文字や演出コンテンツの多重信号を生成処理する多重信号処理部102,更にはインタラクティブ(IT)関連信号処理部103を有する。主番組が放送されるときに,演出コンテンツの多重放送を行う場合には,コントローラ104の制御に基づき,合成部105において演出コンテンツの多重信号が主番組信号の所定の期間に挿入される。合成部105の出力信号は,送信部106で変調され,送受信装置107を介して信号として送出される。放送局100において多重化される演出コンテンツは,上述したとおり,サービスサーバ400から提供されたものである。演出コンテンツには,レベルゲージやリズムゲームが含まれる。
更にインタラクティブ関連信号が放送される場合も,コントローラ104の制御に基づき,合成部105においてIT関連信号(スクリプト)が主番組信号の所定の期間に挿入される。そして,演出コンテンツの多重信号の場合と同様に,送信部106で変調され,送受信装置107を介して信号として送出される。なおここでは,垂直帰線消去期間(VBL)内のデータ伝送期間に挿入される付加情報のビットストリーム全体を単にスクリプトと呼ぶ。したがって,スクリプトには,ヘッダ,フォーム,リソース,プログラム部(スクリプト本体)等が含まれる。
次に,テレビジョン受信機200の主な機能ブロックを述べると以下のようになる。すなわち,送受信装置201及びチューナ202で選択された受信チャンネルのテレビジョン信号は,主番組信号処理部203,多重信号処理部204,IT関連信号処理部205に供給される。主番組信号処理部203は,主番組のテレビジョン信号に対して各種の処理,輝度・色調整,音声処理などを施して画像合成部206に出力する。画像合成部206の出力は,表示部207に与えられ画像表示される。
多重信号は,多重信号処理部204で抽出され,表示用の信号に構築され,画像合成部206に与えられる。これにより,テレビジョン受信機200の表示部207には,主番組にレベルゲージなどの演出コンテンツが合成された映像が映し出される。また,IT関連信号は,IT関連信号処理部205において処理される。
IT関連信号処理部205は,視聴者とのインタラクティブを実現するためにデータ処理を行うプログラム本体をプログラムメモリに格納することができる。またプログラムを格納した後,実データが伝送されてきた場合,このプログラムの処理手順に添ったデータ処理を行うことができる。更に,視聴者から入力端末210を通して入力されるデータもプログラムに基づき処理することができる。入力端末の例は,リモートコントローラ,キーボード,およびマイクである。さらにまた,表示用の実データが伝送されてきた場合は,この表示用の実データを処理し,画像合成部206に供給することで,表示用の実データを表示部207に反映させることができる。また,視聴者の操作に応答したデータも表示部207に反映させることができる。なお,IT関連信号処理部205は,任意の構成である。
リモートコントローラ220の操作信号は,入力端末受信機208を介してメインコントローラ209に取り込まれる。リモートコントローラ220の操作信号は,例えば赤外線信号又は無線通信信号により,メインコントローラ209へと伝達される。メインコントローラ209は,操作信号と内部プログラム又は外部から送られて来たプログラムのコマンド内容に応じて,データ処理を行う。例えば,チャンネル選択などの通常のテレビジョン受信機の制御,さらには,インタラクティブ機能に基づくデータ処理等である。
視聴者端末300は,CDMA通信部301,無線通信部302,GPS受信部303,ジャイロセンサ304,加速度センサ305,ディスプレイ306,操作部307,スピーカ308,マイクロフォン309,メモリ310,CPU311,を備えている。視聴者端末300は,基本的に,公知の携帯電話やスマートフォン等の携帯情報端末を用いることができる。
CDMA通信部301は,公知のCDMA方式(Code Division Multiple Access)で,ネットワーク事業者のネットワークサービス装置と無線通信を行うための機能を有する。CDMA通信部301は,CDMA方式で無線通信を行うための搬送波を送受信するアンテナを有しており,例えば,音声データの送受信処理,GPS測位に係る時間情報や地理情報の送受信処理,IPアドレスの送受信処理,及び各種の入力装置を介して入力された入力情報の送信処理を行うことができる。視聴者端末300は,CDMA通信部301を介して,サービスサーバ400との間で情報の授受を行うことができる。
無線通信部302は,無線LAN(Local Area Network)方式で無線通信を行うための機能を有する。無線通信部302は,無線LAN方式で無線通信を行うための搬送波を送受信するアンテナを有しており,上記したCDMA通信部301と共に,又はCDMA通信部301の代わりに,音声データの送受信処理,GPS測位に係る時間情報や地理情報の送受信処理,IPアドレスの送受信処理,及び各種の入力装置を介して入力された入力情報の送信処理を行うことができる。このため,視聴者端末300はCDMA通信部301を有していれば,無線通信部302は必須の構成とはならない。
GPS受信部303は,GPS測位を行う機能を持つ。GPS受信部303は,複数のGPS衛星から送られた電波に含まれる電波送信時間の情報に基づき,それぞれの電波を受信するのに要した時間を測定し,その時間を示す時間情報をCPU309に送出する。CPU309は,取得した時間情報に基づいて,視聴者端末300の所在位置の緯度経度に関する情報を算出することができる。
ジャイロセンサ304は,視聴者端末300の傾きの変化を検知する。また,加速度センサ305は,視聴者端末300の移動速度の変化を検知する。ジャイロセンサ304と加速度センサ305によって検知された情報に基づいて,視聴者端末300は,揺さぶられた方向や速さを測定することができる。
ディスプレイ306は,例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)やOELD(Organic
Electro Luminescence Display;有機ELディスプレイ)のような表示装置である。ディスプレイ306は,CPU311からの入力信号に応じて,ユーザが視聴者端末300を使用するにあたって必要となる各種情報を出力表示する。また,操作部307は,ユーザが入力した操作を受け付けて,その入力信号をCPU311に送出する機能を有する。操作部307の例は,キーボード,マウス,及びテンキーである。また,上記ディスプレイ306と操作部307が一体となったタッチパネルディスプレイを採用することとしてもよい。タッチパネルディスプレイには,静電容量方式,電磁誘導方式,赤外線方式,又は抵抗膜方式などの公知の方式のものを採用できる。
スピーカ308は,音声データを再生し,放音する機能を有する。マイクロフォン309は,音声を録音するために集音する機能を有する。これらのスピーカ308やマイクロフォン309は,公知のものを採用できる。
メモリ311は,RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリや,ROM(Read Only
Memory)等の不揮発性メモリから構成される記憶装置である。例えば,揮発性メモリの記憶領域には,ネットワーク上の識別情報であるIPアドレスが記憶される。一方,例えば,不揮発性メモリの記憶領域には,音声データや,ユーザ情報,視聴者端末300の電話番号等のデータが記憶される。また,メモリは,CPUが演算処理を行う際の作業空間が設けられている。
CPU(Central Processing Unit)311は,視聴者端末300に備わる上記各種装置301〜510と接続されており,各種装置301〜310を制御する機能を有する。例えば,CPU511は,GPS受信部303や,ジャイロセンサ304,加速度センサ305,操作部307によって取得されせた情報を,CDMA通信部301を介して,サービスサーバ400へ送信する処理を行う。
サービスサーバ400は,ネットワーク通信網を通じて送られて来た信号を送受信装置401で受信し復調する。この送受信装置401から取り込まれたデータは,各種情報解析部402に取り込まれる。各種情報解析部402においては,視聴者端末300から受信した入力情報の解析処理が行われる。解析処理された入力情報は,情報編集部403へと送られ,この情報編集部403により,解析した入力情報に基づいて演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報が生成される。
また,サービスサーバ400の演出情報記憶部404には,各種の演出コンテンツが記憶されている。演出情報記憶部404に記憶される演出コンテンツの内容は,上述した通りであり,例えばレベルゲージや,リズムゲームが含まれる。サービスサーバ400のメインコントローラ406は,演出情報記憶部404から演出コンテンツを読み出し,通信部405を介して,放送局100の受信装置108へと送信する。また,情報編集部によって生成されたコンテンツ編集情報も,通信部405を介して,放送局100の受信装置108へと送信される。また,演出コンテンツとしてリズムゲームを提供する場合に,情報解析部402は,正解となるリズムパターンと視聴者端末300に入力されたユーザのリズムパターンの一致率を解析する。この場合,サービスサーバ400のメインコントローラ406は,情報解析部402により得られた一致率に基づいて,スコア計算を行い,求めたスコアを送受信装置401を介して視聴者端末300に送信すればよい。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を中心に説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,視聴者が番組内の企画に参加可能なテレビ番組の放送方法及びこの放送方法を実現するためのシステムに関する。従って,本発明は,テレビ放送に関する事業において好適に利用し得る。
10…視聴者参加型テレビ番組放送システム
100…放送局
200…テレビジョン受信機
300…視聴者端末
400…サービスサーバ
500…イベント制御端末
600…出力機器
700…参加者端末

Claims (4)

  1. テレビ番組を放送する放送局(100)と,
    前記テレビ番組を受信して表示するテレビジョン受信機(200)と,
    前記テレビ番組の視聴者が保有する視聴者端末(300)と,
    前記放送局(100)及び前記視聴者端末(300)に情報通信回線を通じて相互に接続されたサービスサーバ(400)と,を含むシステムにより実行される
    視聴者参加型テレビ番組放送方法であって,
    前記サービスサーバ(400)が,当該サービスサーバ(400)の備える演出情報記憶部から,所定のタイミングで前記視聴者端末(300)に所定の入力情報を検知させることを視聴者に促すタイミング情報を含む演出コンテンツを読み出して前記放送局(100)に送信し,前記放送局(100)が,前記サービスサーバ(400)から受信した前記演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送する準備工程と,
    前記視聴者端末(300)が,入力部に前記入力情報が入力されたことを検知する入力検知工程と,
    前記サービスサーバ(400)又は前記視聴者端末(300)が,前記視聴者端末(300)によって前記入力情報が検知されたタイミングが,前記タイミング情報によって促されたタイミングと一致又は一定誤差内で一致するか否かを解析する解析工程と,
    前記サービスサーバ(400)又は前記視聴者端末(300)が,前記解析工程において解析された前記入力情報が検知されたタイミングと前記タイミング情報によって促されたタイミングとの一致率に基づいて,スコア計算を行い,求めたスコアを前記視聴者端末(300)の画面に表示するスコアリング工程を含む
    視聴者参加型テレビ番組放送方法。
  2. テレビ番組を放送する放送局(100)と,
    前記テレビ番組を受信して表示するテレビジョン受信機(200)と,
    前記テレビ番組の視聴者が保有する視聴者端末(300)と,
    前記放送局(100)及び前記視聴者端末(300)に情報通信回線を通じて相互に接続されたサービスサーバ(400)と,
    前記サービスサーバ(400)と情報通信回線を通じて相互に接続されたイベント制御端末(500)と,
    前記イベント制御端末(500)によって制御される出力機器(600)と,
    前記サービスサーバ(400)と情報通信回線を通じて相互に接続され,イベント会場内の参加者が保有する参加者端末(700)と,を含むシステムにより実行される
    視聴者参加型テレビ番組放送方法であって,
    前記サービスサーバ(400)が,当該サービスサーバ(400)の備える演出情報記憶部から演出コンテンツを読み出して,前記放送局(100)及び前記イベント制御端末(500)に送信し,前記放送局(100)が,前記サービスサーバ(400)から受信した演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送するとともに,前記イベント制御端末(500)が,前記演出コンテンツを反映したコンテンツを前記出力機器(600)に出力させる準備工程と,
    前記視聴者端末(300)及び前記参加者端末(700)が,入力部に所定の入力情報が入力されたことを検知し,前記入力情報を前記サービスサーバ(400)へ送信する入力検知工程と,
    前記サービスサーバ(400)が,前記入力情報を受信し,当該入力情報を解析する解析工程と,
    前記サービスサーバ(400)が,前記解析工程で解析した入力情報に基づいて,前記演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報を生成し,当該コンテンツ編集情報を前記放送局(100)及び前記イベント制御端末(500)に送信する編集工程と,
    前記放送局(100)及び前記イベント制御端末(500)が,前記コンテンツ編集情報を受信し,当該コンテンツ編集情報に基づいて,前記演出コンテンツを変化させ,前記放送局(100)が変化後の演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送すると共に,前記イベント制御端末(500)が変化後の演出コンテンツを反映したコンテンツを前記出力機器(600)に出力させるコンテンツ変化工程と,を含み,
    前記視聴者端末(300)及び前記参加者端末(700)は,自己の位置情報を取得するための位置情報取得部を有しており,
    前記視聴者端末(300)及び前記参加者端末(700)は,前記入力検知工程において,前記入力情報と共に,前記位置情報取得部によって取得した位置情報を,前記サービスサーバ(400)に送信し,
    前記サービスサーバ(400)は,前記解析工程において,前記入力情報を送信した前記視聴者端末(300)と前記参加者端末(700)の位置情報に基づいて,当該入力情報を,イベント会場内に存在する参加者端末(700)から受信したものと,それ以外の場所に存在する視聴者端末(300)から受信したものとに分類し,
    前記サービスサーバ(400)は,前記編集工程において,前記視聴者端末(300)から受信した入力情報に基づいて,前記演出コンテンツを編集する第1のコンテンツ編集情報を生成すると共に,前記参加者端末(700)から受信した入力情報に基づいて,前記演出コンテンツを編集する第2のコンテンツ編集情報であって当該第1のコンテンツ編集情報とは異なるものを生成する
    視聴者参加型テレビ番組放送方法。
  3. テレビ番組を放送する放送局(100)と,
    前記テレビ番組を受信して表示するテレビジョン受信機(200)と,
    前記テレビ番組の視聴者が保有する視聴者端末(300)と,
    前記放送局(100)及び前記視聴者端末(300)に情報通信回線を通じて相互に接続されたサービスサーバ(400)と,を含み,
    前記サービスサーバ(400)が,当該サービスサーバ(400)の備える演出情報記憶部から,所定のタイミングで前記視聴者端末(300)に所定の入力情報を検知させることを視聴者に促すタイミング情報を含む演出コンテンツを読み出して前記放送局(100)に送信し,
    前記放送局(100)が,前記サービスサーバ(400)から受信した演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送し,
    前記視聴者端末(300)が,入力部に前記入力情報が入力されたことを検知し,
    前記サービスサーバ(400)又は前記視聴者端末(300)が,前記視聴者端末(300)によって前記入力情報が検知されたタイミングが,前記タイミング情報によって促されたタイミングと一致又は一定誤差内で一致するか否かを解析し,
    前記サービスサーバ(400)又は前記視聴者端末(300)が,前記解析工程において解析された前記入力情報が検知されたタイミングと前記タイミング情報によって促されたタイミングとの一致率に基づいて,スコア計算を行い,求めたスコアを前記視聴者端末(300)の画面に表示する
    視聴者参加型テレビ番組放送システム。
  4. テレビ番組を放送する放送局(100)と,
    前記テレビ番組を受信して表示するテレビジョン受信機(200)と,
    前記テレビ番組の視聴者が保有する視聴者端末(300)と,
    前記放送局(100)及び前記視聴者端末(300)に情報通信回線を通じて相互に接続されたサービスサーバ(400)と,
    前記サービスサーバ(400)と情報通信回線を通じて相互に接続されたイベント制御端末(500)と,
    前記イベント制御端末(500)によって制御される出力機器(600)と,
    前記サービスサーバ(400)と情報通信回線を通じて相互に接続され,イベント会場内の参加者が保有する参加者端末(700)と,を含む
    視聴者参加型テレビ番組放送システムであって,
    前記サービスサーバ(400)が,当該サービスサーバ(400)の備える演出情報記憶部から演出コンテンツを読み出して,前記放送局(100)及び前記イベント制御端末(500)に送信し,前記放送局(100)が,前記サービスサーバ(400)から受信した演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送するとともに,前記イベント制御端末(500)が,前記演出コンテンツを反映したコンテンツを前記出力機器(600)に出力させ,
    前記視聴者端末(300)及び前記参加者端末(700)が,入力部に所定の入力情報が入力されたことを検知し,前記入力情報を前記サービスサーバ(400)へ送信し,
    前記サービスサーバ(400)が,前記入力情報を受信し,当該入力情報を解析し,
    前記サービスサーバ(400)が,前記解析した入力情報に基づいて,前記演出コンテンツを編集するコンテンツ編集情報を生成し,当該コンテンツ編集情報を前記放送局(100)及び前記イベント制御端末(500)に送信し,
    前記放送局(100)及び前記イベント制御端末(500)が,前記コンテンツ編集情報を受信し,当該コンテンツ編集情報に基づいて,前記演出コンテンツを変化させ,前記放送局(100)が変化後の演出コンテンツを反映したテレビ番組を放送すると共に,前記イベント制御端末(500)が変化後の演出コンテンツを反映したコンテンツを前記出力機器(600)に出力させるものであり,
    前記視聴者端末(300)及び前記参加者端末(700)は,自己の位置情報を取得するための位置情報取得部を有しており,
    前記視聴者端末(300)及び前記参加者端末(700)は,前記入力情報と共に,前記位置情報取得部によって取得した位置情報を,前記サービスサーバ(400)に送信し,
    前記サービスサーバ(400)は,前記入力情報を送信した前記視聴者端末(300)と前記参加者端末(700)の位置情報に基づいて,当該入力情報を,イベント会場内に存在する参加者端末(700)から受信したものと,それ以外の場所に存在する視聴者端末(300)から受信したものとに分類し,
    前記サービスサーバ(400)は,前記コンテンツ編集情報を生成するにあたり,前記視聴者端末(300)から受信した入力情報に基づいて,前記演出コンテンツを編集する第1のコンテンツ編集情報を生成すると共に,前記参加者端末(700)から受信した入力情報に基づいて,前記演出コンテンツを編集する第2のコンテンツ編集情報であって当該第1のコンテンツ編集情報とは異なるものを生成する
    視聴者参加型テレビ番組放送システム。
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