JP2007325143A - 録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器 - Google Patents
録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】携帯端末と放送受信機器が連携してデータを記憶可能な録画システムを提供する。
【解決手段】携帯端末は、ユーザにより選択されたチャンネルのデータを受信し、受信したデータを表示している場合に録画指示が入力されると、放送受信機器に選択されたチャンネルのデータの録画を指示する指示情報を送信する。放送受信機器は、少なくとも1つのチャンネルのデータを受信可能であり、受信したチャンネルのデータを所定時間あるいは所定容量記憶する第1の記憶手段と、携帯端末から送信された指示情報に応じてデータを記憶する第2の記憶手段を有する。第2の記憶手段は、携帯端末から指示情報を受信したときに選択されたチャンネルのデータを受信している場合に、選択されたチャンネルのデータの記憶を開始し、第1の記憶手段に記憶された選択されたチャンネルのデータを読み出して記憶する。
【選択図】図3
【解決手段】携帯端末は、ユーザにより選択されたチャンネルのデータを受信し、受信したデータを表示している場合に録画指示が入力されると、放送受信機器に選択されたチャンネルのデータの録画を指示する指示情報を送信する。放送受信機器は、少なくとも1つのチャンネルのデータを受信可能であり、受信したチャンネルのデータを所定時間あるいは所定容量記憶する第1の記憶手段と、携帯端末から送信された指示情報に応じてデータを記憶する第2の記憶手段を有する。第2の記憶手段は、携帯端末から指示情報を受信したときに選択されたチャンネルのデータを受信している場合に、選択されたチャンネルのデータの記憶を開始し、第1の記憶手段に記憶された選択されたチャンネルのデータを読み出して記憶する。
【選択図】図3
Description
本発明は、携帯端末と放送受信機器が連動して録画処理を行う録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器に関するものである。
特許文献1に、短時間録画部と長時間録画部を備えた録画再生装置が開示されている。短時間録画部は、例えば1時間程度の記憶容量で、予め定められたチャンネルをエンドレスで常時録画する。利用者が所望の番組の録画を開始したとき既に番組が始まっていた場合、前記長時間録画部は録画開始時点から前記番組の録画を行い、録画を再生するときに、前記短時間録画部は前記番組の開始から前記記録開始時点までの内容を再生し、これに連続して前記長時間録画部は前記番組の内容を再生する。
家庭の放送受信機器において番組の視聴や録画が行われるだけでなく、携帯端末でも放送波の番組情報を表示したり、番組そのものを視聴したりできるようになっている。そのため、放送受信機器だけで番組開始からの内容を録画できるだけでなく、例えばユーザが外出中に携帯端末でお気に入りの番組を見つけたが、既に番組が開始されてしまっている場合に、携帯端末と放送受信機器とを連携させて、番組始めから録画可能にすることが求められている。
しかしならが、特許文献1には、携帯端末と放送受信機器との連携について記載されていない。
そこで、本発明は、携帯端末と放送受信機器が連携してデータを記憶可能な録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器を提供することを目的とする。
本発明にかかる録画システムは、携帯端末と放送受信機器を有する。携帯端末は、ユーザにより選択されたチャンネルのデータを受信する手段と、受信したデータを表示する手段と、ユーザが録画指示を入力するのに用いられる手段と、受信したデータを表示している場合に録画指示が入力されると、放送受信機器に選択されたチャンネルのデータの録画を指示する指示情報を送信する手段と、を有する。また、放送受信機器は、少なくとも1つのチャンネルのデータを受信可能な手段と、受信したチャンネルのデータを所定時間あるいは所定容量記憶する第1の記憶手段と、ユーザが録画指示を入力するのに用いられる手段と、携帯端末から送信された指示情報あるいは入力された録画指示に応じてデータを記憶する第2の記憶手段と、を有する。そして、第2の記憶手段は、携帯端末から指示情報を受信したときに選択されたチャンネルのデータを受信している場合に、選択されたチャンネルのデータの記憶を開始し、第1の記憶手段に記憶された選択されたチャンネルのデータを読み出して記憶することを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末と放送受信機器が連携してデータを記憶可能な録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器を提供することができる。
図1(a)は、携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。携帯端末101は、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などである。
データ送受信部102は、例えば放送受信機器などの別の機器やサーバとの間でデータの送信あるいは受信を行う。入力部103は、キーやタッチパネルなどにより構成され、ユーザが指示や情報などを入力するのに用いられる。チューナー部104は、放送波からドラマやスポーツ中継、ニュースなどの番組データや番組のタイトルや開始時間などの関連情報を示し番組情報を受信する。復号部105は、圧縮された番組データを表示部106で表示可能なデータ、例えばYUVデータやRGBデータなどに変換する。表示部106は、液晶モニター等により構成され、動画や静止画データや、ユーザへのメッセージなどを表示する。制御部107は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、携帯端末101の各構成を制御する。記憶部108は、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)などにより構成され、映像や音声、文書などのデータや、制御部107により実行される制御プログラムを記憶する。
なお、図1(a)の例では、記憶部108は携帯端末101内部に設けられているが、これに限定するものではなく、着脱可能なものであってもよい。また、チューナー部104や表示部106等の構成についても、携帯端末101とは別に設け、有線または無線で接続するようにしても良い。
図1(b)は、録画機能を有する放送受信機器の構成の一例を示すブロック図である。放送受信機器111は、例えば地上波デジタル放送受信可能なテレビやPC(Personal Computer)などの情報処理装置である。
入力部113は、キーやタッチパネルなどにより構成され、ユーザが指示や情報などを入力するのに用いられる。チューナー部114は、複数の全てチャンネルの番組データや番組情報を含んだ放送データを受信する。なお、本例では、1つのチューナー部114により複数のチャンネルの放送データを受信するものとしているが、チャンネル毎に別々のチューナー部を設けるようにしても良い。また、入力部113の代わりに、あるいは入力部113に追加して、例えば赤外線受信部などの信号受信部を設け、リモートコントロール装置を用いてユーザが指示等を入力するようにしても良い。
復号部115は、圧縮された番組データを表示部116や外部の表示装置で表示可能なデータに変換する。表示部116は、液晶モニター等により構成され、動画や静止画データや、ユーザへのメッセージなどを表示する。なお、表示部116の代わりに、外部の表示装置へ復号部115で復号されたデータを出力する出力部を設けても良い。また、表示部116に追加して出力部を設け、例えば番組データを出力部に出力し、番組情報を表示部116に出力するというように、情報の種類や状況に応じて使い分けるようにしても良い。例えば、表示部116の表示画面が小さい場合には、番組データを出力部を介して大きな表示画面を有するディスプレイ装置に出力することにより、ユーザは大きな画面で番組の視聴を行うことができる。
制御部117は、例えばCPUであり、放送受信機器111の各構成を制御する。第1の記憶部118は、いわゆるリングバッファであり、チューナー部114により受信された所定時間分あるいは所定容量の放送データの記録を繰り返し行う。例えば、第1の記憶部118の容量は、例えばチャンネル数が6つの場合に、それぞれのチャンネルについて、一秒間のデータ伝送レートが2Mbps(BitPerSec)である放送波を二時間分格納できるように、2MBps*2h*6ch=10GByteとする。第2の記憶部119は、例えば入力部113あるいは携帯端末101から録画指示されたチャンネルの放送データや、制御部117により実行される制御プログラムなどを記録するものであり、例えば1TByteの記憶容量を有する。本例では、第1の記憶部118と第2の記憶部119を別々に設けているが、これに限定するものではなく、1つのメモリを用いるようにしても良い。
また、図1に示したデータ送受信部102、112は、無線通信を行うものに限定するものではなく、いずれか一方あるいは両方を、高速電力線搬送通信(PLC(Power Line Communications))などの有線通信を行うものであっても良い。また、無線通信と有線通信を行う送受信部を両方設けるようにしても良い。
図2は、放送受信機器111の第1の記憶部118における放送データの記録方法を説明する概略図である。
チューナー部114により受信された放送波は、各チャンネルの放送データにフィルタリングされ、制御部117を介して、第1の記憶部118に入力される。第1の記憶部118は、第一チャンネルの格納メモリ201や第Nチャンネルの格納メモリ211などの複数のメモリに別れている。図2の例では、第一チャンネルの番組データは格納メモリ201の領域203に記憶され、第Nチャンネルの番組データは格納メモリ211の領域213および領域215に記憶されている。
また、制御部117は、チューナー部114から出力された各チャンネルの放送データから、番組情報を取り出し、第1の記憶部118に入力する。第1の記憶部118は、番組データと同様に各チャンネルごとに、番組情報を格納メモリに記憶する。例えば、第1のチャンネルの番組情報は格納メモリ201のヘッダ領域202に記憶され、第2のチャンネルの番組情報はメモリ211のヘッダ領域212およびヘッダ領域214に記憶される。
ここで、番組情報とは、例えば総務省令・告示および電波産業会(ARIB)運用規定「デジタル放送に使用する番組配列情報」(ARIB STD-B10、ARIB TR-B14)記載のEIT情報(Event Information Table:イベント情報テーブル)を用いたEPG(Electronic Program Guide)でも良いし、その他の情報であっても良い。図2の例では、ヘッダ領域202等に番組情報として番組の開始時間を記憶しているが、これに限定するものではなく、開始時間に変えて、あるいは開始時間に追加して、番組識別コードや終了時間、タイトル、番組概要などを記憶しても良い。なお、放送受信機器111に時計を設け、ヘッダ領域に記憶する開始時間に変えて、あるいは追加して、この時計により計測された時間を記憶するようにしても良い。
なお、図2の例では、格納メモリ201には1つの番組の番組データと番組情報が記憶され、格納メモリ211には2つの番組データと番組情報が記録された状態を示している。ここで、格納メモリ201等は、それぞれリングバッファとして構成されており、BOTTOMを超えて記録する際には、TOPに記憶されている録画済みデータを上書きして記憶する。
図3は、携帯端末101から放送受信機器111に録画指示を行う場合の制御方法を示したフローチャートである。
ユーザが入力部103を用いて複数のチャンネルの中から選択したチャンネルの番組を携帯端末101で視聴している際に(S301)、番組始めから視聴を希望する番組があった場合、入力部103を用いて録画指示を入力する(S302)。制御部107は、録画指示が入力されると、番組情報からチャンネル情報と開始時間情報を抽出し(S303)、録画指示を要求する放送受信機器111を示す機器識別情報を記憶部108から読み出す(S304)。ここで、機器識別情報とは、放送受信機器111に割り当てられた、例えば電話番号やIPアドレスなどの固有の情報である。この機器識別情報は、例えばユーザが入力部103を用いて予め入力し、記憶部108に記憶しておく。なお、S302でユーザから録画指示が入力された場合に、記憶部108に機器識別情報が記憶された放送受信機器の名称などを表示部106に表示し、ユーザの確認を求めるようにしても良い。また、複数の放送受信機器の機器識別情報を記憶できるようにし、録画指示が入力された際に、放送受信機器のリストを表示部106に表示し、ユーザが選択できるようにすることが望ましい。
携帯端末101は、録画指示先の放送受信機器111の機器識別情報を読み出した後、チャンネル情報と開始時間情報を含めた録画指示情報を、携帯端末101の電話番号やメールアドレスなどの端末識別情報とともに、データ送受信部102を介して放送受信機器111に送信する(S305)。
放送受信機器111は、データ送受信部112により、端末識別情報および録画指示情報を受信する(S306)。制御部117は、受信したチャンネル情報に該当するチャンネルの番組データを第2の記憶部119に記憶を開始し、記憶を開始した位置を示す記憶開始アドレスを記憶する(S307)。なお、この際に、格納メモリ201への新たな番組データの記憶を停止するように制御することが望ましい。録画指示入力後に記憶されていた番組始めのデータが上書きにより消去されてしまう場合があり、また、現在放送中の番組データは第2の記憶部119に記憶されているためである。
図4は、放送受信機器111に対して録画指示がされた場合の第1の記憶部118と第2の記憶部119における記録方法を説明する概略図である。ここでは、仮に、第一チャンネルの録画指示がされた場合を示している。第2の記憶部119は、番組データファイルと管理ファイルを有している。図4の例では、番組データファイルの領域401はS307において記憶を開始された番組データが記憶された領域を示しており、管理ファイルの領域405は領域401に記憶された番組データの記憶開始アドレスが記憶された領域を示している。
第2の記憶部119に番組データの記憶を開始した後(S307)、制御部117は、第1の記憶部118に番組始めからの番組データが記憶されているかどうかサーチを行う(S308)。サーチは、例えば、ヘッダ領域202に記憶された開始時間と受信指示情報に含まれる開始時間との比較により行う。ヘッダ領域202に記憶された開始時間が受信指示情報に含まれる開始時間以前の場合には、番組始めから番組データが記憶されていると判断する。なお、全くヘッダ領域が記憶されていない場合は、上書きにより番組の始めが消去されていると判断する。
番組始めからの番組データが記憶されている場合、受信した端末識別情報を用いて、データ送受信部112により録画成功を通知する(S309)。また、番組始めからの番組データが存在しない場合には、録画失敗を通知する(S310)。
携帯端末101は、データ送受信部102を介して録画成功あるいは失敗通知を受信すると(S311)、表示部106に録画成功あるいは失敗した旨のメッセージを表示する(S312)。
放送受信機器111は、第1の記憶部118に番組始めからの番組データが記憶されている場合、その番組データのデータサイズを検出する(S313)。検出したデータサイズ分の容量を空けて、放送中の番組の記憶を継続するとともに、第1の記憶部118に記憶された番組データを第2の記憶部119へコピーを開始し、コピーした番組データと放送中の番組データの記憶開始アドレスを管理ファイルに記憶する(S314)。図4において、領域402がコピーした番組データの記憶領域であり、領域403が放送中の番組データの記憶領域である。コピーした番組データと放送中の番組データの記憶開始アドレスは、それぞれ領域406、407に記憶される。
そして、携帯端末101からの録画指示により記憶した番組データを識別するためのフラグと、記憶している番組の番組情報とを、それぞれ管理ファイルの領域408、409に記憶する(S315)。第2の記憶部119には、携帯端末101からの録画指示により記憶した番組データ以外に、放送受信機器111の入力部113から入力された録画指示により記憶した番組データが記憶する可能性があるため、フラグを記憶することにより、携帯端末101から録画指示した番組データを容易に識別することができる。なお、図4に示す例では、領域404にヘッダ情報を記憶しており、このヘッダ情報を含めて番組ごとの管理データ410、420を構成している。ヘッダ情報には、例えば領域405、406、407に記憶された記憶開始アドレスを読み出す順番を示すデータ等を記憶する。
放送受信機器111は、受信した番組情報から抽出した番組の終了時間になると、番組データの記憶を停止する(S316)なお、終了時間は番組情報から抽出したものに限らず、携帯端末101から送信されたものを用いてもよい。また、終了時間に限らず、携帯端末101から送信された録画停止指示情報を受信したとき、記憶停止しても良い。
以上のように制御することにより、ユーザが外出中などの場合であっても、携帯端末101を用いて、放送受信機器111に番組始めからの番組データを記憶させることができる。
以上説明した例では、放送受信機器111のチューナー部114は全てのチャンネルを受信し、第1の記憶部118は所定時間の全チャンネルの番組データを記憶するものとしたが、その限りではない。例えば、ユーザが日ごろ良く視聴するチャンネルを予め複数選択し、チューナー部114はユーザに選択されたチャンネルを受信し、第1の記憶部118はそれら選択されたチャンネルの番組データを記憶するようにしても良い。これにより、ユーザが選択したチャンネルによっては、番組始めから録画できない場合も生ずるが、全てのチャンネルを記憶する場合と比べて、第1の記憶部118に記憶できる時間を延ばすことができる。なお、ユーザが選択しなかったチャンネルについて番組始めからの録画指示がされた場合、図3のS310において録画失敗を携帯端末101に通知する。
また、図3では、携帯端末101でユーザがテレビを視聴中に録画指示を行う方法について説明したが、これに限るものではなく、ユーザが入力部103を用いて録画を希望するチャンネルや時間、番組名などを入力、あるいは受信した番組情報から作成されたリストの中から選択することにより、録画指示を行うようにしても良い。但し、図3に示すように視聴中に録画指示を行うことにより、ユーザはチャンネル入力の手間を省くことができる。
また、S303において携帯端末101が番組情報から番組の開始時間を抽出していたが、チャンネル情報のみを抽出し、放送受信機器111に送信し、放送受信機器111で受信したチャンネル情報を用いて、番組の開始時間を抽出するようにしても良い。また、チャンネル情報に変えて、番組を識別する識別コードなどの他の情報を抽出し、放送受信機器111に送信するようにしても良い。
また、S308において番組始めからのデータが第1の記憶部118に記憶されていない場合、図3の例では、録画失敗を携帯端末101へ通知するのみとしているが、ユーザが番組途中からの録画でも良い場合もあるので、S310において録画失敗の通知に代えて、「番組始めの番組データは記憶されていません。番組途中からの録画を継続しますか?」等のメッセージを送信し、携帯端末101から録画継続指示を受信した場合に、S313に移行し、第1の記憶部118に記憶されている番組データを第2の記憶部119にコピーするようにしても良い。
また、録画指示を受信した際に第2の記憶部119の番組データファイルが一杯の場合、あるいは録画途中に容量が足りなくなってしまった場合、携帯端末101に「メモリオーバーのため録画処理を終了します」等のメッセージを送信し、ユーザに録画が中止された旨を伝えるようにする。なお、「録画処理を終了」のメッセージに代えて、第2の記憶部119の上書きを許可するかどうかのユーザ選択を求めるメッセージを送信し、ユーザの選択に応じて上書きにより番組データの記憶を継続するようにしても良い。この場合、第2の記憶部119への記憶に限らず、第1の記憶部118の他のチャンネルの格納メモリに一時記憶するようにしても良い。
また、第2の記憶部119が録画処理中に、携帯端末101からの録画指示を受信した場合、「現在録画中のため、録画指示を受けることができません」等のメッセージを送信するようにする。なお、ユーザから再度録画指示が入力された場合には、既に録画している操作を終了させ、携帯端末からの録画指示を優先して、録画を開始しても良い。この際に、放送受信機器111から送信するメッセージに録画中のチャンネルやタイトル等を含めて送信することが好ましい。このように録画中の番組の情報を伝えることにより、ユーザが重要な番組や録画指示した番組よりも興味がある番組を録画していたにもかかわらず、誤って録画を中止してしまうことを防止することができる。なお、第2の記憶部119が同時に複数のチャンネルの番組を録画可能な場合は、同時録画可能なチャンネル数を超えた場合に、上記の通知や処理を行うようにする。
また、S305において、携帯端末101が通信網において圏外だった場合には、表示部106に「現在、通信網の圏外のため、録画指示に失敗しました」と表示する。これにより、ユーザは放送受信機器111に録画指示を行うことができないことを知ることができ、例えば携帯端末101で現在放送中の番組データだけでも記憶する等の対応をとることができる。なお、携帯端末101が通信圏内に復帰した際に、自動的に再度録画指示情報を送信するようにしても良い。
次に、携帯端末101からの指示で放送受信機器111において録画した番組を再生する方法を説明する。図5は、録画済みファイルの一覧を表示部116に表示するための処理を示すフローチャートである。
ユーザは、携帯端末101の入力部103を介して録画済みリストの表示指示を入力する。放送受信機器111は、携帯端末101から送信された表示指示を受信すると(S500)、第2の記憶部119の管理ファイルの読み出しを開始する(S501)。管理ファイルの現在の読み出しポイント以降に管理データがあるか否かを検索する(S502)。管理データがあった場合は、その管理データにフラグが含まれているかどうかを検索する(S503)。フラグが含まれている場合は、番組情報を表示部116に出力する(S504)。
S503で管理データにフラグが含まれていない場合、あるいはS504で番組情報を表示部116に出力した後、S504に移行し、再び管理ファイルの現在の読み出しポイント以降に管理データがあるか否かを検索する。図4の例では、管理データ410を検索し、領域408にフラグが記憶されているため、番組情報を表示部116に表示した後、他の管理データが管理ファイルにあるかどうか検索が行われる。そして、図4の例のように、管理データ420がある場合にはS503に移行する。一方、現在の読み出しポイント以降に管理データが記憶されていない場合には、S500で表示指示を受信して以降に番組情報の出力があったかどうかを判断する(S505)。管理ファイルに管理データが全く記憶されていない、あるいはフラグがついた管理ファイルが全く記憶されておらず、番組情報が出力されていない場合、「外出先からの録画指定ファイルはありません」など該当ファイルがない旨を通知し(S506)、ユーザからの入力待ちとなる(S507)。
放送受信機器111の第2の記憶部119に記憶された録画ファイルを選択する際、上記、携帯端末101からの録画指示により録画したもの以外にも、既に録画されたファイルも存在する場合がある。そのため、記憶されている番組の番組情報をすべて表示してしまうと、ユーザはどれが携帯端末101から録画指示した番組か識別するのが困難な場合がある。そこで、上記のように、ユーザが携帯端末101からリスト表示指示を行った場合には、携帯端末101からの録画指示により録画された番組データの番組情報のみを表示することにより、ユーザの使い勝手を向上することができる。
なお、図3のフローには図示していないが、S507においてユーザからの入力待ちになっている場合に、表示部116に表示された番組情報の中から、ユーザが入力部113を用いて再生を希望する番組データを選択すると、再生を開始する。再生時には、図4の管理ファイルに記憶された記憶開始アドレスを用いて、番組データファイルの番組データが読み出され、復号部115により表示部116に表示可能なデータに変換され、制御部117を介して表示部116に出力される。例えば、図4の管理データ410の番組が選択された場合、領域404のヘッダ情報に基づいて、まず領域406のアドレス情報が読み出され、対応する番組データが番組データファイルから再生される。次に領域405、領域407のアドレス情報が読み出され、一つの番組を最初から最後まで再生することが可能となる。
なお、図5の例では、S505において番組情報の出力があったと判断された場合、通知なしにユーザからの入力待ち状態になるが(S507)、これに限定するものではなく、検索が終了したことを示すメッセージを表示するようにしても良い。これにより、ユーザは検索が終了し、これ以上新たな番組情報が表示されないことを知ることができる。また、本例では、フラグが付けられた管理データが1つ検索されるごとに番組情報を出力するようにしたが、検索終了後にまとめて表示するようにしても良い。
また、携帯端末101から放送受信機111に録画指示を行う際に、ユーザが番組のカテゴリーを入力し、このカテゴリーを用いて録画済みリストを表示するようにしても良い。例えば、図3のS302においてユーザから録画指示が入力された後に、「カテゴリー入力して下さい」や「カテゴリーを選択して下さい。1:スポーツ、2:ドラマ・・・」等のメッセージを表示部106に表示し、ユーザがカテゴリーに該当する文字や番号などを入力すると、S305において入力されたカテゴリー情報を録画指示情報に含めて送信する。なお、ユーザ入力によらず、番組情報からカテゴリー情報を抽出するようにしても良い。そして、放送受信機111は、S315において、フラグ等の他の情報とともに、カテゴリー情報を第2の記憶部119の管理ファイルに記憶する。図5のS500でユーザが録画済みリストの表示指示を入力する際にカテゴリーが選択された場合、S503でフラグ情報とともに、管理データに該当するカテゴリー情報があるかどうかを検索し、S504で該当する番組情報を表示する。第2の記憶部119に携帯端末101からの録画指示により記憶された番組データが多数記憶されている場合がある。このように所定のカテゴリーの情報のみを表示することにより、ユーザは所望の録画データを容易に見つけることができるようになる。
なお、リスト表示指示なしに、携帯端末101から放送受信機器111に再生指示が送信された場合、携帯端末101からの録画指示により録画された番組データの中で最も新しく録画されたものを自動的に再生するようにするようにしても良い。
また、録画済みのファイルに限らず、録画中のファイルを含めたリストを表示するようにしても良い。この場合、現在録画中のデータであることを示すマークなどを画面に表示する。なお、録画中のファイルに対して再生要求がなされた場合には、第2の記憶部119に書き込みつつ、管理ファイルからアドレスを読み出し、対応する番組データを復号部115を介して表示部116に表示する。
次に、図5のS507においてユーザから再生を希望する番組データの選択が入力された場合や、リスト表示指示なしに番組データの再生指示が入力された場合に、番組データを再生する方法について説明する。放送受信機器111は、このような番組選択や再生指示が入力された場合、番組データの最初から再生を開始する。携帯端末101から番組始めからの録画を指示されているため、ユーザが番組始めから視聴を希望する場合が多いためである。但し、ユーザの設定により、表示部116に「最初から再生しますか?続きから再生しますか?」とユーザ選択を求めるメッセージを表示し、ユーザ選択に応じて最初から再生あるいは続きから再生するようにしても良い。続きからの再生が選択された場合には、制御部117は、録画指示を受信した以降に放送されたデータを再生する。また、ユーザが録画開始を希望する視聴ポイントを携帯端末101から放送受信機器111に送信し、第2の記憶部119に管理データの一部として記憶し、この視聴ポイントから番組データを再生するようにしても良い。なお、ユーザがこのような視聴ポイントを入力したときのみ、前記のようなユーザ選択を求めるメッセージを表示し、視聴ポイントの入力がないときは、このようなメッセージを表示することなく、番組始めから再生するようにしても良い。
101…携帯端末
111…放送受信機器
102,112…データ送受信部
103,113…入力部
104,114…チューナー部
105,115…復号部
106,116…表示部
107,117…制御部
108…記憶部
118…第1の記憶部
119…第2の記憶部
111…放送受信機器
102,112…データ送受信部
103,113…入力部
104,114…チューナー部
105,115…復号部
106,116…表示部
107,117…制御部
108…記憶部
118…第1の記憶部
119…第2の記憶部
Claims (7)
- 携帯端末と放送受信機器を有してなる録画システムであって、
前記携帯端末は、ユーザにより選択されたチャンネルのデータを受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信したデータを表示する表示手段と、ユーザが録画指示を入力するのに用いられる第1の入力手段と、前記表示手段により前記受信したデータを表示している場合に前記第1の入力手段により録画指示が入力されると、前記放送受信機器に前記選択されたチャンネルのデータの録画を指示する指示情報を送信する第1の通信手段と、を有し、
前記放送受信機器は、少なくとも1つのチャンネルのデータを受信可能な第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信したチャンネルのデータを所定時間あるいは所定容量記憶する第1の記憶手段と、ユーザが録画指示を入力するのに用いられる第2の入力手段と、前記携帯端末から送信された指示情報あるいは前記第2の入力手段により入力された録画指示に応じてデータを記憶する第2の記憶手段と、を有し、
前記第2の記憶手段は、前記携帯端末から指示情報を受信したときに前記第2の受信手段により前記選択されたチャンネルのデータを受信している場合に、前記選択されたチャンネルのデータの記憶を開始し、前記第1の記憶手段に記憶された前記選択されたチャンネルのデータを読み出して記憶することを特徴とする録画システム。 - 携帯端末との間でデータ通信が可能な通信手段と、
複数のチャンネルのデータを受信可能な受信手段と、
前記受信手段により受信した複数のチャンネルのデータをチャンネルごとに所定時間所定容量記憶する第1の記憶手段と、
前記通信手段により前記携帯端末から所定のチャンネルのデータの録画開始を指示する指示情報を受信したとき、前記受信手段により受信した複数のチャンネルのデータの中の前記所定のチャンネルのデータの記憶を開始し、前記第1の記憶手段に記憶された前記所定のチャンネルのデータを読み出して記憶する第2の記憶手段と、
を備えていることを特徴とする放送受信機器。 - 前記第1の記憶手段は、チャンネルごとに所定時間あるいは所定容量のデータを記憶する複数のリングバッファを有していることを特徴とする請求項2に記載の放送受信機器。
- 前記第2の記憶手段は、前記受信手段により受信した複数のチャンネルのデータの中の前記所定のチャンネルのデータの記憶を開始した位置を示す第1のアドレス情報と、前記第1の記憶手段から読み出された前記所定のチャンネルのデータの記憶を開始した位置を示す第2のアドレス情報とを記憶することを特徴とする請求項2または3に記載の放送受信機器。
- 前記第2の記憶手段は、前記携帯端末から送信された指示情報に基づいて記憶したデータを識別する情報を記憶することを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の放送受信機器。
- 放送受信機器との間でデータ通信が可能な通信手段と、
複数のチャンネルの中から1つのチャンネルのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したデータを表示する表示手段と、
ユーザが録画指示を入力するのに用いられる入力手段と、
前記表示手段により前記受信したデータを表示している場合に、前記入力手段により録画指示が入力されると、前記表示手段により表示しているデータに関連したデータの録画を指示する指示情報を前記通信手段により前記放送受信機器に送信することを特徴とする携帯端末。 - 前記表示手段に表示されたデータは番組のデータであり、前記関連したデータは前記番組始めからのデータであることを特徴とする請求項6に記載の携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155567A JP2007325143A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | 録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155567A JP2007325143A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | 録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007325143A true JP2007325143A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38857523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006155567A Pending JP2007325143A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | 録画システムおよび、これに用いられる携帯端末と放送受信機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007325143A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015032867A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | シャープ株式会社 | 端末装置及び連携システム |
-
2006
- 2006-06-05 JP JP2006155567A patent/JP2007325143A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015032867A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | シャープ株式会社 | 端末装置及び連携システム |
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