JP2007324846A - 送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機 - Google Patents

送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007324846A
JP2007324846A JP2006151762A JP2006151762A JP2007324846A JP 2007324846 A JP2007324846 A JP 2007324846A JP 2006151762 A JP2006151762 A JP 2006151762A JP 2006151762 A JP2006151762 A JP 2006151762A JP 2007324846 A JP2007324846 A JP 2007324846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop
amplitude
power amplifier
amplifier
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006151762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4676383B2 (ja
JP2007324846A5 (ja
Inventor
Satoshi Tanaka
聡 田中
Yukinori Akamine
幸徳 赤峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2006151762A priority Critical patent/JP4676383B2/ja
Priority to US11/755,273 priority patent/US7873333B2/en
Publication of JP2007324846A publication Critical patent/JP2007324846A/ja
Publication of JP2007324846A5 publication Critical patent/JP2007324846A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4676383B2 publication Critical patent/JP4676383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0088Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using discontinuously variable devices, e.g. switch-operated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/004Control by varying the supply voltage

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】従来のポーラループ形送信回路においては振幅、位相2つの帰還回路が送信時に動き、特に低電力時に消費電流が大きくなる課題があった。また振幅を開ループ制御し、位相のみ閉ループにしたものもあるが、電力増幅器の入力振幅―振幅特性、振幅―位相特性の非線形性を補正するため、複雑なテーブルを準備する必要があり、実現が困難であった。
【解決手段】電力増幅器の非線形性の強い大電力時には振幅、位相2つの帰還回路が動作するポーラループ送信回路を動作させ、中低出力時には振幅を開ループ制御することで中低出力時の消費電流を削減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機に係り、特に、携帯電話等の移動体通信用送信回路に関するもので、特に欧州携帯電話であるGSMの広帯域伝送機能であるEDGE方式に適した送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機に関するものである。
従来、ポーラループ方式の送信回路として、信号源から入力された信号を位相と振幅の局座標で表し、それぞれバッファアンプ、振幅比較器等を介して電力増幅器に帰還をかけて変調のかかった信号を電力増幅器から発生させるものがあった(例えば非特許文献1参照)。
また、従来、ポーラループ方式の送信回路の低電力化を図った方式として、デルタシグマ送信機にAM変調を加えたものがあった(例えば非特許文献2参照)。
V. PETROVIC and W. GOSLING, " Polar-Loop Transmitter," Electronics Letters Vol.15 No.10 pp 286-2 X May 1979 RF MICRO DEVICES POLARIS" 2 TOTAL RADIO Solutions
欧州携帯電話GSMは日本、韓国以外のほぼ全世界で採用されている、現在最も普及率の高い方式である。近年の携帯電話でのデータ通信の需要に向け高データレートサービスとしてEDGEのサービスも始まっており、益々の普及が予想される。GSMでは通常の音声交信用には等振幅で位相に情報を乗せるGMSK(Gausian Minimum Shift Keying)変調方式を用い、先に述べたEDGE方式では、振幅にも情報を重畳する8―PSK(8相Phase Shift Keying)変調方式を用いる。これらの方式両方に対応するため、代表的な例として以下の2つの従来例が存在する。
1つ目は、例えば非特許文献1に開示されているような、ポーラループ方式である。ポーラループ方式の回路図を図19に示す。3はループフィルタ、4は高周波電力増幅器、5は振幅比較器、6はループフィルタ、7は切り替えスイッチ、8は切り替えスイッチ、9はミキサ、10はAM検波回路、11はリミッタ増幅器である。49はカップラ、85はIF変調信号源、86はローカル信号源としてのシンセサイザ、87はバッファアンプ89、は低域通過フィルタ、115はアンテナである。このポーラループ方式は、信号源85、86から入力された信号を位相と振幅の局座標で表し、それぞれバッファアンプ87、振幅比較器5等を介して電力増幅器4に帰還をかけて変調のかかった信号を電力増幅器から発生させるものである。
2つ目は、例えば非特許文献2に開示されているような、ポーラループ方式の低電力化を図った方式であり、デルタシグマ送信機にAM変調を加えたものである。この例では、ベースバンドICから出力されるアナログの送信信号がRFICにてデジタル信号に変換され、変換されたデジタルの送信信号が変調器に入力され、さらに、シンセサイザ、電圧制御型発振器を介して電力増幅器モジュールの電力増幅器に入力され、変調器の出力に基づいてAM変調される。電力増幅器モジュールの送信出力はスイッチモジュールを介してアンテナに供給される。一方、アンテナで受信した電力はスイッチモジュールを介してRFICのIQ直交ミキサ、フィルタ、利得可変増幅器列、及びベースバンドICのベースバンドデジタルフィルタで処理され、ベースバンドデジタルフィルタを経て受信信号として取り出される。この方式では、振幅は常に開ループ制御とし、位相のみが閉ループ制御される。
しかしながら、上記2つの従来例ではそれぞれ解決すべき課題がある。まず、前者のポーラループ方式の送信回路においては、振幅、位相2つの帰還回路が送信時に動き、特に低電力時に消費電流が大きくなる課題があった。一方、後者の振幅を開ループ制御し、位相のみ閉ループにしたポーラループの低電力化方式は、電力増幅器もしくは電力増幅器モジュール(以下、単に電力増幅器)の制御が開制御であるため、回路規模が小さく低消費電力化に有利である。
ところで、送信回路の電力増幅器の負荷インピーダンスは、アンテナの環境によって大きく変動する。後者の方式で電力増幅器を開制御する場合、アンテナの環境変化に伴う負荷インピーダンスの変動についての対策が必要になる。そこで、電力増幅器の入力振幅―振幅特性、振幅―位相特性の非線形性を補正するために、複雑なテーブルを準備することも考えられるが、多様な使用環境を考慮した場合、実用化が困難であった。これに代わるものとして、アイソレータを接続することでアンテナの環境変動の影響は低減できると考えられるが、送信回路の電力損出が大きくなる。
本発明の解決課題の1つは、使用環境の如何に拘わらず電力増幅器の制御特性が適正に保持され、かつ、消費電流の少ない送信回路を提供することにある。
本発明の代表的なものの一例を示せば以下の通りである。即ち、本発明の送信回路は、電力増幅器の送信出力の位相を制御する位相ループと、前記電力増幅器の送信出力の振幅を制御する振幅ループとを含む送信回路において、前記振幅ループを閉ループ又は開ループのいずれかに切り替える切り替え制御ユニットを備え、前記切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の大出力時には前記振幅ループを閉ループとし、前記電力増幅器の低出力時には前記振幅ループを開ループとすることを特徴とする。
本発明によれば、電力増幅器の非線形性の強い大電力時には振幅、位相2つの帰還回路が動作する送信回路を動作させ、中低出力時には振幅を開ループ制御することで、使用環境の如何に拘わらず電力増幅器の制御特性が適正に保持され、しかも、中低出力時の消費電流を削減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の第一の実施形態になる送信回路を、図1〜図9で説明する。
最初に、第一の実施形態の基本的な構成について、図1及び図2で説明する。図1は、本発明の第一の実施形態になる送信回路を示す図、図2は、図1の送信回路の動作を説明する図である。
図1の送信回路は、例えば、GSMの広帯域伝送機能であるEDGE方式に適した移動体通信用送信機に使用されるものである。1は変調器であり、ベースバンド回路(図示略)から送信情報(ランプアップ信号や送信データ等)が入力され、送信信号や位相、振幅の変調信号を生成し、出力する。変調器1の位相(PM)信号が位相比較器2に送られ、ループフィルタ3を経た信号が高周波電力増幅器(以下、単に電力増幅器)4に送られる。また、電力増幅器4の出力情報がカプラーで検知され、ミキサ9、リミッタ増幅器11を経て位相情報が位相比較器2に帰還され、ここで変調器1の位相(PM)信号と比較され、その結果に基づいて位相調整された信号が電力増幅器へ送られる。5は振幅比較器、6はループフィルタである。電力増幅器4の出力情報がカプラーで検知され、ミキサ9、AM検波回路10を経て振幅情報が振幅比較器5に帰還され、これと変調器1の振幅(AM)信号との比較結果に基づいてループフィルタ6で振幅が補正され、電力増幅器4の制御入力側に入力される。7は切り替えスイッチであり、電力増幅器4のバイアス入力側を7−A又は7−Bに切り替える。8は切り替えスイッチで、変調器1のAM出力側を8−A又は8−Bに切り替える。9はミキサ、10はAM検波回路、11はリミッタ増幅器である。また、700は切り替え制御回路であり、電力増幅器4の出力を制御する送信情報と所定の閾値Pthとを比較し、切り替えスイッチ7、8を切り替えるための制御信号を出力する。すなわち、切り替え制御回路700及び切り替えスイッチ7、8は、送信回路の振幅(AM)制御ループを切り替えるための切り替え制御ユニットとして構成されている。
切り替え制御回路700は、電力増幅器4の出力Pout(具体的には変調器1に入力される送信情報 Ramp Up )を所定の閾値Pth(より具体的には送信情報に対する閾値 Rth)と比較し、出力Poutが閾値Pthよりも小さい中低出力時(または低出力時)には、切り替えスイッチ7、8を共にA接点側、すなわち図1に実線で示した状態に切り替える。これに伴い、図2に示すように、送信回路の位相(PM)制御に関しては、電力増幅器4、カプラー、ミキサ9、リミッタ増幅器11、位相比較器2及びループフィルタ6を含む帰還回路が存在するが、振幅(AM)制御に関しては、振幅比較器5、ループフィルタ6を含む帰還回路がオープンとなるため、電力増幅器4が変調器1のAM出力信号に基づいて直接的にAM変調される開ループ制御となる。
一方、電力増幅器4の出力Pout(変調器1の送信情報)が所定の閾値Pthよりも大きな大出力時には、切り替えスイッチ7、8を共にB接点側に切り替える。これに伴い、電力増幅器4の出力がカプラー、ミキサ9、AM検波回路10を経て振幅比較器5に帰還され、これと変調器1の変調出力信号との比較結果に基づいてループフィルタ6で電力増幅器4の出力振幅が補正されるポーラループ回路が構成される。すなわち、送信回路の振幅(AM)制御に関しては、図2に示すように閉ループ制御となる。これにより、大電力時の送信回路は、2つの帰還回路により変調器1の変調信号が補正された振幅、位相に基づき電力増幅器4の出力電力が制御されるポーラループ送信回路となる。
このように本発明の実施例では、電力増幅器の非線形性の強い大電力時には振幅、位相2つの帰還回路が動作するポーラループ送信回路として動作させ、中低出力時には振幅を開ループ制御することで中低出力時の消費電流を削減する。また、電力増幅器の入力振幅―振幅特性、振幅―位相特性は出力電力の大小に拘わらず適正に保持される。
なお、切り替えスイッチ7、8の実際の切り替えは、変調器1の送信情報中のランプアップデータと所定の閾値Rthとの比較により行なう。この特定の閾値Rthの設定に際しては、電力増幅器4の特性の変動を考慮して、若干の余裕を持たせるのが良い。また、用途に応じて、閾値Rthを選択、変更できるようにしておくのが望ましい。さらに、電力増幅器4の出力Poutに相当する他の情報を用い、それに対応する所定の閾値と比較するようにしても良い。
次に、図1の電力増幅器4の具体的な構成例と、その構成例における切り替えスイッチ7、8の切り替えのための所定の閾値Pth(もしくはRth)との関係について、説明する。
図3は、電力増幅器4の具体的な回路構成例の1つを示すものである。
この電力増幅器においては、電力制御を、電力増幅器4の電源で行うように、電力増幅器4の電源にレギュレータを用いている。すなわち、電力増幅器4は、オペレーション増幅器12、電源端子13、p形MOSFET14、内部電源端子15、バイアス制御入力端子16、入力端子17、出力端子18、初段増幅器19、2段目増幅器20、最終段増幅器21を備えている。電力制御のために、電力増幅器4の初段増幅器19、2段目増幅器20、最終段増幅器21に対する電源部として、電源端子13と、オペレーション増幅器12、p形MOSFET14、内部電源端子15及びバイアス制御入力端子16を含むレギュレータを備えている。
図4は、図3に示した電力増幅器4と負荷インピーダンス(Z)29の関係を示す図である。電力増幅器4の負荷インピーダンスZは、アンテナの環境によって大きく変動する。
本発明の送信回路では、パワーロスを低減するために、アイソレータを用いずに、アンテナの環境による変動の影響の低減を図るものである。特に、GSM方式では等振幅で位相変調した信号を要求出力レベルに応じて出力するので、電力増幅器は常に飽和領域で動作させることができるが、EDGE方式では、振幅にも情報を重畳する振幅制御を行なうために、使用環境の変動の如何にかかわらず電力増幅器を線形動作させるための工夫が必要である。そのために、本発明では、切り替えスイッチ7、8の動作点を、上記所定の閾値Pthとすることに1つの特徴がある。以下、この点について、説明する。
図5は、本発明の第一の実施形態における図3の電力増幅器4の負荷インピーダンスの変動を示す特性図である。30は最大送信時の電力増幅器負荷線、31は、最大送信時でかつ負荷インピーダンスが小さい場合の電力増幅器負荷線、32は最大送信時でかつ負荷インピーダンスが大きい場合の電力増幅器負荷線である。
次に、図6は、本発明の第一の実施形態において、電源を変化させた場合の負荷インピーダンスの変動を示す図である。88は中出力送信時の電力増幅器負荷線を示す図である。33は中出力送信時で負荷インピーダンスが小さい場合の電力増幅器負荷線である。35は小出力送信時の電力増幅器負荷線、36は小出力送信時で負荷インピーダンスが小さい場合の電力増幅器負荷線である。34は内部電源電圧差分を示す。
この図から明らかな通り、中出力送信時あるいは小出力送信時で負荷インピーダンスが小さい場合の電力増幅器負荷線33、36は、いずれも電力増幅器4の飽和領域内にあり、開ループ制御により、電力増幅器4を変調器1の出力に基づいてAM変調制御することができる。しかし、最大送信時でかつ負荷インピーダンスが小さい場合は、その電力増幅器の負荷線31が、内部電源電圧差分34だけ飽和領域外に出る。そのため、開ループ制御により、電力増幅器4を変調器1の出力に基づいて正確にAM変調制御することができなくなる。
そこで、本実施形態においては、最大送信時の電力増幅器の負荷線30を境に(実際には若干の余裕を持って)、負荷線30の右側は閉ループ制御すなわちポーラループの送信回路とし、左側は開ループ制御の送信回路に切り替えるものである。
図7は、本発明の第一の実施形態における、電力増幅器の出力と最大許容負荷変動量の関係を示す特性図である。本実施形態においては、切り替え制御回路700により、電力増幅器4の負荷変動時の大きな大送信時はポーラループ送信回路、負荷変動時の小さな中小出力電力時には開ループ制御の送信回路に切り替わる。これにより、図6で述べたことからも明らかな通り、電力増幅器4の負荷インピーダンスの大小にかかわらず、所定の最大許容負荷変動量を確保できるので、電力増幅器4を正確に制御することができる。また、中小出力送信時はAM開ループ制御とすることで、消費電流の少ない送信回路を提供することができる。
次に、図8は、図1に示した第一の実施形態に用いる電力増幅器4の別の例を示すものである。この例では、電力増幅器4の電力制御を、電力増幅器4のゲートあるいはベースバイアスで行う。17は入力端子、18は出力端子、22は入力整合回路、23はHBTトランジスタ、24は抵抗、25は段間整合回路、26は出力整合回路、27はバイアス抵抗、28はバイアス回路を示す。
図9は、図8のベースバイアス形電力増幅器4を採用した第一の実施形態において、電源を変化させた場合の負荷インピーダンスの変動を示す図である。300は最大送信時の電力増幅器負荷線、310は最大送信時でかつ負荷インピーダンスが小さい場合の電力増幅器負荷線、320は最大送信時でかつ負荷インピーダンスが大きい場合の電力増幅器負荷線である。37は増幅器の最大出力電力のバイアス点、38は増幅器の変調波の最大バイアス点、39は増幅器の変調波の最小バイアス点を示す。また、40は増幅器の負荷変動時の最大出力電力のバイアス点、41は増幅器の負荷変動時の最大出力電力変調波の最大のバイアス点、42は増幅器の負荷変動時の最大出力電力変調波の最小のバイアス点を示す。さらに、43は増幅器の中出力電力のバイアス点、44は増幅器の中出力電力変調波の最大バイアス点、45は増幅器の中出力電力変調波の最小バイアス点を示す。
中出力電力時において、各バイアス点(43、44、45)は、線形性が保たれており、開ループ制御でも、ベースバイアス形電力増幅器4を変調器1の出力に基づいてAM変調制御することができる。
しかし、電力増幅器負荷線320で示した最大送信時でかつ負荷インピーダンスが大きい場合は、電力増幅器4の特性が飽和してしまい、制御が困難となる。すなわち、ベースバイアス形増幅器の負荷変動時の最大出力電力のバイアス点40、負荷変動時の最大出力電力変調波の最大のバイアス点41が、いずれも飽和状態にあり、電力増幅器4を変調器1の出力に基づいて正確にAM変調制御することができなくなる。一方、増幅器の負荷変動時の最大出力電力変調波の最小のバイアス点42は、制御可能な不飽和の領域にある。
そこで、本実施形態においては、所定の閾値Pthを境にして、ベースバイアス形増幅器のバイアスの大きい時すなわち大出力電力時はポーラループ送信回路とし、バイアスの小さい時すなわち中小出力電力時には開ループ制御の送信回路に切り替える。これにより、図9のバイアス点40、41での使用を避けることができ、電力増幅器4の負荷インピーダンスの大小にかかわらず、電力増幅器4を変調器1の出力に基づいて正確に制御することができる。また、中小出力送信時はAM開ループ制御とすることで、消費電流の少ない送信回路を提供することができる。
本発明の第二の実施形態を図10〜図15で説明する。まず、図10は本発明の第二の実施形態になる送信回路の要部を示す図、図11は第二の実施形態の動作タイミング生成回路を示す図、図12は、第二の実施形態の動作タイミングを示す図、図13は第二の実施形態の動作説明図である。
図10において、1は変調器、46は位相比較器、3は送信用発信器及びフィルタ48を含むループフィルタ、4は電力増幅器、61はアンテナスイッチである。電力増幅器4は、多段接続されたヘテロバイポーラトランジスタ(HBT)、バイアス回路28、カップラ49、検波回路50、エラー増幅器51を備えている。また、位相ループもしくは振幅ループ中に配置された要素として、振幅比較器47、可変増幅器52、ステップ増幅器53、可変増幅器54、ループフィルタ55、電圧電流変換器56、フィルタ57、バッファ増幅器58、ミキサ60、電圧電流変換器62を備えている。ベースバンド回路から変調器1に入力された送信情報(ランプ信号や送信データ等)は、デジタルインターフェイス66を経てデジタルIQ変調器65に送られる。デジタルIQ変調器65のIQデータは局座標変換器67で局座標変換され、AM成分とPM成分の信号がDA変換器65及び直交変調器63を介して位相比較器46及び振幅比較器47に入力される。また、局座標変換器67で変換されたAM成分の信号はプリディストーション回路68で歪が補正され、DA変換器69を経てVramp信号となり、電力増幅器4の振幅がこの信号に比例した値に制御される。ベースバンド回路から変調器1に入力された送信情報(ランプ信号や送信データ等)は、送信データレジスタ70にも保持され、これらの情報を利用して切り替え制御回路700が切り替えスイッチ7、8及び切り替えスイッチ59の切り替え動作を制御する。切り替えスイッチ8の固定端子にはVramp信号が接続されている。切り替えスイッチ7及び8は、GSM側及びEDGE側の接点を有する。また、切り替えスイッチ59は、可変増幅器52側及びステップ増幅器53側の接点を有する。
図11は、第二の実施形態における、切り替えスイッチの動作タイミングを生成する切り替え制御ユニット、すなわち送信データレジスタ70及び切り替え制御回路700の構成例を示すものである。送信データレジスタ70は、8PSK、GMSK等の変調方式の情報を保持する変調方式識別レジスタ71、電力増幅器4の電力レベルに相当するランプ信号を保持するランプ信号レジスタ72、及び送信データを保持する送信データレジスタ73を保持している。切り替え制御回路700には、変調方式識別レジスタ1バースト分のデータ74、ランプ信号レジスタの1バースト内最大値75の情報が入力、保持される。76は開ループ、閉ループしきい値レジスタであり、予め設定された閾値Pthを保持している。77は比較器であり、電力増幅器4の電力レベルに相当するランプ信号と閾値Pthとの比較結果に基づき、1か0の値を出力する。78は比較結果を保持する比較結果レジスタである。79は論理積であり、データ74の変調方式と上記比較結果との論理積演算を行なう。論理積79の出力は、CLAとして開ループ、閉ループ設定レジスタ80に設定される。
この移動体通信用送信回路で処理される通信方式は、通常の音声交信用に等振幅で位相に情報を乗せるGMSK変調方式を用いるGSM通信方式と、振幅にも情報を重畳する8―PSK(8相Phase Shift Keying)変調方式を用いるEDGE方式とに対応している。電力増幅器4は、これら両通信方式に対応し、送信回路の位相に関しては常に帰還回路が動作し、振幅に関しては、電力増幅器の出力に基づいて開ループまたはポーラループ制御のいずれかになる。
図12に第二の実施形態の動作タイミングを示す。
GSM通信方式では、送信信号がTX1〜TX4の4スロットで構成され、TX1〜TX3は8―PSK変調、TX4は等振幅のGMSKとなっている。電力増幅器4の振幅変調制御に関しては、8―PSKの振幅と所定の閾値Pthとの関係に応じて、電力増幅器が開ループまたはポーラループ制御のいずれかになる。
図12のCLAは、閉ループ設定レジスタ80の出力を示しており、CLAが0のとき開ループ、1のときポーラループ制御となるように、各切り替えスイッチが切り替えられる。
切り替え制御回路700は、電力増幅器4の送信電力(具体的には変調器1のランプ信号Rump )がある閾値レベル(具体的にはRumpに対応するRth )以上では振幅ループを閉ループ制御し、前記閾値レベル以下では開ループ制御するように、切り替えスイッチ7、8及び59を切り替えるための制御信号、例えば"AM−OPEN"を出力する。すなわち、切り替え制御回路700は、送信データレジスタ70から読み出された電力増幅器4の出力に対応するランプ信号と所定の閾値Pthとを、比較器77において比較する。そして、この比較結果を基にCLAを出力し、切り替えスイッチ7、8、59を切り替え、オープン制御または閉ループ制御を行なう。
TX1のスロットでは、8―PSK変調のため変調方式識別レジスタのデータ74が1にも拘わらず、電力増幅器4の送信電力は閾値レベル未満(LP)なので、論理積79は0となり、CLAが0(低)で開ループ制御となる。TX2〜TX3は8―PSK変調のため変調方式識別レジスタのデータ74が1であり、かつ、電力増幅器4の送信電力は閾値レベル以上(HP)なので、論理積79は1となり、CLAが1(高)で閉ループ制御となる。
TX4のGMSKについては、電力増幅器4の送信電力は閾値レベル以上(HP)であるが、一定振幅でよいので変調方式識別レジスタのデータ74が0となっており、論理積79は0となり、CLAが0で開ループ制御となる。
このように、切り替え制御回路700は、電力増幅器4の中低出力時は、切り替えスイッチ7、8をGSM側、切り替えスイッチ59をステップ増幅器53側の接点に切り替える。このとき、位相情報は、デジタルIQ変調器65から直交変調器63を経て位相比較器46に入力され、ステップ増幅器53を経由した帰還情報と比較され、その結果に基づいてループフィルタ3で変調された信号が電力増幅器4に入力される。ステップ増幅器53は、利得の大まかな制御を行なうものであり可変増幅器52に比べて制御精度は低下するが、電力の消費が少ない利点がある。
一方、デジタルIQ変調器65から、局座標変換器67、プリディストーション回路68、DA変換器69を経て生成された振幅情報であるVramp信号は、切り替えスイッチ8、電圧電流変換器56、切り替えスイッチ7、ループフィルタ57、バッファ増幅器58を経て電力増幅器4のバイアス回路28に送られる。すなわち、位相は閉ループ、振幅はオープン制御となる。
電力増幅器4の大出力時は、CLAが1となり、切り替えスイッチ7、8をEDGE側、切り替えスイッチ59を可変増幅器52側の接点に切り替える。位相情報は、デジタルIQ変調器65から直交変調器63を経て位相比較器46に入力され、可変増幅器52を経由した帰還情報と比較され、その結果によってループフィルタで偏重された信号が電力増幅器4に入力される。一方、振幅情報であるVramp信号は、切り替えスイッチ8、可変増幅器54、電圧電流変換器62、切り替えスイッチ7、ループフィルタ57、バッファ増幅器58を経て変調され、電力増幅器4のバイアス回路28に送られる。すなわち、位相、振幅共に閉ループ制御となる。
図13は、第2の実施形態における電力増幅器の大出力時、すなわち振幅変調でポーラループ制御されている時の動作を説明する図である。電力増幅器4の大出力時は、直交変調器63のIF変調波と可変増幅器52を経由した振幅帰還情報とが振幅比較器47に入力され、その出力である誤差信号がループフィルタ55で積分され、可変増幅器54で増幅して帰還をかけ、変調のかかった信号を電力増幅器4から発生させる。可変増幅器52の出力G1aがG+ΔGのとき、可変増幅器54の出力G2aはG−ΔGとなり、G1a+ΔG+G2a−ΔG=G+G=一定、となる。すなわち、可変増幅器52の出力の増減分を可変増幅器54でキャンセルすることで、ループ利得は一定値に保たれる。
このようにして、ポーラループ制御時は、可変増幅器52と可変増幅器54とで、一種の固定増幅器が構成される。
他方、電力増幅器4の中小出力電力時には、AM開ループ制御とする。すなわち、振幅情報であるVramp信号に基づき電力増幅器4の振幅制御がなされると共に、ステップ増幅器53を経て位相の帰還制御がなされる。これにより、可変増幅器52、振幅比較器47、可変増幅器52、可変増幅器54、電圧電流変換器62が非作動状態となり、消費電流の少ない送信回路を提供することができる。
本実施形態では、切り替え制御回路700により、振幅レベルの変わる変調信号を出力するときでも、信号レベルに応じて正しく開ループ、閉ループの切り替えを行うことができる。
以上述べたとおり、本実施形態では、電力増幅器の非線形性の強い大電力時には振幅と位相の2つの帰還回路が動作するポーラループ送信回路を動作させ、電力増幅器の線形性が確保される中低出力時には振幅を開ループ制御することで中低出力時の消費電流を削減することができる。
このように、本発明の第2の実施形態では、電力増幅器の出力レベルに応じて、位相(PM)制御に関しては、可変増幅器52とステップ増幅器53とを切り替え、振幅(AM)制御は、開ループ、閉ループに切り替えている。この第2の実施形態における効果を、以下説明する。
まず、図14(A、B)で、本発明の第2の実施形態の位相歪について説明する。図14Aに位相歪のシミュレーション条件を示す。図14Aの(1)に示すように振幅 (AM−AM) 特性は線形とした。また、振幅、位相歪(AM−PM)特性については、図14Aの(2)、(3)に(a)〜(j)として示すように、1.00 deg/dBないし0.02 deg/dBを評価した。図14Bに位相歪のシミュレーション結果を示す。図14Bの(1)に示すように、振幅、位相歪特性は、(e)の0.20deg/dBでシステム規格を満たしている。しかし、EVM変調精度は、いずれもシステム規格(5%以下)を満たしていない。一方、図14Bの(2)に示すように、振幅、位相歪特性が、(f)〜(j)すなわち0.10deg/dBないし0.02 deg/dBの範囲では、EVM変調精度もシステム規格を満たしている。なお、(f)の0.1 deg/dBの付近はステップ増幅器53を用いた位相ループを有する送信回路であり、(j)の0.02 deg/dB以下の範囲がポーラループ送信回路の場合である。
次に、図15(A、B)で、本発明の第2の実施形態の振幅歪について説明する。図15Aに振幅歪のシミュレーション条件を示す。図15Aに示すように線形利得を(a)〜(f)として示すように、0.2 /dBないし0.005/dBの範囲で変化させた。図15Bにシミュレーション結果を示す。図15Bにおいて、(d)の0.02/dB以下の範囲で、システム規格を満たしている。すなわち、大出力時はポーラループ送信回路を動作させることで線形性が高まり、規格を満たすことができる。なお、中小出力時は、歪が小さくなるので、オープンループでもシステム規格を満たすことができる。
すなわち、本実施形態に示したように、電力増幅器の非線形性の強い大電力時には振幅と位相の2つの帰還回路が動作するポーラループ送信回路を動作させ、中小出力時は開ループ制御とすることで、広い出力範囲にわたりシステム規格を満たすことができる。
以上述べたように、大送信時はポーラループ送信回路、中小出力電力時には開ループ制御の送信回路に切り替えるものである。これにより、電力増幅器4の負荷インピーダンスの大小にかかわらず、電力増幅器4を変調器1の出力に基づいて正確に制御することができる。また、中小出力送信時はAM開ループ制御とすることで、消費電流の少ない送信回路を提供することができる。
本発明の第三の実施形態を図16、図17に示す。図16は、本発明の第三の実施形態になる送信回路を示す図であり、図17は、本実施形態の動作タイミング生成回路である。この実施形態では、第一の実施形態と異なり、RF(高周波)ICの内部でかつ、ループフィルタ3と電力増幅器4との間にバッファアンプ400が追加され、このバッファアンプ400に並列にバイバススィッチ410が接続されている。また、帰還信号も、RFICの内部でかつバッファアンプ400の出力側から取得される。さらに、ミキサ9の出力を電力増幅器4の制御入力側もしくはバッファアンプ400の入力側に切り替えるための切り替えスイッチ420が、RF(高周波)ICの内部に設けられている。切り替え制御回路700は、切り替えスイッチ7、8に加えて、バイバススィッチ410、420を切り替えるための制御信号を出力する。なお、電力増幅器4の出力制御は、RFICの外部の回路で行なわれる。
図17に本実施形態の動作タイミングを示す。電力増幅器4の振幅変調制御に関しては、8―PSKの振幅と所定の閾値Pthとの関係に応じて、電力増幅器が開ループまたはポーラループ制御のいずれかになる。GMSKについては、FM変調信号は不要であり、開ループ制御となる。図17のCLAは、閉ループ設定レジスタ80の出力を示しており、CLAが0のとき開ループ、1のときポーラループ制御となるように、各切り替えスイッチが切り替えられる。また、PABが0すなわちTX1〜TX3の8―PSKの振幅変調時、バイバススィッチ410は開でかつ、ミキサ9の出力は電力増幅器4の制御入力側に加えられる。PABが1すなわちTX4のGMSKのとき、バイバススィッチ420がバッファアンプ400の入力側に切り替えられ、かつ、バイバススィッチ410が閉じられる。
本実施形態によれば、FM変調信号が全て単一のRFICの内部で生成、処理されるため、ノイズの発生が少なくなる。従って、バッファアンプ400と電力増幅器4の間に、ノイズ除去用のフィルターを設ける必要は無く、コストを低減できる。
図18は、本発明の第四の実施形態になる送信回路の要部を示す図である。
この実施形態では、位相ループにオフセット送信機を用いている点が特徴である。図18において、ループフィルタ3、電力増幅器4、リミッタ増幅器81、可変分周器82、位相比較器46、及びリファレンス信号源83を含む位相ループが構成されている。送信信号はベースバンドICのデジタルインターフェイス66を介してデジタルIQ変調器65に入力され、局座標変換器67で変換されたPM成分がデルタ、シグマ変調器84を経て基準クロックの逓数倍の高い周波数に調整されて可変分周器82の制御入力に加えられ、可変分周器82によりリミッタ増幅器81の出力をオフセットする。このオフセットされた帰還信号が位相比較器46においてリファレンス信号源83からのリファレンス信号と比較されて位相制御信号となり、これに基づき電力増幅器4の位相が制御される。振幅制御に関する構成は、本発明の第二の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
この実施形態では、位相ループにオフセット送信機を用いて安定な動作を実現することができる。位相ループにデルタシグマ送信機を用い、ミキサを省略することで、一層の低電力化を測ることができる。
本発明の送信回路は、例えば、GSM方式の広帯域伝送機能であるEDGE方式に適した移動体通信用の無線通信装置に適用できる。この場合、無線通信装置の送信部は、既に述べた実施例になる送信回路を備えており、例えば、高周波電力増幅モジュールと、利得可変(AGC)増幅器を有する高周波ICと、バイアス制御部を備えている。高周波電力増幅モジュールは、既に述べた実施例の電力増幅器4、A/D変換器、バイアス制御回路などがMMIC(Microwave Monolithic IC)として、1つのセラミック基板上に実装されている。出力制御部を有するベースバンド制御回路の一部も、送信部を構成する。ベースバンド制御回路は、GSM方式やEDGE方式の信号の変調や復調を行なうことができる変復調回路や送信データ(ベースバンド信号)に基づいてI,Q信号を生成したり受信信号から抽出されたI,Q信号を処理するベースバンド回路と、送信信号から高調波成分を除去するバンドパスフィルタ(BPF1)、受信信号から不要波を除去するバンドパスフィルタ(BPF2)などが1つのパッケージに実装されている。
本実施例によれば、電力増幅器の入力振幅―振幅特性、振幅―位相特性が出力電力の大小に拘わらず適正に保持され、かつ、消費電流の少ない送信回路を備えた、移動体通信用の無線通信装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態になる送信回路を示す図である。 図1の送信回路の動作を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に用いる電力増幅器の例を示す図である。 電力増幅器と負荷インピーダンスの関係を示す図である。 図3に示す電力増幅器において、負荷インピーダンスの変動と特性の関係を示す図である。 図3に示す電力増幅器において、電源を変化させた場合の負荷インピーダンスの変動を示す図である。 本発明の第1の実施形態における、電力増幅器の出力と最大許容負荷変動量の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に用いる電力増幅器の別の例を示す図である。 図8に示す電力増幅器において、電源を変化させた場合の負荷インピーダンスの変動を示す図である。 本発明の第2の実施形態になる送信回路を示す図である。 図10の実施形態における、動作タイミング生成回路の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の、動作タイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態の動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の、位相歪に関するシミュレーション条件を示す図である。 図14Aの条件によるシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態の、振幅歪に関するシミュレーション条件を示す図である。 図15Aの条件によるシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第3の実施形態になる送信回路を示す図である。 本発明の第3の実施形態の動作タイミングを示す図である。 本発明の第4の実施形態になる送信回路を示す図である。 従来の方式になる送信回路を示す図である。
符号の説明
1…変調器、2…位相比較器、3…ループフィルタ、4…電力増幅器、5…振幅比較器、6…ループフィルタ、7…切り替えスイッチ、8…切り替えスイッチ、9…ミキサ、10…AM検波回路、11…リミッタ増幅器、12…オペレーション増幅器、13…電源端子、14…p形MOSFET、15…内部電源端子、16…バイアス制御入力端子、17…入力端子、18…出力端子、19…初段増幅器、20…2段目増幅器、21…最終段増幅器、22…入力整合回路、23…HBTトランジスタ、25…段間整合回路、26…出力整合回路、27…バイアス抵抗、28…バイアス回路、29…負荷インピーダンス、30…電力増幅器負荷線(最大送信時)、31…電力増幅器負荷線(最大送信時で負荷インピーダンスが小さい場合)、32…電力増幅器負荷線(最大送信時で負荷インピーダンスが大きい場合)、88…電力増幅器負荷線(中出力送信時)、33…電力増幅器負荷線(中出力送信時で負荷インピーダンスが小さい場合),34…内部電源電圧差分、35…電力増幅器負荷線(小出力送信時)、36…電力増幅器負荷線(小出力送信時で負荷インピーダンスが小さい場合)37…ベースバイアス形増幅器の最大出力電力のバイアス点、38…ベースバイアス形の変調波の最大バイアス点、39…ベースバイアス形の変調波の最小バイアス点、40…ベースバイアス形増幅器の負荷変動時の最大出力電力のバイアス点、41…ベースバイアス形増幅器の負荷変動時の最大出力電力変調波の最大のバイアス点、42…ベースバイアス形増幅器の負荷変動時の最大出力電力変調波の最小のバイアス点、43…ベースバイアス形増幅器の中出力電力のバイアス点、44…ベースバイアス形増幅器の中出力電力変調波の最大バイアス点、45…ベースバイアス形増幅器の中出力電力変調波の最小バイアス点、46…位相比較器、47…振幅比較器、48…ループフィルタ。49…カップラ。50…検波回路。51…エラー増幅器、52…可変増幅器。53…ステップ増幅器、54…可変増幅器、55…ループフィルタ、56…電圧電流変換器、57…フィルタ、58…バッファ増幅器、59…切り替えスイッチ、60…ミキサ、61…アンテナスイッチ、62…電圧電流変換器、63…直交変調器、64…DA変換器、65…デジタルIQ変調器、66…デジタルインターフェイス、67…局座標変換器、68…プリディストーション回路、69…DA変換器、70…送信データレジスタ、71…変調方式識別レジスタ、72…ランプ信号レジスタ、73…送信データ、74…変調方式識別レジスタ1バースト分、75…ランプ信号レジスタの1バースト内最大値、76…開ループ、閉ループしきい値レジスタ、77…比較器、78…比較結果レジスタ、79…論理積、80…開ループ、閉ループ設定レジスタ、81…リミッタ増幅器、82…可変分周器、83…リファレンス信号源、84…デルタ、シグマ変調器、85…信号源、86…シンセサイザ、87…バッファアンプ、115…アンテナ、400…バッファアンプ、410…バイバススィッチ、420…切り替えスイッチ切り替え、700…切り替え制御回路。

Claims (20)

  1. 電力増幅器の送信出力の位相を制御する位相ループと、前記電力増幅器の送信出力の振幅を制御する振幅ループとを含んで成り、
    前記振幅ループを閉ループ又は開ループのいずれかに切り替える切り替え制御ユニットを備え、
    前記切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の大出力時には前記振幅ループを閉ループとし、前記電力増幅器の低出力時には前記振幅ループを開ループとすることを特徴とする送信回路。
  2. 請求項1において、
    前記電力増幅器の大出力時は、前記位相ループ及び前記振幅ループからなるポーラループ送信回路を構成し、
    前記電力増幅器の低出力時には、前記振幅ループを開ループとし、前記振幅ループのみ閉ループに維持することを特徴とする送信回路。
  3. 請求項1において、
    前記位相ループは、前記電力増幅器、第一のループフィルタ、リミッタ増幅器、および位相比較器を含んで構成され、
    前記振幅ループは、前記電力増幅器、AM検波回路、振幅比較器及び第二のループフィルタを含む回路として構成され、前記電力増幅器の大出力時には前記振幅ループが閉成されて変調器の出力信号と帰還信号に基づいてAM変調を行ない、前記電力増幅器の低出力時には前記振幅ループが前記AM検波回路、前記振幅比較器及び前記第二のループフィルタを含まない開ループとし前記変調器の出力信号に基づいてAM変調を行なうことを特徴とする送信回路。
  4. 請求項3において、
    前記切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の制御入力側を前記変調器および前記振幅ループの第二のループフィルタのいずれか一方に接続する第一の切り替えスイッチと、前記変調器を前記第一の切り替えスイッチおよび前記振幅比較器のいずれか一方に接続する第二の切り替えスイッチと、前記電力増幅器の出力レベルを与える送信情報に基づいて前記第一の切り替えスイッチ及び前記第二の切り替えスイッチを切り替える切り替え制御回路とを備えていることを特徴とする送信回路。
  5. 送信出力の位相を制御する位相ループと、前記送信出力の振幅を制御する振幅ループとを含んで成り、
    前記振幅ループを閉ループ又は開ループのいずれかに切り替える切り替え制御ユニットを備え、
    前記切り替え制御ユニットは、前記送信出力が所定の閾値よりも大きい範囲では前記振幅ループを閉ループとし、前記送信出力が前記閾値よりも小さい範囲では前記振幅ループを開ループ制御とすることを特徴とする送信回路。
  6. 請求項5において、
    前記所定の閾値は、送信回路の電力増幅器の大出力時と低出力時とを識別するための閾値であり、
    前記切り替え制御ユニットは、前記閾値と送信情報に含まれる前記電力増幅器の出力レベルを示す信号とを比較し、前記振幅ループを閉ループ又は開ループのいずれかに切り替えることを特徴とする送信回路。
  7. 請求項6において、
    前記送信回路は、EDGE方式の通信規格に対応するものであり、前記送信情報に含まれる前記電力増幅器の出力電力レベルを示すランプ信号を前記出力レベルを示す信号として用いることを特徴とする送信回路。
  8. 請求項6において、
    前記電力増幅器の電力制御を、該電力増幅器の電源で行なうように、前記電力増幅器の電源にレギュレータを用いることを特徴とする送信回路。
  9. 請求項6において、
    前記電力増幅器の電力制御を、該電力増幅器のゲートバイアスおよびベースバイアスのいずれか一方で行うことを特徴とする送信回路。
  10. 請求項6において、
    前記電力増幅器の大出力時は、前記位相ループ及び前記振幅ループからなるポーラループ送信回路を構成し、
    前記電力増幅器の低出力時には、前記振幅ループを開ループとし、前記振幅ループのみ閉ループに維持することを特徴とする送信回路。
  11. 請求項5において、
    前記位相ループがオフセットPLLであることを特徴とする送信回路。
  12. 請求項5において、
    前記位相ループ及び前記振幅ループの両ループフィルタと電力増幅器との間にバッファアンプが接続され、該バッファアンプの出力側から前記位相ループ及び前記振幅ループへの帰還信号を取得することを特徴とする送信回路。
  13. 電力増幅器と、送信情報に基づき前記電力増幅器を制御するための位相制御信号及び振幅制御信号を出力する変調器と、前記位相制御信号により前記電力増幅器の送信出力の位相を制御する位相ループと、前記振幅制御信号に基づき前記電力増幅器の送信出力の振幅を制御する振幅ループとを含む送信回路を備えた移動体通信用送信機であって、
    前記位相ループは、前記電力増幅器、第一のループフィルタ、可変増幅器、および位相比較器を含んで構成され、
    前記振幅ループは、前記電力増幅器、AM検波回路、振幅比較器及び第二のループフィルタを含んで構成され、
    前記送信情報に基づき前記振幅ループを閉ループ又は開ループのいずれかに切り替える切り替え制御ユニットを備え、
    該切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の制御入力側を前記変調器もしくは前記第二のループフィルタのいずれかに接続する第一の切り替えスイッチと、前記変調器を前記第一の切り替えスイッチもしくは前記振幅比較器のいずれかに接続する第二の切り替えスイッチと、前記電力増幅器の出力レベルに基づいて前記第一の切り替えスイッチ及び前記第二の切り替えスイッチを切り替える切り替え制御回路とを備え、
    前記切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の大出力時には前記振幅ループを閉ループとし、前記電力増幅器の低出力時には前記振幅ループが前記AM検波回路、前記振幅比較器及び前記第二のループフィルタを含まない開ループとすることを特徴とする移動体通信用送信機。
  14. 請求項13において、
    前記位相ループは、第一の切り替えスイッチを介して前記可変増幅器と並列に配置されたステップ増幅器を有し、
    前記切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の大出力時には前記可変増幅器を前記位相ループの構成要素とし、前記電力増幅器の低出力時には前記ステップ増幅器を前記位相ループの構成要素とすることを特徴とする移動体通信用送信機。
  15. 請求項13において、
    前記振幅ループは、前記電力増幅器に設けられたカプラー、第一の可変増幅器、前記振幅比較器、第二の可変増幅器、第一の電流電圧変換器及び前記第二のループフィルタからなる回路と、第二の切り替えスイッチを介して前記第一の可変増幅器及び前記第一の電流電圧変換器に対して並列に配置された第二の可変増幅器及び第二の電流電圧変換器とを有し、
    前記切り替え制御ユニットは、前記電力増幅器の大出力時には、前記電力増幅器、前記カプラー、前記第一の可変増幅器、前記振幅比較器、前記第一の電流電圧変換器及び前記第二のループフィルタからなる回路を前記振幅ループの構成要素とし、前記電力増幅器の低出力時には、前記電力増幅器、前記カプラー、第二の可変増幅器、前記振幅比較器、及び前記ループフィルタからなる回路を前記振幅ループの構成要素とすることを特徴とする移動体通信用送信機。
  16. 請求項13において、
    前記位相ループは、前記電力増幅器に設けられたカプラーと前記位相比較器の間に接続されたリミッタ増幅器と、該リミッタ増幅器の出力をオフセットする可変分周器を有することを特徴とする移動体通信用送信機。
  17. 請求項16において、
    前記位相ループにデルタシグマ送信機を用いたことを特徴とする移動体通信用送信機。
  18. 請求項13において、
    前記第一、第二のループフィルタと前記電力増幅器との間にバッファアンプが接続され、該バッファアンプの出力側に設けられた第二のカプラーから前記位相ループ及び前記振幅ループへの帰還信号を取得するように構成され、
    前記第一のループフィルタ、前記可変増幅器、及び前記位相比較器と、前記振幅ループの前記AM検波回路、前記振幅比較器及び前記第二のループフィルタと、前記バッファアンプ及び前記第二のカプラーが、共通のRFIC上に設けられていることを特徴とする移動体通信用送信機。
  19. 請求項13において、
    前記切り替え制御ユニットは、送信データレジスタを備えており、該送信データレジスタは、8PSK、GMSK等の変調方式の情報を保持する変調方式識別レジスタ、前記電力増幅器の電力レベルに相当するランプ信号を保持するランプ信号レジスタ、及び送信データを保持する送信データレジスタを有していることを特徴とする移動体通信用送信機。
  20. 請求項19において、
    前記切り替え制御ユニットは、切り替え制御回路を備えており、
    前記切り替え制御回路は、前記送信データレジスタから読み出された前記電力増幅器の出力に対応するランプ信号と所定の閾値とを、比較器において比較し、この比較結果を基に前記切り替えスイッチを切り替えて、オープン制御または閉ループ制御を行なうことを特徴とする移動体通信用送信機。
JP2006151762A 2006-05-31 2006-05-31 送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機 Expired - Fee Related JP4676383B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151762A JP4676383B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機
US11/755,273 US7873333B2 (en) 2006-05-31 2007-05-30 Transmitter circuits and apparatus of wireless application

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151762A JP4676383B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007324846A true JP2007324846A (ja) 2007-12-13
JP2007324846A5 JP2007324846A5 (ja) 2008-12-25
JP4676383B2 JP4676383B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=38790889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006151762A Expired - Fee Related JP4676383B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7873333B2 (ja)
JP (1) JP4676383B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515887A (ja) * 2008-02-08 2011-05-19 スカイワークス ソリューションズ インコーポレイテッド 携帯電話送信機の帯域幅を調整するためのクローズループ適応電力制御方法
JP2014036388A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Sharp Corp 送信装置、プログラムおよびその記録媒体

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135422A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信回路
WO2007060675A1 (en) * 2005-11-28 2007-05-31 Paragon Communications Ltd. Method and apparatus for optimizing current consumption of amplifiers with power control
JP4799494B2 (ja) * 2007-07-02 2011-10-26 パナソニック株式会社 送信装置
US8588351B2 (en) * 2007-08-22 2013-11-19 Motorola Mobility Llc Multi-band signal detection
DE102007061453B4 (de) * 2007-12-20 2015-07-23 Intel Mobile Communications GmbH Verfahren zum Kalibrieren eines Senders und Funksender
US8489046B2 (en) * 2008-07-21 2013-07-16 Panasonic Corporation Signal decomposition methods and apparatus for multi-mode transmitters
US7970360B2 (en) * 2008-10-24 2011-06-28 Harris Corporation Electronic device with a distortion correction circuit for a power amplifier, and associated methods
US8249531B2 (en) 2008-10-31 2012-08-21 Apple, Inc. Transmit power measurement and control methods and apparatus
US8422968B2 (en) * 2009-06-03 2013-04-16 Apple Inc. Wireless electronic device with open-loop and closed-loop output power control
US8219145B2 (en) * 2009-09-03 2012-07-10 Micro Mobio Corporation Universal radio card for wireless devices
US8688901B2 (en) * 2009-12-08 2014-04-01 Intel Corporation Reconfigurable load-reduced memory buffer
US8487705B2 (en) 2010-05-26 2013-07-16 Triquint Semiconductor, Inc. Protection circuit for radio frequency power amplifier
US20130044836A1 (en) * 2011-08-18 2013-02-21 Vyycore Ltd. Device and method for pre-distorting and amplifying a signal based on an error attribute
US20130113559A1 (en) * 2011-11-08 2013-05-09 Vyycore Ltd. Device and method for pre-distorting and amplifying a signal based on an error attribute
US8538368B1 (en) * 2011-11-14 2013-09-17 Triquint Semiconductor, Inc. Dynamic power limiter circuit
US9595924B2 (en) * 2012-08-03 2017-03-14 Broadcom Corporation Calibration for power amplifier predistortion
DE102013201653A1 (de) * 2013-01-31 2014-07-31 Intel Mobile Communications GmbH Schaltung und mobilkommunikationsgerät
CA3129289C (en) * 2013-08-19 2024-01-02 Zoran Maricevic Fiber-optic node with forward data content driven power consumption
US9667312B2 (en) * 2015-01-13 2017-05-30 Hughes Network Systems, Llc Radio based automatic level control for linear radio calibration

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003009481A1 (fr) * 2001-07-17 2003-01-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Unite de commande de la puissance d'emission
JP2004007446A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Renesas Technology Corp 通信用半導体集積回路および無線通信装置、送信器並びに送信起動方法
JP2005520457A (ja) * 2002-05-29 2005-07-07 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 移動無線送信機を2つの変調モード間で切り換えるための回路装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6295442B1 (en) * 1998-12-07 2001-09-25 Ericsson Inc. Amplitude modulation to phase modulation cancellation method in an RF amplifier
GB0212740D0 (en) * 2002-05-31 2002-07-10 Hitachi Ltd Transmitter and wireless communication apparatus using the transmitter

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003009481A1 (fr) * 2001-07-17 2003-01-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Unite de commande de la puissance d'emission
JP2005520457A (ja) * 2002-05-29 2005-07-07 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 移動無線送信機を2つの変調モード間で切り換えるための回路装置
JP2004007446A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Renesas Technology Corp 通信用半導体集積回路および無線通信装置、送信器並びに送信起動方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515887A (ja) * 2008-02-08 2011-05-19 スカイワークス ソリューションズ インコーポレイテッド 携帯電話送信機の帯域幅を調整するためのクローズループ適応電力制御方法
US8606311B2 (en) 2008-02-08 2013-12-10 Skyworks Solutions, Inc. Closed-loop adaptive power control for adjusting bandwidth in a mobile handset transmitter
JP2014036388A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Sharp Corp 送信装置、プログラムおよびその記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US7873333B2 (en) 2011-01-18
JP4676383B2 (ja) 2011-04-27
US20070281652A1 (en) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4676383B2 (ja) 送信回路及びそれを用いた移動体通信用送信機
EP1710918B1 (en) Transmitter and wireless communication apparatus
US7817970B2 (en) Transmitting/receiving device having a polar modulator with variable predistortion
US8548400B2 (en) System and method for polar modulation using power amplifier bias control
US7062236B2 (en) Transmitter circuits
EP1880475B1 (en) Amplitude calibration element for an enhanced data rates for gsm evolution (edge) polar loop transmitter
US7560984B2 (en) Transmitter
JP5437511B2 (ja) 高周波増幅回路及びそれを用いた移動体通信端末
US7792214B2 (en) Polar modulation transmitter circuit and communications device
EP2037587B1 (en) Transmission circuit and communication device
EP2055061B1 (en) Replica linearized power amplifier
JP2006319508A (ja) 高周波電力増幅器およびそれを用いた送信器および移動体通信端末
JP2000165264A (ja) 送信時消費電力低減回路及びこれを用いた無線通信装置並びに線形動作制御方法
JP4652379B2 (ja) 回路構造、およびアナログ出力信号の設定方法
EP2056479A1 (en) Transmission circuit and communication apparatus
US7395036B2 (en) Semiconductor integrated circuit for high frequency power amplifier and electric components with the semiconductor integrated circuit
KR100927650B1 (ko) 이동통신 단말기용 송신기 및 그것의 송신 방법
CN117134711A (zh) 多尔蒂功率放大器系统
JP2008017453A (ja) 高周波増幅回路及びそれを用いた移動体通信端末
US7940859B2 (en) Transmission circuit and communication device
JP2005217562A (ja) 高周波電力増幅回路
JP2006121408A (ja) 変調信号送信回路および無線通信装置
Warr et al. A 60% PAE WCDMA handset transmitter amplifier
EP4293897A2 (en) Doherty power amplifier system
US20240250704A1 (en) Low-complexity amplitude error correction in a wireless communication circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees