JP2007323962A - コネクタの抜け止め構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観形状の異なる複数のコネクタに対して、ただ1種類の押さえ金具を用いることができるようにして、作業上の手間、部材の無駄を無くすことができるコネクタの抜け止め構造を提供すること。
【解決手段】電子機器筐体1に備えられたインレット端子2に装着されたコネクタ11の抜け止め構造であって、電子機器筐体1に取り付けられる押さえ金具20を備え、押さえ金具20は、電子機器筐体への取り付け部20cと、コネクタ11の電子機器筐体から突出した領域11bを、その上下何れかの方向から押圧する押圧部20fとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器筐体のインレット端子に装着されたコネクタの抜け止め構造に関する。
永続的な稼働が必要とされる特定の電子機器、例えば、中継放送局装置などにおいては、システムの停止が甚大な損害を引き起こす可能性があり、このため、この種の機器に対する不断の電力供給が極めて重要である。従って、これらの機器に対するメンテナンス作業時における不注意や、地震などによる震動によって、電源ケーブルのコネクタが機器のインレット端子から外れないように、安全対策を施しておくことが好ましい。
従来、このような安全対策を行う方法として、機器のインレット端子に接続したコネクタに対して、この抜けを押さえるような働きをする補助金具を用いる方法が用いられていた。具体的には、機器に針金状のロック部材を取り付け、このロック部材をコネクタの段差部分に掛け回すようにして、不慮の引き抜き力に抗して、その抜けができないようにしていた(例えば特許文献1参照)。
特開平6−5331号公報
しかしながら、この種のロック部材を用いてケーブルの抜けを防止する方法では、以下のような問題が生じていた。すなわち、通常、インレット端子の形状は規格化されて一種類のみであるものの、これに接続される電源ケーブルのコネクタの外観形状、特にその挿抜方向における長さは、その製造メーカーによって相当程度異なっている。このため、従来は、形状の異なるコネクタに合わせて、ロック部材を複数種類用意する必要があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外観形状の異なる複数のコネクタに対して、ただ1種類の押さえ金具を用いてコネクタ固定を行うことを可能とし、作業上の手間、部材の無駄を無くすことができる、コネクタの抜け止め構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のコネクタの抜け止め構造は、電子機器筐体に備えられたインレット端子に装着されたコネクタの抜け止め構造であって、前記電子機器筐体に取り付けられる押さえ金具を備え、前記押さえ金具は、前記電子機器筐体への取り付け部と、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域を、その上下何れかの方向から押圧する押圧部とを備えること、を特徴とする。
また、請求項2に記載のコネクタの抜け止め構造は、請求項1に記載のコネクタの抜け止め構造において、前記押圧部は、前記コネクタの挿抜方向に対して鋭角に延びるものであって、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域に対して押圧される押圧片を備えること、を特徴とする。
また、請求項3に記載のコネクタの抜け止め構造は、請求項1に記載のコネクタの抜け止め構造において、前記押圧部は、前記コネクタの挿抜方向に沿って形成されるものであって、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域の幅方向における両側位置に押圧される押圧片を備えること、を特徴とする。
また、請求項4に記載のコネクタの抜け止め構造は、請求項3に記載のコネクタの抜け止め構造において、前記押圧片における前記コネクタに対する押圧面を、前記コネクタの引き抜き方向に至るに伴って前記コネクタに向けて突出する傾斜面としたこと、を特徴とする。
また、請求項5に記載のコネクタの抜け止め構造は、請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタの抜け止め構造において、前記押さえ金具は、前記電子機器筐体に対して着脱自在に取り付けられ、前記コネクタを前記インレット端子に装着した状態で、前記押さえ金具を前記電子機器筐体に対して装着自在としたこと、を特徴とする。
また、請求項6に記載のコネクタの抜け止め構造は、請求項1から5のいずれか一項に記載のコネクタの抜け止め構造において、前記コネクタは、ACケーブル用コネクタであること、を特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、コネクタは、その電子機器筐体から突出した領域を、その上下何れかの方向から押圧され、その押圧力によって、不測の事象によるコネクタの引き抜き力に抗することができる。この場合において、この種の電子機器に採用されるコネクタの前記領域の厚みは、その製造メーカーが異なっても、比較的に寸法的なばらつきが小さいことが分かっている。その結果、このように異なるコネクタに対して、本発明に係るただ1種類の押さえ金具を用いることができ、従って、コネクタの形状毎に押さえ金具を用意する必要が無くなる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、押圧片が、コネクタの抜き方向に対して鋭角に延びているので、押さえ金具を装着した状態でコネクタに引き抜き力が掛かると、前記コネクタに対する押圧片の押圧力が高まり、その結果、コネクタを一層抜け難くすることができる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、押圧片が、コネクタの挿抜方向に沿って形成されて、コネクタの幅方向における両側位置に押圧されるので、コネクタに対する押圧力がその両側において均等に作用し、その結果、コネクタを一層抜け難くすることができる。
また、請求項4に記載の本発明によれば、押圧面を、コネクタの挿抜方向に沿って電子機器筐体から離れるに伴ってコネクタに向けて突出する傾斜面としたので、電子機器筐体から離れるにつれてコネクタに対する押圧力が大きくなり、コネクタを電子機器筐体に向けて押圧することができ、コネクタの引き抜き力に対する抵抗力を一層大きくすることができる。
また、請求項5に記載の本発明によれば、コネクタを電子機器筐体へ装着した状態で容易にして押さえ金具を装着することができ、その作業性を向上させることができる。
また、請求項6に記載の本発明によれば、コネクタが、ACケーブルのコネクタであり、特にこの種のケーブルのコネクタにおいては、その厚みにおけるメーカー間の寸法ばらつきが小さいことが分かっているため、異なるメーカー間のコネクタに対しても、ただ1つの押さえ金具によって、良好にその抜け止めを図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るコネクタの抜け止め構造の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係るコネクタの抜け止め構造は、中継放送局装置などの電子機器筐体のインレット端子に装着されたACケーブルのコネクタが、不測の事象により引き抜かれないようにするためのものである。もっとも本発明は、このような電子機器やコネクタだけでなく、更に他の種類の、例えば、アウトレット端子に装着されるコネクタや通信ケーブルのコネクタにも適用できるものである。
このコネクタの抜け止め構造の特徴の一つは、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域を、その上下何れかの方向から押圧する押圧部を備えることにある。本件出願人は、この種のコネクタにおいては、その厚みにおけるメーカー間の寸法ばらつきが小さいことを発見した。そして、本発明は、この点を利用し、異なるメーカー間のコネクタに対しても、ただ1つの押さえ金具によって、良好にその抜け止めを図るものである。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
〔実施の形態1〕
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。まず、実施の形態1について説明する。ここでは、実施の形態1に係るコネクタの抜け止め構造と、押さえ金具の装着手順について順次説明する。図1〜図4は、実施の形態1に係るコネクタの抜け止め構造に関わるもので、図1は、押さえ金具の装着状態を示す斜視図、図2は、押さえ金具を装着する前のコネクタ接続部分の斜視図、図3は、押さえ金具の一部を破断して示す斜視図、図4は、押さえ金具の装着状態における断面図である。
(電子機器筐体及びACケーブルの構成)
まず、電子機器筐体1のコネクタ接続部分、及びここに接続されるACケーブルについて説明する。図2に示すように、電子機器筐体1は、その一面(例えば、背面)に、ACケーブル10のコネクタ11を接続するためのインレット端子2を備えている。インレット端子2は、所定の電子規格に準拠した内寸法形状を有しており、ここに、メーカーの異なる各種のACケーブルのコネクタを嵌め込みして、電気的に接続できるようになっている。電子機器筐体1のこのインレット端子2の両側には、縦に伸びる一対のスリット1a、1a、及び、ロック穴1b、1bが形成されている。これらのスリット1a及びロック穴1bは、後に説明する押さえ金具20を、電子機器筐体1に対して着脱可能に固定するためのものである。
インレット端子2に接続されるACケーブル10は、その接続端子としてのコネクタ11を備えている。コネクタ11は、例えば金属製又は樹脂製であり、インレット端子2内に嵌め込まれる先端の嵌合部11aと、作業者の手持ち部となる基部11bで構成されている。図1において示されるように、このコネクタ11は、電子機器筐体1に接続された状態、すなわち、その嵌合部11aがインレット端子1に嵌め込まれた状態で、その基部11bが、電子機器筐体1から突出した位置にある。通常、作業者はこの基部11bを指で挟んで、インレット端子2に対するコネクタ11の抜き差しを行う。
(押さえ金具の構成)
次に、前記電子機器筐体1のコネクタ接続部分に装着される、押さえ金具20の構成について説明する。押さえ金具20は、図3に示されるように、金属板を所定形状に打ち抜きして、概略コの字状に曲折してなるもので、上部20aと、その両側の垂直部20bを有する。垂直部20bの後方側は、電子機器筐体1への取り付け部20cとなっており、その上部の溝部20dを利用して、図2に示した電子機器筐体1のスリット1a内に挿入できるようになっている。また、取り付け部20cの下部には、前方向きに突起部20eが形成されている。この突起部20eは、図2に示したロック穴1bに、電子機器筐体1の裏側から嵌合して、押さえ金具20を電子機器筐体1に対してしっかりと固定する。この取り付け部20cを介した押さえ金具20の取り付けは、電子機器筐体1にコネクタ11を差し込んだ後に行われるが、この手順については後述する。
押さえ金具20は、また、その上部20aに、押圧片20fを有する。押圧片20fは、押さえ金具20の上部20aをコの字型に切り欠いて、その先端側を下方に曲折して形成したものであり、押さえ金具20を電子機器筐体1に取り付けた状態で、その先端が機器側に向くようにされている。押圧片20fの曲折量、すなわちその先端の高さ位置は、インレット端子2に挿入されるコネクタ11の厚みに応じて決定されるが、これについては後述する。この実施の形態において押圧片20fの幅は、コネクタ11との接触面積を多く取れるようにするために、コネクタ11の幅と同程度とすることが好ましい。
(押さえ金具の電子機器筐体への取り付け状態)
次に、押さえ金具20の電子機器筐体1への取り付け状態について説明する。図1及び図4に示されるように、押さえ金具20は、ACケーブル10のコネクタ11が電子機器筐体1のインレット端子2へ挿入されている状態で、その上方部を覆うように装着される。この状態において押さえ金具20の押圧片20fの先端部は、コネクタ11の基部11bの上面に強く接触しており、コネクタ11は、インレット端子2の嵌合部における下面壁2a(図4を参照)と、この押圧片20fとによって挟まれた状態となっている。作業者が足を引っ掛ける等の不測の事象によって、電子機器筐体1に対してACケーブル10が引っ張られた場合、インレット端子2に対するコネクタ11の嵌合力に加えて、前記押圧片20fによる押圧力によって、コネクタ11はインレット端子2から極めて抜け難いものとなっている。
特に、この実施の形態においては、コネクタ11が引っ張られると、押圧片20fの先端がその上部に食い込むように作用するので、この固定力は強固なものである。なお、ACケーブルのコネクタ11においては、その厚み(図4におけるt)は、メーカーによる寸法ばらつきが比較的小さいが、そのばらつきの幅を考慮して、押圧片20fの折り曲げ量を定める。いずれのコネクタ11を使用する場合においても、押さえ金具20を電子機器筐体1に完全に取り付けた状態で、押圧片20fの先端が若干撓む程度にすることが好ましい。
(押さえ金具の装着手順)
次に、押さえ金具20を、電子機器筐体1に装着する手順について説明する。前述したように、押さえ金具20は、ACケーブル10のコネクタ11を電子機器筐体1のインレット端子2に差し込んだ後に、装着される。図5〜図7は、押さえ金具20の装着の手順を説明するための側断面図である。押さえ金具20は、図5に示されるように、最初、電子機器筐体1のスリット1aに対して、その取り付け部20cの上部を挿入し、溝部20dがスリット1aの上端に来る位置まで持ち上げられる。このようにすることで、取り付け部20c下端に形成された突起部20eは、スリット1aの内側にくぐり抜けできる位置に来る。
この状態から、取り付け部20cの下部をスリット1aの内側に押し込み、図6に示すように、突起部20eがスリット1aを完全に超えたところで、押さえ金具20全体を下方に引き下げる。このようにすることで、突起部20eは、ロック穴1bに至り、ここに弾発的に係合し、押さえ金具20は、図7に示すように、電子機器筐体1にしっかりと固定されることとなる。このとき、押さえ金具20の上部に形成された押圧片20fの先端が、コネクタ11の基部11bに当接されて、これを下方に押しつける働きをする。押圧片20fの働きについては前述したとおりである。
一方で、電子機器筐体1から押さえ金具20を取り外す場合は、押さえ金具20の突起部20eを、ドライバなどの先端が尖った工具を用いて、ロック穴1bから押し外し、前記手順とは逆の手順で、押さえ金具20を引き上げてその取り付け部20cをスリット1aから抜き出せばよい。
(実施の形態1の効果)
以上のように本実施の形態1によれば、比較的簡単な構造の金具により、確実にコネクタの抜け止めが図られ、しかも、メーカーが異なる等によってコネクタの形状が変わる場合においても、押圧片による安定的な固定が達成され、その機能が損なわれることはない。
〔実施の形態2〕
次に、本発明に係る実施の形態2の具体的内容について説明する。この実施の形態2は、コネクタ11の下面両側を下方から押圧する構造の押さえ金具を用いた形態である。図8〜図11は、実施の形態2に係る押さえ金具を用いたコネクタの抜け止め構造に関わるもので、図8は、押さえ金具の装着状態を示す斜視図、図9は、押さえ金具を装着する前のコネクタ接続部分の斜視図、図10は、押さえ金具の斜視図、図11は、押さえ金具の装着状態における正面図である。なお、実施の形態2の構成は特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(電子機器筐体及びACケーブルの構成)
本実施の形態においても、電子機器筐体1のコネクタ接続部と、コネクタ11を備えたACケーブル10の基本的な構成は、実施の形態1と同じであるが、電子機器筐体1には、そのインレット端子2の両側に、スリット1a、1aのみが形成されている。スリット1aは、後述する押さえ金具30の取り付け部の形状に合わせて、その幅及び長さが決定される。
(押さえ金具の構成)
次に、前記電子機器筐体1のコネクタ接続部分に装着される、押さえ金具30の構成について説明する。押さえ金具30は、図3に示されるように、先の実施形態と同様に、金属板を所定形状に打ち抜きして、概略コの字状に曲折してなるもので、上部30aと、その両側の垂直部30bを有する。垂直部30bの後方側は、電子機器筐体1への取り付け部30cとなっており、その上部の溝部30dを利用して、図9に示した電子機器筐体1のスリット1a内に挿入できるようになっている。また、取り付け部30cの下部には、係合溝30eが形成されている。この係合溝30eは、電子機器筐体1のスリット1aの下端に係合して、押さえ金具30を電子機器筐体1に対してしっかりと固定する。この取り付け部30cを介した押さえ金具30の取り付けは、電子機器筐体1にコネクタ11を差し込んだ後に行われるが、この手順については後述する。
押さえ金具30は、また、その垂直部30bの下端に、一対の押圧片30fを有する。押圧片30fは、押さえ金具30の垂直部30bの下端を、コネクタ11の挿抜方向に沿って、その対向側に折り曲げて形成したものである。押圧片30fの曲折量、すなわちその先端の高さ位置は、インレット端子2に挿入されるコネクタ11の厚みに応じて決定されるが、これについては後述する。
(押さえ金具の電子機器筐体への取り付け状態)
次に、押さえ金具30の電子機器筐体1への取り付け状態について説明する。図8及び図11に示されるように、押さえ金具30は、ACケーブル10のコネクタ11が電子機器筐体1のインレット端子2へ挿入されている状態で、その上方部を覆うように装着される。この状態において押さえ金具30の押圧片30fの先端部は、コネクタ11の基部11bの下面両側に強く接触しており、コネクタ11は、インレット端子2の嵌合部における上面壁2a(図9を参照)と、この押圧片30fとによって挟まれた状態となっている。作業者が足を引っ掛ける等の不測の事象によって、電子機器筐体1に対してACケーブル10が引っ張られた場合、インレット端子2に対するコネクタ11の嵌合力に加えて、前記押圧片30fによる押圧力によって、コネクタ11はインレット端子2から極めて抜け難いものとなっている。この場合において、押圧片30fは、コネクタ11の挿抜方向に沿って形成されて、その先端がコネクタの幅方向における両側位置に押圧されるので、コネクタ11に対する押圧力がその両側において均等に作用し、その結果、コネクタは一層抜け難くなる。なお、ACケーブルのコネクタ11においては、その厚み(図11におけるt)は、メーカーによる寸法ばらつきが比較的小さいが、そのばらつきの幅を考慮して、押圧片30fの折り曲げ量を定める。いずれのコネクタ11を使用する場合においても、押さえ金具30を電子機器筐体1に完全に取り付けた状態で、押圧片30fの先端が若干撓む程度にすることが好ましい。
(押さえ金具の装着手順)
次に、押さえ金具30を、電子機器筐体1に装着する手順について説明する。前述したように、押さえ金具30は、ACケーブル10のコネクタ11を電子機器筐体1のインレット端子2に差し込んだ後に、装着される。図12及び図13は、押さえ金具30の装着の手順を説明するための側断面図である。押さえ金具30は、図12に示されるように、最初、電子機器筐体1のスリット1aに対して、その取り付け部30cの上部を挿入し、溝部30dがスリット1aの上端に来る位置まで持ち上げられる。このようにすることで、取り付け部30cの下端がスリット1aの内側にくぐり抜けできる位置に来る。
この状態から、取り付け部30cの下部をスリット1aの内側に押し込み、取り付け部30cの下端がスリット1aを完全に超えたところで、押さえ金具30全体を下方に引き下げる。このようにすることで、係合溝30eは、スリット1aの下部に至り、ここに係合して、押さえ金具30は、図13に示すように、電子機器筐体1にしっかりと固定されることとなる。押さえ金具30の装着の過程で、押さえ金具30の垂直部30bに形成された押圧片30fの先端は、コネクタ11の基部11bの側面に当たって内側に変形され(同時に、垂直部30bが外側に変形する)、図13に示す押さえ金具30の固定位置において、コネクタ11の下方に抜けて復帰し、下側からコネクタ11を支える形となる。
一方で、電子機器筐体1から押さえ金具30を取り外す場合は、押さえ金具30の垂直部30bを外側に開きつつ、コネクタ11に対する押圧片30fの係合を解除し、前記手順とは逆の手順で、押さえ金具30を引き上げてその取り付け部30cをスリット1aから抜き出せばよい。
(実施の形態2の効果)
本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、比較的簡単な構造の金具により、確実にコネクタの抜け止めが図られ、しかも、メーカーが異なる等によってコネクタの形状が変わる場合においても、押圧片による安定的な固定が達成され、その機能が損なわれることはない。
〔実施の形態3〕
次に、本発明に係る実施の形態3の具体的内容について説明する。この実施の形態3は、コネクタ11の下面両側を下方から押圧する構造の押さえ金具を用いた実施の形態2とは別の形態である。図14〜図16は、実施の形態3に係るコネクタの抜け止め構造に関わるもので、図14は、押さえ金具の装着状態を示す斜視図、図15は、押さえ金具の斜視図、図16は、押さえ金具の装着状態における正面図である。なお、実施の形態3の構成は特記する場合を除いて実施の形態2の構成と略同一であり、実施の形態2の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態2で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。特に、本実施の形態における電子機器筐体1のコネクタ接続部と、コネクタ11を備えたACケーブル10の基本的な構成は、実施の形態2の図9と同じである。
(押さえ金具の構成)
まず、前記電子機器筐体1のコネクタ接続部分に装着される、押さえ金具40の構成について説明する。押さえ金具40は、図15に示されるように、先の実施形態と同様に、金属板を所定形状に打ち抜きして、概略コの字状に曲折してなるもので、上部40aと、その両側の垂直部40bを有する。垂直部40bの後方側は、電子機器筐体1への取り付け部40cとなっており、その上部の溝部40dを利用して、電子機器筐体1のスリット1a(図9参照)に挿入できるようになっている。また、取り付け部40cの下部には、係合溝40eが形成されている。この係合溝40eは、電子機器筐体1のスリット1aの下端に係合して、押さえ金具40を電子機器筐体1に対してしっかりと固定する。この取り付け部40cの構造は、実施の形態2の押さえ金具30におけるものと同様である。
押さえ金具40は、その垂直部40bの略中央に垂直に伸びるスリット部40gを形成して、その前方の垂直部40bを、後方の取り付け部40c側から分離している。この後方から分離された垂直部40bの下端に、一対の押圧片40fが形成されている。押圧片40fは、押さえ金具40の垂直部40bの下端を、その対向側に折り曲げて形成したものである。押圧片40fの曲折量、すなわちその先端の高さ位置は、インレット端子2に挿入されるコネクタ11の厚みに応じて決定されるが、この関係は実施の形態2の例と同様なので、ここではその説明を省略する。特に、押圧片40fにおいてコネクタ11を押圧する押圧面(押圧片40fの上面)40gは、コネクタの挿抜方向に沿って電子機器筐体1から離れるに伴ってコネクタ11に向けて突出する傾斜面とされている。すなわち、電子機器筐体1から離れる程、押圧片40fはその高さを増し、コネクタ11をより大きな力で押圧する。従って、コネクタ11を電子機器筐体1に向けて常時押圧することができ、コネクタ11の引き抜き力に対する抵抗力が一層大きくなる。
(押さえ金具の電子機器筐体への取り付け状態)
次に、押さえ金具40の電子機器筐体1への取り付け状態について説明する。図14及び図16に示されるように、押さえ金具40は、ACケーブル10のコネクタ11が電子機器筐体1のインレット端子2へ挿入されている状態で、その上方部を覆うように装着される。この状態において押さえ金具40の押圧片40fの先端部は、コネクタ11の基部11bの下面両側、かつ、その根元寄りに強く接触しており、コネクタ11は、インレット端子2の嵌合部における上面壁2a(図9参照)と、この押圧片40fとによって挟まれた状態となっている。作業者が足を引っ掛ける等の不測の事象によって、電子機器筐体1に対してACケーブル10が引っ張られた場合、インレット端子2に対するコネクタ11の嵌合力に加えて、前記押圧片40fによる押圧力によって、コネクタ11はインレット端子2から極めて抜け難いものとなっている。
(押さえ金具の装着手順)
次に、押さえ金具40を、電子機器筐体1に装着する手順について説明する。前述したように、押さえ金具40は、ACケーブル10のコネクタ11を電子機器筐体1のインレット端子2に差し込んだ後に、装着される。図17及び図18は、押さえ金具40の装着の手順を説明するための側断面図である。押さえ金具40は、図17に示されるように、最初、電子機器筐体1のスリット1aに対して、その取り付け部40cの上部を挿入し、溝部40dがスリット1aの上端に来る位置まで持ち上げられる。このようにすることで、取り付け部40cの下端がスリット1aの内側にくぐり抜けできる位置に来る。
この状態から、取り付け部40cの下部をスリット1aの内側に押し込み、取り付け部40cの下端がスリット1aを完全に超えたところで、押さえ金具40全体を下方に引き下げる。このようにすることで、係合溝40eは、スリット1aの下部に至り、ここに係合して、押さえ金具40は、図18に示すように、電子機器筐体1にしっかりと固定されることとなる。押さえ金具40の装着の過程で、押さえ金具40の垂直部40bに形成された押圧片40fの先端は、コネクタ11の基部11bの側面に当たって、結果、スリット部40gで後方側と分離された垂直部40bが外側に変形する。そして、図18に示す押さえ金具40の固定位置において、コネクタ11の下方に抜けて復帰し、押圧片40fは下側からコネクタ11の両側に弾発的に係合し、これを支える形となる。
一方で、電子機器筐体1から押さえ金具40を取り外す場合は、押さえ金具40の垂直部40bを外側に開きつつ、コネクタ11に対する押圧片40fの係合を解除し、前記手順とは逆の手順で、押さえ金具40を引き上げてその取り付け部40cをスリット1aから抜き出せばよい。
本実施の形態3に係る押さえ金具40及びこれを用いたコネクタの抜け止め構造によっても、比較的簡単な構造の金具により、確実にコネクタの抜け止めが図られ、しかも、メーカーが異なる等によってコネクタの形状が変わる場合においても、押圧片による安定的な固定が達成され、その機能が損なわれることはない。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(押さえ金具の形状及びその取付け態様)
本発明に係る押さえ金具の形状や構成は、前記各実施の形態に示されたものに限らず、特許請求の範囲に示した構成の範囲内において種々の変形がなし得る。各押圧片の配置、具体的な形状、個数などは、任意に定めうる。前記各実施の形態における押さえ金具を上下反転して、電子機器筐体側に取付けるようにしても、本発明の目的は達成可能である。また、前記各実施の形態においては、電子機器筐体にコネクタを装着した後に押さえ金具を装着する手順を示したが、各実施の形態において、先に押さえ金具を電子機器筐体に装着しておき、ここにコネクタを取り付けるようにすることも可能である。
この発明に係るコネクタの抜け止め構造は、電子機器筐体のインレット端子に装着されたコネクタを抜け難くすることに有用である。
実施の形態1に係る押さえ金具の装着状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る押さえ金具を装着する前のコネクタ接続部分の斜視図である。 実施の形態1に係る押さえ金具の一部を破断して示す斜視図である。 実施の形態1に係る押さえ金具の装着状態における断面図である。 実施の形態1に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。 実施の形態1に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。 実施の形態1に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。 実施の形態2に係る押さえ金具の装着状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る押さえ金具を装着する前のコネクタ接続部分の斜視図である。 実施の形態2に係る押さえ金具の斜視図である。 実施の形態2に係る押さえ金具の装着状態における正面図である。 実施の形態2に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。 実施の形態2に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。 実施の形態3に係る押さえ金具の装着状態を示す斜視図である。 実施の形態3に係る押さえ金具の斜視図である。 実施の形態3に係る押さえ金具の装着状態における正面図である。 実施の形態3に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。 実施の形態3に係る押さえ金具の装着の手順を説明するための側断面図である。
符号の説明
1 電子機器筐体
1a スリット
1b ロック穴
2 インレット端子
10 ACケーブル
11 コネクタ
11a 嵌合部
11b 基部
20 押さえ金具
20a上部
20b 垂直部
20c 取り付け部
20d 溝部
20e 突起部
20f 押圧片
30 押さえ金具
30a上部
30b 垂直部
30c 取り付け部
30d 溝部
30e 係合溝
30f 押圧片
40 押さえ金具
40a上部
40b 垂直部
40c 取り付け部
40d 溝部
40e 係合溝
40f 押圧片
40g 押圧面

Claims (6)

  1. 電子機器筐体に備えられたインレット端子に装着されたコネクタの抜け止め構造であって、
    前記電子機器筐体に取り付けられる押さえ金具を備え、
    前記押さえ金具は、前記電子機器筐体への取り付け部と、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域を、その上下何れかの方向から押圧する押圧部とを備えること、
    を特徴とするコネクタの抜け止め構造。
  2. 前記押圧部は、前記コネクタの挿抜方向に対して鋭角に延びるものであって、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域に対して押圧される押圧片を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載のコネクタの抜け止め構造。
  3. 前記押圧部は、前記コネクタの挿抜方向に沿って形成されるものであって、前記コネクタの前記電子機器筐体から突出した領域の幅方向における両側位置に押圧される押圧片を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載のコネクタの抜け止め構造。
  4. 前記押圧片における前記コネクタに対する押圧面を、前記コネクタの挿抜方向に沿って前記電子機器筐体から離れるに伴って前記コネクタに向けて突出する傾斜面としたこと、
    を特徴とする請求項3に記載のコネクタの抜け止め構造。
  5. 前記押さえ金具は、前記電子機器筐体に対して着脱自在に取り付けられ、
    前記コネクタを前記インレット端子に装着した状態で、前記押さえ金具を前記電子機器筐体に対して装着自在としたこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタの抜け止め構造。
  6. 前記コネクタは、ACケーブル用コネクタであること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のコネクタの抜け止め構造。
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