JP2004356079A - プラグの抜け止め具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平板状の本体11の前部両側から湾曲部12を介して押え片13を延設する一方、本体11の後端部から引っ掛け部14を押え片13の延設方向とは逆方向に延設する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプラグの抜け止め具に関し、より詳細には、USB(Universal Serial Bus)コネクタ等を構成するプラグの抜け止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のこの種プラグの抜け止め具の一例としての下記の特許文献1に記載のプラグの抜け止めカバ−を示すもので、プラグを器機側に差し込んだ状態のプラグの周辺部分を示す斜視図である。
【0003】
図中80は抜け止めカバ−を示しており、抜け止めカバ−80は器機側に取付ける器機取付け部81、蝶番固定側82、蝶番可動側83、蝶番軸84、蝶番バネ85、切り起こし86、プラグ係止部87を含んで構成されている。プラグ88を器機側に差し込む際には、蝶番バネ85のばね力を利用して蝶番可動側83を上方に回動させておき、プラグ88を器機側に差し込んだ後、蝶番可動側83を下方に回動させてプラグ係止部87をプラグ88の後ろ面に係止させてプラグ88の抜けを防止するようになっている。
【0004】
また、図9は従来のこの種プラグの抜け止め具の他の一例としての下記の特許文献2に記載のプラグの抜け止めカバ−を示すもので、プラグを器機側に差し込んだ状態のプラグの周辺部分を示す斜視図である。
【0005】
図中90は抜け止めカバ−を示している。抜け止めカバ−90は器機側に取付ける器機取付け部91と、2分割されたプラグ係止部92とを含んで構成されており、プラグ98を差し込む際には、螺子93を取り外し、プラグ係止部92を上下に大きく開いた状態にしておき、プラグ98を器機側に差し込んだ後、プラグ係止部92を回動させて閉じた状態とし、その後螺子93を器機側に螺子止めし、プラグ98の後ろ面からプラグ係止部92を係止させてプラグ98の抜けを防止するようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−147980号公報
【特許文献2】
特開平10−92511号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
USBコネクタ等の場合、ケ−ブルに手や足等が引っ掛かり、USBコネクタに負荷が作用すると、USBコネクタが搭載されたパソコン本体側が台から落下して損傷が生じたりしないように、USBコネクタを構成するプラグ側がわざと容易に抜けるような規格になっている。
【0008】
上記した従来の抜け止めカバ−80、90のいずれの場合も、抜け止めカバ−80、90を器機側に取付けた後は、少々の力がケ−ブルに作用したとしてもプラグ88、プラグ98が器機側から外れることがなく、抜け止めカバ−80、90をUSBコネクタに適用した場合、パソコン本体側を床等に落下させて損傷させてしまう危険性が高いといった課題があった。
【0009】
また、上記した従来の抜け止めカバ−80、90のいずれの場合も、プラグ88、プラグ98の器機側からの張出し寸法に蝶番可動側83寸法、あるいはプラグ係止部92寸法を正確に合わせておかなければならず、抜け止めカバ−80、90の汎用性に問題があった。
【0010】
さらには抜け止めカバ−80、90のいずれの場合も、複数の部品で構成されており、コストも高く付き、寸法も大きくなり易く、嵩張り、大きな取付けスペ−スを要するといった課題もあった。さらには抜け止めカバ−80、90の器機側への取付けも螺子止め等しなければならず、取付けが面倒で手間取るといった課題もあった。
【0011】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、少しの力がケ−ブルに作用しただけではプラグが器機側から外れることがなく、ケ−ブルに手や足等が少し引っ掛かったくらいではデ−タの転送等に支障は生じないけれども、大きな力がケ−ブルに作用した場合にはプラグが器機側から外れ、本発明をUSBコネクタに適用してもパソコン本体等を損傷させてしまう危険性がなく、また適用プラグ寸法に幅を持たせることができ、汎用性が高く、安価で、寸法も小さく、嵩張らず、小さな取付けスペ−スしか必要とせず、さらには取付け、取外しに手間取ることのないプラグの抜け止め具を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために、本発明に係るプラグの抜け止め具(1)は、平板状の本体の前部両側から湾曲部を介して押え片が延設される一方、前記本体後端部から引っ掛け部が前記押え片の延設方向とは逆方向に延設されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(1)によれば、前記湾曲部でプラグの両側面を適切な力で押えることができ、また前記引っ掛け部で器機側に適切な力で引っ掛けておくことができ、少しの力がケ−ブルに作用しただけではプラグが器機側から外れることがないけれども、大きな力がケ−ブルに作用した場合にはプラグが器機側から外れるものとすることができる。従って、本発明をUSBコネクタに適用してもパソコン本体等を損傷させてしまう危険性がなく、またプラグ長さに寸法を合わせる必要がなく、しかも前記押え片が前記湾曲部を介して延設されているので、適用プラグ寸法に幅を持たせることができ、汎用性が高いものとすることができる。また単部品で構成され、安価で、寸法も小さく、嵩張らず、小さな取付けスペ−スしか必要とせず、さらには取付けも螺子止め等を必要とせず、取付け、取外しも容易で手間取ることのないものとすることができる。
【0013】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(2)は、上記プラグの抜け止め具(1)において、前記押え片が前記本体の中心側に屈曲した屈曲部を有することを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(2)によれば、前記押え片によるプラグの押え込み状態をより良好なものとすることができる。
【0014】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(3)は、上記プラグの抜け止め具(1)又は(2)において、前記屈曲部にプラグに食い込ますための食い込み孔が形成されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(3)によれば、前記押え片によるプラグの押え込み状態をより適切なものとすることができる。
【0015】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(4)は、上記プラグの抜け止め具(1)〜(3)のいずれかにおいて、ステンレス製薄板で形成されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(4)によれば、ステンレスが有する弾性力、強靭性を利用して前記押え片によるプラグの押え込み状態をより良好なものとすることができ、しかも適用プラグ寸法により幅を持たせることができ、汎用性を高め、また安価で、寸法も小さく、嵩張らず、小さな取付けスペ−スしか必要としないものとすることができる。
【0016】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(5)は、平板状の本体の両側から屈曲部を介して押え片が延設され、該押え片の後端部からは前記本体と平行方向外側に向かって引っ掛け部が延設されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(5)によれば、前記押え片でプラグの両側面を適切な力で押えることができ、また前記引っ掛け部で器機側に適切な力で引っ掛けておくことができ、少しの力がケ−ブルに作用しただけではプラグが器機側から外れることがないけれども、大きな力がケ−ブルに作用した場合にはプラグが器機側から外れるものとすることができる。従って、本発明をUSBコネクタに適用してもパソコン本体等を損傷させてしまう危険性がなく、またプラグ長さに寸法を合わせる必要がなく、しかも適用プラグ寸法に幅を持たせることができ、汎用性が高いものとすることができる。また単部品で構成され、安価で、寸法も小さく、嵩張らず、小さな取付けスペ−スしか必要とせず、さらには取付けも螺子止め等を必要とせず、取付け、取外しも容易で手間取ることのないものとすることができる。
【0017】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(6)は、上記プラグの抜け止め具(5)において、前記本体の後端部から位置決め用当接片が延設されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(6)によれば、プラグの抜け止め具が必要以上に機器側に入り込んでしまうことを阻止することができる。
【0018】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(7)は、上記プラグの抜け止め具(5)又は(6)において、前記押え片の端部に折り曲げ加工が施されて取外し部が形成されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(7)によれば、機器側からプラグを取外す際、前記取外し部を利用してプラグの抜け止め具をプラグから容易に取外すことができ、プラグを機器側から容易に取外すことができる。
【0019】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(8)は、上記プラグの抜け止め具(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記本体の内側面にプラグへの取付力を高めるためのプラグとの係合手段が貼着されていることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(8)によれば、プラグの抜け止め具のプラグに対する取付け力を高めることができるので、多少の力がケ−ブルに作用してもプラグが器機側から外れることを阻止することができる。
【0020】
また、本発明に係るプラグの抜け止め具(9)は、上記プラグの抜け止め具(8)において、前記係合手段が複数回の貼着、剥離が可能である貼着剥離手段であることを特徴としている。
上記したプラグの抜け止め具(9)によれば、前記係合手段を簡単に構成することができ、しかも適切な取付け力を維持することが容易となる。また、前記係合手段を安価に構成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプラグの抜け止め具の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機能を有する構成部品には同一の符号を付してその説明を省略することとする。
図1は本発明の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を示す斜視図、図2(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【0022】
図中、10はプラグの抜け止め具を示しており、プラグの抜け止め具10は厚さ0.1〜0.6ミリ程度のステンレス製薄板で形成されており、全体的に弾性を有している。プラグの抜け止め具10は平面視T字形状の本体11を有しており、本体11の前部両側からは湾曲部12、12を介して押え片13、13が延設されており、押え片13はそれぞれ内側に屈曲した屈曲部13aを有し、屈曲部13aの中央部には食込み孔13bが形成されている。本体11の後端部からは斜め前方上側に向って正面視略矩形形状をした引っ掛け部14が延設されている。
【0023】
図3は実施の形態に係るプラグの抜け止め具を使用してUSBプラグを器機側のUSBコネクタに差し込んだ状態を示す部分断面側面図である。
プラグの抜け止め具10を使用してUSBプラグ20を器機側のUSBコネクタ22に差し込んだ状態では、プラグの抜け止め具10の押え片13がUSBプラグ20の側面20Aをしっかりと押え込んでおり、また押え片13がUSBプラグ20の側面20Aに食い込んだ状態となっている。また引っ掛け部14が器機側壁23の内側に係止されており、ケ−ブル21やUSBプラグ20に少々の引き抜く方向の力(図3における矢印Aと反対方向の力)が作用したとしてもUSBプラグ20がUSBコネクタ22から簡単に外れることはない。従って人が多く行き交う工場内等に器機が配置され、ケ−ブル21に手や足等が少し引っ掛かったくらいではUSBプラグ20がUSBコネクタ22から外れることがなく、デ−タの転送等に支障を生じさせることがない。
【0024】
しかしながら、ケ−ブル21やUSBプラグ20に大きな引き抜く方向の力が作用した場合には、プラグの抜け止め具10の押え片13による押え込みに抗してUSBプラグ20が外れ、あるいは引っ掛け部14が器機側壁23から引き抜かれ、結果としてUSBプラグ20がUSBコネクタ22から外れることとなる。従って、地震等が発生してもケ−ブル21側から器機側に大きな力が作用するのを未然に阻止して器機が載置されていた台から落下したりして器機側に大きな損傷が生じるのを防ぐことができる。
【0025】
また、USBプラグ20をUSBコネクタ22に差し込む際には、プラグの抜け止め具10の引っ掛け部14を器機側壁23の内側に隙間24から挿入しておき、USBプラグ20をUSBコネクタ22に差し込みながら、本体11を図中矢印B方向下方に回動させながら押え片13をUSBプラグ20の側面20Aに嵌込み取付ければよい。この取付けはドライバ等の工具を用いることなくワンタッチで極めて簡単に行うことができる。
【0026】
またUSBプラグ20をUSBコネクタ22から外す際にも、プラグの抜け止め具10の引っ掛け部14を器機側壁23の内側に係止させた状態から、本体11を図中矢印B方向上方に回動させながら押え片13をUSBプラグ20の側面20Aから離脱させながらUSBプラグ20を矢印Aと反対方向に引き抜くことにより、USBプラグ20をUSBコネクタ22から取り外すことができる。この取り外しもドライバ等の工具を用いることなくワンタッチで極めて簡単に行うことができる。
【0027】
上記した実施の形態に係るプラグの抜け止め具10によれば、湾曲部12でUSBプラグ20の両側面20Aを適切な力で押えることができ、また引っ掛け部14で器機側に適切な力で引っ掛けておくことができ、少しの力がケ−ブル21に作用しただけではUSBプラグ20が器機側から外れることがないけれども、大きな力がケ−ブルに作用した場合にはUSBプラグ20が器機側から外れるものとすることができる。従って、器機としてのパソコン本体等を損傷させてしまう危険性がなく、またUSBプラグ20のプラグ長さに寸法を合わせる必要がなく、しかも押え片13が湾曲部12を介して延設されているので、適用プラグ寸法に大きく幅を持たせることができ、汎用性の高いものとすることができる。また単部品で構成されているので、安価で、寸法も小さく、嵩張らず、小さな取付けスペ−スしか必要とせず、さらには取付けも螺子止め等を必要とせず、取付け、取外しも極めて容易で手間取ることのないものとすることができる。
【0028】
また、プラグの抜け止め具10には、屈曲部13aにUSBプラグ20に食い込ますための食い込み孔13bが形成されているので、押え片13によるUSBプラグ20の押え込み状態をより適切なものとすることができる。また、プラグの抜け止め具10がステンレス製薄板で形成されているので、ステンレスが有する弾性力、強靭性を利用して押え片13によるUSBプラグ20の押え込み状態を良好なものとすることができる。
【0029】
図4は本発明の別の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を示す斜視図、図5(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図中、40はプラグの抜け止め具を示しており、プラグの抜け止め具40は図1に示した実施の形態の場合と同様に厚さ0.1〜0.6ミリ程度のステンレス製薄板で形成されており、全体的に弾性を有している。プラグの抜け止め具40は平面視矩形形状の本体41を備えており、本体41の両側からは湾曲部42、42を介して押え片43、43が延設されており、押え片43の前部にはそれぞれ内側に打ち抜き屈曲形成された押圧片43aが形成されている。また押え片43、43の下端部からは斜め下外側に向って取外し片44が延設され、また押え片43、43の後端部からは本体41と平行方向外側に向かって引っ掛け部45、45が延設されている。また、本体41の後端部からは機器に対する位置決め用の当接片46が延設されており、さらに本体41の内側面にはプラグ20への取付力を高めるためのプラグ20との係合手段としてのマジックテープ(登録商標)47が貼着されている。
【0030】
図6は本実施の形態に係るプラグの抜け止め具40を使用してUSBプラグ20を器機側のUSBコネクタ22に差し込んだ状態を示す部分断面側面図であり、図7はプラグの抜け止め具40を使用してUSBプラグ20を器機側のUSBコネクタ22に差し込む前の状態を示す部分断面側面図である。
プラグの抜け止め具40を使用してUSBプラグ20を器機側のUSBコネクタ22に差し込んだ状態では、プラグの抜け止め具40の押え片43がUSBプラグ20の側面20Aをしっかりと押え込んでおり、また押圧片43aがUSBプラグ20の側面20Aを強く押した状態となっている。さらには本体41の内側面に貼着されたマジックテープ(登録商標)47がプラグ20の上面に貼着されたマジックテープ(登録商標)48と結合しており、プラグの抜け止め具40とUSBコネクタ22との結合力が高められている。
【0031】
また引っ掛け部44が器機側壁23の内側に係止されており、ケ−ブル21やUSBプラグ20に少々の引き抜く方向の力(図6における矢印Aと反対方向の力)が作用したとしてもUSBプラグ20がUSBコネクタ22から簡単に外れることはない。従って人が多く行き交う工場内等に器機が配置され、ケ−ブル21に手や足等が少し引っ掛かったくらいではUSBプラグ20がUSBコネクタ22から外れることがなく、デ−タの転送等に支障を生じさせることがない。
【0032】
しかしながら、ケ−ブル21やUSBプラグ20に大きな引き抜く方向の力が作用した場合には、プラグの抜け止め具40の押え片43による押え込み力+マジックテープ(登録商標)47とマジックテープ(登録商標)48との結合力に抗してUSBプラグ20がプラグの抜け止め具40から外れ、あるいは引っ掛け部45が器機側壁23から引き抜かれ、結果としてUSBプラグ20がUSBコネクタ22から外れることとなる。
【0033】
また、USBプラグ20をUSBコネクタ22に差し込む際には、図7に示したようにUSBプラグ20とプラグの抜け止め具40とを離して位置させた状態から、プラグの抜け止め具40の引っ掛け部45を、器機側壁23の内側に引っ掛け部45の形状に合わせて器機側壁23に形成しておいた切欠き部(図示せず)から挿入しておき、USBプラグ20をUSBコネクタ22に差し込みながら、プラグの抜け止め具40の本体41を図中矢印B方向下方に回動させながら押え片43をUSBプラグ20の側面20Aに嵌込み、マジックテープ(登録商標)47とマジックテープ(登録商標)48とを結合させて取付ける。この取付けはドライバ等の工具を用いることなくワンタッチで極めて簡単に行うことができる。
【0034】
またUSBプラグ20をUSBコネクタ22から外す際にも、プラグの抜け止め具40の引っ掛け部45を器機側壁23の内側に係止させた状態から、本体41を図中矢印B方向上方に回動させながらマジックテープ(登録商標)47とマジックテープ(登録商標)48との結合を解き、同時に押え片43をUSBプラグ20の側面20Aから離脱させながらUSBプラグ20を矢印Aと反対方向に引き抜くことにより、USBプラグ20をUSBコネクタ22から取り外すことができる。この取り外しもドライバ等の工具を用いることなくワンタッチで極めて簡単に行うことができる。
【0035】
上記した実施の形態に係るプラグの抜け止め具40によれば、プラグの抜け止め具40の押え片43がUSBプラグ20の側面20Aをしっかりと押え込んでおり、また押圧片43aがUSBプラグ20の側面20Aを強く押した状態となっており、さらには本体41の内側面に貼着されたマジックテープ(登録商標)47がプラグ20の上面に貼着されたマジックテープ(登録商標)48と結合しており、プラグの抜け止め具40とUSBコネクタ22との結合力が高められている。また引っ掛け部45で器機側に適切な力で引っ掛けておくことができ、少しの力がケ−ブル21に作用しただけではUSBプラグ20が器機側から外れることがない。しかし、大きな力がケ−ブル21に作用した場合にはUSBプラグ20が器機側から外れるものとすることができる。従って、器機としてのパソコン本体等を損傷させてしまう危険性がなく、またUSBプラグ20のプラグ長さに本体41の寸法を合わせる必要がなく、適用プラグ寸法に大きく幅を持たせることができ、汎用性の高いものとすることができる。また部品の構成が簡単であり、安価に製作でき、寸法も小さく、嵩張らず、小さな取付けスペ−スしか必要とせず、さらには取付けも螺子止め等を必要とせず、取付け、取外しも極めて容易で手間取ることのないものとすることができる。
【0036】
また、プラグの抜け止め具40がステンレス製薄板で形成されているので、ステンレスが有する弾性力、強靭性を利用して押え片43によるUSBプラグ20の押え込み状態を良好なものとすることができる。
【0037】
尚、上記実施の形態に係るプラグの抜け止め具10、40では、プラグの抜け止め具10、40がステンレス製薄板で形成された場合について説明したが、プラグの抜け止め具10、40の形成材料はステンレスに限定されるものではなく、別の実施の形態では、鉄等その他の金属材料を用いたものであってもよく、また強靭性に問題がないものであれば合成樹脂材料を用いて形成したものであってもよい。
【0038】
また、上記実施の形態の場合、USBコネクタ22が1個だけの場合を例に挙げて説明したが、器機側にUSBコネクタ22が上下方向に多段に配置されたものであってもプラグの抜け止め具10、40をそれぞれのUSBプラグ20に取付けることにより、本発明を適用することができる。
【0039】
また、図4に示した実施の形態では、係合手段としてマジックテープ(登録商標)47が採用された例を挙げているが、係合手段はマジックテープ(登録商標)に限定されるものではなく、複数回の結合、剥離が可能な他の手段であってもよく、例えば、複数回の結合、剥離が可能なテープ状の粘着性を有する貼着、剥離手段であってもよい。また、別の実施の形態では、押圧片43aや取外し片44はなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を示した斜視図である。
【図2】(a)は実施の形態に係るプラグの抜け止め具を示す平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図3】実施の形態に係るプラグの抜け止め具を使用してUSBプラグを器機側のUSBコネクタに差し込んだ状態を示す部分断面側面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を示す斜視図である。
【図5】(a)は別の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を示す平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】別の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を使用してUSBプラグを器機側のUSBコネクタに差し込んだ状態を示す部分断面側面図である。
【図7】別の実施の形態に係るプラグの抜け止め具を使用してUSBプラグを器機側のUSBコネクタに差し込む前の状態を示す部分断面側面図である。
【図8】従来のプラグの抜け止め具の一例としての特許文献1に記載のプラグの抜け止めカバ−を示すもので、プラグを器機側に差し込んだ状態のプラグの周辺部分を示す斜視図である。
【図9】従来のプラグの抜け止め具の他の一例としての特許文献2に記載のプラグの抜け止めカバ−を示すもので、プラグを器機側に差し込んだ状態のプラグの周辺部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、40 プラグの抜け止め具
11、41 本体
12、42 湾曲部
13、43 押え片
13a 屈曲部
14、45 引掛け部
22 USBコネクタ
47 マジックテープ(登録商標)
Claims (9)
- 平板状の本体の前部両側から湾曲部を介して押え片が延設される一方、前記本体後端部から引っ掛け部が前記押え片の延設方向とは逆方向に延設されていることを特徴とするプラグの抜け止め具。
- 前記押え片が前記本体の中心側に屈曲した屈曲部を有することを特徴とする請求項1記載のプラグの抜け止め具。
- 前記屈曲部にプラグに食い込ますための食い込み孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプラグの抜け止め具。
- ステンレス製薄板で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のプラグの抜け止め具。
- 平板状の本体の両側から屈曲部を介して押え片が延設され、該押え片の後端部からは前記本体と平行方向外側に向かって引っ掛け部が延設されていることを特徴とするプラグの抜け止め具。
- 前記本体の後端部から位置決め用当接片が延設されていることを特徴とする請求項5記載のプラグの抜け止め具。
- 前記押え片の端部に折り曲げ加工が施されて取外し部が形成されていることを特徴とする請求項5記載又は請求項6記載のプラグの抜け止め具。
- 前記本体の内側面にプラグへの取付力を高めるためのプラグとの係合手段が貼着されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載のプラグの抜け止め具。
- 前記係合手段が複数回の貼着、剥離が可能である貼着剥離手段であることを特徴とする請求項8記載のプラグの抜け止め具。
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