JP2007322517A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一のカラオケ装置に対して複数のユーザがそれぞれログインして皆でカラオケサービスを利用する際、ログアウトしたユーザの予約コンテンツを適切に扱うための技術を提供する。
【解決手段】あるユーザAがログアウトした際、ユーザAの予約したコンテンツをログインユーザではないゲストユーザの予約扱いとする(S202)。ユーザAのログアウト中にユーザAの予約コンテンツの再生開始時期になった場合、当該コンテンツの予約ユーザの変更の有無をログイン中の他のユーザに対して問い合わせる(S206)。問い合わせに応じてユーザから入力された変更指示に応じて、当該コンテンツの予約ユーザを変更し(S209)、このコンテンツを再生する。また、ユーザAが再びログインした場合、ゲストユーザの予約扱いからユーザAの予約扱いに復帰させ、ログアウト中に再生が終了したユーザAのコンテンツの予約を復活させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、再生するカラオケ楽曲等のコンテンツをログイン中の各ユーザに対応付けて予約可能なカラオケ装置において、ログアウトしたユーザが予約したコンテンツを適切に取り扱うための技術に関する。
例えば、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと表記する)等の情報処理装置は、複数のユーザによって共有されることが多い。このため、パソコン等の情報処理装置に用いられる一般的なオペレーションシステムは、複数のユーザによって共有されることを前提とした機能を備えている。このようなオペレーションシステムにおいては、予め登録された個々のユーザがシステムの利用開始時にそれぞれログイン手続を行い、利用終了時にログアウト手続を行うという利用形態が採用されている(例えば特許文献1参照)。
このように複数のユーザが同一の情報処理装置を共有する環境下では、個々のユーザ専用のデータに対するセキュリティの観点から、個々のユーザごとにそれぞれ固有のアクセス権限を付与する運用が行われており、ログイン中のユーザに対して、当該ユーザに設定されたアクセス権限の範囲でデータへのアクセスが許可される。すなわち、あるユーザのみにアクセス権が付与されたデータについては、他のユーザのアカウントでは利用することができない構成となっている。
ところで、カラオケの分野では、カラオケ演奏のみならず、映画、バラエティ番組、ドラマ、CMといった映像コンテンツやオーディションやクイズ等のユーザ参加型のコンテンツ、飲食物の注文といった購買コンテンツ等、様々なコンテンツを再生可能なカラオケ装置が実現されている。さらに、このようなカラオケ装置では、コンテンツを利用した個々のユーザに対する課金や利用ポイント等の特典の付与あるいは利用(利用ポイントによる決済等)といった付加的な機能を実現可能である。
一方では、インターネット等のネットワークを介してユーザ間で情報を共有可能なシステムをカラオケサービスに利用して、カラオケユーザ間で個人のカラオケ情報やその他の情報を共有できるようなカラオケネットワークシステムを構築することが考えられる。具体的には、予め登録されているカラオケユーザの歌唱履歴、十八番の楽曲、歌唱に対する採点結果等に関する個人のカラオケ情報等をまとめた個人用Webページのデータをホストサーバのデータベースに蓄積しておき、ネットワークを介してユーザが操作する端末へ配信すればよい。これにより、例えばカラオケルームに備えられた情報閲覧機能を有するリモコン端末等を用いることで、ユーザが個人用Webページの閲覧や更新といったサービスを利用できる。
上述のようなカラオケ装置やカラオケネットワークシステムでは、サービスを利用する個々のユーザを識別し、コンテンツの再生予約、コンテンツを利用するユーザに対する課金や特典の付与あるいは利用、個人用Webページの配信といった各サービスを個々のユーザにそれぞれ対応付けて提供する必要がある。そこで、カラオケの分野においても、上述のパソコン等の情報処理装置と同様に、予め登録された個々のユーザがカラオケサービスの利用開始時にそれぞれログイン手続を行い、カラオケサービス利用終了時にログアウト手続を行うという利用形態を採用することが考えられる。また、1つのカラオケルームにおいてグループでカラオケサービスを利用する場合を想定して、1台のカラオケ装置に対して複数のユーザが並行してログインできるように構成することが肝要である。
特開2005−235055号公報
ところで、同一のカラオケ装置に対して複数のユーザがそれぞれログインし、皆でカラオケサービスを利用する場合、カラオケ装置では各ユーザから受け付けたコンテンツの再生の予約を個々のユーザに対応付けて予約データとして記憶しておき、この予約データに基づいて順次コンテンツの再生を行い、さらに当該コンテンツを予約したユーザに対する課金や特典の付与あるいは利用といった付加的な処理を行うことが考えられる。
ここで、グループの中のあるメンバー(ユーザAとする)が中座するために他のメンバーに先駆けてログアウトする際、ユーザAが予約した未再生のコンテンツ(すなわち、ユーザAに対応付けられた再生待ちのコンテンツ)の予約データがカラオケ装置に存在している可能性がある。このような場合、ログアウトするユーザAの予約コンテンツをどのように扱うかが問題となる。
例えば、上述のようなパソコン等の情報処理装置の例では、ログアウトしたユーザ専用のデータは、当該ユーザが再びログインしない限り利用することができない。このような一般的な情報処理装置の例に倣って、カラオケ装置ではユーザAがログアウトした場合、ユーザAの予約コンテンツに関しては、再生せずに予約リストから削除することで他のユーザが利用できないようにすることが考えられる。
しかしながら、グループでカラオケを利用している場合、例えばグループのメンバー全員が利用するためのコンテンツをユーザAが代表して予約したり、他のメンバーが利用するコンテンツをユーザAが代理で予約したりといった具合に、ユーザAが予約したコンテンツを必ずしもユーザAのみが利用するとは限らない。
したがって、ユーザAがログアウトしたからといって、上述のパソコン等の情報処理装置の例に倣ってユーザAの予約コンテンツを利用できなくするような構成であると、ユーザAがログアウトすることによってユーザAが他のメンバーの為に予約したコンテンツが再生されないといった不都合が生じる可能性がある。このような場合、コンテンツの再生を楽しみしていたユーザの期待を裏切る結果となり、好ましくない。
かといって、ユーザAが予約したコンテンツがユーザAのみが利用するものであった場合、ユーザAがログアウトしてその場に居ないのにもかかわらず、ユーザAが予約したコンテンツをそのまま再生することは、他のユーザにとっては全くの無駄に他ならない。そのうえに、このコンテンツを利用していないユーザAあるいはこのコンテンツを必要としない他のユーザに対して課金したり特典の付与あるいは利用を行うことは、ユーザにとっては著しく不利な対応であり、好ましくない。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされており、同一のカラオケ装置に対して複数のユーザがそれぞれログインして皆でカラオケサービスを利用する際、ログアウトしたユーザの予約コンテンツを適切に扱うための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のカラオケ装置は、ログアウトしたユーザが予約した未再生のコンテンツに対して、ユーザの識別に関する属性情報を変更可能として構成されていることを特徴とする。
具体的には、請求項1に記載のカラオケ装置は、コンテンツの予約データと当該コンテンツを予約したユーザの識別に関する属性情報とが対応付けて登録されている予約データテーブルに基づいて予約データに対応するコンテンツの再生を行い、更に当該コンテンツに対応する属性情報に基づいて当該コンテンツを予約したユーザとの取引に関する所定の情報処理を実行する機能を有する。そして、ログイン中の任意のユーザがログアウトした場合、当該ユーザが予約した未再生のコンテンツに対応する属性情報を他のユーザの識別に関する属性情報へ変更するためのユーザからの指示を受け付ける変更受付手段と、この変更受付手段によって受け付けた指示に応じて属性情報を変更する変更手段とを備える。
なお、上記の「コンテンツを予約したユーザとの取引に関する所定の情報処理」の具体例としては、例えば、コンテンツを利用した個々のユーザに対する課金や利用ポイント等の特典の付与あるいは利用(利用ポイントによる決済等)をオンラインで実行するための、ホストサーバとの通信等が挙げられる。
このように構成されたカラオケ装置によれば、グループでカラオケサービスを利用しているときに、グループの中のあるメンバー(ユーザAとする)が中座するために他のメンバーに先駆けてログアウトした場合、ユーザAが予約した未再生のコンテンツに対応する属性情報をユーザAのものから他のユーザのものへ変更することで、ユーザAが予約したコンテンツを他のユーザが予約したコンテンツとして引き継いで利用することが可能である。そして、変更した属性情報に基づき、上述のような課金や特典の付与あるいは利用といった情報処理は、このユーザAからコンテンツを引き継いだ他のユーザに対して行われる。
よって、ユーザAによって予約されたコンテンツは、ユーザAのログアウト後であっても、これを引き継いだユーザによって有効に利用される。また、コンテンツの再生に伴うユーザに対する課金や特典の付与あるいは利用といった付加的な処理についても、このコンテンツを引き継いだユーザに対して適切に行うことができる。
なお、他のユーザが利用しないユーザAの予約コンテンツに対して、予約ユーザの変更を行わずにコンテンツを再生したり、予約の取り消し(すなわち、再生中止)を選択したりできるように構成してもよい。
ところで、カラオケサービスを利用している最中に、ユーザAが所用で席を外すために一旦ログアウトした場合に、このユーザAの予約を無効にするような構成であっても、ユーザAが用事を済ませた後、再びグループに合流してログインしたときには、ユーザAの予約を復活させることが望ましい。このようにすれば、再ログイン後に、ユーザAが同じコンテンツの予約手続を繰り返す必要がなくなるので好適である。
そこで、請求項2に記載のカラオケ装置のように構成するとよい。つまり、このカラオケ装置は、ログイン中の任意のユーザがログアウトした場合、当該ユーザの識別に関する属性情報を無効化する属性情報無効化手段と、当該ユーザが再びログインした場合、属性情報無効化手段によって無効化された当該ユーザの識別に関する属性情報を再び有効化する属性情報有効化手段とを更に備える。そして、変更受付手段は、属性情報無効化手段によって無効化された属性情報に対応するコンテンツの再生開始時期になったときに、変更受付手段によって属性情報を変更するための指示を受け付ける。
このように構成されたカラオケ装置によれば、ユーザAがログアウトした場合、ユーザAが予約したコンテンツについて、このコンテンツとユーザAとの対応付けを一旦無効にするが、ユーザAが再びログインした場合には、このコンテンツとユーザAとの対応付けを復活させることができる。これにより、ユーザAが再びログインしたときに、予約手続を繰り返す手間が必要なくなる。
また、ユーザAが予約したコンテンツの再生開始時期までにユーザAがログインしていなければ、このコンテンツに対応する属性情報をユーザAのものから他のユーザのものへ変更することで、ユーザAが予約したコンテンツを他のユーザがこの予約を引き継いでコンテンツを利用できる。
さらに、請求項3に記載のカラオケ装置は、ログイン中の任意のユーザがログアウトした場合、当該ユーザがログアウトした時点における予約データテーブルを複写し保存する予約データテーブル保存手段と、当該ユーザが再びログインした場合、予約データ保存手段によって保存された予約テーブルから、当該ユーザが予約したコンテンツのうち当該ユーザのログアウトから再ログインまでの間に再生が終了又は再生を中止されたコンテンツの予約データを抽出し、この抽出した予約データを当該ユーザの識別に関する属性情報に対応付けて予約データテーブルへ追加する予約データ追加手段とを備える。
このように構成されたカラオケ装置によれば、ユーザAのログアウト中において、他のユーザに引き継がれて再生されたり、再生を中止されたりしたユーザAの予約コンテンツについて、ユーザAが再びログインした際に、このコンテンツの予約データをユーザAに対応付けて復活させることができる。これにより、ユーザAのログアウト中に再生が終了又は再生を中止されるなどして予約が終了したコンテンツについても、同じコンテンツを再び予約する手続を繰り返すことなく、ユーザAに対応するコンテンツとして再生できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[カラオケネットワークシステム1の構成の説明]
図1は、インターネット200を利用したカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、カラオケネットワークシステム1は、Webサーバ2aとデータベース2bとを備えるカラオケ用ホストサーバ2、及びWebサーバ3aを備えるインターネット用ホストサーバ3に対して、カラオケサービスを提供するカラオケ店等の各カラオケルームに設置されるカラオケ装置4と、カラオケ装置4を操作するためのリモコン端末5と、POSサーバ130と、携帯電話6及びパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)7等の情報端末からなるユーザ端末8とがインターネット200を介して通信可能に構成されることによって形成されている。
カラオケ用ホストサーバ2は、カラオケ店等に設置されているカラオケ装置4に対してカラオケの楽曲データやカラオケ装置4からユーザへ提供するための各種コンテンツデータ等を配信するためのカラオケサービス用のホストサーバである。カラオケ用ホストサーバ2は、ホストサーバ側のルータ140とカラオケ店側のルータ120との間でインターネットネットワーク200上に形成されるVPN(virtual private network)を介して、カラオケ店側のLAN100に接続されている。つまり、カラオケ用ホストサーバ2と、カラオケ装置4及びリモコン端末5との間の通信は、インターネット200上のVPN及びカラオケ店側のLAN100を介して行われる。
さらに、本カラオケネットワークシステム1において、カラオケ用ホストサーバ2は、本システムを利用する権限を有するユーザに関する登録情報を蓄積するユーザ登録データベース2c(詳細は後述する。)や、登録されているユーザのカラオケ歌唱に関する情報及び当該ユーザから提供される情報等をインターネット200上で公開するための個人用Webページのデータを蓄積する個人用Webページデータベース2d(詳細は後述)等を有するデータベース2bを備えている。そして、カラオケ用ホストサーバ2が備えるWebサーバ2aは、このデータベース2bと連携しており、カラオケ店側のリモコン端末4等からの要求に応じて、カラオケネットワークシステム1を利用するためにログインしようとするユーザに対する認証や、ログインしたユーザに対する個人用Webページの配信・更新サービスを行う。すなわち、ここでいう連携とは、ユーザ認証及び個人用Webページの配信をWebサーバ2aが行うために、データベース2b内に格納されたユーザ登録データベース2cや個人用Webページデータベース2dを参照したり、Webサーバ2aが受け付けた個人用Webページ更新のデータをデータベース2b内に格納された個人用Webページデータベース2dに反映させたりすることで、Webサーバ2aが行う前記サービスに利用するためのデータと、データベース2bに格納されているデータとが対応していることを指す。
インターネット用ホストサーバ3は、Webサーバ3aを介して携帯電話6やパソコン7等の情報端末(以下、これらを総称する場合はユーザ端末8ともいう)に対してインターネット200を介して情報の送信をするためのホストサーバである。また、インターネット用ホストサーバ3は、適宜な通信回線(例えば、ADSL回線等)を介してカラオケ用ホストサーバ2と通信可能に構成されている。
インターネット用ホストサーバ3が備えるWebサーバ3aは、カラオケ用ホストサーバ2が備えるデータベース2bと(上述のWebサーバ2aと同様に)連携しており、ユーザ端末8からの要求に応じて、カラオケ用ホストサーバ2が備えるWebサーバ2aと同様にカラオケネットワークシステム1を利用するためにログインしようとするユーザに対する認証や、ログインしたユーザに対する個人用Webページの配信・更新サービスを行う。
携帯電話6は、携帯電話事業者が提供するアクセスポイントや通信回線を介してインターネット200に接続可能ないわゆる第3世代以降の携帯電話であり、電話をかける・受けるといった通話機能以外に、インターネット200を介して受信したWebページを画面で閲覧したり、ユーザが画面上で情報や操作指示を入力したり、アニメーション等を表示するためのアプリケーションを動作させたりするための、いわゆるWebブラウザ機能を有するアプリケーションを備えている。
パソコン7は、十分な処理能力を有する通常のコンピュータであり、適宜な通信回線を介してインターネット200に接続されている。また、パソコン7は、インターネット200を介して受信したWebページを閲覧したり、ユーザが画面上で情報や操作指示を入力したり、アニメーション等を表示するためのアプリケーションを動作させたりするための、いわゆるWebブラウザ機能を有するアプリケーションを備えている。
携帯電話6及びパソコン7等からなるユーザ端末8は、インターネット200を介してインターネット用ホストサーバ3内のWebサーバ3aへアクセスし、Webサーバ3aから受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新を行うための各種処理を実行する。
[カラオケ装置4の構成の説明]
図2は、カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリモコン端末5等のより具体的な構成を示すブロック図である。
カラオケ装置4は、カラオケを利用するユーザから指定されたカラオケ楽曲や、映画、バラエティ番組、ドラマ、CMといった映像コンテンツやオーディション、クイズ等のユーザ参加型のコンテンツ、飲食物の注文といった購買コンテンツ等、様々なコンテンツの再生を行うためのものであり、図2に示すように、カラオケ装置4全体の作動を制御する制御部12、カラオケ装置4をLAN100に接続するためのインタフェース部14、演奏楽曲の伴奏内容及び歌詞を示す楽曲データや映像データ等のコンテンツデータ、カラオケ装置4が作動するためのプログラム等を記憶するハードディスク(HDD)16、複数のキースイッチからなり、曲の予約操作等を行うための操作部18、リモコン端末5から送信された赤外線信号を、赤外線通信規格(IrDA)又はリモコン端末5とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従って受信するための赤外線通信部20、操作部18からの信号を処理する操作処理部22、マイクロフォン26、HDD16に記憶された演奏データ(MIDIデータ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源30、MIDI音源30から出力されたデジタル信号から演奏楽曲のオーディオ信号(音響、音声に関する信号)を生成し、生成されたオーディオ信号及びマイクロフォン26から入力されたオーディオ信号を増幅してスピーカ28へ出力する音声制御部24、画像データを一時的に記憶するビデオRAM32、ビデオRAM32に記憶された画像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部34、映像再生部34により再生される映像のモニタ36での表示を制御する映像制御部38、半導体素子を利用した書き換え可能な記憶媒体であるメモリ40などを備えている。
[リモコン端末5の構成の説明]
リモコン端末5は、カラオケルーム内で使用されるためのものであり、ユーザが再生を希望するコンテンツの再生の予約を行うための操作等の各種操作をユーザから受け付け、その操作信号をカラオケ装置4に送信する機能を有する。また、リモコン端末5は、アクセスポイント110経由でLAN100及びインターネット200上のVPNを介してカラオケ用ホストサーバ2へアクセスし、カラオケ用ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新するための機能も有する。
具体的にリモコン端末5は、図2に示すように、リモコン端末5全体の作動を制御する制御部52、赤外線通信規格(IrDA)又はリモコン端末5とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従ってカラオケ装置4に赤外線信号を送信する赤外線通信部54、リモコン端末5が作動するためのプログラム等の各種情報を記憶するメモリ56、表示部58の表示領域に沿って設置されるタッチパネル及び複数のキースイッチからなり、ユーザからの操作を受け付ける操作部60、操作部60からの信号を処理する操作処理部62、画像データを一時的に記憶するビデオRAM64、ビデオRAM64に記憶された画像データの表示部58での表示を制御する映像制御部66、LAN100に接続されたアクセスポイント110との間で無線LAN規格(例えば、IEEE802.11a/b/g規格,HomeRF規格,Bluetooth規格など)に従った無線通信を行うための無線LAN通信部68などを備えている。
このうち、制御部52は、システムを利用するユーザをカラオケ用ホストサーバ2に登録するためのユーザ登録処理、登録されたユーザのログイン手続を受け付けるための処理、再生するコンテンツの予約をするためのユーザからの操作入力を受け付け、選択されたコンテンツ対応するコンテンツ番号に、予約者(即ち、コンテンツを利用するユーザ)のユーザID等を付加した予約データをカラオケ装置4へ送信する処理といった各種処理を実行する。また、制御部52は、インターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2へアクセスし、カラオケ用ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新を行うための各種処理も実行する。なお、リモコン端末5は、複数のユーザのアカウントごとに並行してシステムにログイン可能に構成されている。
[その他の構成の説明]
LAN100にはアクセスポイント110が接続されている。このアクセスポイント110は、無線通信で端末間を接続するための電波中継機であり、複数の端末と同時に通信を行う機能を有する。リモコン端末5とカラオケ用ホストサーバ2とは、このアクセスポイント110を中継することによって、LAN100及びインターネット200上のVPNを介して互いにデータ通信を行うことができる。
POSサーバ130は、カラオケ店や飲食店向けの一般的なPOS(point-of-sale)システムにおける取引管理用端末であり、十分な処理機能を有する通常のコンピュータ等によって構成される。このPOSサーバ130は、カラオケルームの利用状況管理、飲食物の受注管理や配達管理等を行うと共に、カラオケルーム利用料金や有料コンテンツ利用料金及び飲食料金の精算・会計処理等を行う機能を有する。
ルータ120,140は、インターネットネット200等の外部ネットワーク上の通信経路を暗号化して、仮想的に専用回線で接続されている状態を作り出すVPN技術を利用するためのいわゆるVPNゲートウェイである。ルータ120,140は、外部ネットワークであるインターネット200と、内部ネットワークであるLAN100及びカラオケ用ホストサーバ2側のネットワークとの接続点にそれぞれ置かれ、内部ネットワークからの通信を暗号化してインターネット200側に送出する。また、インターネット200側からの通信を復号化して内部ネットワークへ送出する。
[リモコン端末5及びユーザ端末8から行う「ユーザ登録」の説明]
本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、ユーザは、予め登録された当該ユーザのアカウントによってシステムにログインすることで、個々のユーザに対応したコンテンツの再生予約、コンテンツを利用するユーザに対する課金や特典の付与あるいは利用、個人用Webページの配信といった各サービスを利用することが可能になる。ここでは、ユーザがリモコン端末5やユーザ端末8を利用して、上述のような各サービスを利用するためのアカウントを取得する「ユーザ登録」の手順について説明する。
なお、以下においては説明の便宜上、例えば「リモコン端末5、ユーザ端末8からホストサーバ内のWebサーバに接続する」といった具合に、カラオケ用ホストサーバ2とインターネット用ホストサーバ3とを、又はWebサーバ2a,3aとを特に区別せずに単にホストサーバ、Webサーバ等と表記する場合、リモコン端末5はカラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aへ、ユーザ端末8はインターネット用ホストサーバ3内のWebサーバ3aへそれぞれ接続することを指す。
図3は、リモコン端末5及びユーザ端末8によって「ユーザ登録」を行う際の画面表示例を示す説明図である。
リモコン端末5の場合、まず、図3(a)に示すようなTOPメニュー画面70がリモコン端末5の表示部58に表示される。このTOPメニュー画面70には、「ネットワーク」ボタン92及び「カラオケ」ボタン81が表示されている。これらのボタンは、表示部58上のタッチパネルや適宜なポインティングデバイス等によって画面上で操作可能なGUIである(以下、他のボタンについても同様)。「ネットワーク」ボタン92は、個人用Webページの閲覧・更新サービスを利用するための操作画面へ移行するためのボタンである。また、「カラオケ」ボタン81は、演奏楽曲の選択等といったカラオケサービスに関する操作画面へ移行するためのボタンである。ここで、ユーザによって「ネットワーク」ボタン92が押下されると、図3(b)に示すような、ネットワークメニュー画面71が表示される。
一方、携帯電話6やパソコン7等のユーザ端末8の場合、ユーザからの指示入力に基づいて、リモコン端末5の場合と同様に図3(b)に示すようなネットワークメニュー画面71が、ユーザ端末8が備えるモニタ等の表示デバイスに最初に表示される。なお、このネットワークメニュー画面71や後述の各種画面は、リモコン端末5やユーザ端末8が備えるユーザ登録用のアプリケーションソフトウェア等として予め格納されているデータに基づいて表示されるように構成することが考えられる。あるいは、インターネット200を介して、リモコン端末5又はユーザ端末8からホストサーバ内のWebサーバへそれぞれ接続し、各Webサーバから配信されるWebページに基づいて表示されるような構成であってもよい。
図3(b)に示すネットワークメニュー画面71は、個人用Webページの閲覧・更新サービスを利用するための操作メニューを表示する画面であり、既に登録済みのユーザがシステムにログインするためのログイン画面へ移行するための「ログイン」ボタン82や、新規のユーザがアカウントを取得するための「新規ユーザ登録」ボタン83、ログイン済みのユーザが利用するユーザTOPメニュー画面(詳細は後述する)へ移行するための「ユーザTOPメニュー」ボタン85等が表示されている。ここで、タッチパネル、キースイッチやポインティングデバイス等を介して「新規ユーザ登録」ボタン83が押下されると、図3(c)に示すようなユーザ登録画面72が表示される。
図3(c)に示すユーザ登録画面72は、新規のユーザがアカウントを取得するために、システム上でのユーザの呼称となるニックネーム及びユーザ認証用のパスワードの入力をユーザ対して要求するための画面である。ここで、ユーザからの操作によってユーザ登録画面72内の入力ボックス内にニックネーム及びパスワードが入力された後「OK」ボタン84aが押下されると、ユーザ登録を要求するための登録要求情報と共に、ユーザによって入力されたニックネーム及びパスワードを示すデータが当該端末に対応するホストサーバ内のWebサーバへインターネット200を介して送信される。
リモコン端末5又はユーザ端末8から送信された登録要求情報、当該ユーザのニックネーム及びパスワードを受信したホストサーバ内のWebサーバは、まず、ユーザごとに固有の識別情報であるユーザIDを生成する。そして、受信した内容に基づいてカラオケ用ホストサーバ2内のデータベース2b内に設けられたユーザ登録データベース2c(詳細は後述)に当該ユーザのニックネーム、ユーザID、パスワード等の所定の情報を新たにに登録する。
つぎに、ユーザ登録が完了した旨の情報とユーザIDとをユーザに対して通知するための登録完了情報を生成し、この登録完了情報を登録要求情報の送信元であるリモコン端末5又はユーザ端末8に対して返信する。なお、ユーザ端末8から送信される登録要求情報と共に、ユーザ所有する携帯電話6の電話番号や電子メールアドレスが送信された場合は、登録完了情報を電子メール等で当該携帯電話6へ送信してもよい。
リモコン端末5又はユーザ端末8がホストサーバから登録完了情報を受信すると、この受信した登録完了情報に基づいて、図3(d)に示すようなユーザ登録完了画面73が表示される。ここでは、ユーザ登録完了画面73にユーザ「Mike06」のユーザ登録が完了した旨を通知する旨のメッセージ、「Mike06」のユーザID等が表示されている。
ホストサーバ側が発行するユーザIDは、ユーザがリモコン端末5又はユーザ端末8からシステムにログインする際にパスワードと共に入力が必要となる認証用の識別情報である。したがって、ユーザは、このユーザ登録完了画面73によって自身に割り当てられたユーザIDを確認する。
そして、ユーザ登録完了画面73において、ユーザによって「OK」ボタン84bが押下されると、「ユーザ登録」が終了する。
[ユーザ登録データベース2c、個人用Webページデータベース2dの説明]
ここで、カラオケ用ホストサーバ2内のデータベース2bに格納されているユーザ登録データベース2c及び個人用Webページデータベース2dの具体的な内容について説明する。
図4(a)は、ユーザ登録データベース2cの具体的内容を模式的に示す説明図である。このユーザ登録データベース2cは、上記「ユーザ登録」を経て登録された各ユーザのニックネーム、ユーザID、パスワード、及び当該ユーザの個人用Webページデータの格納先を示すパス等の各種情報を含むユーザ登録データのテーブルである。
本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、各ホストサーバ内のWebサーバがこのユーザ登録データベース2cを参照することにより、ログインを要求してきたユーザに対する認証、ユーザとニックネームとの対応付け、ユーザと当該ユーザの個人用Webページとの対応付けを行う。
個人用Webページデータベース2d(図4(b)参照)は、ユーザ登録データベースに登録されている各ユーザの個人用Webページのデータを格納している。個人用Webページのデータは、個人用Webページを所定の様式でリモコン端末5やユーザ端末8が備えるWebブラウザによって表示するためのデータのまとまりで、テキストデータやHTMLによるレイアウト情報、画像・音声・動画データ等から構成される。
このような個人用Webページのデータは、上述の「ユーザ登録」が行われた際に、新規登録されたユーザのための個人用Webページの雛形のデータを自動的に生成し、この雛形のデータを個人用Webページデータベース2dに格納すると共に、この個人用Webページの雛形のデータの格納先のパスをユーザ登録データベース2cの当該ユーザのユーザ登録データに登録しておくことが考えられる。このようにすることで、後にこのユーザが個人用Webページの雛形に基づいて簡単に自身の個人用Webページを編集することができる。
なお、本実施形態において、個人用Webページは、カラオケ装置4を利用したユーザの歌唱履歴、十八番の楽曲、歌唱に対する採点結果等に関する情報である「カラオケ情報」や、ユーザから提供される公開情報である「プロフィール」、「メッセージ」といった情報をコンテンツとして有する。
このうち「カラオケ情報」は、システムにログインしたユーザがカラオケ装置4を利用してカラオケ歌唱を行うことで、当該ユーザが歌唱した楽曲の楽曲名、歌唱したときの音高キー、歌唱時間等を含む歌唱履歴、十八番の楽曲、採点結果等を示すデータが当該カラオケ装置4からカラオケ用ホストサーバ2へアップロードされるように構成されている。また、「カラオケ情報」に含まれる歌唱履歴や十八番の楽曲等を示すデータは、個人用Webページとして表示する以外に、カラオケ装置4に対して演奏楽曲を予約するときに、選曲リストとしてリモコン端末5や携帯電話6でダウンロードすることで、このダウンロードした歌唱履歴や十八番の楽曲のリスト中から演奏楽曲を選択できるように構成されている。
本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、上述の「ユーザ登録」において登録済みのユーザであれば、リモコン端末5からシステムにログインすることで、ユーザが利用するコンテンツを当該ユーザのアカウントに対応付けることができる。例えば、ユーザが、利用するコンテンツとしてカラオケ楽曲の演奏を指定して歌唱を行った場合、当該ユーザに対応する歌唱履歴等のカラオケ歌唱情報をカラオケ装置4からカラオケ用ホストサーバ2へ送信することで、当該ユーザのカラオケ歌唱に関する情報をカラオケ用ホストサーバ2のデータベース2bに蓄積できる。
また、映画やドラマといったカラオケ楽曲以外のコンテンツについても、有料コンテンツに対する料金の決済や利用ポイント等の特典の付与・利用といった処理を、コンテンツを利用した個々のユーザに対応付けてオンラインで行うことが可能である。
以下、上述の「ユーザ登録」によって登録されたユーザによるログイン並びにコンテンツの再生予約の手順、ユーザのログアウト中における予約コンテンツのユーザの変更、一旦ログアウトしたユーザが再びログインした場合における当該ユーザの予約コンテンツの復活等の各種処理の手順について説明する。
[ログインユーザによるコンテンツ予約処理の説明]
図5は、カラオケ装置4の制御部12が実行する「ログインユーザによるコンテンツ予約処理」のメイン処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、システムにログインしたユーザからコンテンツの再生予約手続を受け付け、指定されたコンテンツの予約データの登録、及び当該ユーザのログアウトに伴う予約ユーザの変更を行うためのものである。
まず、後述する所定のログイン手続を経て、上記「ユーザ登録」により登録済みのあるユーザ(以下、説明の便宜上「ユーザA」と表記する)のシステムへのログインが完了すると(ステップ101。以下、ステップを記号Sで表記する)、カラオケ装置4内のメモリ40等に格納されているユーザ管理テーブル79(詳細は後述する)にこのユーザAの情報を追加する(S102)。
ここで、ユーザがシステムへログインするための手順について、図6に基づいて説明する。システムへのログインは、ユーザがリモコン端末5を利用して自身のユーザID及びパスワードを入力することで行われる。このとき、ユーザによって入力されたユーザID及びパスワードを示すデータが、カラオケ用ホストサーバ内2のWebサーバ2aへインターネット200を介して送信され、Webサーバ2aにおいて当該ユーザの認証が行われる。
図6は、リモコン端末5によってユーザがログインの手続を行う際の、リモコン端末5における画面表示例等を示す説明図である。
まず、図6(a)のネットワークメニュー画面71(詳細は上述の「ユーザ登録」で説明済み。図3参照)において「ログイン」ボタン82が押下されることで、図6(b)のログイン画面74が表示される。このログイン画面74には、ユーザID及びパスワードを入力するための入力ボックスがそれぞれ表示されている。
このログイン画面74において、ユーザによってユーザID及びパスワードがそれぞれの入力ボックスに入力された後、「OK」ボタン84cが押下されることで、入力されたユーザID、パスワード及びシステムへのログインを要求するための情報がカラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aへ送信される。
カラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aは、送信されてきたユーザID及びパスワードを、データベース2bに格納されているユーザ登録データベース2c(図4(a)参照)に登録されているユーザID及びパスワードと照合することで、ログイン要求してきたユーザの認証を行う。ここで、送信されてきたユーザID及びパスワードが、ユーザ登録データベース2cに登録されているユーザID及びパスワードと適合すると判定した場合、当該ユーザのログインを許可する旨の情報をリモコン端末5及びこのリモコン端末5による操作対象であるカラオケ装置4へ送信する。
カラオケ装置4は、ユーザのログインを許可する旨の情報をWebサーバ2aから受信すると、受信した情報に基づき、当該ユーザのユーザID、ニックネーム及びユーザの詳細な設定事項を図6(c)に示すユーザ管理テーブル79に追加する。このユーザ管理テーブル79は、カラオケ装置4を利用しているログイン中のユーザに関する情報の一覧であり、ここでは、ログイン中の「Mike06」、「Alex」、「Joe」の3人のユーザに関するデータが記憶されている例を示している。
このユーザ管理テーブル79には、ユーザが新たにログインする都度、そのユーザの識別に関するデータが追加され、ユーザがログアウトするとそのユーザに関するデータはユーザ管理テーブル79から削除される。カラオケ装置4は、このユーザ管理テーブル79を参照することでログイン中のユーザを認識し、コンテンツの予約・再生、課金、特典の付与・利用等の各種サービスを個々のユーザに対応付ける。
一方、ユーザがログインした後、リモコン端末5の表示部58には、図6(d)に示すようなユーザTOPメニュー画面76表示される。このユーザTOPメニュー画面76は、ログインしたユーザが利用したいサービスを選択するための画面であるが、「Mike06」、「Alex」、「Joe」といった、ログイン中の複数のユーザそれぞれに対応するユーザTOPメニュー画面76を選択的に表示可能に構成されている。ここで、操作を行うユーザの選択は、各ユーザのニックネームが表示されたユーザ選択タブ90を押下することで行うことができ、現在選択中のユーザに対応するユーザTOPメニュー画面76がポップアップ表示される。
このように、リモコン端末5におけるユーザTOPメニュー画面76がログイン中の複数のユーザそれぞれに対応するユーザTOPメニュー画面76を選択的に表示可能に構成されているのは、次のような理由による。すなわち、リモコン端末5は、カラオケルームにおいて複数のユーザによって共用されることが想定されている。したがって、1台のリモコン端末5を共用する全てのユーザに対して、コンテンツの再生予約、コンテンツを利用するユーザに対する課金や特典の付与あるいは利用、個人用Webページの配信といった個々のユーザに対応したサービスを利用可能にするために、リモコン端末5は複数のユーザが並行してログイン可能に構成されている。
ユーザTOPメニュー画面76には、現在選択中のユーザのニックネーム「Mike06」、各ユーザの個人用Webページの閲覧を選択するための「Webページ閲覧」ボタン86、当該ユーザ本人の個人用Webページの更新を選択するための「Webページ更新」ボタン87、当該ユーザがシステムからのログアウトを選択するための「ログアウト」ボタン88等の他に、既にユーザがログイン中であっても、新たなユーザがログインしたり、新規ユーザに対する上述の「ユーザ登録」を行えるように、図6(a)のネットワークメニュー画面71へ戻るための「ネットワークTOPメニューへ」ボタン89が表示されている。
図5のフローチャートの説明に戻る。S103では、リモコン端末5からユーザAのログアウト要求を受信したか否かを判定する。なお、リモコン端末5からのログアウトの要求は、例えば、上述のユーザTOPメニュー画面76(図6(d)参照)等において、ユーザが「ログアウト」ボタン88を押下することで送信される。
S103において、ユーザAのログアウト要求を受信していないと判定した場合(S103:NO)、リモコン端末5からユーザAのコンテンツの予約指示を受信したか否かを判定する(S104)。ここで、ユーザAのコンテンツ予約指示を受信したと判定した場合(S104:YES)、受信したコンテンツ予約指示に基づき、指定されたコンテンツ予約データをユーザAのユーザID等に対応付けて予約テーブル78(詳細は後述する)に登録し(S105)、S103の処理へ戻る。一方、ユーザAのコンテンツ予約指示を受信していないと判定した場合(S104:NO)、S103の処理へ戻る。
ここで、リモコン端末5を用いてログイン中のユーザがコンテンツの再生予約を行う手順を図7に基づいて説明する。なお、ここでは、予約するコンテンツの一例として、カラオケ楽曲の演奏予約を行う場合について説明する。
図7は、ログイン中のユーザがリモコン端末5を用いてカラオケの演奏楽曲の予約を行う際の、リモコン端末5の表示部58における画面表示例を示す説明図である。
図7(a)に示す上述のTOPメニュー画面70において、ユーザが「カラオケ」ボタン81を押下すると、図7(b)に示す演奏楽曲予約画面77bが表示される。この演奏楽曲予約画面77は、ユーザが歌唱したい楽曲を入力するための画面である。この演奏楽曲予約画面77では、「Mike06」、「Alex」、「Joe」といったログイン中の複数のユーザ、あるいは、ログインせずにログイン中の他のメンバーと一緒にカラオケサービスを利用しているユーザ(以下、ゲストユーザともいう)に対応する「ゲスト」といった、それぞれのユーザに対応する演奏楽曲予約画面77を選択的に表示可能に構成されている。ここで、楽曲予約のための操作を行うユーザの選択は、各ユーザのニックネームが表示されたユーザ選択タブ90を押下することで行うことができ、現在選択中のユーザに対応する演奏楽曲予約画面77がポップアップ表示される。
この演奏楽曲予約画面77において、ユーザが歌唱したい楽曲(楽曲の一覧表や楽曲名、選曲番号等で指定)や、演奏時のキー設定を入力した後、「予約」ボタン91を押下することで、リモコン端末5の赤外線通信部54を介して、演奏楽曲の予約データが予約ユーザのユーザID及びニックネームのデータと共に赤外線通信によってカラオケ装置4に送信される。
そして、カラオケ装置4から演奏楽曲の予約を受け付けた旨の情報をリモコン端末5が受信すると、図7(c)に示すように、当該ユーザの演奏楽曲予約画面77c上に予約を受け付けた旨のメッセージが表示される。
一方、カラオケ装置4は、リモコン端末5から予約データ等を受信すると、この受信した予約データ等に基づいて、新規に予約された楽曲のコンテンツ番号及びキー設定をユーザID及びニックネームに対応させて、カラオケ装置4内のメモリ40等に格納されている予約テーブル78(図7(d)参照)の最下位に追加する。
カラオケ装置4は、この予約テーブル78の最上位の予約データに示されるコンテンツから順次コンテンツの再生を行い、再生が終了あるいは再生開始前にユーザによって予約を中止されたコンテンツについては、予約テーブル78から当該コンテンツの予約データ一式(コンテンツ番号、ユーザID、ニックネーム、演奏キー等の設定情報)を順次消去する。
図5のフローチャートの説明に戻る。S103において、ユーザAのログアウト要求を受信したと判定した場合(S103:YES)、後述の「予約ユーザ変更処理」を実行し(S106)、「ログインユーザによるコンテンツ予約処理」を終了する。
[予約ユーザ変更処理の説明]
図8は、上述の「ログインユーザによるコンテンツ予約処理」(図5参照)におけるS106の「予約ユーザ変更処理」の手順を示すフローチャートである。
まず、インターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aへユーザAのログアウト要求を通知する(S201)。そして、ユーザ管理テーブル79(図6(c)参照)からユーザAに関するデータを削除する(S202)。これにより、予約テーブル78に登録されているユーザAの予約コンテンツについては、ユーザAが再ログインしない限りゲストユーザが予約したコンテンツとして扱う(ユーザAのアカウントを無効化)。ただし、予約テーブル78内の予約データにおけるユーザAのユーザID及びニックネームについては、変更しないままでおく。
つぎに、予約テーブル78(図7(d)参照)を参照し、ユーザAによって予約されたコンテンツがあるか否か、すなわち、予約テーブル78内にユーザAのユーザIDに対応する予約データが存在するか否かを判定する(S203)。
ここで、予約テーブル78内にユーザAのユーザIDに対応する予約データが存在すると判定した場合(203:YES)、予約テーブル78の最上位の予約データに示されるコンテンツを順次再生する過程(再生済みのコンテンツの予約データは順次削除する)において、ユーザAの予約コンテンツの再生開始時期になったか否かを判定する(S204)。ここでは、ユーザAの予約コンテンツの再生開始時期になっていないと判定している間(S204:NO)、この処理を繰り返す。
そして、ユーザAの予約コンテンツの再生開始時期になったと判定した場合(S204:YES)、ユーザ管理テーブル79を参照し、ユーザA以外でログイン中のユーザが存在するか否かを判定する(S205)。
ここで、ログイン中のユーザが存在すると判定した場合(S205:YES)、ログイン中のユーザに対して、ユーザAの予約コンテンツの再生の可否、及びこのコンテンツの予約ユーザをログイン中の他のユーザに変更するか否かを問い合わせる(S206)。具体的には、例えばカラオケ装置4のモニタ36に、ログアウトしたユーザの予約コンテンツを再生するか否か、前記予約コンテンツを再生する場合は予約ユーザを他のユーザに変更するか否かを問い合わせる旨のメッセージ画面を表示し、カラオケ装置4の操作部18又はリモコン端末5を介してユーザからの指示入力を受け付けるように構成することが考えられる。
そして、ユーザからの指示入力に基づき、ユーザAの予約コンテンツを再生するか否かを判定する(S207)。ここで、ユーザAの予約コンテンツを再生しないと判定した場合(S207:NO)、すなわち、操作部18又はリモコン端末5を介してユーザからユーザAの予約コンテンツの再生をキャンセルする旨の指示が入力された場合、S215で当該コンテンツの予約をキャンセル(予約データを削除)し、S203の処理へ戻る。
一方、ユーザAの予約コンテンツを再生すると判定した場合(S207:YES)、すなわち、操作部18又はリモコン端末5を介してユーザからユーザAの予約コンテンツを再生する旨の指示が入力された場合、ユーザからの指示入力に基づき、予約ユーザの変更があるか否かを判定する(S208)。ここで、予約ユーザの変更があると判定した場合(S208:YES)、すなわち、操作部18又はリモコン端末5を介してユーザから当該コンテンツの予約ユーザをログイン中の別のユーザへ変更する旨の指示が入力された場合、この入力された指示に基づき、予約テーブル78中の当該コンテンツ予約データに対応するユーザID及びニックネームを、指定されたユーザのものに更新する(S209)。
つぎに、当該再生するコンテンツが有償であるか無償であるかを判定する(S210)。本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、ユーザに提供するコンテンツについて、通常のカラオルームの利用料金の範囲内で提供可能なコンテンツ(例えば、カラオケ楽曲等)については、無償(カラオケルームの利用料金以外の追加料金が発生しないことを指す)で提供し、より付加価値の高いコンテンツ(例えば、映画やドラマの再生、ネットワークを利用したゲーム等)については、有償(カラオケルームの利用料金以外の追加料金が必要であることを指す)で提供するといった具合に、コンテンツごとに、有償か無償かが予め定められている。よって、再生するコンテンツが有償であれば、当該コンテンツの利用料金の決済に関する処理が別途行われることになる。
S210において、再生するコンテンツが有償であると判定した場合(S210:有償)、操作部18又はリモコン端末5等を介して当該コンテンツの利用料金の決済方法の選択指示をユーザから受け付ける(S211)。本実施形態では、ユーザが保有する利用ポイント等の特典を利用する決済(ポイント決済)や、現金による決済、クレジットカードやプリペイドカード、オンライン銀行等を利用したオンライン決済等の予め決められた決済方法の中からユーザが選択するように構成されている。そして、選択された決済方法に応じて、決済に必要な情報がカラオケ装置4からPOSサーバ130へ送信され、POSサーバ130において料金決済に関する各種処理が実行される。なお、ここでの利用料金の決済は、上記何れの決済方法においても、当初の予約ユーザであるユーザAから予約を引き継いだユーザの名義によって処理される。
S211で決済方法の選択指示を受け付けた後、当該予約コンテンツの再生を開始し(S212)、S203の処理へ戻る。
一方、S210において、再生するコンテンツが無償であると判定した場合(S210:無償)、つづいてS212へ移行し当該予約コンテンツの再生を開始する。
なお、再生するコンテンツがカラオケ楽曲であって、上述の「カラオケ情報」として歌唱履歴、採点結果等を示すデータをカラオケ装置4がカラオケ用ホストサーバ2へアップロードする場合、予約テーブル78上で予約ユーザが別のユーザに変更されていれば、変更後のユーザ(すなわち、ログアウトしたユーザから予約を引き継いだユーザ)の「カラオケ情報」としてアップロードするように構成することが考えられる。
また、当該コンテンツを利用した特定のユーザ(すなわち、予約ユーザ)に対して、コンテンツの利用に応じて利用ポイント等の特典が付与される場合においても、予約テーブル78上で予約ユーザが別のユーザに変更されていれば、変更後のユーザに対して特典が付与されるように構成することが考えられる。
一方、S205においてログイン中のユーザが存在しないと判定した場合(S205:NO)、又はS208において操作部18又はリモコン端末5を介してユーザから当該コンテンツの予約ユーザをログイン中の別のユーザへ変更しない旨の指示が入力される等して予約ユーザの変更がないと判定した場合(S208:NO)、S213へ移行し、当該再生するコンテンツが有償であるか無償であるかを判定する。
再生するコンテンツが有償であると判定した場合(S213:有償)、操作部18又はリモコン端末5等を介して当該コンテンツの利用料金の決済方法の選択指示をユーザから受け付ける(S214)。ここでは、現金による決済、クレジットカードやプリペイドカード、電子マネー、オンライン銀行等を利用したオンライン決済等の予め決められた決済方法の中からユーザが選択するように構成されている。そして、選択された決済方法に応じて、決済に必要な情報がカラオケ装置4からPOSサーバ130へ送信され、POSサーバ130において料金決済に関する各種処理が実行される。
なお、ここでは、予約テーブル78上における当該コンテンツの予約ユーザはユーザAのままであるが、ユーザAがログアウトしたことによりユーザAの予約コンテンツはゲストユーザ扱い(S202参照)となっている。したがって、ここでの利用料金は、上記何れの決済方法においても、ユーザAを始めログイン中の他のユーザ何れの名義にも対応付けられず、グループ全体に対して課金される。この場合、このコンテンツの利用料金の支払いは、例えば残りのグループのメンバーがレジ窓口や料金支払い専用端末等を通じて、通常のカラオケルーム利用料金と併せて、あるいはカラオケルームの利用料金とは別途に行うことが考えられる。
S214で決済方法の選択指示を受け付けた後、当該予約コンテンツの再生を開始し(S212)、S203の処理へ戻る。
一方、S213において、再生するコンテンツが無償であると判定した場合(S213:無償)、つづいて、S212へ移行し当該予約コンテンツの再生を開始する。
なお、コンテンツを利用した特定のユーザ(すなわち、予約ユーザ)に対して、コンテンツの利用に応じて利用ポイント等の特典が付与される場合であっても、当該コンテンツの当初の予約ユーザがログアウトしたことによりそのコンテンツがゲストユーザの予約扱いとして再生された場合は、何れのユーザにも特典は付与されないように構成することが考えられる。
以降、S203〜S214の処理を順次繰り返し、S203において予約テーブル78内にユーザAのユーザIDに対応する予約データが存在しないと判定した場合(203:NO)、「予約ユーザ変更処理」を終了する。
なお、この「予約ユーザ変更処理」は、後述する「再ログイン時予約データ復帰処理」のプロセスからプロセス終了の指示を受けた場合には強制的に中断する。
[再ログイン時予約データ復帰処理(第1実施形態)の説明]
図9は、カラオケ装置4の制御部12が実行する「再ログイン時予約データ復帰処理(第1実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、ユーザAのログアウトをトリガとして開始される。
まず、リモコン端末5からユーザAのログイン要求を受信したか否かを判定する(S301)。ここで、ユーザAのログイン要求を受信していないと判定している間(S301:NO)、この処理を繰り返す。
そして、ユーザAのログイン要求を受信したと判定した場合(S301:YES)、図6の説明として上述したようにユーザAによるユーザID並びにパスワードの入力、及びWebサーバ2aによる認証といった各種手続を経て、ユーザAのシステムへのログインを再開する(S302)。そして、ユーザAがログアウトした際に起動した上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)を中断する(S303)。
つぎに、カラオケ装置4内のメモリ40等に格納されているユーザ管理テーブル79(図6参照)にこのユーザAの情報を追加する(S304)。これにより、上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)のS202で予約テーブル78上において無効化(ゲストユーザ扱い)されていたユーザAのアカウントを有効とする。すなわち、予約テーブル78上においてユーザAのログアウトに伴いゲストユーザの予約コンテンツ扱いとなったユーザAの予約コンテンツが、ユーザAが再ログインすることで本来の予約ユーザであるユーザAの予約コンテンツとして復帰する。
ユーザ管理テーブル79にユーザAの情報を追加した後、予約テーブル78に沿ってコンテンツの再生を継続し(S305)、「再ログイン時予約データ復帰処理(第1実施形態)」を終了する。
図12は、上述の「再ログイン時予約データ復帰処理(第1実施形態)」(図9参照)における予約テーブル78及びユーザ管理テーブル79の推移の一例を模式的に示す説明図である。
図12(a)は、ユーザがログアウトする前の状態の予約テーブル78a、ユーザ管理テーブル79aを示す。ここでは、ユーザ管理テーブル79aに、ログイン中のユーザとして「Mike06」、「Alex」、「Joe」の3人のユーザのデータが登録されている。一方、予約テーブル78aには、ログイン中の各ユーザの予約コンテンツとして、コンテンツ番号「555」(予約ユーザ:Mike06)、「1234」(予約ユーザ:Joe)、「7777」(予約ユーザ:Mike06)、「2006」(予約ユーザ:Alex)、「5000」(予約ユーザ:Joe)のコンテンツが各ユーザのユーザID及びパスワード等と対応付けられて登録されている。
図12(b)は、図12(a)に示す状態から「Joe」がログアウトした場合の予約テーブル78b及びユーザ管理テーブル79bを示す。ここでは、ユーザ管理テーブル79bにおいて、「Joe」がログアウトしたことにより「Joe」のデータが削除されている(図8:S202に対応)。それに伴い、予約テーブル78b上では、「Joe」のアカウントに対応する予約コンテンツ「1234」及び「5000」について、「Joe」の予約扱いではなくゲストユーザの予約扱いになる(「Joe」のアカウントを無効化)。
図12(c)は、図12(b)に示す状態から、「Joe」がログアウトしている間に「555」及び「1234」のコンテンツの再生が終了(あるいは、中止)した後、「Joe」が再びログインした場合の予約テーブル78c及びユーザ管理テーブル79cを示す。ここでは、予約テーブル78cにおいて、再生が終了した「555」、「1234」のコンテンツの予約データは消失している。一方、ユーザ管理テーブル79cにおいて、「Joe」が再びログインしたことにより「Joe」のデータが追加されている(図9:S304に対応)。それに伴い、予約テーブル78b上では、「Joe」のアカウントに対応する予約コンテンツ「5000」について、ゲストユーザの予約扱いから「Joe」の予約扱いに復帰する(「Joe」のアカウントを有効化)。
以上、第1実施形態の「再ログイン時予約データ復帰処理」においては、一旦ログインしたユーザが再びログインした場合、再ログインした時点で予約テーブル78に残っている当該ユーザの予約コンテンツについて、ゲストユーザの予約扱いから当該ユーザの予約扱いに復帰させることを特徴としている。なお、ユーザがログアウトしている間に再生が終了して予約テーブル78から予約データが消失した当該ユーザの予約コンテンツについては、再ログイン後に予約テーブル78に復帰しない。
[再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)の説明]
図10は、カラオケ装置4の制御部12が実行する「再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の第1実施形態の処理(図9参照)と同様にユーザAのログアウトをトリガとして開始される。
ユーザAがログアウトした後、まず、予約テーブル78にユーザAの予約コンテンツが存在するか否かを判定する(S401)。ここで、ユーザAの予約コンテンツが存在しないと判定した場合(S401:NO)、そのまま「再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)」を終了する。
一方、ユーザAの予約コンテンツが存在すると判定した場合(S401:YES)、ユーザAがログアウトした時点の予約テーブル78の内容をコピーし、予約コンテンツ一覧80(図13(b)参照)としてメモリ40に保存する(S402)。
つづいて、リモコン端末5からユーザAのログイン要求を受信したか否かを判定する(S403)。ここで、ユーザAのログイン要求を受信していないと判定している間(S403:NO)、この処理を繰り返す。
そして、ユーザAのログイン要求を受信したと判定した場合(S403:YES)、図6の説明として上述したようにユーザAによるユーザID並びにパスワードの入力、及びWebサーバによる認証といった各種手続を経て、ユーザAのシステムへのログインを再開する(S404)。そして、ユーザAがログアウトした際に起動した上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)を中断する(S405)。
つぎに、カラオケ装置4内のメモリ40等に格納されているユーザ管理テーブル79(図6参照)にこのユーザAの情報を追加する(S406)。これにより、上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)のS202で予約テーブル78上において無効化(ゲストユーザ扱い)されていたユーザAのアカウントを有効とする。すなわち、予約テーブル78上においてユーザAのログアウトに伴いゲストユーザの予約コンテンツ扱いとなったユーザAの予約コンテンツが、ユーザAが再ログインすることで本来の予約ユーザであるユーザAの予約コンテンツとして復帰する。
つぎに、S407では、メモリ40に格納されている予約コンテンツ一覧80と予約テーブル78とを参照し、再生終了に伴い予約テーブル78から消失したユーザAの予約データに相当する予約データを予約コンテンツ一覧80から抽出する。
つづいて、予約テーブルに78に空容量があるか否かを判定する(S408)。ここで、予約テーブル78に空き容量がないと判定した場合(S408:NO)、すなわち、予約テーブル78内の予約データの件数が所定の最大件数である場合、コンテンツの再生終了に伴い予約テーブル78から予約データが削除される等して、予約テーブル78に空き容量ができるまでこの処理を繰り返す。
一方、予約テーブル78に空き容量があると判定した場合(S408:YES)、S407で予約コンテンツ一覧80から抽出した予約データのうち、最も予約順(あるいは、予約時刻でもよい)が早いものを、予約テーブル78の最下位に追加する(S409)。
つぎに、予約コンテンツ一覧80から抽出した予約データを全て予約テーブル78に追加したか否かを判定する(S410)。ここで、抽出した予約データを全て予約テーブル78に追加していないと判定した場合(S410:NO)、S408の処理へ戻る。
一方、抽出した予約データを全て予約テーブル78に追加したと判定した場合(S410:YES)、予約テーブル78に沿ってコンテンツの再生を継続し(S411)、「再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)」を終了する。
図13は、上述の「再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)」(図10参照)における予約テーブル78、ユーザ管理テーブル79及び予約コンテンツ一覧80の推移の一例を模式的に示す説明図である。なお、ユーザがログアウトする前の状態の予約テーブル78及びユーザ管理テーブル79については、図12(a)で示す予約テーブル78a及びユーザ管理テーブル79aと同様であるので、ここでの説明及び図示は省略する。
図13(b)は、図12(a)に示す状態から「Joe」がログアウトした場合の予約テーブル78d、ユーザ管理テーブル79d、及び予約コンテンツ一覧80dを示す。
ここでは、ユーザ管理テーブル79dにおいて、「Joe」がログアウトしたことにより「Joe」のデータが削除されている(図8:S202に相当)。それに伴い、予約テーブル78d上では、「Joe」のアカウントに対応する予約コンテンツ「1234」及び「5000」について、「Joe」の予約扱いではなくゲストユーザの予約扱いになる(「Joe」のアカウントを無効化)。
また、カラオケ装置4のメモリ40には、「Joe」がログアウトした時点での予約テーブルの内容をコピーしたデータである予約コンテンツ一覧80dが格納されている(図10:S402に相当)。
図13(c)は、図13(b)に示す状態から、「Joe」がログアウトしている間に「555」及び「1234」のコンテンツの再生が終了(あるいは、中止)した後、「Joe」が再びログインした場合の予約テーブル78e、ユーザ管理テーブル79e及び予約コンテンツ一覧80eを示す。ここでは、予約テーブル78eにおいて、再生が終了した「555」、「1234」のコンテンツの予約データは消失している。一方、ユーザ管理テーブル79eにおいて、「Joe」が再びログインしたことにより「Joe」のデータが追加されている(図10:S406に相当)。それに伴い、予約テーブル78e上では、「Joe」のアカウントに対応する予約コンテンツ「5000」は、ゲストユーザの予約扱いから「Joe」の予約扱いに復帰する(「Joe」のアカウントを有効化)。
さらに、予約コンテンツ一覧80eに含まれる「Joe」の予約コンテンツ(「1234」、「5000」)の予約データのうち、予約テーブル78eから消失している「1234」のコンテンツの予約データが抽出され(図10:S407に相当)、この抽出された予約データが予約テーブル78eの最下位に追加されている(図10:S409に相当)。
以上、第2実施形態の「再ログイン時予約データ復帰処理」においては、一旦ログインしたユーザが再びログインした場合、再ログインした時点で予約テーブル78に残っている当該ユーザの予約コンテンツについて、ゲストユーザの予約扱いから当該ユーザの予約扱いに復帰させる。さらに、ユーザがログアウトしている間に予約テーブル78から消失した当該ユーザの予約データをも予約テーブル78に復帰させることを特徴としている。
[再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)の説明]
図11は、カラオケ装置4の制御部12が実行する「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の第1,2実施形態の処理(図9,10参照)と同様に、ユーザAのログアウトをトリガとして開始される。
ユーザAがログアウトした後、まず、予約テーブル78にユーザAの予約コンテンツが存在するか否かを判定する(S501)。ここで、ユーザAの予約コンテンツが存在しないと判定した場合(S501:NO)、そのまま「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」を終了する。
一方、ユーザAの予約コンテンツが存在すると判定した場合(S501:YES)、ユーザAがログアウトした時点の予約テーブル78の内容をコピーし、予約コンテンツ一覧80(図14(b)参照)としてメモリ40に保存する(S502)。
なお、第3実施形態においては、予約テーブル78をコピーして予約コンテンツ一覧80として保存する際、図14(b)の予約コンテンツ一覧80fに示すように、各予約データに対してゲストフラグがセットされる。このゲストフラグは、予約データで示されるコンテンツが、特定のログインユーザの予約扱いで再生される(あるいは、再生された)か、ゲストユーザの予約扱いで再生される(あるいは、再生されたか)を示すためのフラグであり、前者の場合、ゲストフラグは「OFF」にセットされ、後者の場合、ゲストフラグは「ON」にセットされる。なお、ユーザAのログアウトに伴い予約コンテンツ一覧80が生成された時点では、ユーザAの予約データに対してゲストフラグが「ON」にセットされ、ログイン中の他のユーザの予約データに対してゲストフラグが「OFF」にセットされる。
ここで、第3実施形態に対応して、上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)に追加される処理について説明を補足する。
図8のS209において、予約テーブル78中の予約データに対応するユーザID及びニックネームを、ユーザA(ただし、ログアウト中なのでゲストユーザ扱い)からログイン中の他のユーザのものに更新した場合、予約コンテンツ一覧80内の当該コンテンツの予約データに対応するゲストフラグを「ON」から「OFF」へ変更する。一方、予約ユーザの変更が行われない場合、すなわち、当該コンテンツがゲストユーザの予約扱いとして再生される場合、ゲストフラグは「ON」のままで変更しない。
図11のフローチャートの説明に戻る。S503では、リモコン端末5からユーザAのログイン要求を受信したか否かを判定する。ここで、ユーザAのログイン要求を受信していないと判定している間(S503:NO)、この処理を繰り返す。
そして、ユーザAのログイン要求を受信したと判定した場合(S503:YES)、図6の説明として上述したようにユーザAによるユーザID並びにパスワードの入力、及びWebサーバによる認証といった各種手続を経てユーザAのシステムへのログインを再開する(S504)。そして、ユーザAがログアウトした際に起動した上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)を中断する(S505)。
つぎに、カラオケ装置4内のメモリ40等に格納されているユーザ管理テーブル79にこのユーザAの情報を追加する(S506)。これにより、上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)のS202で予約テーブル78上において無効化(ゲストユーザ扱い)されていたユーザAのアカウントを有効とする。すなわち、予約テーブル78上においてユーザAのログアウトに伴いゲストユーザの予約コンテンツ扱いとなったユーザAの予約コンテンツが、ユーザAが再ログインすることで本来の予約ユーザであるユーザAの予約コンテンツとして復帰する。
つぎに、S507では、メモリ40に格納されている予約コンテンツ一覧80と予約テーブル78とを参照し、再生終了に伴い予約テーブル78から消失したユーザAの予約データで、かつゲストフラグが「ON」にセットされている予約データ(ゲストユーザの予約扱い)を予約コンテンツ一覧80から抽出する。
つづいて、予約テーブルに78に空容量があるか否かを判定する(S508)。ここで、予約テーブル78に空き容量がないと判定した場合(S508:NO)、すなわち、予約テーブル78内の予約データの件数が所定の最大件数である場合、コンテンツの再生終了に伴い予約テーブル78から予約データが削除される等して、予約テーブル78に空き容量ができるまでこの処理を繰り返す。
一方、予約テーブル78に空き容量があると判定した場合(S508:YES)、S507で予約コンテンツ一覧80から抽出した予約データのうち、最も予約順(あるいは、予約時刻でもよい)が早いものを、予約テーブル78の最下位に追加する(S509)。
つぎに、予約コンテンツ一覧80から抽出した予約データを全て予約テーブル78に追加したか否かを判定する(S510)。ここで、抽出した予約データを全て予約テーブル78に追加していないと判定した場合(S510:NO)、S508の処理へ戻る。
一方、抽出した予約データを全て予約テーブル78に追加したと判定した場合(S510:YES)、予約テーブル78に沿ってコンテンツの再生を継続し(S511)、「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」を終了する。
図14,15は、上述の「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」(図11参照)における予約テーブル78、ユーザ管理テーブル79及び予約コンテンツ一覧80の推移の一例を模式的に示す説明図である。なお、ユーザがログアウトする前の状態の予約テーブル78及びユーザ管理テーブル79については、図12(a)で示す予約テーブル78a及びユーザ管理テーブル79aと同様であるので、ここでの説明及び図示は省略する。
図14(b)は、図12(a)に示す状態から「Joe」がログアウトした場合の予約テーブル78f、ユーザ管理テーブル79f、及び予約コンテンツ一覧80fを示す。
ここでは、ユーザ管理テーブル79fにおいて、「Joe」がログアウトしたことにより「Joe」のデータが削除されている(図8:S202に相当)。それに伴い、予約テーブル78f上では、「Joe」のアカウントに対応する予約コンテンツ「1234」及び「5000」について、「Joe」の予約扱いではなくゲストユーザの予約扱いになる(「Joe」のアカウントを無効化)。
また、カラオケ装置4のメモリ40には、「Joe」がログアウトした時点での予約テーブルの内容をコピーしたデータである予約コンテンツ一覧80fが格納されている(図11:S502に相当)。この予約コンテンツ一覧80fでは、ログアウトした「Joe」の予約データに対してはゲストフラグが「ON」にセットされており、ログイン中の「Mike06」及び「Alex」の予約データに対してはゲストフラグが「OFF」にセットされている。
つぎに、図14(b)に示す状態から、「Joe」のログアウト中において「555」のコンテンツが再生された後、更に「Joe」の予約コンテンツ「1234」が再生される際の、予約コンテンツ一覧80f内のゲストフラグの推移について説明する。
「1234」のコンテンツコンテンツが再生される際、上述の「予約ユーザ変更処理」(図8参照)において、このコンテンツの予約ユーザが変更されなかった場合(S208:NOに相当。図14(c−1)へ推移)、すなわち、「1234」のコンテンツがゲストユーザの予約扱いとして再生される場合、予約コンテンツ一覧80gに示すように「1234」のコンテンツのゲストフラグは「ON」のまま変更されない。
一方、「1234」のコンテンツが再生される際、上述の「予約ユーザ変更処理」において、このコンテンツの予約ユーザが「Joe」から他のユーザ(ここでは、「Mike06」又は「Alex」)に変更された場合(S208でYES〜S209に相当。図14(c−2)へ推移)、予約コンテンツ一覧80hに示すように「1234」のコンテンツのゲストフラグは「ON」から「OFF」へ変更される。
つづいて、図15(d−1),(d−2)はそれぞれ、「Joe」がログアウトしている間に「555」及び「1234」のコンテンツの再生が終了(あるいは、中止)した後、「Joe」が再びログインした場合の予約テーブル78i,78j、ユーザ管理テーブル79i,79j及び予約コンテンツ一覧80i,80jを示す。
図15(d−1)では、予約テーブル78iにおいて、再生が終了した「555」、「1234」のコンテンツの予約データは消失している。一方、ユーザ管理テーブル79iにおいて、「Joe」が再びログインしたことにより「Joe」のデータが追加されている(図11:S506に相当)。それに伴い、予約テーブル78i上では、「Joe」のアカウントに対応する予約コンテンツ「5000」は、ゲストユーザの予約扱いから「Joe」の予約扱いに復帰する(「Joe」のアカウントを有効化)。
さらに、予約コンテンツ一覧80iに含まれる「Joe」の予約コンテンツ(「1234」、「5000」)の予約データのうち、予約テーブル78iから消失している「1234」のコンテンツは、ゲストフラグが「ON」にセットされているので、このコンテンツの予約データが抽出され(図11:S507に相当)、この抽出された予約データが予約テーブル78iの最下位に追加されている(図11:S509に相当)。
一方、図15(d−2)では、予約コンテンツ一覧80jに含まれる「Joe」の予約コンテンツ(「1234」、「5000」)の予約データのうち、予約テーブル78jから消失している「1234」のコンテンツは、ゲストフラグが「OFF」にセットされている。この場合、この「1234」のコンテンツの予約データは、予約テーブル78jに追加されない。
以上、第3実施形態の「再ログイン時予約データ復帰処理」においては、一旦ログインしたユーザが再びログインした場合、再ログインした時点で予約テーブル78に残っている当該ユーザの予約コンテンツについて、ゲストユーザの予約扱いから当該ユーザの予約扱いに復帰させる。さらに、ユーザがログアウトしている間に予約テーブル78から消失した当該ユーザの予約データのうち、ゲストユーザの予約扱いとして再生されたコンテンツ(すなわち、ゲストフラグ「ON」のコンテンツ)の予約データのみを予約テーブル78に復帰させることを特徴としている。
このように、本来の予約ユーザがログアウト中に再生が終了し予約テーブル78から消失したコンテンツについて、予約ユーザの変更の有無によって予約データの予約テーブル78へ復帰の可否を判断するのは、下記のような観点によるものである。
ユーザAがログアウトした後、ユーザAの予約コンテンツの予約ユーザが他のユーザに変更された場合、例えば利用したコンテンツに対する特典の付与等といった付加的なサービスについても、このコンテンツの予約を引き継いだユーザが享受することがきる。このように、ユーザAの予約コンテンツが他のユーザによって引き継がれることで、当該コンテンツによって提供されるサービスがこのユーザよって積極的かつ十分に利用されたものと考えられる。
よって、予約ユーザが変更されたコンテンツについては、予約を引き継いだユーザによって積極的に利用されており、その役割を十分に果たしたとして、ユーザAの再ログイン後に予約テーブル78に敢えて復帰させなくともよいと考えられる。
一方、ユーザAがログアウトした後、ユーザAの予約コンテンツが他のユーザに引き継がれず、ゲストユーザの予約扱いとして再生されたり、あるいは再生が中止された場合、例えば利用したコンテンツに対する特典の付与等といった付加的なサービスについては、特定のユーザに付与されることはない。このように、ユーザAの予約コンテンツを他のユーザが引き継がなかった場合は、他のユーザがこのコンテンツの利用に消極的であったために、当該コンテンツによって提供されるサービスが他のユーザよって十分に利用されていないものと考えられる。
よって、予約ユーザが変更されずゲストユーザの予約扱いのまま再生されたり、再生が中止されたコンテンツについては、その役割を十分に果たしていないとして、ユーザAの再ログイン後に予約テーブル78に復帰させることで、このコンテンツに関するサービスをユーザAに対して提供できるようにすることが望ましい。
[効果]
上記実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、次のような効果を奏する。
グループでカラオケサービスを利用しているときに、グループの中のユーザAが中座するために他のメンバーに先駆けてログアウトした場合、ユーザAが予約したコンテンツに対して予約ユーザをユーザAからログイン中の他のユーザへ変更する(図8:S209に相当)ことができる。
よって、ユーザAによって予約されたコンテンツは、ユーザAのログアウト後であっても、これを引き継いだユーザによって有効に利用される。また、コンテンツの再生に伴う課金や特典の付与あるいは利用といった付加的なサービスについても、このコンテンツを引き継いだユーザに対して適切に行うことができる(請求項1に示す構成に対応する)。
また、ユーザAがログアウトした際、ユーザAが予約したコンテンツについては、一旦ゲストユーザの予約扱い(ユーザAのアカウントを無効化、図8:S202に相当)とするが、ユーザAが再びログインした場合には、ゲストユーザの予約扱いからユーザAの予約扱いに復帰させる(ユーザAのアカウント有効化、図9〜11:S304,S406,S506に相当)ことができる。これにより、ユーザAが再びログインしたときに、同じコンテンツの予約手続を繰り返す手間が必要なくなる(請求項2に示す構成に対応する)。
また、ユーザAのログアウト中において、他のユーザに引き継がれて再生されたり、再生を中止されたりしたユーザAの予約コンテンツについて、ユーザAが再びログインした際に、このコンテンツの予約データをユーザAの予約として予約テーブル78に復帰させる(図10,11:S407〜S409,S507〜S509に相当)ことができる。これにより、ユーザAのログアウト中に再生が終了又は再生を中止されるなどして予約が終了したコンテンツについても、同じコンテンツを再び予約する手続を繰り返すことなく、ユーザAに対応するコンテンツとして再生できる(請求項3に示す構成に対応する)。
なお、本実施形態のカラオケネットワークシステム1と、特許請求の範囲に記載した構成との対応は次のとおりである。
「予約ユーザ変更処理」(図8)におけるS202の処理が特許請求の範囲の属性情報無効化手段に相当し、S206の処理が変更受付手段に相当し、S209の処理が変更手段に相当する。
また、「再ログイン時予約データ復帰処理」(図9,10,11)におけるS304,S406,S506の各処理がそれぞれ属性情報有効化手段に相当する。
また、「再ログイン時予約データ復帰処理」(図10,11)におけるS402,S502の各処理がそれぞれ予約データテーブル保存手段に相当し、S407〜S409,S507〜S509の処理がそれぞれ予約データ追加手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態のカラオケネットワークシステム1は、ユーザがシステムにログインする際のユーザに対する認証を、インターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2やインターネット用ホストサーバ3で行うような構成であるが、個々のカラオケ装置においてユーザ認証用のデータを格納し、更にユーザに対する認証も行うような構成であってもよい。このような構成であれば、インターネット等のネットワークに接続されないスタンドアローンの環境で利用されるカラオケ装置であっても本発明を適用可能である。
インターネット200を利用したカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。 カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリモコン端末5のより具体的な構成を示すブロック図である。 リモコン端末5及びユーザ端末8によってユーザ登録を行う際の画面表示例を示す説明図である。 (a)は、ユーザ登録データベース2cの具体的内容を模式的に示す説明図であり、(b)は、個人用Webページデータベース2dの具体的内容を模式的に示す説明図である。 カラオケ装置4の制御部12が実行する「ログインユーザによるコンテンツ予約処理」のメイン処理の手順を示すフローチャートである。 リモコン端末5によってユーザがログインの手続を行う際の、リモコン端末5における画面表示例等を示す説明図である。 ログイン中のユーザがリモコン端末5を用いてカラオケの演奏楽曲の予約を行う際の、リモコン端末5の表示部58における画面表示例を示す説明図である。 「ログインユーザによるコンテンツ予約処理」におけるS106の「予約ユーザ変更処理」の手順を示すフローチャートである。 カラオケ装置4の制御部12が実行する「再ログイン時予約データ復帰処理(第1実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 カラオケ装置4の制御部12が実行する「再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 カラオケ装置4の制御部12が実行する「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」の手順を示すフローチャートである。 「再ログイン時予約データ復帰処理(第1実施形態)」における予約テーブル及びユーザ管理テーブルの推移の一例を模式的に示す説明図である。 「再ログイン時予約データ復帰処理(第2実施形態)」における予約テーブル、ユーザ管理テーブル及び予約コンテンツ一覧の推移の一例を模式的に示す説明図である。 「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」における予約テーブル、ユーザ管理テーブル及び予約コンテンツ一覧の推移の一例を模式的に示す説明図である。 「再ログイン時予約データ復帰処理(第3実施形態)」における予約テーブル、ユーザ管理テーブル及び予約コンテンツ一覧の推移の一例を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1…カラオケネットワークシステム、2…カラオケ用ホストサーバ、2a…Webサーバ、2b…データベース、3…インターネット用ホストサーバ、3a…Webサーバ、4…カラオケ装置、5…リモコン端末、6…携帯電話、7…パーソナルコンピュータ(パソコン)、8…ユーザ端末、12…制御部、14…インタフェース部、16…ハードディスク(HDD)、18…操作部、20…赤外線通信部、22…操作処理部、24…音声制御部、26…マイクロフォン、28…スピーカ、30…MIDI音源、32…ビデオRAM、34…映像再生部、36…モニタ、38…映像制御部、40…メモリ、52…制御部、54…赤外線通信部、56…メモリ、58…表示部、60…操作部、62…操作処理部、64…ビデオRAM、66…映像制御部、68…無線LAN通信部、100…LAN、110…アクセスポイント、120,140…ルータ、130…POSサーバ、200…インターネット。

Claims (3)

  1. 複数のユーザによるログインを並行して受け付け可能に構成され、ログイン中のユーザから受け付けたコンテンツの再生の予約手続に基づき、当該ユーザから予約されたコンテンツの予約データと、当該コンテンツを予約したユーザの識別に関する属性情報とを対応付けて順次予約データテーブルに登録し、この予約データテーブルに基づいて前記予約データに対応するコンテンツの再生を行い、更に当該コンテンツに対応する前記属性情報に基づいて当該コンテンツを予約したユーザとの取引に関する所定の情報処理を実行するカラオケ装置であって、
    ログイン中の任意のユーザがログアウトした場合、当該ユーザが予約した未再生のコンテンツに対応する前記属性情報を他のユーザの識別に関する属性情報へ変更するためのユーザからの指示を受け付ける変更受付手段と、
    前記変更受付手段によって受け付けた指示に応じて前記属性情報を変更する変更手段とを備えること
    を特徴とするカラオケ装置。
  2. 請求項1に記載のカラオケ装置において、
    ログイン中の任意のユーザがログアウトした場合、当該ユーザの識別に関する前記属性情報を無効化する属性情報無効化手段と、
    当該ユーザが再びログインした場合、前記属性情報無効化手段によって無効化された当該ユーザの識別に関する前記属性情報を再び有効化する属性情報有効化手段とを更に備え、
    前記変更受付手段は、前記属性情報無効化手段によって無効化された前記属性情報に対応するコンテンツの再生開始時期になったときに、前記変更受付手段によって前記属性情報を変更するための指示を受け付けること
    を特徴とするカラオケ装置。
  3. 請求項2に記載のカラオケ装置において、
    ログイン中の任意のユーザがログアウトした場合、当該ユーザがログアウトした時点における前記予約データテーブルを複写し保存する予約データテーブル保存手段と、
    当該ユーザが再びログインした場合、前記予約データ保存手段によって保存された予約テーブルから、当該ユーザが予約したコンテンツのうち当該ユーザのログアウトから再ログインまでの間に再生が終了又は再生を中止されたコンテンツの予約データ抽出し、この抽出した予約データを当該ユーザの識別に関する属性情報に対応付けて前記予約データテーブルへ追加する予約データ追加手段とを更に備えること
    を特徴とするカラオケ装置。
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