JP2007321728A - スクロール部材およびそれを用いたスクロール流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一端面にラップ高さ変化部を有する渦巻き状ラップが成形される端板の他端面に、凹部を鍛造により同時に成形したとしても、金型の寿命低下や破損あるいは凹部にヒケが発生しない、スクロール部材およびそれを用いたスクロール流体機械を提供することを目的とする。
【解決手段】 鍛造によって、端板33Aの一端面にその軸線L方向に沿って立設される渦巻き状ラップ33Bが成形されるとともに、前記端板33Aの他端面に前記軸線L方向に沿う凹部(リング穴33K)が成形されるスクロール部材33において、前記凹部(リング穴33K)は、前記渦巻き状ラップ33Bの軸線L方向高さが変化するラップ高さ変化部33Mが前記軸線L方向に見て前記他端面上に投影された位置を避けて配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スクロール圧縮機、スクロールポンプ、スクロール膨張機等のスクロール流体機械に適用されるスクロール部材およびそれを用いたスクロール流体機械に関するものである。
スクロール流体機械では、端板の一端面上に、その軸線方向に沿って立設された渦巻き状ラップを有する一対の固定スクロール部材および旋回スクロール部材が用いられる。これらのスクロール部材には、特に、渦巻き状ラップの内周端の根元部に高圧圧力による大きな繰り返し応力が作用するため、この応力により渦巻き状ラップが破損しないよう高い強度が求められる。そこで、軽量化を目的としたアルミニウム合金製のスクロール部材においては、強度アップ対策の1つとして、スクロール部材の鍛造成形化が進められている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開平11−285774号公報 特開2000−320477号公報
ところで、スクロール流体機械の旋回スクロール部材においては、渦巻き状ラップが立設される端板の一端面には、渦巻き状ラップのラップエンドやラップボトム面に設けられる段部等によって、軸線方向高さが大きく変化するラップ高さ変化部が形成される一方、同端板の他端面には、旋回スクロール部材の自転を阻止するオルダムリング機構やピンリング機構等の自転阻止機構を設置するためのキー溝やピン穴またはリング穴等の凹部が形成されるものがある。
このような構成の旋回スクロール部材を鍛造により成形する場合、端板の一端面に形成されるラップ高さ変化部と他端面に設けられる凹部との相対位置によっては、その成形金型が、ラップ高さ変化部に向って流れる鍛造素材の塑性流動を阻害するおそれがある。この際には、特に、ラップ高さ変化部を成形する金型に素材流動による大きな応力が作用することとなり、これが金型の寿命低下や破損の原因となる問題がある。さらに、ラップ高さ変化部に向う素材流動に凹部部分の素材が引っ張られることにより、凹部にヒケが発生することがある。
そこで、上記のようなトラブルを回避するため、旋回スクロール部材を鍛造成形した後に、凹部を別途切削加工することによって形成することが行われているが、この場合、鍛造成形後に切削加工する素材取り代が多くなり、加工工数が増えるとともに、鍛造素材の投入量が増大することとなる。従って、スクロール部材の製造コストが高くなることは避けられなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、一端面にラップ高さ変化部を有する渦巻き状ラップが成形される端板の他端面に、凹部を鍛造により同時に成形したとしても、金型の寿命低下や破損あるいは凹部にヒケが発生しない、スクロール部材およびそれを用いたスクロール流体機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のスクロール部材およびそれを用いたスクロール流体機械は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるスクロール部材は、鍛造によって、端板の一端面にその軸線方向に沿って立設される渦巻き状ラップが成形されるとともに、前記端板の他端面に前記軸線方向に沿う凹部が成形されるスクロール部材において、前記凹部は、前記渦巻き状ラップの軸線方向高さが変化するラップ高さ変化部が前記軸線方向に見て前記他端面上に投影された位置を避けて配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、端板の一端面に形成されるラップ高さ変化部に対して、他端面に形成される凹部がラップ高さ変化部の位置を避けて配置されているので、鍛造成形時に、凹部を成形する金型が、ラップ高さ変化部に向う鍛造素材の塑性流動を妨げることはなく、素材が流動するための十分な流路を確保することができる。従って、鍛造により凹部を同時成形したとしても、ラップ高さ変化部を成形する金型に作用する素材流動による応力を低減することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上記のスクロール部材において、前記凹部は、前記ラップ高さ変化部に対して周方向に位置をずらせて配置されることを特徴とする。
本発明によれば、凹部が、ラップ高さ変化部に対して周方向に位置をずらせて配置されているので、凹部部分の素材がラップ高さ変化部に向う素材流動に引っ張られて凹部内にヒケが発生するのを防止することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上述のいずれかのスクロール部材において、前記ラップ高さ変化部が、前記渦巻き状ラップのラップエンド部であることを特徴とする。
上記のスクロール部材を鍛造で成形すると、渦巻き状ラップのラップエンド部側のラップ体積が大きいため、鍛造素材内での素材流動は渦巻き状ラップのラップエンド部側に向う流れが支配的となる。
本発明によれば、スクロール部材において軸線方向高さの変化が最も大きい渦巻き状ラップのラップエンド部の位置に対して、凹部が位置をずらせて配置されているので、ラップ高さ変化部に向う素材流動に起因する凹部におけるヒケ発生を確実に防止することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上述のいずれかのスクロール部材において、前記ラップ高さ変化部が、前記渦巻き状ラップのボトム面に設けられる段部であることを特徴とする。
本発明によれば、端板の一端面側における渦巻き状ラップのボトム面に設けられる段部の位置に対して、凹部が位置をずらせて配置されているので、凹部を成形する金型が、段部を成形する金型と共にラップ高さ変化部に向う素材流動の抵抗となることはなく、段部を成形する金型に対する素材流動による応力を低減することができる。
さらに、スクロール部材において軸線方向高さの変化が最も大きい渦巻き状ラップのラップエンド部の位置に対して、凹部が位置をずらせて配置されることにより、凹部におけるヒケの発生をも防止することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上述のいずれかのスクロール部材において、前記凹部が、自転阻止機構用凹部であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のスクロール部材。
本発明によれば、上述のように、金型に対する応力を低減できるとともに、凹部におけるヒケ発生を防止できるため、端板の他端面に軸線方向に沿う自転阻止機構用凹部を鍛造により渦巻き状ラップと同時に成形することが可能となる。従って、鍛造成形後に自転阻止機構用凹部を切削加工する際の素材取り代を最小限となし、加工工数を低減することができるとともに、鍛造時に投入する素材量を減少することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上記のスクロール部材において、前記自転阻止機構用凹部が、ピンリング機構用ピン穴またはリング穴であることを特徴とする。
本発明によれば、自転阻止機構であるピンリング機構のピン穴またはリング穴を鍛造により成形できるため、鍛造成形後にピン穴またはリング穴を加工するための素材取り代を最小限となし、加工工数を低減することができる。なお、ピンリング機構の場合、ピン穴またはリング穴のいずれか一方がスクロール部材側に設けられることとなる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上記のスクロール部材において、前記自転阻止機構用凹部が、オルダムリング機構用キー溝であることを特徴とする。
本発明によれば、自転阻止機構であるオルダムリング機構用キー溝を鍛造により成形できるため、鍛造成形後にオルダムリング機構用キー溝を加工するための素材取り代を最小限となし、加工工数を低減することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上述のいずれかのスクロール部材において、前記凹部が、前記ラップ高さ変化部に対して前記周方向に少なくとも30度以上ずらせた位置に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、凹部をラップ高さ変化部に対して周方向に少なくとも30度以上ずらせた位置に設けているため、ラップ高さ変化部を成形する金型に対する素材流動による応力および凹部におけるヒケ発生の要因となる凹部付近での素材流動を許容範囲内に抑制することができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上記のスクロール部材において、前記ピンリング機構用ピン穴またはリング穴が、前記渦巻き状ラップのラップエンド部に対して、前記周方向に少なくとも45度ずらされた位置に設けられることを特徴とする。
ピンリング機構を自転阻止機構とする場合、ピンリング機構を周方向に3ないし4箇所設けるのが一般的である。本発明によれば、このピンリング機構用ピン穴またはリング穴に対して、渦巻き状ラップのラップエンド部が周方向に少なくとも45度ずれた位置に設けられるため、両者の位置のずれ量を最大とすることができる。従って、ラップ高さ変化部を成形する金型に対する応力低減および凹部におけるヒケ発生防止の効果を可及的に高めることができる。
さらに、本発明のスクロール部材は、上記のスクロール部材において、前記オルダムリング機構用キー溝が、前記渦巻き状ラップのラップエンド部に対して、前記周方向に90度ずらせた位置に設けられることを特徴とする。
オルダムリング機構用キー溝は、スクロール部材の中心を挟んで対称の位置に一対設けられる。本発明によれば、この一対のオルダムリング機構用キー溝に対して、渦巻き状ラップのラップエンド部が周方向に90度ずれた位置に設けられるため、両者の位置のずれ量を最大とすることができる。従って、ラップ高さ変化部を成形する金型に対する応力低減および凹部におけるヒケ発生防止の効果を可及的に高めることができる。
また、本発明にかかるスクロール流体機械は、上述のいずれかのスクロール部材を用いて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、上記のように鍛造により成形された強度の高いスクロール部材を用いてスクロール流体機械を構成することができるため、信頼性の高いスクロール流体機械を提供することができる。また、スクロール部材の鍛造成形に際し、投入する鍛造素材量および鍛造成形後の加工工数を低減することにより、スクロール部材の製造コストを低減できるため、スクロール流体機械のコストダウンを実現することができる。
さらに、本発明のスクロール流体機械は、上記のスクロール流体機械において、前記スクロール部材が、旋回スクロール部材であることを特徴とする。
本発明によれば、自転阻止機構用凹部を有し、外部より動力を得て公転旋回駆動される旋回スクロール部材に、鍛造成形された軽量で強度の高い旋回スクロール部材を用いることができるので、信頼性の向上とともに、省動力化を図ることができる。
本発明によれば、渦巻き状ラップを成形する端板の他端面に鍛造により凹部を同時に成形しても、渦巻き状ラップのラップ高さ変化部を成形する金型に作用する鍛造素材の流動による応力を低減することができるため、スクロール部材を成形する金型の寿命低下や破損を防止することができる。
また、渦巻き状ラップのラップ高さ変化部に対して、凹部をずらせた位置に配置しているため、ラップ高さ変化部に向う素材の流動に凹部部分の素材が引っ張られることによる凹部のヒケ発生を防止することができる。
また、端板の他端面に凹部を鍛造により同時成形できるうえに、成形時のヒケ発生をも防止できることから、鍛造成形後の切削加工による素材取り代を最小限として加工工数を低減することができるとともに、鍛造時に投入する素材量を低減することができる。従って、スクロール部材の製造コストを低減することができる。
また、本発明によれば、鍛造により成形された、低コストで強度の高いスクロール部材を用いてスクロール流体機械を構成することができるため、低コストで信頼性の高いスクロール流体機械を提供することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかるスクロール圧縮機1の縦断面図が示されている。
スクロール圧縮機1は、フロントハウジング5とリアハウジング7とから構成され、これらをボルト9により一体的に締め付け固定したハウジング3を有する。
フロントハウジング5の内部には、クランク軸11がメイン軸受13およびサブ軸受15を介して軸線L回りに回転自在に支持されている。クランク軸11の一端側(図において左側)は小径軸部11Aとされ、この小径軸部11Aは、フロントハウジング5を貫通して図の左側に突出されている。小径軸部11Aの突出部には、電磁クラッチ17が装着され、フロントハウジング5の一端側の小径ボス部5Aの外周に軸受19を介して回転自在に設けられているプーリー21との間で動力が断続されるようになっている。プーリー21には、図示されていないエンジン等の駆動源からVベルト等を介して動力が伝達されることとなる。なお、メイン軸受13とサブ軸受15との間には、メカニカルシール(リップシール)23が設置されており、これによってハウジング3内と大気との間を気密にシールしている。
クランク軸11の他端側(図において右側)には、大径軸部11Bが設けられ、さらにこの大径軸部11Bには、クランク軸11の軸線Lより所定寸法だけ偏心した状態で偏心ピン11Cが一体に設けられる。このクランク軸11の大径軸部11Bおよび小径軸部11Aが、それぞれメイン軸受13およびサブ軸受15を介してフロントハウジング5に回転自在に支持される。そして、偏心ピン11Cには、ドライブブッシュ25、ドライブ軸受27を介して後述する旋回スクロール部材33が連結され、クランク軸11が回転されることにより、旋回スクロール部材33が旋回駆動されるようになっている。
ドライブブッシュ25には、旋回スクロール部材33が旋回駆動されることにより生じるアンバランス荷重を除去するためのバランスウェイト25Aが形成され、旋回スクロール部材33の旋回駆動と共に旋回されるようになっている。
ハウジング3の内部には、スクロール圧縮機構29を構成する一対の固定スクロール部材31と旋回スクロール部材33が組み込まれる。固定スクロール部材31は、端板31Aと該端板31Aから立設された渦巻き状ラップ31Bとから構成され、一方、旋回スクロール部材33は、端板33Aと該端板33Aから立設された渦巻き状ラップ33Bとから構成される。
固定スクロール部材31および旋回スクロール部材33は、図2に示すように、それぞれ渦巻き状ラップ31B,33Bの先端面31C,33Cとボトム面31D,33Dの渦巻き方向に沿う所定位置に、それぞれ段部31E,31Fおよび33E,33Fを備えている。この段部31E,31Fおよび33E,33Fを境に、ラップ先端面31C,33Cにおいては、外周側の先端面31G,33Gが高く、内周側の先端面31H,33Hが低くされている。また、ボトム面31D,33Dにおいては、外周側のボトム面31I,33Iが低く、内周側のボトム面31J,33Jが高くされている。これによって、渦巻き状ラップ31B,33Bは、その外周側におけるラップ高さが内周側のラップ高さよりも高くされる。
上記の固定スクロール部材31と旋回スクロール部材33は、図1に示されるように、各々の中心を旋回半径分だけ離すとともに、渦巻き状ラップ31B,33B同士が180度位相をずらせて噛み合わせた状態で組み込まれる。これによって、両スクロール部材31,33間には、端板31A,33Aと渦巻き状ラップ31B,33Bとにより限界された一対の圧縮室35がスクロールの中心に対して対称に形成されることとなる。圧縮室35は、その軸線L方向高さが渦巻き状ラップ31B,33Bの外周側において内周側の高さよりも高くされ、周方向およびラップ高さ方向に圧縮ができる三次元圧縮が可能な圧縮機構が構成される。
固定スクロール部材31は、リアハウジング7の内面にボルト37により固定設置される。旋回スクロール部材33は、端板33Aの背面に設けられているボス部に、上述のとおりクランク軸11の一端側に設けられている偏心ピン11Cが、ドライブブッシュ25および軸受27を介して嵌め込まれることによりクランク軸11に連結される。
また、旋回スクロール部材33は、フロントハウジング5に形成されているスラスト受け面5Bに端板33Aの背面が支持されており、このスラスト受け面5Bと旋回スクロール部材33の背面との間に介装される自転阻止用ピンリング機構39により、旋回スクロール部材33は、自転を阻止されながら固定スクロール部材31に対して公転旋回駆動されるよう構成される。
この自転阻止用ピンリング機構39を設置するため、旋回スクロール部材33の端板33Aの背面およびスラスト受け面5Bの一方にピン39Aを立てるピン穴、他方にリング39Bを嵌合するリング穴が設けられる。本実施形態では、スラスト受け面5Bにピン39Aを立てるピン穴5Cが設けられ、旋回スクロール部材33にリング39Bを嵌めるリング穴33Kが設けられている。
なお、これらのピン穴5Cおよびリング穴33Kは、周方向に複数箇所、一般的には3ないし4箇所(本実施形態では4箇所)設けられる。
さらに、固定スクロール部材31の端板31Aの中央部には、圧縮された冷媒ガスを吐出する吐出ポート31Cが開口されており、該吐出ポート31Cには、端板31Aにリテーナ41を介して取り付けられる吐出リード弁43が設けられる。固定スクロール部材31の端板31Aの背面には、リアハウジング7の内面に密接されるようOリング等のシール部材45が設置され、リアハウジング7との間でハウジング3の内部空間から区画された吐出チャンバー47が形成される。これにより、吐出チャンバー47を除くハウジング3の内部空間が、吸入チャンバー49として機能するよう構成される。
吸入チャンバー49には、フロントハウジング5に設けられている吸入口(図示せず)を介して冷凍サイクルから戻ってくる冷媒ガスが吸入され、この吸入チャンバー49を経て固定スクロール部材31と旋回スクロール部材33間に形成される圧縮室35に冷媒ガスが吸い込まれるようになる。なお、フロントハウジング5とリアハウジング7との間の接合面には、Oリング等のシール部材51が設置され、ハウジング3内の吸入チャンバー47を大気から気密にシールしている。
上記の説明から明らかなように、旋回スクロール部材33には、その端板33Aの一端面に渦巻き状ラップ33Bが設けられ、他端面に自転阻止用ピンリング機構39のリング39Bが嵌合されるリング穴33Kが設けられることとなる。また、渦巻き状ラップ33Bには、ラップエンド部33Lや段部33E,33F等のような軸線L方向高さが変化するラップ高さ変化部33M(33L,33E,33F)が形成されることとなる。
図3には、このリング穴33Kとラップ高さ変化部33M(33L,33E,33F)の平面上の配置関係が示されている。
図3から明らかなように、リング穴33Kは、ラップ高さ変化部33Mが軸線L方向に見て端板33Aの他端面上に投影された位置を避けて配置される。具体的には、リング穴33Kは、ラップ高さ変化部33Mの位置に対して周方向にずれた位置に配置される。このリング穴33Kの周方向へのずれ量をθとしたとき、θは、ラップ高さ変化部33Mの位置を基準に周方向に少なくとも±30度以上とされる。本実施形態では、リング穴33Kが周方向に4箇所設けられているため、ずれ量θは45度とされている。なお、ずれ量θは、後述する理由から、できる限り大きい方が望ましく、本実施形態では、ずれ量θを最大の45度に設定している。
以上のように構成されたスクロール圧縮機は、以下のように動作する。
外部駆動源からプーリー21に伝達された回転駆動力を、電磁クラッチ17を介してクランク軸11に伝達し、クランク軸11を回転すると、クランク軸11の偏心ピン11Cにドライブブッシュ25および軸受27を介して連結されている旋回スクロール部材33が、ピンリング機構39により自転を阻止されながら、固定スクロール部材31に対して公転旋回駆動される。
この旋回スクロール部材33の公転旋回駆動により、半径方向最外方に形成される圧縮室35内に、吸入チャンバー49内の冷媒ガスが吸い込まれる。圧縮室35は、所定の旋回角位置で吸入締め切りされた後、その容積が周方向およびラップ高さ方向に減少されながら中心側へと移動される。この間に冷媒ガスは圧縮され、当該圧縮室35が吐出ポート31Cに連通する位置に達すると、吐出リード弁43が押し開かれて圧縮されたガスは吐出チャンバー47内に吐き出され、この圧縮冷媒ガスは、吐出チャンバー47を経て圧縮機外へと吐出される。
しかして、上記旋回スクロール部材33には、軽量化のためにアルミニウム合金が用いられ、かつ高強度を確保するために鍛造成形品が用いられる。
また、鍛造により成形される旋回スクロール部材33は、鍛造成形後に、所要箇所を切削加工して製造されるが、切削加工時の素材取り代をできる限り少なくして、成形後の加工工数を減らすとともに、鍛造素材の量を低減することが望まれる。
ここで、上記旋回スクロール部材33の鍛造成形について、図4を参照して説明する。
まず、旋回スクロール部材33の鍛造素材(例えば、A403)33Sが、鍛造金型61内の素材セット空間63内に投入セットされる(図4(A)参照)。この鍛造素材33Sに対して、成形パンチ65を素材セット空間63内に進入させ、圧縮力を加えていく(図4(B)参照)。これによって、鍛造素材33Sは、塑性流動され、鍛造金型61の成形型内に流動することによって、目的とする製品、すなわち旋回スクロール部材33が鍛造成形される(図4(C)参照)。
この際、鍛造素材33Sの塑性流動は、図3に示すように、スクロール中心と渦巻き状ラップ33Bのラップエンド部33Lとを結ぶ中心線Y−Yに対して、ラップエンド部33L側のラップ体積が大きいため、ラップエンド部33L側に向う流れが支配的となる。この素材流動により、ラップボトム面33Dの段部33Fを成形する成形型61Aに応力が発生することになる。
特に、旋回スクロール部材33の端板33Aの背面側である他端面に、ピンリング機構39用のリング穴33Kとなる凹部33Nを鍛造により同時に成形すると、凹部33Nの位置によっては、図4(D)に示すように、鍛造素材33Sが流動するための流路が極端に狭くなり、成形型61Aに作用する応力が過大となって、鍛造金型61の寿命低下あるいは破損をもたらすこととなる。
また、この際、渦巻き状ラップ33Bのラップエンド部33L側に向う鍛造素材33Sの流動により凹部33N部分の素材が引っ張られることになるため、凹部33Nにヒケ33Pが発生することがある。
本実施形態では、図3に示したように、リング穴33Kをラップ高さ変化部33M(33L,33E,33F)が軸線方向に見て端板33Aの他端面に投影された位置から避けた位置、すなわちラップ高さ変化部33Mの配置位置から周方向に45度ずれた位置に配置しているため、図4(C)から明らかなように、鍛造素材33Sが流動する流路が、図4(D)に示すように極端に狭くなることはなく、鍛造素材33Sが流動するための十分な流路を確保することができる。
従って、成形型61Aに対する過大な応力の負荷を防止することができるとともに、凹部33Nにおけるヒケ33Pの発生をも防止することができる。
従って、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
渦巻き状ラップ33Bを成形する端板33Aの他端面に鍛造によってリング穴33Kを同時成形した場合でも、リング穴33Kをラップ高さ変化部33M(33L,33E,33F)の位置に対して避けた位置に配置しているので、ラップボトル面33Dの段部33Fを成形する成形型61Aに作用する素材流動による応力を低減することができる。従って、スクロール部材を成形する鍛造金型61の寿命低下や破損を防止することができる。
また、ラップ高さ変化部33Mに対してリング穴33Kを周方向にずらせた位置に配置しているため、ラップエンド部33L側に向う素材流れにリング穴33Kとなる凹部33N部分の素材が引っ張られることによって、凹部33Nにヒケ33Pが発生するのを防止することができる。
特に、リング穴33Kをラップ高さ変化部33Mに対して周方向に少なくとも30度以上ずらせた位置に配置することによって、成形型61Aに作用する応力およびヒケ33Pの発生要因となる凹部33N付近での素材流動を許容範囲内に抑制し、鍛造金型61の寿命低下や破損ならびにヒケ33Pの発生を確実に防止することができる。
また、上記ピンリング機構39は、周方向に3〜4箇所設置するのが一般的である。従って、リング穴33Kをラップ高さ変化部33Mに対して周方向に少なくとも45度ずらせた位置に配置することにより、ずれ量θを最大とすることができる。これによって、上記の応力低減効果およびヒケ発生防止効果を可及的に高めることができる。
また、一端面に渦巻き状ラップ33Bを有する端板33Aの他端面にリング穴33Kを鍛造により同時成形しても、上記の如くヒケ33Pの発生を防止できるため、鍛造成形後にリング穴33Kを切削加工する際の素材取り代を最小限とすることが可能となる。これによって、鍛造成形後の加工工数を低減することができるとともに、鍛造素材33Sの量を低減することができるため、旋回スクロール部材33の製造コストを低減することができる。
また、上記のように鍛造により成形された低コストで強度の高い旋回スクロール部材33を用いてスクロール圧縮機1を構成することができるため、低コストで信頼性の高いスクロール圧縮機1を提供することができる。特に、外部から動力を得て自転阻止機構により公転旋回駆動される旋回スクロール部材33に、鍛造により成形された軽量で強度の高い旋回スクロール部材33を用いることによって、信頼性の向上とともに、省動力化を図ることもできる。
なお、本実施形態においては、旋回スクロール部材33にピンリング機構39のリング穴33Kを設けた例について説明したが、旋回スクロール部材33にピンリング機構39のピン穴を設けた構成としても同様の作用効果が得られる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、第1実施形態に対して、自転阻止機構の構成が異なるのみである。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態は、自転阻止機構としてピンリング機構に代え、公知のオルダムリング機構を採用したものであり、この場合、フロントハウジング5のスラスト受け面5Bと旋回スクロール部材33の背面である他端面とに、互いに直交するキー溝33Qが設けられ、このキー溝33Qに図示省略のオルダムリング側のキーが嵌合されることとなる。
キー溝33Qは、旋回スクロール部材33側では、図5に示されるように、スクロール中心を挟んで対称位置に一対設けられる。
そして、このキー溝33Qは、第1実施形態で示したリング穴33Kまたはピン穴5Cと同様に、渦巻き状ラップ33Bのラップ高さ変化部33Mの位置に対して軸線方向に見て端面上に投影された位置を避けて配置される。具体的には、ラップ高さ変化部33Mに対して周方向に少なくとも30度以上ずらせた位置に配置される。本実施形態では、キー溝33Qが旋回スクロール部材33の中心を挟んで対称位置に一対設けられるので、周方向に90度ずらせた位置にキー溝33Qを配置している。
このキー溝33Qは、旋回スクロール部材33を鍛造成形する際に、端板33Aの一端面に成形される渦巻き状ラップ33B等と共に端板33Aの他端面に同時に成形されることは、上記した第1実施形態と同様であり、これによって、第1実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
なお、上記実施形態では、本発明をスクロール圧縮機の旋回スクロール部材に適用した例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、固定スクロール部材にも同様に適用できるほか、スクロールポンプやスクロール膨張機等、他のスクロール流体機械およびそれに用いるスクロール部材にも同様に適用することができる。
本発明の第1実施形態にかかるスクロール圧縮機の縦断面図である。 図1に示したスクロール圧縮機用の固定スクロール部材(A)と旋回スクロール部材(B)の外観斜視図である。 図2に示した旋回スクロール部材の平面図である。 図2に示した旋回スクロール部材の鍛造による成形工程図である。 本発明の第2実施形態にかかる旋回スクロール部材の平面図である。
符号の説明
1 スクロール圧縮機
5C ピン穴(凹部)
33 旋回スクロール部材
33A 端板
33B 渦巻き状ラップ
33D ラップボトム面
33F 段部
33K リング穴(凹部)
33L ラップエンド部
33M ラップ高さ変化部
33Q キー溝(凹部)
39 ピンリング機構
θ ずれ量

Claims (12)

  1. 鍛造によって、端板の一端面にその軸線方向に沿って立設される渦巻き状ラップが成形されるとともに、前記端板の他端面に前記軸線方向に沿う凹部が成形されるスクロール部材において、
    前記凹部は、前記渦巻き状ラップの軸線方向高さが変化するラップ高さ変化部が前記軸線方向に見て前記他端面上に投影された位置を避けて配置されていることを特徴とするスクロール部材。
  2. 前記凹部は、前記ラップ高さ変化部に対して周方向に位置をずらせて配置されることを特徴とする請求項1に記載のスクロール部材。
  3. 前記ラップ高さ変化部が、前記渦巻き状ラップのラップエンド部であることを特徴とする請求項1または2に記載のスクロール部材。
  4. 前記ラップ高さ変化部が、前記渦巻き状ラップのボトム面に設けられる段部であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスクロール部材。
  5. 前記凹部が、自転阻止機構用凹部であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のスクロール部材。
  6. 前記自転阻止機構用凹部が、ピンリング機構用ピン穴またはリング穴であることを特徴とする請求項5に記載のスクロール部材。
  7. 前記自転阻止機構用凹部が、オルダムリング機構用キー溝であることを特徴とする請求項5に記載のスクロール部材。
  8. 前記凹部が、前記ラップ高さ変化部に対して前記周方向に少なくとも30度以上ずらせた位置に設けられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のスクロール部材。
  9. 前記ピンリング機構用ピン穴またはリング穴が、前記渦巻き状ラップのラップエンド部に対して、前記周方向に少なくとも45度ずらされた位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載のスクロール部材。
  10. 前記オルダムリング機構用キー溝が、前記渦巻き状ラップのラップエンド部に対して、前記周方向に90度ずらせた位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載のスクロール部材。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のスクロール部材を用いて構成されることを特徴とするスクロール流体機械。
  12. 前記スクロール部材が、旋回スクロール部材であることを特徴とする請求項11に記載のスクロール流体機械。

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