JP2007321646A - スクロール式流体機械 - Google Patents

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俊介 森
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Abstract

【課題】 自転防止機構によって旋回スクロールを固定スクロールに押付けることにより、旋回スクロールを小さな摺動抵抗で適切な軸方向位置に保持する。
【解決手段】 ケーシング1には、固定スクロール2と旋回スクロール4とを設け、ケーシング1と旋回スクロール4の背面側との間には、旋回スクロール4の自転を防止する自転防止機構17を設ける。また、自転防止機構17の背面側には背圧室20を設け、この背圧室20に圧力を導入することにより、自転防止機構17を介して旋回スクロール4を固定スクロール2に押付ける。これにより、旋回スクロール4を、圧縮室5内の圧力に抗して適切な軸方向位置に保持することができ、例えば旋回スクロール4の背面に荷重を受ける部品等を摺接させなくてもよいから、円滑な旋回運動を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば空気圧縮機、真空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に関する。
一般に、スクロール式流体機械としては、例えばモータ等の駆動源によって旋回スクロールを固定スクロールに対して旋回運動させ、空気等を圧縮するようにしたスクロール式圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−126161号公報
この種の従来技術によるスクロール式圧縮機は、略筒状に形成されたケーシングと、該ケーシングに設けられ、鏡板の表面に渦巻状のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールと対向してケーシング内に設けられ、鏡板の表面に渦巻状のラップ部が立設された旋回スクロールとを備えている。
ここで、固定スクロールのラップ部と旋回スクロールのラップ部とは、互いに重なり合うことによって複数の圧縮室を画成している。また、ケーシングには、先端側が所定の寸法だけ径方向に偏心した回転軸が設けられ、この回転軸の先端側は、軸受等を介して旋回スクロールの背面側に回転可能に連結されている。
また、旋回スクロールの背面側には、ケーシングとの間に位置して複数個の自転防止機構が設けられ、これらの自転防止機構は、旋回スクロールが旋回運動を行うときに、その自転を防止する構成となっている。そして、圧縮機の運転時には、駆動源によって回転軸が回転駆動されると、その先端側に連結された旋回スクロールが一定の旋回半径で旋回運動を行い、固定スクロールと旋回スクロールとの間に画成された各圧縮室で空気が圧縮される。
また、圧縮運転時には、圧縮室内に生じる圧力が旋回スクロールを固定スクロールから離間させる方向の荷重(スラスト荷重)となって作用する。このため、従来技術では、旋回スクロールの背面側に環状のスラスト板を配置し、このスラスト板を介して旋回スクロールを固定スクロール側に押付けると共に、スラスト板の内周側には背圧室を設ける構成としている。
この場合、スラスト板は、旋回スクロールの外径部の背面側に摺接しており、圧縮運転時には、旋回スクロールに軸方向の押付力を付加しつつ、その外径部と摺動する。また、背圧室は、旋回スクロールとスラスト板との摺接部位によって全周を気密にシールされており、この状態で旋回スクロールの背面側に圧力を付加することが可能となっている。
ところで、上述した従来技術では、背圧を作用させるために旋回スクロールの外径部に環状のスラスト板を摺接させ、このスラスト板を介して旋回スクロールを固定スクロール側に押付ける構成としている。
しかし、この構成では、圧縮運転を行うときに、旋回スクロールがスラスト板と全周にわたって摺動することになり、しかも両者の摺動部位には背圧による押付力が付加された状態となる。このため、従来技術では、旋回スクロールとスラスト板との間に大きな摺動抵抗が生じ易くなり、これによって圧縮運転時の機械的損失が増大したり、摺動部の磨耗により耐久性が低下するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、旋回スクロールに安定した押付力を付加しつつ、これを円滑に旋回運動させることができ、運転効率や耐久性を向上できるようにしたスクロール式流体機械を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、ケーシングと、該ケーシングに設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールと軸方向に対向して前記ケーシング内に設けられ鏡板に該固定スクロールのラップ部と重なり合う渦巻状のラップ部が立設された旋回スクロールと、該旋回スクロールの背面側と前記ケーシングとの間に設けられ該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構とを備えてなるスクロール式流体機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記自転防止機構の背面側には圧力が導入される背圧室を設け、該背圧室に導入される圧力により前記自転防止機構を介して前記旋回スクロールを固定スクロールに押付ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記自転防止機構は、前記ケーシングと旋回スクロールとに軸方向に対向して設けられ対向面にそれぞれ環状の案内溝が形成された2個のボールガイドと、これらのボールガイドの案内溝の間に転動可能に設けられた球体とによって構成し、前記背圧室は前記ケーシングに位置するボールガイドの背面側に設ける構成としている。
また、請求項3の発明によると、前記自転防止機構は前記ケーシングと前記旋回スクロールの背面側との間に周方向に間隔をもって複数個設け、前記ケーシングには該各自転防止機構の背面側に位置して環状凹溝を設け、該環状凹溝には前記各自転防止機構を一緒に押圧する環状ピストンを設け、前記背圧室は該環状ピストンの背面側に位置して前記環状凹溝内に設ける構成としている。
請求項1の発明によれば、スクロール式流体機械の運転時には、背圧室に圧力を導入することができる。そして、この背圧室の圧力(背圧)により自転防止機構を介して旋回スクロールを固定スクロールに押付けることができ、このときに十分な押付力を発生することができる。従って、旋回スクロールを、圧縮運転時の圧力等に抗して、固定スクロールに対し適切な軸方向位置に保持することができ、圧縮運転を円滑に行うことができる。
そして、自転防止機構を介して前記旋回スクロールを固定スクロールに押付ける構成としたので、従来技術のスラスト板等のように、背圧を作用させるために旋回スクロールの背面に摺接する部品を設ける必要がないから、旋回スクロールの摺動抵抗を確実に減少させて機械的損失を抑えて機械の運転効率を高めることができる。さらに、耐久性も向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、スクロール式流体機械の運転時には、自転防止機構の球体が各ボールガイドの案内溝内でそれぞれ転動することにより、旋回スクロール側のボールガイドをケーシング側のボールガイドに対して一定の半径内で旋回運動させることができる。これにより、自転防止機構によって旋回スクロールの旋回運動を許容しつつ、その自転を防止することができる。
また、各ボールガイドの間には、軸方向の荷重が加わったときに、球体を案内溝の最も窪んだ位置に保持しようとする径方向の力(保持力)を発生させることができる。従って、自転防止機構は、背圧室に導入された圧力を軸方向の押付力として旋回スクロールに付加しつつ、この押付力に応じて発生する保持力により旋回スクロールの径方向のがたつき等を抑えることができる。
また、請求項3の発明によれば、ケーシングには、各自転防止機構の背面側を通って延びる環状凹溝を設けることができ、この環状凹溝内には環状ピストンによって背圧室を画成することができる。これにより、例えばケーシングに1箇所の圧力導入口等を設けるだけでも、この圧力導入口から環状凹溝全体に圧力を容易に導入することができ、環状ピストンは、この圧力により複数個の自転防止機構を旋回スクロールに向けて一緒に押圧することができる。
このため、複数個の自転防止機構に対応してケーシングや背圧室を形成するときには、これらの構造を簡略化することができ、ケーシング等の加工を容易に行うことができる。また、環状ピストンは、背圧室に面した部位全体によって圧力を受承することができ、この部位に大きな受圧面積を確保できるから、例えば各自転防止機構をそれぞれ個別に押圧する場合と比較して、自転防止機構を大きな力で効率よく押圧することができる。
以下、本発明の実施の形態によるスクロール式流体機械について、添付図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図1ないし図3は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、スクロール式空気圧縮機を例に挙げて述べる。
図中、1は圧縮機の外殻を構成するケーシングで、該ケーシング1は、例えば有底の筒状体として形成され、軸方向一側(後述の固定スクロール2側)が開口した筒部1Aと、該筒部1Aの軸方向他側(後述のモータ8側)に位置して径方向内向きに突出する環状の底部1Bと、該底部1Bの径方向内側に位置して軸方向に突出した筒状の軸受取付部1Cとによって大略構成されている。
ここで、筒部1A内には、後述の旋回スクロール4、駆動ブッシュ12、カウンタウェイト15、自転防止機構17等が収容されている。また、底部1Bには、図2、図3に示す如く、自転防止機構17のケーシング側ボールガイド17Aが取付けられる例えば3箇所の取付溝1Dが設けられ、これらの取付溝1Dは互いにケーシング1の周方向に離間している。さらに、ケーシング1には、後述の環状凹溝18と圧力導入口21とが設けられている。
2はケーシング1の筒部1Aの開口側に設けられた固定スクロールで、該固定スクロール2は、図1に示す如く、軸線O1−O1を中心として円板状に形成された鏡板2Aと、該鏡板2Aの表面に立設された渦巻状のラップ部2Bと、該ラップ部2Bを取囲む位置で鏡板2Aの外周側に設けられ、複数の取付ねじ3等を用いて筒部1Aに締着された筒状の支持部2Cとによって大略構成されている。
4は固定スクロール2と軸方向に対向する位置でケーシング1内に旋回可能に設けられた旋回スクロールを示している。この旋回スクロール4は、軸線O2−O2を中心とする円板状の鏡板4Aと、該鏡板4Aの表面に立設された渦巻状のラップ部4Bと、鏡板4Aの背面(ラップ部4Bと反対側の面)に突設され、後述の駆動ブッシュ12が旋回軸受16を介して連結される筒状の連結部4Cとによって大略構成されている。
ここで、旋回スクロール4の背面部の外径側には、図2に示す如く、自転防止機構17のスクロール側ボールガイド17Bが取付けられる例えば3箇所の取付凹部4D(1箇所のみ図示)が互いに周方向に間隔をもって設けられ、これらの取付凹部4Dは、ケーシング1の取付溝1Dと軸方向で対向している。
また、旋回スクロール4の中心となる軸線O2−O2は、固定スクロール2の中心となる軸線O1−O1に対して、駆動ブッシュ12により定められた所定の偏心寸法δ分だけ径方向に偏心して配置されている。この状態で、ラップ部4Bは、固定スクロール2のラップ部2Bと重なり合うように配置され、これらのラップ部2B,4Bの間には複数の圧縮室5が画成されている。
そして、旋回スクロール4は、後述のモータ8により回転軸9と駆動ブッシュ12とを介して駆動され、後述の自転防止機構17によって自転を規制された状態で、固定スクロール2に対して旋回運動を行う。この旋回運動は、固定スクロール2の軸線O1−O1を中心として、前記偏心寸法δとほぼ等しい旋回半径をもって行われる。
これにより、圧縮機は、固定スクロール2に設けられた吸込口6から外径側の圧縮室5に空気を吸込み、この空気を旋回スクロール4の旋回運動に伴って圧縮すると共に、内径側の圧縮室5に達した圧縮空気を固定スクロール2に設けられた吐出口7から外部に吐出する。
8はケーシング1の底部1B側に設けられた電動式のモータで、該モータ8の出力軸8Aには、回転軸9が連結されている。そして、出力軸8Aは、モータ8の作動時に軸線O1−O1を中心として回転することにより、回転軸9と駆動ブッシュ12とを介して旋回スクロール4を旋回運動させる。
9は例えば螺着等の手段によってモータ8の出力軸8Aの一端側に取付けられた回転軸で、該回転軸9は、出力軸8Aにより軸線O1−O1を中心として回転駆動され、モータ8の回転を駆動ブッシュ12に伝達するものである。ここで、回転軸9は、図2に示すように軸線O1−O1を中心とした円柱状をなし、ケーシング1の軸受取付部1C内に設けられた主軸受10によって回転可能に支持されている。また、回転軸9の一側端面には、軸線O2−O2を中心とするねじ穴9Aが設けられている。
また、回転軸9の外周側にはサブウェイト11が一体形成され、このサブウェイト11は、後述のカウンタウェイト15と旋回スクロール4とが回転するときにそれぞれ生じる遠心力が回転軸9等を傾ける方向の外力(モーメント力)となって作用するのを打消すものである。
12は回転軸9の軸方向一側に設けられた段付筒状の駆動ブッシュで、該駆動ブッシュ12は回転軸9と一体に回転し、その回転を旋回スクロール4の旋回運動に変換するものである。ここで、駆動ブッシュ12の内周側には、図2に示す如く、軸線O1−O1を中心とする円形状の回転軸取付穴12Aと、軸線O2−O2を中心とする円形状のスクロール取付穴12Bと、これらの取付穴12A,12Bの間に位置する非円形状のワッシャ取付溝12Cとが設けられている。
そして、回転軸取付穴12A内には回転軸9の一端側が嵌合されている。この状態で、駆動ブッシュ12は、ワッシャ取付溝12C内に嵌合された非円形状のワッシャ13と、該ワッシャ13を介して回転軸9のねじ穴9Aに締着された取付ボルト14とによって回転軸9に廻止め状態で連結されている。また、駆動ブッシュ12の外周側には、旋回スクロール4の旋回運動時に生じる遠心力を打消すカウンタウェイト15が一体形成されている。
一方、スクロール取付穴12B内には、旋回軸受16を介して旋回スクロール4の連結部4Cが旋回可能に連結されている。この場合、旋回軸受16は、スクロール取付穴12B内に緩み嵌め状態で遊嵌され、旋回スクロール4は、駆動ブッシュ12に対して一定の寸法範囲内で軸方向に変位可能となっている。このため、旋回スクロール4は、後述の背圧室20から環状ピストン19と自転防止機構17とを介して押圧されることにより、固定スクロール2に対して適切な軸方向位置を保持する構成となっている。
17はケーシング1の底部1Bと旋回スクロール4の背面側との間に設けられた例えば3個の自転防止機構で、これらの自転防止機構17は、回転軸9等の軸線O1−O1を中心として周方向に間隔をもって配置され、旋回スクロール4の自転を防止するものである。
ここで、自転防止機構17は、図2、図3に示す如く、例えばボールカップリング機構等からなり、ケーシング1の取付溝1Dに設けられた円形状のケーシング側ボールガイド17Aと、旋回スクロール4の取付凹部4Dに設けられ、該ケーシング側ボールガイド17Aと軸方向に対向する円形状のスクロール側ボールガイド17Bと、これらのボールガイド17A,17Bの間に転動可能に設けられた球体17Cとによって大略構成されている。
また、ケーシング側ボールガイド17Aには、スクロール側ボールガイド17Bとの対向面となる位置に案内溝17Dが設けられている。この案内溝17Dは、例えば凹球面状の断面形状を有し、突部17Eを中心として円環状に形成されている。また、スクロール側ボールガイド17Bにも同様に、案内溝17Dとの対向面となる位置に環状の案内溝17Fが設けられ、この案内溝17Fも突部17Gを中心として円環状に形成されている。そして、これらの案内溝17D,17Fは、互いに対向した状態で球体17Cを挟持している。
そして、圧縮機の運転時には、球体17Cが各案内溝17D,17F内でそれぞれ転動することにより、スクロール側ボールガイド17Bがケーシング側ボールガイド17Aに対して一定の半径内で旋回運動を行う。これにより、自転防止機構17は、旋回スクロール4の旋回運動を許容しつつ、その自転を防止するものである。
また、自転防止機構17は、ケーシング1の底部1Bと旋回スクロール4との間で軸方向の荷重(スラスト荷重)を受承するスラスト受としての機能も有している。この場合、ケーシング側ボールガイド17Aは、例えばケーシング1の取付溝1Dに緩み嵌め状態で遊嵌され、球体17C等を協働して環状ピストン19の押圧力を旋回スクロール4に伝達することが可能となっている。
次に、旋回スクロール4に背圧を付加する構造について説明すると、まず18はケーシング1の底部1Bに設けられた環状凹溝を示している。
この環状凹溝18は、図2、図3に示す如く、例えば略四角形の断面形状を有する凹溝からなり、軸線O1−O1を中心として円環状に形成されている。そして、環状凹溝18は、各自転防止機構17の背面側(ケーシング1の各取付溝1Dに対応する位置)を通って延び、旋回スクロール4側に向けて開口している。
19はケーシング1の環状凹溝18内に摺動可能に設けられた環状ピストンで、該環状ピストン19は、後述の背圧室20に圧力が導入されたときに、この圧力によって3個の自転防止機構17を旋回スクロール4に向けて一緒に押圧するものである。ここで、環状ピストン19は、例えば樹脂材料、金属材料等からなり、軸線O1−O1を中心として円環状に形成されている。
そして、環状ピストン19の軸方向両側に位置する端面のうち、一方の端面は環状凹溝18の底部側に背圧室20を画成している。また、環状ピストン19の他方の端面は、各自転防止機構17のケーシング側ボールガイド17Aの背面にそれぞれ当接(または対向)した状態で配置されている。
また、環状ピストン19の内周側には、環状凹溝18の周壁との間をシールするOリング等のシールリング19Aが設けられ、環状ピストン19の外周側にも、他のシールリング19Bが設けられている。これらのシールリング19A,19Bは、環状凹溝18の周壁に弾性的に摺接することにより、背圧室20を気密に保持している。
20はケーシング1の環状凹溝18内に設けられた円環状の背圧室で、該背圧室20は、各自転防止機構17のケーシング側ボールガイド17Aの背面側、即ちケーシング側ボールガイド17Aを基準として旋回スクロール4と軸方向の反対側に配置され、環状ピストン19の背面と環状凹溝18の底部側との間に画成されている。
そして、圧縮機の運転時には、例えば圧縮機の吐出口7から吐出される圧縮空気の圧力、または他の圧力源等によって発生される圧力が、後述の圧力導入口21から背圧室20内に導入される。この結果、背圧室20は、内部に導入された圧力(背圧)により環状ピストン19と自転防止機構17とを介して旋回スクロール4を軸方向一側に押圧し、これによって旋回スクロール4を固定スクロール2に押付けるものである。
21はケーシング1に設けられた圧力導入口で、該圧力導入口21は、背圧室20(環状凹溝18の底部側)に開口している。そして、圧力導入口21は、例えば圧縮機の吐出口7、外部の圧力源等に接続され、これらの部位から背圧室20内に圧力(背圧)を導入するものである。
本実施の形態によるスクロール式空気圧縮機は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、モータ8が作動したときには、その出力軸8Aによって回転軸9と駆動ブッシュ12とが軸線O1−O1を中心として回転駆動され、このとき駆動ブッシュ12のスクロール取付穴12Bは、軸線O1−O1を中心として半径が偏心寸法δとなる回転運動を行う。これにより、スクロール取付穴12Bに旋回軸受16を介して取付けられた旋回スクロール4は、各自転防止機構17によって自転を規制された状態で、旋回半径が偏心寸法δとなる旋回運動を行う。
この結果、固定スクロール2のラップ部2Bと旋回スクロール4のラップ部4Bとの間に画成された圧縮室5は、外径側から内径側に向けて連続的に縮小する。これにより、圧縮機は、吸込口6から吸込んだ外気を各圧縮室5で順次圧縮し、吐出口7から外部に向けて圧縮空気を吐出することができる。
また、圧縮機の運転時には、圧力導入口21から背圧室20内に圧力が導入され、この圧力によって環状ピストン19が軸方向(図2中の矢示A方向)に押圧される。このとき、各自転防止機構17のケーシング側ボールガイド17Aは、ケーシング1の取付溝1D内に緩み嵌め状態で遊嵌されているので、環状ピストン19は、これらの自転防止機構17を介して旋回スクロール4を軸方向(矢示B方向)に押圧するようになる。
これにより、旋回スクロール4は、背圧室20内の圧力によって固定スクロール2に押付けられた状態となる。このため、圧縮運転時には、各圧縮室5内に生じる圧力が旋回スクロール4を固定スクロール2から離間させる方向のスラスト荷重として作用したとしても、このスラスト荷重は、各自転防止機構17の位置で背圧室20内の圧力によって打消される。このため、旋回スクロール4を固定スクロール2に対して適切な軸方向位置に保持することができる。
また、自転防止機構17の各ボールガイド17A,17Bの間には、スラスト荷重が加わったときに、球体17Cを各案内溝17D,17Fの最も窪んだ位置に保持しようとする径方向の力(保持力)が作用する。従って、自転防止機構17は、背圧室20に導入された圧力を軸方向の押付力として旋回スクロール4に付加しつつ、このときに発生する保持力によって旋回スクロール4の径方向のがたつき等を抑えることができる。
かくして、本実施の形態によれば、自転防止機構17の背面側に背圧室20を設け、該背圧室20に導入される圧力により自転防止機構17を介して旋回スクロール4を固定スクロール2に押付ける構成としたので、圧縮機の運転時には、背圧室20に圧力を導入することができる。
そして、この圧力により自転防止機構17を介して旋回スクロール4を固定スクロール2に押付けることができ、このときに十分な押付力を発生することができる。従って、旋回スクロール4を、各圧縮室5で生じる圧力等に抗して、固定スクロール2に対し適切な軸方向位置に保持することができ、圧縮運転を円滑に行うことができる。
そして、自転防止機構17以外の部位には、例えば従来技術のスラスト板等のように、旋回スクロール4の背面に摺接する部品を設ける必要がないから、旋回スクロール4の摺動抵抗を確実に減少させることができる。従って、旋回スクロール4を円滑に旋回運動させることができ、このときの機械的損失を抑えて圧縮機の運転効率を高めることができる。
また、旋回スクロール4に摺接する部品を不要とすることにより、その背面側の摩耗等を抑えることができ、旋回スクロール4の寿命を延ばして耐久性を高めることができる。さらに、本実施の形態では、旋回スクロール4やこれと摺動する部品の摩耗状態等に関係なく、背圧室20の気密性を長期間にわたって安定的に保持することができ、信頼性を向上させることができる。
この場合、ケーシング1には、各自転防止機構17の背面側を通って延びる環状凹溝18と環状ピストン19とを設けたので、これらの環状凹溝18と環状ピストン19との間に背圧室20を画成することができる。これにより、例えばケーシング1に1箇所の圧力導入口21を設けるだけでも、この圧力導入口21から環状凹溝18全体に圧力を容易に導入することができ、環状ピストン19は、この圧力により複数個の自転防止機構17を旋回スクロール4に向けて一緒に押圧することができる。
このため、複数個の自転防止機構17に対応してケーシング1や背圧室20を形成するときには、これらの構造を簡略化することができ、ケーシング1等の加工を容易に行うことができる。また、環状ピストン19は、背圧室20に面した部位全体によって圧力を受承することができ、この部位に大きな受圧面積を確保できるから、例えば各自転防止機構17をそれぞれ個別に押圧する場合と比較して、自転防止機構17を大きな力で効率よく押圧することができる。
また、本実施の形態では、自転防止機構17を、各ボールガイド17A,17Bと球体17Cとからなるボールカップリング機構等によって構成したので、圧縮機の運転時には、球体17Cを各ボールガイド17A,17Bの案内溝17D,17F内でそれぞれ転動させることができる。この結果、スクロール側ボールガイド17Bをケーシング側ボールガイド17Aに対して一定の半径内で旋回運動させることができ、これによって旋回スクロール4の旋回運動を許容しつつ、その自転を防止することができる。
また、各ボールガイド17A,17Bの間には、軸方向の荷重が加わったときに、球体17Cを案内溝17D,17Fの最も窪んだ位置に保持しようとする径方向の力(保持力)を発生させることができる。従って、自転防止機構17は、背圧室20に導入された圧力を軸方向の押付力として旋回スクロール4に付加しつつ、この押付力に応じて発生する保持力により旋回スクロール4の径方向のがたつき等を抑えることができる。
次に、図4は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、自転防止機構として補助クランクを用いる構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31はスクロール式空気圧縮機のケーシングで、該ケーシング31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、筒部31A、底部31B、軸受取付部31C、取付溝31D等によって構成され、底部31Bには、後述の環状凹溝34と圧力導入口37とが設けられている。また、32は固定スクロール2と対向する位置でケーシング31内に設けられた旋回スクロールで、該旋回スクロール32は、第1の実施の形態とほぼ同様に、鏡板32A、ラップ部32B、連結部32C、取付凹部32D等によって構成されている。
33はケーシング31の底部31Bと旋回スクロール32の背面側との間に設けられた自転防止機構としての例えば3個の補助クランク(1個のみ図示)を示している。これらの補助クランク33は、第1の実施の形態の自転防止機構17とほぼ同様に、回転軸9等の軸線O1−O1を中心として周方向に一定の間隔で配置され、旋回スクロール32の自転を防止するものである。
ここで、補助クランク33は、クランク状に屈曲して形成されたクランク軸33Aと、ケーシング31の取付溝31D内に緩み嵌め状態で遊嵌され、該クランク軸33Aの軸方向一側を回転可能に支持するケーシング側軸受33Bと、旋回スクロール32の取付凹部32D内に嵌合され、クランク軸33Aの軸方向他側を回転可能に支持するスクロール側軸受33Cとによって構成されている。
そして、ケーシング側軸受33Bとスクロール側軸受33Cとは、それぞれ2個の玉軸受を組合わせることによって形成されている。また、ケーシング側軸受33Bは、後述の環状ピストン35に押圧されることによってケーシング31の取付溝31D内で軸方向に移動可能となっている。
34はケーシング31の底部31Bに設けられた環状凹溝を示し、35は該環状凹溝34内に摺動可能に設けられた環状ピストンを示している。これらの環状凹溝34と環状ピストン35とは、第1の実施の形態とほぼ同様に、各補助クランク33の背面側(ケーシング31の各取付溝31D)に対応する位置を通って延びている。
そして、環状ピストン35の軸方向両側に位置する端面のうち、一方の端面は環状凹溝34の底部側に後述の背圧室36を画成している。また、環状ピストン35の他方の端面は、各補助クランク33のケーシング側軸受33Bの外輪の背面にそれぞれ当接(または対向)した状態で配置されている。また、環状ピストン35には、第1の実施の形態とほぼ同様に、背圧室36を気密に保持するシールリング35A,35Bが設けられている。
36はケーシング31の環状凹溝34内に設けられた環状の背圧室で、該背圧室36は、第1の実施の形態とほぼ同様に、補助クランク33の背面側、即ち補助クランク33を挟んで旋回スクロール32と軸方向の反対側に位置し、補助クランク33の背面側とケーシング31の底部31Bとの間に配置されている。
そして、背圧室36は、ケーシング31に設けられた圧力導入口37から背圧室36内に圧力が導入されることにより、環状ピストン35と補助クランク33とを介して旋回スクロール32を軸方向一側に押圧し、これによって旋回スクロール32を固定スクロール2に押付けるものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ、自転防止機構として補助クランク33を用いた圧縮機にも適用することができる。
次に、図5は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、自転防止機構の部品を環状ピストンとして兼用し、専用のピストン部品を廃止する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
41はスクロール式空気圧縮機のケーシングで、該ケーシング41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、筒部41A、底部41B、軸受取付部41C、取付溝41D等を有し、底部41Bには、後述の環状凹溝43と圧力導入口45とが設けられている。
42はケーシング41の底部41Bと旋回スクロール4の背面側との間に設けられた例えば3個の自転防止機構(1個のみ図示)を示している。これらの自転防止機構42は、第1の実施の形態とほぼ同様に、ケーシング側ボールガイド42A、スクロール側ボールガイド42B、球体42C、案内溝42D,42F、突部42E,42G等を有し、旋回スクロール4の自転を防止している。
しかし、本実施の形態では、自転防止機構42のケーシング側ボールガイド42Aが環状ピストンとしての機能をもつように形成され、第1の実施の形態の環状ピストン19は廃止されている。
この場合、ケーシング側ボールガイド42Aは、その外周側に装着されたシールリング42H,42Jを介してケーシング41の取付溝41D内に摺動可能に設けられている。そして、ケーシング側ボールガイド42Aは、後述の背圧室44内に導入される圧力によって直接押圧され、自転防止機構42は、この押圧力によって旋回スクロール4を固定スクロール2に押付けるものである。
43はケーシング41の底部41Bに設けられた環状凹溝で、該環状凹溝43は、第1の実施の形態とほぼ同様に、各自転防止機構42の背面側(ケーシング41の各取付溝41D)に対応する位置を通って延びている。この場合、環状凹溝43は、各取付溝41Dの位置で旋回スクロール4に向けて開口し、それ以外の位置では旋回スクロール4側から施蓋された通路となっている。
44は自転防止機構42のケーシング側ボールガイド42Aによって環状凹溝43内に画成された背圧室を示している。この背圧室44は、第1の実施の形態とほぼ同様に、自転防止機構42の背面側、即ち自転防止機構42を挟んで旋回スクロール4と軸方向の反対側に位置し、自転防止機構42の背面側とケーシング41の底部41Bとの間に配置されている。
そして、背圧室44は、ケーシング41に設けられた圧力導入口45から背圧室44内に圧力が導入されることにより、自転防止機構42を介して旋回スクロール4を軸方向一側に押圧し、これによって旋回スクロール4を固定スクロール2に押付けるものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、環状ピストン等からなる専用のピストン部品を省略することができ、その分だけ部品点数を削減して構造を簡略化することができる。
なお、前記各実施の形態では、ケーシング1,31,41に環状凹溝18,34,43を設ける構成とした。しかし、本発明は環状凹溝に限らず、例えば略C字状、略コ字状に延びた1つの長溝を設け、この長溝にケーシング1,31,41の各取付溝1D,31D,41Dを連通させる構成としてもよい。
また、実施の形態では、スクロール式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば真空ポンプ、冷媒圧縮機等にも広く適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を示す縦断面図である。 旋回スクロールの背面側を拡大して示す図1中の要部拡大断面図である。 空気圧縮機を組立てる前の状態で示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を図2と同様位置からみた要部拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を図2と同様位置からみた要部拡大断面図である。
符号の説明
1,31,41 ケーシング
1A,31A,41A 筒部
1B,31B,41B 底部
1C,31C,41C 軸受取付部
1D,31D,41D 取付溝
2 固定スクロール
2A,4A,32A 鏡板
2B,4B,32B ラップ部
2C 支持部
4,32 旋回スクロール
4C,32C 連結部
4D,32D 取付凹部
5 圧縮室
8 モータ
9 回転軸
12 駆動ブッシュ
17,42 自転防止機構
17A,42A ケーシング側ボールガイド
17B,42B スクロール側ボールガイド
17C,42C 球体
17D,17F,42D,42F 案内溝
17E,17G,42E,42G 突部
18,34,43 環状凹溝
19,35 環状ピストン
19A,19B,35A,35B,42H,42J シールリング
20,36,44 背圧室
21,37,45 圧力導入口
33 補助クランク(自転防止機構)

Claims (3)

  1. ケーシングと、該ケーシングに設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールと軸方向に対向して前記ケーシング内に設けられ鏡板に該固定スクロールのラップ部と重なり合う渦巻状のラップ部が立設された旋回スクロールと、該旋回スクロールの背面側と前記ケーシングとの間に設けられ該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構とを備えてなるスクロール式流体機械において、
    前記自転防止機構の背面側には圧力が導入される背圧室を設け、該背圧室に導入される圧力により前記自転防止機構を介して前記旋回スクロールを固定スクロールに押付ける構成としたことを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 前記自転防止機構は、前記ケーシングと旋回スクロールとに軸方向に対向して設けられ対向面にそれぞれ環状の案内溝が形成された2個のボールガイドと、これらのボールガイドの案内溝の間に転動可能に設けられた球体とによって構成し、前記背圧室は前記ケーシングに位置するボールガイドの背面側に設けてなる請求項1に記載のスクロール式流体機械。
  3. 前記自転防止機構は前記ケーシングと前記旋回スクロールの背面側との間に周方向に間隔をもって複数個設け、前記ケーシングには該各自転防止機構の背面側に位置して環状凹溝を設け、該環状凹溝には前記各自転防止機構を一緒に押圧する環状ピストンを設け、前記背圧室は該環状ピストンの背面側に位置して前記環状凹溝内に設けてなる請求項1または2に記載のスクロール式流体機械。
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