JP2007320400A - 車両用車輪のタイヤリスク判定装置 - Google Patents

車両用車輪のタイヤリスク判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤリスクを回避するためのタイヤの修理等の対処をタイミングよく行うことが可能な車両用車輪のタイヤリスク判定装置を提供する。
【解決手段】車両用車輪のタイヤリスク判定装置は、タイヤ空気室Rbの空気圧を検出する圧力センサS1、タイヤ空気室Rbに加圧空気を供給可能な空気圧生成装置A、電気制御装置ECU、インパネ表示部IDを備える。電気制御装置ECUは、現在地と指定地間で空気圧生成装置Aからタイヤ空気室Rbに供給される供給空気量を演算する供給空気量演算手段、現在地と指定地間でタイヤ空気室Rbから漏れる漏れ空気量を演算する漏れ空気量演算手段、タイヤ空気室Rbの現時点での空気圧と前記供給空気量と前記漏れ空気量に基づきタイヤ空気室Rbの指定地での空気圧を演算するタイヤ空気圧演算手段、タイヤ空気室Rbの指定地での空気圧に基づき指定地でのタイヤリスクを判定する指定地タイヤリスク判定手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用車輪のタイヤリスク判定装置に係り、特に、車両が現在地から指定地に走行したときの指定地でのタイヤリスク(タイヤに大きな損傷が生じる危険性)の判定が可能なタイヤリスク判定装置に関する。
車両用車輪において、タイヤリスクを判定した結果が「リスク有」の場合において乗員に警報を発する装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。
実公平4−50162号公報
上記した特許文献1に記載されているタイヤ空気圧制御装置は、エアーポンプを含む空気圧力源から開閉弁を介して車輪のタイヤ空気室に供給される空気の流量を検出してその流量に対応する信号を出力する空気流量検出手段と、前記タイヤ空気室の空気圧を検出してその空気圧に対応する信号を出力する圧力検出器と、前記空気流量検出手段の流量検出信号に基づき空気漏れがタイヤパンクに相当する所定量以上であるときに警報を発する空気漏れ警報手段と、前記圧力検出器から空気圧の低下を示す信号が出力されたときに同圧力検出器から空気圧の通常値への復帰を示す信号が出力されるまで前記開閉弁を開とし且つ操作開始初期(自動車のエンジン始動時)に警報の発生を所定時間中止する制御装置を備えている。
このため、特許文献1に記載されているタイヤ空気圧制御装置では、タイヤ空気室の空気圧低下がタイヤのパンク等のように大量の空気漏れによるものである場合には、空気圧力源から車輪のタイヤ空気室に供給される空気の流量が所定値以上になるため、空気流量検出手段の流量検出信号に基づき空気漏れ警報手段が警報を発する。また、タイヤ空気室の空気圧低下が微量の空気漏れ状態での長時間放置によるものである場合には、この空気圧制御装置を始動させると、空気流量が大になって前記警報を発するようになるが、自動車のエンジンを始動した場合のように、この空気圧制御装置を操作開始したときの初期の所定時間内には、制御装置により警報の発生が中止される。
ところで、上記した特許文献1の構成では、空気圧制御装置の操作開始初期を除いて、空気圧力源から車輪のタイヤ空気室に供給される空気の流量が所定値以上になると、空気流量検出手段の流量検出信号に基づき空気漏れ警報手段が警報を発するように設定されている。このため、タイヤに大きな損傷が生じる危険性(タイヤリスク)があるにも拘わらず、タイヤの損傷が小さくて、空気圧力源から車輪のタイヤ空気室に供給される空気の流量が所定値未満である場合には、空気漏れ警報手段が警報を発しなくて、タイヤリスクを乗員に知らせることができない。
かかる問題は、上記した所定値を低く設定することにより解消することが可能であるが、このように設定した場合には、タイヤの修理等の対処が至急に必要である場合は勿論のこと、タイヤの修理等の対処が至急に必要でない場合にも、空気圧力源から車輪のタイヤ空気室に供給される空気の流量が所定値以上になった時点で空気漏れ警報手段が警報を発する。このため、空気漏れ警報手段が警報を発する時点ではタイヤの修理等の対処が至急に必要でない場合にも、空気漏れ警報手段による警報によって至急の対処を強いられるおそれがある。
本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、本発明による車両用車輪のタイヤリスク判定装置が、車両の車輪が有するタイヤ空気室の空気圧を検出する圧力センサと、前記タイヤ空気室に加圧空気を供給可能な空気圧生成装置と、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記空気圧生成装置から前記タイヤ空気室に供給される供給空気量を演算する供給空気量演算手段と、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記タイヤ空気室から漏れる漏れ空気量を演算する漏れ空気量演算手段と、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧と前記供給空気量演算手段にて演算される前記供給空気量と前記漏れ空気量演算手段にて演算される前記漏れ空気量に基づいて前記タイヤ空気室の指定地での空気圧を演算するタイヤ空気圧演算手段と、このタイヤ空気圧演算手段にて演算される前記タイヤ空気室の指定地での空気圧に基づいて指定地でのタイヤリスクを判定する指定地タイヤリスク判定手段を備えていることに特徴がある。
本発明による車両用車輪のタイヤリスク判定装置においては、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記空気圧生成装置から前記タイヤ空気室に供給される供給空気量を供給空気量演算手段が演算するとともに、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記タイヤ空気室から漏れる漏れ空気量を漏れ空気量演算手段が演算する。また、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧と、前記供給空気量演算手段にて演算される前記供給空気量と前記漏れ空気量演算手段にて演算される前記漏れ空気量に基づいて、前記タイヤ空気室の指定地での空気圧をタイヤ空気圧演算手段が演算するとともに、このタイヤ空気圧演算手段にて演算される前記タイヤ空気室の指定地での空気圧に基づいて指定地でのタイヤリスクを指定地タイヤリスク判定手段が判定する。
このため、指定地タイヤリスク判定手段による判定結果から、指定地でのタイヤリスクを判定することが可能であり、「指定地でタイヤリスク有」との判定結果から車両が現在地から指定地に至る前にタイヤの修理等の対処が至急に必要であることを知らしめることが可能であるとともに、「指定地でタイヤリスク無」との判定結果から車両が現在地から指定地に至るまではタイヤの修理等の対処が必要でないことを知らしめることが可能である。これにより、タイヤリスクを回避するためのタイヤの修理等の対処をタイミングよく行うことが可能である。
また、本発明の実施に際して、当該装置は、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧に基づいて現時点でのタイヤリスクを判定する現時点タイヤリスク判定手段を備えていることも可能である。この場合には、指定地タイヤリスク判定手段による判定結果から、指定地でのタイヤリスクを判定することが可能であるとともに、現時点タイヤリスク判定手段による判定結果から、現時点でのタイヤリスクをも判定することが可能であり、「指定地でタイヤリスク有」と「現時点でタイヤリスク有」との判定結果から、タイヤの修理等の対処が現時点で至急に必要であることを知らしめることが可能である。
また、「指定地でタイヤリスク無」と「現時点でタイヤリスク無」との判定結果から、タイヤの修理等の対処が不要であることを知らしめることが可能である。また、「指定地でタイヤリスク有」と「現時点でタイヤリスク無」との判定結果から、車両が現在地から指定地に至る間にてタイヤの修理等の対処が必要であることを知らしめることが可能である。また、「指定地でタイヤリスク無」と「現時点でタイヤリスク有」との判定結果から、タイヤの修理等の対処が必要であるが、車両が現在地から指定地に至るまではタイヤの修理等の対処が必要でないことを知らしめることが可能である。
また、本発明の実施に際して、当該装置は、前記指定地タイヤリスク判定手段にて判定された指定地でのタイヤリスクを乗員に対して報知可能な指定地タイヤリスク報知手段を備えていることも可能であり、また、前記現時点タイヤリスク判定手段にて判定された現時点でのタイヤリスクを乗員に対して報知可能な現時点タイヤリスク報知手段を備えていることも可能である。これらの場合には、各報知手段にてタイヤリスクを乗員に的確に知らせることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記空気圧生成装置が前記車輪の回転によって駆動可能であることも可能である。この場合には、車輪の停止時に、空気圧生成装置が駆動されないため、タイヤ空気室の空気圧低下に基づいてタイヤ空気室からの漏れ空気量を精度よく演算することが可能である。
また、本発明の実施に際して、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記車輪のタイヤが受ける負荷を演算するタイヤ負荷演算手段を設けるとともに、このタイヤ負荷演算手段にて演算される負荷に応じて前記指定地タイヤリスク判定手段にて判定されるタイヤリスクを補正するタイヤリスク補正手段を設けて実施することも可能である。この場合には、指定地でのタイヤリスクを的確に判定することが可能である。タイヤが受ける負荷は、例えば、特定の経路における直線路または曲線路の比率(直線路または曲線路の合計長さ/経路の全長)や当該車両の総重量に基づいて演算することも可能である。なお、直線路または曲線路の比率は、例えば、周知の車載ナビゲーション装置から得られる道路データに基づいて演算することが可能である。また、当該車両の総重量は、例えば、車両の積載重量を検出する荷重センサの出力と車体重量に基づいて演算することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記特定の経路は、予め設定されている複数の経路から選択された一つの経路であることも可能である。なお、予め設定されている複数の経路は、周知の車載ナビゲーション装置が備える経路検索機能によって検索されるものであってもよい。
この場合において、車両が現在地から指定地までを特定の経路とは異なる経路にて走行したときに前記空気圧生成装置から前記タイヤ空気室に供給される供給空気量を演算する別経路供給空気量演算手段と、車両が現在地から指定地までを特定の経路とは異なる経路にて走行したときに前記タイヤ空気室から漏れる漏れ空気量を演算する別経路漏れ空気量演算手段と、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧と前記別経路供給空気量演算手段にて演算される前記供給空気量と前記別経路漏れ空気量演算手段にて演算される前記漏れ空気量に基づいて前記タイヤ空気室の指定地での空気圧を演算する別経路タイヤ空気圧演算手段と、この別経路タイヤ空気圧演算手段と前記タイヤ空気圧演算手段にてそれぞれ演算される各空気圧に基づいて指定地でのタイヤリスクのリスク度が最低である経路を選択して乗員に知らせる推奨経路報知手段を設けて実施することも可能である。
この場合には、推奨経路報知手段が、指定地でのタイヤリスクのリスク度が最低である経路を、予め設定されている複数の経路から選択して乗員に知らせる。このため、指定地でのタイヤリスクのリスク度が最低である経路を通って現在地から指定地までを走行することが可能である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明による車両用車輪のタイヤリスク判定装置の一実施形態を概略的に示していて、このタイヤリスク判定装置は、車両の車輪Bが有するタイヤ空気室Rbの空気圧(P)を検出する圧力センサS1と、タイヤ空気室Rbの空気温度(T)を検出する温度センサS2と、車輪Bのタイヤ空気室Rbに加圧空気を供給可能な空気圧生成装置Aを備えている。タイヤ空気室Rbは、図2に示したように、車輪BのホイールB1とタイヤB2によって形成されていて、内部にはタイヤ空気室Rbの空気圧(P)を検出する圧力センサS1とタイヤ空気室Rbの空気温度(T)を検出する温度センサS2が設けられている。
空気圧生成装置Aは、図2および図3にて詳細に示したように、車輪Bとともに回転する車軸ハブ11に組付けられていて、車軸ハブ11の車両内側端には駆動車軸12がスプライン嵌合されていてトルク伝達可能に連結されている。なお、車軸ハブ11と駆動車軸12の連結は、ロックナット13によって固定されている。
また、空気圧生成装置Aは、車軸ハブ11の軸部(回転軸)11aに同軸的に配置したエアーポンプ20、圧力制御バルブ30および調整装置40を備えるとともに、圧力制御バルブ30の内部に同軸的に配置したリリーフバルブ50を備えている。エアーポンプ20は、エアーポンプ20、圧力制御バルブ30および調整装置40の中で、最も車両内側に配置されている。圧力制御バルブ30は、エアーポンプ20と調整装置40間に配置されている。調整装置40は、エアーポンプ20、圧力制御バルブ30および調整装置40の中で、最も車両外側に配置されている。
エアーポンプ20は、車輪Bの回転に伴って駆動され車輪Bの回転停止に伴って駆動を停止されるように構成されていて、車輪Bの回転に基づいて圧力制御バルブ30を通して車輪Bのタイヤ空気室Rbに加圧空気を供給可能であり、回転不能な円筒部材21と、車軸ハブ11の軸部11aに形成した回転可能なシリンダ22と、往復動体としてのピストン23を備えるとともに、カム部材24と一対のカムフォロア25を備えている。
円筒部材21は、支持部材(図示省略)に回転不能に支持されるものであり、その内部にはシリンダ22が一対の軸受Br1とBr2と一対の環状シール部材26,27を介して車輪Bの回転中心回りに回転可能かつ液密的に支持されている。一対の軸受Br1とBr2は、軸方向に所定量離れて配置されていて、カム部材24を軸方向にて挟むようにして円筒部材21とシリンダ22間に介装されており、シリンダ22を円筒部材21に対して回転可能としている。一対の環状シール部材26,27は、軸方向に所定量離れて配置されていて、カム部材24と両軸受Br1とBr2を軸方向にて挟むようにして円筒部材21とシリンダ22間に介装されており、円筒部材21とシリンダ22間を液密的にシールしている。
シリンダ22は、シリンダ本体22Aと、このシリンダ本体22Aの車両外側端部に気密的かつ脱着可能に螺着されたシリンダヘッド22Bによって構成されている。シリンダ本体22Aは、車軸ハブ11の軸部11aに一体的に形成されていて、一対の軸方向長孔22aと、シリンダ軸方向に延びるシリンダ内孔22bを有している。シリンダヘッド22Bは、車軸ハブ11に気密的かつ脱着可能に組付けた有底筒状の栓部材であり、吸入兼吐出通路22cと吐出通路22dを有するとともに、導圧通路22eと吸入通路22fを有している。
一対の軸方向長孔22aは、ピストン23と各カムフォロア25をシリンダ22と一体回転可能かつピストン軸方向に往復動可能にガイドするガイド手段であり、シリンダ22の周方向にて180度の間隔で形成されている。シリンダ内孔22bは、ピストン23を収容していて、シリンダヘッド22Bによって車両外側端部を閉塞されており、シリンダヘッド22Bおよびピストン23とによりポンプ室Roを形成している。
吸入兼吐出通路22cは、圧力制御バルブ30の弁体31に設けた連通路31aに常時連通していて、シリンダヘッド22Bに組付けた吸入チェック弁Vi(断面がV字状の環状シール部材で構成されている)を通してポンプ室Roに空気を導入可能であるとともに、圧力制御バルブ30の弁体31に組付けた吐出チェック弁Vo(断面がV字状の環状シール部材で構成されている)を通してポンプ室Roから空気を導出可能である。
吐出通路22dは、吐出チェック弁Voを通して空気室Ra1に吐出された加圧空気を車軸ハブ11に設けた吐出通路11bに導く通路であり、シリンダヘッド22Bに設けた径方向の連通孔22d1と、シリンダヘッド22Bの外周に設けた連通溝22d2によって構成されている。なお、車軸ハブ11に設けた吐出通路11bは、図2に示したように、車輪Bに設けた連通路Baを通してタイヤ空気室Rbに連通している。
導圧通路22eは、シリンダヘッド22Bに設けたシリンダ径方向の連通孔であり、圧力制御バルブ30の弁体31とストッパ32間に形成されている空気室Ra2に吐出通路22d内の加圧空気の圧力を導入可能である。吸入通路22fは圧力制御バルブ30の弁体31に設けた大気連通路31bに常時連通していて、圧力制御バルブ30の弁体31に設けた連通路31aに対しては連通・遮断可能である。なお、弁体31に設けた大気連通路31bは、調整装置40の調整ネジ42に形成した大気連通路42bを通して常時大気に連通している。
ピストン23は、シリンダ22のシリンダ内孔22bに一対の環状シール部材28,29を介して挿入されていて、シリンダ22に対して一体回転可能かつピストン軸方向に往復動可能に組付けられている。また、ピストン23には、環状溝23aとピストン径方向に延びる貫通孔23bが形成されている。一対の環状シール部材28,29は、軸方向に所定量離れて配置されていて、ピストン23の軸方向端部にてピストン23とシリンダ22間に介装されており、ピストン23とシリンダ22間を気密的かつ液密的にシールしている。
環状溝23aは、一対の環状シール部材28,29間にてピストン23の外周に形成されていて、シリンダ22間に環状空間R1を形成している。この環状空間R1は、シリンダ22の各軸方向長孔22aを通して、一対の環状シール部材26,27間に形成された環状空間R2に連通している。各環状空間R1,R2は、ピストン23が軸方向に往復動しても容積が変化しないものであり、4個のシール部材26,27,28,29によって密封されている。また、環状空間R1,R2等は、所要量の潤滑油を収容するオイル室であって、このオイル室には、軸受Br1,Br2、カム部材24、カムフォロア25および圧縮コイルスプリングSp等が収容されている。
カム部材24は、ピストン軸方向にて連接した一対のカムスリーブ24A,24Bによって構成されていて、円筒部材21に一体的に(軸方向に移動不能かつ回転不能に)設けられており、シリンダ22に対して同軸的に配置されている。また、カム部材24は、環状で軸方向に変動のあるカム部24aを有していて、同カム部24aはカム溝であり、各カムフォロア25のボール25cが係合している。カム部24aは、各カムフォロア25のボール25cからピストン軸方向の荷重(図示左右方向の荷重)とピストン径方向の荷重(図示上下方向の荷重)を受けるカム面を有していて、このカム面は断面形状がV字形状であり、シリンダ22の周方向にて偶数周期(例えば、2周期)で形成されている。
各カムフォロア25は、ピストン23内にて二分割されたシャフト25aと、これら各シャフト25aに組付けられたローラー25bおよびボール25cによって構成されていて、シャフト25aにてピストン23の貫通孔23bにピストン23の径方向へ移動可能に設けられている。また、各カムフォロア25は、ピストン径方向に延出する端部、すなわち、ボール25cにてカム部材24のカム部(カム溝)24aに係合していて、カム部材24に対して相対回転することにより軸方向に移動する。
各シャフト25aは、ピストン23の貫通孔23bにピストン23の径方向(貫通孔23bの軸方向)にて移動可能に組付けられた荷重伝達子であり、その内部に介装した圧縮コイルスプリングSpによってピストン23の径外方に付勢されている。また、各シャフト25aは、ローラー25bを回転可能に支持する支持体であって、ピストン23の貫通孔23bから突出する小径端部にてローラー25bを回転可能に支持している。
各ローラー25bは、シャフト25aの小径端部に回転可能に嵌合された状態にてシリンダ22の軸方向長孔22aに転動可能に嵌合されていて、カムフォロア25のシリンダ軸方向移動に伴ってシリンダ22の軸方向長孔22aに沿って転がることが可能である。また、各ローラー25bは、外端に半球凹状の受承部を有していて、この受承部にてボール25cを転動可能に支持している。
各ボール25cは、ローラー25bに転動可能に支持されてカム部材24のカム部(カム溝)24aに対して転動可能に係合するカムフォロア25の凸部であり、シャフト25aとローラー25bを介して圧縮コイルスプリングSpの弾撥力を受けてカム部材24のカム部(カム溝)24aに隙間なく弾撥的に係合している。
圧縮コイルスプリングSpは、各カムフォロア25のボール25cをカム部材24のカム部(カム溝)24aに向けてピストン23の径方向に押圧する押圧手段であって、各カムフォロア25のシャフト25aに設けた有底の取付孔に所定の予備荷重を付与した状態で組付けられている。
このエアーポンプ20においては、圧力制御バルブ30の弁体31が図示位置に保持されている状態でシリンダ22(車軸ハブ11)が回転すると、ピストン23とカムフォロア25がシリンダ22と一体的に回転してカム部材24に対して相対回転し軸方向に移動する。このため、シリンダ22の回転運動をピストン23の往復動に変換可能であり、ピストン23の往復動によりポンプ室Roの容積を増大・減少させることができて、吸入チェック弁Viと連通路31aと吸入兼吐出通路22cを通して空気をポンプ室Roに吸入し、ポンプ室Roから吸入兼吐出通路22cと連通路31aと吐出チェック弁Voを通して空気を吐出することが可能である。
圧力制御バルブ30は、シリンダヘッド22B内に組付けられていて、弁体31とストッパ32を備えるとともに、スプリングリテーナ33を介して弁体31に係合していて弁体31の移動タイミングと移動位置を制御可能で弁体31への付勢力を調整装置40によって調整可能な圧縮コイルスプリング34を備えている。この圧力制御バルブ30は、タイヤ空気室Rbの空気圧(P)が下限設定値P1に低下したときに作動状態(弁体31が圧縮コイルスプリング34,52の付勢力に抗して図示位置から所定量移動した状態)から図示状態に切り換ってポンプ室Roからタイヤ空気室Rbに加圧空気を供給可能であり、ポンプ室Roからタイヤ空気室Rbに供給される加圧空気の圧力が上限設定値P2(P1<P2)に上昇したときに図示状態から作動状態に切り換ってポンプ室Roからタイヤ空気室Rbへの加圧空気の供給を制限(停止)可能である。
弁体31は、外周に組付けた吐出チェック弁Voと環状のシール部材35を介して、シリンダヘッド22B内に気密的かつシリンダ軸方向に移動可能に組付けられていて、シリンダヘッド22Bとの間に吐出通路22dに連通する空気室Ra1を形成するとともに、ストッパ32との間に吐出通路22dに導圧通路22eを通して連通する空気室Ra2を形成している。ストッパ32は、内周に環状のシール部材36を組付けられるとともに、外周に環状のシール部材37を組付けられていて、シリンダヘッド22Bと弁体31間に気密的に介装されており、外周の車両外側端部にてシリンダヘッド22Bに一体的に螺着されている。
この圧力制御バルブ30においては、タイヤ空気室Rbの空気圧(P)が下限設定値P1に低下してから上限設定値P2に上昇するまでのときに、弁体31が図示位置に保持されていて、連通路31aと吸入通路22fの連通が吸入チェック弁Viによって遮断されている。このため、吸入チェック弁Viが大気からポンプ室Roへの空気流れを許容し、かつ吐出チェック弁Voがポンプ室Roからタイヤ空気室Rbへの空気流れを許容した状態(図示状態)で、吸入チェック弁Viが連通路31aと吸入通路22f間の連通を遮断してポンプ室Roから大気への空気流れを規制し、かつ吐出チェック弁Voがタイヤ空気室Rbからポンプ室Roへの空気流れを規制する。したがって、この状態(圧力制御バルブ30のON状態)では、車輪Bの回転に伴うピストン23の往復動により、大気がポンプ室Roに吸入されるとともに、加圧空気がポンプ室Roからタイヤ空気室Rbに向けて吐出される。
また、この圧力制御バルブ30においては、タイヤ空気室Rbの空気圧(P)が上限設定値P2に上昇してから下限設定値P1に低下するまでのときに、弁体31が圧縮コイルスプリング34,52の付勢力に抗して図示位置から所定量軸方向に移動していて、連通路31aが吸入チェック弁Viに拘わらず吸入通路22fに連通している。このため、吸入チェック弁Viがその機能(逆流阻止機能)を消失しており、連通路31aが吸入通路22fに連通してポンプ室Roと大気間での空気流れを許容し、かつ吐出チェック弁Voが吐出通路22dと連通路31a間、すなわち、ポンプ室Roとタイヤ空気室Rb間での空気流れを規制する。なお、弁体31が圧縮コイルスプリング34,52の付勢力に抗して図示位置から所定量移動した状態(作動状態)では、弁体31の段部がストッパ32の内周に組付けた環状のシール部材36に当接している。したがって、この状態(圧力制御バルブ30のOFF状態)では、車輪Bの回転に伴ってピストン23が往復動しても、ポンプ室Roに吸入された空気が大気に向けて押し戻されて、ポンプ室Roからタイヤ空気室Rbに向けて吐出されることはない。
調整装置40は、圧力制御バルブ30における圧縮コイルスプリング34の他端部(弁体31の移動時に移動しない固定側端部)を支持するスプリングサポート41と、このスプリングサポート41の位置を調整可能な調整ネジ42を備えている。スプリングサポート41は、圧力制御バルブ30のON・OFF状態を検出するとともに調整ネジ42の移動量を検出するためのストロークセンサS3の調整時可動部であり、半球状の凸部41aにて調整ネジ42に回転可能に係合している。
調整ネジ42は、スプリングサポート41とは別体で構成されていて、雄ネジ部42aと大気連通路42bを有しており、雄ネジ部42aにてシリンダヘッド22Bの雌ネジ部22gに進退可能に螺着されている。また、調整ネジ42は、キャップを兼ねていて、車両外方から回転操作可能であり、外側端部には手動で操作可能な調整工具(図示省略)を脱着可能に取付けるための六角ヘッド部42cが形成されている。なお、大気連通路42bには、フィルタ43が装着されている。
リリーフバルブ50は、ポンプ室Roからタイヤ空気室Rbに供給される加圧空気の圧力すなわち空気室Ra1内の空気圧(P)が上限設定値P2より高いリリーフ設定値P3以上のときに、加圧空気を大気に逃がすためのものであり、弁体31に設けたリリーフ通路31cを開放・遮断可能な弁体51と、この弁体51に一端部(可動側端部)にて係合していて同弁体51の移動タイミング(リリーフ通路31cの開放タイミング)を規定する圧縮コイルスプリング52を備えている。
弁体51は、圧力制御バルブ30の弁体31内にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられていて、ストロークセンサS3のロッド部45(ストロークセンサS3の調整時可動部に対して殆ど抵抗なくシリンダ軸方向に相対移動可能なロッド部)と当接している。圧縮コイルスプリング52は、他端部(固定側端部)にて上述したスプリングサポート41と一体のスプリングサポート44に係合していて、弁体51に作用する付勢力を調整装置40によって調整可能である。この調整装置40による調整時には、圧力制御バルブ30の弁体31に作用する圧縮コイルスプリング34の付勢力も同時に調整され、上記した上限設定値P2とリリーフ設定値P3が同時に調整可能である。
このリリーフバルブ50においては、圧力制御バルブ30の弁体31に設けたリリーフ通路31cが弁体31に組付けた環状のシール部材38によって空気室Ra1に対して連通・遮断可能である。このため、圧力制御バルブ30の弁体31が圧縮コイルスプリング34,52の付勢力に抗してシリンダ軸方向に移動して、空気室Ra1とリリーフ通路31cがシール部材38を通して連通するようになった状態でのみ、リリーフ通路31cに空気室Ra1内の圧力が付与されて、リリーフバルブ50が作動可能となるように設定されている。
ところで、この実施形態においては、図1に示したように、圧力センサS1の出力(タイヤ空気室Rbの空気圧(P)を表す電気信号)と、温度センサS2の出力(タイヤ空気室Rbの空気温度(T)を表す電気信号)と、ストロークセンサS3の出力(圧力制御バルブ30のON・OFF状態を表す電気信号と調整ネジ42の移動量を表す電気信号)が電気制御装置ECUに無線で入力されるように構成されている。また、車速センサS4によって検出されて出力される車速(車輪速(Wr)でもある)を表す電気信号と、車載ナビゲーション装置NAVから出力される現在地から指定地までの距離(Y1〜Y6)と現時点から指定地に到着するまでの所要時間(Z1〜Z6)と現在地から指定地までの直線路比率(α1〜α6)および指定地を表す電気信号が電気制御装置ECUに入力されるように構成されている。
また、電気制御装置ECUには、タイヤ空気室Rbを含む空気圧系(タイヤ空気室Rbとこれに連通する空気通路等からなる系)の漏れ判定結果(「漏れ異常」または「漏れ正常」)と、空気圧生成装置Aの判定結果(「空気圧生成異常」または「空気圧生成正常」)を表示可能であるとともに、現時点でのタイヤリスクの判定結果(「現時点でタイヤリスク有」または「現時点でタイヤリスク無」)と、指定地でのタイヤリスクの判定結果(「指定地でタイヤリスク有」または「指定地でタイヤリスク無」)と、「推奨経路Xx」等を表示可能なインパネ表示部IDが電気的に接続されている。
電気制御装置ECUは、図4および図5のフローチャートに対応したプログラムを所定の演算周期(例えば、1sec)毎に繰り返し実行するとともに、図6のフローチャートに対応したプログラムを運転者(乗員)が指定地を指定する毎に実行するマイクロコンピュータを備えていて、圧力センサS1、温度センサS2、ストロークセンサS3および車速センサS4の各出力に基づいて、タイヤ空気室Rbを含む空気圧系内の残留空気量M(Mo)と、タイヤ空気室Rbを含む空気圧系からの漏れ空気流量Mrと、タイヤ空気圧生成装置Aの駆動時にタイヤ空気圧生成装置Aからタイヤ空気室Rbに向けて吐出される吐出空気流量Mdを演算することが可能であるとともに、上記した残留空気量M(Mo)、漏れ空気流量Mrおよび吐出空気流量Mdと車載ナビゲーション装置NAVの出力に基づいて、現時点でのタイヤリスクの判定結果と、指定地でのタイヤリスクの判定結果を演算することが可能である。
車載ナビゲーション装置NAVは、運転者が指定した地点(指定地)を目的地としてその目的地までの経路、具体的には、運転者の諸要求(例えば、高速道優先・一般道優先等)に応じた経路X1とその他の複数個(例えば、5個)の経路X2〜X6を探索する指定地経路探索機能と、この指定地経路探索機能によって探索された各経路X1〜X6の全長Y1〜Y6(現在地から指定地までの距離)を演算して電気制御装置ECUに出力する機能と、各経路X1〜X6の所要時間Z1〜Z6(現時点から指定地に至るまでに要する時間)を演算して電気制御装置ECUに出力する機能と、各経路X1〜X6の現在地から指定地までの直線路比率(α1〜α6)を演算して電気制御装置ECUに出力する機能と、運転者が指定した地点(指定地)を電気制御装置ECUに出力する機能を備えていることを除いて、従来周知の各種機能を備えている。
上記のように構成したこの実施形態においては、当該車両のイグニッションスイッチ(図示省略)がONとされている状態のとき、車載ナビゲーション装置NAVが使用可能であるとともに、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが図4および図5のフローチャートに対応したプログラムを所定の演算周期毎(1sec毎)に繰り返し実行して、車両が停止中であるときと車両の走行中で圧力制御バルブ30がOFF状態(タイヤ空気室Rbに向けて加圧空気を供給不能な状態)にあるときに、タイヤ空気室Rbを含む空気圧系からの漏れ空気流量Mr(g/sec)を演算するとともに、この漏れ空気流量Mrに基づいてタイヤ空気室Rbを含む空気圧系の漏れを判定する。また、車両の走行中で圧力制御バルブ30がON状態(タイヤ空気室Rbに向けて加圧空気を供給可能な状態)にあるときに、空気圧生成装置Aからタイヤ空気室Rbに向けて吐出される吐出空気流量Md(g/sec)を演算し、この吐出空気流量Mdとその時点での車速(車輪速)Wr(m/sec)に基づいて、単位距離当たりの吐出空気量Qi(g/m)を演算するとともに、空気圧生成装置Aの正常・異常を判定する。
電気制御装置ECUのマイクロコンピュータは、図4のステップ101にて処理を開始し、ステップ102にて、圧力センサS1の出力(P)と、温度センサS2の出力(T)と、車速センサS4の出力(Wr)を読み込み記憶する。また、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータは、ステップ103にて気体の状態方程式P・Vo=M・R・Tと上記した各出力値(P,T)に基づいて、タイヤ空気室Rbを含む空気圧系の残留空気量Mを演算して記憶する。なお、上記した気体の状態方程式におけるPは「絶対圧力」であり、Tは「絶対温度」であり、Mは「空気重量」である。また、Voは「タイヤ空気室Rbを含む空気圧系の容積」であり、Rは「空気の気体定数」であって、VoとRは実験あるいは解析によって予め求められていて変化しないもの(一定値)として記憶させてある。
また、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータは、図4のステップ104にて車速センサS4の出力(Wr)がゼロか否か(空気圧生成装置Aが停止していて、タイヤ空気室Rbに加圧空気を供給不能であるか否か)を判定し、「Yes」と判定した場合(タイヤ空気室Rbに加圧空気を供給不能である場合)にはステップ105を実行し、「No」と判定した場合には図5のステップ112を実行する。
図4のステップ105では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、ステップ103にて得られた残留空気量M(今回の演算値)と残留空気量Mo(前回の演算値、すなわち、1sec前にプログラムが実行されたときに演算された値)とを比較して、今回の残留空気量Mが前回の残留空気量Moより少ない場合(タイヤ空気室Rbを含む空気圧系から空気が漏れている場合)には「Yes」と判定してステップ106,107を実行し、今回の残留空気量Mが前回の残留空気量Moより少なくない場合には「No」と判定してステップ109,110,111を実行する。
図4のステップ106では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、前回の残留空気量Moと今回の残留空気量Mの差(Mo−M)により漏れ空気流量Mrを演算して記憶する。また、ステップ107では、漏れ空気流量Mrが予め設定されている漏れ許容上限値Mr1より大きいか否かを判定し、「Yes」と判定した場合にはステップ108,110,111を実行し、「No」と判定した場合にはステップ109,110,111を実行する。
図4のステップ108では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「漏れ異常」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「漏れ異常」が表示され、ステップ109では、「漏れ正常」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「漏れ正常」が表示される。また、ステップ110では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、今回の残留空気量Mを前回の残留空気量Moとして書き換えて記憶する。また、ステップ111では、プログラムの実行を終了する。
一方、図5のステップ112では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、ストロークセンサS3の出力(圧力制御バルブ30のON・OFF状態を表す電気信号)に基づいて、圧力制御バルブ30がON状態にあるか否か(圧力制御バルブ30がタイヤ空気室Rbに向けて加圧空気を供給可能であるか否か)を判定し、「Yes」と判定した場合には図5のステップ113,114,115,116,117を実行し、「No」と判定した場合には図4のステップ105に戻ってステップ105を実行する。
図5のステップ113では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、今回の残留空気量Mと前回の残留空気量Moの差(M−Mo)により空気圧生成装置Aからタイヤ空気室Rbを含む空気圧系に供給される供給空気流量Mpを演算して記憶する。また、ステップ114では、車速センサS4の出力(Wr)からマップ(空気圧生成装置Aの吐出許容下限値Md1と車速の関係を示す図示省略のマップ)を参照して空気圧生成装置Aの吐出許容下限値Md1を取得して記憶する。
図5のステップ115では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、ステップ113にて得られた供給空気流量Mpと図4のステップ106にて得られた漏れ空気流量Mrから空気圧生成装置Aの駆動時に空気圧生成装置Aからタイヤ空気室Rbに向けて吐出される吐出空気流量Mdを演算して記憶する。また、ステップ116では、ステップ115にて得られた吐出空気流量Mdと車速(Wr)から単位距離当たりの吐出空気量Qi(g/m)を演算して記憶する。
図5のステップ117では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、ステップ115にて得られた吐出空気流量Mdがステップ114にて取得された吐出許容下限値Md1より小さいか否かを判定し、「Yes」と判定した場合にはステップ118を実行した後に図4のステップ110,111を実行し、「No」と判定した場合にはステップ119を実行した後に図4のステップ110,111を実行する。
図5のステップ118では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「空気圧生成異常」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「空気圧生成異常」が表示され、ステップ119では、「空気圧生成正常」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「空気圧生成正常」が表示される。
また、この実施形態においては、当該車両のイグニッションスイッチ(図示省略)がONとされている状態のとき、車載ナビゲーション装置NAVが使用可能である。このため、この車載ナビゲーション装置NAVを用いて運転者が指定地を諸要求(例えば、高速道優先・一般道優先等)とともに入力すると、車載ナビゲーション装置NAVが、現在地から指定地までの各経路X1〜X6を探索する動作を含む周知の動作を行うとともに、電気制御装置ECUに各経路X1〜X6の全長Y1〜Y6、各経路X1〜X6の所要時間Z1〜Z6、各経路X1〜X6の現在地から指定地までの直線路比率α1〜α6および運転者が指定した地点(指定地)を出力し、これと同時に電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが図6のフローチャートに対応したプログラムを実行して、現時点でのタイヤリスクを判定するとともに、指定地でのタイヤリスクを判定する。上記した運転者の指定地入力は、その入力前に目的地が設定されていて経路X1が特定されている場合には、地名等でなくて時間(例えば、1時間後の地点)であってもよい。
電気制御装置ECUのマイクロコンピュータは、図6のステップ201にて処理を開始し、ステップ202にて、圧力センサS1の出力(P)と、車載ナビゲーション装置NAVの出力(各経路X1〜X6の全長Y1〜Y6、各経路X1〜X6の所要時間Z1〜Z6、各経路X1〜X6の直線路比率α1〜α6および指定地)を読み込み記憶する。また、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータは、ステップ203にて現時点でのタイヤ空気室Rbの空気圧(P)がタイヤリスク判定基準値Po(Po<P1)より低いか否かを判定し、「Yes」と判定した場合にはステップ204,206,207,208を実行し、「No」と判定した場合にはステップ205,215を実行する。
図6のステップ204では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「現時点でタイヤリスク有」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「現時点でタイヤリスク有」が表示される。また、図6のステップ205では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「現時点でタイヤリスク無」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「現時点でタイヤリスク無」が表示される。
図6のステップ206では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、各経路X1〜X6を走行した場合の指定地でのタイヤ空気室Rbの空気圧(Ps1〜Ps6)をそれぞれ演算して記憶する。この場合、指定地でのタイヤ空気室Rbを含む空気圧系の残留空気量(Ms1〜Ms6)が、図4のステップ103または110にて得られた現時点でのタイヤ空気室Rbを含む空気圧系の残留空気量MまたはMoに、図5のステップ116にて得られた単位距離当たりの吐出空気量Qi(g/m)と図6のステップ202にて得られた各経路X1〜X6の全長Y1〜Y6(m)との積によって得られる空気供給量を加算するとともに、図4のステップ106にて得られた漏れ空気流量Mr(g/sec)と図6のステップ202にて得られた各経路X1〜X6の所要時間Z1〜Z6(sec)との積によって得られる空気漏れ量を減算することによって演算されて記憶される(例えば、経路X1の場合、Ms1=M+Qi×Y1−Mr×Z1)。
また、上述したようにして演算された残留空気量(Ms1〜Ms6)に基づいて、気体の状態方程式を用いて、各経路X1〜X6を走行した場合の指定地でのタイヤ空気室Rbの空気圧(Ps1〜Ps6)がそれぞれ演算されて記憶される(例えば、経路X1の場合、Ps1・Vo=Ms1・R・T)。なお、上記した気体の状態方程式におけるVo、RおよびTは図4のステップ103における値と同じである。
図6のステップ207では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、図6のステップ202にて得られた各経路X1〜X6の直線路比率α1〜α6に基づいて、各経路X1〜X6を走行した場合のタイヤ負荷係数Kb1〜Kb6をそれぞれ演算して記憶する。各タイヤ負荷係数Kb1〜Kb6は、車輪BのタイヤB2が受ける負荷の大きさに応じて増大するものであり、経路の直線路比率の増大に応じて減少し「1」に近づくものである。
また、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータは、図6のステップ208にて運転者の諸要求に応じた経路X1を走行した場合の指定地でのタイヤ空気室Rbの空気圧Ps1がタイヤ負荷を考慮して補正したタイヤリスク判定基準値Po/Kb1より低いか否かを判定し、「Yes」と判定した場合にはステップ209,211,212を実行し、「No」と判定した場合にはステップ210,215を実行する。
図6のステップ209では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「指定地でタイヤリスク有」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「指定地でタイヤリスク有」が表示される。また、図6のステップ210では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「指定地でタイヤリスク無」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「指定地でタイヤリスク無」が表示される。また、図6のステップ211では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、ステップ206にて得られた各空気圧Ps1〜Ps6から最大値Pxを選択してその経路(推奨経路Xx)とともに記憶する。
図6のステップ212では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、ステップ211にて選択した空気圧の最大値Px(Ps1〜Ps6の一つ)がタイヤ負荷を考慮して補正したタイヤリスク判定基準値Po/Kbx(Kb1〜Kb6の一つでPxに対応したもの)より低いか否かを判定し、「Yes」と判定した場合にはステップ213,215を実行し、「No」と判定した場合にはステップ214,215を実行する。
図6のステップ213では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「指定地でタイヤリスク有」と「推奨経路Xx」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「指定地でタイヤリスク有」と「推奨経路Xx」が表示される。また、図6のステップ214では、電気制御装置ECUのマイクロコンピュータが、「指定地でタイヤリスク無」と「推奨経路Xx」の表示を指示するため、インパネ表示部IDに「指定地でタイヤリスク無」と「推奨経路Xx」が表示される。また、ステップ215では、プログラムの実行を終了する。
以上要するに、この実施形態においては、図6のステップ208が実行されることにより得られる指定地でのタイヤリスクの判定結果から、指定地でのタイヤリスクを判定することが可能であり、インパネ表示部IDに表示される「指定地でタイヤリスク有」との判定結果から車両が現在地から指定地に至る前にタイヤB2の修理等の対処が至急に必要であることを運転者に知らしめることが可能であるとともに、インパネ表示部IDに表示される「指定地でタイヤリスク無」との判定結果から車両が現在地から指定地に至るまではタイヤB2の修理等の対処が必要でないことを運転者に知らしめることが可能である。これにより、タイヤリスクを回避するためのタイヤB2の修理等の対処をタイミングよく行うことが可能である。
また、この実施形態においては、図6のステップ203が実行されることにより得られる現時点でのタイヤリスクの判定結果から、現時点でのタイヤリスクを判定することが可能であるとともに、図6のステップ208が実行されることにより得られる指定地でのタイヤリスクの判定結果から、指定地でのタイヤリスクを判定することが可能である。このため、インパネ表示部IDに表示される「指定地でタイヤリスク有」と「現時点でタイヤリスク有」との判定結果から、タイヤB2の修理等の対処が現時点で至急に必要であることを運転者に知らしめることが可能である。
また、インパネ表示部IDに表示される「指定地でタイヤリスク無」と「現時点でタイヤリスク無」との判定結果から、タイヤB2の修理等の対処が不要であることを運転者に知らしめることが可能である。また、インパネ表示部IDに表示される「指定地でタイヤリスク有」と「現時点でタイヤリスク無」との判定結果から、車両が現在地から指定地に至る間にてタイヤB2の修理等の対処が必要であることを運転者に知らしめることが可能である。また、インパネ表示部IDに表示される「指定地でタイヤリスク無」と「現時点でタイヤリスク有」との判定結果から、タイヤB2の修理等の対処が必要であるが、車両が現在地から指定地に至るまではタイヤB2の修理等の対処が必要でないことを運転者に知らしめることが可能である。
また、この実施形態においては、図6のステップ213と214が実行されることによりインパネ表示部IDに「推奨経路Xx」が表示される。この推奨経路Xxは、現在地から指定地までを当該車両が走行した場合において、タイヤ空気室Rbの空気圧(Ps1〜Ps6)が最大となる経路(X1〜X6の一つ)である。このため、指定地でのタイヤリスクのリスク度が最低である経路すなわち推奨経路Xxを通って現在地から指定地までを走行することが可能である。
上記した実施形態においては、図4のステップ103における気体の状態方程式において、タイヤ空気室Rbを含む空気圧系の容積を一定値(Vo)として実施したが、これをタイヤ空気室Rbの空気圧(P)と空気温度(T)に応じて変化する容積(V)として実施することも可能である。この場合には、上記した空気圧系における残留空気量M、漏れ空気流量Mrおよび供給空気流量Mp等を上記実施形態に比して精度よく演算することが可能である。なお、本発明の実施に際しては、上記した実施形態の空気温度(T)を一定値(To)として、上記した空気圧系における残留空気量M、漏れ空気流量Mrおよび供給空気流量Mp等を簡易的に演算することも可能である。この場合には、温度センサS2が不要となり、当該装置の簡素化を図ることが可能である。
また、上記した実施形態においては、各種の判定結果がインパネ表示部IDに表示されて運転者(乗員)に報知されるように構成して実施したが、各種の判定結果がスピーカーを通して発せられる音声により運転者(乗員)に報知されるように構成して実施することも可能である。また、上記した実施形態においては、空気圧生成装置Aが車輪Bの回転によって駆動されるように構成して実施したが、空気圧生成装置が電気モータによって駆動されるように構成して実施することも可能である。
また、上記した実施形態においては、タイヤB2が受ける負荷(タイヤ負荷係数Kb1〜Kb6)を、各経路X1〜X6の直線路比率α1〜α6に基づいてそれぞれ演算するように構成して実施したが、曲線路の比率(曲線路の合計長さ/経路の全長)や当該車両の積載重量を含む車両総重量に基づいて演算するように構成して実施することも可能である。
本発明による車両用車輪のタイヤリスク判定装置の一実施形態を概略的に示した全体構成図である。 図1に示したタイヤ空気室と空気圧生成装置の一部を詳細に示した要部縦断正面図である。 図1および図2に示した空気圧生成装置の断面図である。 図1に示した電気制御装置のマイクロコンピュータが、所定の演算周期毎に、繰り返し実行するプログラムの一部を示したフローチャートである。 図1に示した電気制御装置のマイクロコンピュータが、所定の演算周期毎に、繰り返し実行するプログラムの他の一部を示したフローチャートである。 図1に示した電気制御装置のマイクロコンピュータが、運転者が指定地を指定する毎に、実行するプログラムの一部を示したフローチャートである。
符号の説明
A…空気圧生成装置、20…エアーポンプ、30…圧力制御バルブ、B…車輪、B1…ホイール、B2…タイヤ、Rb…タイヤ空気室、S1…圧力センサ、S2…温度センサ、S3…ストロークセンサ、S4…車速センサ、ECU…電気制御装置、ID…インパネ表示部、NAV…車載ナビゲーション装置

Claims (8)

  1. 車両の車輪が有するタイヤ空気室の空気圧を検出する圧力センサと、前記タイヤ空気室に加圧空気を供給可能な空気圧生成装置と、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記空気圧生成装置から前記タイヤ空気室に供給される供給空気量を演算する供給空気量演算手段と、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記タイヤ空気室から漏れる漏れ空気量を演算する漏れ空気量演算手段と、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧と前記供給空気量演算手段にて演算される前記供給空気量と前記漏れ空気量演算手段にて演算される前記漏れ空気量に基づいて前記タイヤ空気室の指定地での空気圧を演算するタイヤ空気圧演算手段と、このタイヤ空気圧演算手段にて演算される前記タイヤ空気室の指定地での空気圧に基づいて指定地でのタイヤリスクを判定する指定地タイヤリスク判定手段を備えた車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  2. 請求項1に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置は、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧に基づいて現時点でのタイヤリスクを判定する現時点タイヤリスク判定手段を備えていることを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  3. 請求項1に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置は、前記指定地タイヤリスク判定手段にて判定された指定地でのタイヤリスクを乗員に対して報知可能な指定地タイヤリスク報知手段を備えていることを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  4. 請求項2に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置は、前記現時点タイヤリスク判定手段にて判定された現時点でのタイヤリスクを乗員に対して報知可能な現時点タイヤリスク報知手段を備えていることを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置において、前記空気圧生成装置が前記車輪の回転によって駆動可能であることを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置において、車両が現在地から指定地までを特定の経路にて走行したときに前記車輪のタイヤが受ける負荷を演算するタイヤ負荷演算手段を設けるとともに、このタイヤ負荷演算手段にて演算されるタイヤ負荷に応じて前記指定地タイヤリスク判定手段にて判定されるタイヤリスクを補正するタイヤリスク補正手段を設けたことを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置において、前記特定の経路は、予め設定されている複数の経路から選択された一つの経路であることを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
  8. 請求項7に記載の車両用車輪のタイヤリスク判定装置において、車両が現在地から指定地までを特定の経路とは異なる経路にて走行したときに前記空気圧生成装置から前記タイヤ空気室に供給される供給空気量を演算する別経路供給空気量演算手段と、車両が現在地から指定地までを特定の経路とは異なる経路にて走行したときに前記タイヤ空気室から漏れる漏れ空気量を演算する別経路漏れ空気量演算手段と、前記圧力センサによって検出される前記タイヤ空気室の現時点での空気圧と前記別経路供給空気量演算手段にて演算される前記供給空気量と前記別経路漏れ空気量演算手段にて演算される前記漏れ空気量に基づいて前記タイヤ空気室の指定地での空気圧を演算する別経路タイヤ空気圧演算手段と、この別経路タイヤ空気圧演算手段と前記タイヤ空気圧演算手段にてそれぞれ演算される各空気圧に基づいて指定地でのタイヤリスクのリスク度が最低である経路を選択して乗員に知らせる推奨経路報知手段を設けたことを特徴とする車両用車輪のタイヤリスク判定装置。
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