JP2007319678A - 内視鏡用の高周波治療器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】体内組織をより確実に挟み、切開することができ、かつ、電流密度を増加させることができる係合面を備える内視鏡用の高周波治療器具の提供。
【解決手段】内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;前記挿入部の遠端部に取り付けられ、高周波電圧を供給する導電性ワイヤ31a、31bに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の電極10a、10bと、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、前記対向する係合面64には凹部と凸部が、前記電極10a、10bの長手方向に亘り、交互に連続して形成され、前記一対の電極10a、10bが前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面64は所定間隔離れている。
【選択図】図3
【解決手段】内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;前記挿入部の遠端部に取り付けられ、高周波電圧を供給する導電性ワイヤ31a、31bに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の電極10a、10bと、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、前記対向する係合面64には凹部と凸部が、前記電極10a、10bの長手方向に亘り、交互に連続して形成され、前記一対の電極10a、10bが前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面64は所定間隔離れている。
【選択図】図3
Description
本発明は、双極高周波治療器具に関し、特に、体内組織をより確実に挟むことができ、かつ、電流密度を増加させることができる一対の可動電極を備えた内視鏡用の高周波治療器具に関する。
患者の体表に置かれた大型の対向電極と組み合わせてロッド形の電極を利用する高周波切開器は、本発明の属する技術分野で知られている。より具体的には、ロッド形電極の近傍の体内組織を焼灼するために、ロッド形電極と対向電極との間に高周波電流を発生させる。一方、上記ロッド型の高周波切開器具は単極なので、体内組織の周辺領域に大きな熱衝撃が発生する。
従来の高周波切開器具の欠点は、電流が患者の体内に置かれた一方の電極から外側体表に置かれた他方の電極に流れるので、高周波電流が長時間に亘って連続的に発生した場合、不必要に深い孔を体内組織内にあける可能性があることである。
上述のような深い孔は、電流を間欠的に発生させることにより回避できる。しかしながら、このように間欠的に電流を発生させつつ手術を行うと、手術に要する時間が長くなるという問題を伴う。
このような事情により、粘膜抜去術等において切開、剥脱、及び止血を比較的短い手術時間で行うことのできる内視鏡のための双極高周波切開器具が望まれている。
本発明は、内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;前記挿入部の遠端部に取り付けられ、高周波電圧を供給する導電性ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の電極と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、前記対向する係合面には凹部と凸部が、前記電極の長手方向に亘り、交互に連続して形成され、前記一対の電極が前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面は所定間隔離れていることを特徴とする。
本発明は、また、内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;前記挿入部の遠端部に取り付けられ、操作用ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の顎部材と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、前記対向する係合面には凹部と凸部が、前記顎部材の長手方向に亘り、交互に連続して形成され、前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面は所定間隔離れていることを特徴とする。
前記係合面の凹部と凸部は、長手方向に沿った側面視で、台形であり、前記係合面の長手方向に直交する幅が前記電極の幅より短いと好ましい。また、 前記台形の隅部を面取りをすると好ましい。
前記係合面の長手方向に直交する幅が前記顎部材の幅より短いと好ましい。
前記一対の電極が前記閉じた位置にあるとき、対応する前記一方の電極の凹部と前記他方の電極の凸部が、前記所定間隔がゼロとなるように嵌合すると好ましい。
前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるとき、対応する前記一方の顎部材の凹部と前記他方の顎部材の凸部が、前記所定間隔がゼロとなるように嵌合すると好ましい。
本発明は、さらに、内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;前記挿入部の遠端部に取り付けられ、高周波電圧を供給する導電性ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の電極と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、前記一対の係合面のそれぞれは、その長手方向に渡り、互いに対向する方向に突出する凸部を備え、前記対向する係合面は、前記一対の電極が前記閉じた位置にあるときに、所定間隔離して保持されることを特徴とする。
前記係合面を、電流密度を増加させるよう構成した刃先とすると好ましい。
本発明は、また、内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;前記挿入部の遠端部に取り付けられ、操作用ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の顎部材と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、前記一対の係合面のそれぞれは、その長手方向に渡り、互いに対向する方向に突出する凸形状に形成し、前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面は所定間隔離れていることを特徴とする。
前記係合面を刃先とすると好ましい。
前記係合面の凸形状が、その断面が該凸部の頂部が円弧状の突起で、該突起の径の長さを前記係合面の基部の幅より短くすると好ましい。
前記一対の電極が前記閉じた位置にあるとき、前記所定間隔がゼロとなるように前記係合面が接触すると好ましい。
前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるとき、前記所定間隔がゼロとなるように前記係合面が接触すると好ましい。
本発明によれば、体内組織をより確実に挟み、切開することができ、かつ、電流密度を増加させることができる係合面を備える内視鏡用の高周波治療器具を得ることができる。
図1は、本発明に係る内視鏡のための双極高周波切開器具(内視鏡用の高周波切開器具)10の実施形態を示す斜視図である。高周波電源(図示せず)に接続可能な双極高周波切開器具10は、例えば米国特許第6,969,389号と米国公開特許公報第2003/0191465号に記載された双極高周波内視鏡手術システムと連携して使用でき、これら両開示内容は参照として本明細書に組み込まれている。
双極高周波切開器具10は、操作部(図示せず)と、この操作部の遠端部に接続された挿入部20と、を備えている。
挿入部20は、支持部材32(図1)と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の絶縁材料で作製される細長い可撓性シース30(図3)と、このシース30を通して摺動可能に挿入された1対の導電性ワイヤ31a、31bと、支持部材32の遠端部に設けられて上記導電性ワイヤ31a、31bに接続され、閉じた位置(図1)と開いた位置(図3)に設定することができる、1対の電極10a、10bと、を備えている。なお、電極10aの極性を正とし、電極10bの極性を負とすること、またその逆とすることも可能である。さらに、導電性ワイヤ31a、31bは、その一方が高周波電源(図示せず)の正の端子(又は負の端子)に接続され、他方が負の端子(又は正の端子)に接続されている。また、上記の構成に限定されず、導電性ワイヤ31a、31bを操作用ワイヤとすることで、1対の電極10a、10bは導電構造とせずに、外科医(執刀医)による遠隔操作のみが可能な顎部材として構成することもできる。
挿入部20は、支持部材32(図1)と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の絶縁材料で作製される細長い可撓性シース30(図3)と、このシース30を通して摺動可能に挿入された1対の導電性ワイヤ31a、31bと、支持部材32の遠端部に設けられて上記導電性ワイヤ31a、31bに接続され、閉じた位置(図1)と開いた位置(図3)に設定することができる、1対の電極10a、10bと、を備えている。なお、電極10aの極性を正とし、電極10bの極性を負とすること、またその逆とすることも可能である。さらに、導電性ワイヤ31a、31bは、その一方が高周波電源(図示せず)の正の端子(又は負の端子)に接続され、他方が負の端子(又は正の端子)に接続されている。また、上記の構成に限定されず、導電性ワイヤ31a、31bを操作用ワイヤとすることで、1対の電極10a、10bは導電構造とせずに、外科医(執刀医)による遠隔操作のみが可能な顎部材として構成することもできる。
図1乃至図3に示すように、1対の電極(顎部材)10a、10bを支持する支持部材32は、可撓性シース30の遠端部に取り付けられている。この支持部材32は、硬質合成樹脂等の固い絶縁材料で作製され、均一な幅を有するスリット34を形成するために前方に向けて延びる平行な一対のアーム33を有している。これらアーム33の遠端部の近傍には2本のピン35が支持される。これら2本のピン35は、アーム33の側壁に、所定間隔離で平行状態を維持しつつ、垂直に配置されている。なお、ピン35はステンレス鋼等で作製することができる。
上記1対の電極10a、10bは、支持部材32のスリット34内に一部分が挿入され、また各ピン35を中心に回転可能に取り付けられている。この構成により、これら電極10a、10bを、閉じた位置(図1)又は開いた位置(図3)に設定することができる。
電極10a、10bの後端部R(図3)は、導電性ワイヤ31a、31bに接続している。一方、各導電性ワイヤ(操作用ワイヤ)31a、31bは、対応する電極10a、10bに接続する端部を除いて絶縁チューブ41a、41bで被覆されている。
支持部材32のスリット34内で電極10a、10bが互いに接触するのを防止するために、絶縁ブロック51が配置されている。この絶縁ブロック51は、電極10a、10b間に配置され、ピン35によって支持されている。なお、絶縁ブロック51は、例えばポリテトラフルオロエチレン等の樹脂で作製することができる。また、絶縁ブロック51は支持部材32の遠端部に該支持部材32と一体に(具体的にはアーム33と一体に)形成されるが、支持部材32とは別部材としてもよい。
上記絶縁ブロック51は、より詳細には、図4の破断斜視図に示すように、中央ブロック51d、電極10aを支持するピン35が貫通する穴51aを有するサブブロック51c、及び電極10bを支持するピン35が貫通する穴51bを有するサブブロック51’cから構成されている。そして、図5に示すように、サブブロック51cと中央ブロック51dで規定される領域に電極10bが配置され、サブブロック51’cと中央ブロック51dで規定される領域に電極10aが配置され、それぞれピン35により回転自在に支持される。
電極10a、10bは、より詳細には、ステンレス鋼等の電極材料で作製される一対の部材である。これら電極10a、10bが支持部材32に取り付けられるとき、前部F(図3)はアーム33から突出して前方に延び、後部はアーム33間に位置する(図2)。そして、各電極10a、10bの後部Rには、2個の孔が設けられ、一方にはピン35が貫通し、他方には導電性ワイヤ(31a、31b)が接続されている。
なお、各電極10a、10bの後部Rは、図3に明示されるように、所定角度曲げられている。これは、シース30内で導電性ワイヤ31a、31bが、シース30の軸方向前後摺動して、電極10a、10bを、ピン35を中心に回転させて、上記開いた位置又は上記閉じた位置にするためである。
電極10a、10bには、係合面64が形成されている(図1)。そして、これら電極の閉じた位置(図1)では、体内組織の損傷をより少なくすべく、対向する係合面64の間隔Sを約0.05mm〜約0.5mmと設定している。一方、必要に応じて、上記のような間隔を設けずに、閉じた位置では、電極10a、10bの係合面64を接触させてもよい。
次に、図6、図7及び図8により、係合面64の実施形態を説明する。
図6は、電極の長手方向に直交する方向から見た係合面64の断面図である。電極10a、10bには、平坦な係合面64に向かって電極10a、10bの基部からテーパー状の側面61が形成されている。このように、電極10a、10bを係合面64に向けて細くして係合面64の表面積を減少させると、該係合面64における電流密度を増加させつつ、目的とする患部体内組織のみをより確実に捕捉することを可能にする。また、この構成により、係合面64は、切開手術等においては、刃先としても機能させることができる。より詳細には、図6(断面視)の状態で、係合面64の幅(電極の長手方向に直交する方向)が各電極10a、10bの幅より短くなるように、テーパー状に互いに傾く各側面61自体の長さ、すなわち斜辺の長さ、を係合面64の幅よりも長くなるよう設定すると好ましい。なお、図6は、説明目的のため誇張して描いている。
図6は、電極の長手方向に直交する方向から見た係合面64の断面図である。電極10a、10bには、平坦な係合面64に向かって電極10a、10bの基部からテーパー状の側面61が形成されている。このように、電極10a、10bを係合面64に向けて細くして係合面64の表面積を減少させると、該係合面64における電流密度を増加させつつ、目的とする患部体内組織のみをより確実に捕捉することを可能にする。また、この構成により、係合面64は、切開手術等においては、刃先としても機能させることができる。より詳細には、図6(断面視)の状態で、係合面64の幅(電極の長手方向に直交する方向)が各電極10a、10bの幅より短くなるように、テーパー状に互いに傾く各側面61自体の長さ、すなわち斜辺の長さ、を係合面64の幅よりも長くなるよう設定すると好ましい。なお、図6は、説明目的のため誇張して描いている。
図7は係合面64を、図6に示す断面形状で連続する凹凸部64aとした実施形態である。対向する複数の凹凸部64aを、電極10a、10bが閉じた位置で交互に噛み合うように構成すると(図13参照)、体内組織を、滑りを生ずることなく、より確実に挟むことができるので、より正確な切開が可能となる。また、上記凹凸部64aは、長手方向に沿った側面視で、台形としている。さらに、体内組織の損傷防止のため、特に各凸部の隅に面取りを施してもよい。
図8は、電極の長手方向に直交する方向から見た、他の実施形態による係合面64の断面図である。同図に明示されるように、前述の矩形断面とは異なり、頂部断面を円弧状の突起64bとして構成した係合面64となっている。そして、この円弧状の突起64bの径の長さを電極の基部の幅より短くなるように設定している。このように、頂部断面が円弧状で、電極の長手方向に延びる係合面64においても、先の実施形態の場合と同様に、係合面64における電流密度を増加させつつ、目的とする患部体内組織のみをより確実に捕捉することを可能にすることができ、かつ、係合面64は、切開手術等においては、刃先として機能する。
次に、図9及び図13により、係合面64が対向して連続する凹凸部64aである双極高周波切開器具10を用いた処置例を説明する。
図9及び図10は、双極高周波切開器具10を用いた切開処置を示している。 外科医(執刀医)が双極高周波切開器具10を開いた位置にして患部に接近させ(図9)、患部に到達すると、同器具10を閉じつつ患部体内組織に切り込みを入れる(図10)。このとき、対向する複数の台形突部64aが互いに噛み合い、かつ、電流密度を増加させるので、患部の目的とする体内組織のみをより確実に切開することができる。そして、上述の係合面64の他の実施形態の場合も、同様の効果が得られる。なお、双極高周波切開器具10による手術に際しては、必要に応じて異なる特性(例えば異なる継続時間、電圧など)の高周波電圧を使用することができる。
図9及び図10は、双極高周波切開器具10を用いた切開処置を示している。 外科医(執刀医)が双極高周波切開器具10を開いた位置にして患部に接近させ(図9)、患部に到達すると、同器具10を閉じつつ患部体内組織に切り込みを入れる(図10)。このとき、対向する複数の台形突部64aが互いに噛み合い、かつ、電流密度を増加させるので、患部の目的とする体内組織のみをより確実に切開することができる。そして、上述の係合面64の他の実施形態の場合も、同様の効果が得られる。なお、双極高周波切開器具10による手術に際しては、必要に応じて異なる特性(例えば異なる継続時間、電圧など)の高周波電圧を使用することができる。
図11乃至図13には、双極高周波切開器具10を止血手術に用いる場合を示している。
図11に示すように、閉じた位置の双極高周波治療器具10を、出血部位に押し当てる。なお、例えば、出血が広範囲に及ぶ場合は、図12に示すように、双極高周波治療器具10を開いた位置にして出血部位に押し当ててもよい。
図6乃至及び図8に示すいずれの場合も、図13に示すように、電流を流しつつ出血部位を電極10a、10bで挟み込んで出血を止める。
図11に示すように、閉じた位置の双極高周波治療器具10を、出血部位に押し当てる。なお、例えば、出血が広範囲に及ぶ場合は、図12に示すように、双極高周波治療器具10を開いた位置にして出血部位に押し当ててもよい。
図6乃至及び図8に示すいずれの場合も、図13に示すように、電流を流しつつ出血部位を電極10a、10bで挟み込んで出血を止める。
上述のように、双極高周波切開器具10は、切開及び止血に用いているが、マーク付け等の他の外科的処置にも適用することができる。例えば、双極高周波切開器具10を用いて、切除及び止血の前にマーク付けを行えば、これら切除及び止血をより正確に行うことができる。
20 挿入部
10a、10b 一対の電極(顎部材)
10 内視鏡用の高周波切開器具(内視鏡用の切開器具)
31a、31b 導電性ワイヤ(操作用ワイヤ)
10a、10b 一対の電極(顎部材)
10 内視鏡用の高周波切開器具(内視鏡用の切開器具)
31a、31b 導電性ワイヤ(操作用ワイヤ)
Claims (15)
- 内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;
前記挿入部の遠端部に取り付けられ、高周波電圧を供給する導電性ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の電極と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、
前記対向する係合面には凹部と凸部が、前記電極の長手方向に亘り、交互に連続して形成され、
前記一対の電極が前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面は所定間隔離れていることを特徴とする内視鏡用の高周波切開器具。 - 内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;
前記挿入部の遠端部に取り付けられ、操作用ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の顎部材と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、
前記対向する係合面には凹部と凸部が、前記顎部材の長手方向に亘り、交互に連続して形成され、
前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面は所定間隔離れていることを特徴とする内視鏡用の高周波切開器具。 - 前記係合面の凹部と凸部は、長手方向に沿った側面視で、台形である、請求項1及び2記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記係合面の長手方向に直交する幅が前記電極の幅より短い、請求項1記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記係合面の長手方向に直交する幅が前記顎部材の幅より短い、請求項2記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記一対の電極が前記閉じた位置にあるとき、対応する前記一方の電極の凹部と前記他方の電極の凸部が、前記所定間隔がゼロとなるように嵌合する、請求項1記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるとき、対応する前記一方の顎部材の凹部と前記他方の顎部材の凸部が、前記所定間隔がゼロとなるように嵌合する、請求項2記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記台形の隅部を面取りした、請求項3記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;
前記挿入部の遠端部に取り付けられ、高周波電圧を供給する導電性ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の電極と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、
前記一対の係合面のそれぞれは、その長手方向に渡り、互いに対向する方向に突出する凸部を備え、
前記対向する係合面は、前記一対の電極が前記閉じた位置にあるときに、所定間隔離して保持されることを特徴とする内視鏡用の高周波切開器具。 - 内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部と;
前記挿入部の遠端部に取り付けられ、操作用ワイヤに接続し、対向する係合面を有し、かつ、開いた位置と閉じた位置との間で可動な一対の顎部材と、を備えた、内視鏡用の高周波切開器具において、
前記一対の係合面のそれぞれは、その長手方向に渡り、互いに対向する方向に突出する凸形状に形成し、
前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるときに、前記対向する係合面は所定間隔離れていることを特徴とする内視鏡用の高周波切開器具。 - 前記係合面の凸形状が、その断面が該凸部の頂部が円弧状の突起で、該突起の径の長さを前記係合面の基部の幅より短くした、請求項9及び10記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記一対の電極が前記閉じた位置にあるとき、前記所定間隔がゼロとなるように前記係合面が接触する、請求項9記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記一対の顎部材が前記閉じた位置にあるとき、前記所定間隔がゼロとなるように前記係合面が接触する、請求項10記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記係合面を、電流密度を増加させるよう構成した刃先とした、請求項9記載の内視鏡用の高周波切開器具。
- 前記係合面を刃先とした、請求項10記載の内視鏡用の高周波切開器具。
Applications Claiming Priority (2)
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Family Applications (1)
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-
2007
- 2007-05-29 JP JP2007141679A patent/JP2007319678A/ja active Pending
- 2007-05-30 DE DE102007025084A patent/DE102007025084A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
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DE102007025084A1 (de) | 2007-12-06 |
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