JP2007319573A - 注射針付き薬液容器 - Google Patents

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【課題】注射針等を取り付ける作業を必要とせず、アンプルから薬液を注射器に吸い取る作業等を省略して注射又は混注を行うこと。
【解決手段】薬液が内部に充填された蛇腹状の胴体部2と、薬液を注入対象に注入可能な注射針部4と、この注射針部4から切り離されて当該注射針部4に上記薬液が流出する穴部を形成するカバー部5とを具備し、上記胴体部2、注射針部4及びカバー部5をブロー成形により一体成形したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部に薬液を充填してなる薬液容器に関し、特に、輸液容器の口部や輸液回路、血液回路の混注部、又は皮下や皮肉等に刺し込まれる注射針を備える注射針付き薬液容器に関する。
従来、薬液を封入可能とした蛇腹状のシリンダー内に押出用ピストンを一体的に有してなるアンプル兼用注射器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかるアンプル兼用注射器によれば、アンプルより薬液を注射器に吸い取る作業、そのためのアンプルの首部の切断作業、並びに、アンプルの廃棄処理をなくすことができるので、現場で直ちに注射対応が可能となる。
特許第2990380号公報
しかしながら、上述のような従来のアンプル兼用注射器においては、シリンダーと押出用ピストンとを一体的に成形するものの、注射針を含む針部が一体成形されていないことから、シリンダー胴部の先端部に針部を取り付ける必要があるため、その取付作業が煩雑であるという問題がある。
しかも、針部をシリンダー胴部の先端部に取り付ける際には、針部が有する注射針が露出することとなるため、この注射針に注意しながら取付作業を行わなければならず、作業がより煩雑になるという問題がある。注射針を露出させないように、注射針に予めキャップを被せることも考えられるが、この場合にはそのキャップの製造に伴うコストが上昇するという問題が発生する。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、注射針等を取り付ける作業を必要とせず、アンプルから薬液を注射器に吸い取る作業等を省略して簡単に注射又は混注を行うことができる注射針付き薬液容器を提供することを目的とする。
本発明の注射針付き薬液容器は、薬液が内部に充填された蛇腹状の胴体部と、前記薬液を注入対象に注入可能な注射針部と、前記注射針部から切り離されて当該注射針部に前記薬液が流出する穴部を形成するカバー部とを具備し、前記胴体部、注射針部及びカバー部を一体成形したことを特徴とする。
本発明の注射針付き薬液容器によれば、胴体部に注射針部が一体成形され、また、胴体部内に薬液が充填されていることから、注射針等を取り付ける作業を必要とせず、アンプルから薬液を注射器に吸い取る作業等を省略して注射又は混注を行うことが可能となる。そして、本発明の注射針付き薬液容器を用いて注射又は混注を行う場合には、カバー部を注射針部から切り離すことで当該注射針部に薬液が流出する穴部を形成できることから、簡単な作業により注射又は混注を行うことが可能となる。
上記注射針付き薬液容器において、前記カバー部は、前記注射針部の先端部を保護することが好ましい。この場合には、カバー部により注射針部の先端部が保護されるので、注射針部の先端部が破損するのを防止すると共に、当該先端部により使用者が怪我するのを防止することが可能となる。また、輸液容器や輸液回路、血液回路に薬液を注入する際の感染被害を抑止することも可能となる。
また、上記注射針付き薬液容器においては、前記注射針部の先端部以外の位置に前記穴部を形成することが好ましい。この場合には、表面面積の狭い先端部以外の位置に穴部が形成されるので、適切に薬液が流出する穴部を形成することが可能となる。
特に、複数個の前記穴部を形成することが好ましい。この場合には、穴部から流出する薬液の量を増加させることが可能となる。
また、上記注射針付き薬液容器においては、前記胴体部、注射針部及びカバー部をブロー成形により一体成形することが好ましい。このようにブロー成形によって一体成形を行うことにより、本注射針付き薬液容器を安価且つ大量に製造することが可能となる。
特に、前記ブロー成形時に前記胴体部に前記薬液を充填することが好ましい。この場合には、胴体部、注射針部及びカバー部を一体成形する処理と薬液を充填する処理とをブロー成形により一括に行うことが可能となる。
また、上記注射針付き薬液容器において、前記胴体部の伸縮を規制する保持部材を具備するようにしても良い。この場合には、保持部材により胴体部の伸縮を規制することができるので、胴体部に加わる圧力によって薬液が漏出する事態を防止することが可能となる。
特に、前記保持部材に前記薬液の種類を表示することが好ましい。この場合には、内部の薬液を簡単に確認することができるので、誤った薬液が輸液容器や輸液回路、血液回路に注入される事態を防止することが可能となる。
また、上記注射針付き薬液容器において、前記胴体部の内壁に、収縮した状態で当該胴体部の伸長を規制する規制部材を設けることが好ましい。この場合には、胴体部を押し込むことで収縮すると、規制部材により胴体部の伸長が規制されるので、胴体部が不用意に押し戻されず、薬液の逆流を防ぐことが可能となる。
なお、上記注射針付き薬液容器において、胴体部の蛇腹形状は、伸縮機能を奏する構造を有していれば、形状は特に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、螺旋状や同心円状などの形状とすることが考えられる。
本発明によれば、注射針等を取り付ける作業を必要とせず、アンプルから薬液を注射器に吸い取る作業等を省略して簡単に注射又は混注を行うことができる注射針付き薬液容器を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る注射針付き薬液容器1の構成を説明するための斜視図である。
本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1は、周知のブロー成形により成形される。すなわち、本注射針付き薬液容器1の成型用金型内に、熱可塑性を有する合成樹脂素材をチューブ状に押し出し、当該金型でチューブ状の合成樹脂の底部を密閉する。そして、吹込み・充填ノズルによりチューブ状の合成樹脂内に圧縮空気を吹き込んで成形し、所定の薬液を充填することで本注射針付き薬液容器1が完成する。例えば、注射針付き薬液容器1は、ポリエチレン等の耐薬品性を有する合成樹脂素材を用いて成形される。
本注射針付き薬液容器1は、図1に示すように、蛇腹状の胴体部2と、胴体部2の上端部に形成された連結部3と、連結部3の頂部に形成された注射針部4と、注射針部4の先端部を覆うように形成されたカバー部5とを有している。これらの胴体部2、連結部3、注射針部4及びカバー部5が上述のブロー成形により一体に成形される。
胴体部2、連結部3及び注射針部4は、内部に形成される空間で繋がった状態に成形されている。これらの内部に、各種の薬液がブロー成形時に充填される。一方、注射針部4とカバー部5とは、後述する連結片でのみ連結されている。なお、胴体部2、連結部3及び注射針部4内に形成される空間は、カバー部5には繋がっていない。
胴体部2は、蛇腹状部分を備えることにより、図1に示す上下方向に伸縮可能な構成となっている。この蛇腹状部分を伸縮させることにより、後述する注射針部4の穴部から薬液を輸液容器や輸液回路、血液回路に注入可能となっている。なお、胴体部2の表面には、図1に示すように、蛇腹状部分の内部に充填される薬液の内容量を把握するための目盛りが記述されている。
連結部3は、略円錐形状を有し、胴体部2と注射針部4とを連結する役割を果たす。本注射針付き薬液容器1を用いて注射又は混注を行う場合には、当該連結部3の斜面に指を引っ掛けた状態で胴体部2の底面部を注射針部4の方向に押し込むことにより、内部の薬液が輸液容器や輸液回路、血液回路に注入されることとなる。
注射針部4は、図1に示す上側方向に向かって次第に外形が細くなる形状を有し、その先端部周辺が輸液容器の口部や輸液回路、血液回路の混注部、又は患者の皮下や皮肉等に刺し込まれる。注射針部4は、その先端部近傍に配設される2つの連結片(後述)でカバー部5と連結されている。後述するように、カバー部5が切り離され、これらの連結片が除去されることで、注射針部4に薬液が流出可能な穴部が形成される。なお、カバー部5は、平板状に形成されており、注射針部4の先端部を保護することができるように、一定の厚みを有している。
図2及び図3は、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1の注射針部4及びカバー部5周辺の拡大図である。図2においては、カバー部5を注射針部4から切り離す前の状態について示し、図3においては、カバー部5を注射針部4から切り離した後の状態について示している。
図2に示すように、注射針部4とカバー部5とは注射針部4の先端部近傍において、カバー部5に形成された2つの連結片6のみで連結されている。これらを2つの連結片6のみで連結するのは、カバー部5を注射針部4から切り離し易いようにするためである。なお、連結片6は、注射針部4との連結面積がカバー部5との連結面積よりも小さく設定されている。このようにカバー部5との連結面積を大きくしたのは、カバー部5を切り離した場合に連結片6をカバー部5側に残存させるためである。
図2に示す状態から、カバー部5を注射針部4から切り離すと、図3に示すように、連結片6は、カバー部5側に残存した状態となる。このように連結片6がカバー部5に残存することにより、注射針部4における連結片6に対応する位置に、内部の薬液が流出可能な穴部7が形成される。本実施の形態においては、2つの穴部7が、注射針部4の先端部近傍に形成されることとなる。
以下、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1を用いて混注を行う場合について説明する。本注射針付き薬液容器1を用いて混注を行う場合には、まず、カバー部5が注射針部4から切り離される。これにより、注射針部4の所定位置に穴部7が形成される。このとき、注射針部4とカバー部5とは2つの連結片6のみで連結されているので、医師等の使用者が一定以上の力で捻じる等の作業を行うことにより簡単にカバー部5を切り離すことが可能である。
カバー部5を切り離すことで連結片6が除去されたならば、穴部7が内部に入り込む位置まで、注射針部4の先端部を輸液容器や輸液回路、血液回路に刺し込む。そして、連結部3の斜面に指(例えば、人差し指と中指)を引っ掛けた状態で胴体部2の底面部を(例えば、親指で)注射針部4の方向に押し込むことにより、穴部7から薬液が輸液容器や輸液回路、血液回路に注入される。所定量の薬液を注入したならば、注射針部4を輸液容器や輸液回路、血液回路から引き抜き、刺し込んだ位置に必要に応じて消毒等の処理を施す。このようにして本注射針付き薬液容器1を用いて混注を行う場合の一連の動作が終了する。なお、注射が終わり、本注射針付き薬液容器1を廃棄する場合には、蛇腹状の胴体部2を縮めた状態で廃棄することにより、廃棄物の縮小が可能となる。
ところで、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1は、蛇腹状の胴体部2を備える関係上、これを保管する際には胴体部2に一定以上の圧力が加わらないようにする必要がある。ここで、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1を保管する際の取扱いについて説明する。図4は、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1を保管する際の状態について説明するための斜視図である。
本注射針付き薬液容器1においては、カバー部5を注射針部4から切り離すことにより注射針部4に穴部7が形成されるので、カバー部5が切り離されるまでは胴体部2に対する一定の圧力に耐え得る。しかしながら、一定以上の圧力が胴体部2に加わると、注射針部4とカバー部5との連結部分が破損し、穴部7から薬液が漏出する事態が発生し得る。
このため、本注射針付き薬液容器1を保管する場合においては、胴体部2に一定以上に圧力が加わらないように、図4に示すように、胴体部2の周囲に保持部材8を取り付けている。保持部材8は、連結部3の下端部近傍から胴体部2の下端部近傍までに被せられ、胴体部2の長さが一定以上に短くならないように保持する役割を果たす。
特に、本実施の形態においては、この保持部材8の周囲に、本注射針付き薬液容器1の内部に充填されている薬液の種類を示すラベルを貼り付けている。これにより、内部の薬液を簡単に確認することができるようにし、誤った薬液が輸液容器や輸液回路、血液回路に注入される事態を防止している。
このように本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1によれば、胴体部2に連結部3を介して注射針部4が一体成形され、また、胴体部2内に薬液が充填されていることから、注射針等を取り付ける作業を必要とせず、アンプルから薬液を注射器に吸い取る作業等を省略して注射又は混注を行うことが可能となる。従って、作業時の針刺し事故を防止することができる。また、薬液調整や混注に要する時間を短縮することができる。そして、本注射針付き薬液容器1を用いて注射又は混注を行う場合には、カバー部5を注射針部4から切り離すことで当該注射針部4に薬液が流出する穴部7を形成できることから、簡単な作業により注射又は混注を行うことが可能となる。
また、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1においては、カバー部5により、注射針部4の先端部が保護されているので、注射針部4の先端部が破損するのを防止すると共に、当該先端部により使用者が怪我するのを防止することが可能となる。また、輸液容器や輸液回路、血液回路に薬液を注入する際における感染被害を抑止することも可能となる。
また、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1においては、カバー部5を注射針部4から切り離すことで、注射針部4の先端部以外の位置に穴部7が形成されるようにしている。これにより、表面面積の狭い先端部以外の位置に穴部7が形成されるので、適切に薬液が流出する穴部7を形成することが可能となる。特に、複数個(2個)の穴部7を形成しているので、穴部7から流出する薬液の量を増加させることが可能となる。
さらに、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1においては、胴体部2、連結部3、注射針部4及びカバー部5をブロー成形により一体成形しているので、本注射針付き薬液容器1を安価且つ大量に製造することが可能となる。特に、ブロー成形時に胴体部2に薬液を充填するようにしているので、胴体部2、連結部3、注射針部4及びカバー部5を一体成形する処理と薬液を充填する処理とを一括で行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、カバー部5が2つの連結片6を備える場合について説明しているが、連結片6の個数についてはこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、1個であっても良く、3個以上であっても良い。また、連結片6が形成される位置についても、適宜変更が可能である。さらに、これらに伴い、注射針部4に形成される穴部7の個数や穴部7の位置についても、適宜変更が可能である。例えば、注射針部4の先端部に穴部7を形成しても良い。
また、上記実施の形態においては、胴体部2と注射針部4とを連結する略円錐形状の連結部3を備える場合について示しているが、かかる連結部3については、これに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。本注射針付き薬液容器1を用いて注射又は混注を行う際に使い勝手が良い形状であれば、いかなる形状であっても良い。例えば、利用者の指を保持する保持片を形成するようにしても良い。
また、上記実施の形態に係る注射針付き薬液容器1の形状は、適宜変更が可能である。図5及び図6は、本実施の形態に係る注射針付き薬液容器1の他の形状を示す図である。なお、図5及び図6においては、カバー部5を切り離し、穴部7が形成された状態について示している。また、図5及び図6において、図1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示す注射針付き薬液容器1は、胴体部2の下端部の形状が球状に形成されている点、並びに、胴体部2の底部に連結部3の内壁部と嵌合可能な突起部9が形成されている点で、図1に示す注射針付き薬液容器1と異なる。なお、この突起部9は、胴体部2が収縮した状態で当該胴体部2の伸長を規制する規制部材として機能する。
図5に示す注射針付き薬液容器1においては、薬液を混注させるために胴体部2を押し込むと、突起部9が連結部3の内壁部に嵌り込み固定されるので、胴体部2が不用意に押し戻されず、薬液の逆流を防ぐことが可能となる。
図6に示す注射針付き薬液容器1は、胴体部2を押し込む際に指が引っ掛けられる操作片10が形成されている点、胴体部2の底部に連結部3の内壁部と嵌合可能な突起部11が形成されている点、並びに、連結部3の形状が突起部11と略同一の形状を有し当該突起部11を収容する点で、図1に示す注射針付き薬液容器1と異なる。なお、この突起部11は、図5に示す突起部9と同様に、胴体部2が収縮した状態で当該胴体部2の伸長を規制する規制部材として機能する。
図6に示す注射針付き薬液容器1においては、図5に示す注射針付き薬液容器1と同様に、薬液を混注させるために胴体部2を押し込むと、突起部11が連結部3の内壁部に嵌り込み固定されるので、胴体部2が不用意に押し戻されず、薬液の逆流を防ぐことが可能となる。
なお、図5及び図6においては、胴体部2が収縮した状態で当該胴体部2の伸長を規制する規制部材として、連結部3の内壁部と嵌合する突起部9(11)を設ける場合について示している。しかし、かかる規制部材の構成については、これに限定されるものではなく、胴体部2が収縮した状態で当該胴体部2の伸長を規制することを条件として適宜変更が可能である。突起部9(11)の位置や、嵌合する対象部分も適宜変更が可能である。但し、胴体部2の裏面を押し込んで薬液を混注することを考慮すると、図5及び図6に示す構成とすることが好ましい。
さらに、上記実施の形態において、胴体部2における蛇腹部分を平行に配設した輪状に設けた場合について示しているが、蛇腹部分の形状についてはこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、蛇腹部分の形状を螺旋状にしたものや、同心円状としても良い。この場合には、上記実施の形態のように、蛇腹部分を平行に配設した輪状に設けた場合と比べて、蛇腹部分の戻りを低減することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る注射針付き薬液容器の構成を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る注射針付き薬液容器の注射針部及びカバー部周辺の拡大図である。 上記実施の形態に係る注射針付き薬液容器の注射針部及びカバー部周辺の拡大図である。 上記実施の形態に係る注射針付き薬液容器を保管する際の状態について説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る注射針付き薬液容器の他の形状を説明するための図である。 上記実施の形態に係る注射針付き薬液容器の他の形状を説明するための図である。
符号の説明
1 注射針付き薬液容器
2 胴体部
3 連結部
4 注射針部
5 カバー部
6 連結片
7 穴部
8 保持部材
9、11 突起部
10 操作片

Claims (9)

  1. 薬液が内部に充填された蛇腹状の胴体部と、前記薬液を注入対象に注入可能な注射針部と、前記注射針部から切り離されて当該注射針部に前記薬液が流出する穴部を形成するカバー部とを具備し、前記胴体部、注射針部及びカバー部を一体成形したことを特徴とする注射針付き薬液容器。
  2. 前記カバー部は、前記注射針部の先端部を保護することを特徴とする請求項1記載の注射針付き薬液容器。
  3. 前記注射針部の先端部以外の位置に前記穴部が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の注射針付き薬液容器。
  4. 複数個の前記穴部が形成されることを特徴とする請求項3記載の注射針付き薬液容器。
  5. 前記胴体部、注射針部及びカバー部をブロー成形により一体成形したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の注射針付き薬液容器。
  6. 前記ブロー成形時に前記胴体部に前記薬液を充填することを特徴とする請求項5記載の注射針付き薬液容器。
  7. 前記胴体部の伸縮を規制する保持部材を具備することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の注射針付き薬液容器。
  8. 前記保持部材に前記薬液の種類を表示することを特徴とする請求項7記載の注射針付き薬液容器。
  9. 前記胴体部の内壁に、収縮した状態で当該胴体部の伸長を規制する規制部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の注射針付き薬液容器。
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