JP2007318910A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の電源装置を小型化することである。
【解決手段】パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12の最大出力電力を、パワーステアリング用インバータ13の最大電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力の合計値より小さな値に設計する。これにより電源装置11を小型化することができる。
【選択図】図1
【解決手段】パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12の最大出力電力を、パワーステアリング用インバータ13の最大電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力の合計値より小さな値に設計する。これにより電源装置11を小型化することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のパワーステアリング用モータと姿勢制御用モータに電力を供給する電源装置に関する。
ハンドルの操舵力を軽減するためにパワーステアリング機構が設けられており、パワーステアリング機構にはパワーステアリング用モータが使用されている。また、車両の走行を安定させるために姿勢制御機構が設けられており、その姿勢制御機構には姿勢制御用モータが使用されている。
図3は、自動車のパワーステアリング用モータと姿勢制御用モータに駆動電圧を供給する従来の電源装置を示す図である。
バッテリE1の電圧はパワーステアリング(PS)用DCDCコンバータ21で所定の直流電圧に変換され、パワーステアリング(PS)用インバータ22によりパワーステアリング用モータ23を駆動するための交流電圧に変換される。
バッテリE1の電圧はパワーステアリング(PS)用DCDCコンバータ21で所定の直流電圧に変換され、パワーステアリング(PS)用インバータ22によりパワーステアリング用モータ23を駆動するための交流電圧に変換される。
同様にバッテリE1の電圧は、姿勢制御のアクティブスタビライザ(AS)用DCDCコンバータ24で所定の直流電圧に変換され、アクティブスタビライザ用インバータ25によりアクティブスタビライザ用モータ26を駆動するための交流電圧に変換される。
上記の従来の電源装置においては、パワーステアリング用DCDCコンバータ21は、パワーステアリング用モータ23を駆動する最大電力を供給できるように設計され、アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ24は、アクティブスタビライザ用モータ26を駆動する最大電力が供給できるように設計されていた。
特許文献1には、パワーアシスト電動機に昇圧した電圧を供給する昇圧回路を有するパワーステアリング装置において、昇圧回路の出力電圧の目標値である目標昇圧電圧を操舵状態に応じて設定する目標昇圧電圧設定手段を設けることで、昇圧回路の発熱を抑制することが記載されている。
特許文献2には、車両のスタビライザ装置の電動モータに流れる電流の低減時における減速機構の出力トルクの応答特性を向上させるために、電動モータに流れる電流の増加制御の終了を検出し、その検出に応答して電動モータに流れる電流を所定量低減する電流制御を行うことが記載されている。
特許文献3には、複数の車両制御装置に個別に設けられている電源回路を共通化することが記載されている。
特許文献3には、車両用制御装置の複数の電源回路を共通化することが記載されているが、電源回路を単純に共通化した場合には、各車両制御装置が必要とする最大電力の合計値以上の電力供給能力が必要となるので電源回路が大型化してしまう。
特開2003−267235号公報
特開2005−335504号公報
特開2005−261047号公報
特許文献3には、車両用制御装置の複数の電源回路を共通化することが記載されているが、電源回路を単純に共通化した場合には、各車両制御装置が必要とする最大電力の合計値以上の電力供給能力が必要となるので電源回路が大型化してしまう。
本発明の課題は、車両の電源装置のDCDCコンバータを共通化し、かつ電源装置を小型化することである。
本発明は、車両のパワーステアリング用モータと姿勢制御用モータに電力を供給する電源装置において、前記パワーステアリング用モータを駆動する電力を供給するパワーステアリング用インバータと、前記姿勢制御用モータを駆動する電力を供給する姿勢制御用インバータと、前記パワーステアリング用インバータと前記姿勢制御用インバータに電力を供給する1つのDCDCコンバータであって、前記パワーステアリング用インバータに供給すべき最大電力と前記姿勢制御用インバータに供給すべき最大電力の合計値より小さい最大出力電力を有するDCDCコンバータとを備える。
この発明によれば、DCDCコンバータの最大出力電力をパワーステアリング用インバータに供給すべき最大電力と姿勢制御用インバータに供給すべき最大電力の合計値より小さくして電源装置を小型化することができる。また、DCDCコンバータを共通化することで電源とDCDCコンバータとの間の配線を減らすことができる。
本発明の電源装置において、前記パワーステアリング用インバータが最大電力となる条件での前記姿勢制御用インバータの電力と前記パワーステアリング用インバータの最大電力の合計値に所定値を加算した値以上の値、または前記姿勢制御用インバータが最大電力となる条件での前記パワーステアリング用インバータの電力と前記姿勢制御用インバータの最大電力の合計値に所定値を加算した値以上の値を前記DCDCコンバータの最大出力電力として設定する。
このように構成することで1つのDCDCコンバータからパワーステアリング用インバータと姿勢制御用インバータの両方に電力を供給し、かつ電源装置を小型化することができる。
本発明によれば車両の電源装置のDCDCコンバータを共通化し、かつ電源装置を小型化することができる。また、バッテリ等の電源とDCDCコンバータとの間の配線を減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、実施の形態の自動車の電源装置11とパワーステアリング用モータ14とアクティブスタビライザ用モータ16を示す図である。
パワーステアリング用モータ14は、自動車のハンドルの操舵力を補助する補助操舵力を供給するモータである。アクティブスタビライザ用モータ26は、自動車の姿勢の傾きを補正する制御を行う。
電源装置11は、バッテリE1の電圧を所定の直流電圧に変換するパワーステアリング/アクティブスタビライザ(PS/AS)用DCDCコンバータ12と、パワーステアリング(PS)用モータ14を駆動する電力を供給するパワーステアリング用インバータ13と、アクティブスタビライザ(AS)用モータ16を駆動する電力を供給するアクティブスタビライザ用インバータ(姿勢制御用インバータ)15とからなる。
パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12は、パワーステアリング用インバータ13とアクティブスタビライザ用インバータ15の両方に電力を供給する。
パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12は、例えば、図2に示すような回路で構成されている。
図2に示すように、トランジスタTR1とTR2は直列に接続され、それぞれのトランジスタTR1、TR2と並列にダイオードD1、D2が接続されている。ダイオードD1、D2のカソードはそれぞれのトランジスタTR1、TR2のコレクタに接続され、アノードはエミッタに接続されている。トランジスタTR1のエミッタとトランジスタTR2のコレクタの接続点にはインダクタL1の一端が接続され、インダクタL1の他端はバッテリE1に接続されている。トランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のエミッタにキャパシタC1の両端が接続されている。図2のDCDCコンバータは、バッテリE1の電圧を昇圧してキャパシタC1に供給して外部に出力する。
図2に示すように、トランジスタTR1とTR2は直列に接続され、それぞれのトランジスタTR1、TR2と並列にダイオードD1、D2が接続されている。ダイオードD1、D2のカソードはそれぞれのトランジスタTR1、TR2のコレクタに接続され、アノードはエミッタに接続されている。トランジスタTR1のエミッタとトランジスタTR2のコレクタの接続点にはインダクタL1の一端が接続され、インダクタL1の他端はバッテリE1に接続されている。トランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のエミッタにキャパシタC1の両端が接続されている。図2のDCDCコンバータは、バッテリE1の電圧を昇圧してキャパシタC1に供給して外部に出力する。
ここでパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力とアクティブスタビライザ用モータ16が必要とする駆動力と走行速度の関係について説明する。
自動車の走行速度が速いときには、カーブを曲がるときにハンドルを大きく回す必要がないのでパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力も小さくなる。また、高速時には、タイヤと路面との摩擦力が小さくなるのでパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力は小さくなる。従って、走行速度が速いときには、パワーステアリング用インバータ13は、走行速度が遅いときより少ない電力をパワーステアリング用モータ14に供給すれば良い。
自動車の走行速度が速いときには、カーブを曲がるときにハンドルを大きく回す必要がないのでパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力も小さくなる。また、高速時には、タイヤと路面との摩擦力が小さくなるのでパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力は小さくなる。従って、走行速度が速いときには、パワーステアリング用インバータ13は、走行速度が遅いときより少ない電力をパワーステアリング用モータ14に供給すれば良い。
これに対して走行速度が遅いときには、カーブを曲がるときにハンドルを大きく回す必要があるので、パワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力も大きくなる。また、低速走行時にはタイヤと路面との摩擦力が大きくなるので、ハンドルの操舵力を補助するためのパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力も大きくなる。従って、走行速度が遅いときには、パワーステアリング用インバータ13は大きな電力をパワーステアリング用モータ14に供給する必要がある。
他方、アクティブスタビライザ用モータ16については、高速でカーブを曲がるときには、遠心力による車体の傾きが大きくなるので姿勢制御機構を制御するアクティブスタビライザ用モータ16が必要とする駆動力も大きくなる。従って、アクティブスタビライザ用インバータ15は大きな電力をアクティブスタビライザ用モータ16に供給する必要がある。
走行速度が遅いときには、カーブを曲がるときの車体の傾きは小さくなるのでアクティブスタビライザ用モータ16が必要とする駆動力は小さくなる。従って、走行速度が遅いときには、アクティブスタビライザ用インバータ15は高速走行時より少ない電力をアクティブスタビライザ用モータ16に供給すれば良い。
上記のようにパワーステアリング用モータ14が必要とする駆動力とアクティブスタビライザ用モータ16が必要とする駆動力は、一方が増加すると他方が減少する関係がある。従って、それらのモータに電力を供給するパワーステアリング用インバータ13の出力電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の出力電力も一方が増加すると他方が減少する関係を有する。すなわち、パワーステアリング用インバータ13の最大電力と、アクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力は同じ条件(例えば、走行速度)では発生しない。
上記の点に着目して実施の形態においては、パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12をパワーステアリング用インバータ13とアクティブスタビライザ用インバータ15で共用し、その最大出力電力をパワーステアリング用インバータ13の最大電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力の合計値より小さな値に設計している。
パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12の最大出力電力は、例えば、パワーステアリング用インバータ13が最大電力となる条件のときにアクティブスタビライザ用インバータ15が必要とする電力とパワーステアリング用インバータ13の最大電力の合計値に一定のマージンを見込んだ値以上、あるいはアクティブスタビライザ用インバータ15が最大電力となる条件のときにパワーステアリング用インバータ13が必要とする電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力の合計値に一定のマージンを見込んだ値以上で、かつパワーステアリング用インバータ13の最大電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力の合計値より小さい値に設定する。あるいは、同時に必要となるパワーステアリング用インバータ13の電力とアクティブスタビライザ用インバータ15の電力の合計値の中の最大値に一定のマージンを見込んだ値以上で、上記の条件を満たす値に設定する。
上述した実施の形態によれば、共通化したパワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12の最大出力電力を、パワーステアリング用インバータ13とアクティブスタビライザ用インバータ15の最大電力の合計値より小さくすることでDCDCコンバータを小型化することができる。パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12を小型化することで電源装置11を小型化できる。また、パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12を共用することで大きな電流が流れるバッテリからパワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ12までの配線の本数を減らすことができるのでハーネスの重量を減らすことができる。
なお、本発明はアクティブスタビライザに限らず、アクティブサスペンションなどの他の姿勢制御機構にも適用できる。
11 電源装置
12 パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ
13,22 パワーステアリング用インバータ
14,23 パワーステアリング用モータ
15,25 アクティブスタビライザ用インバータ
16,26 アクティブスタビライザ用モータ
12 パワーステアリング/アクティブスタビライザ用DCDCコンバータ
13,22 パワーステアリング用インバータ
14,23 パワーステアリング用モータ
15,25 アクティブスタビライザ用インバータ
16,26 アクティブスタビライザ用モータ
Claims (2)
- 車両のパワーステアリング用モータと姿勢制御用モータに電力を供給する電源装置において、
前記パワーステアリング用モータを駆動する電力を供給するパワーステアリング用インバータと、
前記姿勢制御用モータを駆動する電力を供給する姿勢制御用インバータと、
前記パワーステアリング用インバータと前記姿勢制御用インバータに電力を供給する1つのDCDCコンバータであって、前記パワーステアリング用インバータに供給すべき最大電力と前記姿勢制御用インバータに供給すべき最大電力の合計値より小さい最大出力電力を有するDCDCコンバータとを備える電源装置。 - 前記パワーステアリング用インバータが最大電力となる条件での前記姿勢制御用インバータの電力と前記パワーステアリング用インバータの最大電力の合計値に所定値を加算した値以上の値、または前記姿勢制御用インバータが最大電力となる条件での前記パワーステアリング用インバータの電力と前記姿勢制御用インバータの最大電力の合計値に所定値を加算した値以上の値を前記DCDCコンバータの最大出力電力として設定した請求項1記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006145573A JP2007318910A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006145573A JP2007318910A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 電源装置 |
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JP2007318910A true JP2007318910A (ja) | 2007-12-06 |
Family
ID=38852247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006145573A Withdrawn JP2007318910A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 電源装置 |
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JP (1) | JP2007318910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010011602A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ハイブリッド型作業機械 |
-
2006
- 2006-05-25 JP JP2006145573A patent/JP2007318910A/ja not_active Withdrawn
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