JP2007317843A - 樹脂封止金型装置における基板クランプユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の基板クランプ機構における駆動機構のコンパクト化を行うことにより、従来のシール機構を効率良く採用でき、しかも、多品種少量生産による金型交換頻度の増加問題をも効率良く解決することができる、樹脂封止金型装置における基板クランプユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】基板クランプユニット70の駆動機構73には、可動テーパ部材72を移動させる接続部74と、接続部74を移動自在に摺動させる摺動部75と、摺動部75を移動自在に駆動させる駆動配管部76と、駆動配管部76にエア圧Tを送り出すエア送出部77と、から構成され、更に、摺動部75及び駆動配管部76を下型60における金型交換面P側の固定ブロック64に組込むように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、IC等の電子部品に装着された基板を適正な圧力でクランプして樹脂封止する樹脂封止金型装置に備えられた基板クランプユニットの改良に関するものである。
近年、基板の種類やボンディングの有無・方式のいかんを問わず、コストダウンのために、基板について大型化の要請が強くなっている。これに加えて、基板の厚みが薄型化すること、IC等の電子部品である半導体チップの端子数の増大、半導体チップのスタック化、パッケージの薄型化等による、ワイヤ長の長大化・ワイヤ間隔の狭小化という傾向にある。これに起因して、従来の短冊状の基板に加えて、様々な大型化・薄型化した基板を効率良く樹脂封止成形することが強く求められている。
そこで、従来から、IC等の電子部品に装着された基板を樹脂封止する際に、基板にクラックや変形等が発生しない適正な圧力で基板をクランプすると共に、樹脂ばりを防止する基板クランプ機構(基板クランプユニット)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、特許文献1に開示される基板クランプ機構は、テーパ形状の部材を移動することにより、様々な基板に対して適正な圧力でクランプして、上下両型の型面に嵌装セットした基板上の電子部品を効率良く樹脂封止成形することができるものである。
また、パッケージの薄型化等によるワイヤ長の長大化・ワイヤ間隔の狭小化という傾向にあるため、このパッケージを金型で形成するキャビティも大型化し且つ薄型化する。その大型化・薄型化したキャビティ内における溶融樹脂材料中には、ボイド(気泡)が発生しやすい。そのために、真空引き成形を行うことも一方では強く求められている。
つまり、このボイドの発生を防止するために、樹脂封止金型装置の所要個所には適宜なシール機構が設けられ、このシール機構には、上型の外側方周囲に上型を囲った状態で設けられた上型側外気遮断部材と、下型の外側方周囲に下型を囲った状態で設けられた下型側外気遮断部材を用いたものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
従って、特許文献2に開示されるシール機構(外気遮断部材)にて少なくとも型内空間部をその外部と外気遮断状態にすると共に、少なくとも型内空間部の内部を所定の真空度に設定して、上下両型の型面に嵌装セットした基板上の電子部品を効率良く樹脂封止成形することができるものである。
更に、近年における多品種少量生産の傾向にあることから、樹脂封止金型装置に搭載された金型を頻繁に交換する必要性が生じるので、前記金型を効率良く交換することもより一層強く求められている。
従って、本発明者らは、基板クランプ機構(特許文献1)において、様々な基板に対して適正な圧力にてクランプすること、シール機構(特許文献2)において、ボイド(気泡)の発生を防止すること、更に、多品種少量生産における金型交換頻度の増加問題を解決すること、等の観点から、様々な大型化・薄型化した基板を効率良く樹脂封止成形することができないかを検証した。
特開2002−343819号公報 特許第3566426号公報
そこで、従来の基板クランプ機構(特許文献1)を図例にて説明する。なお、説明を明解にするために、図7には下型側のみを示している。
即ち、図7に示すように、上型(図示なし)と上型と対向配置する下型1との構成を少なくとも備えた樹脂封止金型と、上型及び下型1の夫々に、上型及び下型ベース2と、上型及び下型ベース2に対して着脱自在に金型交換面A側から交換する上型及び下型チェイスユニット3と、上型及び下型チェイスユニット3を上型及び下型ベース2に対して着脱自在に且つ両側から固定する金型交換面A側及び金型交換面A側と対向する反対面側の固定ブロック4・5とから構成し、且つ、上型及び下型2の夫々を装着する上型及び下型取付板6と、基板を適正な圧力でクランプする基板クランプ機構7を樹脂封止金型装置11に設けている。
この基板クランプ機構7には、少なくとも下型チェイスユニット3に設けられ且つ基板が載置されるステージ8と、ステージ8における基板載置面Bの反対面はテーパ面Cからなり、ステージ8のテーパ面Cと対向するテーパ面Dを有する可動テーパ部材9と、可動テーパ部材9が移動してステージ8と可動テーパ部材9とにおけるテーパ面(C・D)同士を互いに当接させる駆動部10と、を含む樹脂封止金型装置11における基板クランプ機構7である。
従って、この従来の基板クランプ機構7によれば、駆動部10における駆動源、この場合、エアシリンダが下型ベース2に取付られ、且つ、下型取付板6上に配置構成される。しかも、二枚の基板を各別に且つ略同時にクランプする場合、エアシリンダが下型ベース2の両側に二個配置構成される。このエアリシンダの二個の配置構成を、例えば、金型交換面A側の固定ブロック4に二個取付ても、下型取付板6上に配置構成されることにはかわりはない。
また、この状態で、従来のシール機構における下型側の外気遮断部材を図7に示す該金型装置11における下型取付板6上に載置セットするのには、下型1の近傍における外側方周囲ではなく、基板クランプ機構7における駆動部10、即ち、エアシリンダ外周囲に載置セットしなければならないので、大型の外気遮断部材を用いる必要が生じてくる。
このことから、大型化したシール機構(外気遮断部材)を金型(下型)と離間状態で載置セットすることになるので、少なくとも型内空間部の内部を所定の真空度に設定するのには非常に長い時間を要し、効率良く樹脂封止成形することは困難となる。
更に、多品種少量生産によって、金型(下型)を交換する際に、大型化したシール機構(外気遮断部材)のみならず、基板クランプ機構、特に、駆動源(エアシリンダ)を取外す作業時間に手間がかかり、作業効率が非常に悪くなる。
つまり、このままの状態で、従来の基板クランプ機構、従来のシール機構を単純に組み合わせて利用することだけでは、様々な大型化・薄型化した基板を効率良く樹脂封止成形することは困難であることがわかった。
以上のことから、従来の基板クランプ機構における駆動機構、特に、駆動源(エアリンダ)の配置構成を見直すこと、即ち、駆動機構のコンパクト化を行うことにより、従来のシール機構を効率良く採用でき、しかも、多品種少量生産による金型交換頻度の増加問題をも効率良く解決することができる、樹脂封止金型装置における基板クランプユニットを提供することを目的とする。
そこで、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項1に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、一方の型60と一方の型60と対向配置する他方の型50との構成を少なくとも備えた樹脂封止金型と、一方及び他方の型(50・60)の夫々に、一方及び他方の型のベース(52・62)と、一方及び他方の型のベース(52・62)に対して着脱自在に金型交換面P側から交換する一方及び他方の型のチェイスユニット(53・63)と、一方及び他方の型のチェイスユニット(53・63)を一方及び他方の型のベース(52・62)に対して着脱自在に両側から固定する金型交換面P側及び金型交換面Pと対向する反対面側の固定ブロック(54・55)、(64・65)とから構成し、且つ、一方及び他方の型(50・60)の夫々を装着する一方及び他方の型の取付板(51・61)と、少なくとも一方の型60側に基板40を適正な圧力でクランプする基板クランプユニット70と、を樹脂封止金型装置100に設けると共に、基板クランプユニット70には、少なくとも一方の型のチェイスユニット63に設けられ且つ基板40が載置されるステージ71と、ステージ71における基板載置面Qの反対面はテーパ面Rからなり、ステージ71のテーパ面Rと対向するテーパ面Sを有する可動テーパ部材72と、可動テーパ部材72が移動してステージ71と可動テーパ部材72とにおけるテーパ面同士(R・S)を互いに当接させる駆動機構73と、を含む樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70であって、
基板クランプユニット70における駆動機構73には、可動テーパ部材72を移動させる接続部74と、接続部74を移動自在に摺動させる摺動部75と、摺動部75を移動自在に駆動させる駆動配管部76と、駆動配管部76にエア圧Tを送り出すエア送出部77と、から構成され、
更に、摺動部75及び駆動配管部76を一方の型60における金型交換面P側の固定ブロック64に組込むように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項2に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、請求項1に記載の駆動機構73において、エア送出部77を一方の型の取付板61に組込むように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項3に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、請求項1に記載の駆動機構73において、可動テーパ部材72の移動位置を把握させるロッド部78を更に構成すると共に、ロッド部78を接続部74に接続するように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項4に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、請求項1に記載の駆動機構73において、ロッド部78の移動位置を検出させるロッド検出部79を更に構成すると共に、ロッド検出部79を一方の型の取付板61に組込むように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項5に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、請求項1又は請求項3に記載の駆動機構73において、接続部74と着脱自在に接続して固定させる可動テーパ部材72側に接続固定部材80を更に構成することを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項6に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、請求項1、請求項3、請求項5のいずれかに記載の駆動機構73において、接続部74を摺動部75に対し着脱自在に取付けるように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項7に係わる樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70とは、請求項1から請求項6のいずれかに記載の駆動機構73を取捨選択して用いることにより、少なくとも一方の型60の外側方周囲に一方の型60を囲った状態で設けられた一方の型60側の外気遮断部材90を一方の型の取付板61に配置構成させると共に、少なくとも一方の型60側の外気遮断部材90を金型(50・60)に介在させて樹脂封止成形時に金型(50・60)を外気遮断状態にして真空引きする真空引き機構ユニットを更に含むように構成されていることを特徴とする。
なお、前記した符号は、説明の便宜上付したものであり、本発明を図面に示される実施の形態に限定するものではない。
本発明によれば、樹脂封止金型装置100に備えられたコンパクト化された基板クランプユニット70(駆動機構73)を採用することにより、適宜なシール機構(90)を効率良く採用でき、しかも、金型交換作業における作業性のメリットを十分に発揮させると共に、IC等の電子部品を樹脂封止金型にて封止成形された樹脂封止済基板(製品)の生産性を格段に向上させる、樹脂封止金型装置100における基板クランプユニット70を提供すると云う優れた効果を奏する。
以下、図1から図6に基づいて、最良の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係わる樹脂封止金型装置(基板クランプユニット)の概略斜視図である。図2は、図1に対応する該金型装置に、更にシール機構を含む概略斜視図である。図3から図6は、図1に対応する該金型装置における基板クランプユニットの実施方法を示す概略側面図である。
なお、側面とは、金型交換面(前部の面)を正面とした両サイド部分を意味し、図例における側面は、左サイド部分から示す概略側面図である。
また、従来の基板クランプ機構には、特開2002−343819号公報(特許文献1)、従来のシール機構には、特許第3566426号公報(特許文献2)を挙げて説明しているが、本実施形態では基本的な構造等は、特許文献1・2に開示される内容を採用する。また、基板クランプ機構におけるテーパ形状の部材、シール機構における外気遮断部材を採用するものであれば、特許文献1・2に限定されるものではない。例えば、特許文献1に換えて、特許第3415575号公報、並びに、特許文献2に換えて、特願2005−343742号公報、或は、その他に該当する適宜な公報等を挙げて、適宜に変更して実施することができる。
即ち、図1に示す樹脂封止金型装置100には、固定上型50(他方の型)と、固定上型50に対向配置した可動下型60(一方の型)との構成を少なくとも備えた樹脂封止金型から構成されている。この金型装置100には、基盤上に立設した所要数のタイバーの上端に固着された固定盤と、各タイバーに上下摺動自在に嵌装された可動盤と、固定盤に装着された上型50側の型部と、可動盤に装着された下型60側の型部と、該上下両型(50・60)の型面間に被成形品(例えば、樹脂材料や基板40)を供給・取出すること、並びに、該型面における樹脂封止成形時に発生する樹脂カスをクリーニングすること等を行う一体型或は分離型の供給取出機構を該型面間へ進入・退出可能にさせることができるように、少なくとも構成されている。
なお、この金型装置100は、図例における単数個に限定されるものでなく、所要複数個の該金型装置100を併設し且つ着脱自在に構成することができる。
また、金型は、上下両型(50・60)の二型構造に限定されるものではなく、例えば、上下両型(50・60)間に中間型を更に設ける三型構造、或は、三型以上の金型構造にも実施することができるように構成されている。
この金型(上下両型(50・60))とは、トランスファ成形用金型、或は、圧縮成形用金型が採用することができ、この両者の金型には、更に、離型フィルムを金型の型面間に供給する離型フィルム成形を併用して実施することができるように構成されている。
また、被成形品(例えば、電子部品を装着された基板40)とは、ワイヤボンディング基板、フリップチップ基板、或は、ウェーハ基板等のウェーハレベルパッケージ、等が採用することができる。そして、基板40の形状については、円形状或は多角形状等の任意の形状のもの、基板40の材質については、任意の金属製リードフレームやPCボートと呼ばれる任意のプラスチック・セラミック・ガラス・その他の材質等のプリント回路板、等を採用することができる。一方、基板40を封止成形するために用いる樹脂材料は、任意のタブレット状樹脂・液状樹脂・顆粒状樹脂・粉末状樹脂、等を採用することができる。
従って、図1における基板40には、電子部品を前記金型(上下両型(50・60))にて樹脂材料を用いて封止成形して樹脂封止部41を形成することができるように構成されている。
上型50は、後述する上型取付板51を介して固定盤に装着される。下型60は、後述する下型取付板61を介して可動盤に装着されると共に、可動盤は、基盤側に設けられた油・空圧或は電動モータ等を利用した型開閉機構(図示なし)にて上下動自在に設けられている。この型開閉機構によって、下型60側、即ち、下型60と後述する下型取付板61とを一体で上下動することができる。
従って、型開閉機構にて下型60側を上動することにより、上下両型(50・60)を型締して上下両型(50・60)の型面間を接合させることができる。
また、上型50は、上型チェイスユニット53が上型ベース52に対して一種のアリ溝嵌合にて着脱自在に構成されると共に、上型チェイスユニット53は上型ベース52に両側から、金型交換面P側の固定ブロック54と該交換面P側と対向する反対面側の固定ブロック55とを着脱自在に固定されるように構成されている。下型60にも上型50と同様に、下型チェイスユニット63が下型ベース62に対して一種のアリ溝嵌合にて着脱自在に構成されると共に、下型チェイスユニット63は下型ベース62に両側から、金型交換面P側の固定ブロック64と反対面側の固定ブロック65とを着脱自在に固定されるように構成されている。
従って、上下両型(50・60)の夫々において、この場合、金型交換面P側の固定ブロック(54・64)を取外すと共に、各ベース(52・62)から各チェイスユニット(53・63)を夫々取出し、他の新しい各チェイスユニット(53・63)を各ベース(52・62)に夫々装着すると共に、固定ブロック(54・64)にて各ベース(52・62)に夫々固定して各チェイスユニット(53・63)を夫々交換することができる(図1参照。)。
この金型装置100には、図1に示すように、基板40を適正な圧力でクランプする基板クランプユニット70が、この場合、下型60(一方の型)側に設けられている。なお、下型60側に加えて或は換えて、上型60側に設けることもできる。
この基板クランプユニット70には、少なくとも下型チェイスユニット63に設けられ且つ基板40が載置されるステージ71と、ステージ71における基板載置面Qの反対面はテーパ面Rからなり、ステージ71のテーパ面Rと対向するテーパ面Sを有する可動テーパ部材72と、可動テーパ部材72が移動してステージ71と可動テーパ部材72とにおけるテーパ面同士(R・S)を互いに当接させる本実施形態の特徴部分である駆動機構73と、を含む構成となっている。
従来の図7に示す基板クランプ機構7、特に、駆動部10では、下型取付板6上に配置した構成となっていた。しかし、本実施形態の駆動機構73では、下型取付板61上には駆動源等は配置されず、下型60(下型ベース61・各固定ブロック(64・65))の外側方周囲には、駆動機構73の部位構造が全く露出することなく、非常にコンパクト化された構成となっている。
つまり、駆動機構73がコンパクト化することにより、図2に示すように、この金型装置100に少なくとも金型(上下両型(50・60))の型内空間部をその外部と外気遮断状態にする適宜なシール機構における外気遮断部材90を問題なく設けることができると共に、従来のシール機構であっても効率良く採用することができる。
このコンパクト化された駆動機構73には、図1に示すように、可動テーパ部材72を移動させる接続部74と、接続部74を移動自在に摺動させる摺動部75と、摺動部75を移動自在に駆動させる駆動配管部76と、駆動配管部76にエア圧Tを送り出すエア送出部77と、から構成されている。
ここで、駆動機構73におけるコンパクト化された特徴部分を説明しながら、駆動機構73における部位構造についても以下に詳述する。
第一の特徴部分は、摺動部75及び駆動配管部76を下型60における金型交換面P側の固定ブロック64に組込んだ構成としたことである。
第二の特徴部分は、エア送出部77を下型取付板61に組込んだ構成としたことである。
第一及び第二の特徴部分によれば、従来の駆動部(駆動源)が下型取付板61上にはなく、適宜なシリンダ手段(図示なし)は全て、下型取付板61の下方に設けられていることである。
第三の特徴部分は、図3に示すように、駆動機構73により可動テーパ部材72が移動する移動位置を把握させるために、駆動機構73には、ロッド部78を更に構成すると共に、このロッド部78は、接続部74の先端部分に垂設(接続)されたことである。
第四の特徴部分は、図3に示すように、ロッド部78の移動位置を検出させるロッド検出部79を更に構成すると共に、ロッド検出部79を下型取付板61に組込んだ構成としたことである。
第三及び第四の特徴部分によれば、図3及び図6に示す移動位置にロッド部78がある場合、ロッド検出部79にてロッド部78を検出して認識して、ロッド部78の移動状態を把握することができると共に、図4及び図5に示すような移動位置にロッド部78がある場合は、ロッド検出部79ではロッド部78を検出せず、ロッド部78が円滑に下型チェイスユニット63側に移動した状態が把握できるようにしたことである。
第五の特徴部分は、図1に示すように、駆動機構73における接続部74を着脱自在に取付・取外することができ、且つ、接続部74の取付時に、接続部74の先端部分を接続固定させる可動テーパ部材72の金型交換面P側の端面に接続固定部材80を更に構成したことである。
第一から第五の特徴部分では、図1及び図3に示すように、摺動部75及び駆動配管部76を組込み、且つ、摺動部75と接続した水平方向に突出した接続部74、並びに、接続部74の先端部分から垂設したロッド部78を一体的に組合せた状態の固定ブロック64を下型ベース62に固定することができる。この固定ブロック64を下型ベース62に固定(取付)する場合、可動テーパ部材72に構成した接続固定部材80の先端部分の開口部分に、まず、上方からロッド部78を通し、次に、接続部74の先端部分を嵌め込むようにし、最終的に、接続部74と接続固定部80とを嵌装させて効率良く固定できるようにしたことである。
第六の特徴部分は、固定ブロック64に組込んだ摺動部75に対して接続部74を着脱自在に構成したことである。
第七の特徴部分は、前述した第一から第七の特徴部分における駆動機構73を取捨選択して用いることにより、少なくとも下型60の外側方周囲に下型60を囲った状態で設けられた下型60側の外気遮断部材90を下型取付板61に配置構成させる(図2参照)と共に、少なくとも下型60側の外気遮断部材90を金型(上下両型(50・60))に介在させて樹脂封止成形時に金型(上下両型(50・60))を外気遮断状態にして真空引きする真空引き機構ユニット(図示なし)とを更に含むように構成したことである。
このエア送出部77は、所要数、図1に示すように、四本の配管経路、図1の左側から(77a)、(77b)、(77c)、(77d)を形成している。そして、この配管経路の一方側は、金型交換面P側に開口状態となっており、他方側は、固定ブロック64に組込んだ駆動配管部76を図1に示す金型セット位置(破線の固定ブロック64参照)に装着すると、開口部分とは反対側の開口部分が、この駆動配管部64の開口部分と合致して連通することにより、エア圧Tを摺動部75側に送り込むことができるように構成される。また、この駆動配管部76においても、このエア送出部77の配管経路に対応して、所要数、図1に示すように、四本の配管経路、図1の左側から(76a)、(76b)、(76c)、(76d)を形成している。そして、この配管経路の一方側は、前述したエア送出部77の夫々の配管経路(77a)、(77b)、(77c)、(77d)の開口部分と合致する。この駆動配管部76の開口部分と反対側の開口部分は、図3に示すように、摺動部75を移動させるために、固定ブロック64に形成されたエア空間部81に開口して連通する。
つまり、摺動部75が下型チェイスユニット63側の押出方向に移動する場合、即ち、可動テーパ部材72が図3から図6に示す右側から左側、言い換えれば、図1に示す前面(正面)側から後面(背面)側における基板40クランプ方向に移動する場合、シリンダ手段からのエア圧Tは、シリンダ手段から、エア配管部77における配管経路(77a)、(77c)の二箇所に各別に送り込まれる。そして、連通した駆動配管部76における配管経路(76a)、(76c)の二箇所に各別に送り込まれる。その後、駆動配管部76の配管経路(76a)、(76c)の開口部分と連通するエア空間部81の開口部分(図3に示すエア送出口U)からエア空間部81内にエア圧Tが到達する。その結果、図3に示すエア送出口U側に待機する摺動部75が、図4に示すように、エア送出口U側のエア空間部81内にエア圧Tを継続的或は断続的に送り込んだ状態で、摺動部75が図例の右側から左側に基板40クランプ方向へ移動していく。更に、このエア送出口U側のエア空間部81内にエア圧Tを送り込んだ状態で、図5に示すように、この摺動部75が、エア空間部81に形成されたエア送出口U側と対向するエア送出口V側に移動して停止する、即ち、基板40を適正な圧力でクランプする状態となる。このとき、摺動部75が図5に示すエア送出口V側に停止(待機)状態を保持するために、エア送出口U側のエア空間部81内にエア圧Tを継続的或は断続的に送り込んでおくことが好ましい。
また、摺動部75が下型チェイスユニット63側とは反対側の引戻方向に移動する場合、即ち、可動テーパ部材72が図3から図6に示す左側から右側、言い換えれば、図1に示す後面(背面)側から前面(正面)側における基板40クランプ解除方向に移動する場合、シリンダ手段からのエア圧Tは、シリンダ手段から、エア配管部77における配管経路(77b)、(77d)の二箇所に各別に送り込まれ、連通した駆動配管部76における配管経路(76b)、(76d)の二箇所に各別に送り込まれる。その後、駆動配管部76の配管経路(76b)、(76d)の開口部分と連通するエア空間部81の開口部分(図6に示すエア送出口V)からエア空間部81内に到達する。その結果、図5に示すエア送出口V側に停止(待機)する摺動部75が、図6に示すように、エア送出口V側のエア空間部81内にエア圧Tを継続的或は断続的に送り込んだ状態で、摺動部75が図例の左側から右側に基板40のクランプ解除方向へ移動して停止する状態、即ち、基板40のクランプを完全に解除する状態となる。このとき、摺動部75が図6に示すエア送出口U側に停止(待機)状態を保持するために、エア送出口V側のエア空間部81内にエア圧Tを継続的或は断続的に送り込んでおくことが好ましい。
従って、駆動配管部76とエア送出部77とシリンダ手段との配管経路がすべて合致して連通すると、摺動部75に加えて、接続部74が移動自在に摺動して、可動テーパ部材72が移動する。こうして、可動テーパ部材72が移動してステージ71と可動テーパ部材72とにおけるテーパ面同士(R・S)を互いに当接させることにより、ステージ71における基板載置面Qに載置された基板40に適正な圧力でクランプすることができる。
なお、本実施形態の図では、摺動部75を移動方向と反対側におけるエア空間部81のエア送出口側のみにエア圧Tをエア空間部81内に送り込んでいるが、摺動部75を隔てて両エア送出口(U・V)側からエア圧Tを送り込むようにしてもよい。この場合、図3から図5に示す基板40クランプ方向に摺動部75を移動させるのには、(エア送出口U側のエア圧)>(エア送出口V側のエア圧)とし、図5から図6に示す基板40クランプ解除方向に摺動部75を移動させるのには、(エア送出口V側のエア圧)>(エア送出口U側のエア圧)となるようにエア圧Tを適宜に調整して送り込むことができる。
また、摺動部75が停止(待機)状態を保持するために、エア圧Tをエア空間部81内に送り込んだ状態、或は、エア圧Tをエア空間部81内に送り込まない状態で、図5或は図6に示す摺動部75が移動しないように、適宜なストッパ手段(図示なし)を更に構成することもできる。
更に、このエア送出部77の金型交換面P側の開口部分における配管経路(77a)、(77b)、(77c)、(77d)に対して、着脱自在に夫々接続できるワンタッチ式の適宜な接続手段(図示なし)を介して、シリンダ手段からのエア圧Tを各別に効率良く送り込むことができる。
この摺動部75は、図1及び図3に示すように、全体形状は円盤型をしており、固定ブロック64に形成されたエア空間部81内を摺動自在に且つエア空間部81内に送り込まれたエア圧Tに対して一方側から他方側のエア送出口側へエア圧Tが漏れることがないように、適宜な弾性材料を外周囲に形成するピストン部材82を構成し、且つ、このピストン部材82を隔てて挟み込むようにしてエア圧Tを受ける、エア送出口U側にはエア受部材83とエア送出口V側にはエア受部材84と、このピストン部材82、両エア受部材(83・84)の中心部分を図3の水平方向に貫通し且つ各部材(82・83・84)を押さえる押エ部材85と、を含む構成となっている。
また、この押エ部材85におけるエア送出口V側の突出した先端部分とは、接続部74に着脱自在に接続できるワンタッチ式の連結部材86を、図3に示す水平方向に突出状態で構成されると共に、この連結部材86の先端部分は、ロッド部78を垂設し且つ可動テーパ部材72における接続固定部材80の先端部分と着脱自在にロックさせることができるように構成されている。
つまり、ロッド部78の図3に示す下方における端面部分は、金型(下型60)、特に、多品種少量生産に伴って下型チェイスユニット63を頻繁に交換する場合においても、或は、外気遮断部材90を載置セットする場合においても、ロッド検出部79に用いられる適宜なセンサ手段、該手段の配線等に全く接触せず、金型(下型60)或は外気遮断部材90の取付・取外する着脱作業が効率良く行うことができるように構成されている。
従って、接続固定部材80を金型交換面P側に構成した可動テーパ部材72は、前述した駆動機構73に構成された接続部74における連結部材86の先端部分から、基板40クランプ方向に移動することにより、図3に示す状態から、図4を経て、図5に示す基板40クランプ状態、即ち、ステージ71のテーパ面Rと可動テーパ部材72のテーパ面Sとが当接して、ステージ71における基板載置面Qから基板40に対して、図3から図5に示す上下方向の適正なクランプ圧にてクランプできるように構成されている。
従って、本実施形態によれば、まず、金型(上下両型(50・60))の型締時に、まず、図4に示すように、ステージ71に付設された適宜な弾性材料からなる弾性部材87によって基板40の損傷・破損しない程度のクランプ圧にて弾性支受し、更に、この状態で、図5に示すように、基板40に対して、駆動機構73のクランプ作用を施すことにより、適正なクランプ圧にてクランプすることができる。
ここからは、この可動テーパ部材72と駆動機構73との駆動状態を、樹脂封止金型装置100における樹脂封止成形方法に加え、図3から図6を用いて、以下に詳述する。
まず、図3に示すように、金型(上下両型(50・60))の型開時に、基板40を上下両型(50・60)の型面間に、供給取出機構(図示なし)によって、下型60側の基板クランプユニット70におけるステージ71の基板載置面Qに載置準備を行う。
次に、基板載置面Qに基板40が載置されると、図4に示すように、可動下型60が上動して固定上型50と型締する。このとき、基板クランプユニット70におけるステージ71の下方に構成した弾性部材87により、基板40に対して、基板40を損傷・破損しない程度のクランプ圧にて弾性支受する。このとき、基板40を弾性支受した状態で、基板クランプユニット70における駆動機構73において、シリンダ手段のエアTは、エア送出部77の配管経路(77a)、(77c)から駆動配管部76の配管経路(76a)、(76c)を経て、固定ブロック64に形成されたエア空間部81におけるエア送出口U側に送り込まれる。そして、この摺動部75のピストン部材82による弾性作用によって、一方のエア送出口V側にエア圧Tが漏れないように遮蔽効果を保持しながら、基板40クランプ方向に、摺動部75に加えて、接続部74(連結部材86)、接続部74の先端部分に垂設したロッド部78も移動する。このとき、ロッド部78の端面部分は、検出ロッド部79に検出されず、基板40クランプ方向に移動したことを把握する。
次に、図5に示すように、図4に示す金型((上下両型(50・60))の型締時、且つ、基板40を弾性支受した状態で、駆動機構73にて移動した接続固定部材80を付設した可動テーパ部材72は、該部材72のテーパ面Sとステージ71のテーパ面Rとが当接し、最終的に、ステージ71・可動テーパ部材72が一体的に上動して基板載置面Qに供給セットされた基板40に対して適正なクランプ圧にてクランプされる。
つまり、この適正なクランプ圧にて基板40がクランプされる状態までに、継続的に或は断続的に、少なくとも下型60の外側方周囲に下型60を囲った状態で設けた下型60側の外気遮断部材90を下型取付板61に配置構成させると共に、少なくとも下型60側の外気遮断部材90を金型(上下両型(50・60))に介在させて樹脂封止成形時に金型(50・60)を外気遮断状態にして真空引きを適宜に行って、この基板40の樹脂封止部41に樹脂材料が充填される。そして、樹脂封止後に、樹脂封止済基板(製品)が成形される。
次に、基板40の樹脂封止部41が硬化して樹脂封止済基板(製品)を成形すると、図6に示すように、基板クランプユニット70の駆動機構73は、基板40クランプ解除方向に移動する、即ち、図4に示す基板40を弾性支受した状態で、基板クランプユニット70におけるシリンダ手段のエアTは、エア送出部77の配管経路(77b)、(77d)から駆動配管部の配管経路(76b)、(76d)を経て、固定ブロック64に形成されたエア空間部81におけるエア送出口V側に送り込まれる。そして、この摺動部75のピストン部材82による弾性作用によって、一方のエア送出口U側にエア圧Tが漏れないように遮蔽効果を保持しながら、基板40クランプ解除方向に、この可動テーパ部材72(接続固定部材80)に加えて、接続部74の先端部分に垂設したロッド部78、接続部74(連結部材86)、摺動部75、も移動する。このとき、ロッド部78の端面部分は、検出ロッド部79にて検出され、基板40クランプ解除方向に完全に移動して戻ることを把握する。
次に、金型(上下両型(50・60))の型締を解除して下型60を下動すると、基板クランプユニット70のステージ71に供給セットされた基板40、この場合、樹脂封止済基板(製品)の基板40に対する弾性作用が解除され、ステージ71が弾性部材87の弾性作用の復元力にて上動する。
次に、図3に示すように、金型(上下両型(50・60))の型開時に、基板40を上下両型(50・60)の型面間から、供給取出機構(図示なし)によって、下型60側の基板クランプユニット70におけるステージ71の基板載置面Qから樹脂封止済基板(製品)を取出す。
以上のことから、本実施形態の基板クランプユニット70(駆動機構73)によれば、従来の基板クランプ機構における駆動機構、特に、駆動源(エアリンダ)の配置構成を見直すこと、即ち、駆動機構73のコンパクト化を行うことにより、従来のシール機構を効率良く採用でき、しかも、多品種少量生産による金型交換頻度の増加問題をも効率良く解決することができる。
図1は、本発明に係わる樹脂封止金型装置(基板クランプユニット)の概略斜視図を示す。 図2は、図1に対応する前記金型装置に、更にシール機構を含む概略斜視図を示す。 図3は、図1に対応する前記金型装置における基板クランプユニットの概略側面図であって、基板を供給セットする状態を示す。 図4は、図1に対応する前記金型装置における基板クランプユニットの概略側面図であって、基板をクランプする段階的な状態を示す。 図5は、図1に対応する前記金型装置における基板クランプユニットの概略側面図であって、基板を適正にクランプする状態を示す。 図6は、図1に対応する前記金型装置における基板クランプユニットの概略側面図であって、基板のクランプを解除する状態を示す。 図7は、従来の樹脂封止金型装置(基板クランプユニット)の概略斜視図を示す。
符号の説明
1 下型
2 下型ベース
3 下型チェイスユニット
4 固定ブロック
5 固定ブロック
6 下型取付板
7 基板クランプ機構
8 ステージ
9 可動テーパ部材
10 駆動部
11 樹脂封止金型装置
A 金型交換面
B 基板載置面
C テーパ面
D テーパ面
40 基板
41 樹脂封止部
50 上型
51 上型取付板
52 上型ベース
53 上型チェイスユニット
54 固定ブロック
55 固定ブロック
60 下型
61 下型取付板
62 下型ベース
63 下型チェイスユニット
64 固定ブロック
65 固定ブロック
70 基板クランプユニット
71 ステージ
72 可動テーパ部材
73 駆動機構
74 接続部
75 摺動部
76 駆動配管部
76a〜76d 配管経路
77 エア送出部
77a〜77d 配管経路
78 ロッド部
79 検出ロッド部
80 接続固定部材
81 エア空間部
82 ピストン部材
83 エア受部材
84 エア受部材
85 押エ部材
86 連結部材
87 弾性部材
90 外気遮断部材
100 樹脂封止金型装置
P 金型交換面
Q 基板載置面
R テーパ面
S テーパ面
T エア圧
U エア送出口
V エア送出口

Claims (7)

  1. 一方の型と該一方の型と対向配置する他方の型との構成を少なくとも備えた樹脂封止金型と、前記一方及び他方の型の夫々に、一方及び他方の型のベースと、前記一方及び他方の型のベースに対して着脱自在に金型交換面側から交換する一方及び他方の型のチェイスユニットと、前記一方及び他方の型のチェイスユニットを前記一方及び他方の型のベースに対して着脱自在に両側から固定する前記金型交換面側及び前記金型交換面と対向する反対面側の固定ブロックとから構成し、且つ、前記一方及び他方の型の夫々を装着する一方及び他方の型の取付板と、少なくとも前記一方の型側に基板を適正な圧力でクランプする基板クランプユニットと、を樹脂封止金型装置に設けると共に、前記基板クランプユニットには、少なくとも前記一方の型のチェイスユニットに設けられ且つ前記基板が載置されるステージと、前記ステージにおける基板載置面の反対面はテーパ面からなり、前記ステージのテーパ面と対向するテーパ面を有する可動テーパ部材と、前記可動テーパ部材が移動して前記ステージと可動テーパ部材とにおける前記テーパ面同士を互いに当接させる駆動機構と、を含む樹脂封止金型装置における基板クランプユニットであって、
    前記基板クランプユニットにおける駆動機構には、前記可動テーパ部材を移動させる接続部と、前記接続部を移動自在に摺動させる摺動部と、前記摺動部を移動自在に駆動させる駆動配管部と、前記駆動配管部にエア圧を送り出すエア送出部と、から構成され、
    更に、前記した摺動部及び駆動配管部を前記一方の型における金型交換面側の固定ブロックに組込むように構成されていることを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
  2. 請求項1に記載の駆動機構において、前記したエア送出部を前記一方の型の取付板に組込むように構成されていることを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
  3. 請求項1に記載の駆動機構において、前記可動テーパ部材の移動位置を把握させるロッド部を更に構成すると共に、前記ロッド部を前記接続部に接続するように構成されていることを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
  4. 請求項1に記載の駆動機構において、前記ロッド部の移動位置を検出させるロッド検出部を更に構成すると共に、前記ロッド検出部を前記一方の型の取付板に組込むように構成されていることを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
  5. 請求項1又は請求項3に記載の駆動機構において、前記接続部と着脱自在に接続して固定させる前記可動テーパ部材側に接続固定部材を更に構成することを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
  6. 請求項1、請求項3、請求項5のいずれかに記載の駆動機構において、前記接続部を前記摺動部に対し着脱自在に構成されていることを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の駆動機構を取捨選択して用いることにより、少なくとも一方の型の外側方周囲に前記一方の型を囲った状態で設けられた一方の型側の外気遮断部材を前記一方の型の取付板に配置構成させると共に、少なくとも前記一方の型側の外気遮断部材を前記金型に介在させて樹脂封止成形時に前記金型を外気遮断状態にして真空引きする真空引き機構ユニットとを更に含むように構成されていることを特徴とする樹脂封止金型装置における基板クランプユニット。
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