JP2007316669A - 一体型光学構造を有する多軸干渉計と偏菱形組立体の製造方法 - Google Patents

一体型光学構造を有する多軸干渉計と偏菱形組立体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトで測定安定性に優れた光学システム用偏菱形アセンブリをより容易に製造する手段を提供する。
【解決手段】ガラスプレートを切断することによって偏菱形アセンブリを製造する。ガラスプレートはそれらの間のコーティングによって互いに接着される。切断の角度は例えば45°であり、切断によって生じた表面は光学的な許容誤差範囲内で仕上げられる。これらの光学表面により、偏菱形アセンブリを、多軸干渉計の偏光ビームスプリッタ(PBS)のような光学部品に直接取り付けることができる。さらに、測定ビームの分離間隔を広げる1/4波長板、キューブコーナー反射鏡、及び偏菱形部品などの部品をPBSに取り付けて、コンパクトで熱的に安定な一体型ビーム光学系を作製することができる。基準ビーム用の1/4波長板に反射性コーティングや他の基準反射鏡を配置することによって、基準ビームの全ビーム経路を一体型構造内に保持することができる。
【選択図】図1C

Description

本発明は、一体型光学構造を有する多軸干渉計と偏菱形組立体(rhomboid assembly)の製造方法に関する。
多軸干渉計は、一般に、レーザービームをそれぞれが干渉計の各軸に対する幾つかの入力ビームに分割する。入力ビーム間の間隙は干渉計の幾何学的形状に依存し、1または複数の計測対象物体の縦揺れと横揺れの判定に十分な間隙をもった計測ビームを供給しなければならない。一般に、物体を正確に測定するには、計測ビームは大抵の場合数秒未満の小さな角度公差内で互いに平行でなければならない。
シャープレート(shearplate)ビームスプリッタは、干渉計内で個別の入力光ビームを生成することができる。シャープレートビームスプリッタは、基本的には2つの平行面を有するガラス板である。光ビームは、シャープレートビームスプリッタの第1の面に入射し、一部が第2の面を透過する。ビームの透過部分は、第1の入力ビームを形成する。内部反射部分は、その後1回以上シャープレートビームスプリッタの内面で反射を繰り返した後、第2の面を出て第2の入力ビームを形成する。2つの入力ビームは平行のままであるが、それはシャープレートビームスプリッタの面が高精度に平行かつ平坦に仕上げてあるからである。
シャープレートビームスプリッタの短所は、より大きな間隙をビーム間に得るのに一般により厚くかつ長いガラスプレートを必要とする点にある。従って、シャープレートビームスプリッタは、大きくなりすぎて幾つかの用途には使用できない場合がある。
偏菱形(長斜方形)/プリズムアセンブリ(以下、偏菱形/プリズム組立体と記載する)は、ビームを分離した2つの平行ビームに分割することのできる別の光学システムである。偏菱形/プリズム組立体は一般に、偏菱形要素(ここでは、偏菱形部品)とこの偏菱形部品に取り付けたプリズムを含む。一つの入力系では、プリズムの第1の表面に垂直に入射するビームが偏菱形部品とプリズムの間の境界面で一部反射される。被反射部分はプリズムから出て、第1のビームを形成する。透過分は偏菱形部品を長さ沿いに進み、プリズムとの境界面に対し平行な偏菱形部品の面で反射し、第1のビームに平行な第2のビームとして偏菱形部品から出る。偏菱形部品の厚さではなく長さが、ビーム間の間隙を決定する。従って、偏菱形/プリズム組立体は、ビーム間隙を大きくするのに厚さを増さなければならないということはなく、それ故にシャープレートビームスプリッタに付随する大きさの問題を有しない。
偏菱形/プリズム組立体の欠点は、個々の偏菱形構成部品とプリズム構成部品からのこれらの組立体の製造において、個々の構成部品を非常に高精度に製作する必要があることと、プリズムを偏菱形部品に接着するプロセスが同様に正確でなければならないことにある。これらの困難さ、特に偏菱形面とプリズム部品面との間の精密な角度要件は、出射ビームが数秒の角度内で平行でなければならないときに偏菱形/プリズム組立体の製造上の問題となる。
干渉計の場合、シャープレートビームスプリッタ及び/又は偏菱形/プリズム組立体を、偏光ビームスプリッタ(PBS)、1または複数の基準ミラー、及び他の光学要素(ここでは、光学部品)と共に剛体ベース上に取り付けることができる。PBSのような個別の構成部品及び整列配置された基準ミラーを保持するベースは、安定した干渉計による計測を確保すべく物理的かつ熱的に安定な材料で出来ていなければならない。
重要な構成部品をこうした仕方でもって個別に組み付けることの不利益は、たとえ取付構造が安定な材料で出来ている場合でも、取付構造の熱膨張による計測の不安定性が依然として生ずる点にある。
本発明の一態様によれば、偏菱形アセンブリ(以下、偏菱形組立体と記載する)の製造は、1以上の面上に光学コーティングを通常有する平行なガラスプレートから始める。切断、研磨、及び艶出しの前に平行板を互いに接着し、偏菱形組立体の追加の光学面を形成する。部品をしっかりと取り付けた後に構成部品の光学面が形成されるため、偏菱形組立体の構成部品は互いに自動的に整合され、前もって形成された個別の構成部品を取り付けるときに遭遇するような問題は生じない。このように製造される偏菱形組立体は、シャープレートビームスプリッタに関連する大きさの問題を解決し、また、3以上の個別のビームを提供するために拡張することができる。加えて、この製造方法は、同一の平行板から多数の個別の菱形組立体のバッチ製造を可能にするものである。
本発明に従うある特定の方法は、第1のガラスプレートの表面にコーティングを施し、第1のプレートと第2のプレート間のコーティングによって第2のプレートに第1のプレートを接着し、第1及び第2のガラスプレートに鋭角に平行な切り込みを入れ(または切断し)、得られた平行面の一部または全部を光学的許容誤差内で仕上げることにより、偏菱形組立体を製造するものである。平行な切り込みを入れる前に、隣接するプレート対間に追加のコーティングを行うことによって1以上の追加のガラスプレートを接着することができる。平行な切り込みは全ての接着プレートを縦断しており、得られる偏菱形組立体は互いに接着されたプレートの数と同数の構成要素を含む。組立体の端を切断して仕上げることで、偏菱形部品のうちの一つをプリズムに変えることができる。
本発明の別の態様によれば、一体型ビーム処理光学構造に、1以上の偏菱形組立体と、一体化された全体構造に光学的に取り付けられる他の光学部品を含ませることができる。個別部品を取り付けることで、光学部品面の相対的な配向を維持する熱安定性を有するコンパクトで軽量な機器構成がもたらされる。従って、一体型ビーム処理光学系を備えるコンパクトな干渉計により、測定(計測)安定性と多数の測定軸(以下では計測軸と記載する)がもたらされる。
ある特定の実施形態は、高反射(HR)コーティングを、1/4波長板や偏光ビームスプリッタ(PBS)に光学的に取り付けられた他の部品に直接配置することにより、計測安定性を高めるものである。高反射コーティングは、PBSに対し安定した位置と配向を有する基準ミラーを形成する。このことで、PBSと基準ミラー間で起こり得る相対運動がなくなり、別個の基準ミラーの必要性がなくなる。
本発明の特定の実施形態は、下記のものを含む干渉計である。すなわち、入力ビームを基準ビームと計測ビームとに分割するよう配向されたPBSと、基準ビームの経路内にあってPBSの面に光学的に取り付けられた1/4波長板などの偏光切り替え部品と、偏光切り替え部品上の反射コーティングである。この反射コーティングは、基準ビームを反射し偏光切り替え部品を介してPBS内へ戻す。リトロフレクタなどの他の部品をPBSに光学的に取り付け、これにより計測ビームと共に出力端までの基準ビームの全経路が、一体型ビーム光学系構造の内部に収まるようにすることができる。
本発明の他の実施形態は、PBSとこのPBSに光学的に取り付けられる第1の偏菱形組立体を含む干渉計である。第1の偏菱形組立体は第1のビームを受光し、第1のビームをPBSに向けられた多数の入力ビームに分割する。干渉計はさらに、PBSに光学的に取り付けられる第2の偏菱形組立体を含むことができる。第2の偏菱形組立体は、第2のビームを受光し、この第2のビームを複数のビームに分割する。第2の偏菱形組立体からのビームのうちの一つは、第1の偏菱形組立体への第1のビーム入力である。通常、第1の偏菱形組立体からのビームは、第1の軸に沿って互いに分離され、第2の偏菱形組立体からのビームは、第1の軸に垂直な第2の軸に沿って互いに分離される。
この干渉計はさらにまた、PBSに光学的に取り付けられる1以上の光学部品と第2の偏菱形組立体を含むことができる。これらの光学部品はそれぞれ、第2の偏菱形組立体からの他のビームのうちの一つを受光し、1以上のビームをPBSへ向けて送る。これらの光学部品はそれぞれ、例えば偏菱形部品かまたは別の偏菱形組立体でもよい。
本発明のさらに別の実施形態は、下記のものを含む干渉計である。それらは、入力ビームを基準ビームと計測ビームに分割するよう配向されたPBSと、PBSに光学的に取り付けられ、PBSから計測ビームを受光するよう配置された偏菱形部品である。偏菱形部品は計測ビームの位置をシフトして、計測反射器(測定反射器:measurement reflector)の位置に合わせるものであり、この偏菱形部品がなかっとした場合にPBSが収容することが可能な間隙よりも、大きな計測ビーム間の間隙(分離距離)をもたらすことができる。通常、干渉計はまた、基準ビームの経路用にPBSへの延長部を含み、この延長部は、この延長部を通る基準ビームの光路長が計測ビームの光路長に一致するような長さを有する。延長部は、基準ビームの光路長を計測反射器内のガラスを横切る計測ビームの光路長に一致させるときに、追加的に或いは代替的に設けることができる。これらの延長部は、PBSまたはPBSに光学的に取り付けられた個別部品の一部とすることができる。
本発明によれば、偏菱形アセンブリをより容易に製造することができる。また、本発明によれば、測定安定性に優れた光干渉計が得られる。
それぞれの図にわたって使用する同一の参照符号は、同様の又は同一の構成部分を示す。本発明の一態様によれば、偏菱形組立体のための製造プロセスにより、偏菱形部品やプリズム部品を個別に製造したり、個別の偏菱形部品やプリズム部品を互いに接着することなく、偏菱形組立体が製造される。代替的には、適切なコーティングを有する平行なガラスプレートを互いに接着し、続いて切削(または切断)し、研削し、研磨して幾つかの偏菱形組立体を形成する。各組立体ごとに、切削(または切断)、研削及び研磨することによって、組立体の部品を精密に整列させ、干渉計の一体型ビーム処理構造内のPBSといった別の光学部品に接着するか、または光学的に接触(または連絡)させることのできる平面を生成する。一体型ビーム処理構造はさらに、干渉計の1以上の基準ビームの光路全体を包み込むことができる。特に、一体型構造には、1/4波長板や、複数の部品が一体型全体の一部として取り付けられるPBSに対して安定した構造を有する基準反射器などの部品を含めることができる。偏菱形組立体と一体型構造により、多数の計測軸を有するコンパクトな干渉計を作成するためのコンパクトなビーム光学系(光線光学系)がもたらされる。
図1A乃至1Dに、偏菱形組立体を形成するのに2枚の光学ガラスプレートを用いる製造プロセスを示す。
図1Aは、偏菱形組立体を形成するために互いに接着される2枚の平行ガラスプレート110,120を示す。ガラスプレート110,120は、平行でかつ平坦な主光学面112,114,122及び124を有する。プレート110,120の厚みは、製作する偏菱形組立体の所望の寸法に依存し、特に平行な出射ビーム間の所望の間隙に依存する。ガラス製のプレート110,120は、好ましくは同一材料で出来ているのがよいが、任意の種類の光学グレードガラスとすることもできる。例えば、BK7や石英ガラス(fused silica)で出来たガラスプレートは適しており、製造する偏菱形組立体に所望の光学的特性をもたらすべく十分均質に作ることができる。
ガラスプレート110,120のうちの1枚は、プレート110と120の間の接着剤層にある主面114或いは122上にビームスプリッタコーティングを有する。好適な実施形態では、ビームスプリッタコーティングは、プレート110と120の間の接着剤層を横断する前に入射ビームが当たる主面(例えば、ガラスプレート110の表面114)上にある。
ビームスプリッタコーティングは、製造される偏菱形組立体の所望の性能ならびに挙動に依存する特性を有する。特に、偏菱形組立体内での関連する入射角度及び波長におけるビームスプリッタコーティングの透過率ならびに反射率は、透過ビームと反射ビームとの所望パワー比に依存する。極端な場合、ビームスプリッタコーティングは、入射ビームのほぼ100%を反射する高反射率、すなわち入射ビームの大半を透過させるほど透明に近いものとすることができる。入力ビームを、直交偏光を有する基準ビームと測定ビーム(以下では計測ビームと記載する)に分離する干渉計の入力光学系に用いる偏菱形組立体を作成するため、透過率と反射率は入射ビームの偏光にはほぼ無関係であるべきである。適切なビームスプリッタコーティングの設計は、使用する光の波長と、反射パワーに対する透過パワーの所望比とに決定的に依存する。一般に、この種のコーティングは、屈折率の異なる2つ又は3つの異なる材料からなる多層構造を含む。この種のコーティングの設計技術は、当該技術分野では既知であり、従来のビームスプリッタコーティングを用いることができる。これらのコーティングはまた、カリフォルニア州サンタクララのDominar社を含むいくつかの製造元から市場を通じて入手することができる。
Summers Optical社製のBK7ガラス用のM−62型のような屈折率整合光学接着剤は、ガラスプレート110及び120の取り付けに適している。得られる接着剤層の厚さは通常約10μmであるが、精密であるべき出射ビームの平行性を乱す楔角度を有する接着層の形成を回避するよう、接着プロセスがプレート110及び120の表面を互いに平行に維持しなければならない点を除き、厚さは重要ではない。本発明の一実施形態は、接着及び/又は硬化プロセスの間にプレート110及び112の配向を正確に制御する際に干渉計を用いる。
図1Aに示すように、接着プロセスでは、プレート110が、一方の端部においてプレート120のエッジから距離D1だけ延出し、プレート120が、反対側の端部においてプレート110のエッジから距離D2だけ延出するように、プレート110と120をくっつける。距離D1とD2により、続く切削プロセスから余計な量の材料を減らすことができる。距離D1及びD2は、一般に、個々のプレート110及び120の厚さと切断角度に依存する。
図1Bは、平行四辺形である横断面を有するいくつかのブランク140を生成するために、プレート110及び120の主面112,114,122及び124に対して鋭角(典型的には45°)をなすよう形成された平行でかつ平坦な切り込み130を図示するものである。光学部品製造用のダイヤモンド鋸や他の従来の装置により平行な切り込み130を形成することができる。各ブランク140ごとに、切り込み130から生ずる少なくとも一つの面(一般には両面)は、光学的許容誤差内に仕上げ(例えば、研磨及び艶出し)られる。例えばスピンドルポリッシャや他の従来機器を用いる従来の研磨及び艶出しにより、必要な仕上げを施すことができ、部品間の接着層に大きなダメージを与えることはない。各組立体140の新しく研磨された面は好ましくは互いに平行であるが、研磨面がどの程度精密に平行であるかは一般に重要でない。
図1Cに示すように、各ブランク140は元のガラスプレート110及び120の幅に等しい幅Wを有する。ブランク140が十分に広いときには、平行な切り込み132により各ブランク140を幾つかの別々の偏菱形組立体150に分割することができる。切り込み132から生ずる面は、一般に偏菱形組立体150の光学面ではなく、従って研磨や艶出しを必要としない。各偏菱形組立体150の幅(すなわち切り込み132間の間隙)は、要求される構造強度または組立体の硬度、組立体を通過する光ビーム径、及び、偏菱形組立体が、複数の入力ビームを受け入れるよう設計されるときのビーム間隙といった要因に従って調整することができる。
反射防止(AR)コーティングは、反射によるエネルギー損失を低減させるために、一般に、空気−ガラスのビーム境界面において要求される。従って、偏菱形組立体の入力アパーチャ及び出力アパーチャは、往々にして反射防止コーティングを必要とする。環境的に堅牢な反射防止コーティングの製作には、通常、偏菱形組立体内の埋め込まれた接着剤層の品質を劣化させ得る高温処理プロセスが必要とされるため、偏菱形組立体の形成後に反射防止コーティングを形成することは困難である。本発明の一態様によれば、反射防止コーティングを有する光学部品を偏菱形組立体に接合(または接着)することができる。この場合、入力ビームが偏菱形組立体に入り、または、出力ビームが偏菱形組立体から出る。偏菱形組立体に光学部品を接着することにより、反射防止コーティングがもたらされ、偏菱形組立体を高温にさらす必要がなくなる。
図1D及び1Eは、プレート110及び120から切断されて、接着された2つの偏菱形部品115及び125を含む偏菱形組立体150を通る代替ビーム経路を図示するものである。図1Dのビーム経路は、元のビームB0から2つの平行な出射ビームB1及びB2をもたらす。元のビームB0は、偏菱形組立体150の表面142に垂直に入射し、反射防止コーティングを有する光学部品160が面142上にあるので、面142からの反射が引き起こし得るビームB0からの光学的パワーの損失が低減される。光学部品160は、光窓(optical window)や、面142に垂直な方向へビームB0を再案内するプリズムや、ビームB0の空気−ガラス境界面上に反射防止コーティングを有する任意の部品とすることができる。反射防止コーティングをもたらす光学部品160は、後述するように、偏菱形組立体150を、入力ビームを提供する組立体に取り付けたとき、または、偏菱形組立体150からの出力ビームがガラス内へ直接進入するときは不要である。
図1Dのビーム経路の場合、ビームB0は、偏菱形部品115の面112において全反射を受ける。面112に対する角度45°での切り込み130により、内部反射されたビームは、面142及び144と平行に案内され、偏菱形部品115及び125間のビームスプリッタコーティングへ垂線に対し45°で入射する。ビームスプリッタコーティングは、内部ビームの一部を反射して出射ビームB1をもたらす。ビームB1は、面144すなわち偏菱形部品115を垂直に出る。ビームスプリッタコーティングを透過する内部ビームは、偏菱形部品125の面114で全反射され、面144に対して垂直に出る出射ビームB2を生成する。ビームスプリッタコーティングの特性により、出射ビームB1とB2の強度比が決定される。
本発明のこの実施形態では、偏菱形部品115及び125は、45°と135°の内角をもった平行四辺形の断面を有しており、プレート110の元々の厚さは、入射ビームB0と出射ビームB1の間の間隙を
Figure 2007316669

で割った値に等しい。プレート120の元々の厚さは、出射ビームB1とB2の間の間隙を
Figure 2007316669

で割った値に等しい。
図1Eのビーム経路の場合、元のビームB0’が、偏菱形組立体150’の面142に垂直に入射し、部品115と125の間のビームスプリッタコーティングへ入射する。反射防止コーティングを有する光学部品160’は、偏菱形組立体150’の入力アパーチャに光学的に取り付けてある。ビームスプリッタコーティングを透過する元のビームB0’の一部が出射ビームB1を形成する。このビームは、光学部品160’を出るビームと同一線上にある。第1のビームスプリッタコーティングで反射されたビームは、面142に平行に進んで、面124で全反射されて出射ビームB2を形成する。
両方のビーム経路について、ビームB1とB2が平行をなす精度は、主として面114と124とが平行である精度に依存する。本発明の製造プロセスがより高度に平行なビームB1及びB2を提供できるのは、プレート110及び120を高い精度で平行にでき、プレート110及び120のための接着プロセスを正確に制御できるからである。対照的に、接着前に偏菱形部品115及び125を形成するプロセスは、個々の偏菱形部品における誤差と角度の違い、及び接着層に楔角度を生じる接着誤差を被る。特に、個別の比較的小さな偏菱形部品を接着するときには、接着を正確に制御するのはより困難になる。
プレート110及び120の主面に45°で切り込み130を施し、面142にビームを垂直に入射させることで、面142への入力ビーム及び面144からの出射ビームB1及びB2の屈折という厄介な問題が避けられる。しかしながら、偏菱形部品の内角に対する他の角度、すなわち入射ビームの他の角度によっても、平行な出射ビームをもたらすことができる。
偏菱形部品だけを含む偏菱形組立体に代わるものとして、本発明による製造プロセスはまた、プリズム部品を含む偏菱形組立体を製造することができる。偏菱形組立体のプリズム部品を製造するために、図1Fで示す組立体150の端部において面142及び144に垂直な切り込み134を形成することができる。切り込み134は、偏菱形部品115をプリズム117に変える。通常、切り込み134と新たに形成された面の仕上げは、切り込み132(図1C)の前に行なうことができる。
偏菱形組立体150の面142に対して垂直な入射ビームB0に代えて、図1Gに示すような製作された偏菱形/プリズム組立体155は、偏菱形組立体155の面142に平行に導かれた元のビームB0”を受光することができる。従って、切り込み134から得られる面を研削し、研磨して光学面を生成し、反射防止コーティングを有する光学部品160”を面134に取り付けて、空気−ガラス境界面での反射に起因する入射ビームB0”のエネルギー損失を低減することができる。代替的には、偏菱形/プリズム組立体155は、面142に垂直でかつビームスプリッタコーティングに直接入射する元のビームB0’を受けることもできる。
上記した製造方法は、3枚以上の平行平面プレートを結合して、軸に沿って任意の所望の間隙をあけて3以上の出射ビームを供給するように拡張することができる。図2Aは、3枚の平行ガラスプレート210,220及び230が3枚のプレートの2つの境界面(例えば、プレート210の面214とプレート220の面224)におけるビームスプリッタコーティングによって接着される製造プロセスを図示するものである。この接着プロセスは、プレート210,220及び230のうちの2枚を最初に接着し、その2つのプレート間の接着剤が十分に硬化した後で、残りのプレートを接着することによって最も簡単に制御される。プレート210,220及び230と、ビームスプリッタコーティングと、プレート210,220及び230を結合する接着層の材料は、図1A〜1Fに関連して上述したものと類似したものか又は同一のものである。
接着されたプレート210,220及び230は、図1B及び1Cに図示したのと同様の方法で切断、研削及び研磨されて、図2Bに示すような3つの偏菱形部品215,225及び235を含む偏菱形組立体250などの偏菱形組立体が形成される。図2Bには、元のビームB0から3つの出射ビームB1,B2及びB3を生成するためのビーム経路も示されている。元のビームB0が偏菱形部品215と225の間のビームスプリッタコーティングに直接入射するようにシフトされると、代替ビーム経路(図示せず)が生ずる。
図2Cの偏菱形組立体255は、プリズム部品217を含んでおり、図1Fに関連して上述した偏菱形部品115の切断と同様にして偏菱形部品215を切断することによって製作できる。プリズム部品217を備えたことで、偏菱形組立体255は、元のビームB0’から偏菱形組立体250の長さ沿いに案内される出射ビームB1,B2及びB3を生成することができる。
出射ビームB1,B2及びB3の相対強度は、ビームスプリッタコーティングの特性に依存する。例えば、図2B及び2Cの元のビームB0またはB0’から等強度の3つのビームB1,B2及びB3を生成するために、偏菱形部品225と215または217の間の境界面におけるビームスプリッタコーティングが、入射強度の1/3を反射し、入射強度の2/3を透過させ、また偏菱形部品225と235の間の境界面におけるビームスプリッタコーディングは等しい反射率及び透過率を有する。
偏菱形組立体150,155,250及び255は、従来の製造方法を用いて互いに接着された、隣接する偏菱形部品間またはプリズム部品間の境界面にしばしば現れる段差や亀裂や他の不連続部分を蒙ることのない平坦な光出力面144及び244を有する。従来の製造方法を用いると、隣接した偏菱形部品やプリズム部品の2つの角度の合計は正確には180°とならないこと、及び/又は、接着中の部品間に相対的ねじれや並進が生ずることが原因で出力面内に段差や亀裂を生ずることがある。出力平面内に段差や亀裂がないことで、偏菱形/プリズム組立体を光学的に接触させたり、または、屈折率整合光学接着剤で干渉計のPBSの入力表面に直接接着することができる。このことにより、空気/ガラス境界面(ここでの屈折のためにビームの平行性が損なわれる場合がある)を排除し、双方を光学的に接触又は接着するときに、偏菱形/プリズム組立体の出力面やPBSの入力面に反射防止(AR)コーティングを設ける必要がなくなる。
図3A及び3Bは、PBS330に光学的に取り付けられた偏菱形組立体310,320及び326を有する一体型ビーム光学系を含む7軸干渉計300の斜視図及び正面図である。より詳しくは、偏菱形組立体310は、偏菱形組立体320及び326の入力面に直接取り付けられる。偏菱形組立体320及び326は、PBS330に直接取り付けられる。
PBS330に取り付けられる偏菱形組立体310及び320に加え、7軸干渉計300の一体型光学系には、PBS330の延長部335及び337と、1/4波長板341,342,343,344,345,346,347A及び347Bと、コーナーキューブ(またはキューブコーナー)反射器361,362,363,364,365及び366と、1/4波長板371,372,373,374,375,376及び377と、PBS330に直接又は間接に取り付けられた偏菱形部品397A及び397Bが含まれている。基準反射器には、各1/4波長板371,372,373,374,375,376及び377上に高反射(HR)コーティング381,382,383,384,385,386及び387が実装される。
7軸干渉計300の個々の部品は、光学的接触を介して互いに光学的に取り付けることができる。この場合、個々の部品の光学的に平滑な面は、光学的接着剤を必要とすることなく互いに分子結合する。代替的には、屈折率整合光学的接着剤により一部の部品または部品全てを光学的に取り付けることもできる。これらの部品全てを光学的に取り付けることで、様々な部品を個別に取り付ける必要のないコンパクトな一体型ビーム光学系構造がもたらされる。コンパクトなことに加えて、ビーム光学系は非常に安定している。なぜなら、熱膨張や組み付けプレートのそりによる部品の相対的な配向の変化がないからである。
干渉計300の機能などの一体化構造内の光学部品の機能を、図3A,3Bと図4A,4B,4C及び4Dを参照してさらに詳しく説明する。図4A,4B,4C及び4Dに示すビーム経路及び構造における計測ビーム及び入力ビームは、図3A及び3Bの構造からの計測ビーム及び入力ビームの配向とは異なる配向を有している。具体的には、図3A及び3Bは、計測ビームがまず最初にPBSコーティング332を通過し、入力ビームがPBS330に入る面とは反対側のPBS330側から出射する構成を示すものである。対照的に、図4A,4B,4C及び4Dは、計測ビームがまず最初にPBSコーティング332で反射され、入力ビームがPBS330に入る面に隣接するPBS330の側から出射する構成を示すものである。
図3Aに示すように、偏菱形組立体310は、入力ビームINを4つの平行ビームに分割するのに役立つ4つの偏菱形部品311,312,313及び314を含んでいる。偏菱形組立体310の入力アパーチャに取り付けられた光学部品315は、入力ビームINの反射によるエネルギー損失を低減する反射防止コーティングを有するプリズムである。プリズム315は、入力ビームINの光源位置に従って配向されており、図3Aでは、それはたまたまPBS330の一方の側にある。代替的には、プリズム315の配向を変えるか、または異なる位置にあるビーム源に対してプリズム315を光窓で置き換えることもできる。
図3Aの配向では、偏菱形組立体310は、入力ビームINを受け、干渉計300の個別の水平面において用いられる4つのビーム間に垂直方向の間隙を生成する。
偏菱形組立体310では、偏菱形部品の底面からの全反射により、入力ビームが偏菱形部品311と312の間にある第1のビームスプリッタコーティングへ向けて送られる。第1のビームスプリッタコーティングからの反射は、偏菱形組立体326に入射し、かつ、干渉計300の7つの計測軸のうちの2つの軸の平面内にあるビームを生成する。偏菱形組立体310の第1のビームスプリッタコーティングを通過するビームは、入力ビームINの残留パワーを有しており、偏菱形部品312と313の間にある第2のビームスプリッタコーティングへ入射する。
第2のビームスプリッタコーティングは入射エネルギーの一部を反射し、第2のビームスプリッタコーティングからの反射光はPBS330へ直接導かれる入力ビームを形成する。反射防止コーティングを有する光学部品325は、ビームが出る偏菱形組立体310に取り付けられる。PBS330の背面には、偏菱形組立体310の第2のビームスプリッタコーティングから反射されるビームの空気−ガラス境界面の領域内に反射防止コーティングがある(PBS330上の反射防止コーティングは選択された領域内にだけあり、偏菱形組立体320及び326のような部品がPBS330に光学的に接触する領域を回避している)。偏菱形組立体320及び326と同じ厚さを有するガラス塊が、偏菱形組立体310とPBS330の間の空隙を充填し、空気−ガラス境界面を排除している。
第3のビームスプリッタコーティングは、偏菱形部品313と314の間にあり、第2のビームスプリッタコーティングを透過した光を受け、入射エネルギーの一部を反射する。第3のビームスプリッタコーティングから反射された光は、偏菱形組立体320への第1の入力ビームを形成する。偏菱形組立体320の第1の入力ビームは、干渉計300の7つの計測軸のうちの2つを含む別の平面に対するものである。第3のビームスプリッタコーティングを透過する光は、偏菱形組立体310の端部において全反射され、偏菱形組立体320への第2の入力ビームを形成する。偏菱形組立体320の第2の入力ビームは、干渉計300の7つの計測軸のうちの更に2つを含む平面に対するものである。
図4A及び4Bに、偏菱形組立体320を通る水平面内の2つの計測軸に関連する計測ビームと基準ビームのビーム経路を示す。図示の如く、偏菱形組立体310から偏菱形組立体320への入力ビームは、偏菱形組立体320の部品間のビームスプリッタコーティングへ入射する。図4Aには、ビームスプリッタコーティングを通ってPBS330内に入射する光から生ずるビームだけが示されている。図4Bには、ビームスプリッタコーティングと偏菱形組立体320の端部からPBS330へ反射された光から生ずるビームが示されている。
図4AのPBS330へ伝送された光は、PBSコーティング332へ入射する。このコーティングは、第1の直線偏光を有する光をほぼ100%反射するとともに、第1の直線偏光に直交する直線偏光を有する光をほぼ100%透過させる。PBSコーティング332からの反射光は、1/4波長板341を通過して計測反射器(または計測反射鏡)350に入射する出射計測ビームMB1Aを形成する。1/4波長板341は、一体型ビーム光学系構造の一部としてPBS330に取り付けられる。
干渉計300において使用される各1/4波長板は、1/4波長板の異なる直交軸に沿った偏光を有するビーム成分が異なる速度で進行するところの複屈折材料からなるプレートである。1/4波長板の厚さにより、1/4波長板へ入射する波長を有する直線偏光した光の直交成分間に90°の位相シフトが生じる。入射ビームの直線偏光は1/4波長板の軸に対し45°をなしており、1/4波長板を透過することでビームの偏光は直線偏光から円偏光に変化する。反射後に、円偏光の光は1/4波長板を通って戻り、元の直線偏光に対し直交する偏光を有する直線偏光ビームとして出射する。
図4Aにおいて、計測反射器350は、計測ビームMB1Aを反射してビームMB1A’として直接戻すように位置合わせされた平面ミラーである(図4A,4B,4C及び4Dでは、重複するビームMB1AやMB1A’などのビームは、図を見やすくするために互いに分離したものとして示されている)。
計測反射器350は、干渉計が計測するウェーハ段(ウェーハステージ)のような構造(図示せず)上に搭載されている。計測反射器350の移動が計測ビームMB1A’内にドップラーシフトを引き起こし、これにより計測ビームMB1A’の周波数は計測ビームMB1Aの周波数とは異なったものとなる。
反射された計測ビームMB1A’は、1/4波長板341を横断し、PBSコーティング332が透過させる偏光でもって1/4波長板341を出る。計測ビームMB1A’はこうしてPBSコーティング332を通過し、コーナーキューブ反射器361の軸からある量だけオフセットしてコーナーキューブ反射器361へ入射する。コーナーキューブ反射器361はリトロフレクタ(retroflector)であり、従って、反射計測ビームMB1Bを計測ビームMB1A’に対し平行に保つ。軸から外れて計測ビームMB1A’が入射することで、反射計測ビームMB1Bはコーナーキューブ反射器361の軸からの計測ビームMB1A’のオフセットの約2倍だけ計測ビームMB1A’から変位する。
計測ビームMB1Bは、PBSコーティング332を透過する偏光を有しており、計測反射器350に達する前に、PBSコーティング332と1/4波長板341を通過する。1/4波長板341は、計測ビームMB1Bが計測ビームMB1B’として計測反射器350から反射される前に、計測ビームMB1Bの偏光を円偏光に変える。計測反射器350からの反射により、計測反射器350の速度に従う更なるドップラーシフトが生ずる。
計測ビームMB1B’は、1/4波長板341を通過し、円偏光から直線偏光への変化を受ける。1/4波長板341を2回通過することにより、直線偏光は実際上90°回転する。従って、PBSコーティング332は、計測ビームMB1B’を反射して、出力ビームOB1の計測成分MBOUTを提供する。
PBSコーティング332を透過する入力ビームINからの光は、基準ビームRB1Aを形成する。基準ビームRB1Aは、PBS330から1/4波長板371内へ進入し、1/4波長板371の背面にあって基準反射器として作用する高反射コーティング381にて反射される。こうして生じた反射ビームRB1A’は、PBSコーティング332に入射する前に、1/4波長板371を通って戻る。1/4波長板371の2回の横断により、直線偏光が90°だけ変化し、PBSコーティング332が基準ビームRB1A’をコーナーキューブ反射器361に反射し、これにより、変位された平行基準ビームRBI1が生成される。PBSコーティング332は、基準ビームRBI1を反射して基準ビームRB1Bを生成する。
PBSコーティング332で反射された基準ビームRB1Bは、1/4波長板371を横切り、高反射コーティング381で反射され、基準ビームRB1B’として戻る。1/4波長板371の2回の横断から生ずる90°の偏光の変化により、基準ビームRB1B’はPBSコーティング332を通過して、出力ビームOB1の基準成分RBOUTとしてPBS330から出る。
出力ビームOB1には、一つの偏光を有し、計測ビームMB1B’に対応する計測ビームMBOUTからの光と、一つの直交偏光を有し、基準ビームRB1B’に対応する基準ビームRBOUTからの光が含まれる。ビームMBOUTとRBOUTは、干渉計を出てレンズアセンブリ(レンズ組立体。図示せず)へ向かう。レンズアセンブリにおいて、ビームMBOUTとRBOUTは、レンズと各ビームの直線偏光に対し45°をなす直線偏光子とを通過する。直線偏光子から出ると、ビームは、干渉して計測信号を生成し、従来の電子システム(図示せず)が、計測信号の位相をレーザーからの基準信号の位相と比較し、計測ビームMB1Aに関連する軸に沿った計測反射器350の相対変位を計測する。
干渉計300は、温度に起因する計測誤差を防止するために温度変化に反応してはならない。本発明の一態様では、1/4波長板371は、PBS330に光学的に接触しており、高反射コーティング381は、1/4波長板371の真上にある。代替的には、高反射コーティング381は、1/4波長板371に光学的に取り付けられる任意の基準反射器と置き換えることができる。基準反射器(例えば、高反射コーティング381)を偏光切り替え部品(例えば、1/4波長板371)に対して光学的に取り付けること、及び、偏光切り替え部品をPBS330に対して光学的に取り付けることにより、それらの配向が固定されて、基準反射器の安定性が改善され、同時にまた個別の基準ミラー基板及び組み付けの必要性がなくなる。
図4Bは、図4Aの平面と同じ平面内にある第2の計測軸についての干渉計300内のビームを示すものである。図4Bでは、偏菱形組立体320は、入力ビームINの位置をシフトさせるよう働く。その結果、計測ビームMB2A,MB2A’,MB2B及びMB2B’と基準ビームRB2A,RB2A’,RB2B及びRB2B’は、それらの個々の相手方、すなわち、計測ビームMB1A,MB1A’,MB1B及びMB1B’と基準ビームRB1A,RB1A’,RB1B及びRB1B’に対してシフトさせられる。部品342,362,372及び382は、対応する部品341,361,371及び381とほぼ同一であり、対応する部品について上述したのと同じやり方で、シフトされたビームに対するシフト及び作用に従って位置決めされる。従って、その動作の詳細な説明はここでは繰り返さない。
上述したように、偏菱形組立体310は偏菱形組立体320に対し2つの入力ビームを供給し、これらの入力ビームは互いに垂直にオフセットする。干渉計300の第3及び第4の計測軸に対する計測ビームと出力ビームは、第1及び第2の計測軸に対して同一のビーム経路を有するが、部品343,363,373及び383と、部品344,364,374及び384をそれぞれ横断する。
図4Cに例示した第5の計測軸は、図4A及び4Bに図示した計測軸とは、計測軸及び計測反射器355の位置が異なる。具体的には、第5の計測軸は、PBS330の側面の中央側に位置し、この第5の計測軸は、計測反射器355としてリトロフレクタ(例えば、コーナーキューブ)を採用している。たとえリトロフレクタが正確に整列配置されていないときでも、リトロフレクタで反射されたビームは入射ビームに対し平行である。従って、計測反射器355は、写真平版(フォトリソグラフィー)装置用の投射(映写)レンズのような装置に配置することができるが、この場合は、計測反射器355を整列配置するためにそれにアクセスすることは容易ではないであろう。
第5の計測軸については、光学部品325を介してPBS330へ入力したビームの一部が、PBSコーティング332で反射して、計測ビームMB5Aを形成する。計測ビームMB5Aは、1/4波長板345を横切り、図4Cの実施形態ではコーナーキューブである計測反射器355で反射する。計測ビームMB5Aはコーナーキューブ355の軸からオフセットしていて、これにより反射計測ビームMB5Bは、計測ビームMB5Aからオフセットする。計測ビームMB5Bは、1/4波長板345を横切って、PBSコーティング332を透過する偏光を有するものとなる。計測ビームMB5Bは、計測ビームMB5Aと同一直線上にある反射ビームをもたらすコーナーキューブ365で反射する。PBSコーティング332を再度通過した後、計測ビームは1/4波長板345を通過し、計測反射器355で反射され、1/4波長板345を通って戻り、PBSコーティング332で反射して出力ビームOB5の一部を形成する。
PBSコーティング332を透過するビーム入力の一部は、基準ビームRB5Aを形成する。基準ビームRB5Aは、1/4波長板375の表面上にある高反射コーティング385から反射される前に、延長部335と1/4波長板375を通過する。反射された基準ビームは、1/4波長板375と延長部335を通って戻り、PBSコーティング332で反射される。次に、基準ビームは、コーナーキューブ365で反射され、PBSコーティングで再び反射され、二度目に高反射コーティング385で反射される前に延長部335と1/4波長板385を横断する。高反射コーティング385からの基準ビームの2回目の反射は、1/4波長板385と延長部335とPBSコーティング332を横断して、出力ビームOB5の一部となるビームをもたらす。
上述のように、第5の計測軸についての基準ビームは、延長部335を4回通過し、これにより、ガラスを通る計測ビームの経路長が増える。延長部335は、PBS330に光学的に取り付けられ、好ましくは基準反射器355と同じ材料で出来たものがよい。代替的には、延長部335はPBS330を形成するガラスの一部とすることもできる。本発明の一態様によれば、延長部335の大きさは、ガラス製の延長部335を含む基準ビームの光路長が、ガラス製の基準反射器355を含む計測ビームの光路長に一致するような大きさである。
図4Dは、図3A及び図3Bの干渉計300の第6及び第7の計測軸を含む平面を示すものである。これらの軸については、偏菱形組立体310の第1のビームスプリッタコーティングで反射された光が、偏菱形組立体326へ入射する。偏菱形組立体326は、第6の軸についてのビームを透過させ、第7の計測軸に対する適切な入射ポイントにビームをシフトする。図3A及び3Bの実施形態において、偏菱形組立体326及び320は、偏菱形組立体310からの入力ビームを反対方向に水平にシフトさせる。
第6の計測軸は、第5の計測軸と同様にPBS330の中央に位置するが、この第6の計測軸は、コーナーキューブに代わる平面ミラーである計測反射器356にて反射する。従って、計測ビームMB6A及びMB6Bは、ガラス製の計測反射器356を通過する追加の光路長を持たず、基準ビームRB6A及びRB6Bは、PBS330の延長部を必要としない。高反射コーティング386を有する1/4波長板376は、従って、直接PBS 330に取り付けられる。
第7の計測軸は、他の軸について用いられる計測ビームよりも広い間隙を有する計測ビームMB7A及びMB7Bを用いる。本発明の一態様によれば、干渉計300は、偏菱形部品397A及び397Bを用いて計測ビームMB7AとMB7Bとの間の距離を延長する。PBS 330に延長部337を追加することにより、基準ビームRB7AとRB7Bに対する光路長と、計測ビームMB7AとMB7Bの光路長が等しくなる。対照的に、従来の干渉計は、要求される計測ビーム間の間隙を収容するのに十分な寸法を有する偏光ビームスプリッタを用いてきた。偏菱形部品397A及び397Bと延長部337の使用は、PBS330の全体サイズを効果的に低減し、これにより、干渉計の寸法と重量が低減され、PBS用の十分均質な屈折率を有する大型部品やガラスを入手する困難さが低減される。
第7の計測軸については、PBSコーティング332が反射する偏光を有する入力ビームの一部が、計測ビームMB7Aを形成し、PBSコーティング332が透過する偏光を有する入力ビームの一部が、基準ビームRB7Aを形成する。計測ビームMB7Aは、偏菱形部品397Aに入射し、これによって、計測ビームMB7Aが計測反射器357へ向かう途中で1/4波長板347Aを通過する前に、計測ビームMB7Aは横方向に変位させられる。
反射された計測ビームMB7A’は、1/4波長板347Aと偏菱形部品397AとPBSコーティング332を通過し、コーナーキューブ反射器366へ入射する。コーナーキューブ反射器366は、計測ビームMB7BをPBS330の反対側エッジまで変位させるのに十分大きい。計測ビームMB7Bの経路は、偏菱形部品397Bと1/4波長板347Bを通り抜けて計測反射器357まで達しており、計測反射器357からの反射ビームMB7B’は、1/4波長板347Bと偏菱形部品397Bを通って戻り、PBSコーティング332で反射し、出力ビームOB7の一部を形成する。
基準ビームRB7Aは、1/4波長板377Aに到達して高反射コーティング387Aで反射する前に、延長部337を横断する。反射された基準ビームRB7A’は、1/4波長板377Aと延長部337を通って戻り、PBSコーティング332で反射して、計測ビームMB7A’と同じ経路に沿ってコーナーキューブ366に入る。変位した基準ビームRB7Bは、コーナーキューブ反射器366を出て、PBSコーティング332で反射し、延長部337と1/4波長板377Bを横切ってから高反射コーティング387Bで反射する。次に、反射された基準ビームRB7B’は、計測ビームMB7B’が出力ビームOB7の一部となる前に、1/4波長板377Bと延長部337とPBSコーティング332を横切る。
延長部337の長さは、延長部337を通る基準ビームの光路長が、偏菱形部品397A及び397Bと計測反射器357内の任意のガラスとを通る計測ビームの光路長に等しくなるように選択される。同じ光路長を有することで、(そうでない場合には、光学部品の温度に伴う熱膨張及び屈折率の変化から生じうるであろう)計測ビームと基準ビームの相対的な光路長の変化が回避される。本発明の代替実施形態では、延長部337は、PBS330に光学的に接触(または連絡)する個別のガラス部品でもよく、または、PBS330を形成する同じガラスの一部でもあってもよい。
第7の計測軸に対する計測ビームMB7AとMB7Bの分離幅を広くすることで、第6の計測軸に対する計測ビームMB6AとMB6Bを、計測ビームMB7AとMB7Bの間に収容することができる。本発明の一態様によれば、干渉計は同じ水平面にあって同一線上に中心を有する2つの計測軸に対して同じコーナーキューブ366を用いる。延長部337は、第7の計測軸と同じ平面にある第6の計測軸についての1/4波長板376を収容するために切り抜き(cutout)部分を有している。図4Dでは、第6及び第7の計測軸は、計測反射器356及び357用に平面ミラーを用いている。しかしながら、計測反射器としてのコーナーキューブの使用は、上述したように、計測ビームに対してガラス内に追加の光路長をもたすであろう。延長部337の切り抜き部分を延長して、1/4波長板376とPBS330の間の延長部を収容することができる。
7軸干渉計に関して上述した本発明の原理は、任意の数の軸を有する干渉計に適用することができる。例えば、特定の水平面にさらなる計測軸を追加するために、水平偏菱形組立体320または326を、より多くの偏菱形部品を有する組立体で置き換えて、所望位置により多数の入力ビームを提供することができる。水平面内に唯一の計測軸を有するようにするために、個別の偏菱形部品または部品間に高反射コーティングを有する偏菱形組立体は、入力ビームをPBS内への所望の入力位置に水平にシフトさせることができ、あるいは、オフセットなしで入力ビームを透過させる部品で偏菱形組立体320または326を置き換えて、偏菱形組立体310からPBS330へ直接ビームを導くことができる。1以上の計測軸を含む水平面の数を増減させるために、偏菱形組立体310を、部品数のより多いかまたは少ない組立体で置き換えることができる。
上述した多くの軸を有する干渉計は、多数の対象物の相対的な位置及び配向を決定し、冗長的な計測値を提供して信頼性を改善することができる。加えて、本明細書に開示したコンパクトな一体型構造は、空間が制限された環境下で用いることができる。かかる特徴は、例えば写真平版(フォトリソグラフィー)装置のような複雑な環境において強く望まれるものである。
図5は、反射器530の相対運動を計測する干渉計システム500を例示するブロック図である。干渉計システム500は、一体型干渉計光学系520へ入力ビームINを供給するレーザーヘッド510を備える。一体型干渉計光学系520は、図3A及び3Bに図示した本発明の実施形態や本発明の他の実施形態に従うものとすることができる。しかしながら、図5には計測軸のうちの1つだけが示してある。
典型的な実施形態では、レーザーヘッド510は、アジレント・テクノロジーズ(Agilent Technologies)社から市場を通じて入手可能なレーザーヘッドの5517製品群からのものである。レーザーヘッド510は、2周波(数)ヘリウム−ネオンレーザー512を含む。2つの周波数f1及びf2からなるレーザービームの出力は、レーザー512において軸方向の磁場を印加することで生ずる。周波数f1とf2は互いに近接しているが、逆方向の円偏光を有するビーム内にある。レーザーヘッド510は、円偏光ビームを、周波数f1を有する直線偏光ビームと周波数f2を有する直線偏光ビームに変換する。これら2つのビームは直交する直線偏光を有する。光検出器514とレーザー同調回路516は、周波数を安定させるためにレーザー512を同調させる。レーザーヘッド510内の光検出器518は、2つのビームの一部を受信して合成し、2つのビームのうなり周波数f1−f2において電気的な基準信号を生成する。
一体型干渉計光学系520からの出力ビームOUTは、上述した計測ビームと基準ビームからの一部分MBOUTとRBOUTを含む。計測ビームの部分MBOUTは、計測ミラー530の相対運動に従ってドップラーシフトを受けており、周波数f1±Δf1を有する。基準ビームの部分RBOUTは、周波数f2を有する。
受信器(ここでは受光器)540は、アジレント・テクノロジーズ(Agilent Technologies)社から入手可能なE1709受光器とすることができ、これは一体型干渉計光学系520からの出力ビームOUTを受光する。受光器540は、ビームの部分MBOUT及びRBOUTを結合して、周波数f1−f2±Δf1を有する電気信号を生成する。従って、より大きな相対速度を計測するシステムは、大きな周波数差(f1−f2)を必要とし、このため、f1−f2±Δf1は最小値よりも大きくなる。
位置変換(または位置検出)電子回路550は、光検出器518及び受光器540からの電気信号を処理し、出力ビームOUTに関連する計測軸に対する相対運動計測値を求める。位置変換電子回路は、計測を行うのに周波数または位相情報に頼るので、計測値は強度変動によって引き起こされるエラーに比較的影響を受けにくい。
本発明を特定の実施形態を参照して説明したが、この説明は、本発明の例示に過ぎず、本発明を限定するものとして捉えるべきではない。具体的に言うと、2つの異なる周波数を有する光を使用するシステムにおける一体型干渉計の光学系の例を説明したが、この一体型光学系は、他のタイプの干渉計にも適するものである。開示した実施形態の特徴を様々に適用し、また、組み合わせることは、特許請求の範囲に規定された本発明の範囲内にある。
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.偏菱形組立体の製造方法において、
第1のガラスプレートの主面にコーティングを施すステップであって、該第1のプレートが平行でかつ平坦な2つの主面を有することからなる、ステップと、
前記第1のプレートと第2のプレート間のコーティングによって前記第1のプレートを前記第2のプレートに接着するステップと、
前記第1及び第2のガラスプレートの主面に対して鋭角に、それらのプレートを貫通する平行に切り込みを入れ、または、平行に切断して、1以上のブランクを形成するステップであって、各ブランクが2つの切り込みまたは切り口に対応する平行面を有することからなる、ステップと、
前記1以上のブランクの平行面の少なくとも一つの面を仕上げて、光学品質の平坦面を形成するステップ
とを含む、方法。
2.前記第2のプレートの主面上に第2のコーティングを形成するステップと、
前記第2のプレートと第3のガラスプレート間の第2のコーティングによって前記第2のプレートを前記第3のプレートに接着するステップ
をさらに含み、
前記平行な切り込みまたは切り口によって前記第1、第2及び第3のプレートが切断されることからなる、上項1の方法。
3.前記ブランクの1つを該ブランクの平行面に垂直に切断するステップと、
前記平行面に垂直に切断することによって生成された面を光学品質に仕上げるステップ
をさらに含む、上項1の方法。
4.前記ブランクの一つを該ブランクの平行面に垂直に切断するステップは、該ブランク内の偏菱形部品をプリズムに変えることからなる、上項3の方法。
5.前記コーティングは、前記ブランク内で使用される場合に、該コーティングに入射する光の偏光とは実質的に無関係である透過率及び反射率を有する、上項1の方法。
6.前記鋭角が45°である、上項1の方法。
7.前記平行面を通って入力されるビームに対応する位置において、前記平行面の一つに光学部品を取り付けるステップをさらに含み、該光学部品が反射防止コーティングを有することからなる、上項1の方法。
8.前記光学部品が光窓である、上項7の方法。
9.前記光学部品がプリズムである、上項7の方法。
10.偏光ビームスプリッタと、
前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられた第1の偏菱形組立体であって、第1の入力ビームを受光して該第1の入力ビームを前記偏光ビームスプリッタへ向かう複数のビームに分割するよう配向された第1の偏菱形組立体
とを備える干渉計。
11.前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられた第2の偏菱形組立体をさらに備えており、該第2の偏菱形組立体は第2の入力ビームを受光し、該第2のビームを複数のビームに分割するよう配向されており、該第2の偏菱形組立体からのビームのうちの一つが、前記第1の偏菱形組立体への第1の入力ビームである、上項10の干渉計。
12.前記第1の偏菱形組立体から前記偏光ビームスプリッタ内に導かれる複数のビームは、第1の軸に沿って互いに分離し、前記第2の偏菱形組立体からの複数のビームは、前記第1の軸に垂直な第2の軸に沿って互いに分離することからなる、上項11の干渉計。
13.前記偏光ビームスプリッタ及び前記第2の偏菱形組立体に光学的に取り付けられた光学部品をさらに備え、該光学部品が前記第2の偏菱形組立体から1以上のビームを受光し、1以上のビームを前記偏光ビームスプリッタ内へ導くことからなる、上項12の干渉計。
14.前記光学部品が偏菱形部品から構成される、上項13の干渉計。
15.前記光学部品は第3の偏菱形組立体を構成し、該第3の偏菱形組立体は、前記第2の偏菱形組立体からの第3の入力ビームを受光して、該第3の入力ビームを前記偏光ビームスプリッタへ向かう複数のビームに分割するよう配向される、上項13の干渉計。
16.干渉計の第1の計測軸に対して、入力ビームを基準ビームと計測ビームに分割するよう配向された偏光ビームスプリッタと、
前記偏光ビームスプリッタの面に光学的に取り付けられ、前記基準ビームの経路内にある偏光切り替え要素と、
前記偏光切り替え要素に光学的に取り付けられた基準反射器であって、基準ビームを反射して、前記偏光切り替え要素を介して前記偏光ビームスプリッタ内に戻すように配置される基準反射器
とを備える干渉計。
17.前記基準反射器は、前記偏光切り替え要素上の反射コーティングである、上項16の干渉計。
18.前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられたリトロフレクタをさらに備え、該リトロフレクタは、前記基準反射器にて反射された基準ビームを受光するとともに、計測対象である物体上の計測反射器から反射された計測ビームをその反射後に受光することからなる、上項16の干渉計。
19.前記リトロフレクタは、干渉計の第2の計測軸に関する第2の基準ビームと第2の計測ビームをさらに受光するように配置される、上項18の干渉計。
20.前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられた第1の偏菱形組立体をさらに備え、前記第1の偏菱形組立体は、第1のビームを受光して該第1のビームを前記偏光ビームスプリッタへ向かう複数のビームに分割するように配向され、該複数のビームが前記入力ビームを含むことからなる、上項16の干渉計。
21.前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられて、前記偏光ビームスプリッタから計測ビームを受光するように配置された偏菱形部品をさらに備え、該偏菱形部品は、計測反射器に対応する位置にシフトさせることからなる、上項16の干渉計。
22.前記偏光ビームスプリッタに対する延長部をさらに備え、該延長部の長さは、該延長部を通る前記基準ビームの光路長と前記計測ビームの光路長とが一致するような長さであることからなる、上項16の干渉計。
23.入力ビームを第1の基準ビームと第1の計測ビームとに分割するよう配向された偏光ビームスプリッタと、
前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられて、該偏光ビームスプリッタからの前記第1の計測ビームを受光するよう配置された偏菱形要素であって、前記第1の計測ビームを計測反射器に対応する位置へシフトさせる偏菱形要素
とを備える干渉計。
24.前記偏光ビームスプリッタに対する第1の延長部をさらに備え、該第1の延長部の長さは、該第1の延長部を通る前記第1の基準ビームの光路長と前記第1の計測ビームの光路長とが一致するような長さであることからなる、上項23の干渉計。
25.前記偏光ビームスプリッタに対する第2の延長部をさらに備え、前記偏光ビームスプリッタは、第2の入力ビームを第2の基準ビームと第2の計測ビームに分割し、前記第2の延長部の長さは、該第2の延長部を通る前記第2の基準ビームの光路長と前記第2の計測ビームの光路長とが一致するような長さであることからなる、上項24の干渉計。
26.前記第2の延長部の長さが、第2の計測反射器のガラスを通る第2の計測ビームの光路長と一致する、上項25の干渉計。
本発明は、スタックされたガラスプレートを切断することによって偏菱形アセンブリを製造する方法に関連する。ガラスプレートはそれらの間のコーティングによって互いに接着される。切断の角度は例えば45°であり、切断によって生じた表面は光学的な許容誤差範囲内で仕上げられる。これらの光学表面により、偏菱形アセンブリを、多軸干渉計の偏光ビームスプリッタ(PBS)のような光学部品に直接取り付けることができる。さらに、測定ビームの分離間隔を広げる1/4波長板、キューブコーナー反射鏡、及び偏菱形部品のような部品をPBSに取り付けて、コンパクトで熱的に安定な一体型ビーム光学系を作製することができる。基準ビーム用の1/4波長板に反射性コーティングや他の基準反射鏡を配置することによって、基準ビームの全ビーム経路を一体型構造内に保持することができる。偏菱形部品によって測定ビーム間の分離間隔を広げるときには、PBSに付加した延長部により、基準ビームと測定ビームの光路長を一致させることができる。
図1B及び1Cと共に、2枚の平行なガラスプレートから偏菱形組立体を形成する製造プロセス中に形成される構造を示す図である。 図1A及び1Cと共に、2枚の平行なガラスプレートから偏菱形組立体を形成する製造プロセス中に形成される構造を示す図である。 図1A及び1Bと共に、2枚の平行なガラスプレートから偏菱形組立体を形成する製造プロセス中に形成される構造を示す図である。 2つの偏菱形部品を含む偏菱形組立体の代替ビーム経路を示す図である。 2つの偏菱形部品を含む偏菱形組立体の代替ビーム経路を示す図である。 偏菱形部品とプリズムを含む偏菱形組立体を形成するための他の切り込みを示す図である。 偏菱形部品とプリズム部品を含む偏菱形組立体の代替ビーム経路を示す図である。 偏菱形部品とプリズム部品を含む偏菱形組立体の代替ビーム経路を示す図である。 3つの平行なガラスプレートから偏菱形組立体を形成する製造プロセス中になされた切り込みを示す図である。 3つの偏菱形部品を含む偏菱形組立体の側面とそのビーム経路を示す図である。 2つの偏菱形部品とプリズム部品を含む偏菱形組立体の側面とそのビーム経路を示す図である。 本発明の一実施形態に従う7軸干渉計の等角図である。 本発明の一実施形態に従う7軸干渉計の正面図である。 図3A及び3Bの7軸干渉計と類似の干渉計の選択された水平断面内における選択されたビーム経路を示す図である。 図3A及び3Bの7軸干渉計と類似の干渉計の選択された水平断面内における選択されたビーム経路を示す図である。 図3A及び3Bの7軸干渉計と類似の干渉計の選択された水平断面内における選択されたビーム経路を示す図である。 図3A及び3Bの7軸干渉計と類似の干渉計の選択された水平断面内における選択されたビーム経路を示す図である。 本発明の一実施形態に従う干渉計システムのブロック図である。
符号の説明
110,210 ガラスプレート
112,114,122,124 主面
115,125 偏菱形部品
130,132 切り込み
140 ブランク
150 偏菱形組立体

Claims (17)

  1. 偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられた第1の偏菱形組立体であって、第1の入力ビームを受光して該第1の入力ビームを前記偏光ビームスプリッタへ向かう複数のビームに分割するよう配向された第1の偏菱形組立体
    とを備える干渉計。
  2. 前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられた第2の偏菱形組立体をさらに備えており、該第2の偏菱形組立体は第2の入力ビームを受光し、該第2のビームを複数のビームに分割するよう配向されており、該第2の偏菱形組立体からのビームのうちの一つが、前記第1の偏菱形組立体への第1の入力ビームである、請求項1の干渉計。
  3. 前記第1の偏菱形組立体から前記偏光ビームスプリッタ内に導かれる複数のビームは、第1の軸に沿って互いに分離し、前記第2の偏菱形組立体からの複数のビームは、前記第1の軸に垂直な第2の軸に沿って互いに分離することからなる、請求項2の干渉計。
  4. 前記偏光ビームスプリッタ及び前記第2の偏菱形組立体に光学的に取り付けられた光学部品をさらに備え、該光学部品が前記第2の偏菱形組立体から1以上のビームを受光し、1以上のビームを前記偏光ビームスプリッタ内へ導くことからなる、請求項3の干渉計。
  5. 前記光学部品が偏菱形部品から構成される、請求項4の干渉計。
  6. 前記光学部品は第3の偏菱形組立体を構成し、該第3の偏菱形組立体は、前記第2の偏菱形組立体からの第3の入力ビームを受光して、該第3の入力ビームを前記偏光ビームスプリッタへ向かう複数のビームに分割するよう配向される、請求項4の干渉計。
  7. 干渉計の第1の計測軸に対して、入力ビームを基準ビームと計測ビームに分割するよう配向された偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタの面に光学的に取り付けられ、前記基準ビームの経路内にある偏光切り替え要素と、
    前記偏光切り替え要素に光学的に取り付けられた基準反射器であって、基準ビームを反射して、前記偏光切り替え要素を介して前記偏光ビームスプリッタ内に戻すように配置される基準反射器
    とを備える干渉計。
  8. 前記基準反射器は、前記偏光切り替え要素上の反射コーティングである、請求項7の干渉計。
  9. 前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられたリトロフレクタをさらに備え、該リトロフレクタは、前記基準反射器にて反射された基準ビームを受光するとともに、計測対象である物体上の計測反射器から反射された計測ビームをその反射後に受光することからなる、請求項7の干渉計。
  10. 前記リトロフレクタは、干渉計の第2の計測軸に関する第2の基準ビームと第2の計測ビームをさらに受光するように配置される、請求項9の干渉計。
  11. 前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられた第1の偏菱形組立体をさらに備え、前記第1の偏菱形組立体は、第1のビームを受光して該第1のビームを前記偏光ビームスプリッタへ向かう複数のビームに分割するように配向され、該複数のビームが前記入力ビームを含むことからなる、請求項7の干渉計。
  12. 前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられて、前記偏光ビームスプリッタから計測ビームを受光するように配置された偏菱形部品をさらに備え、該偏菱形部品は、計測反射器に対応する位置にシフトさせることからなる、請求項7の干渉計。
  13. 前記偏光ビームスプリッタに対する延長部をさらに備え、該延長部の長さは、該延長部を通る前記基準ビームの光路長と前記計測ビームの光路長とが一致するような長さであることからなる、請求項7の干渉計。
  14. 入力ビームを第1の基準ビームと第1の計測ビームとに分割するよう配向された偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタに光学的に取り付けられて、該偏光ビームスプリッタからの前記第1の計測ビームを受光するよう配置された偏菱形要素であって、前記第1の計測ビームを計測反射器に対応する位置へシフトさせる偏菱形要素
    とを備える干渉計。
  15. 前記偏光ビームスプリッタに対する第1の延長部をさらに備え、該第1の延長部の長さは、該第1の延長部を通る前記第1の基準ビームの光路長と前記第1の計測ビームの光路長とが一致するような長さであることからなる、請求項14の干渉計。
  16. 前記偏光ビームスプリッタに対する第2の延長部をさらに備え、前記偏光ビームスプリッタは、第2の入力ビームを第2の基準ビームと第2の計測ビームに分割し、前記第2の延長部の長さは、該第2の延長部を通る前記第2の基準ビームの光路長と前記第2の計測ビームの光路長とが一致するような長さであることからなる、請求項15の干渉計。
  17. 前記第2の延長部の長さが、第2の計測反射器のガラスを通る第2の計測ビームの光路長と一致する、請求項16の干渉計。
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