JP2007316569A - 撮像ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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滋 和田
Yoshihiro Hara
吉宏 原
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Abstract

【課題】複数の機能を1個で実現でき、しかも組立性もよいアクチュエータを実現することで、小型で高性能な撮像ユニットおよび撮像装置を提供すること。
【解決手段】高分子アクチュエータを備え、該アクチュエータを用いて、撮像素子、レンズ、撮像光学系、鏡胴ユニット等の被駆動体を複数の異なる方向に移動させることで、複数の機能を1個で実現でき、しかも組立性もよいアクチュエータを実現することができ、小型で高性能な撮像ユニットおよび撮像装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像ユニットおよび撮像装置に関し、特に、高分子アクチュエータを駆動源としてオートフォーカスと手振れ補正を行う手段を有する撮像ユニットおよび撮像装置に関する。
携帯電話等に搭載される小型撮像装置には、小型化、低コスト化と高機能化とが同時に要求される。高機能化とは、デジタルカメラで実現されている「オートフォーカス機能」「自動露出機能」「手振れ補正機能」等の機能の搭載である。従来のデジタルカメラでは、これらの機能の実現のためのアクチュエータとしては、各機能に最適なアクチュエータがそれぞれ独自に開発され、採用されてきていた。
例えば、「オートフォーカス機能」では電磁力を用いるボイスコイルモータや圧電素子を駆動源としたリニアアクチュエータ(SIDM:Smooth Impact Drive Mechanism)等が、「自動露出機能」ではガルバノメータを用いた絞り機構等が、「手振れ補正機能」では形状記憶合金(SMA:Shape Memory Alloys)等が用いられている。
また、それらのアクチュエータの実装方法として、例えば、携帯電話に搭載されるカメラモジュールにおいて、画像センサの基板上にアクチュエータを形成し、コンパクト化を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、光ピックアップ装置のレンズホルダにおいて、フォーカスとチルトの支持機構を一体的に形成するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の提案は「手振れ補正機能」に限ったもので、例えば「オートフォーカス機能」のためには別途アクチュエータを設ける必要があり、特許文献2の提案では、支持機構は一体化されているものの、アクチュエータはフォーカス用とチルト用とで別個のものを用いるものであり、携帯電話のような超小型機器に、いくら各々が小型化されているとはいえ、複数の異なるアクチュエータを搭載することは、大きさや組立・調整の簡便さ、コストと言った面で大きな課題である。
一方、近年、発生力が大きい、軽い、音がしない、低電力で駆動できる、材料が樹脂であるため成形で自由な形状が作れるなどの特徴があるとして、高分子アクチュエータが注目されつつある。
そこで、高分子アクチュエータを駆動源として手振れ補正機能付き撮像装置の校正装置の駆動部等が構成できるとの提案がなされている(例えば、特許文献3参照)。
また、高分子アクチュエータを駆動源として撮像素子を凹状に湾曲させることで画像の歪みをなくす方法も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−204470号公報 特開平10−106013号公報 特開2005−330457号公報 特開2005−278133号公報
しかし、特許文献3の提案では、高分子アクチュエータが手振れ補正機能付き撮像装置の校正装置の駆動部に好適である、との記載があるのみで、具体的な手段や方法の提案は何らなされていない。また、本発明とは直接の関係は少ないが、特許文献4の方法では、撮像素子のような半導体素子に凹状に湾曲させるような外力を加えることは素子の割れに繋がるだけでなく、歪みによる素子特性の変化を引き起こし、特性劣化の要因となり好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、高分子アクチュエータを用いて、複数の機能を1個で実現でき、しかも組立性もよいアクチュエータを実現することで、小型で高性能な撮像ユニットおよび撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.被写体像を結像する撮像光学系と、
被駆動体と、
前記被駆動体を前記撮像光学系の光軸に平行な方向と前記光軸に垂直な方向とで移動させる高分子アクチュエータとを有することを特徴とする撮像ユニット。
2.前記高分子アクチュエータは、前記被駆動体に当接する部分に複数の凸形状の変位部を有し、前記変位部は電界が印加されることでさらに凸形状に変形することを特徴とする1に記載の撮像ユニット。
3.前記変位部が前記被駆動体に当接する位置は、前記被駆動体の質量中心を囲む位置であることを特徴とする2に記載の撮像ユニット。
4.前記高分子アクチュエータは、外周に配置された保持部で保持されていることを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の撮像ユニット。
5.前記高分子アクチュエータは、平面形状をしており、電界が印加されることで凸形状の複数の作用部が出現するように、固定部材により固定されていることを特徴とする1に記載の撮像ユニット。
6.前記高分子アクチュエータは、前記作用部が凸形状に変形した場合に被駆動体と接する部分の電極が除かれていることを特徴とする5に記載の撮像ユニット。
7.前記高分子アクチュエータは、前記作用部に開口部を有することを特徴とする5に記載の撮像ユニット。
8.前記固定部材は、表面に筋目を有することを特徴とする5に記載の撮像ユニット。
9.前記撮像光学系で結像される被写体像を撮像する撮像素子を有し、
前記被駆動体は、前記撮像素子であることを特徴とする1乃至8の何れか1項に記載の撮像ユニット。
10.前記被駆動体は、前記撮像光学系または前記撮像光学系を構成する光学素子の一部であることを特徴とする1乃至8の何れか1項に記載の撮像ユニット。
11.1乃至10の何れか1項に記載の撮像ユニットを備えた撮像装置において、
前記撮像光学系で結像される被写体像のフォーカス状態を検出するフォーカス検知手段と、
前記フォーカス検知手段の検出結果に基づき前記高分子アクチュエータを駆動して合焦動作を行うオートフォーカス手段と、
前記撮像装置の手振れを検出する手振れ検知手段と、
前記手振れ検知手段の検知結果に基づき前記高分子アクチュエータを駆動して手振れを補正する手振れ補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
本発明によれば、高分子アクチュエータを備え、該アクチュエータを用いて、撮像素子、レンズ、撮像光学系、鏡胴ユニット等の被駆動体を複数の異なる方向に移動させることで、複数の機能を1個で実現でき、しかも組立性もよいアクチュエータを実現することができ、小型で高性能な撮像ユニットおよび撮像装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
まず、本発明における撮像装置について、図1を用いて説明する。図1は撮像装置1の構成を示す模式図である。
図1において、撮像装置1は、撮像部350と撮像回路300とで構成される。撮像部350は、撮像ユニット330と手振れ検知手段301とで構成される。撮像ユニット330は、レンズ211aとレンズ211bからなる撮像光学系211、撮像素子162および移動手段331で構成され、手振れ検知手段301は上下振れセンサ301P(Pitchの意)と左右振れセンサ301Y(Yawの意)とで構成される。
撮像回路300は、振れ検出回路303、手振れ補正手段305、AF手段167、アクチュエータ制御手段315、駆動回路部313、撮像制御部161、アナログデジタル(A/D)変換器163、画像処理部165、画像記録部181、操作部111および画像表示部131で構成される。駆動回路部313には昇圧回路が含まれ、移動手段331を構成する高分子アクチュエータを駆動するのに必要な電圧が作られる。
図1の撮像装置1は大きく2つの機能に分かれる。一つは撮像機能であり、他は撮像素子移動機能である。まず撮像機能について説明すると、被写体の像が撮像光学系211により撮像素子162の撮像面上に結像され、被写体像が撮像素子162により光電変換されて撮像データ162kとして出力される。出力された撮像データ162kはA/D変換器163でデジタルデータに変換され、画像処理部165でホワイトバランス処理やガンマ変換等の画像処理が施されて画像データ161gとして画像記録部181に記録されるとともに、画像表示部131に適宜表示される。これらの一連の撮像動作は撮像制御部161により制御される。
撮像素子移動機能は、さらに、撮像装置1の手振れを補正する手振れ補正機能と、撮像光学系211を合焦させるAF機能の2つの機能に分かれる。
手振れ補正機能は、手振れ検知手段301のセンサ301Pと301Yおよび振れ検出回路303により手振れが検知され、手振れ補正手段305により手振れ補正量が演算され、アクチュエータ制御手段315および駆動回路部313により移動手段331を構成する高分子アクチュエータに電圧が印加されて、撮像素子162が上下方向(以後、P方向と言う)および左右方向(以後、Y方向と言う)に移動されて手振れが補正される。ここに、振れ検出回路303、手振れ補正手段305、アクチュエータ制御手段315、駆動回路部313および移動手段331は本発明における手振れ補正手段として機能する。
AF機能は、撮像素子162で撮像された画像のコントラストがAF手段167で算出され、画像のコントラストが最大となるように、アクチュエータ制御手段315および駆動回路部313により移動手段331を構成する高分子アクチュエータに電圧が印加されることで撮像素子162が光軸200方向に移動され、撮像光学系211が合焦される。ここに、AF手段167は本発明におけるフォーカス検知手段として機能し、アクチュエータ制御手段315、駆動回路部313および移動手段331は、本発明におけるオートフォーカス手段として機能する。
ここでは、AF機能は、撮像素子162で撮像された画像を用いて画像のコントラストが最大となるように撮像素子162が光軸200方向に移動されるとしたが、別途AF手段を設け、その出力を用いて撮像素子162を光軸200方向に移動する方法であってもよい。
なお、移動手段331については、図3以降で詳述する。
次に、本発明で使用される高分子アクチュエータの動作原理について、図2を用いて説明する。図2は、高分子アクチュエータの動作原理を説明するための模式図である。
図2において、高分子アクチュエータ401は、誘電ポリマ(シリコン樹脂やアクリル系樹脂)からなる伸張部403と、伸張部403の両面に設けられる導電性の炭素粒子を混ぜた高分子材料の電極405とからなる。伸張部403の両面に設けられた電極405間に電界Eが印加されると、電極間に静電吸引力が発生して電極間が吸引され、その結果、弾性体である誘電ポリマからなる伸張部403が図の矢印の方向に伸張する。伸張の大きさは印加される電界Eの大きさに略比例する。
電極405を部分電極とすると、部分電極の直下の伸張部403だけが伸張するので、電極405を複数の部分電極に分割し、それぞれを別個に駆動することで、複数個の高分子アクチュエータを並べた所謂アクチュエータアレイを作成可能である。高分子アクチュエータは、発生力が大きい、軽い、音がしない、低電力で駆動できる、材料が樹脂であるため成形で自由な形状が作れる、複数個のアクチュエータを一体的に形成できる等の特徴がある。
次に、上述した高分子アクチュエータ401を用いた移動手段331の第1の実施の形態について、図3および図4を用いて説明する。図3は、移動手段331の第1の実施の形態の構成を示す模式図で、図3(a)は移動手段331の光軸200に平行な面での断面図、図3(b)は本第1の実施の形態に用いられている高分子アクチュエータ401の形状を示す展開図である。
図3(a)において、レンズ211aとレンズ211bとからなる撮像光学系211の光軸200上の結像位置近傍に撮像素子162の撮像素子チップ162bが配置され、撮像素子チップ162bは撮像素子パッケージ162a内に実装されている。撮像素子パッケージ162aは移動手段331の保持部331a内に配置され、撮像素子パッケージ162aと保持部331aとの間には高分子アクチュエータ401が配置されている。
高分子アクチュエータ401は、平面部401aと複数の突起状の変位部401bとを有し、変位部401bは、撮像素子パッケージ162aの側面部と底面部とに当接するように配置されている。撮像素子パッケージ162aの短辺に正対する高分子アクチュエータ401の変位部を401by1と401by2、撮像素子パッケージ162aの長辺に正対する高分子アクチュエータ401の変位部を401bp1と401bp2、撮像素子パッケージ162aの底面に正対する高分子アクチュエータ401の変位部を401bfとする。
図2で説明したように、高分子アクチュエータの伸張の大きさは印加される電界Eの大きさに略比例するので、印加される電界Eを効率的に利用するために、変位部401bは平面部401aと同等程度の肉厚とすることが望ましい。
高分子アクチュエータ401の平面部401aおよび変位部401bの側部は、保持部331aと保持部331aに固定された規制部材331bとに挟まれ、電界が印加されても伸張できないように規制されている。変位部401bの撮像素子パッケージ162aに当接する部分の裏面凹部は撮像素子パッケージ162aの移動量に相当する隙間を空けて保持部331aの突起部に接している。
撮像素子パッケージ162aの撮像光学系211側は、付勢バネ331cにより光軸方向(以後、F方向と言う)の−F方向に付勢されており、付勢バネ331cと高分子アクチュエータ401の変位部401bfとで挟まれた形となっている。
図3(b)において、高分子アクチュエータ401は、例えば射出成形で一体的に形成され、矩形のシート状の平面部401aが5面つなぎ合わされた形状をしており、各平面部の中心付近に突起状の変位部401bが各1個ずつ配置されている。平面部401aは、図に破線で示した部分で折り曲げられて、保持部331aの内面に添うように挿入される。形状はここに示したものに限られるものではなく、挿入されるスペースに即した任意の形状でよい。図2に示した電極405は、例えば、図の紙面表面側は撮像素子パッケージ162aと接する頂上部を除く変位部401bの全面に部分電極として設けられ、図の紙面裏面側は変位部401bの凹部も含めて全面に設けられる。
図4は、図3で説明した5つの変位部401bp1、401bp2、401by1、401by2および401bfに印加される電界Eと撮像素子162のP方向変位、Y方向変位およびF方向変位の関係を示すタイミングチャートである。
図4において、タイミングT1で、図3に示した変位部401bp1に+Eの電界が印加されると、高分子アクチュエータ401の変位部401b以外の部分は規制部材331bと保持部331aとに挟まれて伸びることができないので、変位部401bp1が伸張して撮像素子パッケージ162aを−P方向に押し、高分子アクチュエータ401は柔らかい誘電ポリマでできているために変位部401bp1の対面にある変位部401bp2が撮像素子パッケージ162aに押されて縮み、全体として撮像素子パッケージ162aが−P方向に押され、撮像素子162は−P方向に変位する。
同様に、タイミングT2で変位部401bp2に+Eの電界が印加されることで、変位部401bp2が伸張して撮像素子パッケージ162aを+P方向に押し、変位部401bp1が撮像素子パッケージ162aに押されて縮み、全体として撮像素子パッケージ162aが+P方向に押され、撮像素子162は+P方向に変位する。
タイミングT3で変位部401by1に+Eの電界が印加されることで、変位部401by1が伸張して撮像素子パッケージ162aを+Y方向に押し、変位部401by2が撮像素子パッケージ162aに押されて縮み、全体として撮像素子パッケージ162aが+Y方向に押され、撮像素子162は+Y方向に変位する。
同様に、タイミングT4で変位部401by2に+Eの電界が印加されることで、変位部401by2が伸張して撮像素子パッケージ162aを−Y方向に押し、変位部401by1が撮像素子パッケージ162aに押されて縮み、全体として撮像素子パッケージ162aが−Y方向に押され、撮像素子162は−Y方向に変位する。
タイミングT1とT3の電界を同時に印加すると、撮像素子パッケージ162aは−P/+Y方向に押され、撮像素子162は−P/+Y方向に変位する。同様に、タイミングT1とT4の電界を同時に印加すると撮像素子162は−P/−Y方向に変位し、タイミングT2とT3の電界を同時に印加すると撮像素子162は+P/+Y方向に変位し、タイミングT2とT4の電界を同時に印加すると撮像素子162は+P/−Y方向に変位する。
タイミングT5で、変位部401bfに+Eの電界が印加されることで、変位部401bfが伸張して撮像素子パッケージ162aを+F方向に押し、撮像素子162は付勢バネ331cの付勢力に抗して+F方向に変位する。変位部401bfに電界が印加されていない状態では、撮像素子パッケージ162aは付勢バネ331cに押され、撮像素子162は−F方向の移動範囲の端に位置している。
ここでは、−F方向への移動は付勢バネ331cによって行われるとしたが、撮像素子パッケージ162aの上部にも高分子アクチュエータ401の変位部401bf2、保持部331aおよび規制部材331bを設けることで、−F方向への移動も高分子アクチュエータ401を用いて行ってもよい。この場合は、P方向およびY方向と同様に、変位部401bfおよび401bf2に電界が印加されていない状態では撮像素子パッケージ162aは移動範囲の中央付近に位置する。
以上に示したように、本第1の実施の形態によれば、高分子アクチュエータ401は、光軸方向と光軸に垂直な面内の直交する2方向との互いに直交する3方向に変位部401bを有し、各変位部401bを一体的に形成でき、撮像素子162と移動手段331の保持部331aの間の僅かの隙間に配置することができてスペース効率が非常によく、駆動も単に電界を印加するだけと非常に簡単で制御もしやすい。
次に、高分子アクチュエータ401を用いた移動手段331の第2の実施の形態を、図5を用いて説明する。図5は、移動手段331の第2の実施の形態の構成を示す模式図で、図5(a)が移動手段331の第2の実施の形態の光軸200に平行な面での断面図、図5(b)が高分子アクチュエータ401の形状を示す展開図である。
本第2の実施の形態においては、図5(b)に示すように、撮像素子162の質量中心162cを囲む二等辺三角形の3つの頂点の位置にそれぞれ3つの変位部401bf1、401bf2および401bf3が形成されている。その他の構成は図3に示したものと同じである。
図5(a)および(b)において、高分子アクチュエータ401の変位部401bf1、401bf2および401bf3は、撮像素子パッケージ162aの底面の撮像素子162の質量中心162cを囲む位置に当接しており、付勢バネ331cとで挟み込むことで撮像素子パッケージ162aをF方向に移動させる構成となっている。駆動方法は、図4に示した変位部401bfへの電界Eの印加(タイミングT5)と同様の電界の印加を、3つの変位部に同時にあるいは個別に行えばよい。
本第2の実施の形態によれば、3つの変位部401bf1、401bf2および401bf3が撮像素子パッケージ162aの底面に3点当たりで力を加えるために、図3に示した第1の実施の形態における撮像素子162の質量中心162cに1点で力を加える方法に比べて、撮像素子162のF方向への移動に際して摩擦負荷となる変位部401bp1、401bp2、401by1および401by2の摩擦負荷の変動があっても光軸に平行に力を加えることができ、より安定に撮像素子162を移動させることができる。
また、3つの変位部401bf1、401bf2および401bf3を用いることで、個々の変位部が小さくて済み、駆動の際の応答性が向上するため、撮像素子162のより高速での移動が可能となる。
さらに、3つの変位部401bf1、401bf2および401bf3に印加する電界を細かく制御することで、光軸200に対する撮像素子チップ162bの撮像面の傾きを補正したり、逆に傾きを持たせて像面を傾けることで、チルト撮影のような特殊効果を持たせたりすることも可能となる。
次に、高分子アクチュエータ401を用いた移動手段331の第3の実施の形態を、図6を用いて説明する。図6は、移動手段331の第3の実施の形態を説明するための模式図で、図6(a)は第3の実施の形態の図6(b)のB−B’断面図、図6(b)は同じく図6(a)のA−A’断面図である。本第3の実施の形態においては、移動手段331は撮像光学系211を構成するレンズ211bを移動させることで手振れ補正とAF動作とを行うものである。即ち、第3の実施の形態では、図1に示す構成と異なり、移動手段331をレンズ221bに配置したものである。
図6(a)および(b)において、レンズ211bは鏡胴201の内側に取り付けられ、鏡胴201は移動手段331を構成する底面中央に穴が空いたコップ状の形をした保持部331aの内側に配置され、レンズ211bと保持部331aの間には高分子アクチュエータ401が配置される。
高分子アクチュエータ401も、保持部331aと同様に底面中央に穴が空いたコップ状の形をしており、コップの側面側は外周が保持部331aの内側に当接する円筒形状で、内周側には120度ごとに鏡胴201の側面に当接する突起状の変位部401bを3個備え、コップの底面側は底面側が保持部331aの内側に当接するリング状で、内面側には120度ごとに鏡胴201の端面に当接する突起状の変位部401bfが3個配置され、一体的に形成されている。本例では、側面側の変位部401bと底面側の変位部401bfとは光軸に対して60度ずれた位置に配置されているが、これは必須ではない。
高分子アクチュエータ401の6個の変位部以外の薄肉部401cは、保持部331aと保持部331aに固定された規制部材331bとに挟まれ、電界が印加されても伸張できないように規制されている。鏡胴201の変位部401bfと当接していない側の端面は、付勢バネ331cにより光軸方向(−F方向)に付勢されており、鏡胴201は、付勢バネ331cと高分子アクチュエータ401の変位部401bfとで挟まれた形となっている。側面側の変位部401bおよび底面側の変位部401bfは、図3(a)に示したと同様に、薄肉部401cと同等程度の肉厚とするのが望ましい。
本第3の実施の形態における高分子アクチュエータ401の電極構成は、図3(b)および図5(b)に示した電極構成と同様でよい。また、駆動方法は、F方向については図5に示した三角配置の3つの変位部401bf1、401bf2および401bf3の駆動方法と同じであり、その効果も同じである。
また、P方向およびY方向については、3つの変位部401bを正三角形の各頂点の位置に置き、各変位部の力が光軸に向かって働くように配置してあるので、3つの変位部401bに印加する電界Eの大きさを適宜制御することでレンズ211bを光軸に垂直な面内で自由に動かすことができる。
本例では撮像光学系211を構成するレンズ211bを移動させるとしたが、撮像光学系211全体を移動させてもよい。高分子アクチュエータは発生力が大きいため、撮像光学系211全体のような重い物でも動かすことができる。
以上に示したように、本第3の実施の形態によれば、高分子アクチュエータ401は、射出成形等で形状が自由に形成できるため、本例のような底面中央に穴が空いたコップ状の形の内部に突起を持ったような通常のアクチュエータでは考えられない複雑な形状も作成可能であり、形状の自由度が極めて高い。また、レンズ211bと移動手段331の保持部331aの間の僅かの隙間に配置することができてスペース効率が非常によく、駆動も単に印加する電界の大きさを制御するだけと非常に簡単で制御もしやすい。
次に、高分子アクチュエータ401を用いた移動手段331の第4および第5の実施の形態を、図7を用いて説明する。図7は、移動手段331の第4および第5の実施の形態を説明するための模式図で、図7(a)は第4の実施の形態を説明するための断面図、図7(b)は第5の実施の形態を説明するための断面図である。
上述した第1乃至第3の実施の形態においては、電界が印加されていない変位部は撮像素子パッケージ162aの移動に対して摩擦負荷となる。第4および第5の実施の形態においては、電界が印加されていない変位部の摩擦負荷を防止する方法について説明する。
図7(a)において、角形のコップ形状をしたフレーム333の底部に撮像素子パッケージ162aの底面が接するように配置され、撮像素子パッケージ162aの側面とフレーム333の側面との間には、図3の第1の実施の形態と同様に高分子アクチュエータ401が配置され、高分子アクチュエータ401の変位部401bが撮像素子パッケージ162aの側面に当接している。
一方、フレーム333は、保持部331aの内壁に接するように保持部331aに挿入され、フレーム333の底部には高分子アクチュエータ401の変位部401bfが当接している。つまり、図3(a)に示した第1の実施の形態の撮像素子パッケージ162aと保持部331aとの間にフレーム333が挿入された形となっている。高分子アクチュエータ401の変位部401bと401bfとは、図3(b)に示したと同様の形状をしており、一体的に形成されている。
移動手段331を組み立てる際には、保持部331aの内部に高分子アクチュエータ401を図3(b)の破線部で折り曲げて挿入し、高分子アクチュエータ401上に規制部材331bを載せ、規制部材331bを保持部331aに固定する。フレーム333には高分子アクチュエータ401の変位部401bを通す穴が設けられており、その穴に変位部401bを通した状態でフレーム333が保持部331a内に挿入される。最後に撮像素子パッケージ162aがフレーム333内に挿入されて組立が完成する。
撮像素子パッケージ162aは、フレーム333の内部で高分子アクチュエータ401の変位部401bによってP方向およびY方向に移動される。フレーム333は保持部331aの内部で高分子アクチュエータ401の変位部401bfによってF方向に移動され、撮像素子パッケージ162aもフレーム333と一体となってY方向に移動される。高分子アクチュエータ401は柔らかい誘電ポリマでできており、Y方向の移動の際には、高分子アクチュエータ401の平面部401aが伸縮することで移動の妨げとなることを防止できる。
以上に述べたように、本第4の実施の形態によれば、上述した構成により、撮像素子パッケージ162aのF方向への移動の際のP方向およびY方向の変位部401bによる摩擦負荷を防止することができ、また、撮像素子パッケージ162aのP方向およびY方向への移動の際のF方向の変位部401bfによる摩擦負荷をなくすことができる。
図7(b)では、図7(a)のフレーム333内に更に第2のフレーム335を設けることで、P方向およびY方向の移動の際の摩擦負荷を防止する方法について説明する。
図7(b)において、撮像素子パッケージ162aは、第2のフレーム335の内部に配置され、その長辺側面は第2のフレーム335の内壁に接し、短辺側面と第2のフレーム335の内壁との間には高分子アクチュエータ401が配置され、高分子アクチュエータ401のY方向の変位部401byが撮像素子パッケージ162aの短辺側面に当接している。高分子アクチュエータ401のY方向の平面部401aは、第2のフレーム335と第2のフレームの規制部材335bとで挟まれている。
一方、第2のフレーム335は、フレーム333の内部に配置され、撮像素子パッケージ162aの長辺側に対応する側面には高分子アクチュエータ401のP方向の変位部401bpが当接している。高分子アクチュエータ401の変位部401byと401bpとは一体的に形成されている。高分子アクチュエータ401のP方向の平面部401aは、フレーム333とフレームの規制部材333bとで挟まれている。
撮像素子パッケージ162aは、第2のフレーム335の内部で高分子アクチュエータ401のY方向の変位部401byによってY方向に移動される。第2のフレーム335はフレーム333の内部で高分子アクチュエータ401のP方向の変位部401bpによってP方向に移動され、撮像素子パッケージ162aも第2のフレーム335と一体となってP方向に移動される。F方向については、図7(a)と同じ構成と動作である。
以上に述べたように、本発明の第5の実施の形態によれば、上述した構成により、撮像素子パッケージ162aのP方向への移動の際のY方向の変位部401byによる摩擦負荷および撮像素子パッケージ162aのY方向への移動の際のP方向の変位部401bpによる摩擦負荷も防止することができる。
次に、本発明に用いられる高分子アクチュエータ401の構成の他の例について、図8乃至図11を用いて説明する。図8は高分子アクチュエータ401の構成の第2の例、図9は第3の、図10は第4の、図11は第5の例である。
上述した本発明の第1乃至第5の実施の形態においては、高分子アクチュエータ401は、例えば図3(b)に示したように、平面部401aと突起状の変位部401bとを持っており、電極405は、図の紙面表面側は撮像素子パッケージ162aと接する頂上部を除く変位部401bの全面に部分電極として設けられ、図の紙面裏面側は変位部401bの凹部も含めて全面に設けられており、電極間に電界が印加されることで変位部401bが伸張してアクチュエータとして動作する。
一方、ここで説明する高分子アクチュエータ401の構成の第2乃至第5の例においては、高分子アクチュエータ401は平面形状をしており、突起状の変位部401bは有しない。従って、電極405は印刷等で簡単に形成することができるし、高分子アクチュエータ401を移動手段331に組み込むのもさらに容易である。
図8(a)において、高分子アクチュエータ401は、誘電ポリマ(シリコン樹脂やアクリル系樹脂)からなる平面状の伸張部403と、導電性の炭素粒子を混ぜた高分子材料からなる上面電極405aおよび下面電極405bとで構成されている。この例では、上面電極405aは部分電極、下面電極405bは全面電極としている。上面電極405aと下面電極405bとで挟まれた領域がアクチュエータとして作用する作用部401xである。
高分子アクチュエータ401は、剛性をあげて変形を安定させるために、作用部401x以外の部分が保持部331aと規制部材331bとで挟み込まれている。保持部331aは、作用部401xの範囲ギリギリあるいは作用部401xに一部かかる程度に、規制部材331bよりも作用部401xの近くまで延ばされることが望ましい。ここに、保持部331aと規制部材331bとは、本発明における固定部材として機能する。
図8(b)において、スイッチSwがオンされて上面電極405aと下面電極405bとの間に電界Eが印加されると、作用部401xが静電気力により圧縮されて横方向に伸び、保持部331aが障害となって下面電極405b側には伸びることができないため、結果として図のように上面電極405a側に凸の形状に変形する。電極405も伸張部403と同様にゴムのような柔軟な高分子材料でできているため、伸張部403と一緒に伸びて、凸形状に変形する。
高分子アクチュエータ401は、その構造および材料から電気的にはキャパシタと同様の特性を持つため、一度電界が印加されて作用部401xが凸形状に変形すると、スイッチSwがオフされても電極間の電界は維持され、変形も維持される。電極間を短絡する等で電界を取り除くと、作用部401xは元の平面に戻る。
図9(a)において、図8の例では上面電極405aは作用部401x上全体に一様な電極であったが、図9の例では、図3に示された電極405と同様に、被駆動体と接する頂上部が除かれた部分電極として設けられている。その他の構造は基本的には図8と同じであるが、保持部331aを規制部材331bよりも作用部401xの近くまで延ばすことは必須ではない。
図9(b)において、スイッチSwがオンされて上面電極405aと下面電極405bとの間に電界Eが印加されると、作用部401xが静電気力により圧縮されて横方向に伸び、上面電極405aの頂上部が除かれている方向が伸びやすいために、図のように上面電極405a側に凸の形状に変形する。電極405も伸張部403と同様にゴムのような柔軟な高分子材料でできているため、伸張部403と一緒に伸びて、凸形状に変形する。
このように被駆動体と接する頂上部の電極を予め除いておくことで、頂上部の電極が被駆動体と接触することによって電極が摩耗し、摩耗した電極によって摩擦が増加することによる作動不良等の不具合を防止することができ、動作が安定する。また、変形の方向性も決定することができる。
図10(a)において、高分子アクチュエータ401は、作用部401xの裏面部分を除く裏面全面が、接着剤337で保持部331aに接着されている。この方法によっても、図8に示した保持部331aと規制部材331bとで挟み込む方法と同様に、剛性をあげて変形を安定させることができる。ここに、保持部331aと接着剤337とは、本発明における固定部材として機能する。
接着剤337の層は非常に薄いので、高分子アクチュエータ401と保持部331aとはほぼ密着している。この状態では、上面電極405aと下面電極405bとに電界Eを印加しても、作用部401xと保持部331aとの間に空気が入らないために作用部401xが凸形状に変形できない。そこで、図10の例では、作用部401xに開口部407を設けてある。
図10(b)において、スイッチSwがオンされて上面電極405aと下面電極405bとの間に電界Eが印加されると、作用部401xが静電気力により圧縮されて横方向に伸び、開口部407を通して作用部401xと保持部331aとの間に空気が入り、図のように上面電極側に凸の形状に変形する。
図11(a)において、高分子アクチュエータ401は、図10と同様に、作用部401xの裏面部分を除く裏面全面が、接着剤337で保持部331aに接着されている。保持部331aは、少なくとも高分子アクチュエータ401の作用部401xの裏面部分と対向する部分の表面にスリット状の筋目331sが切ってある。
図11(b)において、スイッチSwがオンされて上面電極405aと下面電極405bとの間に電界Eが印加されると、作用部401xが静電気力により圧縮されて横方向に伸び、筋目331sを通して保持部331aの側面から作用部401xと保持部331aとの間に空気が入り、図のように上面電極側に凸の形状に変形する。
図10および図11の例においては、接着によって高分子アクチュエータ401の剛性をあげて変形を安定させる場合に、作用部401xと保持部331aとの間に空気を送り込む開口部407や筋目331sを設けることで、作用部401xの凸形状の変形を容易にすることができる。開口部407や筋目331sを設ける方法は、図8および図9に示した保持部331aと規制部材331bとで挟み込む場合でも、例えば保持部331aが高分子アクチュエータ401の裏面全面に形成されている場合には有効である。
以上、図8乃至図11に示した高分子アクチュエータ401の第2乃至第5の例によれば、高分子アクチュエータ401が平面形状で構成できるため、電極405が印刷等で簡単に形成することができ、高分子アクチュエータ401を移動手段331に組み込む場合も、平板を折り曲げてはめ込むだけでよく、非常に容易である。
また、保持部331aによって変形の方向を規制したり、上面電極405aの頂上部を部分的に除くことで変形しやすい部分を作る等により、変形の方向性を決める要素を簡単に作成することができる。
以上に示した例では、作用部401xが1個の例を示したが、複数個を一体に形成することも可能であるのはもちろんである。
第2乃至第5の例の高分子アクチュエータ401を本発明の第1乃至第5の実施の形態に組み込む場合には、作用部401xが変位部401bの位置になるように高分子アクチュエータ401を配置し、撮像素子162や鏡胴201等の被駆動体と高分子アクチュエータ401とは全面で密着するように配置される。
以上に述べたように、本発明によれば、高分子アクチュエータを備え、該アクチュエータを用いて、撮像素子、レンズ、撮像光学系、鏡胴ユニット等の被駆動体を複数の異なる方向に移動させることで、複数の機能を1個で実現でき、しかも組立性もよいアクチュエータを実現することができ、小型で高性能な撮像ユニットおよび撮像装置を提供することができる。
尚、本発明に係る撮像ユニット、撮像ユニットおよび撮像装置を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
撮像装置の構成を示す模式図である。 高分子アクチュエータの動作原理を説明するための模式図である。 移動手段の第1の実施の形態の構成を示す模式図である。 第1の実施の形態における高分子アクチュエータに印加される電界と撮像素子の変位の関係を示すタイミングチャートである。 移動手段の第2の実施の形態を説明するための模式図である。 移動手段の第3の実施の形態を説明するための模式図である。 移動手段の第4および第5の実施の形態を説明するための模式図である。 高分子アクチュエータの第2の例を示す模式図である。 高分子アクチュエータの第3の例を示す模式図である。 高分子アクチュエータの第4の例を示す模式図である。 高分子アクチュエータの第5の例を示す模式図である。
符号の説明
1 撮像装置
111 操作部
131 画像表示部
161 撮像制御部
162 撮像素子
163 アナログデジタル(A/D)変換器
165 画像処理部
167 AF手段
181 画像記録部
200 光軸
201 鏡胴
211 撮像光学系
211a レンズ
211b レンズ
300 撮像回路
301 手振れ検知手段
303 振れ検出回路
305 手振れ補正手段
313 駆動回路部
315 アクチュエータ制御手段
330 撮像ユニット
331 移動手段
331a 保持部
331b 規制部材
331c 付勢バネ
331s 筋目
333 フレーム
333b フレームの規制部材
335 第2のフレーム
335b 第2のフレームの規制部材
337 接着剤
350 撮像部
401 高分子アクチュエータ
401a 平面部
401b 変位部
401c 薄肉部
401x 作用部
403 伸張部
405 電極
407 開口部

Claims (11)

  1. 被写体像を結像する撮像光学系と、
    被駆動体と、
    前記被駆動体を前記撮像光学系の光軸に平行な方向と前記光軸に垂直な方向とで移動させる高分子アクチュエータとを有することを特徴とする撮像ユニット。
  2. 前記高分子アクチュエータは、前記被駆動体に当接する部分に複数の凸形状の変位部を有し、前記変位部は電界が印加されることでさらに凸形状に変形することを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記変位部が前記被駆動体に当接する位置は、前記被駆動体の質量中心を囲む位置であることを特徴とする請求項2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記高分子アクチュエータは、外周に配置された保持部で保持されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像ユニット。
  5. 前記高分子アクチュエータは、平面形状をしており、電界が印加されることで凸形状の複数の作用部が出現するように、固定部材により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  6. 前記高分子アクチュエータは、前記作用部が凸形状に変形した場合に被駆動体と接する部分の電極が除かれていることを特徴とする請求項5に記載の撮像ユニット。
  7. 前記高分子アクチュエータは、前記作用部に開口部を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像ユニット。
  8. 前記固定部材は、表面に筋目を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像ユニット。
  9. 前記撮像光学系で結像される被写体像を撮像する撮像素子を有し、
    前記被駆動体は、前記撮像素子であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像ユニット。
  10. 前記被駆動体は、前記撮像光学系または前記撮像光学系を構成する光学素子の一部であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像ユニット。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の撮像ユニットを備えた撮像装置において、
    前記撮像光学系で結像される被写体像のフォーカス状態を検出するフォーカス検知手段と、
    前記フォーカス検知手段の検出結果に基づき前記高分子アクチュエータを駆動して合焦動作を行うオートフォーカス手段と、
    前記撮像装置の手振れを検出する手振れ検知手段と、
    前記手振れ検知手段の検知結果に基づき前記高分子アクチュエータを駆動して手振れを補正する手振れ補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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