JP2007316384A - 光源装置及びそれを有する画像表示装置 - Google Patents

光源装置及びそれを有する画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007316384A
JP2007316384A JP2006146436A JP2006146436A JP2007316384A JP 2007316384 A JP2007316384 A JP 2007316384A JP 2006146436 A JP2006146436 A JP 2006146436A JP 2006146436 A JP2006146436 A JP 2006146436A JP 2007316384 A JP2007316384 A JP 2007316384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
angle
diffusion plate
cos
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006146436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4827614B2 (ja
JP2007316384A5 (ja
Inventor
Kazutaka Inoguchi
和隆 猪口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006146436A priority Critical patent/JP4827614B2/ja
Priority to US11/749,966 priority patent/US7549775B2/en
Publication of JP2007316384A publication Critical patent/JP2007316384A/ja
Publication of JP2007316384A5 publication Critical patent/JP2007316384A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827614B2 publication Critical patent/JP4827614B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/208Homogenising, shaping of the illumination light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構成でありながらも、光束の指向性を光源の発光面法線に対して適当な方向に向け、高輝度で照明ムラの少ない光源装置を得ること。
【解決手段】 複数の光源を所定のピッチで配列した光源基板と、該複数の光源からの光を受けて2次光源面が形成される2次光源部材と、該光源基板と該2次光源部材とが対向するように、双方を側方から支持する枠体とを有した光源装置であって、
該枠体のうち、該複数の光源の配列方向で対向する少なくとも1組の側面は、反射面を有し、
該1組の側面の各反射面が、該光源基板に対して同じ方向に傾いていること。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及びそれを有する画像表示装置に関し、特に液晶表示素子で光変調された光束に基づく画像を光学系を介して拡大して観察するヘッドマウントディスプレイ(HMD)やプロジェクター等に好適なものである。
従来、1次光源からの光束で拡散面上に2次面光源を形成し、この2次面光源からの光束で液晶表示素子を直接又は照明光学系を介して照明する光源装置が種々と提案されている。
この光源装置に用いられる光源として蛍光管又は複数のLEDを基板上に配置した構成の光源装置が知られている(特許文献1)。
このような光源装置からの光束で液晶表示素子などの画像表示素子を照明し、画像表示素子に表示された画像を光学系を介して拡大して観察者に提示する液晶プロジェクターやヘッドマウントディスプレイ(HMD)などが知られている。
又、このような光源装置と、偏心自由曲面光学系を用いて斜方向から画像を所定方向に投射したプロジェクターが知られている(特許文献2)。
また広画角化により臨場感を高めつつ、装置全体を小型にするために偏心自由曲面光学系を用いた観察光学系が知られている(特許文献3、4)。
また、小型高精細のパネルとして開口率の高い反射型の液晶表示素子を用い、液晶表示素子で光変調され形成される画像を観察する画像観察装置が知られている(特許文献5)。
HMD等の画像観察装置では、2次光源面からの光束で液晶表示素子を照明するとき、2次光源面の法線方向でなく中心画角主光線の方向に輝度が最大となるように指向性を変えて、光源装置を構成することが好ましい。
ここで中心画角光線とは、液晶表示素子に表示される中心画像から出射して光学系の射出瞳中心に入射する光線をいう。
光源の法線方向以外に指向性を変えた光源装置が知られている(特許文献6)。特許文献6では、光源を先のすぼまった形状のリフレクターで覆ったものを複数並べ、リフレクター間を反射板で覆って、リフレクターを出た光と、透過型の液晶表示素子で反射されて光源装置の反射板で反射された光によって照明光を形成している。
特開2003−140110号公報 特開2001−221949号公報 特開平7−333551号公報 特開2003−149593号公報 特開2000−249968号公報 特開2000−057832号公報
液晶表示素子を利用した液晶プロジェクターにおいて画像を良好に観察するには、光源装置からの光束で液晶表示素子を均一でしかも効率良く照明することが重要である。
液晶表示素子として反射型の液晶表示素子を用いるときには、構成上液晶表示素子を斜方向から照明しなければならない。
この為、反射型の液晶表示素子を用いた液晶プロジェクターでは、液晶表示素子を照明するときの光源装置の構成が複雑となり、照度ムラが発生しやすく、又効率良く高い輝度で照明することが大変難しい。
特に、反射型の液晶表示素子を照明するときには、光源装置から出射する光束の指向性を適切に制御して照明することが重要である。
前述した従来の光源装置では、光源装置から出射する光束の指向性を、簡易な構成で適切に制御して液晶表示素子を照明していなかった。
本発明は、簡易な構成でありながらも、光束の指向性を光源の発光面法線に対して適当な方向に向け、高輝度で照明ムラの少ない光源装置の提供を目的とする。
本発明の光源装置は、複数の光源を所定のピッチで配列した光源基板と、該複数の光源からの光を受けて2次光源面が形成される2次光源部材と、該光源基板と該2次光源部材とが対向するように、双方を側方から支持する枠体とを有した光源装置であって、
該枠体のうち、該複数の光源の配列方向で対向する少なくとも1組の側面は、反射面を有すると共に、
該1組の側面が有する反射面は該光源基板に対して同じ方向に傾いていることを特徴としている。
本発明によれば、簡易な構成でありながらも、光束の指向性を光源の発光面法線に対して適当な方向に向け、高輝度で照明ムラの少ない光源装置が得られる。
以下、本発明の各実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の光源装置の実施例1の構成の側断面概略図である。
図1において、100は光源装置である。1は1次光源部であり、複数の光源(LED)1a、1b、1c・・・より成っている。複数のLEDは所定のピッチで1次元又は2次元方向に複数配列されている。2は複数のLEDを配置した光源基板(LED基板)である。3は光源装置の発光面(2次光源面)3aを形成する拡散板(2次光源部材)である。4は光源基板2と拡散板3とを保持する枠体である。枠体4の内部の一部は、反射板5(5a、5b)で覆われている。
又、枠体4は、複数の光源1a、1b、1cが配置される面と拡散板3の2次光源面3aとが平行又は略平行(±10°以内)に対向するように、側方から支持している。
枠体4は、内部の反射板5が1断面(図1では紙面内)内において、一方向に傾くように構成している。すなわち、複数の光源の配列方向で対向する側面が有する各反射板5a,5bを、光源基板2に対して同じ方向に傾けている。
以上のような構成で、本実施例の光源装置100は、
複数の光源1a、1b、1cの垂直方向(z方向)の拡散板3上に2次光源面3aを形成している。
これによって、垂直方向が比較的薄型で非常に明るく、且つ光源部1の正面と異なる方向に指向性を向けた光源装置を構成している。
また、後述するように光源装置100と、複数の偏心反射曲面を有し、これら偏心反射曲面群により画像表示手段から出た光を観察者に導くような光学系とを組み合わせて、観察状態において最も明るい画像が見えるような画像表示装置を実現している。
図2〜図11は本発明の光源装置による照明光束の光路を説明するための図であり、LED1を点光源として取扱うこと等、要部を簡略化して示している。光源(LED)1は、点光源でz軸の正の方向に光を発しており、ランバート光源を構成している。
z軸に平行即ち光源基板2に垂直な方向を光源のローカルz軸とする。ランバート光源とは、ローカルz軸方向の強度をI0、該ローカルz軸に対してなす角度がθのとき、θ方向の光強度I(θ)がI0*cos(θ)となる光源である。
本実施例において、光源1は等間隔に配置した第1、第2、第3の光源1a、1b、1cより構成されている。
次に本実施例において各光源1a、1b、1cからの光束が拡散板3の各点a、b、cに入射する状態について説明する。
図2(A)、(B)は、第1の光源1aより発して拡散板3の中心aに到る光線の光路を示している。
図2(A),(B)において、光源1aから出て拡散板中心aに到る光線は、次のとおりである。光源1aから直接拡散板中心aに入る光線ア、側面A(反射板5a)で反射されて拡散板中心aに入る光線イ、側面B(反射板5b)で反射されて拡散板中心aに入る光線ウ、側面Aと側面Bで反射されて拡散板中心aに入る光線エの4つである。
図2(A)は、第1の光源1aより発して拡散板中心aに到る光線の発光強度と経路を示している。拡散板3での吸収・反射,壁面A,Bでの吸収等を無視する。光線アは、I0*cos(θ11)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ1d1(=θ1d)で拡散板中心aに到達する。
光線イは、I0*cos(θ12)の強度で発し、拡散板法線3Pに対して角度θ1d2(=θ12+2*α)で拡散板中心aに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ13)の強度で発し、拡散板法線3Pに対して角度θ1d3(=π/2−θ13)で拡散板中心aに到達する。光線エは、I0*cos(θ14)の強度で発し、拡散板法線Pに対して角度θ1d4’で拡散板中心aに到達する。
図2(B)は、第1の光源1aより発して拡散板中心aに到る光線の反射側面A,Bの反射率を考慮した強度とそれらの合成により光が向かう方向を示している。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律に反射率Rとする。そうすると、光線アは、I0*cos(θ11)の強度のままとなる。光線イは壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ12)の強度になる。光線ウは壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ13)の強度になる。光線エは壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ14)の強度になる。そして各光線は拡散板中心aに到達する。図では、R≒90%として図示している。
これらの各光線の強度を合成すると、図2(B)に示すように角度θ1aの光Lθ1aとなる。このため、第1の光源1aからの寄与による拡散板中心aに到る光は拡散板法線3Pに対して角度θ1aの方向に最も指向性が高くなる。
例えば、拡散板3の拡散特性が完全拡散である場合には、この通りになる。実際には、拡散板3の拡散特性に応じた拡散を受けた後での光が合成されることになるが、拡散特性がある程度高い拡散度の場合には、拡散板3を通過した光の指向性への寄与もこれに近いものが得られる。
そのために、拡散板3は少なくとも半値全幅で30°±5°程度の拡散度を持つものとすることが望ましい。特に望ましくは、拡散板3は半値全幅で30°以上、特に60°程度の拡散度を持つものとすると良い。
次に図3により、拡散板中心aよりも図で左側(−yの方向)にある点bへの寄与について説明する。
図3において、光線アは、I0*cos(θ11’)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ11’で拡散板3の点bに到達する。光線イは、I0*cos(θ12’)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ12’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ1d2’(=θ2’+2*α)で拡散板3の点bに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ13’)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ13’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ1d3’で拡散板3の点bに到達する。光線14は、I0*cos(θ14’)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ14’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ1d4’(=θ14’)で拡散板3の点bに到達する。
これらを合成すると、角度θ1bの光Lθ1bとなる。このため、第1の光源1aからの寄与による拡散板3の点bを通った光は拡散板法線3Pに対して角度θ1bの方向に最も指向性が高くなる。
拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線アについては、θ1d1’<θ1d1,I0*cos(θ11’)>I0*cos(θ11)である。このため、直接光1の光の寄与としては、角度的には小さくなるが、強度的には高くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線イについては、θ1d2’<θ1d2,I0*cos(θ12’)>I0*cos(θ12)である。このため光線イの寄与は、角度的には小さくなるが、強度的には高くなる。
逆に拡散板法線よりも左側に向かう光線ウについては、θ1d3’<θ1d3,I0*cos(θ13’)<I0*cos(θ13)である。このため光線ウの寄与は、角度的には大きくなるが、強度的には低くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線エについても、θ1d4’<θ1d4,I0*cos(θ14’)<I0*cos(θ14)である。このため光線エの寄与は、角度的には大きくなるが、強度的には低くなる。
これらの合成の光Lθ1bによる影響を考えると、角度θ1bは角度θ1aに対して、強度,角度ともに若干しか変わらない。
次に、図4により拡散板中心aよりも図で右側(+yの方向)にある点cへの寄与について説明する。
図4において光線アは、I0*cos(θ11”)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ1d1”で拡散板3の点cに到達する。光線イは、I0*cos(θ12”)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ12”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ1d2”で拡散板3の点cに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ13”)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ13”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ1d3”で拡散板3の点cに到達する。光線エは、I0*cos(θ14”)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ14”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ1d4”で拡散板3の点cに到達する。これらを合成すると、角度θ1cの角度の光Lθ1cとなる。
このため、第1の光源1aからの寄与による拡散板3の点cを通った光は拡散板法線3Pに対して角度θ1cの方向に最も指向性が高くなる。
拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線アについては、θ1d1”>θ1d1,I0*cos(θ11”)<I0*cos(θ11)である。このため、直接光1の光の寄与としては、角度的には大きくなるが、強度的には低くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線イについては、θ1d2”>θ1d2,I0*cos(θ12”)<I0*cos(θ12)である。このため光線イは角度的には大きくなるが、強度的には低くなる。
逆に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線ウについては、θ1d3”<θ1d3,I0*cos(θ13”)>I0*cos(θ13)なので、角度的には小さくなるが、強度的には高くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線エについても、θ1d4”<θ1d4,I0*cos(θ14”)>I0*cos(θ14)である。このため光線エは角度的には小さくなるが、強度的には高くなる。
これらの合成の光Lθ1cによる影響を考えると、角度θ1cは角度θ1aに対して、強度,角度ともに若干しか変わらない。
次に図5により第3の光源1cより発して拡散板中心aに到る光線について説明する。
第1の光源1aについて考えたときと同様、光源1cから出て拡散板中心aに到る光線は、次のとおりである。光源1cから直接拡散板3に入る光線ア、側面Aで反射されて拡散板3に入る光線イ、側面Bで反射されて拡散板に入る光線ウ、側面Aで反射され側面Bで反射されて拡散板3に入る光線エである。
第1の光源1aの場合と異なるのは、直接拡散板3に入る光線アが拡散板中心aよりも右側(+y方向)にあるために、拡散板法線3Pよりも左向きに進行する光となって拡散板3に入射することである。
第1の光源1aについて考えたときと同様に拡散板3での吸収・反射を無視する。光線アは、I0*cos(θ31)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ3d1(=θ31)で拡散板中心aに到達する。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律にRとする。光線イは、I0*cos(θ32)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ32)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d2(=θ32+2*α)で拡散板中心aに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ33)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ33)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d3(=π/2−θ33)で拡散板中心aに到達する。
光線エは、I0*cos(θ34)の強度で発し、壁面Bでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ34)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d4(=θ34)で拡散板中心aに到達する。これらを合成すると、角度θ3aの角度の光Lθ3aとなるため、第3の光源1cからの寄与による拡散板中心aに到る光は拡散板法線3Pに対して角度θ3aの方向に最も指向性が高くなる。
第3光源1cからの光線イと第1光源1aからの光線イとを比較すると、拡散板法線3Pから右側への傾き並びに、強度ともに強くなっている。
このため、第3光源1cからの光線ア,ウ,エがそれぞれ拡散板法線3Pから左側へ向かう光であるにも関わらず、拡散板法線3Pよりもわずかに右に傾く指向性が得られている。
次に、図6により拡散板中心aよりも図で左側(−yの方向)にある点bへの寄与について説明する。
光線アは、I0*cos(θ31’)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ3d1’で拡散板3の点bに到達する。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律にRとする。光線イは、I0*cos(θ32’)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ32’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d2’で拡散板3の点bに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ33’)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ33’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d3’で拡散板3の点bに到達する。光線エは、I0*cos(θ34’)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ34’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d4’で拡散板3の点bに到達する。これらを合成すると、角度θ3bの光Lθ3bとなるため、第3の光源1cからの寄与による拡散板3の点bを通った光は拡散板法線3Pに対して角度θ3bの方向に最も指向性が高くなる。
拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線アについては、θ3d1’<θ3d1,I0*cos(θ31’)>I0*cos(θ31)である。このため、光線アは角度的には大きくなるが、強度的には低くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線イについては、θ3d2’>θ3d2,I0*cos(θ32’)>I0*cos(θ32)である。直接光2の光の寄与としては、角度的に大きくなり、強度的にも高くなる。
逆に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線ウについては、θ3d3’>θ3d3,I0*cos(θ33’)<I0*cos(θ33)である。光線ウは角度的には大きくなるが、強度的には大幅に低くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線エについても、θ3d4’<θ3d4,I0*cos(θ34’)<I0*cos(θ34)である。このため光線エは、角度的には若干大きくなるが、強度的には若干低くなる。
これらの合成による影響を考えると、角度θ3bは拡散板法線3Pに対して、若干左側に進行する光Lθ3bとなっている。但し、角度θ3aに対して、角度は若干しか変わらず、強度的には弱くなっている。
次に、図7により拡散板中心aよりも図で右側(+yの方向)にある点cへの寄与について説明する。
光線アは、I0*cos(θ31”)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ3d1”で拡散板3の点cに到達する。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律にRとする。光線イは、I0*cos(θ32”)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ32”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d2”で拡散板3の点cに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ33”)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ33”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d3”で拡散板3の点cに到達する。
光線エは、I0*cos(θ34”)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ34”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ3d4”で拡散板3の点cに到達する。
これらを合成すると、角度θ3cの光Lθ3cとなるため、第1の光源1aからの寄与による拡散板中心aを通った光は拡散板法線3Pに対して角度θ3cの方向に最も指向性が高くなる。
ここでは、光線アが右側に向かう光線に変わることが大きい。
拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線アについては、角度θ31が左向きであったのに対し、角度θ31”が右向きとなったことが大きい。強度的には強いが、角度的には0に近い。
同様に拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線イについては、角度的には若干小さくなり、強度的には低くなるが、ほとんど変わらない。
逆に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線ウについては、強度的には高くなるが、角度的には小さくなる。
同様に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線エについても、強度的には高くなるが、角度的には非常に小さくなる。
これらの合成による影響を考えると、角度θ3c(図7)は角度θ3a(図5)に対して、角度は右向きの様相を強め、強度的には強くなっている。
次に図8により、第1の光源1aと第3の光源1cとの中間にある、第2の光源1bより発して拡散板中心aに到る光線について説明する。
第1の光源1aについて考えたときと同様、光源1bから出て拡散板中心aに到る光線は、次のとおりである。光源1bから直接拡散板3に入る光線ア、側面Aで反射されて拡散板3に入る光線イ、側面Bで反射されて拡散板3に入る光線ウ、側面Aで反射され側面Bで反射されて拡散板3に入る光線エである。
第1の光源1aの場合と異なるのは、直接拡散板3に入る光線アが拡散板中心aよりも右側(+y方向)にあるために、拡散板法線3Pよりも左向きに進行する光となって拡散板3に入射することである。
第1の光源1aについて考えたときと同様に拡散板3での吸収・反射・散乱を無視する。光線アは、I0*cos(θ21)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ2d1(=θ21)で拡散板中心aに到達する。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律にRとする。光線イは、I0*cos(θ22)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ22)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d2(=θ22+2*α)で拡散板中心aに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ23)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ23)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d3(=π/2−θ23)で拡散板中心aに到達する。
光線エは、I0*cos(θ24)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ24)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d4(=θ24)で拡散板中心aに到達する。
これらを合成すると、角度θ2aの光Lθ2aとなるため、第2の光源1bからの寄与による拡散板中心aに到る光は拡散板法線3Pに対して角度θ2aの方向に最も指向性が高くなる。
次に、図9により拡散板中心aよりも図で左側(−yの方向)にある点bへの寄与について説明する。
光線アは、I0*cos(θ21’)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ2d1’で拡散板3の点bに到達する。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律にRとする。光線イは、I0*cos(θ22’)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ22’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d2’で拡散板3の点bに到達する。光線ウは、I0*cos(θ23’)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ23’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d3’で拡散板3の点bに到達する。
光線エは、I0*cos(θ24’)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ24’)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d4’で拡散板3の点bに到達する。これらを合成すると、角度θ2bの光Lθ2bとなるため、第2の光源1bからの寄与による拡散板3の点bを通った光は拡散板法線3Pに対して角度θ2bの方向に最も指向性が高くなる。
光線アについては、拡散板中心点aに向かう場合と異なり、拡散板法線3Pよりも左側に向かっている。しかし、強度的には高いが、角度の絶対値は小さい。
同様に拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線イについては、I0*cos(θ22’)>I0*cos(θ22)なので、直接、光線イの寄与としては、角度的はあまり変わらないが、強度的に高くなる。
逆に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線ウについては、θ2d3’>θ2d3,I0*cos(θ23’)<I0*cos(θ23)なので、角度的には大きくなるが、強度的には大幅に低くなる。
同様に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線エについても、θ2d4’<θ2d4,I0*cos(θ24’)<I0*cos(θ24)なので、角度的には若干大きくなるが、強度的には若干低くなる。
これらの合成による影響を考えると、角度θ2bは拡散板法線3Pに対して右向きで、角度θ2aに対して、角度、強度とも若干しか違わない。
次に、図10により拡散板中心aよりも図で右側(+yの方向)にある点cへの寄与について説明する。
光線アは、I0*cos(θ21”)の強度で、拡散板法線3Pに対して角度θ2d1”で拡散板3の点cに到達する。
次に、反射側面A,Bの反射率を角度特性を無視して一律にRとする。光線イは、I0*cos(θ22”)の強度で発し、壁面Aでの反射を受けてR*I0*cos(θ22”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d2”で拡散板3の点cに到達する。
光線ウは、I0*cos(θ23”)の強度で発し、壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ23”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d3”で拡散板3の点cに到達する。
光線エは、I0*cos(θ24”)の強度で発し、壁面Aでの反射と壁面Bでの反射を受けてR*I0*cos(θ24”)の強度になり、拡散板法線3Pに対して角度θ2d4”で拡散板3の点cに到達する。
これらを合成すると、角度θ2cの光Lθ2cとなるため、第2の光源1bからの寄与による拡散板3の点cを通った光は拡散板法線3Pに対して角度θ2cの方向に最も指向性が高くなる。
ここでは、光線アが右側に向かう光線に変わることが大きい。
拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線アについては、強度的には落ちているが、角度的には大きくなっている。
同様に拡散板法線3Pよりも右側に向かう光線イについては、角度的には若干大きくなり、強度的には低くなるが、ほとんど変わらない。
逆に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線ウについては、強度的には高くなるが、角度的には小さくなる。
同様に拡散板法線3Pよりも左側に向かう光線エについても、強度的には高くなるが、角度的には非常に小さくなる。
これらの合成による影響を考えると、角度θ2cは角度θ2aに対して、角度、強度とも若干しか違わない。
図11は各光源からの各点における寄与をそれぞれ合成した本実施例の光源装置の指向性を示す図である。
以上の各光源1a、1b、1cからの各点a、b、cにおける寄与を図2〜図10を参照してそれぞれ合成すると、図の実線矢印La、Lb、Lcで示すような指向性となる。
即ち、場所が左側に行くにつれて、法線3Pに対して右側に進行する角度、強度ともに若干小さくなるが、全体的に右側に指向特性のピークがくるような光源を構成することが可能となる。
以上、図の断面における光源の個数を3として説明したが、光源の個数(列数)を増やしても良い。
その際、図14に示すように個数(列数)の制限として光源1側に傾けた枠体4の側壁の反射面5aの高さ、角度を適切に設定する。
具体的には、光源基板2側に傾いた反射面5aに形成される光源の鏡像が、拡散板3の拡散面(2次光源面)3aよりも光源基板2側で、光源(列)数nのうちの半分以上であるn/2より大の個数となるように、構成する。これにより拡散板法線3Pから効率的に傾けることができる。
図14ではn=5とし、このうち3つの光源1a、1b、1cの鏡像1a’、1b’、1c’が拡散板3の拡散面(面光源部)3aよりも光源基板2側に位置している場合を示している。
また、側面の傾き角度を左右で変えたものにしても良い。側壁Bからの拡散板法線から指向性を傾ける方向と逆方向に向かう光の強度のコントロールと、側壁Aからの拡散板法線から指向性を傾ける方向に向かう光の強度のコントロールを独立して行えるようになる。
また、側面を反射面の代わりに反射拡散板としても良い。
また、光源としてLEDでなく、蛍光管を用いて光源装置を構成しても良い。
以上のように本実施例によれば、簡易な構成でありながらも、高輝度で照明ムラが少なく、光源面の発光面法線に対して適当な方向に指向性を容易に向けることができる。
図12は、本発明の光源装置を用いた画像表示装置の実施例2の要部概略図である。図12において100は本発明に係る光源装置である。110は透過型の液晶表示素子(LCD)より成る画像表示手段である。画像表示手段110は、入射光束を画像情報に基づいて光変調して出射する。120は画像表示手段110に基づく画像を拡大表示する為の光学系である。
本実施例の画像表示装置は、光源装置100と、画像表示素子110と光学系120とを有している。光学系120は、図の断面において偏心し、非回転対称な反射曲面を有するプリズムB1と非回転対称な透過曲面を有するプリズムB2を有している。プリズムB1は、光源装置100からの光が画像表示手段110により変調されて出来る画像を拡大して観察者の瞳EPに提示する光学作用を有している。
プリズムB2は透過曲面B2a、半透過曲面B2bを有し、プリズムB1と接合している。外界の画像情報の光束は、曲面B2a、半透過面B2b、曲面SAを介して観察者の瞳位置EPに入射する。
観察者は光学系120を介して空間的に重畳した画像表示素子110に基づく画像情報と外界の画像情報の双方を観察している。
プリズムB1は曲面SA,SB,SCを有し、これらの面間を屈折率が1より大きい媒質で囲まれて構成されている。曲面SBは本実施例中、最もパワー(屈折力)の強い半透過面である。
曲面SBと曲面SCとの間の光路長は下側(a)画角と上側(b)画角とで下側(a)画角の方が長いため、面SCと画像表示手段110の画像表示面110aとの間の距離は逆に上側(b)画角の方が長くなる。そのため、主光線La1、Lb1が画像表示面110aに対して図のように傾いた状態となる。
そこで前述した光源装置100を用いることで、簡易な構成でありながら、主光線方向に最も明るくなるように指向性を変えて、画像表示素子110を照明している。これによって光利用効率の高い、明るい照明を行うようにしている。
図12に示すように本実施例において、画像表示素子100の中心100cからの光線であって、観察者の瞳中心EPを通る光線を光学系120の中心画角主光線LICとする。
このとき本実施例の画像表示装置において、光学系120の中心画角主光線LICにより形成される断面(YZ断面)に対し、光源装置100の枠体側面5a、5bが傾いている。
即ち、反射面5a、5bが画像表示素子110の面法線に対して傾くように構成している。又、中心画角主光線LICは2次光源面3aの法線と非平行となっている。
本実施例は、外界情報を観察するときの像歪みを補正するためのプリズムB2を設け、面SBをハーフミラーとして、光学シースルーを可能にしている。このような画像表示装置においては、屋外等の外界が明るい環境下で使用する場合は、画像表示素子110の明るい画像提示が必要なため、特に有効である。
尚、本実施例においてプリズムB2を設けないで面SBを反射面とし、画像表示素子110に基づく画像のみを観察するようにしても良い。
本実施例では、前述した実施例の光源装置を採用することで、小型の光源装置、小型の光学系で、正面方向の輝度が高く、高品質の画像表示装置を実現している。
図13は、本発明の光源装置を用いた画像表示装置の実施例3の要部概略図である。
図13において100は本発明に係る光源装置である。110は反射型の液晶表示素子(LCD)より成る画像表示素子である。120は画像表示素子110に基づく画像情報を拡大表示するための光学系である。130は撮像系であり、外界情報を撮像する撮影レンズ131と撮影レンズ131が形成した外界情報を光電変換する撮像素子132とを有している。撮像素子132で得られた画像情報を画像処理手段140で処理し、画像表示素子110に表示している。
光学系120は、図の断面において偏心し、非回転対称な反射曲面を有するプリズムB1と偏心し、非回転対称な透過曲面を含む結像部120aとを有しており、偏心光学系を構成している。結像部120aはレンズLB2〜LB7を有している。
光学系120は、光源装置100からの光が画像表示手段110により変調されて出来る画像を拡大して観察者の瞳EPに提示する光学作用を有している。
瞳EPに入射する中心画角主光線の延長線と撮影レンズ131の光軸は一致している。
図12の実施例2との違いは、次のとおりである。
画像表示手段110が反射型の画像表示素子であること、
光学系120が往復光路を有する1回結像の光学系であり、
また照明光学系を有していること、
ビデオシースルーを実現する為の撮像系130を有していること、
である。
プリズムB1は非回転対称な反射曲面を有している。
本実施例のプリズムB1は曲面SA,SB,SCを有し、これらの面間を屈折率が1より大きい媒質で囲まれて構成されている。プリズムB1はレンズLB2と面SBで接合され、該面SBをハーフミラーとして、プリズムB1内に往復光路を形成している。
その他のレンズLB3〜LB7と併せて、画像表示手段110上に表示された画像の中間像をプリズムB1内に形成し、その中間像を拡大虚像として観察者の瞳EPに提示する光学作用を有している。
レンズLB7は照明光学系を構成しており、その面S7Bはハーフミラーとなっており、光源装置100からの照明光を反射型の画像表示手段110に導くとともに、画像表示手段110からの反射光(表示光)を観察者側に導く最初の面ともなっている。
本光学系120は比較的小型で、高倍率(広画角)で画像表示素子110の表示が可能であるが、2つのハーフミラーS7B、SBにおいて透過,反射を行うため、光源装置として非常に明るいものが必要である。
図で示すように、光学系120として偏心光学系を用いた場合は、光学系120の非対称性が影響して、照明光も非対称なものとなり易い。照明光学系LB7を工夫して照明光の非対称性を解消することも可能であるが、余分なエレメントが必要となり、光学系が大型化してくる。
また、面S7Bを照明光の非対称性の解消に使用することも可能である。しかしながら該面S7Bの形状が複雑になったり、表示光の収差補正で好ましくない構成になり、表示系のエレメントの追加による光学系が大型化してくる。
図13において、本発明の光源装置100を用いないで、光源基板と2次光源面を支持する枠体の側面を1断面内において同じ方向に傾けず垂直にした場合には、点線で示すように光源装置100aと撮影系130とが干渉してくる場合がある。
これに対して本発明の光源装置100を用いれば、簡易な構成でありながら、撮影系130と干渉することもなく、比較的薄型で大光量が容易に得られる。
また、図13のように各部材を配置することで、発光面サイズを抑え且つ主光線方向に最も明るくなるように指向性を変えて、光利用効率の高い、明るい光源装置を有する画像表示装置を構成することができる。又、表示光学系の設計の自由度を上げ、広画角で小型の表示系を構成でき、且つ、光源装置も薄型で、全体で小型の装置とすることが出来る。
また、このようにしたことで、撮像系130とのクリアランスも確保でき、小型のビデオシースルーHMDを容易に実現することができる。
また、本実施例の光源装置をRGBの3原色の発光素子が1チップに形成されたLEDを配置してカラーシーケンシャル表示用として用いることができる。この場合、多数のLEDを配置して明るい高速点滅が可能で、光利用効率の高い光源装置を実現することができる。
実施例1の要部断面概略図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図の一光源から出射した光束が拡散板の一点へ入射するときの光路説明図 図1の各光源から出射した光束による拡散板上における光束の指向性を示す説明図 本発明の光源装置を用いた画像表示装置の実施例2の要部概略図 本発明の光源装置を用いた画像表示装置の実施例3の要部概略図 図1の一部分の説明図
符号の説明
1(1a、1b、1c) LED光源
2 LED基板(光源基板)
3 拡散板(拡散シート)
4 支持枠(枠体)
5 反射シート(反射面)
100 光源装置
110 画像表示手段
120 光学系
130 撮像系
B1、B2 プリズム体
LB2〜LB7 レンズ
140 画像処理装置

Claims (5)

  1. 複数の光源を所定のピッチで配列した光源基板と、該複数の光源からの光を受けて2次光源面が形成される2次光源部材と、該光源基板と該2次光源部材とが対向するように、双方を側方から支持する枠体とを有した光源装置であって、
    該枠体のうち、該複数の光源の配列方向で対向する少なくとも1組の側面は、反射面を有すると共に、
    該1組の側面が有する各反射面は、該光源基板に対して同じ方向に傾いていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記1組の側面が有する反射面のうち、前記光源基板側に傾いている反射面により形成される該複数の光源の鏡像の半数以上が、該2次光源部材よりも該光源基板側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1の光源装置。
  3. 前記2次光源部材は、半値全幅が30°以上の拡散度を有する拡散板から成ることを特徴とする請求項1又は2の光源装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つの光源装置と、
    該光源装置からの光束を光変調して出射する画像表示素子と、
    該画像表示素子で光変調された光束を観察者に導く、偏心した反射曲面を有する光学系と、を有していることを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記光源装置は、前記1組の側面が有する各反射面が、各々前記画像表示素子の面法線に対して傾くように配置されていることを特徴とする請求項4の画像表示装置。
JP2006146436A 2006-05-26 2006-05-26 光源装置及びそれを有する画像表示装置 Expired - Fee Related JP4827614B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146436A JP4827614B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 光源装置及びそれを有する画像表示装置
US11/749,966 US7549775B2 (en) 2006-05-26 2007-05-17 Light source apparatus and image display apparatus having same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146436A JP4827614B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 光源装置及びそれを有する画像表示装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007316384A true JP2007316384A (ja) 2007-12-06
JP2007316384A5 JP2007316384A5 (ja) 2009-06-25
JP4827614B2 JP4827614B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=38821562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146436A Expired - Fee Related JP4827614B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 光源装置及びそれを有する画像表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7549775B2 (ja)
JP (1) JP4827614B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064848A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Canon Inc 画像表示装置
JP2011053522A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
JP2011118151A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
CN103217793A (zh) * 2013-04-28 2013-07-24 付志民 一种医学影像照片观察装置
JP2018022025A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 キヤノン株式会社 画像表示装置および表示素子
WO2019159538A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 株式会社デンソー 虚像表示装置、照明用光学素子、照明用バックライト及び表示器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07333551A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Canon Inc 観察光学系
JPH10321024A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Nec Corp バックライト
JPH1155456A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Rohm Co Ltd 画像読み取り装置
JP2000003611A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照明装置、ビューファインダ、ビデオカメラ、照明装置の製造方法、投射型表示装置、表示パネル、映像表示装置、表示パネルの駆動方法および表示パネルの駆動回路
JP2000349957A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Rohm Co Ltd カラーイメージセンサおよび画像読取装置
JP2003140110A (ja) * 2001-08-20 2003-05-14 Hitachi Ltd 液晶表示装置とその駆動回路

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0202335B1 (en) * 1984-11-15 1989-10-25 Japan Traffic Management Technology Association Signal light unit having heat dissipating function
US5808800A (en) * 1994-12-22 1998-09-15 Displaytech, Inc. Optics arrangements including light source arrangements for an active matrix liquid crystal image generator
US5785418A (en) * 1996-06-27 1998-07-28 Hochstein; Peter A. Thermally protected LED array
US6864861B2 (en) * 1997-12-31 2005-03-08 Brillian Corporation Image generator having a miniature display device
JP2000057832A (ja) 1998-07-31 2000-02-25 Hitachi Ltd 照明装置及びこれを用いた液晶表示装置
US6335838B1 (en) * 1999-02-23 2002-01-01 Minolta Co., Ltd. Image display apparatus
US6480337B2 (en) * 1999-03-04 2002-11-12 Mixed Reality Systems Laboratory Inc. Image display apparatus
US6724354B1 (en) * 1999-06-21 2004-04-20 The Microoptical Corporation Illumination systems for eyeglass and facemask display systems
JP2003161885A (ja) * 2001-11-29 2003-06-06 Minolta Co Ltd 斜め投影光学系
JP2001249301A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Olympus Optical Co Ltd 観察光学系及びそれを用いた画像表示装置
JP4387554B2 (ja) * 2000-04-28 2009-12-16 キヤノン株式会社 画像表示装置および画像表示システム
JP2002072901A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Nippon Seiki Co Ltd バックライト装置
US7019909B2 (en) * 2001-11-14 2006-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Optical system, image display apparatus, and image taking apparatus
JP3994896B2 (ja) * 2002-09-25 2007-10-24 コニカミノルタホールディングス株式会社 映像表示装置
US7619825B1 (en) * 2004-09-27 2009-11-17 Rockwell Collins, Inc. Compact head up display with wide viewing angle
JP2006122530A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Bambi:Kk バンド駒およびそれによって構成されるバンド
US7405881B2 (en) * 2005-05-30 2008-07-29 Konica Minolta Holdings, Inc. Image display apparatus and head mount display
JP4721437B2 (ja) * 2006-04-26 2011-07-13 キヤノン株式会社 光源装置及び映像表示装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07333551A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Canon Inc 観察光学系
JPH10321024A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Nec Corp バックライト
JPH1155456A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Rohm Co Ltd 画像読み取り装置
JP2000003611A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照明装置、ビューファインダ、ビデオカメラ、照明装置の製造方法、投射型表示装置、表示パネル、映像表示装置、表示パネルの駆動方法および表示パネルの駆動回路
JP2000349957A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Rohm Co Ltd カラーイメージセンサおよび画像読取装置
JP2003140110A (ja) * 2001-08-20 2003-05-14 Hitachi Ltd 液晶表示装置とその駆動回路

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064848A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Canon Inc 画像表示装置
JP2011053522A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
JP2011118151A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
CN103217793A (zh) * 2013-04-28 2013-07-24 付志民 一种医学影像照片观察装置
JP2018022025A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 キヤノン株式会社 画像表示装置および表示素子
WO2019159538A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 株式会社デンソー 虚像表示装置、照明用光学素子、照明用バックライト及び表示器
JP2019144308A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 株式会社デンソー 虚像表示装置、照明用光学素子、照明用バックライト及び表示器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4827614B2 (ja) 2011-11-30
US7549775B2 (en) 2009-06-23
US20070285628A1 (en) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5974987B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置、およびヘッドアップディスプレイ装置に用いられる照明装置
JP5358451B2 (ja) 面状照明装置及び画像表示装置
JP5250853B2 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US7841726B2 (en) Illumination system and projection system incorporating the same
JP4776285B2 (ja) 照明光学装置及びこれを用いた虚像表示装置
WO2015012138A1 (ja) 走査型投影装置
US20090279180A1 (en) High brightness optical device
JP5280628B2 (ja) 液晶ディスプレイのスクリーン用の背面照明系及び対応する表示デバイス
JP4529850B2 (ja) 映像表示装置
JP2007171319A (ja) 照明光学系、それを用いた照明ユニットおよび画像投影装置
JP2007505354A (ja) 角度の選択的な拡散体を備えた表示デバイス
TW201243455A (en) Planar light source device and liquid crystal display device
JP5017817B2 (ja) 虚像光学装置
JP4827614B2 (ja) 光源装置及びそれを有する画像表示装置
JP4797531B2 (ja) 映像表示装置
EP1884824A1 (en) Backlight unit and display apparatus having the same
JP2010072151A (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
KR100354149B1 (ko) 헤드 마운트 디스플레이용 광학 시스템
JP4703611B2 (ja) バックライト光源、ディスプレイ装置及び発光デバイス
US6705730B2 (en) Picture display device
JP4735506B2 (ja) 映像表示装置
TW201925902A (zh) 投影機
JP2010266775A (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2011164630A (ja) 映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees