JP2007316174A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置の上流側においてジャムが発生した場合、用紙の停止位置に係わらず円滑にジャム処理が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置内部でジャムが発生した場合、用紙の停止位置を検知するとともに、用紙の先端が感光体ドラム5と定着装置15との間で停止した場合はレジストセンサ24がOFFとなるまで用紙を強制搬送することを特徴としている。これにより、定着装置15を引き出してジャム処理を行う際に、用紙の先端が定着ローラ対16の定着ニップ部に挟み込まれて定着装置15と共に装置外部に引き出されるか、或いは定着ニップ部に挟み込まれなくとも用紙の先端が装置内部から大きく垂れ下がるため、ユーザが用紙を発見し易くなるとともにジャム処理も容易となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、装置内部においてジャムが発生した場合のジャム処理操作を容易にする方法に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤(以下、トナーという)が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって可視化し、そのトナー像を用紙やOHPシート等の記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
従来の定着装置の構成を図5に示す。定着装置15のハウジング15a内には、図中時計回りに回転する加熱ローラ16a及び反時計回りに回転する加圧ローラ16bから成る定着ローラ対16が収納されている。加熱ローラ16a内にはヒータ21が内蔵されており、加圧ローラ16bは図示しない付勢手段により所定の圧力で加熱ローラ16aに圧接されている。転写ローラ(図示せず)によりトナー像が転写された用紙Pは図5の左方向に進み、上流側開口部15bより定着装置15内に搬入されて定着ローラ対16の定着ニップ部Nを通過する。
このとき所定の温度及び圧力により加熱、加圧され、用紙P上のトナー像が永久像とされる。その後、用紙Pは下流側開口部15cより定着装置15の外部に搬送され、排出ローラ(図示せず)より画像形成装置の外部に排出される。上流側開口部15bには定着進入ガイド22が設けられており、用紙Pの先端が定着進入ガイド22のガイド面に沿って定着ニップ部Nに案内される。
従来の画像形成装置では、感光体ドラムや搬送プーリ等の回転むらや用紙Pの搬送タイミングのずれ等により、画像形成処理中に用紙が紙詰まり(以下、ジャムという)を起こすことがある。この場合、画像形成処理は自動的に停止し、ユーザにジャムの発生及び発生場所が通知されるので、ユーザはジャムした用紙を除去して装置を復旧させる必要がある。
そこで、定着装置15を画像形成装置本体から用紙搬送方向(図5の左方向)に引き出す方式にすると、定着装置周辺に用紙がジャムした場合の用紙の除去が一層容易になる。ここで、加熱ローラ16a内のヒータ21、或いは加熱ローラ16aの表面温度を検知するサーミスタ等に電力を供給するため、定着側ドロア23aと本体側ドロア23bから成るドロアコネクタ23とワイヤハーネス(図示せず)とを用いて定着装置15と画像形成装置本体との電気的な接続を簡易化する方法が用いられる。
しかし、例えば用紙Pが定着装置15に搬送される直前でジャムした場合、定着装置15を引き出しても用紙Pは画像形成装置内部に残留するため、ユーザは用紙Pを発見できずにそのまま定着装置15を戻すことがある。このとき、図6に示すように、用紙Pの先端が定着側ドロア23aと本体側ドロア23bの間に挟み込まれ、ドロアコネクタ23の接続不良を起こしたり、場合によってはリーク等により発火したりするおそれがあった。
また、用紙Pの先端がドロアコネクタ23まで到達していない場合や、定着装置15と画像形成装置本体との接続にドロアコネクタ23を用いていない場合は、用紙の挟み込みによる接続不良や発火のおそれはないものの、用紙が装置本体奥側でジャムしているためユーザは用紙を発見し難く、仮に発見できても奥まで手を入れて用紙を引き出す必要がある。しかし、用紙が定着装置15を通過していないため、用紙上の未定着トナーにより装置内部やユーザの手が汚染されるという問題点もあった。
用紙のジャム処理を容易にする技術は従来種々提案されており、例えば特許文献1には、装置内部でジャムが発生した場合に、用紙の後端がレジストローラ対を通過するまで用紙の搬送を継続させることにより、用紙がレジストローラ対に挟持されることなく容易に除去可能となる制御方法が開示されている。また、特許文献2には、用紙のジャムがスキュージャムであるかプリントジャムであるかを判別し、スキュージャムのみが生じている場合は定着装置通過後に用紙の搬送を停止することにより、ジャムの種類に応じた適切な処理を行うことができ、且つ装置内部やユーザの手の汚染を防止可能とした制御方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法は、レジストローラ対による挟持から用紙を解放することにより用紙の破損を防止してドラム上流側からのジャム処理性を向上させるものであり、定着装置の引き出しによるドラム下流側からのジャム処理性を高めるものではなかった。また、特許文献2の方法では、未定着トナーによる汚染は防止できるものの、用紙の停止位置に応じてジャム処理を容易にすることはできなかった。
特開2003−155145号公報 特開平8−143181号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、定着装置の上流側においてジャムが発生した場合、用紙の停止位置に係わらず円滑にジャム処理が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体と、該像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段とを含む画像形成部と、該画像形成部の下流側に配置され前記転写手段により転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定着装置と、前記画像形成部の上流側に配置され記録媒体を所定のタイミングで前記画像形成部に供給するレジストローラ対と、該レジストローラ対を記録媒体が通過したか否かを検知する第1の検知手段と、装置内部におけるジャムの発生を検知する第2の検知手段と、前記画像形成部、前記定着装置、及び前記レジストローラ対を含む装置各部の動作を制御する制御手段と、を備え、前記定着装置を用紙搬送方向に引き出し可能な画像形成装置において、前記制御手段は、前記第2の検知手段によりジャムの発生が検知され、且つ記録媒体の先端が前記像担持体と前記定着装置との間に停止している場合、前記第1の検知手段により記録媒体の後端の通過が検知されるまで記録媒体を強制搬送することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像形成部における画像形成タイミングと前記第2の検知手段によるジャム検知タイミングとの時間差に基づいて記録媒体の先端位置を算出することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、記録媒体の強制搬送中は前記画像形成部における画像形成を停止することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記第2の検知手段により検知されたジャムの発生位置を表示する表示手段が設けられており、前記表示手段は、記録媒体の強制搬送が実行されたときは搬送後の記録媒体の位置を表示することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記定着装置は、ドロアコネクタにより画像形成装置本体と接続されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、記録媒体が像担持体と定着装置との間でジャムしている場合、記録媒体がレジストローラ対を完全に通過するまで定着装置側に強制搬送することにより、定着装置を用紙搬送方向に引き出したときに記録媒体の先端が定着ニップ部に挟み込まれて定着装置と共に装置外部に引き出されるか、或いは定着ニップ部に挟み込まれなくとも記録媒体の先端が装置内部から大きく垂れ下がるため、ユーザが記録媒体を発見し易くなるとともにジャム処理も容易となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、画像形成部における画像形成タイミングと第2の検知手段によるジャム検知タイミングとの時間差に基づいて記録媒体の先端位置を算出することにより、像担持体と定着装置との間に検知手段を設けることなく記録媒体の先端位置を正確に検知することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、記録媒体の強制搬送中は画像形成部における画像形成を停止することにより、記録媒体上に不要なトナー像が形成されないため、未定着トナーによるユーザの手や装置内部の汚染を低減することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の画像形成装置において、記録媒体の強制搬送が実行されたときは搬送後の記録媒体の位置を表示手段に表示することにより、ユーザに記録媒体の位置を正確に通知することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、定着装置と画像形成装置本体とをドロアコネクタを用いて接続することにより、定着装置と画像形成装置本体との電気的な接続を簡易化できるとともに、ドロアコネクタへの記録媒体の挟み込みによる接続不良や発火を確実に防止できる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の内部構造を示す側面断面図である。画像形成装置(例えばプリンタ)100では、画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により図中時計回りに回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置20の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差しトレイ11から用紙搬送路12及びレジストローラ対13を経由して搬送され、転写ローラ14により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、加熱ローラ16a及び加圧ローラ16bから成る定着ローラ対16を有する定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙は、用紙搬送路17により装置上部に搬送され、排出ローラ対18より排出トレイ19に排出される。
図2は、本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。画像入力部30は、画像形成装置100が図1に示したようなプリンタである場合、パーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部であり、画像形成装置100が複写機である場合、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部である。画像入力部30より入力された画像信号はAD変換部31においてデジタル信号に変換された後、後述する記憶部34内の画像メモリ60に送出される。
画像形成部32は、帯電ユニット4、感光体ドラム5、露光ユニット7、現像ユニット8、転写ローラ14等を含み、AD変換部31において変換されたデジタル信号に基づいて感光体ドラム5上に静電潜像を形成し、現像ユニット8によりトナー像に現像した後、転写ローラ14により用紙上にトナー像を転写する。
記憶部34は、画像メモリ60、RAM61、及びROM62を備えており、画像メモリ60は、画像入力部30から入力され、AD変換部31においてデジタル変換された画像信号を記憶し、制御部33に送出する。RAM61及びROM62は、制御部33の処理プログラムや処理内容等を記憶する。
操作パネル35は、複数の操作キーから成る操作部と、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成されており、ユーザが印刷条件等の設定を行う他、画像形成装置100がファクシミリ機能を有する場合は記憶部34にファクシミリ送信先を登録し、さらに登録された送信先の読み出しや書き換えを行う等の種々の設定にも使用される。
レジストセンサ24はレジストローラ対13の上流側直近に配置されており、レジストローラ対13における用紙の通過を検知する。ジャム検知センサ36は、画像形成装置100内部の用紙搬送経路の複数箇所に設けられており、用紙の通過の有無を検知して装置内部におけるジャムの発生及び発生位置を検知する。レジストセンサ24及びジャム検知センサ36による検知結果は制御部33に送信される。また、ジャム検知センサ36の検知結果は操作パネル35の表示部に表示され、ユーザにジャムの発生及び大まかな発生箇所が通知される。
レジストセンサ24及びジャム検知センサ36としては、用紙の通過の有無を検知可能な種々のセンサを用いることができ、例えば直接用紙を突き当てて検知を行うアーム型センサや、発光部より用紙に光を射出し、用紙表面からの反射光を受光部で検知する反射型センサ等が用いられる。
メインモータ37は、制御部33からの制御信号に応じて定着装置15、及び画像形成部32内の感光体ドラム5、現像ユニット8、レジストローラ対13、及び転写ローラ14等を駆動する。なお、レジストローラ対13は制御部33からの制御信号に応じて画像形成部32に所定のタイミングで用紙を供給する必要があるため、図示しないクラッチを介してメインモータ37に連結され、独立して駆動可能となっている。用紙収容部38は給紙カセット10及び手差しトレイ11(いずれも図1参照)から成り、用紙を収容するとともに操作パネル35からの印刷開始命令の入力によりレジストローラ対13に向けて用紙を給紙する。
制御部33は、設定されたプログラムに従ってレジストローラ対13、定着装置15、画像入力部30、画像形成部32、用紙収容部38やそれらを駆動するメインモータ37等を全般的に制御するとともに、画像入力部30から入力された画像信号を、必要に応じて変倍処理或いは階調処理して画像データに変換する。露光ユニット7は、処理後の画像データに基づいてレーザ光を照射し、感光体ドラム5上に潜像を形成する。
また制御部33は、画像形成部32における画像形成タイミングとジャム検知センサ36によるジャム検知タイミングとの時間差に基づいて用紙先端の停止位置を算出する機能も有している。これにより、ドラム−定着間に用紙位置を検知するセンサを別途設けることなく用紙先端の停止位置を正確に検知することができる。
本発明においては、装置内部でジャムが発生した場合、用紙先端の停止位置を検知するとともに、用紙の先端が感光体ドラム5と定着装置15との間で停止した場合はレジストセンサ24がOFFとなるまで用紙を強制搬送することを特徴としている。これにより、定着装置15を引き出してジャム処理を行う際に、用紙の先端が定着ローラ対16(図1参照)の定着ニップ部に挟み込まれて定着装置15と共に装置外部に引き出されるか、或いは定着ニップ部に挟み込まれなくとも用紙が装置内部から大きく垂れ下がる。従って、ユーザが用紙を発見し易くなるとともにジャム処理も容易となり、未定着トナーによる汚染や定着側ドロア23aと本体側ドロア23b(図6参照)の間への用紙の挟み込みを確実に防止することができる。
図3は、用紙が画像形成装置内部の異なる位置でジャムした状態を示す概略図であり、図4は本発明の画像形成装置におけるジャム検知から用紙除去までの手順を示すフローチャートである。図1〜図3を参照しながら、図4のステップに従い本発明の画像形成装置におけるジャム処理操作について詳述する。なお、図3では感光体ドラム5周辺の帯電ユニット4、露光ユニット7、現像ユニット8等は記載を省略している。
ジャム検知センサ36により画像形成処理中にジャムが検知され(ステップS1)、検知結果が制御部33に送信されると、制御部33は画像形成部32における画像形成タイミングとジャム検知タイミングとの時間差に基づいて用紙先端の位置を正確に算出する(ステップS2)。次に、制御部33において用紙の先端がドラム−定着間で停止しているか否かが判断される(ステップS3)。
用紙の先端がドラム−定着間に停止している状態を図3(a)に示す。この状態では、そのまま定着装置15を用紙搬送方向(図3の左方向)に引き出すと用紙Pは装置内部に残存したままとなり、ユーザが用紙Pに気付き難い。また、定着装置15を再度挿入した場合、ドロアコネクタ23に用紙Pの先端が挟み込まれるおそれがある。
そこで、制御部33からメインモータ37に制御信号を送信し、レジストローラ対13、感光体ドラム5、転写ローラ14、及び定着ローラ対16を所定時間駆動することにより、用紙の後端がレジストローラ対13を通過してレジストセンサ24がOFF状態となるまで用紙Pを強制搬送する(ステップS4)。また、強制搬送後の用紙位置がジャム位置として操作パネル35の表示部に表示される(ステップS5)。
そして、ユーザが定着装置15を引き出すことにより(ステップS6)、用紙Pが定着ニップ部に挟まれている場合は定着装置15と共に装置外部へ引き出される。また、用紙Pの先端がうまく定着ニップ部に誘導されなかった場合でも、用紙Pは後端がレジストローラ対13を通過するまで前方へ搬送されるため、用紙Pの先端が定着装置15に押し付けられ、全体が波打った状態で停止する。
これにより、定着装置15を引き出すと用紙Pが装置内部から大きく垂れ下がった状態となり発見し易くなる。また、用紙Pのトナーの付着していない部分を確実に把持できるため、未定着トナーで手を汚さずにジャム処理を行うことができる。その後、用紙Pを除去し(ステップS7)、定着装置15を元の状態に戻すことによりジャム処理操作を終了する。
一方、ステップS3において用紙の先端がドラム−定着間に停止していない場合は、さらにレジストセンサ24がON状態であるか否か、即ち用紙がレジストローラ対13に挟持されているか否かが判断される(ステップS8)。レジストセンサ24がOFF状態であるときは、用紙の後端が既にレジストローラ対13を通過している場合と、用紙がまだレジストローラ対13に到達していない場合とが考えられる。
用紙の後端がレジストローラ対13を通過している状態を図3(b)に示す。この状態では、用紙Pの先端は定着ローラ対16の定着ニップ部に挟み込まれているため、定着装置15の引き出し操作により定着装置15と共に外部に引き出される。また、用紙がレジストローラ対13に到達していない場合は、用紙収容部38である給紙カセット10或いは手差しトレイ11での給紙不良によるジャムである。
従って、用紙Pの強制搬送は行わずに操作パネル35の表示部にジャム位置を表示するとともに(ステップS9)、ジャム位置の表示に応じてユーザが定着装置15或いは給紙カセット10を装置本体から引き出し(ステップS10)、用紙Pを除去して(ステップS7)ジャム処理を終了する。なお、手差しトレイ11での給紙不良の場合はそのままジャムした用紙Pを除去すれば良い。
一方、ステップS8においてレジストセンサ24がON状態であるときは、図3(c)に示すように用紙はレジストローラ対13に挟持されており、用紙の後端はレジストローラ対13を通過していない。この状態では、用紙Pは感光体ドラム5の上流側でジャムしているため、定着装置15を引き出して装置後側(図1の左側)からジャム処理を行うよりも、装置前側(図1の右側)からジャム処理を行う方が容易となる。そこで、操作パネル35の表示部にジャム位置を表示するとともに(ステップS11)、フロントカバーを開放して現像ユニット8(図1参照)を上方に引き抜いて取り外し(ステップS12)、用紙Pを除去して(ステップS7)ジャム処理を終了する。
上記手順で制御を行うことにより、ジャム発生時には用紙の停止位置に応じて定着装置に向けて用紙が強制搬送されるため、定着装置の引き出しにより用紙の発見やジャム処理操作が容易になるとともに、ユーザが用紙の残存に気付かず定着装置を装置本体内部に戻すおそれがなくなり、ドロアコネクタへの用紙の挟み込みを未然に防止することができる。また、強制搬送が実行された場合は強制搬送後の用紙位置を表示することにより、ユーザに的確なジャム位置が通知される。
なお、用紙を強制搬送する場合は、制御部33は帯電ユニット4、露光ユニット7による感光体ドラム5表面の帯電及び露光を停止するとともに、現像ユニット8への現像バイアスの印加を停止することが好ましい。これにより、強制搬送中は感光体ドラム5表面に不要なトナー像が形成されず、感光体ドラム5と接触する用紙上に余分な未定着トナーが付着しないため、ユーザの手や装置内部の汚染を低減することができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、クラッチを介してメインモータ37とレジストローラ対13とを連結し、クラッチの接続及び離間によりレジストローラ対13の駆動を制御する構成としたが、レジストローラ対13を独立して駆動するレジストモータをメインモータ37とは別に設けても良い。
また、ここでは画像形成タイミングとジャム検知タイミングとの時間差に基づいて制御部33が用紙先端の位置を算出することとしたが、例えば用紙収容部38からの給紙タイミングとジャム検知タイミングとの時間差に基づいて用紙先端の位置を算出しても良いし、感光体ドラム5の下流側直近及び定着装置15の上流側直近にそれぞれセンサを設けておき、ドラム−定着間における用紙先端の有無を直接検知する構成としても良い。
また本発明は、図1に示したようなモノクロプリンタに限らず、カラープリンタやデジタル複写機、タンデム式のカラー複写機やアナログ方式のモノクロ複写機、ファクシミリ等、定着装置を用紙搬送方向に引き出し可能な種々のタイプの画像形成装置に適用可能である。
本発明は、像担持体と、該像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段とを含む画像形成部と、画像形成部の下流側に配置され転写手段により転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定着装置と、画像形成部の上流側に配置され記録媒体を所定のタイミングで画像形成部に供給するレジストローラ対と、該レジストローラ対を記録媒体が通過したか否かを検知する第1の検知手段と、装置内部におけるジャムの発生を検知する第2の検知手段と、画像形成部、定着装置、及びレジストローラ対を含む装置各部の動作を制御する制御手段と、を備え、定着装置を用紙搬送方向に引き出し可能な画像形成装置において、制御手段は、第2の検知手段によりジャムの発生が検知され、且つ記録媒体の先端が像担持体と定着装置との間に停止している場合、第1の検知手段により記録媒体の後端の通過が検知されるまで記録媒体を強制搬送する。
これにより、像担持体と定着装置との間に用紙の先端が停止した場合でも、記録媒体は定着装置と共に装置外部に引き出されるか、或いは記録媒体の先端が装置内部から大きく垂れ下がる位置まで強制搬送されるため、ユーザが記録媒体を発見し易くジャム処理が容易な画像形成装置を提供することができる。
また、画像形成部における画像形成タイミングと第2の検知手段によるジャム検知タイミングとの時間差に基づいて記録媒体の先端位置を算出するので、像担持体と定着装置との間に検知手段を設けることなく記録媒体の先端位置を正確に検知できる画像形成装置となる。
また、記録媒体の強制搬送中は画像形成を停止することとしたので、未定着トナーによるユーザの手や装置内部の汚染を低減可能な画像形成装置となり、記録媒体の強制搬送が実行されたときは搬送後の記録媒体の位置を表示手段に表示するので、ユーザに記録媒体の位置を正確に通知可能な画像形成装置となる。
また、定着装置と画像形成装置本体とをドロアコネクタを用いて接続する画像形成装置に本発明の制御を用いることにより、ドロアコネクタへの記録媒体の挟み込みによる接続不良や発火を防止可能となる。
は、本発明の画像形成装置の内部構造を示す側面断面図である。 は、本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、用紙の先端がドラム−定着間に停止している状態(図3(a))、用紙の後端がレジストローラ対を通過している状態(図3(b))、用紙の先端がドラム上流側に停止している状態(図3(c))を示す概略側面図である。 は、本発明の画像形成装置において実施されるジャム検知からジャム処理終了までの手順を示すフローチャートである。 は、従来の画像形成装置における定着装置周辺の構成を示す概略図である。 は、従来の画像形成装置において定着装置のドロアコネクタに用紙が挟み込まれた状態を示す概略図である。
符号の説明
4 帯電ユニット
5 感光体ドラム(像担持体)
7 露光ユニット
8 現像ユニット
13 レジストローラ対
14 転写ローラ(転写手段)
15 定着装置
16 定着ローラ対
16a 加熱ローラ
16b 加圧ローラ
23 ドロアコネクタ
24 レジストセンサ(第1の検知手段)
30 画像入力部
32 画像形成部
33 制御部(制御手段)
35 操作パネル(表示手段)
36 ジャム検知センサ(第2の検知手段)
37 メインモータ
38 用紙収容部
100 プリンタ
P 用紙(記録媒体)

Claims (5)

  1. 像担持体と、該像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段とを含む画像形成部と、
    該画像形成部の下流側に配置され前記転写手段により転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定着装置と、
    前記画像形成部の上流側に配置され記録媒体を所定のタイミングで前記画像形成部に供給するレジストローラ対と、
    該レジストローラ対を記録媒体が通過したか否かを検知する第1の検知手段と、
    装置内部におけるジャムの発生を検知する第2の検知手段と、
    前記画像形成部、前記定着装置、及び前記レジストローラ対を含む装置各部の動作を制御する制御手段と、を備え、前記定着装置を用紙搬送方向に引き出し可能な画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記第2の検知手段によりジャムの発生が検知され、且つ記録媒体の先端が前記像担持体と前記定着装置との間に停止している場合、前記第1の検知手段により記録媒体の後端の通過が検知されるまで記録媒体を強制搬送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像形成部における画像形成タイミングと前記第2の検知手段によるジャム検知タイミングとの時間差に基づいて記録媒体の先端位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、記録媒体の強制搬送中は前記画像形成部における画像形成を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の検知手段により検知されたジャムの発生位置を表示する表示手段が設けられており、前記表示手段は、記録媒体の強制搬送が実行されたときは搬送後の記録媒体の位置を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記定着装置は、ドロアコネクタにより画像形成装置本体と接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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