JP2007315431A - 玉軸受 - Google Patents

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Yoshinori Yoshida
芳紀 吉田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/583Details of specific parts of races

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Abstract

【課題】軸受内の潤滑剤を効率よく玉と軌道溝との間に供給して、軸受の潤滑性、耐焼付き性をさらに向上することができ、部品点数を減少して、製造コストを削減することができる玉軸受を提供する。
【解決手段】玉軸受10は、外輪11の軌道溝11aと内輪12の軌道溝12aとの間に複数の玉13が円周方向に転動可能に配設され、外輪11の軸方向端部にシール部材14が装着され、シール部材14と外輪11の軌道溝11aとの間に、潤滑剤を軌道溝11aに向けて案内する案内面17を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、自動車のエンジン補機用、詳しくはアイドラプーリや、コンプレッサプーリなどの回転支持部に使用される玉軸受に関する。
図11は従来の単列玉軸受100を示したものであり、この単列玉軸受100は、外輪101の軌道溝101aと内輪102の軌道溝102aとの間に複数の玉103が円周方向に転動可能に配設され、外輪101の軸方向端部には、シール部材104が装着されている。
また、図12は従来の複列玉軸受200を示したものであり、この複列玉軸受200は、外輪201の複列軌道溝201a,201bと内輪202の複列軌道溝202a,202bとの間に複数の玉103が円周方向に転動可能に配設され、外輪102の軸方向端部には、シール部材104が装着されている。
ところで、従来、軸受内の潤滑状態を良好に保持する目的で、プラスチック製保持器のポケットの形状を球状部分と円筒部分で形成することにより、ポケットと玉との間に潤滑剤を入り易くして、潤滑性の向上を図った転がり軸受が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、グリース溜まり形成部品を外輪に隣接配置し、グリース溜まりから供給管を介して外輪の軌道溝にグリースを供給して、潤滑性の向上を図った転がり軸受が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−76657号公報 特開2005−180629号公報
近年、コンプレッサプーリ用軸受等では高速化の要求が高まり、多点接触型の軸受が増加傾向にある。多点接触型軸受は、玉と軌道溝との間ですべりが発生し易いことから、軸受の発熱が増大してグリース劣化が促進される傾向にあり、このため、潤滑性のさらなる向上が求められている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の転がり軸受では、グリースは絶えず軸受内部で循環しているものの、ポケットと玉との間に存在するグリースのみを対象としており、それ以外の部位に滞在しているグリースについての対策は考慮されていなかった。
一方、上記特許文献2に記載の転がり軸受では、軸受にグリース溜まり形成部品を付加することによるスペースの増大および部品点数の増加により、製造コストが増大してしまっていた。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、軸受内の潤滑剤を効率よく玉と軌道溝との間に供給して、軸受の潤滑性、耐焼付き性をさらに向上することができ、部品点数を減少して、製造コストを削減することができる玉軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 外輪の軌道溝と内輪の軌道溝との間に複数の玉が円周方向に転動可能に配設され、外輪の軸方向端部にシール部材が装着される玉軸受であって、シール部材と外輪の軌道溝との間に、潤滑剤を軌道溝に向けて案内する案内面を設けることを特徴とする玉軸受。
(2) 案内面は、シール部材に設けられることを特徴とする(1)に記載の玉軸受。
(3) 案内面は、シール部材及び外輪の溝肩部の内周面に設けられることを特徴とする(1)に記載の玉軸受。
(4) 案内面は、シール部材から軌道溝に向けて次第に拡径する面であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の玉軸受。
(5) 案内面は、テーパ形状又はR形状であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の玉軸受。
(6) 案内面は、テーパ形状とR形状との連続面であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の玉軸受。
本発明の玉軸受によれば、シール部材と外輪の軌道溝との間に、潤滑剤を軌道溝に向けて案内する案内面を設けるため、軸受回転時の遠心力により攪拌されて外輪の内周面へ移動した潤滑剤を案内面に沿って玉と外輪の軌道溝との間に円滑に効率よく供給することができ、これにより、軸受の潤滑性、耐焼付き性をさらに向上することができる。また、部品点数を減少することができるので、製造コストを削減することができる。
以下、本発明に係る玉軸受の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態である単列玉軸受を説明するための要部断面図、図2は図1の玉軸受の部分拡大図、図3は案内面の第1変形例を説明するための部分拡大断面図、図4は案内面の第2変形例を説明するための部分拡大断面図、図5は案内面の第3変形例を説明するための部分拡大断面図、図6は案内面の第4変形例を説明するための部分拡大断面図、図7は案内面の第5変形例を説明するための部分拡大断面図、図8は案内面の第6変形例を説明するための部分拡大断面図、図9は案内面の第7変形例を説明するための部分拡大断面図である。
本実施形態の玉軸受10は、図1に示すように、単列の玉軸受であり、外輪11の軌道溝11aと内輪12の軌道溝12aとの間に複数の玉13が円周方向に転動可能に配設されて、軸受内には潤滑剤としてグリースが充填されている。また、回転輪側である外輪11の軸方向端部には、シール部材14が装着されており、このシール部材14は、図2に示すように、芯金15と、この芯金15に加硫接着等により一体的に形成されるゴムシール16と、を備える。
そして、本実施形態では、図2に示すように、シール部材14のゴムシール16と外輪11の軌道溝11aとの間に、グリースをこの軌道溝11aに向けて案内する案内面17が設けられる。
案内面17は、シール部材14から外輪11の軌道溝11aに向けて次第に拡径するテーパ形状の面とされている。そして、本実施形態では、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成されるテーパ形状の第1案内面17aと、外輪11の溝肩部18の内周面に形成されるテーパ形状の第2案内面17bと、によって構成され、第1案内面17a及び第2案内面17bは連続した滑らかな面を形成している。
従って、本実施形態の玉軸受10によれば、シール部材14のゴムシール16と外輪11の軌道溝11aとの間に、潤滑剤を軌道溝11aに向けて案内する案内面17を設けるため、軸受回転時の遠心力により攪拌されて外輪11の内周面へ移動した潤滑剤を案内面17に沿って玉13と外輪11の軌道溝11aとの間に円滑に効率よく供給することができ、これにより、軸受10の潤滑性、耐焼付き性をさらに向上することができる。また、部品点数を減少することができるので、製造コストを削減することができる。
なお、本実施形態の第1変形例として、図3に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成されるR形状の第1案内面17aと、外輪11の溝肩部18の内周面に形成されるR形状の第2案内面17bと、によって構成されていてもよい。
また、本実施形態の第2変形例として、図4に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成されるR形状の第1案内面17aと、外輪11の溝肩部18の内周面に形成されるテーパ形状の第2案内面17bと、によって構成されていてもよい。
また、本実施形態の第3変形例として、図5に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成されるテーパ形状の第1案内面17aと、外輪11の溝肩部18の内周面に形成されるR形状の第2案内面17bと、によって構成されていてもよい。
また、本実施形態の第4変形例として、図6に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成されるR形状の第1案内面17aと、第1案内面17aに連続する外輪11の溝肩部18の内周面からなる第2案内面17bと、によって構成されていてもよい。この場合、軸受本体に加工を施さなくてすむため、シール部材14以外は、従来の単列玉軸受を使用することができる。
また、本実施形態の第5変形例として、図7に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成され、外輪11の溝肩部18の内周面の一部を覆うR形状の第1案内面17aと、第1案内面17aに連続する外輪11の溝肩部18の内周面からなる第2案内面17bと、によって構成されていてもよい。この場合も、軸受本体に加工を施さなくてすむため、シール部材14以外は、従来の単列玉軸受を使用することができる。
また、本実施形態の第6変形例として、図8に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成され、外輪11の溝肩部18の内周面の一部を覆うテーパ形状の第1案内面17aと、第1案内面17aに連続する外輪11の溝肩部18の内周面からなる第2案内面17bと、によって構成されていてもよい。この場合も、軸受本体に加工を施さなくてすむため、シール部材14以外は、従来の単列玉軸受を使用することができる。
さらに、本実施形態の第7変形例として、図9に示すように、案内面17は、ゴムシール16の軸方向内面に形成され、外輪11の溝肩部18の内周面の全域を覆うテーパ形状の第1案内面17aのみによって構成されていてもよい。この場合も、軸受本体に加工を施さなくてすむため、シール部材14以外は、従来の単列玉軸受を使用することができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、単列の玉軸受に本発明を適用した場合を例示したが、これに限定されず、図10に示すように、外輪21の内周面に形成される複列の軌道溝21a,21bと内輪22の外周面に形成される複列の軌道溝22a,22bとの間に複数の玉13が円周方向に転動可能に配設され、外輪21の軸方向端部に、シール部材14が装着される複列の玉軸受20に本発明を適用してもよい。この場合、外輪21の複列の軌道溝21a,21b間の内周面にも、軸受中心を頂点としたテーパ形状又はR形状の案内面17,17が形成される。
本発明の一実施形態である単列玉軸受を説明するための要部断面図である。 図1の玉軸受の部分拡大図である。 案内面の第1変形例を説明するための部分拡大断面図である。 案内面の第2変形例を説明するための部分拡大断面図である。 案内面の第3変形例を説明するための部分拡大断面図である。 案内面の第4変形例を説明するための部分拡大断面図である。 案内面の第5変形例を説明するための部分拡大断面図である。 案内面の第6変形例を説明するための部分拡大断面図である。 案内面の第7変形例を説明するための部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態である複列玉軸受を説明するための要部断面図である。 従来の単列玉軸受を説明するための要部断面図である。 従来の複列玉軸受を説明するための要部断面図である。
符号の説明
10 玉軸受
11 外輪
11a 軌道溝
12 内輪
12a 軌道溝
13 玉
14 シール部材
15 芯金
16 ゴムシール
17 案内面
17a 第1案内面
17b 第2案内面
18 溝肩部

Claims (6)

  1. 外輪の軌道溝と内輪の軌道溝との間に複数の玉が円周方向に転動可能に配設され、前記外輪の軸方向端部にシール部材が装着される玉軸受であって、
    前記シール部材と前記外輪の軌道溝との間に、潤滑剤を前記軌道溝に向けて案内する案内面を設けることを特徴とする玉軸受。
  2. 前記案内面は、前記シール部材に設けられることを特徴とする請求項1記載の玉軸受。
  3. 前記案内面は、前記シール部材及び前記外輪の溝肩部の内周面に設けられることを特徴とする請求項1記載の玉軸受。
  4. 前記案内面は、前記シール部材から前記軌道溝に向けて次第に拡径する面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の玉軸受。
  5. 前記案内面は、テーパ形状又はR形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の玉軸受。
  6. 前記案内面は、テーパ形状とR形状との連続面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の玉軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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