JP2007315086A - 間仕切りパネルの取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支柱の側面の横桟が取り付けられる位置に開口部を設けておき、支持面部とこれと直交した前面部を有し、支持面部から突片を突設させて形成されてなる横桟受けを、前記支柱の開口部に突片を係入させて支柱側面に取り付け、この横桟受けに横桟を載せ、固着具で横桟受けに留め付けて横桟を支柱に固定する。
【選択図】図1
Description
このような間仕切りパネル100の取り付けは、図6及び図7に示されるように、床面に固定した巾木106の中に支柱101を複数本縦並べ、各支柱101、101の間に下部横桟102aと上部横桟102bを掛け渡し、壁パネル103の下部を下部横桟102a、上部を上部横桟102bでそれぞれ支持して固定し、次いで上部横桟102bの上面に支持レール104を固定し、以降、支持レール104の上方に下部横桟102aを取り付け、壁パネル103と支持レール104とを順次固定することにより行われていた(例えば特許文献1参照)。
また、横桟102をL字金具108の上面にネジ留めし、その上に支持レール104を重ねてネジ留めし固定するようになっているため、予め支持レール104の底面には、横桟102を留め付けるネジ107のネジ頭が没入する穴を形成しておかなければならず、このような成形品を二次加工する作業が面倒であった。
これによれば、支柱に形成された開口部に横桟受けの突片を係入させて横桟受けの前面部を支柱側面に接合させ、その位置で横桟受けをネジ止めして支柱に固定し、さらに固定された横桟受けの支持面部に横桟を載せてネジ留めすることにより、横桟を支柱に固定することができる。支柱に形成した開口部に横桟受けの突片が掛止するように設けることで、予め支柱のレベル調整さえ正確に行っておけば、面倒な取り付け位置の確認や調整をすることなしに、簡易な作業で横桟を支柱の間に平行に取り付けることが可能となる。なお、支柱に設ける開口部は、各横桟の取り付け位置に対応させて予め形成される。支柱に対する横桟受けの固定は、支柱を床面に立て並べる前、或いは立て並べてレベル調整した後の何れのときに行ってもよい。
これによれば、横桟を中空管状に設けて剛性を高くすることにより、付帯品を介して大きな荷重が横桟にかかったとしても変形がし難くなる。また、横桟の側部に設けたパネル受部に、その下側の壁パネルの上端部が係合し、横桟の上面に支持レールが重合して取り付けられるようにすることで、支柱に対して横桟が正確な固定位置に取り付けてあれば、横桟に沿って組み付けられる壁パネルと支持レールも横桟に平行に取り付けられることとなり、これら各部材の取り付け位置を確認したり調整したりする手間が不要となる。
これによれば、支持レールの直ぐ上の壁パネルは、その下端部を支持レールの側端部上面凸部に係合させて支持されるので、前記従来例の如き壁パネルの下部を支持するための横桟が不要となり、1枚の壁パネルを取り付けるにあたり、その上下を支持する2本の横桟の取り付けで済み、部材の製造及び取り付けにかかるコストを削減することができる。
このように、パネル受けレールに最下位の壁パネルの下端部を係合させて支持することで、壁パネルの下端部が外方へ広がることを防ぎ、壁パネルの下端部を巾木表面に沿って面一に納めることができる。
なお、巾木内部における支柱の支持は、巾木内にジャッキボルトで支持された床レールを配し、この床レール上面に支持台座を固定し、この支持台座の外周に支柱下端部を嵌合して立設状態が支持されるように設けることが好ましい。このようにすれば、予め水準器を用いて床レールが水平となるようにジャッキを回転させて調整しておけば、その後、支柱台座で支持させた各支柱はレベル調整された状態で支持されたものとなり、各台座に支柱を嵌めて立て並べる前に、支柱のレベルを簡単な操作で正確に調整することが可能となる。
図1は本発明の一実施形態の間仕切りパネルの要部縦断面図、図2は図1の間仕切りパネルの主要構成部材の外観図、図3は巾木部分の施工工程で部材を取り付ける手順を示した図、図4は支柱に横桟を組み付ける施工工程で部材を取り付ける手順を示した図である。各図において、符号1は間仕切りパネル、2は支柱、3は巾木、4は床レール、5はレールジャッキ、6は支柱台座、7はパネル受けレール、8は横桟受け、9は壁パネル、10は横桟、11は支持レール、12は上面カバー材、13はネジやビス、ボルトなどの固着具、Fは床面をそれぞれ示している。
また、床レール4は、図3に示されるように、その中央面内に支柱2の設置間隔に対応させて複数の開口4aを所定間隔で設けてあり、各開口4aにはその下側からレールジャッキ5を螺合し、その上方に支柱2の下端部が外嵌合する支柱台座6を固定してある。支柱台座6は、箱体を半割した形状に形成されており、床レール4の下面からナット5aを挟んで開口4aに螺合し、先端を床レール4の上方に突出させてレールジャッキ5のボルト5bに一体に締着させてある。
床レール4のレベル調整がされたならば、各支柱2を各支柱台座6に装填して床レール4上に立ち並べる。そして、各支柱2間の横桟受け8、8の上面にパネル受けレール7を載せて支持させ、パネル受けレール7を巾木3の上面に被せるとともに、その両側を巾木3の両側面に接合させて巾木部分の施工が完了する。
各支柱2の対向両側面に横桟受け8、8を取り付けたならば、支柱2、2の間に横桟10をあてがい、前記横桟10の切り欠かれた両端部を横桟受け8、8に上方から嵌め入れ、横桟10を横桟受け8、8の支持面部8a上に載せ、横桟10のパネル受部10bの側面と横桟受け8の側面部8cの重なり合った部分を固着具13で留め付けて、横桟10を横桟受け8、8に一体に固定する。この際、横桟10の両端部下側が切り欠いてあるので、支柱2、2間に横桟10を嵌め入れる操作に支障はなく、横桟受け8、8上に横桟10を容易に載せることができる。
先ず、図3中の巾木3と横桟10との間に壁パネル9を取り付ける。取り付けは、壁パネル9の上端の掛止凸部9bを横桟10のパネル受け部10bに係合させる一方、下端の凹部9aを、パネル受けレール7の折れ部7aに係合させ、両部材で係合部位を支持させて壁パネル9を取り付ける。
壁パネル9を横桟10に取り付けたならば、横桟10の上方において、支持レール11の両端凹部11c、11cを支柱2、2の外周半面に嵌め込んで、支持レール11を横桟10の上面10aに載せ、レール部11b、11bの下面凸部11eを、前記パネル受部11bに係合した壁パネル9の上端の凹部9aに係合させる。そして、固着具13を支持レール11の上面11aから横桟10にネジ入れて、支持レール11を横桟10の上面に一体に固定する。
Claims (4)
- 床面上に立て並べた支柱に複数の横桟を平行に掛け渡し、横桟に沿って付帯品を支持する支持レールを取り付けるとともに、上下横桟間に壁パネルを取り付けて床面上に間仕切りパネルを取り付ける構造において、
支柱側面の横桟が取り付けられる位置に開口部を設けておき、
支持面部とこれと直交した前面部を有し、支持面部から突片を突設させて形成されてなる横桟受けを、前記支柱の開口部に突片を係入させて支柱側面に取り付け、
この横桟受けに横桟を載せ、固着具で横桟受けに留め付けて横桟を支柱に固定することを特徴とする間仕切りパネルの取り付け構造。 - 横桟を中空管状に設けるとともにその両側に縁部を凹状に折り返してなるパネル受部を設け且つ長手両端部下側を適宜な幅で切り欠いて形成し、
横桟の切り欠かれた端部を支柱側面に取り付けられた横桟受けに上方から嵌め入れて横桟を横桟受けに載せ、固着具で横桟受けに留め付けて横桟を支柱に固定し、
この横桟の下側の壁パネルの上端部を横桟のパネル受部に係合させた後、横桟の上面に支持レールを重ね、これを横桟に一体に留め付けて固定することを特徴とする請求項1に記載の間仕切りパネルの取り付け構造。 - 支持レールをその側端部上面に凸部を設けて形成し、横桟に固定された支持レールの前記側端部上面凸部が、その上側の壁パネルの下端部に設けた凹部に係合して壁パネルが取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の間仕切りパネルの取り付け構造。
- 巾木の内側に立て並べた各支柱の側面に横桟受けを取り付け、これら横桟受けで、巾木の上部開口面を覆う幅を有して下向きコ字形に屈曲していて両縁部に上方に折り返した折れ部を設けてなるパネル受けレールを支持し、パネル受けレールの折れ部に最下位の壁パネルの下端部を係合させて壁パネルが取り付けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の間仕切りパネルの取り付け構造。
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