JP2007314694A - ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、ならびにそれを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびコーティング剤 - Google Patents

ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、ならびにそれを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびコーティング剤 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、新規なウレタン(メタ)アクリレート系化合物を提供することを目的とする。さらに、本発明は、帯電防止性能、さらには帯電防止の持続性に優れ、耐溶剤性、基材への密着性等に優れたウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有してなる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を提供することを目的とするものである。
【解決手段】ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)を反応させてなることを特徴とするウレタン(メタ)アクリレート系化合物。
【選択図】なし

Description

本発明は、分子中にイオン性液体の骨格、とりわけイミダゾリウム骨格を有する新規なウレタン(メタ)アクリレート系化合物に関する。さらに、該ウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物および該活性エネルギー線硬化型樹脂組成物からなるコーティング剤に関する。
プラスチック成形品は、軽量性や透明性が優れるうえ、成形加工が容易で経済的なため幅広く用いられている。しかしその反面、電気伝導性が低いので、摩擦等により容易に静電気を蓄積するため、成形品表面へ塵や埃が付着し易いものであったり、周辺機器に電気的影響を及ぼすなどの問題点を有している。
従来、このような問題点を解決するために、低分子量の界面活性剤を帯電防止剤として樹脂表面に塗布する方法や、樹脂に練り込む方法などが用いられていた。しかし、これらの方法では、帯電防止性を付与した成形品を洗浄・摩擦等することにより、容易に帯電防止性が低下してしまうため、恒久的に帯電防止性を付与することは難しいという問題があった。また、恒久的な帯電防止性付与のために、大量に帯電防止剤を練り込むと、帯電防止性は持続するものの、成形品の表面に帯電防止剤がブリードアウトするといった問題があった。
そこで、近年においては、高分子を帯電防止剤として用いることが検討されており、たとえば、熱可塑性樹脂に、特定の構造を有する四級アンモニウム塩基を含有させてなる、四級アンモニウム塩基含有ランダム共重合体(例えば、特許文献1参照)が開示されている。しかし、4級アンモニウム塩と、疎水性である樹脂との相溶性の制御が難しく、非架橋成分であるために帯電防止性の持続性も充分なものではない。
特開昭63−54467号公報
本発明は、新規なウレタン(メタ)アクリレート系化合物を提供することを目的とする。さらに、本発明は、帯電防止性能、さらには帯電防止の持続性に優れ、耐溶剤性、基材への密着性等に優れたウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有してなる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、およびそれを用いたコーティング剤を提供することを目的とするものである。
そこで、本発明者が鋭意検討を重ねた結果、活性水素含有イオン性液体、とりわけ活性水素含有イミダゾリウム塩をウレタン(メタ)アクリレートの骨格に導入することにより、帯電防止性能、さらには帯電防止の持続性に優れることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は、ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)を反応させてなるウレタン(メタ)アクリレート系化合物に関する。
本発明では特に、活性水素含有イオン性液体(a3)が、下記一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)であることが好ましい。
Figure 2007314694
(式中、R1〜R5は、それぞれ同じでも異なっていてもよく、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、アルデヒド基もしくはエーテル結合性酸素原子を有していてもよい炭素数1〜20の炭化水素基または水素原子であり、R1〜R5の少なくとも一つにはイソシアネート基と反応性のある活性水素を含有する。Xは、塩素、臭素、ヨウ素、BF4、PF6、AsF6、SbF6、AlCl4、HSO4、ClO4、CF3SO3、CH3SO3、CF3SO4、CH3SO4、CF3CO2、CH3CO2、CF364SO3、CF364SO3、CH364SO3、(C25SO22N、(C25SO2)(CF3SO2)N、または(CF3SO22Nである。)
本発明では、下記一般式(2)で示される構造を有することを特徴とするウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)であることが好ましい。
Figure 2007314694
(式中、R6はポリイソシアネート系化合物(a1)のウレタン結合残基、R7は水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)のウレタン結合残基、R8は一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)のウレタン結合残基、R9はポリオール系化合物(a4)のウレタン結合残基、aは1〜50の整数、bは0〜50の整数、cは0〜50の整数、dは0〜50の整数であり、a+b+cは2〜100の整数である。)
また、本発明は、前記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)を含有してなることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に関する。
さらに、光重合開始剤(E)を含有してなることが好ましい。
さらに、本発明は、前記活性エネルギー線硬化型樹脂組成物からなるコーティング剤に関する。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3−1)を反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)を含有してなるため、帯電防止性能、さらには帯電防止の持続性に優れ、耐溶剤性、基材への密着性等に優れた効果を示し、塗料、粘着剤、接着剤、粘接着剤、インク、保護コーティング剤、アンカーコーティング剤、磁性粉コーティングバインダー、サンドブラスト用被膜、版材など、各種の被膜形成材料として有用である。
本発明は、ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)を反応させてなることを特徴とするウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)に関する。
ポリイソシアネート系化合物(a1)としては、特に限定されることなく、例えば芳香族系、脂肪族系、脂環式系等のポリイソシアネートがあげられる。具体的には、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニルメタンポリイソシアネート、変性ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、フェニレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等のポリイソシアネートあるいはこれらポリイソシアネートの3量体化合物または多量体化合物、ビューレット型ポリイソシアネート、水分散型ポリイソシアネート(例えば、日本ポリウレタン工業(株)製の「アクアネート100」、「アクアネート110」、「アクアネート200」、「アクアネート210」等)、または、これらポリイソシアネートとポリオールの反応生成物等があげられる。これらは、単独で用いても、2種以上で用いてもよい。
かかるポリオールとしては、特に限定されることなく、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA、ポリカプロラクトン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ポリトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリテトラメチレングリコール等の多価アルコールや、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドのブロックまたはランダム共重合の少なくとも1種の構造を有するポリエーテルポリオール、該多価アルコールまたはポリエーテルポリオールと無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸、無水イタコン酸、イタコン酸、アジピン酸、イソフタル酸等の多塩基酸との縮合物であるポリエステルポリオール、カプロラクトン変性ポリテトラメチレンポリオール等のカプロラクトン変性ポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、水添ポリブタジエンポリオール等のポリブタジエン系ポリオール等があげられる。
さらには、かかるポリオールとして、例えば、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)酪酸、酒石酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキシエチル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキシプロピル)プロピオン酸、ジヒドロキシメチル酢酸、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸、ホモゲンチジン酸等のカルボキシル基含有ポリオールや、1,4−ブタンジオールスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸基またはスルホン酸塩基含有ポリオール等もあげられる。
また、かかるポリオールとして、後述の活性水素含有イオン性液体(a3)において水酸基を2個以上有するイミダゾリウム塩のポリオールを用いることもできる。
ポリイソシアネートとポリオールの反応生成物を用いる場合は、例えば、上記ポリオールと上記ポリイソシアネートを反応させて得られる末端イソシアネート基含有ポリイソシアネートとして用いればよい。かかるポリイソシアネートとポリオールの反応においては、反応を促進する目的でジブチルチンジラウレート、ネオデカン酸ビスマスのような金属触媒や、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7のようなアミン系触媒等を用いることも好ましい。
これらの中でも、ポリイソシアネート系化合物(a1)としては、得られるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)の粘度を下げることができる点から、トリレンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等のジイソシアネートが好ましい。
水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)としては、多価アルコールの(メタ)アクリル酸部分エステルであれば特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、2−(メタ)アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の1つの(メタ)アクリロイル基を有する水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物、
2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の2つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物があげられる。これらは、単独で用いても、2種以上で用いてもよい。
これらの中でも、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)としては、高い架橋密度、得られる硬化塗膜の表面硬度の硬さの点から、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が好ましい。
本発明で用いられる活性水素含有イオン性液体(a3)としては、活性水素を含有させた、イミダゾリウム塩、ピリジニウム塩、4級アンモニウム塩、ホスフォニウム塩などのイオン性液体があげられるが、特には一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)が好ましい。
Figure 2007314694
式中、R1〜R5は、それぞれ同じでも異なっていてもよく、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、アルデヒド基もしくはエーテル結合性酸素原子を有していてもよい炭素数1〜20の炭化水素基または水素原子であり、R1〜R5の少なくとも一つにはイソシアネート基と反応性のある活性水素を含有する。これらのなかでも、イソシアネート基との反応の制御が容易である点から、R1〜R5の少なくとも一つがヒドロキシアルキル基、特には炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、さらには炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基が好ましく、これらの中でもヒドロキシエチル基が最も好ましい。
Xは、塩素、臭素、ヨウ素、BF4、PF6、AsF6、SbF6、AlCl4、HSO4、ClO4、CF3SO3、CH3SO3、CF3SO4、CH3SO4、CF3CO2、CH3CO2、CF364SO3、CF364SO3、CH364SO3、(C25SO22N、(C25SO2)(CF3SO2)N、(CF3SO22N、等であるが、活性水素含有イミダゾリム塩の融点を低下させる点から、臭素、(C25SO22N、(CF3SO22N等が好ましい。
一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)の好ましい具体例としては、1−ヒドロキシエチル−3−オクチルイミダゾリウムブロミド、1−ヒドロキシエチル−3−メチルイミダゾリウムビストリフルオロメタンスルホンイミド、1−ヒドロキシエチル−3−オクチルイミダゾリウムビストリフルオロメタンスルホンイミドなどがあげられる。
これらのポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)の反応における配合量は、特に限定されるものではないが、ポリイソシアネート系化合物(a1)のイソシアネート基1モルに対して、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)の水酸基と活性水素含有イオン性液体(a3)の活性水素の合計モル数が0.5〜2モルとなるように添加することが好ましく、0.8〜1.2モルとなるように添加することがより好ましい。合計モル数が下限値未満であると塗料化した際に残存するイソシアネート基により保存安定性が低下する傾向があり、上限値を超えると得られる硬化塗膜から未反応の活性水素含有イオン性液体がブリードアウトする傾向がある。
本発明において、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)の調製方法は特に限定されず、
(イ)ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)を一括に仕込み反応させる方法、
(ロ)ポリイソシアネート系化合物(a1)と水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)を反応させた後、活性水素含有イオン性液体(a3)を反応させる方法、
(ハ)ポリイソシアネート系化合物(a1)と活性水素含有イオン性液体(a3)を反応させた後、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)を反応させる方法、
等があげられるが、反応制御の安定性と製造時間の短縮の観点から、(ハ)の方法が好ましい。
また、かかる反応においては、反応を促進する目的でジブチルチンジラウレート、ネオデカン酸ビスマスのような金属触媒や、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7のようなアミン系触媒等を用いることも好ましく、さらに反応温度は30〜90℃、特には40〜70℃の範囲が好ましい。
前記方法により得られる本発明のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)については、特に、下記一般式(2)で示される構造のウレタン(メタ)アクリレート系化合物であることが、硬度、帯電防止性、耐溶剤性の点で好ましい。
Figure 2007314694
式中、R6はポリイソシアネート系化合物(a1)のウレタン結合残基、R7は水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)のウレタン結合残基、R8は一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)のウレタン結合残基である。
9はポリオール系化合物(a4)のウレタン結合残基、aは1〜50の整数であり、1〜3の整数であることが好ましく、bは0〜50の整数であり、0〜3の整数であることが好ましく、cは0〜50の整数であり、1〜3の整数であることが好ましく、dは0〜50の整数であり、0〜3であることが好ましく、a+b+cは2〜100の整数であり、2〜6であることが好ましい。
ポリオール系化合物(a4)としては、前記ポリオール化合物であれば好適に用いることができる。
本発明のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)は、帯電防止性、帯電防止の持続性、耐溶剤性等の塗膜物性に優れた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物となるものである。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得るに当たっては、さらに、上記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)とは異なる構造を有する、一般式(3)で示されるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)および/または一般式(4)で示されるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(C)を含有してなることが得られる硬化塗膜の表面硬度、耐溶剤性、相溶性の向上の点から好ましい。
Figure 2007314694
(式中、R10はポリイソシアネート系化合物(b1)のウレタン結合残基、R11は水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(b2)のウレタン結合残基、dは2〜50の整数である。)
Figure 2007314694
(式中、R12はポリイソシアネート系化合物(c1)のウレタン結合残基、R13は水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(c2)のウレタン結合残基、R14はポリオール系化合物(c3)のウレタン結合残基、eは1〜50の整数、fは2〜50の整数である。)
ポリイソシアネート系化合物(b1)、ポリイソシアネート系化合物(c1)としては、前記ポリイソシアネート系化合物(a1)と同様のものがあげられる。
また、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(b2)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(c2)としては、前記水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)と同様のものがあげられる。
さらに、ポリオール系化合物(c3)としては、前記ポリオールと同様のものがあげられる。(ただし、水酸基を2個以上有するイオン性液体のポリオールは除く。)
ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)は、ポリイソシアネート系化合物(b1)と水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(b2)を反応させて、ポリイソシアネート系化合物(b1)中のイソシアネート基が、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(b2)の水酸基とウレタン結合を形成することにより得られる。
また、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(C)は、ポリイソシアネート系化合物(c1)とポリオール系化合物(c3)を反応させて、ポリイソシアネート系化合物(c1)中のイソシアネート基が、ポリオール系化合物(c3)の水酸基とウレタン結合を形成させた後、両末端イソシアネート系化合物と水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)を反応させて、両末端イソシアネート系化合物のイソシアネート基が水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(c2)の水酸基とウレタン結合を形成することにより得られる。
ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)および(C)は、前記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)と同様の反応手法によって得ることができる。
ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)の重量平均分子量としては500〜10,000であることが好ましく、500〜5000であることがより好ましい。重量平均分子量が下限値未満では造膜性が低下する傾向があり、上限値を超えると高粘度となり取り扱いにくくなる傾向がある。
ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(C)の重量平均分子量としては500〜30,000であることが好ましく、500〜15,000であることがより好ましい。重量平均分子量が下限値未満では造膜性が低下する傾向があり、上限値を超えると硬化塗膜の表面硬度や耐溶剤性が低下する傾向がある。
なお、上記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)および(C)の重量平均分子量は、標準ポリスチレン分子量換算による重量平均分子量のことであり、高速液体クロマトグラフィー(昭和電工(株)製、「Shodex GPC system−11型」)に、カラム:Shodex GPC KF−806L(排除限界分子量:2×107、分離範囲:100〜2×107、理論段数:10000段/本、充填剤材質:スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、充填剤粒径:10μm)の3本直列を用いることにより測定される。
一般式(3)で示される構造のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)の配合量としては、特に限定されるものではないが、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)100重量部に対して、1〜1000重量部であることが好ましく、10〜500重量部であることがより好ましい。かかる配合量が下限値未満であると硬化塗膜の表面硬度や耐溶剤性の向上が期待できない傾向があり、上限値を超えると帯電防止性能が低下する傾向がある。
一般式(4)で示される構造のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(C)の配合量としては、特に限定されるものではないが、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)100重量部に対して、1〜1000重量部であることが好ましく、10〜500重量部であることがより好ましい。かかる配合量が下限値未満であると耐溶剤性の向上が期待できない傾向があり、上限値を超えると帯電防止性能、表面硬度が低下する傾向がある。
また、一般式(3)で示される構造のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)と一般式(4)で示される構造のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(C)を併用する場合には、その配合割合はウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B):ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(C)(重量比)=99:1〜10:90であることが好ましく、99:1〜50:50であることがより好ましい。かかる配合割合においてウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)が少なすぎると表面硬度が低下となり、多すぎると硬化塗膜にクラックなどの欠陥が発生する傾向がある。
また、本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物には、塗料の低粘度化の点から、さらに、エチレン性不飽和モノマー(D)を含有することが好ましい。
エチレン性不飽和モノマー(D)としては、1分子中に1個以上のエチレン性不飽和基を有するものであればよく、単官能モノマー、2官能モノマー、3官能以上のモノマーがあげられる。
単官能モノマーとしては、例えば、スチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、α−メチルスチレン、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、酢酸ビニル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、n−ステアリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノールエチレンオキサイド変性(n=2)(メタ)アクリレート、ノニルフェノールプロピレンオキサイド変性(n=2.5)(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルフタレート等のフタル酸誘導体のハーフ(メタ)アクリレート、フルフリル(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、2−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、2−アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートモノエステル等があげられる。
2官能モノマーとしては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、フタル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸変性ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート、2−アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートジエステル等があげられる。
3官能以上のモノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロイルオキシエトキシトリメチロールプロパン、グリセリンポリグリシジルエーテルポリ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性トリアクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等があげられる。
その他アクリル酸のミカエル付加物あるいは2−アクリロイルオキシエチルジカルボン酸モノエステルもあげられる。
アクリル酸のミカエル付加物としては、アクリル酸ダイマー、メタクリル酸ダイマー、アクリル酸トリマー、メタクリル酸トリマー、アクリル酸テトラマー、メタクリル酸テトラマー等があげられる。
また、2−アクリロイルオキシエチルジカルボン酸モノエステルとしては、特定の置換基をもつカルボン酸であり、例えば2−アクリロイルオキシエチルコハク酸モノエステル、2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸モノエステル、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸モノエステル、2−メタクリロイルオキシエチルフタル酸モノエステル、2−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸モノエステル、2−メタクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸モノエステル等があげられる。さらに、その他オリゴエステルアクリレートもあげられる。
これら上記のエチレン性不飽和モノマー(D)は単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、エチレン性不飽和モノマー(D)の配合量としては、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)100重量部に対して、1〜10000重量部であることが好ましく、10〜1000重量部であることがより好ましく、10〜500重量部であることがさらに好ましい。かかる配合量が下限値未満では塗膜硬度の添加効果が得られにくい傾向があり、上限値を超えると硬化塗膜の表面抵抗率が大きくなる傾向があり、好ましくない。
また、本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物には、紫外線などにより硬化させる場合には、さらに、光重合開始剤(E)を含有することが好ましい。
光重合開始剤(E)としては、光の作用によりラジカルを発生するものであれば特に限定されず、例えば、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピレンフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルサルファイド、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、カンファーキノン、ジベンゾスベロン、2−エチルアンスラキノン、4′,4″−ジエチルイソフタロフェノン、3,3′,4,4′−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、α−アシロキシムエステル、アシルホスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン等があげられ、中でもベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾイルイソプロピルエーテル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンが好適に用いられる。これらは、単独で用いても、2種以上で用いてもよい。
さらに、光重合開始剤の助剤としてトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4,4′−ジメチルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、4,4′−ジエチルアミノベンゾフェノン、2−ジメチルアミノエチル安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等を併用することも可能である。
本発明において、光重合開始剤(E)の配合量は、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)100重量部(さらにウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)、(C)やエチレン性不飽和モノマー(D)を配合する場合は、それらの合計100重量部)に対して0.1〜10重量部であることが好ましく、1〜8重量部であることがより好ましく、1〜5重量部であることがさらに好ましい。かかる配合量が下限値未満では紫外線硬化の場合の硬化速度が極めて遅くなる傾向があり、上限値を超えても硬化性は向上せず無駄である。
また、光重合開始剤(E)の助剤を用いる場合、その配合量は、光重合開始剤(E)100重量部に対して1〜1000重量部であることが好ましく、10〜100重量部であることがより好ましい。下限値未満であると助剤添加による硬化性の向上効果が得られない傾向があり、上限値を超えると硬化塗膜が着色してしまう傾向がある。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物には、さらに、一般的な帯電防止剤を配合することも可能である。
帯電防止剤としては、例えば、4級アンモニウム塩のカチオン型帯電防止剤、脂肪族スルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールアルキレンオキサイド付加物硫酸エステル塩、高級アルコールリン酸エステル塩、高級アルコールアルコールアルキレンオキサイド付加物リン酸エステル塩等のアニオン型帯電防止剤、高級アルコールアルキレンオキサイド付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル等があげられる。
また、帯電防止剤の配合量としては、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)100重量部に対して1〜10000重量部であることが好ましく、1〜100重量部であることがより好ましく、1〜20重量部であることがさらに好ましい。かかる配合量が下限値未満であると帯電防止の添加効果が得られにくい傾向があり、上限値を超えると塗膜が脆くなったり、帯電防止性能が経時的に低下してしまう傾向がある。
また、本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物には、上記成分以外にも、フィラー、電解質塩、染顔料、油、可塑剤、ワックス類、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、乳化剤、ゲル化剤、安定剤、消泡剤、レベリング剤、チクソトロピー性付与剤、酸化防止剤、難燃剤、充填剤、補強剤、艶消し剤、架橋剤等を配合することも可能である。
本発明の上記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)を含有してなる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、必要に応じて、有機溶剤を配合し、粘度を調整して使用することも可能である。かかる有機溶剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、セロソルブ類、ジアセトンアルコール等があげられる。
また、有機溶剤の添加量としては、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)100重量部(さらにウレタン(メタ)アクリレート系化合物(B)、(C)やエチレン性不飽和モノマー(D)を配合する場合は、それらの合計100重量部)に対して5〜1000重量部であることが好ましく、10〜500重量部であることがより好ましく、100〜500重量部であることがさらに好ましい。かかる添加量が下限値未満であると有機溶剤添加による粘度低下の効果が得られない傾向があり、上限値を超えると塗工の際にハジキが発生する傾向がある。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、これを対象物に適用した後、活性エネルギー線を照射することにより硬化することができる。
対象物としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリシクロペンタジエンのようなポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、ABS樹脂、アクリル系樹脂等やその成形品(フィルム、シート、カップ、等)、金属、ガラス等があげられる。
活性エネルギー線としては、遠紫外線、紫外線、近紫外線、赤外線等の光線、X線、γ線等の電磁波の他、電子線、プロトン線、中性子線等が利用できるが、硬化速度、照射装置の入手のし易さ、価格等から紫外線照射による硬化が有利である。なお、電子線照射を行う場合は、光重合開始剤(E)を用いなくても硬化することができる。
紫外線照射により硬化させる方法としては、150〜450nm波長域の光を発する高圧水銀ランプ、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ケミカルランプ等を用いて、100〜3000mJ/cm2程度照射すればよい。
紫外線照射後は、必要に応じて加熱を行って硬化の完全を図ることもできる。
かくして本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)、とりわけ一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)とを反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)を含有するため、帯電防止性能、さらには帯電防止の持続性に優れ、耐溶剤性等に優れた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物となり、塗料、粘着剤、接着剤、粘接着剤、インク、保護コーティング剤、アンカーコーティング剤、磁性粉コーティングバインダー、サンドブラスト用被膜、版材など、各種の被膜形成材料として有用である。なかでも、コーティング剤として用いることが非常に有用である。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中「%」、「部」とあるのは、特にことわりのない限り重量基準を表す。
<帯電防止性能>
三菱化学(株)製の抵抗率計「ハイレスターUP」を用いて、URSプローブにて表面抵抗率(Ω/□)を測定した。
また、後述の耐溶剤性試験の後、同様にして表面抵抗率(Ω/□)を測定し、持続性の評価とした。
<耐溶剤性>
酢酸エチルを染み込ませたウエスで硬化塗膜を10往復拭き取りして、試験前と試験後の硬化塗膜の状態を目視で観察した。評価基準は以下の通りである。
○・・・白化、膨れ等、外観変化のなかったもの
△・・・やや外観変化のあったもの
×・・・著しく外観変化のあったもの
<密着性>
JIS K5600−5−6に準じて、硬化塗膜の基材への付着性を評価した。評価基準は以下の通りである。
○・・・基材から剥がれなかったもの
×・・・基材から剥がれたもの
実施例1
〔ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)〕
温度計、撹拌機、水冷コンデンサー、窒素ガス吹き込み口を備えた4つ口フラスコに、トリレンジイソシアネート(TDI)(イソシアネート基含有量48.3%)234.0g(1.34モル)、1−ヒドロキシエチル−3−オクチルイミダゾリウムブロミド 410.1g(1.34モル)(ポリイソシアネート系化合物(a1)のイソシアネート基1モルに対する活性水素のモル数:1モル)、トルエン 200.0g、ジブチルスズジラウレート(DBTL) 0.05gを仕込み、フラスコ内を60℃に昇温して反応を開始させた後、残存イソシアネート基が6.7%となった時点で、2−ヒドロキシエチルアクリレート(2−HEA) 156.0g(1.34モル)(ポリイソシアネート系化合物(a1)のイソシアネート基1モルに対する水酸基のモル数:1モル)、ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.5g、を仕込み、60℃で5時間反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−1)を得た(樹脂分濃度80%)。
このウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−1)からトルエンを取り除き、赤外線吸収スペクトル(IR)を測定した結果、イソシアネート基の吸収スペクトルが消失し、ウレタン結合の吸収スペクトルが認められたことから、ウレタンアクリレートが生成していることを確認した。なお、IR測定には(株)日立製作所社製「270−30」を用いた。
なお、得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−1)のIRチャートを図1に、13C−NMRのチャートを図2に示す。
IRチャートのスペクトルにおいて、1536cm-1、1722cm-1はウレタン結合に基づく吸収であり、810cm-1、1409cm-1、1616cm-1はアクリロイル基に基づく吸収である。
また、13C−NMRのチャートのスペクトルにおいて、154ppmはウレタン結合に基づくピークであり、128ppm、132ppm、166ppmはアクリロイル基に基づくピークであり、121ppm、123ppm、136ppmはイミダゾリウム環に基づくピークである。
なお、IRはNICOLET社製「AVATAR 360」を用いて測定し、NMRはVARIAN社製「UNITY 300」を用いて測定した。
〔活性エネルギー線硬化型樹脂組成物〕
上記で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−1)100部(樹脂分80部)に、光重合開始剤(E)として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、「ダロキュア1173」)4部、メチルエチルケトン60部を添加、混合して活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た(樹脂分濃度50%)。
得られた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を、PETフィルム上にバーコーターを用いて、乾燥後の膜厚が10μmとなるように塗工し、80℃で5分間乾燥した後、高圧水銀灯ランプ80W、1灯を用いて、18cmの高さから5.1m/分のコンベア速度で2パスの紫外線照射(積算照射量450mJ/cm2)を行い、硬化塗膜を形成し、評価を行った。
実施例2
〔ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)〕
温度計、撹拌機、水冷コンデンサー、窒素ガス吹き込み口を備えた4つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート(IPDI)(イソシアネート基含有量37.8%)202.6g(0.91モル)、1−ヒドロキシエチル−3−メチルイミダゾリウムビストリフルオロメタンスルホンイミド 371.2g(0.91モル)(ポリイソシアネート系化合物(a1)のイソシアネート基1モルに対する活性水素のモル数:1モル)、ジブチルスズジラウレート(DBTL) 0.05gを仕込み、フラスコ内を60℃に昇温して反応を開始させた後、残存イソシアネート基が6.7%となった時点で、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)〔ペンタエリスリトールトリアクリレートとペンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物(水酸基価120mgKOH/g)〕 426.2g(0.91モル)(ポリイソシアネート系化合物(a1)のイソシアネート基1モルに対する水酸基のモル数:1モル)、ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.5g、を仕込み、60℃で5時間反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−2)を得た(樹脂分濃度100%)。
このウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−2)の赤外線吸収スペクトル(IR)を測定した結果、イソシアネート基の吸収スペクトルが消失し、ウレタン結合の吸収スペクトルが認められたことから、ウレタンアクリレートが生成していることを確認した。なお、IR測定には(株)日立製作所社製「270−30」を用いた。
なお、得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−2)のIRチャートを図3に、13C−NMRのチャートを図4に示す。
IRチャートのスペクトルにおいて、1528cm-1、1724cm-1はウレタン結合に基づく吸収であり、809cm-1、1409cm-1、1618cm-1、1635cm-1はアクリロイル基に基づく吸収である。
また、13C−NMRのチャートのスペクトルにおいて、155ppmはウレタン結合に基づくピークであり、128ppm、132ppm、166ppmはアクリロイル基に基づくピークであり、123ppm、124ppm、137ppmはイミダゾリウム環に基づくピークである。
〔活性エネルギー線硬化型樹脂組成物〕
上記で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−2)100部(樹脂分濃度100%)に、光重合開始剤(E)として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、「ダロキュア1173」)4部、メチルエチルケトン100部を添加、混合して活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た(樹脂分濃度50%)。
得られた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を用いて、実施例1と同様の方法で硬化塗膜を形成し、評価を行った。
比較例1
温度計、撹拌機、水冷コンデンサー、窒素ガス吹き込み口を備えた4つ口フラスコに、ヘキサメチレンジイソシアネートの3量体化合物(日本ポリウレタン工業(株)製、「コロネートHX」(イソシアネート基含有量21.3%)301.3g(0.51モル)、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.5g、ジブチルスズジラウリレート(DBTL)0.05g、メチルエチルケトン500gを仕込み、60℃以下で2−ヒドロキシプロピルアクリレート198.7g(1.53モル)(ポリイソシアネート系化合物(a1)のイソシアネート基1モルに対する水酸基のモル数:1モル)を約1時間で滴下し、60℃で5時間反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物を得た(樹脂分濃度50%)。
このウレタン(メタ)アクリレート系化合物の赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イソシアネート基の吸収スペクトルが消失し、ウレタン結合の吸収スペクトルが認められたことから、ウレタンアクリレートが生成していることを確認した。
得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物の重量平均分子量は2200であった。
〔活性エネルギー線硬化型樹脂組成物〕
上記で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物100部(樹脂分50部)に、光重合開始剤(E)として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、「ダロキュア1173」)4部を添加、混合して活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た(樹脂分濃度50%)。
得られた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を用いて、実施例1と同様の方法で硬化塗膜を形成し、評価を行った。
比較例2
比較例1で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物100部(樹脂分100部)に、光重合開始剤(E)として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、「ダロキュア1173」4部、1−ヒドロキシエチル−3−オクチルイミダゾリウムブロミド5部、トルエン105部を添加、混合して活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た(樹脂分濃度50%)。
得られた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を用いて、実施例1と同様の方法で硬化塗膜を形成し、評価を行った。
実施例および比較例の評価結果を表1に示す。
Figure 2007314694
表1の結果より、実施例1及び2では帯電防止能、及びその持続性が優れていたのに対して、比較例1ではイミダゾリウム塩を含有しないため充分な帯電防止能が得られず、また比較例2ではイミダゾリウム塩を含有するもののウレタンアクリレート系化合物の骨格には導入されていないため帯電防止能の充分な持続性を得ることができなかったことが分かる。
実施例1で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−1)のIRチャートである。 実施例1で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−1)の13C−NMRのチャートである。 実施例2で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−2)のIRチャートである。 実施例2で得られたウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A−2)の13C−NMRのチャートである。

Claims (6)

  1. ポリイソシアネート系化合物(a1)、水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)および活性水素含有イオン性液体(a3)を反応させてなることを特徴とするウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)。
  2. 活性水素含有イオン性液体(A3)が、下記一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)であることを特徴とする請求項1記載のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)。
    Figure 2007314694
    (式中、R1〜R5は、それぞれ同じでも異なっていてもよく、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、アルデヒド基もしくはエーテル結合性酸素原子を有していてもよい炭素数1〜20の炭化水素基または水素原子であり、R1〜R5の少なくとも一つにはイソシアネート基と反応性のある活性水素を含有する。Xは、塩素、臭素、ヨウ素、BF4、PF6、AsF6、SbF6、AlCl4、HSO4、ClO4、CF3SO3、CH3SO3、CF3SO4、CH3SO4、CF3CO2、CH3CO2、CF364SO3、CF364SO3、CH364SO3、(C25SO22N、(C25SO2)(CF3SO2)N、または(CF3SO22Nである。)
  3. 下記一般式(2)で示される構造を有することを特徴とするウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)。
    Figure 2007314694
    (式中、R6はポリイソシアネート系化合物(a1)のウレタン結合残基、R7は水酸基含有(メタ)アクリレート系化合物(a2)のウレタン結合残基、R8は一般式(1)で示される活性水素含有イミダゾリウム塩(a3−1)のウレタン結合残基、R9はポリオール系化合物(a4)のウレタン結合残基、aは1〜50の整数、bは0〜50の整数、cは0〜50の整数、dは0〜50の整数であり、a+b+cは2〜100の整数である。)
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)を含有してなることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  5. さらに、光重合開始剤(E)を含有してなることを特徴とする請求項4記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  6. 請求項4または5記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物からなるコーティング剤。
JP2006146977A 2006-05-26 2006-05-26 ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、ならびにそれを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびコーティング剤 Expired - Fee Related JP4753796B2 (ja)

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