JP2007313056A - 折り返し片付き濾過器の製造方法 - Google Patents

折り返し片付き濾過器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007313056A
JP2007313056A JP2006146251A JP2006146251A JP2007313056A JP 2007313056 A JP2007313056 A JP 2007313056A JP 2006146251 A JP2006146251 A JP 2006146251A JP 2006146251 A JP2006146251 A JP 2006146251A JP 2007313056 A JP2007313056 A JP 2007313056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded
forming part
blank
nonwoven fabric
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006146251A
Other languages
English (en)
Inventor
Rinako Nagamura
理奈子 長村
Masayuki Taniguchi
谷口  正幸
Makoto Yamaguchi
誠 山口
Nobuyuki Inomata
暢之 猪又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2006146251A priority Critical patent/JP2007313056A/ja
Publication of JP2007313056A publication Critical patent/JP2007313056A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】胴部接着性の良い折り返し片付き濾過器の製造方法を提供すること。
【解決手段】返し片付き濾過器の製造方法であって、窓抜き工程(a)、ラミネート工程(b)、折罫付け工程(c)、折り込み工程(d)、サイド部熱接着工程(e)、ブランク打ち抜き工程(f)、折り返し片作製工程(g)、円筒状ブランク形成工程(h)、余熱プレカール工程(i)、フィニッシュカール工程(j)、底加熱工程(k)、底部材供給工程(l)、底部材プレカール工程(m)、底部ローレット工程(n)、上記各工程を経て製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コーヒーや茶を抽出するドリップ式の折り返し片付き濾過器の製造方法に関するものである。
近年、単に湯を注ぐだけでコーヒー液を抽出することができ、また、使用後はそのままごみとして廃棄処分できる使い捨ての簡易濾過器の普及が目ざましい。
この使い捨ての簡易濾過器には各種のタイプがあるが、本発明は、湯を溜めるカップ状の容器を備えたもの、つまり、容器にコーヒー粉末の収納部を一体に組付け、この容器に一旦湯を溜め、この湯を前記の収納部を通過させてコーヒー液を抽出するという容器型タイプの簡易濾過器の製造方法に係わるものである。
容器型タイプの簡易濾過器として、例えば、所要剛性を有するシート状素材により形成される一方の開口部枠体を他方の有底枠体より小口径に形成し、且つこの両者を適度の剛性と可撓性を有し、且つ変形が可能であって形状維持能力を有するシート状素材によって形成する筒形の胴部で接続して、略円錐台形状をなす底部の広いカップ状容器本体部を形成し、コーヒーカップへの載置を可能にする一方、使用しない時は、開口部枠体を胴部の撓み性を利用して折り曲げ、前記有底枠体の内側に押し入れ縮小し、また使用時には前記胴部を引き伸ばして前記有底枠体から前記開口部枠体を引出し、前記容器本体部をカップ状に復元拡張させて使用可能にするコーヒー等の濾過器がある(特許文献1参照)。
上記先行技術文献を示す。
特開2002−306343号公報。
しかし、この濾過器は構造が複雑なため、大量に生産することが困難であった。
本発明は、容器型タイプの簡易濾過器に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、胴部の接着の良い折り返し片付き濾過器がが大量に生産できる製造方法を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、不織布から構成された胴部形成部の上方には不織布に厚紙が積層された開口部枠体形成部が、また、胴部形成部の下方には不織布に厚紙が積層された有底枠体形成部が、胴部形成部に連続してそれぞれ同心円状に形成された胴部材ブランクを、不織布面を内側にして互いに重なり合うように二つ折りし、ブランクの両端縁を熱接着してスリーブ状に形成し、熱接着させた両端縁を折り曲げてサイド部折り返し片を形成させ、前記スリーブ状の胴部材ブランク起こしてサイド部折り返し片を外側に出して円錐台形状の胴部材に組立て、上方に位置する開口部枠体形成部の上端周縁を内側に巻き込みトップカール部を形成して開口部枠体を形成させ、開口部枠体より大口径で、下方に位置する有底枠体形成部の下部周縁内側面には、中央部に円形の孔が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室が連設された底部材の周縁に形成された補強枠の外側面を熱接着して有底枠体を形成させた構造からなり、不使用時には、胴部と共に開口部枠体を有底枠体の内側に折り込み格納して縮小し、また、使用時には、胴部を引き延ばして有
底枠体から開口部枠体を引き出し、カップ状に復元拡張させるようにしてなる折り返し片付き濾過器の製造方法であって、
巻き取り状態で供給される厚紙の所定の位置に、厚紙の流れに交差する方向に延伸された長孔を順次打ち抜く窓抜き工程、
長孔が打ち抜かれた厚紙に巻き取り状態で供給される不織布を熱接着させてラミネート紙とするラミネート工程、
ラミネート紙に圧着ロールで折り罫線を付ける折罫付け工程、
ラミネート紙の不織布面を内側にして流れ方向に対して半分に折り込む折り込み工程、
折り込んだラミネート紙の両端縁を熱接着してスリーブ状に形成するサイド部熱接着工程、
二つ折りされ、かつ、両端縁が熱接着され、スリーブ状に形成されたラミネート紙から、不織布のみから構成される長孔部分の胴部形成部と、胴部形成部の上方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた開口部枠体形成部と、胴部形成部の下方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた有底枠体形成部と、からなる所定の胴部材ブランクに打ち抜くブランク打ち抜き工程、
二つ折りされて打ち抜かれた胴部材ブランクの両端のサイド部に折り曲げ線を入れた後、サイド部を折り曲げてサイド部折り返し片が作製される折り返し片作製工程、
折り返し片が作製され、二つ折りされたブランクを、二つ折りを開いて円錐台形状のマンドレルに被せ、ブランクを円筒状に起こす円筒状ブランク形成工程、
開口部枠体形成部の上部周縁を内側に巻き込みトップカールを形成するために余熱し、プレカールする、余熱プレカール工程、
さらに内側からローレットを回転させトップカールを完全なものにして開口部枠体形成部を開口部枠体とするフィニッシュカール工程、
有底枠体形成部の下部周縁内側を加熱する底加熱工程、
下部周縁内側が加熱された有底枠体形成部の下部周縁内側に、中央部に円形の孔が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室が連設された底部材を挿入する底部材供給工程、
底部材が供給された有底枠体形成部の下部周縁内側面に底部材の端縁外側面を折り曲げ、仮接着させる底部材プレカール工程、
さらに内側からローレットを回転させ有底枠体形成部と底部を完全接着させ、有底枠体とする底部ローレット工程、
上記各工程を経て作製されることを特徴とする、折り返し片付き濾過器の製造方法である。
このように請求項1記載の発明によれば、巻き取り状態で供給される所定の位置に、厚紙の流れに交差する方向に延伸された長孔を順次打ち抜く窓抜き工程、長孔が打ち抜かれた厚紙に巻き取り状態で供給される不織布を熱接着させてラミネート紙とするラミネート工程、ラミネート紙に圧着ロールで折り罫線を付ける折罫付け工程、ラミネート紙の不織布面を内側にして流れ方向に対して半分に折り込む折り込み工程、折り込んだラミネート紙の両端縁を熱接着してスリーブ状に形成するサイド部熱接着工程、二つ折りされ、かつ、両端縁が熱接着され、スリーブ状に形成されたラミネート紙から、不織布のみから構成される長孔部分の胴部形成部と、胴部形成部の上方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた開口部枠体形成部と、胴部形成部の下方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた有底枠体形成部と、からなる所定の胴部材ブランクに打ち抜くブランク打ち抜き工程、二つ折りされて打ち抜かれた胴部材ブランクの両端のサイド部に折り曲げ線を入れた後、サイド部を折り曲げてサイド部折り返し片が作製される折り返し片作製工程、折り返し片が作製され、二つ折りされたブランクを、二つ折りを開いて円錐台形状のマンドレルに被せ、ブランクを円筒状に起こす円筒状ブランク形成工程、開口部枠体形成部の上部周縁を内側に巻き込みトップカールを形成するために余熱し、プレカールする、余熱プレカール工程、さらに内側からローレットを回転
させトップカールを完全なものにして開口部枠体形成部を開口部枠体とするフィニッシュカール工程、有底枠体形成部の下部周縁内側を加熱する底加熱工程、下部周縁内側が加熱された有底枠体形成部の下部周縁内側に、中央部に円形の孔が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室が連設された底部材を挿入する底部材供給工程、底部材が供給された有底枠体形成部の下部周縁内側面に底部材の端縁外側面を折り曲げ、仮接着させる底部材プレカール工程、さらに内側からローレットを回転させ有底枠体形成部と底部を完全接着させ、有底枠体とする底部ローレット工程、上記各工程を経て作製する折り返し片付き濾過器の製造方法ので、厚紙と不織布ならびに別途作製した底部とから折り返し片付き濾過器を機械的に安定して作製することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記扇形状の胴部材ブランクの両端に形成される一対のサイド部折り返し片のうちの一方のサイド部折り返し片が不織布のみの構成となるように、ロール状の厚紙の一方の端縁のサイド部折り返し片形成予定部分を除去する折り返し片形成部打ち抜き工程を、窓抜き工程と同時に、または、窓抜き工程の前あるいはその直後に、設けたことを特徴とする請求項1記載の折り返し片付き濾過器の製造方法である。
このように請求項2記載の発明によれば、扇形状の胴部材ブランクの両端に形成される一対のサイド部折り返し片のうちの一方のサイド部折り返し片が不織布のみの構成となるように、ロール状の厚紙の一方の端縁のサイド部折り返し片形成予定部分を除去する折り返し片形成部打ち抜き工程を、窓抜き工程と同時に、または、窓抜き工程の前あるいはその直後に、設けたので、折り返し片は厚紙が一枚しかない構成となり、折り返し片が開口部形成部と重なっても全体の厚みは厚紙一枚分薄くなって、開口部枠体のトップカールを無理なく行うことができるし、有底枠体と底部との接着も無理なく行うことができる。
また、請求項3の発明は、請求項2記載の製造方法を用いて製造した折り返し片付き濾過器である。
このように請求項3記載の発明によれば、折り返し片は不織布のみから構成されているので、折り返し部分が飛び出すこともなく見栄えの良い折り返し片付き濾過器となる。
このように本発明の折り返し片付き濾過器の製造方法によれば、中央部が不織布、上下端に不織布に厚紙がラミネートされたラミネート紙で構成されたテーパー付き円錐台形状(または円筒形状)の濾過器であるが、巻き取り状態から厚紙と不織布を熱融着させることで精度の良いブランクを作製することができる。
ブランクの端縁の厚紙の少なくとも一部を切り取ることでヒートシール性の向上や筒状にした際の折り返し片の反発力の軽減が可能になる。また、スリーブ状のブランクを筒状にすることでカップ成形のような大がかりな装置が必要なくなる。
先ず、本発明の製造方法により製造される折り返し片付き濾過器の構造につき図4〜図8に基づいて説明する。
不織布(1)から構成された胴部形成部(11)の上方には不織布に厚紙(2)が積層された開口部枠体形成部(12)が、また、胴部形成部(11)の下方には不織布に厚紙が積層された有底枠体形成部(13)が、胴部形成部(11)に連続してそれぞれ同心円状に形成された扇形状の胴部材ブランク(14)を作製する(図4(a)、(b)参照)。
不織布(1)は、適度の剛性と可撓性が有り、かつ、変形が可能で形状維持能力があり、厚紙と熱融着する性質があれば良く、ポリオレフィン樹脂系等の不織布が好ましく使用できる。
厚紙(2)は、剛性があり、適度の絞り適性や折り曲げ適性が必要である。また、厚紙単独ではなく、ポリエチレン樹脂等を塗布した複合紙として使用することもできる。
作製した扇形状の胴部材ブランク(14)は、不織布(1)面を内側にして互いに重なり合うように二つ折りし、ブランクの両端縁を熱接着してスリーブ状に形成する。熱接着させた両端縁を折り曲げてサイド部折り返し片(15)を形成させる。
サイド部折り返し片(15)を設けることにより、端部の接着が強固になるとともに、折り曲げることで形状の見栄えが良くなる。
スリーブ状の胴部材ブランク(20)を起こしてサイド部折り返し片(15)を外側に出して円錐台形状の胴部材(16)に組立て、上方に位置する開口部枠体形成部(12)の上端周縁を内側に巻き込みトップカール部(17)を形成して開口部枠体(18)を形成させる(図5、図6参照)。
円錐台形状の胴部材(16)の下方には、有底枠体形成部(13)が位置しており、この有底枠体形成部(13)は、開口部枠体形成部(12)より大口径で、下部周縁内側面には、中央部に円形の孔(31)が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室(32)が連設された底部材(30)の周縁の外側に折り曲げられた補強枠(33)の外側面が熱接着されて有底枠体(19)を形成している(図7参照)。
折り返し片付き濾過器(10)は、以上のような構造からなるもので、不使用時には、胴部(11a)と共に開口部枠体(18)を有底枠体(19)の内側に折り込み格納して縮小することができ、また、使用時には、胴部(11a)を引き延ばして有底枠体(19)から開口部枠体(18)を引き出し、カップ状に復元拡張させることができる(図8参照)。
つぎにこの折り返し片付き濾過器(10)の製造方法について、図1〜図3に基づいて説明する。
この方法は、厚紙と不織布から円錐台形状又は円筒形状の胴部材を作製し、ついで、別途作製した底部材を胴部材の内側面に挿入接着して折り返し片付き濾過器とする折り返し片付き濾過器(10)の製造方法である。
以下の説明では円錐台形状の胴部材を用いて行うが、胴部材は円筒形状としても良い。
先ず、巻き取り状態で供給される厚紙(2)の中央部を厚紙の流れに略交差する方向に所定の大きさ、ピッチで長孔(4)を打ち抜く。抜きカスは適宜エア等で除去される(窓抜き工程(a))。
この長孔(4)は、胴部(11a)あるいは胴部形成部(11)となる部分である。長孔(4)の打ち抜きは、ロータリー式あるいは平台式の公知の打抜機(A)を用いた打ち抜き方法で行うことができる。
長孔が抜かれたロール状の厚紙(2)に、巻き取り状態で供給される不織布(1)を重ね合わせて加熱ロール(B)等で熱圧着して厚紙(2)と不織布(1)を熱接着してラミネート紙(3)とする(ラミネート工程(b))。
ラミネート紙(3)をブランクに打ち抜き、ブランクを二つ折りした際に中央になる位置に、ラミネート紙(3)の流れ方向に沿って折り曲げ用の第1折罫線(5)と、所定の位置にサイド部折り返し片(15)を折り曲げるための第2折罫線(6)をそれぞれ罫線付けロール(C)等を用いて形成させる(折罫付け工程(c))。
つぎに、第1折罫線(5)が形成されたラミネート紙(3)の不織布面を内側にして流れ方向に沿ってラミネート紙(3)を半分に折り込む(折り込み工程(d))。
折り込んだラミネート紙(3)の両端縁〜サイド部折り返し片(15)になる部分〜を熱圧着ロール(D)等を用いて熱接着する(サイド部熱接着工程(e))。
二つ折りされ、かつ、両端縁が熱接着されたスリーブ状のラミネート紙(3)から、不織布のみから構成される長孔部分の胴部形成部(11)と、胴部形成部の上方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた開口部枠体形成部(12)と、胴部形成部の下方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた有底枠体形成部(13)と、からなる所定寸法のスリーブ状の胴部材ブランク(20)にロータリーダイ(E)等を用いて打ち抜く(ブランク打ち抜き工程(f))。
二つ折りされて打ち抜かれたスリーブ状の胴部材ブランク(20)のサイド部を折り曲げてサイド部折り返し片(15)を作製する(折り返し片作製工程(g))。
サイド部折り返し片(15)が作製され、二つ折りされた胴部材ブランク(20)を、二つ折りを開いて円錐台形状のマンドレル(F)に被せる等して、スリーブを円錐台形状に起こして円錐台形状の胴部材ブランク(16)にする(円錐台形状胴部材ブランク形成工程(h))。
円錐台形状に形成された胴部材ブランク(16)の開口部枠体形成部(12)の上部周縁を内側に巻き込みトップカール部(17)を形成するためにトップ成形ヒータ(G)により余熱し、トップ成形プレカール装置(H)によりプレカールする(余熱プレカール工程(i))。
引き続き内側からローレット(I)を回転させトップカールを完全なものにして開口部枠体形成部(12)を開口部枠体(18)とする(フィニッシュカール工程(j))。
円錐台形状に形成された胴部材ブランク(16)の有底枠体形成部(13)の下部周縁内側をボトム成形ヒータ(J)により加熱する(底加熱工程(k))。
下部周縁内側が加熱された有底枠体形成部(13)の下部周縁内側に、中央部に円形の孔(31)が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室(32)が連設された底部材(30)をボトム材供給装置(K)より挿入する(底部材供給工程(l))。
底部材(20)が挿入された有底枠体形成部(13)の下部周縁内側面に、底部材端縁の折り曲げられた補強枠(23)の外側面をボトム成形プレカール装置(L)を用いて仮接着させる(底部材プレカール工程(m))。
さらに内側からボトム成形ローレット(M)を回転させ有底枠体形成部(13)と底部材の補強枠(23)を完全接着させ、有底枠体(19)とし、胴部材に底部材の取付けが完了して折り返し片付き濾過器(10)が完成する(底部ローレット工程(n))。
窓抜き工程(a)から底部ローレット工程(n)までを一連の工程として考えても良い
し、窓抜き工程(a)から折り返し片作製工程(g)までの胴部材作製ラインと、円錐台形状胴部材ブランク形成工程(h)から底部ローレット工程(n)までの底部材取付けラインとを別々に考えたラインとしても良い。
また、トップカール部の巻き込みがより容易に行え、底部材の補強枠が円錐台形状胴部材ブランクの内面により確実に熱接着可能にするため、扇形状の胴部材ブランクの両端縁に形成されるサイド部折り返し片の一方の端縁を不織布のみからの層構成として全体の層厚みを薄くするため、厚紙と不織布をラミネートするラミネート工程の前に、厚紙の一方の端縁のサイド部折り返し片予定部分を除去する折り返し片形成部打ち抜き工程(図示せず)を設けても良い(図9(a)、(b)参照)。
折り返し片形成部打ち抜き工程を設けることにより、折り返し片が重なっても胴部材の厚みは厚紙2枚分となって、トップカール部の巻き込みや、底部材補強枠と円錐台形状胴部材ブランクの有底枠体形成部(13)との接着をより容易に確実に行うことができるようになる。
本発明の折り返し片付き濾過器の製造工程の概要を示す工程説明図である。 本発明の折り返し片付き濾過器の製造工程における折り返し片付き胴部材作製までの一連の製造工程を示す模式説明図である。 本発明の折り返し片付き濾過器の製造工程における、折り返し片付き胴部材に底部材を挿入して折り返し片付き濾過器とするまでの一連の製造工程を示す模式説明図である。 扇形状の胴部材ブランクの一実施例を示す(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。 扇形状の胴部材ブランクを起こして円錐台形状の胴部材ブランクとした一実施例を示す斜視説明図である。 扇形状の胴部材ブランクを起こして円錐台形状の胴部材ブランクとした一実施例を示す部分断面図である。 底部材を取付け折り返し片付き濾過器に組み立てた状態の一実施例を示す断面説明図である。 図7の折り畳んだ状態の断面説明図である。 (a)、(b)はサイド部折り返し片形成部打ち抜き工程を設けて、一方の折り返し片予定部分を打ち抜いた厚紙部分の胴部材ブランクの一実施例を示す平面説明図である。
符号の説明
1‥‥不織布
2‥‥厚紙
3‥‥ラミネート紙
4‥‥長孔
5‥‥第1罫線
6‥‥第2罫線
10‥‥折り返し片付き濾過器
11‥‥胴部形成部
11a‥胴部
12‥‥開口部枠体形成部
13‥‥有底枠体形成部
14‥‥扇形状の胴部材ブランク
15‥‥サイド部折り返し片
16‥‥円錐台形状の胴部材ブランク
17‥‥トップカール部
18‥‥開口部枠体
19‥‥有底枠体
20‥‥スリーブ状の胴部材ブランク
21‥‥打ち抜かれたサイド部折り返し片予定部分
30‥‥底部材
31‥‥円形の孔
32‥‥収納室
33‥‥補強枠
A‥‥打抜機
B‥‥加熱ロール
C‥‥罫線付けロール
D‥‥熱圧着ロール
E‥‥ロータリーダイ
F‥‥マンドレル
G‥‥トップ成形ヒータ
H‥‥トップ成形プレカール装置
I‥‥ローレット
J‥‥ボトム成形ヒータ
K‥‥ボトム材供給装置
L‥‥ボトム成形プレカール装置
M‥‥ボトム成形ローレット

Claims (3)

  1. 不織布から構成された胴部形成部の上方には不織布に厚紙が積層された開口部枠体形成部が、また、胴部形成部の下方には不織布に厚紙が積層された有底枠体形成部が、胴部形成部に連続してそれぞれ同心円状に形成された胴部材ブランクを、不織布面を内側にして互いに重なり合うように二つ折りし、ブランクの両端縁を熱接着してスリーブ状に形成し、
    熱接着させた両端縁を折り曲げてサイド部折り返し片を形成させ、
    前記スリーブ状の胴部材ブランクを起こしてサイド部折り返し片を外側に出して円錐台形状の胴部材に組立て、
    上方に位置する開口部枠体形成部の上端周縁を内側に巻き込みトップカール部を形成して開口部枠体を形成させ、
    開口部枠体より大口径で、下方に位置する有底枠体形成部の下部周縁内側面には、中央部に円形の孔が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室が連設された底部材の周縁に形成された補強枠の外側面を熱接着して有底枠体を形成させた構造からなり、
    不使用時には、胴部と共に開口部枠体を有底枠体の内側に折り込み格納して縮小し、また、使用時には、胴部を引き延ばして有底枠体から開口部枠体を引き出し、カップ状に復元拡張させるようにしてなる折り返し片付き濾過器の製造方法であって、
    巻き取り状態で供給される厚紙の所定の位置に、厚紙の流れに交差する方向に延伸された長孔を順次打ち抜く窓抜き工程、
    長孔が打ち抜かれた厚紙に巻き取り状態で供給される不織布を熱接着させてラミネート紙とするラミネート工程、
    ラミネート紙に圧着ロールで折り罫線を付ける折罫付け工程、
    ラミネート紙の不織布面を内側にして流れ方向に対して半分に折り込む折り込み工程、
    折り込んだラミネート紙の両端縁を熱接着してスリーブ状に形成するサイド部熱接着工程、
    二つ折りされ、かつ、両端縁が熱接着され、スリーブ状に形成されたラミネート紙から、不織布のみから構成される長孔部分の胴部形成部と、胴部形成部の上方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた開口部枠体形成部と、胴部形成部の下方に胴部形成部に連続して形成される不織布に厚紙がラミネートされた有底枠体形成部と、からなる所定の胴部材ブランクに打ち抜くブランク打ち抜き工程、
    二つ折りされて打ち抜かれた胴部材ブランクの両端のサイド部に折り曲げ線を入れた後、サイド部を折り曲げてサイド部折り返し片が作製される折り返し片作製工程、
    折り返し片が作製され、二つ折りされたブランクを、二つ折りを開いて円錐台形状のマンドレルに被せ、ブランクを円筒状に起こす円筒状ブランク形成工程、
    開口部枠体形成部の上部周縁を内側に巻き込みトップカールを形成するために余熱し、プレカールする、余熱プレカール工程、
    さらに内側からローレットを回転させトップカールを完全なものにして開口部枠体形成部を開口部枠体とするフィニッシュカール工程、
    有底枠体形成部の下部周縁内側を加熱する底加熱工程、
    下部周縁内側が加熱された有底枠体形成部の下部周縁内側に、中央部に円形の孔が穿設され、この孔を介して抽出内容物を収容する収納室が連設された底部材を挿入する底部材供給工程、
    底部材が供給された有底枠体形成部の下部周縁内側面に底部材の端縁外側面を折り曲げ、仮接着させる底部材プレカール工程、
    さらに内側からローレットを回転させ有底枠体形成部と底部材を完全接着させ、有底枠体とする底部ローレット工程、
    上記各工程を経て作製されることを特徴とする折り返し片付き濾過器の製造方法。
  2. 前記扇形状の胴部材ブランクの両端に形成される一対のサイド部折り返し片のうちの一
    方のサイド部折り返し片が不織布のみからの構成となるように、ロール状の厚紙の一方の端縁のサイド部折り返し片形成予定部分を除去する折り返し片形成部打ち抜き工程を、窓抜き工程と同時に、または、窓抜き工程の前あるいはその直後に、設けたことを特徴とする請求項1記載の折り返し片付き濾過器の製造方法。
  3. 請求項2記載の製造方法を用いて製造した折り返し片付き濾過器。
JP2006146251A 2006-05-26 2006-05-26 折り返し片付き濾過器の製造方法 Pending JP2007313056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146251A JP2007313056A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 折り返し片付き濾過器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146251A JP2007313056A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 折り返し片付き濾過器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007313056A true JP2007313056A (ja) 2007-12-06

Family

ID=38847465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146251A Pending JP2007313056A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 折り返し片付き濾過器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007313056A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072229A1 (ja) 2007-12-04 2009-06-11 Honda Motor Co., Ltd. ロボットおよびタスク実行システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072229A1 (ja) 2007-12-04 2009-06-11 Honda Motor Co., Ltd. ロボットおよびタスク実行システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180096652A (ko) 담배용 팩
US20130200138A1 (en) Method for Manufacturing a Covering Structure for a Tubular Package and Said Package, Covering Structure and Package
EP3464083B1 (en) Process and apparatus for forming overwrap container using clamping and reforming
MX2014009167A (es) Componente de embudo y metodo de fabricacion para la fabricacion de un recipiente de empaque que utiliza el componente de embudo.
JP2004090929A (ja) 断熱性紙製容器
JP2007313056A (ja) 折り返し片付き濾過器の製造方法
JP3727270B2 (ja) 支持具付抽出バッグ、被抽出材料収容支持具付抽出バッグ、及びそれらの製造用シート複合体
JP2008195421A (ja) カートン収納用衛生用紙及びその製造方法、並びにカートン入り衛生用紙
JP2001192015A (ja) 紙製断熱カップとその製造方法
JP2022136226A (ja) ドリッパーの製造方法
JP2004195198A (ja) ドリッパー
JP3128559U (ja) 手提紐付き紙袋
JP3553892B2 (ja) 支持具付抽出バッグ、被抽出材料収容支持具付抽出バッグ、及びそれらの製造用シート複合体
JP2005296213A (ja) ドリッパー
JP2010089810A (ja) 紙製容器
WO2013062448A2 (ru) Способ изготовления одноразового заварочного сита с отжимом
JP7338291B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP4815736B2 (ja) ドリッパーの製造方法
JP7140228B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP6393799B1 (ja) 飲料用抽出袋の製造方法および飲料用抽出袋
JP7173208B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP6879418B1 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP2022019572A (ja) ドリッパーとその製造方法
JP5760477B2 (ja) ドリッパー
JP2022019486A (ja) ドリッパーとその製造方法