JP2007312971A - モデリング装置、モデリング方法及びプログラム - Google Patents

モデリング装置、モデリング方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】標準モデル表面上の代表点に対応する、適正な対応点を決定する技術を提供する。
【解決手段】モデリング装置は、対象物に関する標準モデルを取得する手段と、モデルフィッティング手法により標準モデルを変形することによって、対象物に関するモデルを作成するモデル作成手段とを備える。モデル作成手段は、計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点QXiの中から対応点評価関数を最適化する点QX4を選択することによって、標準モデル表面上の代表点MCに対応する対応点を決定するとともに、代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように標準モデルを変形させる。また、対応点評価関数は、代表点MCにおける標準モデル表面の向き情報と、注目候補対応点MQおよび代表点MCの両点間を結ぶ直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報を含む。
【選択図】図24

Description

本発明は、計測データ内の所望の領域に関するモデルのモデリング技術に関する。
近年、医療分野において、X線CT(Computed Tomography)装置或いはMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等によって撮影された生体内の3次元画像(医用画像)が広く用いられている。これにより、体内の臓器等の情報が視覚的に把握可能となり診断精度の向上が期待できる。しかし、その一方で、診断に用いられる3次元画像は数十枚〜数百枚のスライス画像から構成されているため、このような膨大な情報量の中から診断に必要な情報のみを得ることは読影医師にとって大きな負担となっている。
そこで、計算機を援用した定量的或いは自動的診断の要望が強まり、計算機による診断支援(CAD Computer−aided diagnosis)システムの研究が盛んに行われている。
計算機による診断支援を行うには、診断に必要な情報、つまり臓器領域(臓器形状)を正確に抽出することが重要な課題となる。
臓器の領域抽出手法としては、予め用意した標準モデルをエネルギー最小化原理に基づいて変形させ、目的の輪郭を見つけるモデルフィッテイング(Model Fitting)手法が提案されている。
上述のモデルフィッティング手法においては、標準モデル表面上の代表点と計測データ内の臓器領域の境界上の点とを対応づけて、標準モデルの変形が行われる。
従来、標準モデル表面上の代表点と、計測データ内の臓器領域の境界上の複数の点との対応をとる際には、標準モデル表面上の代表点から最も近い距離に存在する点(最近点)を、対応点としていた(非特許文献1)。
Paul J.Besl and Neil D.McKay:A Method for Registration of 3-D Shapes, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, vol.14, No.2, pp.239-256 February.1992
しかしながら、このような最近点を対応点とする手法では、標準モデルの形状によっては、不適切な点が対応付けられることがあるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、標準モデルの形状を反映した適切な対応点の決定を行うことが可能な技術を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、計測データに基づいて対象物に関するモデリングを行うモデリング装置であって、前記対象物に関する標準モデルを取得する手段と、モデルフィッティング手法により前記標準モデルを変形することによって、前記対象物に関するモデルを作成するモデル作成手段とを備え、前記モデル作成手段は、前記計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、前記標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定する対応点決定手段と、前記代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように前記代表点を移動して前記標準モデルを変形させる変形手段とを有し、前記対応点評価関数は、前記代表点における前記標準モデル表面の向き情報と、前記複数の候補点のうちの注目候補点および前記代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含むことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係るモデリング装置において、前記角度情報は、前記代表点における前記標準モデル表面の向きを表すベクトルと、前記注目候補点および前記代表点の両点を結ぶベクトルとのなす角の角度を含むことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係るモデリング装置において、前記対応点評価関数は、前記注目候補点と前記代表点との距離に関する要素をも含むことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係るモデリング装置において、前記対応点決定手段は、前記対応点評価関数を用いて対応点の決定を行う際に、前記代表点における前記標準モデル表面の向きを表すベクトルと、前記注目候補点における前記対象物表面の向きを表すベクトルとに基づいて、前記対応点としての適否を前記注目候補点について判定し、不適正な注目候補点を前記対応点の候補から排除することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、計測データに基づいて対象物に関するモデリングを行うモデリング方法であって、前記対象物に関する標準モデルを取得する工程と、モデルフィッティング手法により前記標準モデルを変形することによって、前記対象物に関するモデルを作成するモデル作成工程とを備え、前記モデル作成工程は、前記計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、前記標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定する対応点決定工程と、前記代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように前記代表点を移動して前記標準モデルを変形させる変形工程とを有し、前記対応点評価関数は、前記代表点における前記標準モデル表面の向き情報と、前記複数の候補点のうちの注目候補点および前記代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含むことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、コンピュータに、計測データに基づいて対象物に関するモデリングを実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、前記対象物に関する標準モデルを取得する工程と、モデルフィッティング手法により前記標準モデルを変形することによって、前記対象物に関するモデルを作成するモデル作成工程とを実行させ、前記モデル作成工程は、前記計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、前記標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定する対応点決定工程と、前記代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように前記代表点を移動して前記標準モデルを変形させる変形工程とを有し、前記対応点評価関数は、前記代表点における前記標準モデル表面の向き情報と、前記複数の候補点のうちの注目候補点および前記代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含むことを特徴とする。
請求項1から請求項6に記載の発明によれば、計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、代表点における標準モデル表面の向き情報と、複数の候補点のうちの注目候補点および代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含む対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定するので、標準モデルの形状を反映した適切な対応点の決定を行うことが可能になる。
また特に、請求項4に記載の発明によれば、対応点評価関数を用いて対応点の決定を行う際に、代表点における標準モデル表面の向きを表すベクトルと、注目候補点における対象物表面の向きを表すベクトルとに基づいて、対応点としての適否を注目候補点について判定し、不適正な注目候補点を対応点の候補から排除するので、対応点の誤決定を予防することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る領域抽出装置1の概要を示す図である。領域抽出装置1は、計測データ(詳細には3次元計測データ(立体計測データとも称する))から所望の領域(詳細には立体領域)を抽出する装置である。なお、この領域抽出装置1は、モデルフィッティング手法を用いて対象物モデルの生成処理を行うことから、「モデリング装置」とも称せられる。
図1に示すように領域抽出装置1は、パーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」と称する)2と、モニター3と、操作部4と、装着部5とを備えている。
パソコン2は、制御部20、入出力I/F21、及び記憶部22を備えている。
入出力I/F21は、モニター3、操作部4および装着部5とパソコン2との相互間でデータの送受信を行うためのインターフェイス(I/F)であり、制御部20との間でデータの送受信を行う。
記憶部22は、例えばハードディスクなどで構成されており、領域抽出を実行するためのソフトウェアプログラム(以下、単に「プログラム」と称する)PG等を格納している。
制御部20は、主にCPU、ROM20a及びRAM20b等を有し、パソコン2の各部を統括制御する部位である。
モニター3は、例えば、CRTで構成され、制御部20で生成される表示用画像を可視的に出力する。
操作部4は、キーボード及びマウス等から構成され、使用者(ユーザ)に各種操作にしたがって各種信号を入出力I/F21に送信する。
また、装着部5は、メモリカード51等の記憶媒体を着脱自在に装着することができる。そして、装着部5に装着されたメモリカード51に格納される各種データ又はプログラム等を入出力I/F21を介して制御部20或いは記憶部22に取り込むことができる。
次に、領域抽出装置1が備える各種機能について説明する。
図2は、領域抽出装置1が備える各種機能を示すブロック図である。
これらの各種機能は、制御部20内のCPU等の各種ハードウェアを用いて所定のプログラムPGを実行することによって実現される。
図2に示されるように、領域抽出装置1は、暫定領域抽出部11と初期位置決定部12とモデルフィッティング部13と抽出領域出力部14とを備え、入力される3次元画像(3次元計測データ)から使用者(ユーザ)等が抽出したい物体(以下、「抽出対象領域(物体)」とも称する)(3次元領域)を抽出し、出力することができる。
暫定領域抽出部11は、モデルフィッティング手法とは異なる手法、具体的には領域拡張手法(例えば3次元の領域拡張手法)を用いて、抽出対象物体(領域)を暫定的に抽出する機能を有している。
初期位置決定部12は、暫定的に抽出された抽出対象物体(領域)を用いて、標準モデルの初期位置を決定する機能を有している。ここで、「標準モデル」は、モデルフィッティング手法において用いられるモデルであり、抽出対象領域(例えば臓器)の標準的なモデルを意味する。
モデルフィッティング部13は、モデルフィッティング手法を用いて抽出対象領域(抽出対象物体)の標準モデルを変形することにより、当該抽出対象領域のモデルを作成する機能を有している。
ここで、「標準モデル」は、モデルフィッティング手法において用いられる立体モデルであり、抽出対象領域(例えば臓器)に関する標準的なモデルを意味する。また、標準モデルは、領域抽出装置1内のモデル格納部15から取得される。
領域抽出部14は、モデルフィッティング部13で作成された抽出対象領域のモデルに基づいて、3次元計測データから抽出対象物体を抽出するとともに、抽出した対象領域(物体)をモニター3に表示出力する機能を有している。
<処理概要>
次に、上述した領域抽出装置1の各機能についてより詳細に説明する。なお、以下の説明においては、X線CT装置によって取得される3次元画像(ボリュームデータとも称する)からの物体(例えば臓器)の抽出処理について述べるが、本発明は他の計測データ(例えば、MRI装置によって取得される3次元画像等)からの領域抽出処理にも適用することができる。
ここで、X線CT装置によって取得される3次元画像について説明する。
図3は、X線CT装置によって取得される3次元画像TDP1を示す図である。
図3に示されるように、3次元画像TDP1は、物体(人体)を輪切りにした断面を示す複数(例えば、数十枚から数百枚)のスライス画像(断層画像)SDで構成されている。各スライス画像SDは、各点(各画素)でのX線の吸収量(CT値)を濃淡表示して可視化した画像である。図3においては、3次元画像TDP1を構成する複数のスライス画像SDのうちの所定位置におけるスライス画像PMも併せて示されている。
図4は、領域抽出装置1の全体動作を示すフローチャートである。
図4に示されるように、領域抽出装置1は、ステップS1からステップS4までの工程を実行することによって、入力画像(3次元画像)から使用者(ユーザ)が指定した物体(臓器)を抽出する。
まず、ステップS1では、領域抽出装置1に入力される3次元画像から使用者(ユーザ)の指定した物体(臓器)が暫定的に抽出される。後述するように、このステップS1では、領域拡張手法を用いて抽出対象領域が抽出される。
次に、ステップS2において、ステップS1で暫定的に抽出された物体(臓器)を用いて、標準モデルの初期位置(標準モデルを計測データ中に配置する際の初期位置)が決定され、標準モデルの配置が行われる。
さらに、ステップS3では、初期位置に配置された標準モデルをモデルフィッティング手法によって変形することで、抽出対象物体に相当する個別モデルが作成される。
ステップS4では、作成された個別モデルが抽出対象物体としてモニター3等に出力される。
このように、領域抽出装置1では、最終的にはモデルフィッティング手法によって抽出対象物体が抽出される(ステップS3)。但し、モデルフィッティング手法における標準モデルの初期位置を決定するに際しては、領域拡張手法が用いられる(ステップS1,S2)。
なお、抽出対象物体の指定は、ステップS1の処理開始前に使用者(ユーザ)によって行われる。指定の方法としては、例えば、記憶部22に予めデータベース化されて保存されている各種臓器の項目一覧から、操作部(例えばマウス)4等の操作により使用者(ユーザ)が所望の項目を選択する態様等を採用することができる。
以下、ステップS1からステップS3において実行される各処理を詳述する。
<暫定領域抽出処理>
上述のように、暫定領域抽出処理(ステップS1)では、使用者(ユーザ)によって指定された物体(臓器)を、暫定的に抽出することを目的とする。ここでは、領域拡張手法を用いる。
図5は、領域拡張手法を用いた暫定領域抽出処理(ステップS1)の詳細を示すフローチャートである。図6は、人体をX線CT装置で撮影した際の所定位置におけるスライス画像PMを示す図であり、図7は、図6に示されるスライス画像PM上の画素M1を中心として隣接する画素付近を拡大表示した図である。図7においては、スライス画像PMの画素M1の隣接画素として、同一階層のスライス画像PMにおける隣接8画素M2〜M9に加えて、スライス画像PUにおける隣接9画素U1〜U9と、スライス画像PDにおける隣接9画素D1〜D9とが示されている。なお、スライス画像PUは、スライス画像PMに対して+z方向に隣接するスライス画像(換言すればスライス画像PMの直上層のスライス画像)であり、スライス画像PDは、スライス画像PMに対して−z方向に隣接するスライス画像(換言すればスライス画像PMの直下層のスライス画像)である。
以下では、図6のスライス画像PMに表示されている物体(臓器)OB1を暫定的に抽出する場合を具体例に挙げて領域拡張手法を用いた暫定領域抽出処理について説明する。
まず、ステップS11において、使用者(ユーザ)によって抽出対象物体(臓器)内の拡張開始画素(「開始点」とも称する)が特定される。具体的には、抽出したい物体(抽出対象物体)が表示されている任意のスライス画像(ここではスライス画像PM)上で、操作部(例えばマウス)4等の操作により抽出対象物体内の任意の点を特定する。より詳細には、物体OB1を抽出したい場合、スライス画像PM上の物体(臓器)OB1内の任意の点(例えばM1)をマウス等により特定すればよい(図6参照)。この操作により、スライス画像PM上において特定点M1に相当する画素が拡張開始画素となる。
次に、ステップS12において、拡張開始画素に隣接する画素が拡張候補画素として検出される。詳細には、ステップS11において拡張開始画素をM1と特定したとすると、画素M1に隣接する画素全てが拡張候補画素となる。つまり、スライス画像PM上の画素M2〜M9、スライス画像PU上の画素U1〜U9、及びスライス画像PD上の画素D1〜D9の計26画素が拡張候補画素となる。
次に、ステップS13において拡張候補画素がステップS12で検出されたか否かが判定され、ステップS12で拡張候補画素が検出されている場合には、ステップS14へ移行する。
ステップS14では、検出された拡張候補画素の濃度値が所定範囲内か否かが判定される。具体的には、物体(臓器)の有する濃度値の範囲が物体(臓器)ごとに予め定められており、拡張候補画素の濃度値が、抽出対象物体の持つ濃度値の範囲内か否かを判定する。これにより、拡張候補画素が所定範囲内の濃度値を有していると判定されると、ステップS15に移行する。
ステップS15では、当該拡張候補画素を抽出対象物体内の画素とする領域拡張(「領域拡張処理」とも称する)を行う。
一方、ステップS14において、拡張候補画素が所定範囲内の濃度値を有していないと判定されると、当該拡張候補画素の領域拡張は行われない。
次に、ステップS16では、拡張候補画素の濃度判定工程(ステップS14)をまだ経ていない拡張候補画素が存在するか否かが判断される。
濃度判定工程(ステップS14)を経ていない拡張候補画素が存在する場合には、当該未終了の拡張候補画素に対してステップS14、S16の処理が実行される。
一方、全ての拡張候補画素に対して濃度判定工程(ステップS14)が終了している場合には、ステップS12に戻り、ステップS15において拡張された画素(換言すれば、領域内の画素であるとして特定された画素)にさらに隣接する画素であって、領域内に存在するか否かが未だ判定されていない画素が、新たな拡張候補画素として検出される。その後、新たに検出された拡張候補画素に対して、上述のステップS13〜S16の工程が実行される。ステップS12〜S16の工程は、新たな拡張候補画素を検出することが可能な限り繰り返され、新たな拡張候補画素が検出できなくなると、暫定領域抽出処理は終了する(ステップS13)。
このようにステップS12〜S16の工程が繰り返し実行されることによって拡張開始画素から徐々に領域拡張が行われ、使用者(ユーザ)によって指定された物体(臓器)が暫定的に抽出される。
<初期位置決定処理>
次に、モデルフィッティング手法における標準モデルの初期位置を決定する初期位置決定処理(ステップS2)について、図8〜図11を参照しながら説明する。図8は、重心点を利用した初期位置決定処理(ステップS2)の詳細を示すフローチャートである。また、図9は、3次元画像(計測データ)に含まれる物体OB2を示す図であり、図11は、標準モデルDM1を初期位置に移動させる様子を概念的に示す図である。図11においては、標準モデルを初期配置した際の抽出対象物体と標準モデルとの位置関係も示されている。
なお、以下では簡単のために、図9に示されるような3次元画像TDP1中に存在する物体OB2が抽出対象物体であると仮定して説明する。
まず、ステップS21において、ステップS1で暫定的に抽出された物体OB2の重心点GZが算出される。
次に、ステップS22では、後述のモデルフィッティングにおいて用いられる標準モデルの重心点GHをステップS21で算出された重心点GZに合わせる標準モデルの初期配置が行われる。例えば、図11に示されるように、標準モデルDM1の重心点GHを抽出対象物体OB2の重心点GZに合わせるように(一致させるように)標準モデルDM1を移動して、標準モデルDM1を計測データ中に初期配置する。
重心点を利用した標準モデルの初期配置が終了すると、モデルフィッティング処理(ステップS3)に移行する。
<モデルフィッティング処理>
ステップS3のモデルフィッテイング処理は、予め準備された一般的(標準的)な抽出対象物体のモデルである「標準モデル」を、抽出対象物体から得られる情報(形状等)を用いて変形する処理である。なお、本出願においては、モデルフィッティング処理による変形後の標準モデル(換言すれば抽出対象物体の情報が反映された標準モデル)を「個別モデル」とも称するものとする。
このモデルフィッティング処理では、初期位置に配置された標準モデルをモデルフィッティング手法によって変形することで、抽出対象物体を抽出する処理が行われる。
図10は、モデルフィッティング処理(ステップS3)の詳細を示すフローチャートである。図12は、抽出対象物体OB2の境界点QXaを中心にした領域RQ1(図11参照)付近を拡大表示した模式図である。図13は、制御点間を仮想バネで繋いだ模式図である。
なお、抽出対象物体の標準モデルは、例えば、微小な多角形(例えば、三角形)のポリゴンで構成され、記憶部22等に保存されている。ポリゴンで構成された標準モデルは、各ポリゴンの頂点の3次元座標によってそのモデルの表面形状を表現することができる。また、標準モデルにおけるポリゴンの頂点のうち、全頂点或いは代表的な幾つかの頂点を「制御点」または「代表点」とも称する。
以下では、図10〜図13を用いてモデルフィッティング処理について詳述する。
まず、ステップS31では、抽出対象物体OB2の輪郭を示す画素(「境界点」または「境界画素」とも称する)の中から、標準モデルDM1の各制御点Cjに対応する点(以下、「対応点」とも称する)をそれぞれ決定する処理(対応点決定処理)が行われる。
本実施形態形態における対応点決定処理では、標準モデル表面上の各制御点Cjにおける標準モデルの形状を反映した対応点の決定が行われる。
なお、このような対応点決定処理についての詳細は後述する。また、抽出対象物体OB2の輪郭(境界)としては、ステップS1において領域拡張手法によって暫定的に抽出された物体の境界を用いることができる。
次に、ステップS32では、標準モデルの制御点Cjのうち任意の一点(以下、「移動対象点」とも称する)(例えば制御点C1)が一方向(例えばHK方向)に微小量L移動される(図12参照)。
さらに、ステップS33では、ステップS32において移動対象点を移動させ一時的に変形させた状態のモデル(以下、「一時変形モデル」とも称する)の総合エネルギーUeが算出される。
総合エネルギーUeは、式(1)に示されるように、制御点Cjと対応点との距離に関する外部エネルギーFeと、過剰な変形を避けるための内部エネルギーGeとの和で表される。なお、外部エネルギーFeおよび内部エネルギーGeについては後述する。
Figure 2007312971
次に、ステップS34において、移動対象点が全ての方向に移動されたか否かを判定する。例えば、3次元空間の全方位における移動対象点の移動方向を26方向(当該移動対象点(画素)に隣接する26画素へ向かう方向)とすると、26方向全ての方向に制御点C1が移動されたか否かを判定する。
移動対象点(制御点C1)を26方向全てに移動させた一時変形モデルの作成が終了していなければ、移動対象点の移動方向を変更して再び微小量L移動させ、異なる移動方向パターンの一時変形モデルを作成し、各一時変形モデルの総合エネルギーUeを算出する(ステップS32、S33)。
そして、ステップS34において全方向の移動が終了したと判定されると、ステップS35へ移行する。
ステップS35では、作成された全パターンの一時変形モデルの中から、総合エネルギーUeを最小とする一時変形モデルが選択される。換言すれば、或る制御点Cjを26方向に移動させて生成された各一時変形モデルのうち、総合エネルギーUeを最小化する一時変形モデルが選択される。例えば、後述するような内部エネルギーGeと外部エネルギーFeとの作用によれば、内部エネルギーGeを考慮せず外部エネルギーFeのみを考慮する場合には、その制御点が対応点に近づく方向へと移動する一時変形モデルが選択されることになる。ただし、内部エネルギーGeを考慮する場合には、その制御点が対応点に近づく方向とは異なる方向へと移動する一時変形モデルが選択されることもある。
次に、ステップS36において全制御点Cjの移動が終了したか否かを判定する。具体的には、標準モデルの全ての制御点Cjについて微小量Lの移動が終了したか否かを判定し、終了していない制御点(未了点とも称する)が存在すれば、移動対象点を当該制御点(未了点)に変更してステップS32〜S35の動作を繰り返し、全ての制御点Cjの移動を完了した一時変形モデルを作成する。一方、全ての制御点の移動が終了していれば、ステップS37へ移行する。
ステップS37では、モデルフィッティング処理を終了するか否かを判定する。具体的には、全ての制御点Cjの移動を完了させた一時変形モデルにおける複数の制御点とその対応点との距離の平均値が所定値以下であることを条件とし、当該条件を満たす場合に、モデルフィッティング処理を終了するようにすればよい。これによれば、各制御点が対応点に所定程度近づいた場合に同処理を終了することができる。または、これに加えて或いはこれに代えて、(全ての制御点Cjの移動を完了させた)前回の一時変形モデルと今回の一時変形モデルとの総合エネルギーUeの変化量が所定量以下であるか否かを終了判定の基準として用いてもよい。これによれば、制御点を移動しても総合エネルギーがあまり変化しなくなった場合に処理を終了することができる。
ステップS37においてモデルフィッティング処理を終了しないと判定される場合は、ステップS38へと移行する。
ステップS38では、上述のステップS32〜S37で実行される処理を単位処理ループとして当該単位処理ループが所定回数W(例えば10回)実行されたか否かを判定する。所定回数W実行されていなければ、所定回数W実行されるまで再びステップS32〜S37の処理ループを繰り返し、所定回数W実行されていれば、ステップS39へと移行する。すなわち、全ての制御点の移動を完了させた一時変形モデルが所定回数W作成されるまで、単位処理ループが繰り返される。
ステップS39では、ステップS31で決定した対応点の更新が行われる。具体的には、上述の処理ループによって所定回数W移動した各制御点の最も近傍に存在する境界画素(境界点)を各制御点それぞれの新しい対応点とする対応点の更新が行われ、再びステップS32〜S39の処理が繰り返し行われる。このような「対応点の更新」によれば、制御点の移動に伴って制御点の最近傍境界点が変わる場合にも、対応点の適正化を図ることができる。
一方、ステップS37においてモデルフィッティング処理を終了すると判定される場合は、最終的に得られた一時変形モデルが、抽出対象物体に相当する個別モデルとして決定され、このステップS3の処理は終了する。
このようなモデルフィッティング処理(ステップS3)においては、標準モデルを1制御点ごとに微小量Lずつ徐々に変形させることによって、抽出対象領域に相当する個別モデルが作成される。
ここで、総合エネルギーUeを構成する外部エネルギーFe及び内部エネルギーGeについて説明する。
外部エネルギーFeは、各制御点Cjと当該各制御点Cjにそれぞれ対応する対応点Qjとの距離の二乗を用いて式(2)のように表される。
Figure 2007312971
但し、αは定数、Ntは制御点の数、|Cj−Qj|は制御点Cjと対応点Qjとの距離を表すものとする。
このような外部エネルギーFeが非常に大きくなるような一時変形モデル、すなわち、制御点Cjと対応点Qjとの距離が移動前より大きくなった一時変形モデルは、その総合エネルギーUeが大きくなるため、上述のステップS35(総合エネルギーUeを最小とする制御点の移動を採用する工程)において採用されにくくなる。
また、内部エネルギーGeは、例えば、図13に示されるように、制御点Cj間が仮想バネSPR(SPR1,SPR2,SPR3,...)によって繋がれていると想定すると、式(3)のように表される。
Figure 2007312971
但し、βは定数、Kは仮想バネのバネ係数、Nhは仮想バネの本数、wは各仮想バネの変位量を表すものとする。
式(3)によると、各制御点Cjの過剰な移動は、仮想バネSPRに蓄えられるエネルギーの増大として表現される。例えば、1つの制御点Czが、或る点Vzへと移動し他の制御点との相対変位が増大したとすると、仮想バネSPR1、SPR2及びSPR3には、各仮想バネの伸びによるエネルギーが蓄えられ内部エネルギーGeひいては総合エネルギーUeが大きくなる。
このような過剰変形を伴う一時変形モデルは、その内部エネルギーGeが大きくなりその総合エネルギーUeも大きくなるため、上述のステップS35(総合エネルギーUeを最小とする制御点の移動を採用する工程)において採用されにくくなる。
換言すれば、内部エネルギーGeを減少させて総合エネルギーUeを減少させるような一時変形モデルがステップS35で選択されることによって、各制御点Cjの移動による過剰な変形を防止する作用を得ることができる。
つまり、このような内部エネルギーGeを導入することによって、標準モデルの形状すなわち標準モデルを構成する各ポリゴンの形状を損なわない制御点Cjの移動が可能となる。
上述の処理によれば、このような外部エネルギーFeと内部エネルギーGeとの和で表現される総合エネルギーUeを最小とする一時変形モデルが、標準モデルを最適に変形させる一時変形モデル(「最適変形モデル」とも称する)、すなわち個別モデルとして決定される。このようにモデルフィッティング処理においては、複数の制御点のそれぞれと当該複数の制御点のそれぞれに対応する対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように複数の制御点を移動して標準モデルを変形させることによって、個別モデルを作成する処理が行われる。
なお、総合エネルギーUeを最小化する手法(モデル評価関数最適化手法)は、上記手法に限定されず、例えば、準ニュートン法或いはニュートン法等の数学的手法を用いて総合エネルギーUeを最適化してもよい。
そして、ステップS4において、当該個別モデルの対応位置に存在する域(存在領域)が抽出対象領域として抽出され出力される。これによれば、適切な領域抽出処理が実現される。
<対応点決定処理について>
次に、対応点決定処理(ステップS31)について説明する。図14は、抽出対象物体を示す図である。図15は、図14中の領域RQ2を拡大した図であり、注目制御点の対応点を決定する処理を概念的に示す図である。なお、図14および図15では簡単のために2次元で表している。また以下では、簡単のために図14に示されるような物体OB3が抽出対象物体であると仮定して説明する。
上述のように本実施形態における対応点決定処理(ステップS31)では、標準モデル表面上の各制御点Cjにおける標準モデルの形状を反映した対応点の決定が行われる。
例えば、領域RQ2において抽出対象物体OB3と標準モデルDM2とが図15に示されるような位置関係にあり、対応点の候補となる境界点(「候補対応点」或いは「候補点」とも称する)QXi(i=1〜7)が図15のように存在していると仮定する。
この場合、次述するような対応点決定処理(ステップS31)によれば、標準モデルDM2の制御点(注目制御点)C3(MC)の対応点として、注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対する候補対応点が選択(決定)される可能性が高くなる。この結果、標準モデルの形状を反映した対応点の決定が可能となる。例えば、図15では対応点決定処理によって、候補対応点QXiの中から注目制御点MCの対応点として候補対応点QX4が選択される可能性が高くなる。
なお、注目制御点MCにおける標準モデル表面の形状は、注目制御点MCの周りに存在する各ポリゴンによって形成される表面形状であるとも表現することができる。
以下、上述のような対応点決定処理(ステップS31)について詳述する。図16は、対応点決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。図17、図20〜図25は、対応点決定処理を説明するための図である。図18は、三角形状のポリゴンを示す図である。図19は、外方向ベクトルを算出するためのフィルタを示す図である。なお、図19において、フィルタF1は外方向ベクトルのx成分を検出する空間フィルタであり、フィルタF2は外方向ベクトルのy成分を検出する空間フィルタであり、フィルタF3は外方向ベクトルのz成分を検出する空間フィルタである。なお、図17、図20〜図25では簡単のために2次元で表している。
まず、図16に示されるようにステップS101では、標準モデルDM2表面上の複数の制御点Cjの中から、1の制御点Cjが注目制御点MCとして選択される。
そして、ステップS102では、当該注目制御点MCにおける標準モデルDM2表面の向きを表すベクトル(「表面方向ベクトル」とも称する)SVjが算出される。
具体的には、注目制御点MCの周りに存在する各ポリゴンの法線ベクトルNVkをそれぞれ算出し、各法線ベクトルNVkを合成することによって注目制御点MCにおける表面方向ベクトルSVjが算出される。例えば、図17においては、注目制御点MC(制御点C3)に関して、法線ベクトルNV3,NV4が算出され、これらの法線ベクトルNV3,NV4が合成されることによって、注目制御点MCにおける表面方向ベクトルSV3が算出される。
なお、各ポリゴンの法線ベクトルNVkは、当該ポリゴンの各頂点の座標を基にして算出される。例えば、図18に示されるような三角形状のポリゴンでは、その法線ベクトルは制御点Cj(j=11,12,13)のうちの異なる2組の点を結ぶ独立したベクトルV12,V13の外積ベクトルを正規化したベクトルであって、標準モデルの外側に向かうベクトルとして表現される。
次のステップS103では、抽出対象物体OB3の輪郭上に存在する複数の候補対応点QXiの中から、1の候補対応点(「注目候補対応点」、「注目候補点」とも称する)MQが特定される。
そして、ステップS104では、当該候補対応点MQにおいて、抽出対象物体OB3の外方向を表すベクトル(「外方向ベクトル」とも称する)UViが算出される。
具体的には、ステップS1で暫定的に抽出された抽出対象物体OB3を有する画像において、候補対応点MQを表す画素(注目画素)に対して、図19に示される各フィルタを用いたフィルタリング処理が施され、外方向ベクトルの各成分(x成分、y成分、z成分)が算出される。なお、抽出対象物体OB3を有する画像においては、例えば、暫定的に抽出された領域の各画素の画素値は「1」として表され、当該領域に含まれない各画素の画素値は「0」として表される。
より詳細には、候補対応点MQにおける外方向ベクトルのx成分は、候補対応点MQを表す注目画素の画素値および当該注目画素に隣接する26画素の画素値に、フィルタF1の対応する各成分を係数として乗算し、これらの演算値の合計値を算出することによって与えられる。また同様に、外方向ベクトルのy成分、z成分もそれぞれフィルタF2,F3を用いて算出される。
例えば、候補対応点QX6が1の候補対応点MQとして特定された(ステップS103)場合には、当該候補対応点MQ(QX6)における外方向ベクトルUV6が算出される(図20参照)。また、候補対応点QX4が1の候補対応点MQとして特定された場合には、当該候補対応点MQ(QX4)における外方向ベクトルUV4が算出される(図21参照)。
次のステップS105では、表面方向ベクトルSVjと外方向ベクトルUViとを用いて、1の候補対応点MQが注目制御点MCの対応点の候補として適正か否かの判定(適否判定)が行われる。
この適否判定においては、その外方向ベクトルUViの向きがベクトルSVjの向きに比較的近い候補対応点は対応点の候補として適正であると判定される。一方、その外方向ベクトルUViの向きがベクトルSViの向きと大きく異なっている候補対応点は対応点の候補として適正でないと判定される。
この適否判定手法としては、例えば、表面方向ベクトルSVjと外方向ベクトルUViとの内積(SVj,UVi)を計算し、当該演算値の正負を用いて適正判定を行う手法を採用することができる。詳細には、2つのベクトルの内積(SVj,UVi)が「正」であった場合((SVj,UVi)>0)には、1の候補対応点MQは、注目制御点MCの対応点の候補として適正であると判定し、2つのベクトルの内積(SVj,UVi)が「負」或いは「0」であった場合((SVj,UVi)≦0)には、1の候補対応点MQは、注目制御点MCの対応点の候補として適正でない(不適正である)と判定する。
ここで、適否判定処理について図22を参照しながら説明する。具体的には、抽出対象物体OB3の輪郭上に存在する複数の候補対応点QXiのうち、2つの候補対応点QX6,QX20にそれぞれ注目して適否判定処理を行う場合について例示する。図22に示すように、候補対応点QX6の外方向ベクトルUV6はベクトルSV3と比較的近い向きを有しており、候補対応点QX20の外方向ベクトルUV20はベクトルSV3と大きく異なる向き(ほぼ逆向き)を有している。なお、候補対応点QX6,QX20に関して、それぞれの外方向ベクトルUV6,UV20は上述のステップS104において算出されている。
例えば、表面方向ベクトルSV3と外方向ベクトルUV6とのなす角の角度δa(但し、0≦δa≦π)は、π/2よりも小さいので、両ベクトルSV3,UV6の内積(SV3,UV6)は正になる。したがって、この適否判定処理において、候補対応点QX6は注目制御点MC(C3)に対して適正な対応点であると判定される。
一方、表面方向ベクトルSV3と外方向ベクトルUV20とのなす角の角度δ20(但し、0≦δ20≦π)は、π/2よりも大きいので、両ベクトルSV3,UV6の内積(SV3,UV20)は負になる。したがって、この適否判定処理においては、候補対応点QX20は注目制御点MC(C3)に対して不適正な対応点であると判定される。
また、このような適否判定処理(ステップS105)は、暫定的に抽出された抽出対象物体OB3の境界(輪郭)領域のうち、注目制御点MC付近の標準モデル表面に対応する境界領域を特定する処理とも表現することができる。すなわち、適正な対応点であると判定された候補対応点QX6は、注目制御点MC付近の標準モデル表面に対応する境界領域に存在し、不適正な対応点であると判定された候補対応点QX20は、注目制御点MC付近の標準モデル表面に対応する境界領域に存在しないと言える。
このような候補対応点の適否判定処理によれば、対応点として不適正な候補対応点を排除することができるので、対応点の誤決定を予防することが可能になる。
また、適否判定処理(ステップS105)において、1の候補対応点MQが適正であると判定されると、ステップS106に移行し、適正でない(不適正である)と判定されると、ステップS106を回避してステップS107へと移行する。
このため、不適正な対応点に対して行われる不要な処理(評価値算出処理)を回避することができる。
上述のように適否判定処理(ステップS105)において、1の候補対応点MQが適正であると判定されると、ステップS106に移行する。
ステップS106では、所定の評価関数(「対応点評価関数」とも称する)に基づいて1の候補対応点MQの評価値が算出される。
対応点評価関数としては、例えば、式(4)および式(5)に示されるような関数ESiを採用することができる。関数ESiは、注目制御点MCと候補対応点MQとの距離LEiと、注目制御点MCにおける標準モデル表面の向きを表す表面方向ベクトルSVjと注目制御点MCを始点として候補対応点MQに向かうベクトル(「対応点ベクトル」と称する)HViとのなす角の角度θi(ただし、0≦θi≦π)と、定数Aとを用いて表される。
Figure 2007312971
Figure 2007312971
例えば、領域RQ2において、候補対応点QX6が1の候補対応点MQとして特定された(ステップS103)場合には、注目制御点MCと候補対応点MQ(QX6)との距離LE6、および表面方向ベクトルSV3と対応点ベクトルHV6との角度θ6が算出され(図23参照)、距離LE6と角度θ6とを用いて式(4)により当該対応候補点MQ(QX6)の評価値が算出される。
また、候補対応点QX4が1の候補対応点MQとして特定された場合には、注目制御点MCと候補対応点MQ(QX4)との距離LE4および表面方向ベクトルSV3と対応点ベクトルHV4との角度θ4が算出され(図24参照)、距離LE4と角度θ4とを用いて式(4)により当該対応候補点MQ(QX4)の評価値が算出される。
このように算出された評価値は、候補対応点MQの注目制御点MCに対する対応点としての適合性が高くなるにつれて小さくなり、逆に対応点としての適合性が低くなるにつれて大きくなる。より詳細には、角度θiが0≦θi≦π/2である場合には、角度θiが小さくなるにつれて評価関数は最適化され、角度θiがπ/2<θi≦πである場合には、角度θiが大きくなるにつれて評価関数は最適化される。また、距離LEiが小さくなるにつれて評価関数は最適化される。
一方、ステップS105において1の候補対応点が不適正であると判定されるか、或いは、ステップS106が終了すると、ステップS107に移行する。
ステップS107では、全ての候補対応点QXiについて評価値の算出が終了したか否かが判断される。いずれかの候補対応点QXjについて評価値の算出が未だ終了していないと判断されると、ステップS103に移行し、全ての候補対応点QXjについての評価値の算出が終了するまでステップS103〜S107を繰り返し実行する。一方、全ての候補対応点QXjについて評価値の算出が終了したと判断されると、ステップS108に移行する。
ステップS108では、候補対応点QXjそれぞれについて算出された各評価値に基づいて、注目制御点MCの対応点が決定される。具体的には、評価値の値が最も小さくなる候補対応点QXjが当該注目制御点MCの対応点と決定される。
次のステップS109においては、全ての制御点Cjについて対応点が決定されたか否かを判断する。全ての制御点Cjについて対応点が決定された場合には、対応点決定処理(ステップS31)を終了し、ステップS32に移行する。一方、全ての制御点Cjについて対応点が決定されていない場合には、ステップS101に移行し、全ての制御点Cjについての対応点の決定が終了するまで、ステップS101〜S109を繰り返し実行する。
以上のように、対応点決定処理(ステップS31)においては、対応点評価関数を用いた対応点の決定処理を全ての制御点Cjに対して実行し、各制御点Cjについての対応点をそれぞれ決定する。
次に、式(4)で表される関数ESiの性質について説明する。
関数ESiは、上述のように注目制御点MCにおける標準モデルDM2表面の向きを表す表面方向ベクトルSVjと、注目制御点MCから候補対応点MQへの向きを表す対応点ベクトルHViとの角度θi(ただし、0≦θi≦π)を変数とする関数である。
このような2つのベクトルによって形成される角の角度θiは、注目制御点MCおよび候補対応点MQの両点を通る直線の向きについての、注目制御点MCにおける標準モデル表面の向きからのずれ量を表している。また、角度θiは注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対する方向からのずれ量を表しているとも表現することができる。
表面方向ベクトルSVjと対応点ベクトルHViとの角度θiが0≦θi≦π/2である場合には、角度θiが小さくなる(ゼロに近づく)につれて候補対応点MQは注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対するようになる。
ここで、角度θiが0≦θi≦π/2である場合には、式(4)に示されるような関数ESiが対応点評価関数として用いられ、角度θiが小さくなるにつれてその候補対応点MQの評価値も小さく算出される。このため、角度θiを小さくする候補対応点MQは、ステップS108において選択されやすくなる。
つまり、角度θiが0≦θi≦π/2である場合には、式(4)に示されるような関数ESiを用いることによって、注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対する位置からのずれ量の小さい候補対応点MQ(換言すれば注目制御点MCにおける標準モデル表面に、より正対する位置に存在する候補対応点MQ)が選択される可能性を高くすることができる。
例えば、領域RQ2においては(図23,図24参照)、角度θ4は角度θ6よりも小さく、候補対応点QX4は、候補対応点QX6よりも注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対する。つまり、関数ESiにより算出される候補対応点QX4の評価値は、候補対応点QX6の評価値よりも小さくなる可能性が高くなり、ひいては注目制御点MCの対応点として候補対応点QX6よりも候補対応点QX4が選択される可能性が高くなる。
なお、図25に例示するように、標準モデルDM3の注目制御点MCが抽出対象物体OB3に含まれない位置(換言すれば、注目制御点MCが抽出対象物体OB3の外側)に存在し、角度θi(ここではθ4)がπ/2<θi≦πとなる場合には、角度θiが大きくなるにつれて候補対応点MQは注目制御点MCにおける標準モデルDM3表面に正対するようになるので、式(5)に示されるような関数ESiを対応点評価関数として用いればよい。
このように本実施形態においては、角度θiを変数とする関数ESiを対応点決定のための対応点評価関数として用いることによって、注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対する候補対応点を対応点として選択する可能性を高くすることが可能となり、標準モデルの形状を反映した対応点の決定が可能になる。
また、関数ESiは、角度θiに加えて、注目制御点MCと候補対応点MQとの距離LEiをも変数とする関数である。これにより、注目制御点MCにおける標準モデル表面に正対しているが、あまりにも遠方の(距離が離れている)候補対応点が注目制御点MCの対応点として選択されることを回避することができる。図26は、抽出対象物体OB3の境界が不明瞭であるために、抽出対象物体に他の物体OB4が付随して抽出された場合の注目制御点の対応点を決定する処理を示す概念図である。
例えば、図26に示されるように抽出対象物体OB3に他の物体OB4が付随して抽出された場合において、2つの候補対応点MQy,QX5のうち、注目制御点MCの対応点としていずれが選択される可能性が高いかについて検討する。なお、候補対応点MQyは、注目制御点MCに正対するが、注目制御点MCから相当離れた遠方の点であるとする。
この場合、注目制御点MCと候補対応点MQyとの距離は、注目制御点MCと候補対応点QX5との距離よりも相当大きくなるため、関数ESiにより算出される候補対応点MQyの評価値は、候補対応点QX5の評価値より悪化する可能性が高くなる。この結果、候補対応点MQyよりも候補対応点QX5の方が注目制御点MCの対応点として選択される可能性が高くなる。
このように注目制御点MCと候補対応点MQとの距離LEiに関する要素をも含む関数ESiを用いて、候補対応点QXjの評価値を算出することにより、注目制御点MCから相当離れた対応点として不適合な候補対応点が注目制御点MCの対応点として選択されることを回避することができる。
以上のように、領域抽出装置1は、計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補対応点QXiの中から、注目制御点MCにおける標準モデル表面の向き情報と、複数の候補対応点QXiのうちの注目候補対応点MQおよび注目制御点MCの両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含む対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、標準モデル表面上の注目制御点MCに対応する対応点を決定するので、標準モデルの形状を反映した適切な対応点の決定を行うことができ、モデルフィッティングによる高精度な領域抽出を行うことが可能となる。
また、領域抽出装置1は、対応点評価関数を用いて対応点の決定を行う際に、注目制御点MCにおける標準モデル表面の向きを表すベクトルと、注目候補対応点MQにおける対象物表面の向きを表すベクトルとに基づいて、対応点としての適否を注目候補対応点MQについて判定し、不適正な注目候補対応点MQを対応点の候補から排除するので、対応点の誤決定を予防することが可能になる。
<変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態のステップS102では、注目制御点MCの周りに存在する各ポリゴンの法線ベクトルNVkに基づいて、注目制御点MCにおける標準モデル表面の表面方向ベクトルを算出していたが、これに限定されない。図27は、注目制御点MCにおける標準モデルDM4表面を示す図である。
具体的には、図27に示されるように、注目制御点MCを頂点とする各ポリゴンの稜線上にそれぞれ存在する単位ベクトルTVnを算出し、当該単位ベクトルTVnを合成することによって、注目制御点MCにおける標準モデル表面の表面方向ベクトルSVjを算出してもよい。なお、各単位ベクトルTVnは、例えば、注目制御点MCに向かうベクトルとして算出される。
本発明の実施形態に係る領域抽出装置の概要を示す図である。 領域抽出装置の各種機能を示すブロック図である。 X線CT装置によって取得される3次元画像と所定位置のスライス画像とを示す図である。 領域抽出装置の全体動作を示すフローチャートである。 領域拡張法を用いた暫定領域抽出処理を示すフローチャートである。 人体をX線CT装置で撮影した際の所定位置におけるスライス画像を示す図である。 図6に示されるスライス画像上の画素M1付近の拡大図である。 重心点を利用した初期位置決定処理を示すフローチャートである。 3次元画像に含まれる物体を示す図である。 モデルフィッティング処理を示すフローチャートである。 標準モデルを初期位置に移動させる様子を示す図である。 初期配置された標準モデルと抽出対象物体との関係を示す図である。 制御点間を仮想バネで繋いだ模式図である。 抽出対象物体を示す図である。 注目制御点の対応点を決定する処理を示す概念図である。 対応点決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 対応点決定処理を説明するための図である。 三角形状のポリゴンを示す図である。 制御点間を仮想バネで繋いだ模式図である。 対応点決定処理を説明するための図である。 対応点決定処理を説明するための図である。 対応点決定処理を説明するための図である。 対応点決定処理を説明するための図である。 対応点決定処理を説明するための図である。 対応点決定処理を説明するための図である。 暫定的に抽出された物体の境界データが欠落している場合の注目制御点の対応点を決定する処理を示す概念図である。 注目制御点を頂点とする各ポリゴンを示す図である。
符号の説明
Cj 制御点
QXi 候補対応点
MC 注目制御点
MQ 候補対応点
NVk 法線ベクトル
SVj 表面方向ベクトル
UVi 外方向ベクトル
HVi 対応点ベクトル
DM1,DM2 標準モデル
SPR 仮想バネ

Claims (6)

  1. 計測データに基づいて対象物に関するモデリングを行うモデリング装置であって、
    前記対象物に関する標準モデルを取得する手段と、
    モデルフィッティング手法により前記標準モデルを変形することによって、前記対象物に関するモデルを作成するモデル作成手段と、
    を備え、
    前記モデル作成手段は、
    前記計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、前記標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定する対応点決定手段と、
    前記代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように前記代表点を移動して前記標準モデルを変形させる変形手段と、
    を有し、
    前記対応点評価関数は、前記代表点における前記標準モデル表面の向き情報と、前記複数の候補点のうちの注目候補点および前記代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含むことを特徴とするモデリング装置。
  2. 請求項1に記載のモデリング装置において、
    前記角度情報は、前記代表点における前記標準モデル表面の向きを表すベクトルと、前記注目候補点および前記代表点の両点を結ぶベクトルとのなす角の角度を含むことを特徴とするモデリング装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモデリング装置において、
    前記対応点評価関数は、前記注目候補点と前記代表点との距離に関する要素をも含むことを特徴とするモデリング装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のモデリング装置において、
    前記対応点決定手段は、前記対応点評価関数を用いて対応点の決定を行う際に、前記代表点における前記標準モデル表面の向きを表すベクトルと、前記注目候補点における前記対象物表面の向きを表すベクトルとに基づいて、前記対応点としての適否を前記注目候補点について判定し、不適正な注目候補点を前記対応点の候補から排除することを特徴とするモデリング装置。
  5. 計測データに基づいて対象物に関するモデリングを行うモデリング方法であって、
    前記対象物に関する標準モデルを取得する工程と、
    モデルフィッティング手法により前記標準モデルを変形することによって、前記対象物に関するモデルを作成するモデル作成工程と、
    を備え、
    前記モデル作成工程は、
    前記計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、前記標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定する対応点決定工程と、
    前記代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように前記代表点を移動して前記標準モデルを変形させる変形工程と、
    を有し、
    前記対応点評価関数は、前記代表点における前記標準モデル表面の向き情報と、前記複数の候補点のうちの注目候補点および前記代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含むことを特徴とするモデリング方法。
  6. コンピュータに、
    計測データに基づいて対象物に関するモデリングを実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記対象物に関する標準モデルを取得する工程と、
    モデルフィッティング手法により前記標準モデルを変形することによって、前記対象物に関するモデルを作成するモデル作成工程と、
    を実行させ、
    前記モデル作成工程は、
    前記計測データ内の対象物の輪郭上に存在する複数の候補点の中から、対応点評価関数を最適化する点を選択することによって、前記標準モデル表面上の代表点に対応する対応点を決定する対応点決定工程と、
    前記代表点と当該代表点の対応点との相対的な位置関係に関する要素を含むモデル評価関数を最適化するように前記代表点を移動して前記標準モデルを変形させる変形工程と、
    を有し、
    前記対応点評価関数は、前記代表点における前記標準モデル表面の向き情報と、前記複数の候補点のうちの注目候補点および前記代表点の両点を通る直線の向き情報とに基づいて算出される角度情報に関する要素を含むことを特徴とするプログラム。
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