JP2007311029A - 固体高分子形燃料電池用触媒粉末およびそれを用いた固体高分子形燃料電池 - Google Patents

固体高分子形燃料電池用触媒粉末およびそれを用いた固体高分子形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】UL(Pt−Ru)LCに含まれる触媒の含有率を増大することによって、触媒層を薄層化し、アノードにCOを含む改質ガスを供給した場合のPEFCの出力特性の向上を図る。
【解決手段】白金とルテニウムとを含む触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボンの表面との接面に主に担持された触媒粉末であって、前記触媒粉末中において、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下であり、かつ、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下であることを特徴とする固体高分子形燃料電池用触媒粉末。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体高分子電解質を用いた電気化学セル、とくに固体高分子形燃料電池のアノードに用いる触媒粉末に関するものである。
固体高分子形燃料電池(PEFC)の単セルは、膜/電極接合体を一対のガスフロープレートで挟持した構造である。その膜/電極接合体は、高分子電解質膜の一方の面にアノ−ドを、もう一方の面にカソ−ドを接合したものである。そのガスフロープレートにはガス流路が加工されており、たとえば、アノ−ドに燃料として水素、カソ−ドに酸化剤として酸素を供給することによって、電力が得らえる。そのアノ−ドおよびカソ−ドでは、つぎのような電気化学反応が進行する。
アノ−ド:2H→4H+4e・・・・・・・・・・(1)
カソ−ド:O+4H+4e→2HO・・・・・・(2)
上記の電気化学反応は、酸素あるいは水素などの反応物質と、プロトン(H)と電子(e)とが存在する界面(以下、この界面を反応界面と呼ぶことにする)で進行する。さらに、プロトンは、数個の水和水をともなって高分子電解質膜をアノードからカソードに移動する。
この水素はメタンなどの炭化水素を改質して得ることができる。その改質で得られたガス(改質ガス)は数十ppmの微量のCOと数十%のCOとを含む。しかしながら、このCOは純水素を燃料とする場合に一般に用いられる白金触媒の表面を被毒するので、その活性が大幅に低下する。
そこで、このガスを用いる場合には、その被毒による水素の酸化反応に対する活性の低下を抑制できる白金−ルテニウム合金を触媒金属として用いる。特許文献1には、PEFCにおいて、触媒の耐CO被毒性を高めるために、白金−ルテニウム合金触媒を用いる技術が開示されている。
一方、特許文献2には、PEFCにおいて、触媒金属を陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボン粒子表面との接面、すなわち反応界面に選択的に担持することにより、触媒金属の担持量を大幅に削減した超少量触媒担持電極(ULPLE)が開示されている。
また、特許文献3、特許文献4および非特許文献1には、PEFCにおいて、白金−ルテニウム合金触媒を反応界面に選択的に担持した、超少量白金−ルテニウム二元合金触媒担持電極(UL(Pt−Ru)LE)が開示されている。そして、その電極を製作するための材料として、特許文献5に記載のように、超少量白金−ルテニウム二元合金触媒担持カーボン(UL(Pt−Ru)LC)が開発された。
しかし、特許文献3および特許文献4で開示されたUL(Pt−Ru)LEにおいては、触媒層中の陽イオン交換樹脂、カーボン、触媒金属の重量割合については検討されていない。
なお、UL(Pt−Ru)LEではないが、白金−ルテニウム二元合金触媒を用いたPEFCにおける、アノード触媒層中の陽イオン交換樹脂、カーボン、触媒金属の重量割合については、特許文献6〜8の実施例1に記載されている。陽イオン交換樹脂とカーボンの重量に対する陽イオン交換樹脂の割合は、特許文献6では52.6wt%、特許文献7の第1のアノード触媒層では61.5wt%、第2のアノード触媒層では42.0wt%、特許文献8では44.4wt%であり、陽イオン交換樹脂とカーボンの重量に対する触媒金属の割合は、特許文献6では52.6wt%、特許文献7の第1のアノード触媒層では45.2wt%、第2のアノード触媒層では45.4wt%、特許文献8では65.0wt%である。
特開平09−035723号公報 特開2000−012041号公報 特開2001−118582号公報 特開2001−283867号公報 特開2003−257439号公報 特開2003−051320号公報 特開2004−186049号公報 特開2005−216701号公報 津村、人見、安田、山地、第41回電池討論会要旨集、1B14、P116、(2000)
前述のように、超少量の白金−ルテニウム合金担持技術を用いて製作したアノード用触媒粉末を適用したPEFCの出力特性は、数十ppmのCOを含む水素ガスを供給して運転した場合においては高いものの、そのガスがさらに数十%のCOを含む場合の性能は、まだ実用化のためには低いという問題があった。
このことは、数十%のCOを含む場合には水素の分圧が、それを含まない場合に比べて低いので、反応界面までへの水素の供給不足による濃度分極が増大することと、水素の拡散性低下にともなってCO被毒による活性化分極が増大することとに起因するものであると考えられる。
したがって、改質ガス使用時の耐CO被毒性能の低下を抑制するためには、高いプロトン伝導性と電子伝導性とを維持しながら、アノードの触媒層を極力薄層化することが必要である。そのためには、触媒層中に含まれる陽イオン交換樹脂、カーボン、触媒金属の重量割合を最適化する必要がある。
本発明は、上記触媒粉末の材料配合比を詳細に検討した結果、ある特定の触媒含有率と陽イオン交換樹脂の濃度の場合においてのみ、その薄層化が可能となる結果、耐CO被毒性能が飛躍的に向上する発見にもとづくものである。
本発明の目的は、UL(Pt−Ru)LCに含まれる触媒の含有率を増大することによって、触媒層を薄層化することにあり、そのことにより、アノードにCOを含む改質ガスを供給した場合の、PEFCの出力特性の向上を図るものである。
請求項1の発明は、白金とルテニウムとを含む触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボンの表面との接面に主に担持された固体高分子形燃料電池用触媒粉末において、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下であり、かつ、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下であることを特徴とする。
請求項2の発明は、固体高分子形燃料電池において、請求項1記載の燃料電池用触媒粉末をアノードに備えることを特徴とする。
本発明のPEFC用触媒粉末においては、カーボン間の電子伝導を維持した状態で、カーボンと陽イオン交換樹脂との混合物に含まれる触媒金属の含有率を高くすることができる。さらに、その触媒粉末を固体高分子形燃料電池のアノードに用いると、アノードの触媒層の厚さが低減するので、アノードにCOおよびCOを含む水素分圧が低い改質ガスを用いた場合にも、反応界面に水素ガスが充分に供給されることによって、PEFCの出力性能が向上する。
本発明は、白金とルテニウムとを含む触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボンの表面との接面に主に担持された触媒粉末において、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下であり、かつ、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下とすることによって、高いプロトン伝導性と電子伝導性とを維持しながら、高密度に触媒金属をその粉末中に担持させ、触媒層を薄層化するものである。
本発明の、触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボンの表面との接面に主に担持されている燃料電池用触媒粉末のカーボン表面近傍の模式図を図1に示す。図1において、1はカーボン、2は陽イオン交換樹脂、3は親水性領域(陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路)、4は疎水性領域、5は触媒金属である。
カーボン1の表面は、陽イオン交換樹脂2によって被覆されている。カーボン1と陽イオン交換樹脂2との合計質量に対する陽イオン交換樹脂2の質量の割合は、45質量%以上、60質量%以下である。ここで、陽イオン交換樹脂2の割合が45質量%未満であれば、触媒粉末間のプロトン伝導性が低下し、60質量%を超える場合は、陽イオン交換樹脂の含有率が高いために、カーボン粒子間に絶縁物である陽イオン交換樹脂が多く混入することによって、電子伝導性が低下する。
さらに、陽イオン交換樹脂2は、親水性領域であるプロトン伝導経路3と疎水性領域4とから構成され、プロトン伝導経路3とカーボン1の表面との接面に触媒金属5が主に担持されている。そして、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下である。
カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%未満の場合には、触媒含有率の低下に伴う触媒層厚みの増大により、ガス拡散性が低下し、PEFCのセル電圧が低下し、一方、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が9.0質量%を超える場合には、触媒金属の凝集が生じることによる、反応に有効な活性面積の低下によってPEFCのセル電圧が低下する。
ところで、パーフルオロスルホン酸樹脂などの陽イオン交換樹脂は、H.L.Yeager等(J.Electrochem.Soc.,128,1880(1981))および小久見等(J.Electrochem.Soc.,132,2601(1985))の報告に記載されているように、主鎖が集合した疎水性領域と側鎖が集合したクラスターと呼ばれる親水性領域のプロトン伝導経路とにミクロ相分離した構造であることが知られている。
疎水性領域は、ポリテトラフルオロエチレンに類似の構造であるので、反応物および水の透過は著しく少ない。一方、親水性領域のプロトン伝導経路では、側鎖の先端に結合しているイオン交換基がクラスターを形成しており、そのクラスターに水が取り込まれることによって、対イオンが移動可能な状態になる。つまり、水、プロトンおよび反応物(水素または酸素)は、親水性領域を移動することができる。したがって、陽イオン交換樹脂2のプロトン伝導経路3とカーボン1の表面との接面に担持された触媒金属5は、電極反応に対して活性である。
本発明の“主に”とは、この触媒金属5が全触媒金属に占める割合が80%以上であることを意味する。その割合は、例えば、評価対象となる触媒と陽イオン交換樹脂とを含む電極を、公知となっている方法(特許文献5)を用いて製作し、その電極に担持された触媒への水素の吸脱着反応に基づく電気量を、アルゴンガス中および硫酸水溶液中での測定によりそれぞれ求める。
アルゴンガス中におけるサイクリックボルタンメトリーによって求められる電気量は、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボンの表面との接面に担持された触媒上における水素の吸脱着反応に基づくものである。この方法によって得られた電気量から、この反応に関与した表面積を計算する。計算式は、つぎのとおりである。
S=Q×a
この式では、Sが反応に関与した表面積(単位はcm)、Qが電荷量(単位はC)、aが触媒の表面1cm上における水素の吸脱着反応にともなう電気量(単位はC/cm)である。この係数aは、反応に関与する触媒が白金である場合、210×10−6である。水素の吸脱着反応は、電気化学的に活性な触媒の表面で生じるものであるので、この計算で求められた表面積は、カーボンの表面と陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路との接面に担持された触媒のみの表面積を意味するものである。この表面積をS1とする。
つぎに、同様の方法で、同じ電極を硫酸水溶液中に浸漬してサイクリックボルタンメトリーをおこなった場合の水素の吸脱着反応による電気量を算出する。この場合は、電極が硫酸水溶液中に浸漬されているので、カーボン表面に担持された触媒は、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路との接触の有無にかかわらずすべてプロトンの授受が可能となるので、電極中に含まれる全ての触媒の表面積が算出される。この表面積をS2とする。
上記で算出したS1とS2の値を用いることによって、陽イオン交換樹脂2のプロトン伝導経路3とカーボン1の表面との接面に担持された触媒金属5が、触媒粒子中に含まれる全ての触媒に占める割合(X)は、つぎのように算出できる。
X=(S1/S2)×100
本発明のPEFC用触媒粉末は、カーボン粒子と陽イオン交換樹脂との混合物を製作する第1の工程と、その混合物に含まれる樹脂の対イオンと触媒金属元素の陽イオンとのイオン交換反応によって、その陽イオンを陽イオン交換樹脂に吸着させる第2の工程と、水素ガスを含む雰囲気中でその陽イオンを還元する第3の工程を経て製造される。
第1の工程では、まず、陽イオン交換樹脂を含む溶液を調製する。つぎに、この溶液とカーボンとを混合したのちに、その分散溶液を噴霧乾燥することによって、カーボン粒子と陽イオン交換樹脂との混合物を得る。
使用するカーボンの種類としては、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラックなどのカーボンブラックや活性炭など、電子伝導性をもつものであればなんでもよい。また、陽イオン交換樹脂としては、プロトン伝導性を有する樹脂、たとえばパーフルオロカーボンスルホン酸形あるいはスチレン−ジビニルベンゼンスルホン酸形陽イオン交換樹脂を用いることができる。
その陽イオン交換樹脂のEW値は、800〜1150の範囲であることが好ましい。EW値がこれより小さいと、陽イオン交換樹脂の強度が不十分であり、EW値がこれより大きいと陽イオン交換基の量が少なくなることによって触媒の含有率が小さくなる。
この第1の工程において、カーボンと陽イオン交換樹脂とを含む混合物中の陽イオン交換樹脂の割合を45質量%以上、60質量%以下にする。陽イオン交換樹脂の含有割合は、陽イオン交換樹脂を含む溶液とカーボンとの混合量で調整することができる。陽イオン交換樹脂を含む溶液では、カーボンに対する分散性が高いアルコールやジメチルホルムアミドなどを溶媒に用いることが好ましい。
ここで、カーボンと陽イオン交換樹脂とを含む混合物中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以下であれば、触媒粉末間のプロトン伝導性が低下するだけでなく、第2の工程で担持される触媒の含有率が低くなるので、この粉末を用いて製作した触媒層は厚くなる。
その結果、その触媒層を用いたアノードにH以外にCO、COを数十%含む水素分圧の低い改質ガスを用いたとき、反応界面までHが充分に供給されず、さらにCO被毒の影響を受けやすいためにセル電圧が低くなる。さらに、陽イオン交換樹脂の量が低減することによって、プロトン伝導性が低下する。
一方で、カーボンと陽イオン交換樹脂とを含む混合物中の陽イオン交換樹脂の割合が60質量%以上の場合は、陽イオン交換樹脂の含有率が高いために、カーボン粒子間に絶縁物である陽イオン交換樹脂が混入することによって、電子伝導性が低下する。その結果PEFCの抵抗分極が増大するのでセル電圧が低下する。
第2の工程では、まず、触媒金属の陽イオンを含む溶液を調製する。つぎに、この溶液に、カーボンと陽イオン交換樹脂とを含む混合物を浸漬することによって、混合物中の陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路にその陽イオンを吸着させる。これは、陽イオン交換樹脂の対イオンと、触媒金属の陽イオンとのイオン交換反応によるものである。
この工程で、イオン交換させる陽イオンに白金とルテニウムを含む二種類以上のイオンを用いることによって、陽イオン交換樹脂に、白金およびルテニウムを含むイオンを吸着させることができる。
その前駆体となる陽イオンは、陽イオン交換樹脂が被覆されずにカーボンが露出している部分には吸着し難いが、陽イオン交換樹脂の対イオンとのイオン交換反応により陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路に優先的に吸着するものが好ましい。このような吸着特性を持つ陽イオンとしては、[Pt(NH2+、[Pt(NHCl]3+、[Ru(NH2+、[Ru(NHCl]2+、[Ru(NH3+などの陽イオンを用いることができる。
また、この第1の工程で、白金およびルテニウムの陽イオンを含む溶液を調製し、この溶液に陽イオン交換樹脂とカーボンとの混合物を浸漬することによって、その陽イオン交換樹脂に、白金とルテニウムを含む触媒金属の陽イオンを吸着させることができる。
第3の工程では、カーボンと触媒金属の陽イオンが吸着した陽イオン交換樹脂との混合物を水素を含むガス雰囲気下に曝すことによってその陽イオンを還元する。ここで、水素ガスを含むガスとは、水素ガスと窒素やヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスとの混合ガスであることが好ましく、水素ガスを10vol%以上含むことが好ましい。
ここで、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下とするために、第2および第3の工程を数回繰り返すことによって制御することが好ましい。ここでの繰り返し回数、陽イオン交換樹脂の含有量、その樹脂のEW値、および触媒金属の陽イオンの価数によって、触媒粉末中の触媒金属の含有率を調整することができる。水素を含むガスの温度は、触媒金属の陽イオンが還元され、かつ樹脂が劣化しない80〜200℃の範囲であれば良い。
本発明によるPEFC用触媒粉末から製作した電極6を高分子電解質膜8の両側に備えることによって、PEFCを構成できる。PEFCの断面の模式図を図2に示す。図2において、6は触媒電極、7はPEFC、8は高分子電解質膜、9は導電性多孔質体、10はガス供給路、11はガスフロープレート、12はシール材である。
本発明による触媒電極6が高分子電解質膜8に接触するように配置し、さらにその両側に導電性多孔質体9を配する。その高分子電解質膜8には、たとえばパーフルオロスルホン酸樹脂あるいはスチレンジビニルベンゼンスルホン酸樹脂などの陽イオン交換樹脂を用いることができ、導電性多孔質体9には、カーボンペーパーあるいはカーボンフェルトなど電子伝導性があり、かつ多孔性であるものを用いることができる。
さらにその外側には、ガス供給路10を備える電子伝導性を有するガスフロープレート11が配置される。PEFC7は、本発明の電極6と、一対のガスフロープレート11とで高分子電解質膜8を挟持することによって構成される。そのガスフロープレート間には、ガスケットやOリングなどのシール材12を配することによって、反応ガスの気密が保たれる。
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
[カーボンと陽イオン交換樹脂とを含む粉末の作製]
本発明のPEFC用アノードをつぎのように製作した。まず、陽イオン交換樹脂溶液(アルドリッチ社製、ナフィオン5質量%溶液)153g、2−プロパノール(Nacalai tesque社製)298gおよび脱イオン水145gを、攪拌装置(Rotaryshaker、TAITEC社製)を用いて12時間充分に混合した。
この混合溶液533gに所定量のカーボン粒子(Vulcan XC−72、Cabot社製)を加えて、真空ミキサー(UH−600S、SMT社製)で30分間分散したのちに、2分間超音波を照射した。製作した分散液に、さらに2−プロパノールを加えて1.75倍に希釈したのちに、スプレードライヤーを用いてこの希釈分散液を120℃で噴霧乾燥することによって、カーボンと陽イオン交換樹脂とを含む混合粉末を得た。
得られたカーボンと陽イオン交換樹脂とを含む粉末に含まれる陽イオン交換樹脂の割合(質量%)は、はじめに混合溶液に加えるカーボン粒子の量で調整した。ここでは、混合溶液に加えるカーボン粒子の量を変えることにより、6種類のカーボンと陽イオン交換樹脂との混合粉末を得た。
混合溶液に加えるカーボン粒子の添加量と、得られたカーボンと陽イオン交換樹脂との混合粉末中に含まれる陽イオン交換樹脂の割合を表1に示す。
Figure 2007311029
[触媒粉末の作製]
得られた混合粉末10gに原子比Pt:Ru=20:80となるように調製した[Pt(NH]Clと[Ru(NHCl]Clとを含む25mmol/l混合水溶液250mlを加えて24時間攪拌し、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路部分に[Pt(NH2+イオンおよび[Ru(NHCl]2+イオンを吸着させた。
吸着後、カーボンと陽イオン交換樹脂の混合物に余剰に吸着した[Pt(NH2+イオンおよび[Ru(NHCl]2+イオンを脱イオン水で洗浄し、60℃で乾燥したのちに、120℃、24時間、水素雰囲気下で、その[Pt(NH2+イオンおよび[Ru(NHCl]2+イオンを還元して、本発明による触媒粉末を得た。
得られた触媒粉末中における触媒金属の割合(触媒金属質量/(陽イオン交換樹脂質量+カーボン粉末質量)、質量%)は、陽イオンの吸着工程とそのイオンの還元工程を繰り返す回数によって調整した。
6種類の混合粉末について、1〜5回の吸着および還元工程を繰り返したときの、触媒粉末中における触媒金属の割合(質量%)を表2に示す。表2において、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する陽イオン交換樹脂の割合(以下では「触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合」とする)が45質量%以上、60質量%以下であり、かつ、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合(以下では「触媒粉末中の触媒金属の割合」とする)が4.5質量%以上、9.0質量%以下である本発明の触媒粉末を太枠内に示す。
Figure 2007311029
[PEFCの作製]
この触媒粉末2.0g、N−メチル−2−ピロリドン(NMP、Nacalai tesque社製)8.2gをハイブリットミキサー(UM500、KEYENCE社製)で30分間混合することによってペーストを調製し、そのペーストをチタン箔上に塗布したのちに、80℃で30分間乾燥することによって、PEFC用アノード電極を製作した。この電極には、白金が0.18mg/cmとルテニウムが0.12mg/cm担持されていた。この電極を5cm×5cmの大きさに裁断したものをPEFCに適用した。
PEFC用カソードはつぎの方法によって製作した。まず、アノードの場合と同様の方法で、陽イオン交換樹脂を50質量%含むカーボンと陽イオン交換樹脂との混合粉末を製作した。その粉末10gに、50mmol/lの[Pt(NH]Cl水溶液125mlを加えて24時間60℃で攪拌することにより、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路部分に[Pt(NH2+イオンを吸着させた。
吸着後、カーボンと陽イオン交換樹脂の混合物に余剰に吸着した[Pt(NH2+イオンを脱イオン水で洗浄および60℃で乾燥したのちに、120℃、6時間水素雰囲気下で、その[Pt(NH2+イオンを還元することによって触媒粉末を調製した。
この触媒粉末2.0g、NMP(Nacalai tesque社製)8.2gをハイブリットミキサー(UM500、KEYENCE社製)で30分間混合することによってペーストを調製し、そのペーストをチタン箔上に塗布したのちに、80℃で30分間乾燥することによって、PEFC用カソード電極を製作した。このカソード電極には、触媒金属としての白金が0.12mg/cm担持されていた。この電極を5cm×5cmの大きさに裁断したものをPEFCに適用した。
本発明のPEFC用触媒粉末を用いて製作した電極および高分子電解質膜との接合体をつぎの手順で製作した。まず、高分子電解質膜(デュポン社製、ナフィオン112膜、膜厚約50μm)を0.5mol/lの硫酸中に1時間80℃で保持させたのちに、1時間80℃の脱イオン水中に保持して硫酸を完全に洗浄した。
つづいて、高分子電解質膜の両面にアノードおよびカソードとしての本発明の燃料電池用電極をそれぞれ配したのちに、加熱圧着(160℃、0.1MPa)することによって、高分子電解質膜と電極とを一体に接合した。このようにして、本発明の燃料電池用電極を備える膜/電極接合体を得た。最後に、その膜/電極接合体を、一対のガスプロ-プレートで挟持することによって、本発明のPEFC用触媒粉末を備えるPEFCを製作した。
[PEFCの特性測定]
本発明のPEFCを、80℃で保温しながら、カソードに80℃で加湿した空気およびアノードに80℃で加湿した10ppmのCOを含むCO20%とH80%との混合ガスを供給して、300mA/cmで運転させた。
触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合と、300mA/cmにおけるセル電圧との関係を、吸着および還元工程を3回繰り返して製作した粉末を用いた場合について図3に示す。
図3から、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下とした時に、高い性能が得られることがわかる。この範囲では、電子伝導性を維持しつつ陽イオン交換樹脂の含有率を増加することによって材料中に高密度に触媒を担持させた触媒粉末が得られたために、この触媒粉末を用いたアノード電極の拡散性は充分に高いものと考えられる。
さらに、表2で示したそれぞれの粉末を用いて製作したPEFCを、80℃で保温しながら、カソードに80℃で加湿した空気およびアノードに80℃で加湿した10ppmのCOを含むCO20%とH80%との混合ガスを供給して、300mA/cmで運転させたときのセル電圧を表3に示す。
Figure 2007311029
表3の太枠内に示す、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下で、かつ、触媒粉末中の触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下の、本発明の触媒粉末を用いたPEFCのセル電圧は0.69V以上であるのに対して、それ以外のものは、0.64V以下と低い。その理由は、つぎのように考えられる。
触媒粉末における、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%未満の範囲および60質量%より大きい範囲では、得られるセル電圧の値が0.62V以下と低いことがわかる。このことは、45質量%未満の範囲では、陽イオン交換樹脂量が少ないことによって充分なプロトン伝導性が確保できないだけでなく、触媒の含有率の低下にともなう触媒層厚みの増大により拡散性が低下することによるもの、また、60質量%より大きい範囲では、拡散性は高いが充分な電子伝導性が得られないことによるものであると考えられる。
さらに、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下であっても、触媒粉末中の触媒金属の割合が4.5質量%未満の場合には、結局触媒層厚みが増大するので拡散性が低下し、9.0質量%より大きい範囲では、触媒金属の凝集が生じることによって、反応に有効な活性面積が低下するので、充分に高い電圧の値が得られないものと考えられる。
一方で、本発明の実施例の、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下であり、かつ、触媒粉末中の触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下である触媒粉末を用いたPEFCでは、充分なプロトン伝導性と電子伝導性が確保できる範囲で高密度に触媒金属が担持されていることによって、プロトンおよび電子伝導だけでなく、触媒層のガス拡散性が充分に高いので、高いセル電圧が得られたものと考えられる。
つぎに、吸着および還元工程を3回おこなって製作した、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が50質量%および30質量%の触媒粉末をアノードに用いたPEFCのアノード側に、10ppmのCOと異なる濃度のCOを含む混合ガスを供給して300mA/cmの条件下で運転させた。ガス中に含まれるCOの濃度と、燃料電池のセル電圧との関係を、図4に示す。
図4より、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が50質量%のセル電圧と30質量%のセル電圧とでは、CO濃度が0%の反応ガスを供給した場合にはほとんど同じであることがわかる。しかし、反応ガス中のCO濃度の増加にともなって、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が30質量%のセル電圧は著しく低下するのに対して、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が50質量%のセル電圧の低下は小さいことが確認できる。このことは、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が50質量%のセルの方が3質量%のセルよりも、反応界面へのHの拡散性が優れていることを示している。
以上の結果から、触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下で、かつ、触媒粉末中の触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下である触媒粉末をアノードに用いたPEFCの出力特性は、アノードに10ppmのCOと20%のCOを含む改質ガスを供給して運転した場合に向上することが明らかとなった。
この実施例の効果は、実施例とはCOやCOの濃度の異なる改質ガスをアノードに供給した場合においても、また、EW値の異なる陽イオン交換樹脂を用いた場合にも同様に得ることができる。
触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボン表面との接面に主に担持された電極のカーボン表面を模式的に示した図。 本発明のPEFCの断面を模式的に示した図。 触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合と300mA/cmにおけるセル電圧との関係を示した図。 触媒粉末中の陽イオン交換樹脂の割合が50質量%および30質量%の触媒粉末を用いたPEFCを300mA/cmで運転した場合の、混合ガスに含まれるCO濃度とセル電圧との関係を示した図。
符号の説明
1 カーボン
2 陽イオン交換樹脂
3 親水性領域(陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路)
4 疎水性領域
5 触媒金属
6 触媒電極
7 PEFC
8 高分子電解質膜

Claims (2)

  1. 白金とルテニウムとを含む触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路とカーボンの表面との接面に主に担持された触媒粉末であって、前記触媒粉末中において、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する陽イオン交換樹脂の割合が45質量%以上、60質量%以下であり、かつ、カーボンと陽イオン交換樹脂の質量に対する触媒金属の割合が4.5質量%以上、9.0質量%以下であることを特徴とする固体高分子形燃料電池用触媒粉末。
  2. 請求項1記載の固体高分子形燃料電池用触媒粉末を備えることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
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