JP2007310728A - 文書位置補正方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意のアプリが表示する文書の位置情報を他のアプリで取得し、ページの追加や削除があっても文書位置情報を適正に補正できるようにする。
【解決手段】応用制御部130は、文書位置情報137とマウスデータとを関連付けて保存活用する。文書座標算出制御部131は、応用制御部130からの画面座標を文書座標に変換し、画面座標算出制御部132は、応用制御部130からの文書座標を画面座標に変換する。追加補正制御部133は、ページ追加があると応用制御部130から保存文書座標を入力して補正し、削除補正制御部134は、ページ削除があると応用制御部130から保存文書座標を入力して補正する。ページ上端入力制御部135は、追加ページの上端画面座標を指定し、削除ページの上端画面座標を入力する。追加削除監視制御部136は、周期的に垂直スクロールバー情報を取得し、ページの追加や削除を検知して応用制御部130に通知する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、文書位置補正方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
従来、汎用OS(オペレーティング・システム)上で動作する任意のアプリケーションプログラムが表示する文書位置(ページ番号、ページ内表示位置)情報を他のアプリケーションプログラムが取得するためには、文書表示プログラムが情報を提供するAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を用意し、これを実行する必要がある。
しかし、現在この機能を提供しているのは、Microsoft Office(商標登録)といったごく一部のアプリケーションプログラムに限られており、他の多くのプログラムでは提供していない。このため、ページの追加や削除が行われると、適正な文書位置情報が把握できなくなる。
そこで、文書位置情報がAPIによって提供されるアプリケーションプログラム(Microsoft Word、Excel、PowerPoint等)を用いて、文書位置を算出する表示制御装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、文書にページ情報を付加して印刷し、そのページ情報を自動検知できるようにして、上書き情報とページ情報との整合性を図る情報処理システムが開示されている(特許文献2参照)。
さらに、ディスプレイ画面に表示されている文書等に所定のデータを重ねて表示させたい場合に、文書上に上書きすべき上書きデータを画像メモリ上に直接描画する画像処理装置が開示されている(特許文献3参照)。
また、上書き時のPC画像と手書き情報とを分離保存し、表示時に重ねて表示する投影文書管理装置が開示されている(特許文献4参照)。
特開2004−94679号公報 特開2000−215000号公報 特開2001−312264号公報 特開2001−16384号公報
上記特許文献1によれば、文書位置情報がAPIによって提供されるアプリケーションプログラムを使用しなければ、他のアプリケーションプログラムで文書位置情報が取得できないという問題があった。
また、上記特許文献2によれば、文書に一度ページ情報を付加印刷し、その印刷したページ情報を識別するための特別な装置が別に必要となり、その分コストがかかるという問題があった。
さらに、上記特許文献3によれば、表示倍率を拡大縮小した場合やスクロール表示した場合でも、上書き位置情報が保持されて表示することができる。しかし、一旦文書を画像メモリから退避させると同時に上書きデータも削除されるので、文書の同じ位置に、再度上書きデータを表示することができなくなるという問題があった。
また、上記特許文献4によれば、PC画像と手書き情報とが分離保存されているため、PC画像と手書き情報の位置関係が不明となって、PC画像の表示位置と手書き情報の表示位置とを関連付けて管理する必要があるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、任意のアプリケーションプログラムが表示する文書の位置情報を他のアプリケーションプログラムによって取得できるようにすると共に、ページの追加や削除があっても文書の位置情報を適正に補正することのできる文書位置補正方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる文書位置補正方法は、任意のアプリケーションプログラムが表示する文書の画面座標をスクロールバー情報に基づいて、文書全体から見た文書座標を算出する文書座標算出ステップと、前記スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書のページ追加やページ削除の有無を監視する追加削除監視制御ステップとを含み、前記追加削除監視制御ステップでページ追加やページ削除が検出された場合は、前記文書座標算出ステップで算出した文書座標をページ追加やページ削除に応じて補正することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の文書位置補正方法において、前記追加削除監視制御ステップは、前記スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書総ライン数が増加した場合は、文書のページ追加があったと判定することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の文書位置補正方法において、前記追加削除監視制御ステップは、前記スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書総ライン数が減少した場合は、文書のページ削除があったと判定することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の文書位置補正方法において、文書のページ削除があったと判定され、ページを削除した場合は、削除ページを元に戻すメッセージを表示することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の文書位置補正方法において、ページを追加する追加ページ、あるいはページを削除する削除ページを指定して上端画面座標を取得するページ上端入力制御ステップをさらに含み、前記ページ上端入力制御ステップにより取得した上端画面座標を前記文書座標算出ステップのスクロールバー情報に基づいて、上端文書座標を算出することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項2または5に記載の文書位置補正方法において、前記文書総ライン数の増加に基づいて、追加ページ長を算出する追加補正制御ステップをさらに含むことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項3または5に記載の文書位置補正方法において、前記文書総ライン数の減少に基づいて、削除ページ長を算出する削除補正制御ステップをさらに含むことを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6に記載の文書位置補正方法において、ページ追加があった場合は、前記追加ページの上端文書座標より大きい保存文書座標に前記追加補正制御ステップで算出した追加ページ長を加えて、補正文書座標を算出することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7に記載の文書位置補正方法において、ページ削除があった場合は、前記削除ページの上端文書座標より大きい保存文書座標から前記削除補正制御ステップで算出した削除ページ長を差し引いて、補正文書座標を算出することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、前記請求項1〜9のいずれか一つに記載の文書位置補正方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1にかかる文書位置補正方法は、文書座標算出ステップにより任意のアプリケーションプログラムが表示する文書の画面座標をスクロールバー情報に基づいて、文書全体から見た文書座標を算出し、追加削除監視制御ステップによりスクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書のページ追加やページ削除の有無を監視して、ページ追加やページ削除が検出されると、文書座標算出ステップで算出した文書座標をページ追加やページ削除に応じて補正する。これにより、文書の位置情報を提供しないアプリケーションプログラムであっても、文書位置情報の取得が可能となり、ページ追加やページ削除があった場合でも文書位置情報が適正に補正できるという効果を奏する。
請求項2にかかる文書位置補正方法は、追加削除監視制御ステップにおいて、スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、その文書総ライン数が増加すると、文書のページ追加があったと判定する。これにより、文書のページ追加があったことを自動検知できるという効果を奏する。
請求項3にかかる文書位置補正方法は、追加削除監視制御ステップにおいて、スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、その文書総ライン数が減少すると、文書のページ削除があったと判定する。これにより、文書のページ削除があったことを自動検知できるという効果を奏する。
請求項4にかかる文書位置補正方法は、文書のページ削除があったと判定され、ページ削除が行われると、削除ページを元に戻すメッセージを表示する。これにより、削除したページを元に戻すべきかどうかが確認可能となり、誤ってページ削除が行われるのを防止できるという効果を奏する。
請求項5にかかる文書位置補正方法は、ページ上端入力制御ステップにより追加ページや削除ページを指定して上端画面座標を取得し、その取得した上端画面座標を文書座標算出ステップのスクロールバー情報に基づいて、上端文書座標を算出する。これにより、通常行われる文書へのページ追加やページ削除に対して、追加ページや削除ページの上端画面座標を指定するだけで、上端文書座標を補正することができるという効果を奏する。
請求項6にかかる文書位置補正方法は、追加補正制御ステップにより文書総ライン数の増加に基づいて、追加ページ長を算出するようにする。これにより、文書のページ追加があると自動的に追加ページ長を算出することができるという効果を奏する。
請求項7にかかる文書位置補正方法は、削除補正制御ステップにより文書総ライン数の減少に基づいて、削除ページ長を算出するようにする。これにより、文書のページ削除があると自動的に削除ページ長を算出することができるという効果を奏する。
請求項8にかかる文書位置補正方法は、ページ追加があると、追加ページの上端文書座標より大きい保存文書座標に追加補正制御ステップで算出した追加ページ長を加えて、補正文書座標を算出する。これにより、ページの追加によって追加ページ以降の保存文書座標にずれが生じたとしても、追加ページ長を加えることで、文書座標を適正に補正できるという効果を奏する。
請求項9にかかる文書位置補正方法は、ページ削除があると、削除ページの上端文書座標より大きい保存文書座標から削除補正制御ステップで算出した削除ページ長を差し引いて、補正文書座標を算出する。これにより、ページの削除によって削除ページ以降の保存文書座標にずれが生じたとしても、削除ページ長を差し引くことで、文書座標を適正に補正できるという効果を奏する。
請求項10にかかるプログラムは、請求項1〜9のいずれか一つに記載の文書位置補正方法をコンピュータに実行させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる文書位置補正方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の文書位置補正方法を実施するコンピュータシステムの構成を説明するブロック図であり、図2−1は、座標データの構造を示す図であり、図2−2は、座標ステータスの状態説明図であり、図3−1は、マウスデータの構造を示す図であり、図3−2は、マウスステータスの状態説明図である。
図1に示すコンピュータシステム10は、タッチパネル11の付いたディスプレイ12とパーソナルコンピュータ(以下、PCという)15とが組み合わされて構成されている。
(座標入力制御)
図1に示すディスプレイ12面に接触する座標指示物(電子ペンなど)の描画位置をタッチパネル11で検出し、座標算出制御装置13により座標位置を算出して、その座標データ14をPCI/F(PCインターフェース)を介してPC15へ送信する。PCI/Fとしては、RS232CやUSB等を使うことができる。なお、図1では、座標位置を算出する座標算出制御装置13が説明の便宜上、タッチパネル11とPC15の間に描かれているが、実際にはディスプレイ12内に格納されている。
座標データ14の構造は、図2−1に示すように、座標の状態を表す座標ステータスと、座標位置を表すX座標、Y座標とを含んでいる。座標ステータスには、タッチ座標、停止座標、移動座標、デタッチ座標の4つがあり、それぞれのデータフレームが「1」であればその座標状態を表し、「0」であれば無効を表している。
座標データにおける座標ステータスの具体的な内容として、図2−2に示すように、タッチ座標とは、座標指示物が非検知状態から最初に検知された座標のことである。停止座標とは、接触中の座標指示物が前回検知(10ms周期)したのと同じ位置に止まっている座標のことである。移動座標とは、接触中の座標指示物が前回検知(10ms周期)から移動した座標のことである。デタッチ座標とは、座標指示物が非検知状態となった座標のことである。
PCI/Fを介してPC15へ送信された座標データ14は、PC15内のタッチパネルドライバ151で受信して、OS(オペレーティング・システム)の定義するマウスデータ152に変換される。タッチパネルドライバ151で変換されたマウスデータ152は、OSの提供するマウスI/F(マウスインターフェース)153へ出力される。
上記したマウスデータ152は、PC15に接続されるマウスによって出力されるデータと同一の形式であって、アプリケーションプログラム154はマウス操作の場合と同一に扱うことができる。通常マウスは右ボタンと左ボタンを有し、中ボタンを有するマウスも存在する。これに対して、タッチパネル11には、これらのボタンに相当するものが存在しないため、タッチ操作をボタンON、デタッチ操作をボタンOFFとして扱い、ボタン種別(右、中、左)についてはタッチパネルドライバが提供するプロパティによりユーザが選択するものとする。
マウスデータ152の構造は、図3−1に示すように、マウスの状態を表すマウスステータスと、マウスの座標位置を表すX座標、Y座標とを含んでいる。マウスステータスには、左ボタン、中ボタン、右ボタンの3つがあり、それぞれのデータフレームが「1」であれば当該ボタンのON状態を表し、「0」であれば当該ボタンのOFF状態を表している。
マウスデータにおけるマウスステータスの具体的な内容として、図3−2に示すように、座標ステータスがタッチ座標の場合は、マウスステータスをユーザ選択ボタンONとする。座標ステータスが停止座標の場合は、マウスステータスを未出力とする。座標ステータスが移動座標の場合は、マウスステータスをユーザ選択ボタンONとする。座標ステータスがデタッチ座標の場合は、マウスステータスをユーザ選択ボタンOFFとする。
図1に戻って、PC15のOSにより実行権が与えられているアプリケーションプログラム154は、マウスI/F153からマウスデータを受け取ると、マウス座標下の情報(メニューやボタン等)に定義されている機能を実行する。その実行結果として画面表示が変更され、画像データ155が更新されて、RGB信号に変換され、ディスプレイ12上に描画像として表示される。
上記図1のコンピュータシステムの一例としては、タブレットPCなどがある。以下、保存文書を画面上に表示させて、その上から手書き文字等を描画することのできるタブレットPCの構成例について図4〜図6を用いて説明する。なお、このタブレットPCのタッチパネルは、電磁誘導センサーユニットと電子ペンなどによって構成されている。
(タブレットPC)
図4は、ノート型のタブレットPCの概略図であり、図5は、図4のタッチパネルを構成する電磁誘導センサーユニットの構成説明図であり、図6は、電子ペンにより発生する誘導起電圧分布を示す図である。
図4に示すタブレットPC20は、キーボード21とマウス操作を前提とする既存のPCとは異なり、電子ペン23を用いてマウスの代わりに操作を行い、あるいは、キーボードに代えてテキスト入力を手書き文字描画と文字認識とによって行えるよう、ディスプレイ22にタッチパネルが標準装備されている。また、マイクロソフト社からタブレットPC用のOS(例えば、「Windows(登録商標) PC Tablet PC Edition」など)がリリースされており、手書き文字認識エンジン、あるいは音声認識エンジンなどが提供されている。
タブレットPC20は、一般的なノートPCと同様に、液晶ディスプレイ、キーボード、マウスなどで構成され、同様の操作が可能である。図4には、ディスプレイ22を180度回転させて折り畳んだ状態が示されている。この折り畳んだ状態でのディスプレイ22の内部構造は、上から強化ガラス221、液晶ディスプレイユニット222、電磁誘導センサーユニット223の順に配置されており、ディスプレイ表示と電子ペン23による座標指示の両方を行うことができる。
電磁誘導センサーユニット223は、タブレットPC20に内蔵されていて、ディスプレイ上の電子ペン23の位置(座標)により、マウスのクリック、ドラッグ操作をエミュレートする。水平のディスプレイ22と電子ペン23によりマウス操作では困難な手書き文字が、紙に文字を書く感覚で描画可能となる。
電磁誘導センサーユニット223の電子ペン描画面の構成は、図4に示したように、電子ペン23が直接接触する面には強化ガラス221が設置され、液晶ディスプレイユニット222に傷つくのを防止している。また、液晶ディスプレイユニット222の下に電子ペンの位置を検知する電磁誘導センサーユニット223が設置されているため、ディスプレイの画像品質が損なわれない構造となっている。図4のタブレットPC20では、ディスプレイ22を回転して折り畳む形式を示したが、ディスプレイ22の部分を取りはずせるようにしても良い。
図5に示す電磁誘導による座標検知方式は、コイル231とコンデンサ232で構成された共振回路233が電子ペン23に内蔵されていて、電磁誘導センサーユニット223のセンサーコイル30に流れる電流による磁界により、電子ペン23のコイル231に誘導起電圧が生じ、コンデンサ232とからなる共振回路233が励振され共振電流が流れる。
電磁誘導センサーユニット223のセンサーコイル30は、座標検知精度に比例した密度に設置されている。図5は、X軸方向を検知するためのセンサーコイルの1部を示している。また、図示していないが、これと直角の方向にY軸方向を検知するためのセンサーコイルも設置されている。
座標算出制御装置13は、送受切替スイッチ32を制御し、送受切替スイッチ32をA−Cに接続して、交流電源31からセンサーコイル30に電流を流し、X軸コイル切替スイッチ33を制御して、高速にスイッチを切替えながら順次センサーコイル30へ電流を流す。これによりセンサーコイル30上に順次磁界が発生する。この磁界により電子ペン23が共振することになる。
次に、送受切替スイッチ32をB−Cに接続し、X軸コイル切替スイッチ33を順次高速に切り替える。この時、電子ペン32の共振電流により発する磁界により、センサーコイル30に誘導起電圧が発生する。このように、センサーコイル30に発生する誘導起電圧は、増幅し、電圧(V)を測定する。図6の誘導起電圧分布図には、この時検知された誘導起電圧分布の状態が示されている。
例えば、電子ペン23が図5のセンサーコイル30の「2」上にある場合、その「2」のコイルから受信される誘導起電圧が最も高くなる。これにより、図6に示す誘導起電圧分布の最も高い点「2」を検出することで、X座標が確定する。また、図示していないが、Y座標も同様にして確定する。
このようにして検知した電子ペン23の座標は、PCI/F(例えば、RS232C、USBなどの汎用I/F、又は専用I/F)によりPC15へ座標データとして通知される。なお、図5に示す座標算出制御装置13もディスプレイ22に内蔵されているものとする。
(タッチパネルディスプレイ)
図7は、タッチパネルディスプレイの概略図である。図7のタッチパネルディスプレイ40は、ディスプレイ41として、PDP(プラズマ・パネル・ディスプレイ)や液晶リアプロジェクタ等の大型の表示装置からなり、PC15から出力される画像を表示する。タッチパネル42は、ディスプレイ41面上に触れた指、あるいはペン等の座標指示物の位置を検知するものである。
座標算出制御装置13は、タッチパネル42が検知する情報に基づいて座標指示物の位置を算出し、座標データとしてRS232CやUSBなどのPCI/Fを介してPC15へ通知する。
(光遮断検知方式)
図8は、タッチパネルの一例としての光遮断検知方式を説明する図である。図8に示すディスプレイの外枠50の部分に発光ダイオード(LED)51がX軸方向(外枠50の上辺部分)とY軸方向(外枠50の左辺部分)に検知精度に応じて一列に複数個(図8は、XGAディスプレイであるので、解像度が1024×768ピクセルと同じ個数)が配置され、赤外光を発する。
また、この赤外光を受光するフォトトランジスタ52は、上記発光ダイオード(LED)51と対向する位置(外枠50のX軸方向の下辺部分と外枠50のY軸方向の右辺部分)に配置され、発光された赤外光を受光して電気信号に変換し、座標算出制御装置13へ送信される。座標算出制御装置13は、X軸方向とY軸方向のLED51を順次発光させ、この光を受光するフォトトランジスタ52から送信される電気信号が特定量以下である場合、座標指示物53がタッチパネル上に存在するものとして、X軸方向とY軸方向のLED51のそれぞれの位置から座標位置を算出する。
図8に示すように、座標指示物53が図8に示す位置にある場合は、X軸方向の「LED2」から発光された赤外光が座標指示物53で遮られ、外枠50のX軸方向の下辺部分に設けられたフォトランジスタ52で受光されないX座標を「2」とする。同様にY軸「LED3」から発光された赤外光が座標指示物53に遮られ、外枠50のY軸方向の右辺部分に設けられたフォトランジスタ52で受光されないY座標を「3」として検知される。
このように、光遮断検知方式を用いたタッチパネルは、座標指示物として特殊な電子ペン等を用いる必要がなく、光を遮るものであればよいため、人の指等でも座標を指示することができるという利点がある。
(画面表示情報)
図9は、OSが提供するインターフェースにより取得できる画面表示情報を説明する図である。図9に示すように、表示中の全てのウィンドウ情報として、左上原点座標(WX,WY)60、幅(WW)61、高さ(WH)62、ウィンドウハンドル、ウィンドウクラス、ウィンドウスタイル、ウィンドウタイトルなどを取得することができる。
ウィンドウハンドルは、表示中のウィンドウにユニークに割り当てられたウィンドウの識別子であり、これによりウィンドウの情報取得や設定などが行なわれる。
垂直スクロールバー63は、ウィンドウとして作成される場合、ウィンドウクラス「Scroll Bar」、(ウィンドウ幅<ウィンドウ高さ)、ウィンドウに付属する場合、ウィンドウスタイル「WS_VSCROLL」から識別される。
水平スクロールバー64は、ウィンドウとして作成される場合、ウィンドウクラス「Scroll Bar」、(ウィンドウ幅>ウィンドウ高さ)、ウィンドウに付属する場合、ウィンドウスタイル「WS_HSCROLL」から識別される。
水平スクロールバー64からは、左上原点座標(HX,HY)65、幅(HW)66、高さ(HH)67を取得することができる。
水平スクロール長(HL)68は、文書の非表示部分も含めた全幅を示し、OSが提供するインターフェースにより取得することができる。
水平スクロール表示幅(HB)69は、文書の表示部分の幅を示している。また、水平スクロールボックス位置(HP)70は、表示文書左端の位置を示している。これらもOSが提供するインターフェースにより取得することができる。
垂直スクロールバー63は、左上原点座標(VX,VY)71、幅(VW)72、高さ(VH)73を取得することができる。
垂直スクロール長(VL)74は、非表示部分も含めた文書全ページの縦の長さを示し、OSが提供するインターフェースにより取得することができる。
垂直スクロール表示長(VB)75は、文書の表示部分の縦長を示している。また、垂直スクロールボックス位置(VP)76は、表示文書上端の位置を示している。これらもOSが提供するインターフェースにより取得することができる。
このように、スクロールバー63,64に接するウィンドウがスクロールバーが制御するウィンドウ(文書表示領域59)となり、左上原点座標(WX,WY)60、ウィンドウ幅(WW)61、ウィンドウ高さ(WH)62を取得することができ、ウィンドウタイトル情報から表示している文書のファイル名を取得することができる。
(画面座標から文書座標への変換)
図10−1〜図10−3は、画面座標から文書座標への変換方法を説明する図である。図10−1に示すように、水平スクロール長(HL)68が表示文書の水平方向の全長を示し、水平スクロール表示幅(HB)69は、画面に表示されている部分の幅を示している。
また、垂直スクロール長(VL)74は、表示文書の垂直方向のページ長を示し、垂直スクロール表示長(VB)75は画面に表示されている部分の高さを示している。
このため、文書全ページ領域(文書座標空間77)と画面表示部分(文書表示領域59)とは、図10−2に示すような位置関係となる。
そこで、図10−1〜図10−3に示すように、OSが提供する情報により、垂直スクロールボックス位置(VP)76をスクロールライン数(LN)に換算し、OSが提供する情報のスクロールライン長(LL:スクロールバーボタン押下によりスクロールされる基本単位となるピクセル長)から画面Y座標を、先頭ページ上端を原点とする文書Y座標(SY)へ変換する。この文書Y座標(SY)は、次式により求まる。
文書Y座標(SY)=LN*LL+(Y−WY)
さらに、OSが提供する情報によって、水平スクロールボックス位置(HP)70を文書ページ左端からの距離(XP:ピクセル長)に換算し、水平スクロール長(HL)68をピクセル長(XL)に換算し、画面X座標として文書ページ中央を原点(左側−、右側+)とする文書X座標(SX)へ変換する。この文書X座標(SX)は、次式により求まる。
文書X座標(SX)=(X −WX)−(XL /2−XP)
このように、OSが提供する情報によって、垂直スクロール長をスクロールライン数に換算することにより、文書総ライン数(TL)を求めることができる。
(文書座標から画面座標への変換)
図11−1〜図11−4は、文書座標から画面座標への変換方法を説明する図である。図11−1に示すように、OSが提供する情報によって、垂直スクロールボックス位置(VP)76をスクロールライン数(LN)に換算し、OSが提供する情報のスクロールライン長(LL)から文書表示領域の文書原点Y座標(DY)80を算出する。表示領域原点文書Y座標(DY)は、次式により求まる。
表示領域原点文書Y座標(DY)=LN*LL
また、OSが提供する情報によって、水平スクロールボックス位置(HP)70を文書ページ左端からの距離(XP:ピクセル長)に換算し、OSが提供する情報によって、水平スクロール長(HL)をピクセル長(XL)に換算し、文書中央座標(DC)81を算出する。文書中央座標(DC)は、次式により求まる。
文書中央座標(DC)=(XL/2−XP)+WX
次に、図11−2に示すように、DC81が{WX<DC<(WX+WW)}である場合は、表示領域文書空間83は以下のようになる。
DY≦文書Y座標≦(DY+WH)
−(DC−WX)≦文書X座標 ≦ +(WW +WX−DC)
また、図11−3に示すように、DC81が(DC≦WX)である場合は、表示領域文書空間83は以下のようになる。
DY≦文書Y座標≦(DY+WH)
+(WX−DC)≦文書X座標 ≦+(WX−DC+WW)
さらに、図11−4に示すように、DC81が{(WX+WY)≦ DC}である場合は、表示領域文書空間83は以下のようになる。
DY≦文書Y座標≦(DY+WH)
−(DC−WX)≦文書X座標 ≦−{DC −(WX+WY)}
また、図11−1に示すように、文書座標(SX,SY)が文書表示領域59内となる場合は、画面座標(X,Y)へ以下の式により変換することができる。
画面X座標=DC + 文書X座標
画面Y座標=文書Y座標−DY+WY
(ページ追加補正方法)
図12−1〜図12−2は、文書座標保存後にページが追加された場合の保存座標補正方法を説明する図である。なお、文書X座標については、ページ追加や削除があっても影響を受けない。
まず、図12−1に示すように、ページを追加する前の追加前文書総ライン数を(TL0)とする。そして、垂直スクロールバー情報を周期的に取得し、垂直スクロール長から文書総ライン数(TL1)を算出して、追加前文書総ライン数(TL0)と比べてライン数が増加した場合は、ページが追加されたと判定する(図12−2参照)。
後述する「ページ追加・削除操作方法」により、追加ページの上端画面座標(X,Y)を取得して、垂直スクロールボックス位置(VP)をスクロールライン数(LN)に換算し、スクロールライン長(LL)と文書領域ウィンドウ左上原点Y座標(WY)から、図12−2に示す追加ページ上端文書座標(AP)を算出する。追加ページ上端文書座標(AP)は、次式により求まる。
追加ページ上端文書座標(AP)=LN *LL+(Y−WY)
次に、増加文書ライン数により図12−2に示す追加ページ長(APL)を算出する。追加ページ長(APL)は、次式により求まる。
追加ページ長(APL)=(TL1−TL0)*LL
そして、上記した追加ページ上端文書座標(AP)よりも小さい保存文書座標90については(保存文書座標≦AP)、ページ追加があっても座標に影響を与えないため、文書座標は追加前と同一となる。
しかし、上記した追加ページ上端文書座標(AP)よりも大きい保存文書座標91については(保存文書座標>AP)、次式により保存文書座標の追加補正を行なう必要がある。
追加補正文書Y座標=保存文書Y座標+APL
(ページ削除補正方法)
図13−1〜図13−2は、文書座標保存後にページを削除する場合の保存座標補正方法を説明する図である。
まず、図13−1に示すように、ページ削除前の文書総ライン数を(TL0)とする。そして、垂直スクロールバー情報を周期的に取得し、垂直スクロール長から文書総ライン数(TL1)を算出して、ページ削除前文書総ライン数(TL0)と比べてライン数が減少した場合は、ページが削除されたと判定する(図13−2参照)。
ここで、削除ページを戻して、後述する「ページ追加・削除操作方法」により削除ページの上端画面座標(X,Y)を取得し、垂直スクロールボックス位置(VP)をスクロールライン数(LN)に換算して、スクロールライン長(LL)、文書領域ウィンドウ左上原点Y座標(WY)から削除ページ上端文書座標(DP)を算出する(図13−1参照)。削除ページ上端文書座標(DP)は、次式により求まる。
削除ページ上端文書座標(DP)=LN*LL+(Y−WY)
続いて、減少文書ライン数により削除ページ長(DPL)を算出する。削除ページ長(DPL)は、次式により求まる(図13−1参照)。
削除ページ長(DPL)=(TL0−TL1)* LL
そして、上記した削除ページ上端文書座標(DP)よりも小さい保存文書座標100については(保存文書座標≦DP)、ページ削除があっても座標に影響を与えないため、文書座標は削除前と同一となる。
しかし、上記した削除ページ上端文書座標(DP)よりも大きい保存文書座標101については(保存文書座標>DP)、次式により保存文書座標の削除補正を行なう必要がある。
削除補正文書Y座標=保存文書Y座標−DPL
(ページ追加・削除の上端画面座標確定方法)
図14−1〜図14−5は、ページ追加・削除の上端画面座標確定方法を説明する図である。図14−1に示すように、上書き対象となる任意のアプリケーションプログラムによる垂直スクロールバー63の情報を、OSが提供するインターフェースにより周期的に取得するようにする。
このように、周期的に取得する垂直スクロールバー63の情報に基づいて、文書総ライン数を算出し、文書総ライン数が増加した場合は、図14−2に示すような追加ページ指定メッセージ110を表示する。
また、逆に文書総ライン数が減少した場合は、図14−3に示すような削除ページ指定メッセージ111を表示し、OKボタンを押下して削除ページを戻すようにする。
削除ページが元に戻ると同時に、図14−4に示すように、ページ指定ツールバー112を画面の表示領域内に表示する。ここで、ページ指定ツールバー112の指定ボタン114を押下すると、全画面サイズの透明ウィンドウ113が表示され、ページ追加やページ削除指定操作によって上書き対象プログラムが実行され、不具合が生じるのを防止する。
そして、図14−4に示す追加(削除)ページ116のページ上端部をタッチ(マウスボタンON)すると、カーソル118がタッチ位置へ表示される。
このカーソル118のタッチ位置の微調整は、ページ指定ツールバー112の矢印ボタン(↑、↓、→、←)を使って行うことができる。例えば、図14−4の場合であれば、矢印ボタン「↑」を使ってタッチ位置をページ上端部へ移動させ、確定ボタン117を押下することにより、図14−5に示すように、追加(削除)ページ116の上端画面座標(X,Y)115を確定することができる。
(上書き描画方法)
図15−1〜図15−3は、文書上へ手書き文字や図形を上書き描画する上書き描画方法を説明する図である。この上書き描画方法は、上記した文書位置検知技術の応用例として、既存の文書上へ明示、補足説明等を行う目的で手書き文字や図形を描画し、再度同ページが表示されたときに再表示を行う場合である。
図15−1に示すように、任意のアプリケーションプログラムで作成された文書上に、全画面サイズの透明ウィンドウ(背景が透過されるウィンドウ)120を表示する。そして、ペンや指などの座標指示物を用いて当該文書上へ手書き文字(図形)を描画する。この時の描画軌跡121は、図15−1のA→B→C→D→E→F→G→H→I→J→Aという順序でマウスデータが入力されると、各座標間を予め設定されている線色(ストローク色)と線幅(ストローク太さ)にて線描画される。
そして、図15−2の上書きデータファイルに示すように、上書きが実行された文書ファイル名122、文書を表示するAPL(アプリケーション)プログラムの識別情報として、APLウィンドウタイトル123、APLウィンドウクラス124、文書表示領域の識別情報として文書領域ウィンドウタイトル125、文書領域ウィンドウクラス126をそれぞれ取得し、その上書きデータファイルに保存する。
さらに、上述したページ追加やページ削除による検知情報として文書総ライン数127を算出して保存し、画面座標を文書座標128へ変換して、保存する。
また、図15−3に示す画面上の表示領域文書空間を算出し、その表示領域文書空間内となる文書座標を図15−2の上書きデータファイルから検索して画面座標に変換する。そして、変換した画面座標間を所定のストローク色とストローク太さとで線描画することで、文書上に手書き文字や図形の描画軌跡129が上書きされたものを再表示することができる。
(文書座標検知制御機能)
図16は、文書座標の検知制御機能を説明するための模式的な構成図である。図16に示す応用制御部130は、上書き描画等を行う文書位置を示す文書位置情報137とマウス操作座標を示すマウスデータとを関連付けて保存し、活用するアプリケーション部を構成している。また、文書座標検知制御部は、文書座標算出制御部131、画面座標算出制御部132、追加補正制御部133、削除補正制御部134、ページ上端入力制御部135、および追加削除監視制御部136などを備えていて、上記各部を制御しながら、目的の機能を実現するものである。
文書座標算出制御部131は、上記応用制御部130から受け取った画面座標を演算処理することにより、文書座標に変換するものである。
画面座標算出制御部132は、上記応用制御部130から受け取った文書座標を演算処理することにより、画面座標に変換するものである。
追加補正制御部133は、ページ追加があった場合に、上記応用制御部130から保存文書座標を入力して、文書座標の補正を行うものである。
削除補正制御部134は、ページ削除があった場合に、上記応用制御部130から保存文書座標を入力して、文書座標の補正を行うものである。
ページ上端入力制御部135は、ページ追加があった場合に、追加ページの上端画面座標を指定して入力し、ページ削除があった場合に、削除ページの上端画面座標を指定して入力するものである。
追加削除監視制御部136は、周期的に垂直スクロールバー情報を取得して、文書総ライン数を算出し、ページ追加やページ削除の有無を検知して、上記応用制御部130へ通知するものである。
(文書座標算出制御フロー)
次に、本実施の形態の動作を図17〜図22のフローチャートを用いて説明する。図17−1は、図16の文書座標算出制御部における文書座標の算出制御方法を説明するフローチャートであり、図17−2は、入力値の概略を説明する図であり、図17−3は、算出する文書座標の概略を説明する図である。
図16の文書座標算出制御部131は、応用制御部130から画面X座標と画面Y座標とを入力して文書座標を算出し、応用制御部130へその算出結果を返す。
まず、図17−1のステップS100では、図9に示す文書表示領域59の左上原点座標(WX,WY)60、幅(WW)61、高さ(WH)62などからなる文書領域ウィンドウ情報をOSが提供するインターフェースを介して取得する。
そして、垂直ロールバー情報として、図9に示す垂直スクロール長(VL)74、垂直スクロールボックス位置(VP)76をOSが提供するインターフェースを介して取得する(ステップS101)。
さらに、水平スクロールバー情報として、図9に示す水平スクロール長(HL)68、水平スクロールボックス位置(HP)70をOSが提供するインターフェースを介して取得する(ステップS102)。
上記のようにして取得した水平スクロールバー情報は、文書領域ウィンドウ情報に基づく画面X座標から文書X座標へ変換する(ステップS103)。また、上記のようにして取得した垂直スクロールバー情報は、文書領域ウィンドウ情報に基づく画面Y座標から文書Y座標へ変換する(ステップS104)。そして、上記のように取得した垂直スクロールバー情報に基づいて文書総ライン数を算出する(ステップS105)。
このように、図16の文書座標算出制御部131では、応用制御部130から画面X座標と画面Y座標とを入力することにより文書座標を算出し、応用制御部130へ算出した文書座標を渡す。
(画面座標算出制御フロー)
図18−1は、図16の画面座標算出制御部における画面座標の算出制御方法を説明するフローチャートであり、図18−2は、入力値の概略を説明する図であり、図18−3は、算出する画面座標を説明する図である。
図16の画面座標算出制御部132は、応用制御部130から図18−2に示す入力値として、文書総ライン数、文書X座標、文書Y座標が入力されると、図18−3に示す画面座標(X,Y)を算出して、応用制御部130へ算出結果を返す。
まず、図18−1のステップS200では、図9に示す文書表示領域59の左上原点座標(WX,WY)60、幅(WW)61、高さ(WH)62などからなる文書領域ウィンドウ情報をOSが提供するインターフェースを介して取得する。
そして、垂直ロールバー情報として、図9に示す垂直スクロール長(VL)74、垂直スクロールボックス位置(VP)76をOSが提供するインターフェースを介して取得する(ステップS201)。
さらに、水平スクロールバー情報として、図9に示す水平スクロール長(HL)68、水平スクロールボックス位置(HP)70をOSが提供するインターフェースを介して取得する(ステップS202)。
上記のようにして取得した文書領域ウィンドウ情報、垂直スクロールバー情報、水平スクロールバー情報に基づいて表示領域文書空間83を算出する(ステップS203)。
そして、入力文書座標が表示領域文書空間83内か否かを判断し(ステップS204)、表示領域文書空間83内であれば文書座標を画面座標へ変換する。すなわち、画面X座標を算出し(ステップS205)、画面Y座標を算出する(ステップS206)。
また、入力文書座標が表示領域文書空間83内でない場合は、画面座標を無効に設定する。すなわち、画面X座標を無効(FFFF)に設定し(ステップS207)、画面Y座標を無効(FFFF)に設定する(ステップS208)。
このように、図16の画面座標算出制御部132では、応用制御部130から文書X座標と文書Y座標とを入力することで画面座標を算出し、応用制御部130へ算出した画面座標を渡す。
(追加補正制御フロー)
図19−1は、図16の追加補正制御部において追加ページにより文書座標を補正する方法を説明するフローチャートであり、図19−2は、入力値の概略を説明する図である。
図16の追加補正制御部133は、応用制御部130から図19−2に示す入力値として、追加ページ上端画面座標(X,Y)、追加前文書総ライン数、文書Y座標総数、文書Y座標格納ポインタが入力され、ページが追加された状態で追加補正制御が実行される。
まず、図19−1のステップS300では、垂直スクロールバー情報を取得し、文書領域ウィンドウ情報を取得する(ステップS301)。そして、取得した垂直スクロールバー情報に基づいて、文書総ライン数を算出する(ステップS302)。
さらに、追加ページの上端画面Y座標を上記した垂直スクロールバー情報、文書領域ウィンドウ情報に基づいて、追加ページ上端文書Y座標を算出する(ステップS303)。
そして、上記取得した文書総ライン数、および追加前文書総ライン数から追加ページ長を算出する(ステップS304)。ここで、N=0とし(ステップS305)、文書Y座標格納領域のN番目の文書Y座標が追加ページ上端Y座標より大きい場合は(ステップS306)、文書Y座標に追加ページ長を加えて補正する(ステップS307)。
その後、Nをインクリメント(+1)し(ステップS308)、そのNの値が文書Y座標数よりも小さい場合は、上記ステップS306に戻って、上記処理が繰り返される(ステップS309)。
そして、上記した追加補正処理は、Nの値が文書Y座標数と同じになるまで、すなわち、文書Y座標数分だけ繰り返し実行される。
このように、図16の追加補正制御部133は、応用制御部130から図19−2の入力値として、追加ページ上端画面座標(X,Y)、追加前文書総ライン数、文書Y座標総数、文書Y座標格納ポインタが入力され、ページ追加があると、追加補正制御が実行される。
(削除補正制御フロー)
図20−1は、図16の削除補正制御部において削除ページにより文書座標を補正する方法を説明するフローチャートであり、図20−2は、入力値の概略を説明する図である。
図20−2に示すように、図16の削除補正制御部134への入力値として、削除ページ上端画面座標(X,Y)、削除後文書総ライン数、文書Y座標総数、文書Y座標格納ポインタを入力して、削除ページを戻し、以下にフローを実行する。
そして、図20−1に示すように、削除補正制御部134は、垂直スクロールバー情報を取得し(ステップS400)、図9に示すような文書表示領域59の左上原点座標(WX,WY)60、幅(WW)61、高さ(WH)62などからなる文書領域ウィンドウ情報をOSが提供するインターフェースを介して取得する(ステップS401)。
また、上記取得した垂直スクロールバー情報により文書総ライン数を算出し(ステップS402)、削除ページ上端画面Y座標を上記取得した垂直スクロールバー情報と文書領域ウィンドウ情報とに基づいて、削除ページ上端文書Y座標を算出する(ステップS403)。
さらに、上記取得した文書総ライン数と削除後の文書総ライン数とから削除ページ長を算出し(ステップS404)、Nをリセットして「0」とする(ステップS405)。
続いて、図20−1のステップS406において、文書Y座標格納領域のN番目の文書Y座標が削除ページ上端Y座標よりも大きいか否かを判断し、大きい場合は文書Y座標を補正する(ステップS407)。
また、上記ステップS406において、文書Y座標格納領域のN番目の文書Y座標が削除ページ上端Y座標と同じかそれよりも小さい場合は、Nをインクリメント(+1)し(ステップS408)、そのNの値が文書Y座標数よりも小さければ(ステップS409)、ステップS406に戻って上記処理が繰り返し実行される。
ステップS409において、文書Y座標数とNが等しくなった場合は、削除補正制御処理が終了する。
(追加削除監視制御フロー)
図21は、図16の追加削除監視制御部においてページの追加と削除を監視する方法を説明するフローチャートである。
図21に示すように、図16の追加削除監視制御部136が垂直スクロールバー情報を取得すると(ステップS500)、その垂直スクロールバー情報に基づいて文書総ライン数を算出する(ステップS501)。
この垂直スクロールバー情報に基づく文書総ライン数の算出処理は、一定の周期が経過したか否かを監視し(ステップS502)、一定周期毎に垂直スクロールバー情報を取得し(ステップS503)、その取得した垂直スクロールバー情報に基づいて文書総ライン数を算出する(ステップS504)。
ここで、文書総ライン数に変化があったか否かを判断し(ステップS505)、変化がない場合は、上記ステップS502に戻って周期的に文書総ライン数の算出が繰り返される。
また、文書総ライン数に変化があって、文書総ライン数が減少した場合は(ステップS506)、算出した文書総ライン数を「削除後文書総ライン数」として、図16の応用制御部130へ通知すると共に(ステップS507)、応用制御部130へ「ページ削除」を通知する(ステップS508)。応用制御部130は、この通知を受けて、図16のページ上端入力制御部135および削除補正制御部134における処理を実行する。
また、文書総ライン数に変化があって、文書総ライン数が増加した場合は(ステップS506)、応用制御部130へ「ページ追加」を通知する(ステップS509)。応用制御部130は、この通知を受けて、図16のページ上端入力制御部135および追加補正制御部133における処理を実行する。
(ページ上端入力制御フロー)
図22−1は、図16のページ上端入力制御部において削除ページや追加ページがあった場合の上端画面座標入力方法を説明するフローチャートであり、図22−2は、入力値の概略を説明する図であり、図22−3は、ページ指定ツールバーの表示例を示す図である。
図16に示すページ上端入力制御部135は、応用制御部130が追加削除監視制御部136よりページ削除通知、あるいはページ追加通知を受けると、図22−2に示すようなモード(0:削除、1:追加)を入力値として、削除ページ、あるいは追加ページの上端画面座標を入力する。
図22−1に示すステップS600において、図16の応用制御部130が追加削除監視制御部136からページ削除通知、あるいはページ追加通知を受けると、ページ上端入力制御部135の入力値として、「1」または「2」の何れかが入力される。「1」の追加モードの場合は、ページ追加有りとなり(ステップS600:YES)、図14−2に示すような追加ページ指定メッセージ110を表示する(ステップS601)。
「2」の削除モードの場合は、ページ追加でないため(ステップS600:NO)、図14−3に示すような削除ページ指定メッセージ111を表示する(ステップS602)。そして、図22−3に示すようなページ指定ツールバー112を表示し(ステップS603)、指定ボタン114が押下されるのを待つ(ステップS604)。
ページ指定ツールバー112の指定ボタン114が押下されると、全画面サイズの透明色ウィンドウを表示する(ステップS605)。そして、全マウスデータ(タッチデータ)を入力すると(ステップS606)、それがツールバー上の座標か否かを判断し(ステップS607)、ページ指定ツールバー112外の座標である場合は、図14−4に示すように、入力座標へカーソル118を表示する(ステップS608)。
次に、カーソル118がページ上端画面に来ていない場合は、ページ指定ツールバー112の矢印ボタンを使ってカーソル位置を移動させる。例えば、「↑」ボタンを押下するとカーソルY座標を「−1」として、カーソルを上に移動させる(ステップS609,ステップS610)。また、「↓」ボタンを押下するとカーソルY座標を「+1」として、カーソルを下に移動させる(ステップS611,ステップS612)。また、「→」ボタンを押下するとカーソルX座標を「+1」として、カーソルを右に移動させる(ステップS613,ステップS614)。また、「←」ボタンを押下するとカーソルX座標を「−1」として、カーソルを左に移動させる(ステップS615,ステップS616)。このように、矢印ボタンを使って、カーソル118を図14−5に示すページ上端の上端画面座標115の位置まで移動させる。
ここで、ページ指定ツールバー112の確定ボタン117を押下することにより(ステップS617)、ページ上端画面座標115が取得される(ステップS618)。このようにして取得されたページ上端画面座標115は、図16の応用制御部130へ渡され、全画面透明ウィンドウを消去し(ステップS619)、ページ指定ツールバーも消去する(ステップS620)。
このように、本実施の形態にかかる文書位置補正方法によれば、文書位置情報を提供するAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース)を持たない任意のアプリケーションプログラムが表示する文書位置であっても、文書位置情報を検出することが可能である。このため、APIを持たない任意のアプリケーションプログラムを用いて表示する文書上に上書きし、文書位置と上書き位置とを関連付けて保存し、必要に応じて文書を表示し、文書上への上書きを上書き時の文書位置へ表示することが可能になる。
従って、手書きの利便性を生かした2次利用が可能になる。例えば、市販の問題集を表示して、その回答を上書きし、回答のデータのみを通信教育センターへ送信し、問題集を表示させて、上書き回答を表示させることで、採点が可能となり、その採点内容データのみを再び返信すること等が可能となる。
また、本実施の形態によれば、ページ追加やページ削除があるとその旨のメッセージを表示して、順次操作手順を指示するため、ページ追加操作やページ削除操作を忘れることがなくなり、ページ追加やページ削除があっても、操作位置と文書位置との関連付けが維持されることから、常に適正な文書位置を検知することが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、ページ追加やページ削除があった場合に、追加ページや削除ページの上端位置を指定するだけで文書位置が自動補正されるため、比較的簡単な操作で文書位置を補正することができる。
なお、本実施の形態では、図7に示すようなタッチパネルディスプレイを用いた電子黒板として実施した例で説明したが、必ずしもこれに限定されない。例えば、図23〜図26に示すような装置あるいはシステムを用いて実施することも可能である。
図23は、電子ペンで手書き文字描画を行えるタブレットをPCに接続したPCシステムを説明する図であり、図24は、タッチパネルを画面上に装着したノート型のタブレットPCを示す図であり、図25は、大型ディスプレイにタッチパネルを装着して手書きにより文字描画が行えるようにした会議システムの説明図であり、図26は、タブレットPCにプロジェクタを接続してスクリーン上に拡大投影し資料へ上書きしながら説明を行う会議システムの説明図である。
図23に示したPCシステムの場合は、PC本体140とキーボード141にタブレット142を接続し、電子ペン143を使って手書き入力することが可能である。PC本体140における任意のアプリケーションプログラムが作成する文書上へ、タブレット142を使って手書きによる文書の修正、変更内容を文字描画する場合に適用することができる。タブレット142を使って手書き入力する代わりに、マウス操作で行うことも可能であるが、タブレット142の方が文字描画の利便性は高い。このように、PCシステムを使い、手書き文字描画時の文書位置と描画位置とを関連付けて保存することができる。また、ページ追加やページ削除があっても、文書位置が自動的に補正されるため、位置ずれが起きる心配がない。
また、図24に示したタブレットPC146の場合は、キーボード144とディスプレイ145で構成されており、ディスプレイ145を180度回転させてキーボード144上に重ね合わせ、ディスプレイ145の表面に設けられた不図示のタッチパネルと電子ペン147とを使って文字等を手書き入力することができる。タブレットPC146の場合は、PCの任意のアプリケーションプログラムが作成する文書上へタッチパネルと電子ペン147とを使い、手書きによる文書の修正、変更内容を文字描画する場合にも適用することができ、図23と同様な効果を得ることかできる。
さらに、図25に示した会議システム150の場合は、PDP(プラズマディスプレイパネル)やリヤプロジェクタ等の大型ディスプレイ148にタッチパネル149を装着し、手書きによる文字描画を行うことで、電子黒板として代用することができる。また、PC等を使って任意のアプリケーションプログラムにより作成した資料上へ上書きすることにより、会議や講演の効率化を図ることができる。この場合も、図23と同様な効果を得ることができる。
図26に示した会議システム154の場合は、タブレットPC153にプロジェクタ152が接続され、会議室中央に大型のスクリーン151が設置されている。タブレットPC153の任意のアプリケーションプログラムにより作成した資料をスクリーン151上に投影すると共に、会議中にタブレットPC153を使い、その資料へ自由に上書きすることが可能となるため、会議の効率化を図ることができる。この場合も、図23と同様な効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる文書位置補正方法その方法をコンピュータに実行させるプログラムは、任意のアプリケーションプログラムを用いて作成された文書に対して、タブレットやタッチパネルを用いて手書き文字を上書きしてプレゼンテーションを行ったり、通信教育やPC会議、あるいは文書添削、アンケート調査などを行ったりするPCシステム、タブレットPCあるいはそれらを用いた会議システムなどに適している。
本発明の文書位置補正方法を実施するコンピュータシステムの構成を説明するブロック図である。 座標データの構造を示す図である。 座標ステータスの状態説明図である。 マウスデータの構造を示す図である。 マウスステータスの状態説明図である。 ノート型のタブレットPCの概略図である。 図4のタッチパネルを構成する電磁誘導センサーユニットの構成説明図である。 電子ペンにより発生する誘導起電圧分布を示す図である。 タッチパネルディスプレイの概略図である。 タッチパネルの一例としての光遮断検知方式を説明する図である。 OSが提供するインターフェースにより取得できる画面表示情報を説明する図である。 画面座標から文書座標への変換方法を説明する図である。 画面座標から文書座標への変換方法を説明する図である。 画面座標から文書座標への変換方法を説明する図である。 文書座標から画面座標への変換方法を説明する図である。 文書座標から画面座標への変換方法を説明する図である。 文書座標から画面座標への変換方法を説明する図である。 文書座標から画面座標への変換方法を説明する図である。 文書座標保存後にページが追加された場合の保存座標補正方法を説明する図である。 文書座標保存後にページが追加された場合の保存座標補正方法を説明する図である。 文書座標保存後にページを削除する場合の保存座標補正方法を説明する図である。 文書座標保存後にページを削除する場合の保存座標補正方法を説明する図である。 ページ追加・削除の上端画面座標確定方法を説明する図である。 ページ追加・削除の上端画面座標確定方法を説明する図である。 ページ追加・削除の上端画面座標確定方法を説明する図である。 ページ追加・削除の上端画面座標確定方法を説明する図である。 ページ追加・削除の上端画面座標確定方法を説明する図である。 文書上へ手書き文字や図形を上書き描画する上書き描画方法を説明する図である。 文書上へ手書き文字や図形を上書き描画する上書き描画方法を説明する図である。 文書上へ手書き文字や図形を上書き描画する上書き描画方法を説明する図である。 文書座標の検知制御機能を説明するための模式的な構成図である。 図16の文書座標算出制御部における文書座標の算出制御方法を説明するフローチャートである。 入力値の概略を説明する図である。 算出する文書座標の概略を説明する図である。 図16の画面座標算出制御部における画面座標の算出制御方法を説明するフローチャートである。 入力値の概略を説明する図である。 算出する画面座標を説明する図である。 図16の追加補正制御部において追加ページにより文書座標を補正する方法を説明するフローチャートである。 入力値の概略を説明する図である。 図16の削除補正制御部において削除ページにより文書座標を補正する方法を説明するフローチャートである。 入力値の概略を説明する図である。 図16の追加削除監視制御部においてページの追加と削除を監視する方法を説明するフローチャートである。 図16のページ上端入力制御部において削除ページや追加ページがあった場合の上端画面座標入力方法を説明するフローチャートである。 入力値の概略を説明する図である。 ページ指定ツールバーの表示例を示す図である。 図23は、電子ペンで手書き文字描画を行えるタブレットをPCに接続したPCシステムを説明する図である。 タッチパネルを画面上に装着したノート型のタブレットPCを示す図である。 大型ディスプレイにタッチパネルを装着して手書きにより文字描画が行えるようにした会議システムの説明図である。 タブレットPCにプロジェクタを接続してスクリーン上に拡大投影し資料へ上書きしながら説明を行う会議システムの説明図である。
符号の説明
10 コンピュータシステム
11 タッチパネル
12 ディスプレイ
13 座標算出制御装置
14 座標データ
15 パーソナルコンピュータ(PC)
151 タッチパネルドライバ
152 マウスデータ
153 マウスインターフェース(マウスI/F)
154 アプリケーションプログラム
155 画像データ
20 タブレットPC
21 キーボード
22 ディスプレイ
221 強化ガラス
222 液晶ディスプレイユニット
223 電磁誘導センサーユニット
23 電子ペン
231 コイル
232 コンデンサ
233 共振回路
30 センサーコイル
31 交流電源
32 送受切替スイッチ
33 X軸コイル切替スイッチ
40 タッチパネルディスプレイ
41 ディスプレイ
42 タッチパネル
50 外枠
51 発光ダイオード(LED)
52 フォトトランジスタ
59 文書表示領域
60 左上原点座標(WX,WY)
61 幅(WW)
62 高さ(WH)
63 垂直スクロールバー
64 水平スクロールバー
65 左上原点座標(HX,HY)
66 幅(HW)
67 高さ(HH)
68 水平スクロール長(HL)
69 水平スクロール表示幅(HB)
70 水平スクロールボックス位置(HP)
71 左上原点座標(VX,VY)
72 幅(VW)
73 高さ(VH)
74 垂直スクロール長(VL)
75 垂直スクロール表示長(VB)
76 垂直スクロールボックス位置(VP)
77 文書座標空間
80 文書原点Y座標(DY)
81 文書中央座標(DC)
83 表示領域文書空間
90,91 保存文書座標
100,101 保存文書座標
110 追加ページ指定メッセージ
111 削除ページ指定メッセージ
112 ページ指定ツールバー
113 透明ウィンドウ
114 指定ボタン
115 上端画面座標
116 追加(削除)ページ
117 確定ボタン
118 カーソル
120 透明ウィンドウ
121 描画軌跡
122 文書ファイル名
123 APLウィンドウタイトル
124 APLウィンドウクラス
125 文書領域ウィンドウタイトル
126 文書領域ウィンドウクラス
127 文書総ライン数
128 文書座標
129 描画軌跡
130 応用制御部
131 文書座標算出制御部
132 画面座標算出制御部
133 追加補正制御部
134 削除補正制御部
135 ページ上端入力制御部
136 追加削除監視制御部
137 文書位置情報
140 PC本体
141 キーボード
142 タブレット
143 電子ペン
144 キーボード
145 ディスプレイ
146 タブレットPC
147 電子ペン
148 大型ディスプレイ
149 タッチパネル
150 会議システム
151 スクリーン
152 プロジェクタ
153 タブレットPC
154 会議システム

Claims (10)

  1. 任意のアプリケーションプログラムが表示する文書の画面座標をスクロールバー情報に基づいて、文書全体から見た文書座標を算出する文書座標算出ステップと、
    前記スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書のページ追加やページ削除の有無を監視する追加削除監視制御ステップと
    を含み、前記追加削除監視制御ステップでページ追加やページ削除が検出された場合は、前記文書座標算出ステップで算出した文書座標をページ追加やページ削除に応じて補正することを特徴とする文書位置補正方法。
  2. 前記追加削除監視制御ステップは、前記スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書総ライン数が増加した場合は、文書のページ追加があったと判定することを特徴とする請求項1に記載の文書位置補正方法。
  3. 前記追加削除監視制御ステップは、前記スクロールバー情報を取得して文書総ライン数を算出し、文書総ライン数が減少した場合は、文書のページ削除があったと判定することを特徴とする請求項1に記載の文書位置補正方法。
  4. 文書のページ削除があったと判定され、ページを削除した場合は、削除ページを元に戻すメッセージを表示することを特徴とする請求項3に記載の文書位置補正方法。
  5. ページを追加する追加ページ、あるいはページを削除する削除ページを指定して上端画面座標を取得するページ上端入力制御ステップをさらに含み、
    前記ページ上端入力制御ステップにより取得した上端画面座標を前記文書座標算出ステップのスクロールバー情報に基づいて、上端文書座標を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の文書位置補正方法。
  6. 前記文書総ライン数の増加に基づいて、追加ページ長を算出する追加補正制御ステップをさらに含むことを特徴とする請求項2または5に記載の文書位置補正方法。
  7. 前記文書総ライン数の減少に基づいて、削除ページ長を算出する削除補正制御ステップをさらに含むことを特徴とする請求項3または5に記載の文書位置補正方法。
  8. ページ追加があった場合は、前記追加ページの上端文書座標より大きい保存文書座標に前記追加補正制御ステップで算出した追加ページ長を加えて、補正文書座標を算出することを特徴とする請求項6に記載の文書位置補正方法。
  9. ページ削除があった場合は、前記削除ページの上端文書座標より大きい保存文書座標から前記削除補正制御ステップで算出した削除ページ長を差し引いて、補正文書座標を算出することを特徴とする請求項7に記載の文書位置補正方法。
  10. 前記請求項1〜9のいずれか一つに記載の文書位置補正方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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