JP2007310615A - 部品の所在管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の物流、所在管理を確実に行うことができる部品の所在管理システム及び方法を提供する。
【解決手段】部品情報が入力された第1無線ICタグ4を、各部品3に取り付け、クレーン2に取り付けられたアンテナ5を、第1無線ICタグ4に近接させることにより、第1無線ICタグ4からの電磁波又は磁界を受信し、クレーン2に設けた走行位置センサ6、7により、クレーン2が移動した位置を検出し、リーダ8、PC9により、アンテナ5で受信した電磁波又は磁界から第1無線ICタグ4の部品情報を読み取ると共に、走行位置センサ6、7によるクレーン2の位置情報を取得し、管理サーバ12により、ネットワーク11を介して、PC9からの第1無線ICタグ4の部品情報及び走行位置センサ6、7の位置情報を受信し、記録して、各部品に対する所在位置の管理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品の物流、所在管理を行うための部品の所在管理システム及び方法に関する。
識別情報を有するIC(Integrated Circuit)チップからなるICタグを部品に添付し、保管庫への搬入及び保管庫からの搬出時に、部品に添付したICタグの識別情報を読み取ることにより、部品の在庫、物流管理を行う方法が知られている(特許文献1〜3)。
特開平2004−262617号公報 特開平2002−114335号公報 特開平2005−157806号公報
しかしながら、例えば、保管庫内、作業所内での部品の所在管理については、未だに、人手によって管理されている部分も多く、例えば、ガスタービン等、部品点数が数万点と非常に多いものに対する所在管理は、人手による管理に大きな困難が伴う。
具体的には、人手による管理であるため、部品の所在を完全に把握できていないことも多く、部品の所在位置が不明となることがある。このような場合、その部品が必要とされるときに、初めて、その所在位置が不明であることが判明し、人手をかけてその部品を探さなければならず、無駄な時間、コストが発生してしまう。又、部品が見つからなければ、その部品を必要とする生産作業が停止してしまい、作業日程に遅れが発生してしまう。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、部品の物流、所在管理を確実に行うことができる部品の所在管理システム及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に記載の部品の所在管理システムは、
クレーンを用いて、部品の所在位置を管理する部品の所在管理システムであって、
各部品に取り付けられ、部品情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第1無線ICタグと、
前記クレーンに設けられ、部品を移動する際、部品の前記第1無線ICタグに近接させることにより、前記第1無線ICタグから電磁波又は磁界を受信する第1アンテナと、
前記クレーンに設けられ、前記クレーンが移動した位置を検出する位置検出手段と、
前記第1アンテナで受信した電磁波又は磁界から前記第1無線ICタグの部品情報を読み取ると共に前記位置検出手段による前記クレーンの位置情報を取得する制御装置と、
ネットワークを介して前記制御装置と接続され、前記制御装置から第1無線ICタグの部品情報及び前記位置検出手段の位置情報を受信し、部品の移動の際の前記部品情報と前記位置情報とを対応させて記録して、各部品に対する所在位置の管理を行う管理サーバとを有することを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に記載の部品の所在管理システムは、
上記第1の発明に記載の所在管理システムにおいて、
更に、作業着手の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第2無線ICタグと、作業完了の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第3無線ICタグとを設け、
前記管理サーバは、
前記クレーンでの作業を開始する際、前記第1アンテナが前記第2無線ICタグに近接されて、前記第2無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信された電磁波又は磁界から前記第2無線ICタグの作業着手の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業着手の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の開始を記録し、
又、前記クレーンでの作業を終了した際、前記第1アンテナが前記第3無線ICタグに近接されて、前記第3無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信された電磁波又は磁界から前記第3無線ICタグの作業完了の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業完了の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の完了を記録し、
作業完了時における前記位置検出手段の位置情報を記録して、各部品に対する所在位置の管理を行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に記載の部品の所在管理方法は、
クレーンを用いて、部品の所在位置を管理する部品の所在管理方法であって、
部品情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第1無線ICタグを、各部品に取り付け、
前記クレーンに取り付けられた第1アンテナを、前記第1無線ICタグに近接させることにより、前記第1無線ICタグからの電磁波又は磁界を受信し、
前記クレーンに設けた位置検出手段により、前記クレーンが移動した位置を検出し、
制御装置により、前記第1アンテナで受信した電磁波又は磁界から前記第1無線ICタグの部品情報を読み取ると共に、前記位置検出手段による前記クレーンの位置情報を取得し、
ネットワークを介して前記制御装置と接続された管理サーバにより、前記制御装置から第1無線ICタグの部品情報及び前記位置検出手段の位置情報を受信し、部品の移動の際の前記部品情報と前記位置情報とを対応させて記録して、各部品に対する所在位置の管理を行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に記載の部品の所在管理方法は、
上記第3の発明に記載の部品の所在管理方法において、
作業着手の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第2無線ICタグと、作業完了の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第3無線ICタグとを用い、
前記管理サーバにより、
前記クレーンでの作業を開始する際、前記第1アンテナが前記第2無線ICタグに近接されて、前記第2無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信させた電磁波又は磁界から前記第2無線ICタグの作業着手の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業着手の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の開始を記録し、
又、前記クレーンでの作業を終了した際、前記第1アンテナが前記第3無線ICタグに近接されて、前記第3無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信させた電磁波又は磁界から前記第3無線ICタグの作業完了の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業完了の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の完了を記録し、
作業完了時における前記位置検出手段の位置情報を記録して、各部品に対する所在位置の管理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、個別に個品番号を付与した無線ICタグを部品に取り付け、移動の際、個品番号毎に所在位置を記録し、管理するので、クレーンを使用して移動した部品が、何時、何処に移動されたかという情報が、リアルタイムで集計されて記録されることになる。その結果、部品の所在管理が大幅に省力化され、かつ、正確になり、又、これらの工程の履歴が確実に管理できるので、トレーサビリティも向上させることもできる。更に、必要とされる部品の所在が確実に把握されるので、生産作業を止めてしまうこともない。
以下、図面を用いて、本発明に係る部品の所在管理システムを説明する。
図1は、本発明に係る部品の所在管理システムの実施形態の一例を示す概略図であり、図2は、本発明に係る部品の所在管理システムにおける管理方法の一例を説明する図である。
図1に示すように、本実施例の部品の所在管理システム1は、作業者21により移動されるクレーン2を用いて、例えば、人力により運搬することが難しい大きな(重い)配管等の部品3の所在位置を管理するものである。
具体的には、部品情報(例えば、シリアルナンバ等の個品番号)が入力されたICチップと該部品情報を送受信するアンテナとを有し、各部品3に取り付けられたカード状の第1無線ICタグ4と、クレーン2に取り付けられ、対象とする無線ICタグ(例えば、クレーン2により移動される部品3の第1無線ICタグ4)に近接させることにより、無線ICタグに電磁波を送信すると共に、無線ICタグからの電磁波を受信するリング状のアンテナ(第1アンテナ)5と、クレーン2に設けられ、クレーン2が移動した位置を検出する前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7(位置検出手段)と、無線方式によりネットワーク11に接続され、対象とする無線ICタグの情報(例えば、アンテナ5で受信した電磁波から第1無線ICタグ4の部品情報)を読み取ると共に前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7からクレーン2の位置情報を取得する制御装置(リーダ8、PC9、タッチパネル10)と、ネットワーク11を介して制御装置と接続され、制御装置から第1無線ICタグ4の部品情報及びクレーン2の位置情報を受信し、部品の移動の際の前記部品情報と前記位置情報とを対応させて記録して、各部品に対する所在位置の管理を行う管理サーバ12とを有する。
更に、クレーン2を用いて部品3を移動させる作業者21は、作業者21のID番号と共に作業着手の状態情報が入力されたICチップと該情報を送受信するアンテナとを有するボタン状の第2無線ICタグ22と、作業者21のID番号と共に作業完了の状態情報が入力されたICチップと該情報を送受信するアンテナとを有するボタン状の第3無線ICタグ23とを備えたリストバンド24を装着している。なお、第2無線ICタグ22、第3無線ICタグ23は、必ずしも、リストバンド24に備える必要はなく、例えば、クレーン2に取り付けるようにしてもよい。
クレーン2は、クレーン2のフック13の位置を操作するため、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」の操作ボタンを有するペンダントスイッチ14と、ペンダントスイッチ14からの信号を受け取り、クレーン2のフック13の位置を制御するクレーンコントローラ15と、クレーンコントローラ15からの制御信号により、クレーン2を前後左右に駆動する前後走行モータ17、左右走行モータ18と、フック13を上下に移動する巻取ドラム18とを有し、その位置は、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7により検出されている。従って、作業者21の操作により、クレーン2は、部品3を所望の位置に移動させることができ、又、その位置は、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7により検出された位置情報により記録、管理されることになる。なお、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7としては、例えば、ロータリーエンコーダを用いて、クレーン2の前後走行モータ17、左右走行モータ18の回転をカウントすることにより、その移動距離を算出して、現在位置を求めるものでもよいし、他の方法でもよい。
アンテナ5は、対象とする無線ICタグに近接可能なように、作業者21が可搬可能なものである。従って、可搬可能なアンテナ5を、部品3の第1無線ICタグ4だけでなく、第2無線ICタグ22及び第3無線ICタグ23に対しても近接させることにより、無線ICタグに電磁波を送信すると共に、無線ICタグからの電磁波を受信して、無線ICタグ内に入力されている情報を読み取り可能である。
部品3に取り付けられた第1無線ICタグ4は、一つでもよいが、目的に応じて、複数取り付けてもよく、その場合、アンテナ5及びその制御装置は、少なくとも、部品情報を有する第1無線ICタグ4を読み取るようにすればよい。
本実施例において、制御装置は、無線ICタグの情報を読み取るリーダ8と、リーダ8と接続されると共に、無線方式によりネットワーク11に接続されたPC9と、情報を表示すると共にPC9を操作するタッチパネル10とから構成されている。なお、本実施例における制御装置は、同等の機能であれば、他の構成としてもよい。例えば、リーダ8の機能をPC9に持たせ、1つにまとめた構成としてもよい。又、リーダ8は、少なくとも、無線ICタグの情報を読み取るものであればよいが、無線ICタグの情報を読み取ると共に書き込みが可能なリーダライタでもよい。
PC9は、リーダ8を制御して、第1無線ICタグ4、第2無線ICタグ22及び第3無線ICタグ23の情報を取得し、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7からクレーン2の位置情報を取得すると共に、無線方式を用いて管理サーバ12と通信を行い、これらの情報をリアルタイムで管理サーバ12に送信する。なお、無線の接続状態が不安定な場合には、無線の接続状態が安定してから、これらの情報を管理サーバ12に送信するようにしてもよいし、定期的に送信するようにしてもよい。
管理サーバ12には、生産工程を管理する生産管理システムがプログラムされており、この生産管理システムに基づいて、製品が生産されることになる。そして、製品が生産される工程において、必要となる部品を、クレーン2を用いて、保管場所に搬送したり、保管場所から生産現場に搬送したりすることになる。この際、本発明に係る所在管理システムを用いて、部品情報を一元管理することにより、クレーン2による保管場所への搬送や保管場所から生産現場への搬送が、スムーズ且つ確実に行われることになる。つまり、生産管理システムと本発明に係る所在管理システムを連携させることにより、所在管理を含めた全生産工程の管理が円滑に行えることになる。
ここで、図2を用いて、本発明に係る部品の所在管理システムにおける管理方法の一例を説明する。
部品3をクレーン2で移動する際には、最初に、作業者21が、搬送予定の部品3の第1無線ICタグ4にアンテナ5を近接させることにより、リーダ8において、第1無線ICタグ4の部品情報が読み取られる。読み取られた部品情報は、PC9で集計されて、ネットワーク11を経由して、管理サーバ12に送信される。そして、管理サーバ12は、部品3のリストをデータベースから検索し、該当する部品情報や作業に関する情報(例えば、保管場所又は生産現場等の移動先)を、ネットワーク11を経由して、PC9に送信し、PC9は、タッチパネル10の画面10aに、これらの情報を表示する。作業者21は、画面10aに表示された情報に基づいて、部品3の移動先を確認する。
このとき、部品3が新たに入庫したものであれば、管理サーバ12において、その部品3のリストをデータベースに追加し、又、部品3が既に入庫しているものであれば、管理サーバ12において、その部品3のリストをデータベースから検索し、その後、該当する部品情報や作業に関する情報を、PC9、タッチパネル10側に送信する。
次に、クレーン2での移動作業を開始する際には、作業者21が、アンテナ5をリストバンド24の第2無線ICタグ22に近接させ、第2無線ICタグ22に電磁波を送信すると共に第2無線ICタグ22からの電磁波を受信することにより、アンテナ5で受信した電磁波から、制御装置(リーダ8、PC9)が、第2無線ICタグ22の情報を読み取る。そして、制御装置が、作業者21のID番号と作業開始の状態情報を、ネットワーク11を経由して、管理サーバ12に送信し、管理サーバ12には、該当する部品3の移動を開始したことが記録される。
そして、作業者21は、クレーン2の前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7の位置情報から現在位置を確認した後、タッチパネル10の画面10aに表示された保管場所又は生産現場に、クレーン2を用いて、部品3を搬送する。又は、管理サーバ12からクレーン2のPC9へ送信された移動先の位置情報に基づき、PC9が、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7の位置情報を用いて、自動的に部品3を移動先に搬送するようにしてもよい。移動先への移動後、部品3をクレーン2のフック13から降ろし、部品3を所定の場所に置くことで、部品3の移動作業が終了する。
クレーン2を移動させる際には、制御装置(PC9)が、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7の位置情報を読み取って、これらの位置情報により、現在地を判断すると共に、通過ルートを判断可能となる。従って、仮に、搬送先を間違った場合でも、これらの位置情報を用いて、タッチパネル10の画面10aに、搬送先が間違っていることを表示して、警告することが可能であり、更に、誤って、部品3をクレーン2のフック13から降ろした場合でも、部品3の所在位置が不明になることはない。なお、これらの位置情報は、リアルタイム又は定期的に管理サーバ12に送信され、管理サーバ12自体も、部品3の所在位置をリアルタイム又は定期的に把握可能となっている。従って、部品3の移動ルートの履歴が記録されると共に、部品3の移動の履歴、更には、所在位置まで把握することが可能となる。
最後に、クレーン2での移動作業の完了後、作業者21が、アンテナ5をリストバンド24の第3無線ICタグ23に近接させ、第3無線ICタグ23に電磁波を送信すると共に第3無線ICタグ23からの電磁波を受信することにより、アンテナ5で受信した電磁波から、制御装置(リーダ8、PC9)が、第3無線ICタグ23の情報を読み取る。そして、制御装置が、作業者21のID番号と作業完了の状態情報を、ネットワーク11を経由して、管理サーバ12に送信する。管理サーバ12では、該当する部品3の移動を完了したことが記録されると共に、所在位置情報として、前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7から制御装置が取得した位置情報が記録される。
このとき、搬送場所が生産現場であれば、生産工程で部品3は使用されるので、管理サーバ12において、部品3のリストをデータベースから削除する。又、搬送場所が別の保管場所であれば、管理サーバ12において、その部品3のリストをデータベースから検索し、新たな保管場所の情報として、クレーン2の前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7の位置情報を書き込む。
このように、管理サーバ12には、PC9から、部品3に取り付けられた第1無線ICタグ4の部品情報、クレーン2の前後走行位置センサ6、左右走行位置センサ7の位置情報及び作業状況を示す第2無線ICタグ22、第3無線ICタグ23の情報が、リアルタイム又は定期的に送信されて、記録されるので、部品3の所在位置の管理を確実且つ円滑に行うことができる。
なお、上記実施例1における無線ICタグ(RFIDタグとも呼ばれる。)は、リーダから電磁波を受信し、その電磁波を、電波方式により電力に変換し、その電力を用いて、ICチップ内の情報を送信するパッシブ型の無線ICタグであるが、内部に電源を有するアクティブ型の無線ICタグを用いてもよい。又、無線ICタグの方式には、電波方式と電磁誘導方式があり、上記実施例1では、電波方式を採用する場合の電磁波について説明したが、電磁誘導方式を採用する場合の磁界についても同様に適用することができる。
又、上記実施例1においては、1つのクレーンを用いることを前提に説明を行っているが、複数のクレーンを用い、各々のクレーンのPC9を管理サーバ12と接続することにより、複数のクレーン同士に跨る所在管理も可能となる。例えば、あるクレーンの場所にあった部品を、トラック等の他の搬送手段を用いて、他のクレーンの場所に移動して保管する場合にも、上記手順と同様に行えばよい。具体的には、あるクレーンの場所にあった部品を、クレーンでトラックに積み込み、トラックで他のクレーンの場所に部品を移動した場合、他のクレーンの場所において、上記構成の所在管理システムを有するクレーンを用いて、トラックから部品を吊り上げ、そして、他のクレーンの保管先に部品を降ろす際に、その部品の部品番号と共に他のクレーンにおける位置情報を取得して、管理サーバ12に送信することで、その部品の位置情報が記録されて、その部品の所在位置が、あるクレーンの場所から他のクレーンの所在位置に更新されることになる。なお、クレーンが1つである場合には、コンピュータが管理サーバの機能を兼ねるようにしてもよい。
本発明は、クレーンを用いた所在管理に好適なものであるが、クレーンのような移動装置、例えば、コンベア等にも適用可能である。
本発明に係る部品の所在管理システムの実施形態の一例を示す概略図である。 本発明に係る部品の所在管理システムにおける管理方法の一例を説明する図である。
符号の説明
1 部品の所在管理システム
2 クレーン
3 部品
4 第1無線ICタグ
5 アンテナ
6 前後走行位置センサ
7 左右走行位置センサ
8 リーダ
9 PC(プログラマブル・コントローラ)
10 タッチパネル
11 ネットワーク
12 管理サーバ
13 フック
14 ペンダントスイッチ
15 クレーンコントローラ
16 前後走行モータ
17 左右走行モータ
18 巻取ドラム
21 作業者
22 第2無線ICタグ
23 第3無線ICタグ
24 リストバンド

Claims (4)

  1. クレーンを用いて、部品の所在位置を管理する部品の所在管理システムであって、
    各部品に取り付けられ、部品情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第1無線ICタグと、
    前記クレーンに設けられ、部品を移動する際、部品の前記第1無線ICタグに近接させることにより、前記第1無線ICタグから電磁波又は磁界を受信する第1アンテナと、
    前記クレーンに設けられ、前記クレーンが移動した位置を検出する位置検出手段と、
    前記第1アンテナで受信した電磁波又は磁界から前記第1無線ICタグの部品情報を読み取ると共に前記位置検出手段による前記クレーンの位置情報を取得する制御装置と、
    ネットワークを介して前記制御装置と接続され、前記制御装置から第1無線ICタグの部品情報及び前記位置検出手段の位置情報を受信し、部品の移動の際の前記部品情報と前記位置情報とを対応させて記録して、各部品に対する所在位置の管理を行う管理サーバとを有することを特徴とする部品の所在管理システム。
  2. 請求項1に記載の部品の所在管理システムにおいて、
    更に、作業着手の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第2無線ICタグと、作業完了の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第3無線ICタグとを設け、
    前記管理サーバは、
    前記クレーンでの作業を開始する際、前記第1アンテナが前記第2無線ICタグに近接されて、前記第2無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信された電磁波又は磁界から前記第2無線ICタグの作業着手の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業着手の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の開始を記録し、
    又、前記クレーンでの作業を終了した際、前記第1アンテナが前記第3無線ICタグに近接されて、前記第3無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信された電磁波又は磁界から前記第3無線ICタグの作業完了の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業完了の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の完了を記録し、
    作業完了時における前記位置検出手段の位置情報を記録して、各部品に対する所在位置の管理を行うことを特徴とする部品の所在管理システム。
  3. クレーンを用いて、部品の所在位置を管理する部品の所在管理方法であって、
    部品情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第1無線ICタグを、各部品に取り付け、
    前記クレーンに取り付けられた第1アンテナを、前記第1無線ICタグに近接させることにより、前記第1無線ICタグからの電磁波又は磁界を受信し、
    前記クレーンに設けた位置検出手段により、前記クレーンが移動した位置を検出し、
    制御装置により、前記第1アンテナで受信した電磁波又は磁界から前記第1無線ICタグの部品情報を読み取ると共に、前記位置検出手段による前記クレーンの位置情報を取得し、
    ネットワークを介して前記制御装置と接続された管理サーバにより、前記制御装置から第1無線ICタグの部品情報及び前記位置検出手段の位置情報を受信し、部品の移動の際の前記部品情報と前記位置情報とを対応させて記録して、各部品に対する所在位置の管理を行うことを特徴とする部品の所在管理方法。
  4. 請求項3に記載の部品の所在管理方法において、
    作業着手の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第2無線ICタグと、作業完了の状態情報が入力されたICチップとアンテナとを有する第3無線ICタグとを用い、
    前記管理サーバにより、
    前記クレーンでの作業を開始する際、前記第1アンテナが前記第2無線ICタグに近接されて、前記第2無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信させた電磁波又は磁界から前記第2無線ICタグの作業着手の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業着手の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の開始を記録し、
    又、前記クレーンでの作業を終了した際、前記第1アンテナが前記第3無線ICタグに近接されて、前記第3無線ICタグからの電磁波又は磁界が受信され、前記第1アンテナで受信させた電磁波又は磁界から前記第3無線ICタグの作業完了の状態情報が前記制御装置で読み取られ、前記制御装置から作業完了の状態情報が送信されると、前記クレーンでの作業の完了を記録し、
    作業完了時における前記位置検出手段の位置情報を記録して、各部品に対する所在位置の管理を行うことを特徴とする部品の所在管理方法。
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