JP2007310526A - 割込み要因保持装置、データ転送装置及び割込み要因方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の割込み要因の発生順序を認識することができる割込み要因保持装置を提供する。
【解決手段】割込み要因保持装置30は、複数の割込み要因レジスタ32−1〜32−nと制御部34とを有する。割込み要因保持装置30は、バス・コントローラ等の通信IF24に設けられている。要因レジスタ32は、例えば8ビットのビット列を保持することにより複数の割込み要因を保持するレジスタからなる。制御部34は、要因レジスタ32−1〜32−nに、発生した割込み要因を順に保持させる。より具体的には、制御部34は、最初に発生した割込み要因が要因レジスタ32−1に保持され、一番新しく発生した割込み要因が32−nに保持されるように制御する。即ち、割込み要因保持装置30は、FIFO型の要因レジスタとして動作する。
【選択図】図4

Description

本発明は、割込み要因を保持する割込み要因保持装置に関する。
一般に、一つのI/O装置においては、割込み要因レジスタが1つだけ設けられている。
図1は、割込み要因レジスタについて説明する図であって、図1(A)は、割込み要因レジスタの構成を示し、図1(B)は、この種の割込み要因レジスタを有する装置aと装置bとの間の動作を例示する。
図1(A)に示すように、割込み要因レジスタは、例えばビット0〜ビット7により、複数の割込み要因を保持する。例えば、ビット0は、そのビットが「1」である(即ち、オンである)場合、割込み要因が受信完了であることを保持する。また、例えば、ビット1は、割込み要因が送信完了であることを保持し、ビット3は、割込み要因がバスリセットであることを保持する。割込みハンドラ等のソフトウェアは、I/O装置からの通知を受け付けて、割込み要因レジスタの所定のビットを読み出すことにより、発生した割込み要因を認識する。したがって、この種の割込み要因レジスタでは、割込み要因が発生すると、この割込み要因に対応するビットは「1」になり、割込みハンドラ等のソフトウェアが割込み要因レジスタを読み出すと、当該ビットは「0」になる(即ち、オフになる)。
しかしながら、複数の割込み要因が、短期間に発生した場合、ソフトウェアは、当該複数の割込み要因が発生した順序を認識できないことがある。最初の割り込みが発生してから、ソフトウェアが割込み要因レジスタを読み出すまでには、ある程度の時間がかかるので、その間に複数の要因ビットが設定される(即ち、「1」になる)からである。
例えば、図1(B)に示すように、時刻t1において、装置aが装置bに対してパケットを送信し、時刻t2において、バスリセットが発生し、時刻t3において、装置aが装置bに対してパケットを送信した場合を考える。この場合、時刻t2と時刻t3の間が時間が極めて短いと、ソフトウェアが時刻t2において発生した割込み要因を認識する前に、ビット0も「1」に設定されてしまう。このため、図1(A)に示すように、装置bの割込み要因レジスタでは、バスリセットに対応するビット3に加えて、受信完了に対応するビット0が「1」になるので、ソフトウェアは、これらの割込み要因の発生順序を認識できない。
したがって、データ転送中にバスリセットが発生すると、ソフトウェアは、データをどこまで転送したのかを認識できないことがある。
ここで、プリンタ等のデータ受信装置の制御ソフトウェアが、割込み要因レジスタを読み出したところ、「バスリセット発生」と「パケット受信完了」の2つの要因ビットがオンに設定されていた場合を考える。この場合、データ受信装置は、受信しているであろうパケットのデータ(一般に、受信用データFIFOに格納されている)を通常に処理するか、又は無効とみなして破棄するかを判断する。
しかしながら、この判断結果に基づいて、パーソナルコンピュータ等のデータ送信装置と、データ受信装置との間で、判断結果が一致しないことが起こりうる。その結果、データの重複もしくは欠落が引き起こされる。
従来、このようなデータの重複等による不都合が発生することを避けるために、データ送信装置は、データ転送を中止し、全てのパケットを最初から転送し直す。例えば、Windows(登録商標)が動作するパーソナルコンピュータとプリンタとが、USB又はi.Link(IEEE1394)により接続されている場合、データ送信装置は、上記の動作を行うことにより、データ重複等を回避する。
しかしながら、このような対応では、バスリセットが多く発生する環境(例えば、プラグアンドプレイバスでの環境)においては、全体としてのデータ転送効率が低下してしまう。
例えば、特許文献1〜特許文献3では、複数の割込み要因に関する手法が開示されている。
特許文献1においては、割込要因を保持している割込要因レジスタのみをリセットして後から発生した割込みを認識可能として、上位装置の負担を軽減する回路が開示されている。
特許文献2においては、同一の優先レベルに複数の割込み要因を割り当てても、複数の割込み要因の発生順序をCPUが認識できる割込み回路が開示されている。
特許文献3においては、割り込み禁止状態あるいは割り込み処理中に累積された複数の割り込みを割り込み発生順に処理しつつ、割り込み処理時間を短縮する手法が開示されている。
特開平8−44572号公報 特開平10−283196号公報 特開平8−212082号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、複数の割込み要因の発生順序を認識することができる割込み要因保持装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る割込み要因保持装置は、複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段と、前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる制御手段とを有する。
好適には、前記保持手段は、発生した割込み要因の数が、保持されうる割込み要因の数を超えたことをさらに保持する。
好適には、前記保持手段は、データ伝送に関する割込み要因を保持する。
好適には、前記保持手段は、プラグアンドプレイに従う伝送路において発生する割込み要因を保持する。
好適には、前記保持手段は、レジスタからなる。
好適には、前記保持手段は、データ構造からなる。
また、本発明に係るデータ転送装置は、割込み要因保持装置を有するデータ転送装置であって、前記割込み要因保持装置は、複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段と、前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる制御手段とを有する。
さらに、本発明に係る割込み要因保持方法は、複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段を有する割込み要因保持装置において、前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる。
本発明の割込み要因保持装置によれば、複数の割込み要因の発生順序を認識することができる。
図2は、本発明の実施形態に係るデータ転送装置を含むデータ転送システム1を示す図である。
図2に示すように、データ転送システム1は、ネットワーク14を介して接続された画像形成装置10並びに端末装置12を含む。端末装置12は、印刷ジョブ等の印刷データを生成して、画像形成装置10に対して送信する。画像形成装置10は、端末装置12から送信された印刷データを受け付けて、印刷データに応じた画像を用紙上に出力する。例えば、画像形成装置10は、バスリセット対応USBプリンタである。ネットワーク14は、USB又はIEEE1394に対応するものであってもよいし、TCP/IPによる通信を行うものであってもよい。
図3は、本発明の実施形態に係るデータ転送装置を含む画像形成装置10及び端末装置12のハードウェア構成を示す図である。
図3に例示するように、画像形成装置10等は、CPU18、メモリ20、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置22、ネットワーク14を介して外部のコンピュータなどとデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)24、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置26を有する。通信IF24は、本発明の実施形態に係る割込み要因保持装置を含み、データ転送装置を構成する。通信IF24は、例えば、i.Linkバス(IEEE1394バス)コントローラ、USBバスコントローラ等のプラグアンドプレイ・バス用のバス・コントローラである。画像形成装置10は、プリントエンジン等を含み、通信IF24又は図示しないスキャナを介して入力された画像を記録用紙上に印刷する印刷装置28をさらに有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
図4は、本発明の実施形態に係る割込み要因保持装置30を示す図である。
図4に示すように、割込み要因保持装置30は、複数の割込み要因レジスタ32−1〜32−n(nは、2以上の整数)と制御部34とを有する。割込み要因保持装置30は、図3に示される通信IF24に設けられている。なお、割込み要因レジスタ32−1,32−2,…,32−nなど複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示す場合には、単に割込み要因レジスタ32などと略記することがある。また、以降、割込み要因レジスタ32を要因レジスタ32と略記することがある。
要因レジスタ32は、ビット列を保持することにより複数の割込み要因を保持するレジスタからなる。ビット列は、例えばビット0〜ビット7の8ビットからなる。ここで、ビット0は、割込み要因が受信完了であることを保持し、ビット1は、割込み要因が送信完了であることを保持し、ビット3は、割込み要因がバスリセットであることを保持し、ビット7は、オーバーフローが発生したことを保持する。なお、ビット列におけるビット数、及び各ビットにおいて保持される割込み要因は、本例に限定されない。
割込み要因保持装置30において、要因レジスタ32−1〜32−nは、順序付けられており、割込み要因保持装置30は、最初に発生した割込み要因を要因レジスタ32−1に保持し、一番新しく発生した割込み要因を32−nに保持する。
制御部34は、要因レジスタ32−1〜32−nに、発生した割込み要因を順に保持させる。より具体的には、制御部34は、最初に発生した割込み要因が要因レジスタ32−1に保持され、一番新しく発生した割込み要因が32−nに保持されるように制御する。
このため、時刻t1、時刻t2、…、時刻tnにおいて割込み要因が発生した場合、時刻t1における割込み要因は要因レジスタ32−1に保持され、時刻t2における割込み要因は要因レジスタ32−2に保持され、時刻tnにおける割込み要因は、要因レジスタ32−nに保持される。即ち、割込み要因保持装置30は、FIFO(First-In First-Out)型の要因レジスタとして動作する。これにより、割込みハンドラ等のソフトウェアは、第1の要因レジスタ32−1を順に読み出すことにより、発生した複数の割込み要因を、当該複数の割込み要因が発生した順序で認識することができる。
また、要因レジスタ32は、パケット受信完了、パケット送信完了、バスリセットコンディション発生等、データ転送に関する割込み要因を保持する。さらに、要因レジスタ32が、プラグアンドプレイ・バス用のバスコントローラ等の通信IF24に設けられている場合、要因レジスタ32は、プラグアンドプレイに従う伝送路において発生する割込み要因を保持する。
次に、割込み要因保持装置30のオーバーフロービットを説明する。
図5は、割込み要因保持装置30のオーバーフロービットを説明する図であって、図5(A)は、端末装置12と画像形成装置10との間でなされるデータ転送のシーケンス図を示し、図5(B)は、オーバーフローが発生したことを保持する4段の割込み要因保持装置30を示す図である。
図5(A)に示すように、割込み要因保持装置30を有するデータ転送装置(端末装置12及び画像形成装置10)の間のデータ転送において、時刻t1において、端末装置12が画像形成装置10に対してパケットを送信し、時刻t2において、バスリセットが発生し、時刻t3及び時刻t4において、端末装置12が画像形成装置10に対してパケットをさらに送信し、時刻t5及び時刻t6において、バスリセットが再び発生した場合を考える。
この場合、図5(B)に示すように、第1の要因レジスタ32−1は、ビット0を「1」にして時刻t1の発生要因(受信完了)を保持し、第2の要因レジスタ32−2は、ビット3を「1」にして時刻t2の発生要因(バスリセット)を保持し、第3の要因レジスタ32−3は、ビット0を「1」にして時刻t3の発生要因(受信完了)を保持する。また、第4の要因レジスタ32−4は、ビット0を「1」にして時刻t4の発生要因(受信完了)をする。
ここで、割込みハンドラ等のソフトウェアが第1の要因レジスタ32−1を読み出す前に、時刻t5の割込み要因(バスリセット)が発生した場合、第4の要因レジスタ32−4は、ビット3を「1」にして時刻t5の発生要因を保持する。このように、第4の要因レジスタ32−4は、既に保持している割込み要因に加えて、新たに発生した割込み要因を保持する。即ち、第4の要因レジスタ32−4は、既に発生している割込み要因のビット列と、新たに発生した割込み要因のビット列とをオア演算する。
第4の割込み要因レジスタ32−4は、少なくとも2つの割込み要因を保持した場合、オーバーフロービット(本例では、ビット7)を「1」にする。このようにして、割込み要因レジスタ32は、発生した割込み要因の数が、保持されうる割込み要因の数(本例では4)を超えたことをさらに保持する。したがって、割込みハンドラ等のソフトウェアは、オーバーフロービットが「1」であるか否かを確認することにより、割込み要因の溢れが発生したか否かを認識することができる。
次に、このような割込み要因保持装置30から割込み要因を読み出すプログラムの動作について説明する。
図6は、割込みハンドラ等の読み出しプログラムによる要因レジスタ読み出し処理(S10)のフローチャートを示す図である。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、読み出しプログラムは、割込み要因保持装置30から割込み通知を受け付けたか否かを判定する。読み出しプログラムは、割込み通知を受け付けた場合にはS102の処理に進み、そうでない場合にはS100の処理に戻る。
ステップ102(S102)において、読み出しプログラムは、割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1を読み出す。ここで、割込み要因保持装置30は、第2の要因レジスタ32−2に保持されていた割込み要因が、第1の要因レジスタ32−1に保持されるように、制御部34により制御される。また、第3の要因レジスタ32−3以降に保持されていた割込み要因も、第2の要因レジスタ32−2以降に保持されるように制御される。
ステップ104(S104)において、読み出しプログラムは、読み出したビット列のうちオーバーフロービットがオンであるか否か(「1」であるか否か)を判定する。つまり、読み出しプログラムは、割込み要因の溢れが発生したか否かを判定する。読み出しプログラムは、オーバーフロービットがオンである場合にはS106の処理に進み、そうでない場合にはS108の処理に進む。
ステップ106(S106)において、読み出しプログラムは、所定の回復処理を行って処理を終了する。例えば、読み出しプログラムは、データ転送を中止し、当該データ転送に係る全てのデータを最初から送信及び受信する。
ステップ108(S108)において、読み出しプログラムは、読み出したビット列において、オンである要因ビットはいずれのビットであるかを判定する。即ち、読み出しプログラムは、発生した割込み要因を判定する。読み出しプログラムは、割込み要因がバスリセットである場合にはS110の処理に進み、割込み要因が送信完了である場合にはS114の処理に進み、割込み要因が受信完了である場合にはS120の処理に進む。また、読み出しプログラムは、オンである要因ビットがビット列に含まれない場合、処理を終了する。なお、割込み要因が、これらの要因でない場合(他の要因ビットがオンである場合)、読み出しプログラムは、当該発生した割込み要因に対応する処理を行う。
割込み要因がバスリセットである場合、ステップ110(S110)において、読み出しプログラムは、確立されている接続(セッション)を切断する。さらに、読み出しプログラムは、状態をアイドル状態に遷移させる。
ステップ112(S112)において、読み出しプログラムは、最終の送受信パケットに関する情報を、メモリ20、記憶装置22等に保存する。このようにして、読み出しプログラムは、セッションの再開及びデータ転送の継続処理に備える。その後、読み出しプログラムは、S102の処理に戻る。
割込み要因が送信完了である場合、ステップ114(S114)において、読み出しプログラムは、状態がアイドル状態であるか否かを判定する。読み出しプログラムは、状態がアイドル状態である場合にはS116の処理に進み、そうでない場合にはS118の処理に進む。
ステップ116(S116)において、読み出しプログラムは、当該送信完了を不正な送信完了とみなして、この割込みを無視する。
ステップ118(S118)において、読み出しプログラムは、パケット送信処理の後処理を行う。
その後、読み出しプログラムは、S102の処理に戻る。
割込み要因が受信完了である場合、ステップ120(S120)において、読み出しプログラムは、状態がアイドル状態であるか否かを判定する。読み出しプログラムは、状態がアイドル状態である場合にはS122の処理に進み、そうでない場合にはS124の処理に進む。
ステップ122(S122)において、読み出しプログラムは、当該受信を不正受信とみなして、パケットを破棄する。
ステップ124(S124)において、読み出しプログラムは、パケットを受信する。
その後、読み出しプログラムは、S102の処理に戻る。
このようにして、読み出しプログラムは、割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1においてオンである要因ビットがない状態になるまで、第1の要因レジスタ32−1の読み出しを繰り返す。この間、割込み要因保持装置30においては、発生した割込み要因が、FIFO方式で保持されているので、読み出しプログラムは、発生した複数の割込み要因を、発生した順序で認識することができる。
次に、データ転送システム1(図2)の全体動作を説明する。
図7は、端末装置12及び画像形成装置10の間でなされるパケットデータの送受信に関する全体動作(S20)を示すシーケンス図である。なお、本発明に係る割込み要因保持装置30は、通信IF24に含まれている。
図7に示すように、ステップ200(S200)において、端末装置12上で動作する送信プログラムは、第1のパケットの送信を通信IF24に対して要求する。
ステップ202(S202)において、端末装置12の通信IF24は、ネットワーク14を介して画像形成装置10に対して第1のパケットを送信し、画像形成装置10の通信IF24は、送信された第1のパケットを受信する。
パケット送信側である端末装置12では、ステップ204(S204)において、送信完了ビットがオンになる。ここで、送信完了ビットは、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1のビット1である。
パケット受信側である画像形成装置10では、ステップ206(S206)において、受信完了ビットがオンになる。ここで、受信完了ビットは、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1のビット0である。
端末装置12では、ステップ208(S208)において、通信IF24が、送信プログラムに対して割込み通知を出力する。送信プログラムは、当該割込み通知を受け付けると、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1を読み出して、パケット送信の後処理を行う(図6;S10)。
一方、画像形成装置10では、ステップ210(S210)において、通信IF24が、受信プログラムに対して割込み通知を出力する。受信プログラムは、当該割込み通知を受け付けると、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1を読み出して、パケット受信処理を行う(図6;S10)。
このようにして、第1のパケットの送受信処理が、正常に完了する。
その後、ステップ212(S212)において、バスリセットが発生する。
さらに、当該バスリセットが発生した直後、ステップ214(S214)において、端末装置12上で動作する送信プログラムは、第2のパケットの送信を通信IF24に対して要求する。
端末装置12では、ステップ216(S216)において、当該バスリセットにより、バスリセット発生ビットがオンになる。ここで、バスリセット発生ビットは、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1のビット3である。
画像形成装置10でも同様に、ステップ218(S218)において、バスリセット発生ビットがオンになる。
端末装置12では、ステップ220(S220)において、通信IF24が、送信プログラムに対して割込み通知を出力する。送信プログラムは、当該割込み通知を受け付けると、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1を読み出して、セッションの切断処理、アイドル状態への遷移処理等を行う(図6;S10)。
一方、画像形成装置10では、ステップ222(S222)において、通信IF24が、受信プログラムに対して割込み通知を出力する。
ステップ224(S224)において、端末装置12の通信IF24は、ネットワーク14を介して画像形成装置10に対して第2のパケットを送信し、画像形成装置10の通信IF24は、送信された第2のパケットを受信する。
パケット送信側である端末装置12では、ステップ226(S226)において、送信完了ビットがオンになる。
パケット受信側である画像形成装置10では、ステップ228(S228)において、受信完了ビットがオンになる。このとき、画像形成装置10の割込み要因保持装置30では、第1の要因レジスタ32−1が、割込み要因がバスリセット発生である旨を既に保持しているので、第2の要因レジスタ32−2が、発生した割込み要因は受信完了である旨を保持する。即ち、受信完了ビットは、第2の要因レジスタ32−2のビット0である。
端末装置12では、ステップ230(S230)において、通信IF24が、送信プログラムに対して割込み通知を出力する。送信プログラムは、当該割込み通知を受け付けると、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1を読み出す。ここで、送信プログラムは、状態がアイドル状態であるので、当該送信完了は不正な送信完了であるとみなして、当該割り込みを無視する(図6;S10)。
一方、画像形成装置10では、受信プログラムは、S222の処理における割込み通知に基づいて、通信IF24に含まれる割込み要因保持装置30の第1の要因レジスタ32−1を読み出す。ここで、第1の要因レジスタ32−1は、割込み要因がバスリセット発生である旨を保持しているので、受信プログラムは、セッションの切断処理、アイドル状態への遷移処理等を行う(図6;S10)。
さらに、割込み要因保持装置30では、制御部34が、FIFO方式に基づいて、第1の要因レジスタ32−1が、第2の要因レジスタ32−2に保持されていた割込み要因を保持するように制御する。受信プログラムは、第1の要因レジスタ32−1を再び読み出す。ここで、受信プログラムは、状態がアイドル状態であるので、当該受信は不正受信であるとみなして、第2のパケットを破棄する(図6;S10)。
したがって、送信側である端末装置12は、第2のパケットの送信処理が無効であることを認識している。また、受信側である画像形成装置10も同様に、第2のパケットの受信処理が無効であることを認識している。よって、送信側及び受信側の双方の認識が一致している。
これにより、送信側である端末装置12は、複数のパケットを送信するデータ転送を処理している間にバスリセットが発生した場合においても、最初のパケットから送信しなおす必要はなく、無効となったパケット(本例では、第2のパケット)からデータ転送を継続することが可能となる。
以上説明したように、本発明に係る割込み要因保持装置は、複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段と、前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる制御手段とを有する。これにより、ソフトウェアは、複数の割込み要因の発生順序を認識することができる。また、ソフトウェアは、データの重複や欠落を生じさせることなく、無効となったパケットからデータ転送を継続することが可能となるので、データを効率よく転送することができる。このため、ネットワークにかかる負荷が低減されることができる。
本発明に係る割込み要因保持装置は、プラグアンドプレイバスの制御用コントローラなどの通信IFに設けられた場合に特に有効である。例えば、通信IFが、i.Link(IEEE1394)に対応する場合、ユーザは、IEEE1394を使ってデジタルテレビから映像録画装置へ映像を録画している間に(即ち、データ転送中に)、同一のネットワークに、IEEE1394カメラやパーソナルコンピュータを接続して用いることができる。
また、ソフトウェアが、本発明に係る割込み要因保持装置に対応している場合、ソフトウェアにおいては、図6に示されるフローチャートのように、発生した割込み要因とこの割込み要因に対する処理との組は、複数、直列的に配置されることなく、水平的に配置されることができる。このため、ソフトウェアの設計・保守効率が向上されることができる。また、処理が直列的に配置される場合、ソフトウェア設計者は、それぞれの処理の優先順位を考慮して設計する必要があるが、処理が水平的に配置される場合、ソフトウェア設計者は、優先順位を考慮する必要がなくなる。したがって、ソフトウェア設計者は、ソフトウェアを効率よく設計・開発することができる。
次に、本発明の実施形態に係る割込み要因保持装置の変形例を説明する。
図8は、本発明の実施形態に係る割込み要因保持装置の変形例を示す図である。
図8に示すように、割込み要因保持装置は、メモリ20上に記憶されるデータ構造として実現される。より具体的には、メモリ20に、複数の割込み要因のいずれかを保持する複数の保持領域が確保され、その最初の保持領域(時刻t1に発生した割込み要因を保持する領域)が、割込み要因ポインタレジスタにより指定されている。また、複数の保持領域は、発生した割込み要因を順に保持させる制御(不図示)により、例えばFIFO方式で複数の割込み要因を保持するように制御される。したがって、割込みハンドラ等のソフトウェアは、割込み要因ポインタレジスタを参照し、第1の割込み要因保持領域を読み出すことにより、発生した複数の割込み要因を、当該複数の割込み要因が発生した順序で認識することができる。
割込み要因レジスタについて説明する図であって、図1(A)は、割込み要因レジスタの構成を示し、図1(B)は、この種の割込み要因レジスタを有する装置aと装置bとの間の動作を例示する。 本発明の実施形態に係るデータ転送装置を含むデータ転送システム1を示す図である。 本発明の実施形態に係るデータ転送装置を含む画像形成装置10及び端末装置12のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る割込み要因保持装置30を示す図である。 割込み要因保持装置30のオーバーフロービットを説明する図であって、図5(A)は、端末装置12と画像形成装置10との間でなされるデータ転送のシーケンス図を示し、図5(B)は、オーバーフローが発生したことを保持する4段の割込み要因保持装置30を示す図である。 割込みハンドラ等の読み出しプログラムによる要因レジスタ読み出し処理(S10)のフローチャートを示す図である。 端末装置12及び画像形成装置10の間でなされるパケットデータの送受信に関する全体動作(S20)を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る割込み要因保持装置の変形例を示す図である。
符号の説明
1 データ転送システム
10 画像形成装置
12 端末装置
14 ネットワーク
16 制御バス
18 CPU
20 メモリ
22 記憶装置
24 通信IF
30 割込み要因保持装置
32 割込み要因レジスタ
34 制御部

Claims (8)

  1. 複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段と、
    前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる制御手段と
    を有する割込み要因保持装置。
  2. 前記保持手段は、発生した割込み要因の数が、保持されうる割込み要因の数を超えたことをさらに保持する
    請求項1に記載の割込み要因保持装置。
  3. 前記保持手段は、データ伝送に関する割込み要因を保持する
    請求項1又は2に記載の割込み要因保持装置。
  4. 前記保持手段は、プラグアンドプレイに従う伝送路において発生する割込み要因を保持する
    請求項3に記載の割込み要因保持装置。
  5. 前記保持手段は、レジスタからなる
    請求項1乃至4のいずれかに記載の割込み要因保持装置。
  6. 前記保持手段は、データ構造からなる
    請求項1乃至4のいずれかに記載の割込み要因保持装置。
  7. 割込み要因保持装置を有するデータ転送装置であって、
    前記割込み要因保持装置は、
    複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段と、
    前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる制御手段と
    を有するデータ転送装置。
  8. 複数の割込み要因のいずれかを保持し、順序付けられてなる複数の保持領域を有する保持手段を有する割込み要因保持装置において、
    前記保持手段の複数の保持領域に、発生した割込み要因を順に保持させる
    割込み要因保持方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012081085A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 三菱電機株式会社 割込み要因管理装置及び割込み処理システム

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