JP2007309877A - 赤外線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外線を透過するゲルマニウム窓の必要を排した赤外線検出器を提供する。
【解決手段】赤外線検出器10は、シリコン基板1の一方の面に赤外線検出素子を備え、赤外線検出素子は、シリコン基板1の他方の面から入射し且つシリコン基板1を透過した赤外線7を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は赤外線検出器に関し、特に強誘電体の焦電性を利用した赤外線検出器に関する。
近年、自動車の夜間走行における安全性向上等を目指し、赤外光を検出できる安価なエリアセンサーに対する要望が高まっている。従来の赤外線検出器の一例を、図5を参照して説明する。
図5は、従来の赤外線検出器50の構造を模式的に示している。赤外線検出器50において、シリコン基板51上に、強誘電体の焦電性を利用した赤外線検出素子等を備える検出部52が設けられ、シリコン基板51は筐体53に納められている。筐体53は、ゲルマニウム窓54を有し、これが赤外線56の入射する赤外線入射領域となっている。
ゲルマニウム窓54は赤外領域における光透過率の高いゲルマニウムからなる。このため、外部から入射される赤外線56は、ゲルマニウム窓54を通過して検出部52に到達する。検出部52では、赤外線検出素子が、照射された赤外線に応じて信号を出力する。
尚、筐体53内部の空間54は真空状態にされている。このため、赤外線の照射によって温度が上昇した検出部52から熱が逃げにくくなっており、検出部52の赤外線に対する感度が向上している。
特開平10−132654号公報
しかしながら、従来の赤外線検出器50において必要とされるゲルマニウム窓54を構成するゲルマニウムは、高価な材料である。このことは、赤外線検出器を安価に提供することを困難にする原因となっており、その解決が課題であった。
このことに鑑みて、本発明は、ゲルマニウム窓が不要な赤外線検出器を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明に係る赤外線検出器は、シリコン基板の一方の面に赤外線検出素子を備え、赤外線検出素子は、シリコン基板の他方の面から入射し且つシリコン基板を透過した赤外線を検出する。
本発明の赤外線検出器によると、従来用いられていたゲルマニウム窓の機能をシリコン基板事態が果たすことにより、ゲルマニウム窓が不要になっている。このように、高価な材料であるため高コスト化の一因となっていたゲルマニウムの必要を排することにより、本発明の赤外線検出器は、より安価になっている。
尚、赤外線を入射させるための開口を有し且つシリコン基板を内部に搭載するための筐体を更に備え、シリコン基板は、他方の面によって開口を覆うように筐体に搭載されていることが好ましい。
このようにすると、従来であれば筐体の開口を覆っていたゲルマニウム窓を不要とする構造の一例が具体的に実現する。
また、赤外線検出素子とシリコン基板との間に、断熱構造を備えることが好ましい。これにより、赤外線検出素子から、赤外線検出素子に比べて熱容量の大きいシリコン基板へと熱が逃げるのを抑制することができる。このため、赤外線による赤外線検出素子の温度上昇効率が改善し、より感度の高い赤外線検出器とすることができる。
また、断熱構造は、真空にされた空隙であることが好ましい。このようにすると、断熱構造として絶縁膜等を備える構造に比べて高い断熱性を得ることができる。このため、より高い感度の赤外線検出器を得ることができる。
また、シリコン基板には不純物が導入されており、当該導入された不純物の濃度は、赤外線の波長に基づく所定の濃度以下であることが好ましい。
このようにすると、シリコン基板を透過する際の赤外線の吸収率を抑制することができる。これは、シリコン基板に対する赤外線の吸収は、不純物のドープされたシリコンにおけるエネルギー準位及び赤外線の波長に依存する現象であり、不純物濃度の規定によってエネルギー準位が制御可能であることによる。赤外線の吸収率が低いほど、シリコン基板を透過して赤外線検出素子に到達する赤外線が増えるため、赤外線検出器の感度向上のために有益である。
また、赤外線の波長が4μm以上であり、所定の濃度は1×1014cm3 以下であることが好ましい。
このように、不純物濃度が1×1014cm3 以下であるシリコン基板を用いると、波長4μm以上の赤外線について、シリコン基板による吸収を抑制することができる。ここで、25℃の物体は波長4μm以上のスペクトルをもって赤外線を放射する。このため、25℃程度の物体を撮像するための赤外線検出器において、シリコン基板が前記のような不純物の濃度を有するようにすると、撮像する物体が放射した赤外線を効率良く検出することができる。
また、他方の面に反射防止膜が形成されていることが好ましい。このようにすると、シリコン基板の他方の面において赤外線が反射されるのを抑制することができるため、シリコン基板を透過して赤外線検出素子に到達する赤外線の量を増加することができる。この結果、赤外線検出器の感度が向上する。
本発明の赤外線検出器によると、ゲルマニウム窓を用いることが不要になっているため、高価な材料であるゲルマニウムのコストを削減し、安価な赤外線検出器を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る赤外線検出器について、図面を参照しながら説明する。本実施形態において一例として説明する赤外線検出器は、25℃(約300K)程度の物体を撮像することを目的としたエリアセンサーである。25℃の物体から放射される赤外線スペクトルは、Plancの法則により計算することができ、およそ4μmの波長を下限としている。そのため、本実施形態の赤外線検出器は、波長4μm又はそれより長い波長の赤外線を検出可能であることを要する。
図1に、本実施形態の赤外線検出器10を模式的な断面図として示す。ここに示すように、シリコン基板1の一方の面に赤外線検出素子等を含む検出部2が形成されると共に、他方の面には赤外線反射防止膜5が形成され、このようなシリコン基板1が筐体3に取り付けられている。筐体3には、赤外線の入射する領域として開口6が設けられており、シリコン基板1はフェイスダウンの状態、つまり、検出部2に対して裏側にあたる赤外線反射防止膜5の側が開口6から外側に露出するように筐体3の内部に取り付けられている。
図5に示す従来の赤外線検出器の構造において、筐体が有する赤外線入射のための開口は、ゲルマニウム窓54によって覆われていた。これに対し、本実施形態の赤外線検出器10の場合、開口6は、検出部2を筐体3の内側に向けたシリコン基板1によって覆われる構造となっており、ゲルマニウム窓は用いていない。
このような構造の赤外線検出器10において、赤外線7は開口6から入射し、赤外線反射防止膜5及びシリコン基板1を透過して検出部2に照射される。この結果、検出部2において温度が上昇するため、焦電効果を利用して赤外線を検出することができる。
尚、筐体3内部のシリコン基板1との間の内部空間4は真空にされている。このようにして、赤外線が照射されて温度の上昇した検出部2から熱が逃げるのを真空の断熱作用によって抑制し、検出部2の温度低下を抑えている。
また、赤外線反射防止膜5は、シリコン基板1に赤外線が入射する際に反射されるのを抑制する機能を有する。このような反射の抑制により、検出部2に到達する赤外線量が増加するため、赤外線検出器10の感度が向上する。
以上のように、赤外線検出器10は、ゲルマニウム窓を必要としない構造となっている。ゲルマニウムは高価な材料であるから、これを使用する必要を排することにより、従来よりも低コストな赤外線検出器となっている。
ここで、赤外線検出器10において、シリコン基板1が有する不純物は、低濃度である方が好ましい。より詳しくは、1×1014cm-3以下であることが好ましい。この理由について、以下に説明する。
図2に、n型不純物濃度ND =1×1012〜1×1018cm-3の範囲及びp型不純物濃度NA =1×1012〜1×1018cm-3の範囲について、シリコンのフェルミ準位EF と真性フェルミ準位Ei との差EF −Ei の温度(K)に関係する挙動を計算した結果が示されている。また、伝導帯準位Ec及び価電子帯準位Evについて、それぞれ温度変化が示されている。
本発明の赤外線検出器10は、波長4μm以上の赤外線を撮像対象として検出できる必要がある。このためには、波長4μmの赤外線が検出部2に到達するように、シリコン基板1による赤外線の吸収を抑制しなければならない。
波長4μmの赤外線は0.31eVのエネルギーを有するため、例えばn型シリコンからなるシリコン基板1の場合、EF −Ei とEcとの差は0.31eV以上必要である。これが0.31eVに満たない場合、波長4μmの赤外線はシリコン基板1において吸収されることになる。波長が4μmよりも大きい場合エネルギーは0.31eVよりも小さくなるから、本実施形態の場合、波長4μmの赤外線について考えれば十分である。
同様に、p型シリコンかなるシリコン基板1を用いた場合、EF −Ei とEvの差が0.31eV以上であることが必要である。
ここで、赤外線検出器10の動作環境温度を0℃以上で且つ125℃以下とすると、図2から、前記の条件を満たす不純物濃度を読み取ることができる。つまり、0℃以上で且つ125℃以下の範囲において、EF −Ei とEcとの差が0.31eV以上であるn型不純物濃度ND の濃度、又は、EF −Ei とEvとの差が0.31eV以上であるp型不純物濃度NA の濃度を読み取ればよい。
図2には、Ec−0.31を示す基準線L1 及びEv+0.31を示す基準線L2 を示しており、p型及びn型のいずれの不純物の場合にも、前記の条件を満たすのは不純物濃度が1×1013cm-3以下の場合であることが分かる。
また、動作温度を拡大するためには不純物濃度を更に低くすればよいことも分かる。例えば、−20℃までの環境において動作させるためには不純物濃度は2×1013cm-3以下であれば良い。更に、−50℃まで動作温度を下げるのであれば、1×1013cm-3以下の不純物濃度とすれば良い。
また、ここでは波長4μmを基準に、それ以上の長さの波長を有する赤外線を検出する場合を説明したが、他の波長を基準とする場合にも、同様にして不純物濃度の範囲を求めることができる。つまり、それぞれの波長の赤外線が有するエネルギーを求め、その値を4μmの場合の0.31eVに置き換えて図2から読み取ればよい。これにより、波長4μm以上の赤外線を検出する場合に限らず、基板における不純物濃度を決定することができる。
また、赤外線検出器10において、シリコン基板1を赤外線が透過する際の吸収を抑制するため、シリコン基板1の厚さは薄い方が好ましい。これは、シリコン基板1による赤外線の吸収率をα、入射光強度をI0 、シリコン基板1の厚さをdとした場合、光の透過強度はI0 exp(−α・d)という式に従って低下するからである。
このことから、本実施形態の赤外線検出器10において、検出する赤外線の波長は下限が4μm程度であるから、シリコン基板1の厚さを7.5μmとしている。これは、後に説明するように検出部2を形成した後、シリコン基板1の裏面をグラインダーによって削る等の方法により薄膜化して実現している。
以上のように、不純物濃度を低くすると共に厚さを薄くしたシリコン基板1を用いて窓無しの構造を実現することにより、ゲルマニウムに比べて赤外線の吸収率の高いシリコンを透過させて赤外線を検知する本実施形態の赤外線検出器10においても、実用上十分な感度を得ることができる。
次に、赤外線検出器10の検出部2の詳細な構造について、図3を参照して説明する。図3には、検出部2に形成されているn型MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor - Feild Effect Transistor )25及び強誘電体キャパシタ26等を示している。
より詳しくは、まず、シリコン基板1中にボロンを注入することによってp型領域11が形成され、p型領域11は、二酸化シリコンを用いて形成されたシャロートレンチアイソレーション12によって素子分離されている。また、p型領域11上には、ソース領域及びドレイン領域となる2つのn型領域13がリンを注入することによって形成されている。
更に、2つのn型領域13に挟まれたp型領域11上に、例えば二酸化シリコンからなるゲート絶縁膜14が形成され、その上には例えばポリシリコンからなるゲート電極15が形成されている。また、ゲート電極15の側壁を覆うサイドウォール16が設けられている。
このように、検出部2において、ソース領域及びドレイン領域であるn型領域13、ゲート絶縁膜14及びゲート電極15を含むn型MOS−FET25が形成されている。
n型MOS−FET25を覆うように、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等を用いて二酸化シリコン膜である第1の層間絶縁膜17が堆積され、更にその上に、窒化シリコン膜19が形成されている。該窒化シリコン膜19は、後に形成する強誘電体膜21を高温焼結する際に、n型MOS−FET25を構成する材料が酸化されることを防ぐ機能を有する。
次に、窒化シリコン膜19上に、プラチナからなる下部電極20、強誘電体膜21及びプラチナからなる上部電極22が下からこの順に積層して形成され、強誘電体キャパシタ26が構成される。このような強誘電体キャパシタは、焦電効果により赤外線を検出する赤外線検出素子として機能する。
本実施形態においては、強誘電体膜21は、チタン酸バリウムのチタンの20%をスズによって置換した物質であるBaTi0.8 Sn0.2 3 (BTS)を用いて形成する。BTSは、例えば、各構成金属を含む有機金属材料をキシレン等の溶剤により溶解してスピン塗布し、大気中又は酸素中において800℃の加熱処理を行なうことによって焼結して形成することができる。
また、強誘電体キャパシタ26下方の領域において、窒化シリコン膜19直下の第1の層間絶縁膜17が一部除去された空隙18を設けている。この空隙18は、図1に示すシリコン基板1と筐体3との間の内部空間4と同様に、真空状態にされている。これによって、赤外線の照射により加熱された強誘電体キャパシタ26からシリコン基板1に向かって熱が逃げるのを抑制し、赤外線検出の感度を向上している。赤外線の検出については、後に更に説明する。
尚、空隙18を形成するには、まず、窒化シリコン膜19を形成する前にこの領域にポリシリコン膜を配置しておく。続いて、窒化シリコン膜19及び強誘電体キャパシタを形成した後に、該ポリシリコン膜上の構成材料(窒化シリコン膜19及び強誘電体キャパシタ26等)を貫通する貫通孔を開口し、該貫通孔からXeF2 等の腐食性ガスを用いるエッチングを行なってポリシリコン膜を除去する。
また、n型MOS−FET25及び強誘電体キャパシタ26の上には、第2の層間絶縁膜23が形成されている。更に、アルミニウムからなる配線24により、n型領域13及び上部電極22等に対する結線が行なわれている。
図1にも示したように、赤外線検出器10において、赤外線7は、シリコン基板1の検出部2とは反対側の面から入射してシリコン基板1を透過し、検出部2に備えられた強誘電体キャパシタ26等に照射される。
以上に説明したMOS−FET25及び強誘電体キャパシタ26を一組含むように、一つの画素が構成される。このような画素は、検出部2において二次元マトリクスにアレイ化され、エリアセンサーを構成する。
図4には、3行3列の二次元マトリクスに画素301が配列されたエリアセンサーの平面的な回路構成を示している。画素301は、図3のn型MOS−FET25に相当する選択トランジスタ310と、図3の強誘電体キャパシタ26に相当する強誘電体キャパシタ311とを備える。
強誘電体キャパシタ311は、一端が選択トランジスタ310のドレインに接続されると共に、他端は接地されている。
また、選択トランジスタ310は、ソースが信号線312に接続されると共に、ゲートが走査線313に接続されている。
また、信号線312は、一端がリファレンスキャパシタ321を介して電源線322に接続されていると共に、他端は増幅器323を介して外部出力端子324に接続されている。
画素アレイに対し、シリコン基板1を透過した赤外線が照射されると、図3に示す強誘電体キャパシタ26(図4における強誘電体キャパシタ311)及び窒化シリコン膜19が赤外線を吸収して加熱される。このため、強誘電体キャパシタ311において、焦電効果による電荷が発生する。
ここで、所定の走査線313に選択パルスを印加することにより、対応する選択された画素の選択トランジスタ310がオンになり、電荷の一部がリファレンスキャパシタ321に移動する。このとき、直列接続された状態となっている強誘電体キャパシタ311とリファレンスキャパシタ321との中点である信号線312には、焦電効果によって発生した電荷量に依存した電位が誘起される。このような信号線電位は、増幅器323によって増幅され、外部出力端子324を通じて外部に出力される。
このような動作を画素の行ごとに行なうことにより、二次元画像情報を得ることができる。
尚、本実施形態においては、シリコン基板上に焦電型の赤外線検出素子を設けた場合を一例として説明した。しかし、焦電型には限らず、他の方式及び構造の赤外線検出素子を用いることも可能である。例えば、pn接合を有するシリコンダイオード、化合物半導体又は強相関材料を用いた赤外線検出素子であっても良い。
本発明によると、高価な材料であるゲルマニウムの使用を不要としていることから、赤外線検出器のコストダウンに有用である。
図1は、本発明の一実施形態に係る赤外線検出器10の断面構成を模式的に説明する図である。 図2は、シリコンのフェルミ準位EF と真性フェルミ準位Ei の差EF −Ei と、温度との関係を示す図である。 図3は、赤外線検出器10の検出部2の構造を説明する図である。 図4は、赤外線検出器10が備える回路の構成を示す図である。 図5は、従来の赤外線検出器50の断面構成を説明する図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 検出部
3 筐体
4 内部空間
5 赤外線反射防止膜
10 赤外線検出器
11 p型領域
12 シャロートレンチアイソレーション
13 n型領域
14 ゲート絶縁膜
15 ゲート電極
16 サイドウォール
17 第1の層間絶縁膜
18 空隙
19 窒化シリコン膜
20 下部電極
21 強誘電体膜
22 上部電極
23 第2の層間絶縁膜
24 配線
25 n型MOS−FET
26 強誘電体キャパシタ
301 画素
310 選択トランジスタ
311 強誘電体キャパシタ
312 信号線
313 走査線
321 リファレンスキャパシタ
322 電源線
323 増幅器
324 外部出力端子

Claims (7)

  1. シリコン基板の一方の面に赤外線検出素子を備え、
    前記赤外線検出素子は、前記シリコン基板の他方の面から入射し且つ前記シリコン基板を透過した赤外線を検出することを特徴とする赤外線検出器。
  2. 前記赤外線を入射させるための開口を有し且つ前記シリコン基板を内部に搭載するための筐体を更に備え、
    前記シリコン基板は、前記他方の面によって前記開口を覆うように前記筐体に搭載されていることを特徴とする赤外線検出器。
  3. 請求項1又は2において、
    前記赤外線検出素子と前記シリコン基板との間に、断熱構造を備えることを特徴とする赤外線検出器。
  4. 請求項3において、
    前記断熱構造は、真空にされた空隙であることを特徴とする赤外線検出器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つにおいて、
    前記シリコン基板には不純物が導入されており、当該導入された不純物の濃度は、前記赤外線の波長に基づく所定の濃度以下であることを特徴とする赤外線検出器。
  6. 請求項5において、
    前記赤外線の波長が4μm以上であり、
    前記所定の濃度は1×1014cm3 以下であることを特徴とする赤外線検出器。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つにおいて、
    前記他方の面に反射防止膜が形成されていることを特徴とする赤外線検出器。
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