JP2007308238A - チェーンコンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】プレート板の凹状の凹部と凸状の凸部との間の隙間に所定の大きさ以上のチップ粉等が入り込んでしまう事態を防止する。
【解決手段】各プレート板Pは、連結方向の一方が断面が凹状の凹部Paとされ、連結方向の他方が断面が凸状の凸部Pbとされ、任意の一のプレート板Pとその前のプレート板Pとは、任意の一のプレート板Pの一方の凹部Paの中にその前のプレート板P1の他方の凸部Pbが回転し得る状態で配されるとともに、上記凹部Paと凸部Pbに互いに対応する突起部Mbとこの突起部Mbが嵌り込む溝が所定間隔をおいて各々形成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、搬送物を搬送する複数のプレート板と、プレート板の左右に取り付けられるサイドプレートと、このサイドプレートを介して上記プレート板を取り付ける左右の無端状のチェーンとを備えたチェーンコンベヤに関する。
左右の無端状のチェーン間に複数のプレート板が連続的に取り付けられたチェーンコンベヤは、駆動軸と従動軸の間に掛け渡されて搬送物をプレート板上で搬送する。例えば、旋盤や金属加工用工作機械等により切削された金属等のチップ(切り屑)を搬送するチェーンコンベヤにおいては、搬送物を搬送するプレート板は、ヒンジ構造により連結されている。すなわち、各プレート板は、連結方向の一方と他方にピンが通されるヒンジ構造とされている。
しかし、上記従来のヒンジ構造で連結状態を得るチェーンコンベヤにおいては、ヒンジ部分の加工精度が高く要請されるのみならず、互いの連結状態のヒンジ部分に隙間が生じるために、耐強度、特に連結強度が十分でない問題を有していた。また、連結ロッドの先端に穴を開けて割りピン止めやカシメ止めすると、その部分に応力が集中して弱くなったり、割りピン止めの場合、割りピンが腐食して折れたり、磨耗して抜け落ちるなど種々の問題も有していた。
このため、本願出願人は、図9に示すように、連結方向の一方が断面が凹状の凹部Paとされ、連結方向の他方が断面が凸状の凸部Pbとされ、搬送方向の先に位置する任意の一のプレート板P1(P)とその次のプレート板P2(P)とは、プレート板P1の凸部Pbがその次のプレート板P2の一方の凹部Paの中に回転し得る状態で配されているプレート板Pとしたチェーンコンベヤ1を既に開示している(特許第3683558号)。このチェーンコンベヤは、サイドプレートS1,S2を有するもので、サイドプレートS1,S2とチェーンTとは、チェーンTの鍔部TeにサイドプレートS1の鍔部Seを重ね合わせて、互いのボルト止め用の穴Ta,Saに連結ボルトBを通して連結させる。上記プレート板Pの左右両側にもボルト止め用の穴Baが形成され、上記連結ボルトBが通されて組み立てられる。
特許第3683558号
ところで、旋盤やフライス盤等の工作機械から切り屑(チップ粉)としては、比較的大きなものから微小なものまで多々生じる。上記チェーンコンベヤでは、上記凹状の凹部Paと凸状の凸部Pbとの間の隙間に、旋盤やフライス盤等の工作機械から切り屑が混入してしまう事態を防止することも目的とはしているが、上記凹状の凹部Paと凸状の凸部Pbとの間の隙間に上記微小な切り屑がまったく入り込まないということはない。ただ、一定以上の大きさの切り屑が入り込むと、上記凹状の凹部Paと凸状の凸部Pbとの摺接動作が円滑に行われなくなるおそれを有する。
また、チェーンコンベヤの搬送方向(図中矢印で示す)における先の位置の任意の一のサイドプレートS1とその次のサイドプレートS2が重ね合わせ部Sを有して配されているが、搬送方向における先の位置の任意の一のサイドプレートS1が外側、つまりチェーンT側に配され、その次のサイドプレートS2が内側、つまりプレート板P側に配されていることから、重ね合わせ部Sの隙間にプレート板P側で搬送されるチップ粉が入り込んでチェーンT側に排出され、サイドプレートS1がその本来の役割を果たしていないという問題を有していた。さらに、旋盤やフライス盤等の工作機械から切り屑をクーラント液とともに排出するチップ搬送コンベヤに適用したチェーンコンベヤにおいては、上記プレート板P上にクーラント液が滞留してしまい、そのまま傾斜部に沿って上昇してしまう問題も有していた。また、切り屑がクーラント液と混在してしまい、切り屑(チップ)のみを回収することもできなかった。なお、これらの点は、上記本願出願人が開示する上記特許のみならず、チェーンコンベヤ全般に言える問題である。
そこで本発明の目的は、プレート板の凹状の凹部と凸状の凸部との間の隙間に所定の大きさ以上のチップ粉等が入り込んでしまう事態を防止するチェーンコンベヤを提供することにある。
本発明のチェーンコンベヤは、複数のプレート板が互いに連結され、駆動軸と従動軸の間に掛け渡されて搬送物をプレート板上で搬送するチェーンコンベヤにおいて、各プレート板は、連結方向の一方が断面が凹状の凹部とされ、連結方向の他方が断面が凸状の凸部とされ、任意の一のプレート板とその前のプレート板とは、任意の一のプレート板の一方の凹部の中にその前のプレート板の他方の凸部が回転し得る状態で配されるとともに、上記凹部と凸部に互いに対応する突起部とこの突起部が嵌り込む溝が所定間隔をおいて各々形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、上記凹部と凸部に互いに対応する突起部とこの突起部が嵌り込む溝が所定間隔をおいて各々形成されていることにより、上記突起部や溝の幅よりも大きな切り屑(チップ粉)は上記凹部と凸部の隙間に入り込むことがなくなる。すなわち、上記突起部や溝がないとすると、上記突起部や溝の幅よりも大きな切り屑(チップ粉)は上記プレート板の凹状の凹部と凸状の凸部との間の隙間に沿うようにして入り込む可能性を有するが、本発明の構造により、上記突起部や溝の幅よりも大きな切り屑(チップ粉)が入り込もうとしても、上記突起部や溝の境界部で弾くようになり、それ以上内部に入り込んでしまう事態を防止する。
本発明としては、前記プレート板の凹部が連結方向の一方側端部を断面が円弧状として形成され、前記プレート板の凸部が連結方向の他方側端部を断面が円弧状として形成されていることが好ましい。
この発明によれば、前記プレート板の凹部が連結方向の一方側端部を断面が円弧状として形成され、プレート板の凸部が連結方向の他方側端部を断面が円弧状として形成されていることから、この重ね合わせ部の隙間に切り屑(チップ粉)が入り込み難い構造になり、これに上記発明の溝を形成することにより、より一層切り屑(チップ粉)が入り込むことを防止することができる。すなわち、プレート板の凹部と凸部とが、本発明の突起部や溝を適用するに好適な外観形状を有するものとなる。
本発明としては、前記溝の幅と突起部の幅とは、ほぼ同じ幅で形成されていることが好ましい。この発明によれば、切り屑の長さが異なるものが上記溝と突起部のいずれかの隙間に入り込む事態が防止される。
本発明としては、搬送物を搬送する複数のプレート板と、プレート板の左右に取り付けられるサイドプレートと、このサイドプレートを介して上記プレート板を取り付ける左右の無端状のチェーンと備え、チェーンコンベヤの搬送方向における先に位置する任意の一のサイドプレートとその次のサイドプレートとが重ね合わせられて取り付けられ、この重ね合わせ部は、搬送方向の先に位置する任意の一のサイドプレートがプレート板側に配され、その次のサイドプレートがチェーン側に配されていることが好ましい。
この発明によれば、搬送方向の先に位置する任意の一のサイドプレートがプレート板側に配され、その次のサイドプレートがチェーン側に配されている構造とすることにより、この重ね合わせ部の隙間にチップ粉等が入り込んでしまう事態を防止することが可能になる。
本発明のチェーンコンベヤによれば、上記プレート板の凹部と凸部に互いに対応する突起部とこの突起部が嵌り込む溝が所定間隔をおいて各々形成されていることにより、上記突起部や溝の幅よりも大きな切り屑(チップ粉)は上記凹部と凸部の隙間に入り込むことがなくなる。したがって、一定以上の大きさの切り屑が入り込むことによる、上記凹状の凹部と凸状の凸部との摺接動作が円滑に行われなくなるおそれを生じさせることがなくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に述べる。
本実施の形態は、図1ないし図4に示すように、旋盤やフライス盤等の工作機械から切り屑をクーラント液とともに排出するチップ搬送コンベヤに本発明のチェーンコンベヤを適用したもので、搬送物を搬送する複数のプレート板Pと、プレート板Pの左右に取り付けられるサイドプレートS1,S2と、このサイドプレートS1,S2を介して上記プレート板Pを取り付ける左右一対のチェーンT,Tとを備えている。この種コンベヤは、左右にチェーンが配されることからチェーンコンベヤと呼ばれている。
チェーンTは、一対のリンクプレートT1,T2間にローラTrが介在されたローラチェーンと呼ばれる市販のもので、一対のリンクプレートT1,T2(符号T1は外側のリンクプレートを示し、符号T2は内側、つまりプレート板P側のリンクプレートT2を示す。)のうちの内側のリンクプレートT2には連結用の鍔部Teがプレート板P側に断面L字状に突出して設けられている。連結用の鍔部Teは、プレート板Pの左右両端側と重ね合わせて連結ボルトBにより連結される。すなわち、連結用の鍔部Teには、ボルト止め用の穴Taと裏面側の螺合部Tbが設けられ、このボルト止め用の穴Taをプレート板Pの左右側に形成されたボルト止め用の穴Baと重ね合わせて、これらに連結ボルトBを通して連結される。一対のリンクプレートT1,T2間には、円滑なチェーンTの運動とスプロケット5の保護のためにローラTr(更にはブシュ)が介在され、一対のリンクプレートT1,T2とローラTrとはピンTpにより連結されている。このような構成のチェーンTは、無端状(エンドレス)に連結され、スプロケット5に掛けられる(図3)。
各プレート板Pは、鉄製や鋼鉄製又はプラスチック製の板材であり、そのプレート板Pの連結方向の一方端部が断面が円弧状(半円形に近い円弧状)の凹部Paが形成され、連結方向の他方に他方の円弧状(半円形に近い円弧状)の凸部Pbが形成されている。他方の凸部Pbは、上記円弧状の凹部(一方の凹部)Paよりも一回り小さく形成され、これら両者は重ね合わせられて、プレート板P1とプレート板P2とは連結方向に連結されている。また、これら凹部Paと凸部Pbの間が平坦部Pcとされ、この平坦部Pcには、ボルト止め用の穴Baが形成されている。なお、プラスチック製の板材とすることにより、軽い力で搬送でき、省エネルギー化を図ることが出来るとともに、突起部Mbと溝Maの形成も容易である。
断面が円弧状の凹部Paは、正半円の一部をなすように形成され、その先端(一方端部)は、搬送方向の先に位置するプレート板P(P1)の平坦部Pcとの間で開口(隙間)が形成されている。他方、円弧状(半円形に近い円弧状)の凸部Pbは、断面が円弧状の凹部Paよりも一回り小さく形成され、その先端(一方端部)は、搬送方向の先に位置するプレート板P(P1)の平坦部Pcとの間で開口(隙間)が形成されている。これら凹部Paと凸部Pbは、チェーンTのピンTpの位置に位置合わせされ(図3)、この位置が円弧形状の凹部Paと凸部Pbの中心Oになっている。なお、円弧状の凹部Paの先端側は鋭角上に形成することにより、円弧状の凹部Paに入り込んだ切り屑(チップ粉)の排出の容易化を図ることが出来る。
そして、上記プレート板Pの凹部Paと凸部Pbに溝Maと突起部Mbが所定間隔をおいて形成されている。この溝Maと突起部Mbは、突起部Mbが溝Maに対応して嵌り込む構造のものであり、上記プレート板Pの凹部Paと凸部Pbに溝Maと突起部Mbが交互に多数形成されており、また、上記プレート板Pの凹部Paと凹部Paに一方に突起部Mbが所定間隔をおいて形成され、他方に溝Maが所定間隔をおいて形成されているという見方もできるものである。溝Maと突起部Mbは、多少の隙間が形成されているものであり、溝Maと突起部Mbの間隔H1,H2は、上記凹状の凹部Paと凸状の凸部Pbとの間の隙間に所定の大きさの切り屑(チップ粉)が入り込む事態を防止するその大きさによって設計されることとなる。溝Maの幅H1と突起部Mbの幅H2とは同じ幅間隔で形成されていることが好ましい。図6(a)(b)は、本実施の形態の溝Maと突起部Mbが形成されたものであり、図7(a)(b)は溝Maと突起部Mbが形成されていないものであり、切り屑(チップ粉)の幅H5が溝Maの幅H1よりも少し大きなものであるとして説明すると、図6(a)(b)の本実施の形態では、上記突起部Mbや溝Maの幅H1,H2よりも大きな切り屑(チップ粉)Gが入り込もうとしても(その長さをH3とすると)、上記突起部Mbや溝Maの境界部で弾くようになるが(この境界部では切り屑(チップ粉)Gの長さがH3よりも短いものでも弾くようになる。)、上記突起部Mbや溝Maがないとすると(図7(a)(b))、上記突起部Mbや溝Maの幅H1,H2よりも大きな切り屑(チップ粉)Gは上記プレート板Pの凹状の凹部Paと凸状の凸部Pbとの間の隙間に沿うようにして入り込む可能性を有する。そして、溝Maの幅H1と突起部Mbの幅H2とは同じ幅間隔で形成されていることにより(溝Maの幅H1と突起部Mbの幅H2とは、これらの回転状態を保障するために多少の隙間が形成されているが、ほぼ同じ幅で形成されている。)、切り屑Gの長さが異なるものが上記溝Maと突起部Mbのいずれかの隙間に入り込む事態が防止される。なお、本願出願人が開示する特許文献1のような(図9参照)、プレート板P1の凸部Pbがその次のプレート板P2の一方の凹部Paの中に回転し得る状態のものにも上記溝Maと突起部Mbは形成可能であり、必ずしも円弧形状のものに限られない。
サイドプレートS1,S2は、切り屑(チップ)やクーラント液が横漏れ、つまりチェーンT側に排出することを防止するもので、チェーンTとプレート板Pとの間に配されている。サイドプレートS1,S2は、チェーンTのリンクプレートT1,T2よりも高く形成されるとともに、サイドプレートS1,S2の中央には段差部が形成され、この段差部を利用して、サイドプレートS1とサイドプレートS2が重ね合わされている。ここで、重ね合わせ部Sは、チェーンコンベヤの搬送方向における先に位置する任意の一のサイドプレートS1がプレート板P側(内側)に配され、その次のサイドプレートS2がチェーンT側(外側)に配されている。重ね合わせ部Sの隙間にチップ粉が入り込んでしまう事態を防止するためである。なお、重ね合わせられている中心にその片側に上記ピンTpの突出した先端を通し隙間が生じないようにするピン穴Sbが形成されている。さらに、サイドプレートS1,S2の下方側には、チェーンの連結用の鍔部Teが嵌合される嵌合溝8が形成されている。
本実施の形態のチェーンコンベヤを組み立てる場合は、図1に示すように、一対のリンクプレートT1,T2間にローラTrが介在されたチェ−ン(ローラチェーン)Tの組み立てとともに、チェ−ンTとサイドプレートS1,S2とを連結させる。すなわち、チェ−ンTとサイドプレートS1,S2との連結は、チェーンTの連結用の鍔部TeをサイドプレートS1,S2の嵌合溝8に嵌合させるだけであるので、従来のようにボルト止めする必要はない。
サイドプレートS1,S2とチェーンTを連結させた後は、その上方からプレート板Pを順次ボルト止めする。すなわち、チェーンTの鍔部Teにプレート板Pの左右側を重ね合わせて互いのボルト止め用の穴Ba,Taに連結ボルトBを通して連結させる。そして、連結ボルトBによる各プレート板Pの互いの連結の際、搬送方向の先に位置する任意の一のプレート板P1の凸部Pbが、その次のプレート板P2の凹部Paの中に納められる。
このように組み立てられたチェーンコンベヤは、駆動軸11aと従動軸11bの間に掛け渡される(図3)。駆動軸11aと従動軸11bには、スプロケット5が配されており、このスプロケットに無端状のチェーンTが掛け渡されて、例えば、図8に示すような旋盤や金属加工用工作機械等により切削されたチップを搬送するチップ搬送コンベヤ1となる。
上記チェーンコンベヤ1を使用して、実際に旋盤や金属加工用工作機械等により切削されたチップを搬送すると、切削されたチップは、クーラント液が混ざった状態で搬送され、図3に示すように、駆動軸11aや従動軸11bの位置でコーナー回転するとき(図3中の矢印参照)、そのコーナー回転に従って、先行する前のプレート板P1の凸部Pbがその回転方向に回転する。チェーンTのピンTpの位置と上記凹部Paの中心と凸部Pbの回転する中心が一致する上記中心出し構造となっているために、凸部Pbは凹部Paの中心位置で正確に回転する。プレート板P1の凸部Pbが回転すると、凸部Pbの先端が次の(コーナー回転の位置に至っていない)プレート板P2の凹部Paの中においてその開口Pdに向かうように回転することとなる。
そして、上記Pa凹部と凸部Pbに互いに対応する突起部Mbとこの突起部Mbが嵌り込む溝Maが所定間隔をおいて各々多数形成されていることにより、上記突起部Mbや溝Maの幅H1,H2よりも大きな切り屑(チップ粉)Gは上記凹部Paと凸部Pbの隙間に入り込むことがなくなる。なお、上記凹部Paと凸部Pbの隙間に入り込む程度の大きさの切り屑(チップ粉)は入り込んでも問題ないものである。また、本実施の形態では、搬送方向(図中矢印方向)の先に位置する任意の一のサイドプレートS1の重ね合わせ部Sがプレート板P側に配され、その次のサイドプレートS1の重ね合わせ部SがチェーンT側に配されていることから、この重ね合わせ部Sの隙間にチップ粉等が入り込んで、チェーンT側に抜けて排出されてしまう事態を防止する
ところで、本実施の形態は、図4に示すように、上記プレート板Pに金網12が設けられている。この金網12が設けられたプレート板Pは、旋盤やフライス盤等の工作機械から排出される切り屑(チップ)をクーラント液と分離しながら搬送するためのもので、各プレート板Pに通過孔17aが形成され、この通過孔17aの上に上記金網12が配され、金網12の上にカバー部材13が重ね合わされる。通過孔17aは、各プレート板Pに4つ長穴状に形状され、この4つの通過孔17aの上方に1つの金網12が配されている。カバー部材13は、金網12をプレート板Pに固定させるためのもので、ボルト止め用の穴B11によりボルトを通して固定される。また、カバー部材13には、上記通過孔17aと同一寸法の通過孔18が対応するように4つ形成されている。
したがって、上記チップ搬送コンベヤを使用して、実際に旋盤や金属加工用工作機械等により切削された切り屑を搬送すると、切削されたチップは、クーラント液が混ざった状態で斜め上方に搬送されるが(図8)、上記金網12により切り屑が捕捉される一方、クーラント液が通過して、切り屑のみが上記金網12に捕捉された状態でコンベヤの上方端から排出させることができる。
本発明の第1の実施の形態のチェーンコンベヤを示す分解斜視図である。 上記第1の実施の形態のチェーンとサイドプレートを示す平面図である。 上記第1の実施の形態のコーナー部での回転状態を説明する側面図である。 上記実施の形態のプレート板を示す分解斜視図である。 上記実施の形態のプレート板の裏面側を示す斜視図である。 上記実施の形態のプレート板の連結状態を示す図であり、(a)はその背面図であり、(b)は(a)のX―X線断面図である。 プレート板に溝Maや突起部Mbがないものの比較例であり、(a)はその背面図であり、(b)は(a)のY―Y線断面図である。 金属チップやスクラップ搬送用のチェーンコンベヤを示す斜視図である。 従来のチェーンコンベヤの分解斜視図である。
符号の説明
1 チェーンコンベヤ(チップ搬送コンベヤ)、
O 円弧状の凹部の中心位置と円弧状の凸部の中心位置、
B 連結ボルト(ボルト)、
H1 溝の幅、
H2 突起部の幅、
H3 切り屑(チップ粉)の長さ、
G 切り屑(チップ粉)、
Ma 溝、
Mb 突起部
P,P1,P2 プレート板、
P1 搬送方向の先に位置する任意の一のプレート板、
P2 その次のプレート板、
Pa 凹部、Pb 凸部、Pc 平坦部、
S1,S2 サイドプレート、
S1 搬送方向の先に位置する任意の一のサイドプレート、
S2 その次のサイドプレート、
S サイドプレートとサイドプレートの重ね合わせ部

Claims (4)

  1. 複数のプレート板が互いに連結され、駆動軸と従動軸の間に掛け渡されて搬送物をプレート板上で搬送するチェーンコンベヤにおいて、各プレート板は、連結方向の一方が断面が凹状の凹部とされ、連結方向の他方が断面が凸状の凸部とされ、任意の一のプレート板とその前のプレート板とは、任意の一のプレート板の一方の凹部の中にその前のプレート板の他方の凸部が回転し得る状態で配されるとともに、上記凹部と凸部に互いに対応する突起部とこの突起部が嵌り込む溝が所定間隔をおいて各々形成されていることを特徴とするチェーンコンベヤ。
  2. 前記プレート板の凹部が連結方向の一方側端部を断面が円弧状として形成され、前記プレート板の凸部が連結方向の他方側端部を断面が円弧状として形成されていることを特徴とする請求項1記載のチェーンコンベヤ。
  3. 前記溝の幅と突起部の幅とは、ほぼ同じ幅で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のチェーンコンベヤ。
  4. 搬送物を搬送する複数のプレート板と、プレート板の左右に取り付けられるサイドプレートと、このサイドプレートを介して上記プレート板を取り付ける左右の無端状のチェーンとを備え、チェーンコンベヤの搬送方向における先に位置する任意の一のサイドプレートとその次のサイドプレートとが重ね合わせられて取り付けられ、この重ね合わせ部は、搬送方向の先に位置する任意の一のサイドプレートがプレート板側に配され、その次のサイドプレートがチェーン側に配されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のチェーンコンベヤ。
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